JP2023087520A - 商品収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安全に商品ラックを前傾姿勢にすることができるとともに、部品破損を防止すること。【解決手段】左右一対のガイドレール62に被ガイドローラ41が案内されて前後方向にスライド可能な商品ラック30を備え、商品ラック30は、ガイドレール62の後端部にて略水平姿勢となってスライドするとともに、ガイドレール62の前端部にて前下がり姿勢となってスライドし、ガイドレール62の前端部に設けられた収納凹部63に被ガイドローラ41が収納された場合に前傾姿勢となって補充位置に配置され、ガイドレール62は、収納凹部63の後方側に設けられ、前下がり姿勢で前方にスライドする商品ラック30が前下がり姿勢のまま前方にスライドすることを規制し、商品ラック30が略水平姿勢となる場合に被ガイドローラ41が前方に向けて通過することを許容する規制部64を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、商品収納装置に関し、より詳細には、商品の販売を行う自動販売機等の商品収納装置の改良に関するものである。
従来、商品の販売を行う自動販売機には、本体キャビネットの断熱構造の商品収納庫に上下方向に沿って複数段の商品ラックが設けられ、商品ラックに収納された商品をトレイに繰り出した後、トレイによって搬送して所定の商品取出領域に払い出すようにしたものが知られている。商品取出領域は、商品取出口を介して商品収納庫の外部に連通された空間であり、利用者が商品取出口から手を差し入れれば、購入した商品の取り出しが可能である。
このような自動販売機における商品ラックは、複数の商品コラムが左右に並設されて構成されている。各商品コラムは、前後方向に沿って螺旋状に構成されたスパイラルを備えて構成されている。このスパイラルは、伝達機構を介して駆動源であるモータより駆動力が伝達された場合に中心軸回りに回転するものである。
そのような商品コラムにおいては、常態ではスパイラルの各ピッチ間に商品を拘束しており、スパイラルが回転する場合には、各ピッチ間に拘束された商品を漸次前方に向けて搬送して最前の商品を外部へと払い出すようにしている。
ところで、上記自動販売機においては、商品補充の容易化の要請により、各商品ラックが本体キャビネットに対して前後方向に沿ってスライド可能である。特に商品収納庫の上方に設置された商品ラックは、最も前方にスライドした場合に、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜した前傾姿勢になるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-355047号公報
ところで、上記自動販売機では、一部の商品ラックが最も前方にスライドした場合に前傾姿勢になるようにしていたので、次のような問題があった。
すなわち、商品ラックを前方にスライドさせて該商品ラックが急激に前傾姿勢になると、商品ラック自体が重量物であるので、商品補充作業を行おうとする作業者に対して必要以上に注意を求め、しかも急激に前傾姿勢になることにより部品に過大な負荷がかかり部品破損を招来する虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、より安全に商品ラックを前傾姿勢にすることができるとともに、部品破損を防止することができる商品収納装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る商品収納装置は、装置本体の内部に前後方向に沿って延在し、かつ互いに対向する上側平坦延在部と下側平坦延在部とを有する左右一対のガイドレールと、前記ガイドレールの前記上側平坦延在部と前記下側平坦延在部との相互間に被ガイド部が案内されることにより、前記装置本体に対して前後方向に沿ってスライド可能に設けられた商品ラックとを備え、前記商品ラックに商品が収納された商品収納装置であって、前記商品ラックは、前記被ガイド部が前記ガイドレールの後端部にて前記下側平坦延在部に接することにより略水平姿勢となってスライドするとともに、前記ガイドレールの前端部にて前記上側平坦延在部に接することにより前下がり姿勢となってスライドし、かつ前記ガイドレールの前端部に設けられた収納凹部に前記被ガイド部が収納された場合に、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜した前傾姿勢となって最も前方にスライドした位置に配置されるものであり、前記ガイドレールは、前記収納凹部の後方側に設けられ、前記前下がり姿勢で前方にスライドする前記商品ラックの被ガイド部に当接して該商品ラックが前記前下がり姿勢のまま前方にスライドすることを規制し、かつ該商品ラックが略水平姿勢となる場合に前記被ガイド部が前方に向けて通過することを許容する規制部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記規制部は、前記ガイドレールの上側平坦延在部に設けられた窪部であり、前記被ガイド部の一部を進入させて前縁部分が該被ガイド部に当接することを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記窪部は、前記ガイドレールの上側平坦延在部に形成された切欠部分に対して、前記収納凹部を構成する板金部材の一部を上方に屈曲させた傾斜延在部分を挿通させることにより構成され、前記前縁部分は、前記屈曲させた部位により構成されたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記被ガイド部は、自身の中心軸回りに回転可能に設けられた被ガイドローラであることを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記商品ラックは、商品を前後方向に沿って収容する商品コラムが左右に並設されて構成されたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記商品コラムは、前後方向に沿って螺旋状に構成され、中心軸回りに回転することにより各ピッチ間に拘束された商品を前方に向けて搬送しつつ最前の商品を外部へと払い出すスパイラルを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、商品ラックは、被ガイド部がガイドレールの後端部にて下側平坦延在部に接することにより略水平姿勢となってスライドするとともに、ガイドレールの前端部にて上側平坦延在部に接することにより前下がり姿勢となってスライドし、かつガイドレールの前端部に設けられた収納凹部に被ガイド部が収納された場合に、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜した前傾姿勢となって最も前方にスライドした位置に配置されるものであり、ガイドレールの収納凹部の後方側に設けられた規制部が、前下がり姿勢で前方にスライドする商品ラックの被ガイド部に当接して該商品ラックが前下がり姿勢のまま前方にスライドすることを規制し、かつ該商品ラックが略水平姿勢となる場合に被ガイド部が前方に向けて通過することを許容するので、作業者に対して意図的に商品ラックを略水平姿勢に把持させるように促すことができ、前方に向けてスライドする商品ラックが急激に前傾姿勢になることを抑制することができる。従って、より安全に商品ラックを前傾姿勢にすることができるとともに、部品破損を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置を示す正面図である。 図2は、本発明の実施の形態である商品収納装置の内部構造を模式的に示す断面側面図である。 図3は、図2に示した商品ラック及びその周辺構造を示す斜視図である。 図4は、図2に示した商品ラック及びその周辺構造を示す分解斜視図である。 図5は、図2に示した商品ラック及びその周辺構造を示す分解斜視図である。 図6は、図4及び図5に示したラック支持部材に設けられたラックガイド部材の構成を示す斜視図である。 図7は、図4及び図5に示した商品ラックが収納位置に配置された状態を示す斜視図である。 図8は、図7に示した場合のガイドローラの位置を示す説明図である。 図9は、図7に示した商品ラックが前下がり姿勢での前方へのスライドが規制された状態をを示す斜視図である。 図10は、図9に示した場合のガイドローラの位置を示す説明図である。 図11は、図9に示した商品ラックを前下がり姿勢から略水平姿勢に姿勢変更させた状態をを示す斜視図である。 図12は、図11に示した場合のガイドローラの位置を示す説明図である。 図13は、図11に示した商品ラックを補充位置に配置させた状態をを示す斜視図である。 図14は、図13に示した場合のガイドローラの位置を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品収納装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である商品収納装置を示すものであり、図1は正面図であり、図2は内部構造を模式的に示す断面側面図である。ここで例示する商品収納装置1は、商品の販売を行う自動販売機であり、装置本体である本体キャビネット10と、前面扉20とを備えて構成されている。
本体キャビネット10は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aを有した直方状の筐体である。前面扉20は、平板状を成すもので、本体キャビネット10の前面開口10aを開閉する態様で該本体キャビネット10の一側部に揺動可能に保持されている。図には明示していないが、本体キャビネット10及び前面扉20は、それぞれ断熱機能を有しており、本体キャビネット10の前面開口10aを前面扉20によって閉塞した場合に、本体キャビネット10の内部に断熱空間となる商品収納庫11を構成する。
本体キャビネット10の商品収納庫11には、上下方向に沿って複数段の商品ラック30が設けられている。商品ラック30は、前後方向に沿って複数の商品を収納する商品コラム30aを左右に複数並設することによって構成されたもので、各商品ラック30の前端が同一の鉛直面(以下、「払出面」という)に位置する状態で商品収納庫11に配設されている。かかる商品ラック30については後述する。
上記商品収納庫11には、蒸発器12aが設けられている。蒸発器12aは、商品収納庫11の下方域に画成された機械室14に配設された圧縮機12bや凝縮器12c、膨張機構12dと冷媒を循環させる冷媒回路を構成しており、自身の図示せぬ冷媒通路を通過する冷媒と、自身の周囲を通過する商品収納庫11の内部の空気とを熱交換させて該空気を冷却するものである。
蒸発器12aの周囲で冷却された空気は、庫内送風ファンF1が駆動することにより、商品収納庫11の背面に設置された背面パネル13の吸込口13aより通風路13bに吸い込まれ、この通風路13bを通過した後に各吹出口13cから吹き出されることにより、各商品ラック30に収納された商品を冷却することになる。
図1に示すように、前面扉20には、窓部21及び商品取出口22が設けられている。窓部21は、複層ガラス等の透明、かつ断熱性を有した面材21aが配設されることによって構成されたもので、本体キャビネット10の前面開口10aが前面扉20によって閉塞された場合にも、すべての商品ラック30の商品コラム30aにおいて最前列に収納された商品を外部から視認させることが可能である。
商品取出口22は、利用者が購入商品を受け取るための開口であり、前面扉20において窓部21よりも下方となる位置に形成されている。図2からも明らかなように、商品取出口22の開口上縁22aは、最下段に配設された商品ラック30よりもさらに下方に位置するように設定されている。この商品取出口22は、前面扉20に設けられた商品取出扉23によって常時閉塞された状態にあり、商品取出扉23を内側に向けて押し回すことで開放することができる。商品取出扉23は、左右方向に沿った開閉軸23aにより、上端部を介して前面扉20に支持されたものである。図には明示していないが、前面扉20において商品取出口22の周囲に位置する部分には、商品取出口22を通じて商品収納庫11の内部雰囲気と外気とが流通するのを防止するガスケットが商品取出扉23と対向する部分の全周に配設されている。
また前面扉20には、窓部21の側方となる部位に、商品選択部24、硬貨投入口25、紙幣挿入口26、カードリーダ27、硬貨返却口28等が設けられている。
商品選択部24は、押釦テンキーや表示器等を有しており、利用者が商品を選択するためのものである。硬貨投入口25は、硬貨を投入する開口である。紙幣挿入口26は、紙幣を挿入するための開口である。
カードリーダ27は、いわゆる電子マネーと称される金額情報が格納された記録媒体が所定の通信可能領域に保持される場合に、該記録媒体との間で金銭に関するデータの送受信を行うものである。硬貨返却口28は、投入された硬貨の返却、あるいは釣銭等を返却するための開口である。
図2に示したように、商品収納庫11の前端部には、商品取出領域11A及び搬送領域11Bが確保されている。商品取出領域11Aは、利用者の購入した商品が最終的に搬送される空間であり、前面扉20が前面開口10aを閉塞した状態にある場合に商品取出口22の上縁以下となる部位に構成されている。
搬送領域11Bは、商品ラック30の各商品コラム30aから繰り出された商品を商品取出領域11Aに搬送するための空間であり、商品取出領域11Aの上方に連続するように設けられている。搬送領域11Bの前後寸法及び左右寸法は、いずれも商品取出領域11Aと略同等となるように構成されている。
上記商品収納庫11の前端部に確保した商品取出領域11A及び搬送領域11Bには、その両側に左右一対となる態様で搬送レール15が配設されており、これら搬送レール15の間を搬送トレイ16が図示せぬ搬送機構により上下方向に沿って移動可能に設けられている。
搬送トレイ16は、一対の側板16aの間に中央板16bが配設されることによって構成されたもので、中央板16bの左右方向に沿った寸法が商品ラック30の全幅と略同じに設定されている。この搬送トレイ16は、左右方向の延在長さが前後方向の延在長さよりも十分に大きく、左右方向が長手方向となる長尺状部材である。
図3~図5は、それぞれ図2に示した商品ラック30及びその周辺構造を示すものであり、図3は斜視図、図4及び図5は分解斜視図である。尚、図3~図5においては、1つの商品ラック30のみを示しており、以下においても1つの商品ラック30について説明する。
ここで例示する商品ラック30は、左右一対のラック支持部材50に架設されている。ラック支持部材50は、前後方向が長手方向となる長尺状部材である。これらラック支持部材50は、商品収納庫11の後方側であって背面パネル13の両側域に立設された支柱17に後端部分が係止されて支持されることにより、互いの内面が対向する態様で設けられている。尚、以下においては、便宜上、左右一対のラック支持部材50において互いに近接した方向を内側と称し、互いに離反した方向を外側と称して説明する。
商品ラック30は、板金より成るラックベース31の上面に複数(図示の例では3つ)の商品コラム30aが左右に並ぶ態様で並設されている。
ラックベース31は、ベース基部311と、ベース側壁部312と、ベース後壁部313とを有している。ベース基部311は、上面に商品コラム30aが設けられる矩形状部分である。ベース側壁部312は、ベース基部311の左右の両側部に設けられ、かつラックベース31の左右の両側部分が上方に屈曲されることにより構成されている。ベース後壁部313は、ベース基部311の後端部分より上方に向けて延在するとともに、ベース側壁部312同士を連結する態様で設けられている。そして、ベース基部311及びベース後壁部313に複数の仕切板32が係止されることで、複数の商品コラム30aが並設されている。
商品ラック30に設定された商品コラム30aは、個別に動作し、収納した商品を順次前方に繰り出すことにより最前列に位置する商品を、払出面を介して下方に落下させることが可能である。本実施の形態では、商品コラム30aはスパイラル33を備えている。スパイラル33は、前後方向に沿って螺旋状に構成され、中心軸回りに回転することにより各ピッチ間に拘束された商品を順次前方に繰り出すように構成されている。尚、商品コラム30aとしては、必ずしもスパイラル33の回転によって商品を繰り出すものに限らず、例えば、搬送コンベアの駆動によって商品を前方に繰り出すように構成されたものを適用することも可能である。
上記ベース側壁部312の外側面には、例えば板金等から構成された被ガイド部材40が設けられている。被ガイド部材40は、前後方向が長手方向となる長尺状部材であり、ベース側壁部312の外側面の前後方向の略全域に設けられている。この被ガイド部材40は、被ガイドローラ41、被ガイド水平延在部42、前方ストッパ部43及び後方ストッパ部44を備えている。
被ガイドローラ41は、被ガイド部材40の後端部に外側に突出する態様で設けられている。この被ガイドローラ41は、自身の中心軸回りに回転可能となる態様で被ガイド部材40に設けられている。
被ガイド水平延在部42は、被ガイド部材40における被ガイドローラ41よりも前方側となる領域の上端部分を外側に屈曲させることにより構成されている。この被ガイド水平延在部42は、被ガイドローラ41よりも下方側に形成されている。
前方ストッパ部43は、被ガイド部材40の前端部分を外側に屈曲させることにより構成されている。この前方ストッパ部43は、被ガイド水平延在部42の前端部分の下方側に形成されている。
後方ストッパ部44は、被ガイドローラ41と被ガイド水平延在部42との間において、被ガイド部材40の一部を切り欠くことにより形成された舌片状部分を外側に屈曲させることにより構成されている。この後方ストッパ部44は、水平方向に延在するもので、被ガイド水平延在部42よりも下方側に形成されている。
上記ラック支持部材50の内側面には、図6にも示すように、例えば板金等から構成されたラックガイド部材60が設けられている。ラックガイド部材60は、前後方向が長手方向となる長尺状部材であり、ラック支持部材50の内側面の前後方向の略全域に設けられている。このラックガイド部材60は、ガイドローラ61及びガイドレール62を備えている。
ガイドローラ61は、ラックガイド部材60の前端部に内側に突出する態様で設けられている。このガイドローラ61は、自身の中心軸回りに回転可能となる態様でラックガイド部材60に設けられている。
ガイドレール62は、ラックガイド部材60におけるガイドローラ61よりも後方側となる領域に構成されている。このガイドレール62は、上側平坦延在部621と下側平坦延在部622とを有している。上側平坦延在部621は、ラックガイド部材60における一部の上端部分を内側に屈曲させることにより形成されており、前後方向が長手方向となる水平延在部分である。下側平坦延在部622は、ラックガイド部材60における一部の下端部分を内側に屈曲させることにより形成されており、前後方向が長手方向となる水平延在部分である。
これら上側平坦延在部621と下側平坦延在部622とは、互いに対向しており、相互間の距離が被ガイドローラ41の外径よりも大きくなるように形成されている。また上側平坦延在部621は、ガイドローラ61よりも上方に形成されており、下側平坦延在部622は、ガイドローラ61の中心軸よりも僅かに下方に形成されている。これによりガイドレール62は、本体キャビネット10の内部に前後方向に沿って延在し、かつ互いに対向する上側平坦延在部621と下側平坦延在部622とを有する左右一対のものである。
そのようなガイドレール62には、収納凹部63及び規制部64が設けられている。収納凹部63は、ガイドレール62を構成する上側平坦延在部621の前端部分に連続する態様で上記ラックガイド部材60とは異なる他の板金部材60Aにより構成されている。
この収納凹部63は、前後方向に沿って延在する収納底部631と、収納底部631の前端部分より下方に向けて延在する前方下延部632と、収納底部631の後端部分より下方に向けて延在する後方下延部633とにより形成されており、後方下延部633が上側平坦延在部621の前端部分に接している。
そのような収納凹部63においては、前方下延部632と後方下延部633とが互いに対向している。また収納底部631の延在寸法(前後寸法)と、前方下延部632及び後方下延部633の延在寸法(上下寸法)とは、被ガイドローラ41の外径よりも僅かに大きいものであり、被ガイドローラ41が進入することを許容するものである。
規制部64は、収納凹部63の後方側となる上側平坦延在部621の切欠部分621aに形成されている。この規制部64は、収納凹部63を構成する板金部材60Aの後方下延部633の延在端部より後方に向けて延在する後延部641の一部を上方に屈曲させ、後方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する傾斜延在部分641aが切欠部分621aを下方から上方に挿通することにより形成された窪部である。そして、板金部材60Aの上方への屈曲させた部位が窪部の前縁部分64aを構成している。
上記商品ラック30は、被ガイドローラ41が対応するガイドレール62の上側平坦延在部621と下側平坦延在部622との相互間に収容されるとともに、被ガイド水平延在部42が対応するガイドローラ61に載置されることにより、上述したように左右一対のラック支持部材50に架設されている。
そして、前面扉20が前方に向けて揺動して本体キャビネット10の前面開口10aが開放された場合に、ガイドローラ61及び被ガイドローラ41を回転させることにより、商品ラック30は、本体キャビネット10に対して前後方向にスライド可能である。
また商品ラック30は、前方ストッパ部43がガイドローラ61に当接することによりそれ以上後方にスライドすることが規制されて最後方の収納位置に配置される。その一方、詳細は後述するが、被ガイドローラ41が収納凹部63に収納された場合に、商品ラック30は、最前方の補充位置に配置される。尚、被ガイドローラ41が収納凹部63に収納される位置までスライドした場合には、商品ラック30は、後方ストッパ部44がラック支持部材50の内側面より内側に突出する態様で形成された突出部51に当接することによりそれ以上前方へスライドすることが規制されている。つまり商品ラック30は、最後方位置である収納位置と最前方位置である補充位置との間で、本体キャビネット10に対して前後方向に沿ってスライド可能である。
以上のような構成を有する商品収納装置1においては、図7に示すように、商品ラック30が収納位置に配置された状態にて、商品ラック30に収納された商品が必要に応じて前方に繰り出されて払い出されることにより商品の販売が行われる。このように商品ラック30が収納位置に配置される場合には、図8に示すように、被ガイドローラ41がガイドレール62の後端部にて下側平坦延在部622に載置されている。
その後、商品ラック30に対して商品の補充が必要となる場合、補充作業者が本体キャビネット10の前面開口10aを開放させて商品ラック30を前方に向けてスライドさせる。
これにより商品ラック30は、被ガイドローラ41がガイドレール62の後端部にて下側平坦延在部622を転動することにより収納位置に配置されたときと同じ略水平姿勢となって前方に向けてスライドする。その後に被ガイドローラ41がガイドレール62の前端部に達すると、商品ラック30は、商品ラック30自身の自重により被ガイドローラ41がガイドレール62の前端部にて上側平坦延在部621を転動することにより、前下がり姿勢となって前方にスライドする。
上述したようにガイドレール62には規制部64が形成されているので、前下がり姿勢で前方に向けてスライドする商品ラック30は、図9及び図10に示すように、被ガイドローラ41の一部が規制部64に進入してその前縁部分64aに当接することにより、前下がり姿勢のまま前方にスライドすることが規制される。
このように規制部64にて商品ラック30の前方へのスライドが規制された場合、補充作業者は、図11及び図12に示すように、商品ラック30を把持して略水平姿勢にすることにより、被ガイドローラ41を規制部64から離脱させることができ、略水平姿勢で商品ラック30を前方にスライドすることが可能になる。
つまり規制部64は、前下がり姿勢で前方にスライドする商品ラック30の被ガイドローラ41に当接して該商品ラック30が前下がり姿勢のまま前方にスライドすることを規制し、かつ該商品ラック30が略水平姿勢となる場合に被ガイドローラ41が前方に向けて通過することを許容している。
そして、略水平姿勢に把持して商品ラック30を前方にスライドさせた補充作業者は、後方ストッパ部44が突出部51に当接することにより前方へのスライドが規制された場合に、商品ラック30の前方へのスライドを停止する。
これにより商品ラック30は、図13及び図14に示すように、収納凹部63に被ガイドローラ41が収納され、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜した前傾姿勢となって補充位置に配置される。
このように商品ラック30が前傾姿勢で収納位置に配置されることにより、補充作業者は、各商品コラム30aに対して商品を容易に補充することができる。
そして、商品の補充が完了した場合、補充作業者は、商品ラック30を略水平姿勢にすることで被ガイドローラ41を収納凹部63から離脱させ、かかる略水平姿勢を維持した状態で商品ラック30を後方に向けてスライドさせればよい。
これにより商品ラック30は、前方ストッパ部43がガイドローラ61に当接して収納位置に配置される。その後に、前面扉20を後方に揺動させて本体キャビネット10の前面開口10aを閉塞させることにより商品の補充作業が完了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態である商品収納装置1によれば、商品ラック30は、被ガイドローラ41がガイドレール62の後端部にて下側平坦延在部622を転動することにより略水平姿勢となってスライドするとともに、ガイドレール62の前端部にて上側平坦延在部621を転動することにより前下がり姿勢となってスライドし、かつガイドレール62の前端部に設けられた収納凹部63に被ガイドローラ41が収納された場合に、前傾姿勢となって補充位置に配置されるものであり、ガイドレール62の収納凹部63の後方側に設けられた規制部64が、前下がり姿勢で前方にスライドする商品ラック30の被ガイドローラ41に当接して該商品ラック30が前下がり姿勢のまま前方にスライドすることを規制し、かつ該商品ラック30が略水平姿勢となる場合に被ガイドローラ41が前方に向けて通過することを許容するので、補充等の作業者に対して意図的に商品ラック30を略水平姿勢に把持させるように促すことができ、前方に向けてスライドする商品ラック30が急激に前傾姿勢になることを抑制することができる。従って、より安全に商品ラック30を前傾姿勢にすることができるとともに、部品破損を防止することができる。
上記商品収納装置1によれば、規制部64が、ガイドレール62の上側平坦延在部621に設けられた窪部であり、被ガイドローラ41の一部を進入させて前縁部分64aが該被ガイドローラ41に当接するので、上側平坦延在部621と下側平坦延在部622との相互間の距離を必要十分な大きさにすることができ、ガイドレール62の上下寸法を必要以上に大型化することを抑制することができる。
しかも、規制部(窪部)64が、ガイドレール62の上側平坦延在部621に形成された切欠部分621aに対して、収納凹部63を構成する板金部材60Aの一部を上方に屈曲させた傾斜延在部分641aを挿通させることにより構成され、前縁部分64aが屈曲させた部位により構成されているので、被ガイドローラ41を傾斜延在部分641aにて当接することが可能になり、被ガイドローラ41の損傷等を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、被ガイド部として、商品ラック30に回転可能に設けられた被ガイドローラ41が例示され、この被ガイドローラ41がガイドレール62の上側平坦延在部621と下側平坦延在部622との相互間を転動するようにして案内されていたが、本発明においては、被ガイド部としては、被ガイドローラ41に限られず、表面が平滑な樹脂材等により形成されたブロック状の構造物であってもよい。すなわち、ガイドレール62の上側平坦延在部621と下側平坦延在部622との相互間に摺接しながら案内されるものであってもよい。
上述した実施の形態では、規制部64として、上側平坦延在部621に設けられた窪部により構成されていたが、本発明においては、規制部は、前下がり姿勢で前方にスライドする商品ラックの被ガイド部に当接して該商品ラックが前下がり姿勢のまま前方にスライドすることを規制することができればよく、上側平坦延在部において下方に向けて突出する突部により構成されてもよい。
1…商品収納装置、10…本体キャビネット、10a…前面開口、11…商品収納庫、20…前面扉、30…商品ラック、30a…商品コラム、31…ラックベース、311…ベース基部、312…ベース側壁部、313…ベース後壁部、32…仕切板、33…スパイラル、40…被ガイド部材、41…被ガイドローラ、42…被ガイド水平延在部、43…前方ストッパ部、44…後方ストッパ部、50…ラック支持部材、60…ラックガイド部材、60A…板金部材、61…ガイドローラ、62…ガイドレール、621…上側平坦延在部、621a…切欠部分、622…下側平坦延在部、63…収納凹部、631…収納底部、632…前方下延部、633…後方下延部、64…規制部、64a…前縁部分、641…後延部、641a…傾斜延在部分。

Claims (6)

  1. 装置本体の内部に前後方向に沿って延在し、かつ互いに対向する上側平坦延在部と下側平坦延在部とを有する左右一対のガイドレールと、
    前記ガイドレールの前記上側平坦延在部と前記下側平坦延在部との相互間に被ガイド部が案内されることにより、前記装置本体に対して前後方向に沿ってスライド可能に設けられた商品ラックと
    を備え、前記商品ラックに商品が収納された商品収納装置であって、
    前記商品ラックは、前記被ガイド部が前記ガイドレールの後端部にて前記下側平坦延在部に接することにより略水平姿勢となってスライドするとともに、前記ガイドレールの前端部にて前記上側平坦延在部に接することにより前下がり姿勢となってスライドし、かつ前記ガイドレールの前端部に設けられた収納凹部に前記被ガイド部が収納された場合に、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜した前傾姿勢となって最も前方にスライドした位置に配置されるものであり、
    前記ガイドレールは、前記収納凹部の後方側に設けられ、前記前下がり姿勢で前方にスライドする前記商品ラックの被ガイド部に当接して該商品ラックが前記前下がり姿勢のまま前方にスライドすることを規制し、かつ該商品ラックが略水平姿勢となる場合に前記被ガイド部が前方に向けて通過することを許容する規制部を備えたことを特徴とする商品収納装置。
  2. 前記規制部は、前記ガイドレールの上側平坦延在部に設けられた窪部であり、前記被ガイド部の一部を進入させて前縁部分が該被ガイド部に当接することを特徴とする請求項1に記載の商品収納装置。
  3. 前記窪部は、前記ガイドレールの上側平坦延在部に形成された切欠部分に対して、前記収納凹部を構成する板金部材の一部を上方に屈曲させた傾斜延在部分を挿通させることにより構成され、
    前記前縁部分は、前記屈曲させた部位により構成されたことを特徴とする請求項2に記載の商品収納装置。
  4. 前記被ガイド部は、自身の中心軸回りに回転可能に設けられた被ガイドローラであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の商品収納装置。
  5. 前記商品ラックは、商品を前後方向に沿って収容する商品コラムが左右に並設されて構成されたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の商品収納装置。
  6. 前記商品コラムは、前後方向に沿って螺旋状に構成され、中心軸回りに回転することにより各ピッチ間に拘束された商品を前方に向けて搬送しつつ最前の商品を外部へと払い出すスパイラルを備えたことを特徴とする請求項5に記載の商品収納装置。
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