JP3928102B2 - 部分義歯用クラスプ - Google Patents

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この発明は、部分義歯(パーシャルデンチャー)を固定するためのクラスプに関するものである。
部分義歯は、欠損した天然歯の位置に設けられる人工歯、維持装置であるクラスプ、顎堤と口蓋に密着して人口歯を保持する義歯床(レジン)等から構成される。このうちクラスプは、人工歯に隣接する支台歯を、人工歯側に固定される固定部の一端に設けられたクラスプアームで挟持することによって義歯床の離脱や移動を防止し、義歯床を安定した状態に保つ。従来の一般的なクラスプの構成については、例えば非特許文献1に記載されている。
ところで、従来のクラスプは、図4に示すように、人工歯側に固定される固定部8の一端に設けられたクラスプアーム9が、人工歯側(図4中左側)の上部から斜め下部遠方へ延びて支台歯3を囲むようにしていた。なお、図4の(a)はクラスプを取り付けた状態を唇側からみた場合の正面図、(b)は上面図である。
従って、従来のクラスプを使用した部分義歯は、クラスプアーム9が大きく露出することになり、義歯床によって覆い隠すこともできないため、クラスプアーム9が目立って、特に前歯部において審美性の点で問題があった。
また、クラスプアーム9は、支台歯3をほぼ全周にわたり囲むようにしており、支台歯3との接触面積が大きく、支台歯3へ大きな負担をかけるものであった。さらに、咬合時等、はずみでクラスプアーム9が支台歯からはずれ、義歯の離脱につながることがあった。
また、クラスプアーム9は、比較的細く長い鋳造鉤やワイヤー状のものにおいては、破損して患者の口腔内の頬部粘膜や舌等を損傷することがあり、折れたクラスプを飲み込んでしまい、時には気管等に入るといった医療事故につながるケースもあった。
また、義歯を固定するために、クラスプに設けたレスト10を支台歯に形成したレスト窩に入れる必要が生じる場合があるが、この場合、義歯床を装着していく過程でレスト10とレスト窩が早期に(義歯床が完全に正常に粘膜に沈み込む前に)接触すると、義歯床が粘膜にきっちりと接触せずに隙間を有していても、一見義歯が安定して固定されたように見える。そのため、隙間に食物残渣や粒状のものが入り込み、粘膜を傷つけたり、潰痛をつくることがある。また、支台歯3にレスト窩を形成するために歯牙削除が行われるが、それによって冷水痛や歯髄炎を誘発することもあった。
さらに、この従来のクラスプを用いた義歯で食物を噛むと、クラスプアーム9の基点11(固定部8との接続部分)が支台歯3の上端部に位置するため、テコの原理によりこの基点11付近を支点としてクラスプアーム9が揺動し、支台歯3を揺さぶることになるため、床下粘膜に痛みが生じたり、義歯がはずれたりすることがあり、また、クラスプアーム9が舌、唇、頬粘膜等と接触し、違和感を生じるなど使用の快適性が得られないことが多かった。
しかも、従来のクラスプを製作するには、しっかりと安定した固定状態が得られるように、支台歯3のアンダーカット部分の形状を意識して設計する必要があり、精密な加工が必要であり、また、鋳造の過程でのひずみ変形への対応等、製造には技術者の高度な技能と集中力を必要としていた。
以上のように、従来の部分義歯用クラスプは、審美性、安全性、使用の快適性、製造の困難性等について問題を有していた。
「改訂新版オズボーン パーシャルデンチャー」医歯薬出版株式会社、1977年7月、p.166
そこで、この発明は、審美性、安全性、使用の快適性に優れ、製造が容易な部分義歯用クラスプを提供することを課題とする。
この発明の部分義歯用クラスプは、人工歯1側に固定される固定部2の一端に、前記人工歯1に隣接する支台歯3を挟持するクラスプアーム4を設けた一体成形よりなる部分義歯用クラスプであって、前記クラスプアーム4は略C字状で、支台歯3の全周の2分の1以下の長さであり、固定部2との接続部分付近から支台歯3の唇側又は頬側に延びる部分4aと舌側に延びる部分4bとを有し、支台歯3を軽くあてがい、引っ掛けて、人工歯1が動く方向を支台歯3の長軸方向のみに規制するようにしたものであり、固定部2とクラスプアーム4は略同一平面上に延びる平坦な構成で、歯肉縁5に沿いかつ支台歯(3)の歯冠部の高さの半分より下方の周囲を囲むようにしている。
クラスプアーム4は、支台歯3の唇側又は頬側の中央より人工歯1寄りの位置から舌側に至るものとすることができる。
また、クラスプアーム4の先端部を除く部分が、1mm以上の幅を有するものとすることができる。
この発明の部分義歯用クラスプは、上述のような構成を有しており、クラスプアーム4が歯肉縁5付近の周囲を囲むことになるので、目立たず審美性の点で優れたものとなり、また、クラスプアーム4の、支台歯3の唇側又は頬側に延びる部分4aと舌側に延びる部分4bとによって、安定した固定状態が得られ、支台歯3にかかる負担が小さく、安全性や使用の快適性の点でも優れており、さらに、全体的に短く単純な形状であるため製造も容易である。
クラスプアーム4が、支台歯3の唇側又は頬側の中央より人工歯1寄りの位置から舌側に至るものとすれば、クラスプアーム4が唇側又は頬側において露出する部分が小さく、さらに審美性の点で優れたものとなる。
クラスプアーム4の先端部を除く部分が、1mm以上の幅を有するものとすれば、クラスプアーム4は支台歯3に十分な幅をもって面での接触が行われ、安定した固定状態を得ることができる。
以下、この発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
この部分義歯用クラスプは、人工歯1側に固定される固定部2の一端に、前記人工歯1に隣接する支台歯3を挟持するクラスプアーム4を設けてなる部分義歯用クラスプであって、前記クラスプアーム4は支台歯3の唇側又は頬側に延びる部分4aと舌側に延びる部分4bとを有し、歯肉縁5に沿いかつ支台歯3の歯冠部の高さの半分より下方の周囲を囲むようにしたものである。
図1は、この発明の実施形態の部分義歯用クラスプの斜視図、図2は、この発明の実施形態の部分義歯用クラスプを取り付けた状態を人工歯1の図示を省略して示したもので、(a)は唇側からみた場合の正面図、(b)は上面図、図3は、この発明の実施形態の部分義歯用クラスプを取り付けた支台歯3とこれに隣接する人工歯1と残存歯6を示した上面図である。
この部分義歯用クラスプは、金、白金、金銀パラジウム合金、チタン、コバルト、ニッケルクロム、その他各種金属、合金等や、あるいはプラスチックを原料として一体に成形することができる。
この部分義歯用クラスプは、鋳造や屈曲等によりあらかじめ患者の支台歯3(残存歯)や歯の欠損状態にあわせた形状のものとして製造することができる。あるいは、既製品として所定の形状に形成されたものとし、患者に適用する際に、適宜変形を加えて使用できるようにしてもよい。
固定部2は、長さ7mm程度、幅2mm程度で、義歯床内に埋められ固定される。この実施形態では、クラスプアーム4は、両側の先端部が細くなっているが、先端部を他の部分と同じ幅としてもよい。クラスプアーム4の大部分(先端部を除く部分)は幅2mm程度としている。クラスプアーム4は、支台歯3の歯冠部(露出部分)の高さの半分より下方の位置において、支台歯3の唇側又は頬側の中央より人工歯1寄りの位置から舌側に至るものとしている。固定部2とクラスプアーム4は、従来のクラスプのような立体的な構成とは異なり、略同一平面上に延びる平坦な構成となっている。
クラスプアーム4は略C字状で、固定部2との接続部分付近が、支台歯3の近心側又は遠心側の歯肉縁5の上方(なるべく歯肉縁5に近いことが望ましく、歯肉縁5と接触してもよい)で支台歯3と接触し、ここを基点7として、歯肉縁5に沿ってそれぞれ支台歯3の唇側又は頬側(表側)に延びる部分4aと舌側(裏側)に延びる部分4bを有するものとしている。前記唇側又は頬側に延びる部分4aと舌側に延びる部分4bは、それぞれ歯肉縁5にできるだけ近づけるほうがよい。
クラスプアーム4の大部分の幅を1mm以上とすれば、支台歯3に対して面での接触となり、機能的役割を果し、安定した固定状態を得ることができる。クラスプアーム4の幅は、支台歯3の大きさに応じて1mm〜3mm程度の範囲で適宜変更して実施することができる。クラスプアーム4の断面形状は、中央部分を太くした略半円形とすることができるが、比較的厚みの小さい板状であってもよい。
なお、クラスプアーム4の支台歯3との接触状態が甘い場合は、クラスプアーム4の接触面に窓(穴)を設ける。窓は、基点7付近における支台歯3との接触面に設けるとよいが、場合によっては基点7付近からはずれた位置に設けてもよい。そして、前記窓にレジンやその他プラスチック材料を入れて口腔内で硬化させることにより、適度の摩擦力が働くようにし、それでいて支台歯3に負担のかからない維持力を得ることができるようにすることができる。前記接触面の窓は、クラスプの製作時に設けておくとよいが、患者の診療時に切削して設けることもできる。
クラスプアーム4は、必要以上に長く支台歯3を取り巻いて支台歯3に大きな負担をかけることがないようにすることが望ましい。また、審美性の点から、唇側又は頬側においてクラスプアーム4がなるべく露出しないようにすることが望ましい。したがって、クラスプアーム4の唇側又は頬側に延びる部分4aと舌側に延びる部分4bは、いずれも機能的役割を果すことができる範囲で、なるべく短くすべきである。
この点、クラスプアーム4の唇側又は頬側に延びる部分4aは、支台歯3の唇側又は頬側の中央よりずっと人工歯1寄りの、支台歯3の近心側の4分の1乃至3分の1の範囲内に位置する程度の長さでよい。他方、クラスプアーム4の舌側に延びる部分4bは、基点7の反対側まで(すなわち基点7が近心側である場合は遠心側まで、基点7が遠心側である場合は近心側まで)延ばすことは全く要しない。
具体的には、クラスプアーム4の唇側又は頬側に延びる部分4aは、支台歯3をほんの少し(1〜2mm程度)取り巻いた程度とすればよく、クラスプアーム4の舌側に延びる部分4bは、支台歯3の舌側面の幅の70%〜90%程度を取り巻く程度とすればよい。クラスプアーム4全体では、ほぼ水平に近い状態で支台歯3の歯肉縁5付近に接し、その全周の2分の1以下の長さで、従来の部分義歯用クラスプのクラスプアームに比べてかなり短いものとすることができる。
このクラスプアーム4は、主に前記舌側に延びる部分4bで支台歯3を軽くあてがい、支えるようになっており、前記唇側又は頬側に延びる部分4aは支台歯3を少し引っ掛ける程度であるが、この構成によって義歯が動く方向(着脱方向)を支台歯3の長軸方向(上下方向)のみに規制するように作用する。
すなわち、この部分義歯用クラスプは、クラスプアーム4が歯肉縁5に近い部分で支台歯3の唇側又は頬側と舌側に接していることにより、支台歯3の長軸方向に沿ってのみスライド可能となっている。これによって、義歯は支台歯3の長軸方向に力を加えた場合にしか移動しないようになっており、通常の咬合時には支台歯3の長軸方向に力が加わることはないので、意図的に支台歯3の長軸方向に力を加えない限り義歯が動いたりはずれたりすることはなく、粘膜に密着して十分な咀嚼能力が得られ、患者も安心して咀嚼できるとともに、自由にあくびやくしゃみをすることもでき、義歯の着脱の際には支台歯3の長軸方向に力を加えればよいので、きわめて着脱が容易であり、患者はすぐに着脱の仕方を会得することができる。
なお、支台歯3の歯頚部付近が細かったりしてアンダーカットが相当にきつい場合は、義歯の着脱がスムーズにできるように、基点7が来る近心側又は遠心側付近の豊隆部又は前記舌側に延びる部分4bが来る舌側を少し削除するとよい。
また、この部分義歯用クラスプは、クラスプアーム4が支台歯3をほぼ全周にわたって囲むようにした従来のものに比べて短く、支台歯3にはるかに軽く接触するものであり、義歯の静止時においては支台歯3への作用は皆無である。また粘膜や歯根膜に対する負担もきわめて小さい。したがって、患者は義歯を装着した状態でも義歯が非常に軽く感じられ、もとからの自分の歯と同様な感覚を得ることができ、咬合時に義歯が動いたとしても、支台歯3にかかる負担は小さく、クラスプアーム4がない部分で、支台歯3にかかる力を逃がすことができる。しかも、短い分、原料が少なくてすみ、特に金合金や白金加金のような高価な金属を原料とする場合、使用金属量が少ないために低コストで製造することが可能である。
また、この部分義歯用クラスプは、クラスプアーム4が歯肉縁5の付近の領域、すなわち支台歯3の歯牙の垂直方向のほぼ中央で接しており、また、正常歯であっても動揺歯であっても、歯牙の垂直方向の中央に対する作用力、反発力は最大と考えられるので、支台歯3とソフトな接触でありながらしっかりとした適合状態が得られ、歯牙を支えつつ、歯牙に側方力をほとんど及ぼさない。したがって、支台歯3は、生活歯、失活歯のいずれであってもよく、支台歯3がある程度の動揺歯であっても適用可能であり、むしろこのクラスプを用いた義歯を入れることにより、動揺歯の動揺を止め、咬合時における痛みを解消することも可能であり、従来のクラスプを用いた義歯と違って、患者は義歯をはずさずにすみ、義歯を入れたままにしておくことを好むことも多い。また、咬合時等に前記動揺歯に痛みが生じていた場合には、このクラスプが接触することにより、むしろ痛みがなくなることも多い。
また、欠損部の大小を問わずに適用することが可能で、たとえ残存歯が1本のみであったとしても、これを支台歯3として利用することができる。さらに、欠損部が何歯であっても適用することができるが、特に1本義歯においてこのクラスプを用いる場合に、従来のクラスプに比べて功を奏する。すなわち、1本義歯に従来のクラスプを用いる場合は、1対のクラスプを欠損部の両隣の支台歯にそれぞれかけて固定するようになっており、1本義歯により欠損部の1歯が得られることよりも、両隣の各支台歯に相当な負担がかかっており、患者は非常な不快さを感じ我慢しているのが現状であるが、このクラスプを用いれば、このような問題は解消できる。
審美性の点でも、この部分義歯用クラスプは、クラスプアーム4の唇側又は頬側に延びる部分4aが歯肉縁5付近に位置し乃至歯肉縁5に接し、また前記部分4aはきわめて短いものとすることができるため、これをレジンによって簡単に覆い隠すことができる優れたものとなっている。例えば、義歯床のレジンの延長上に、そのレジンと接着性のある白色のレジンを接合させることにより、クラスプアーム4の金属色を隠すことが可能であり、また、歯牙と同色のレジンであれば一切目立つことはない。また、この部分義歯用クラスプは、レジンによって覆うことにより義歯と一体となり、従来のクラスプのように食物残渣が入り込むといった問題等が解消され、より清潔な状態を保つことが可能である。
また、クラスプアーム4は、比較的太い幅を有し、短く、義歯床と接触しているので、折れて破損するようなことはなく、従来のクラスプのように患者の口腔内の頬部粘膜や舌等を損傷したり、折れた部分を患者が飲み込んでしまようなことが防止される。また、長期間使用しても変形することはほとんどない。
また、義歯を固定するために、クラスプにレストを設けることや、支台歯3にレスト窩を形成するための歯牙削除を行う必要がなく、従来のレストを設けたクラスプの適用時におこりがちであった、義歯床が粘膜に接触せずに隙間が生じるような事態や、歯牙削除による冷水痛や歯髄炎の誘発等も一切ない。
しかも、従来のクラスプのように支台歯3のアンダーカット部分の形状を意識して設計する必要がなく、また、精密な加工も不要で、全体的に短く単純な形状であり、非常に製造が容易である。また、このクラスプでは、クラスプアーム4が支台歯3の近心側、遠心側のいずれの側から接することになっても、義歯の固定状態に差が生じることはなく、クラスプアームが支台歯3の近心側、遠心側のいずれの側から接するかによって義歯の固定状態に差が生じる従来のクラスプのように、この点を考慮して設計する必要はない。
部分義歯においては、このクラスプと従来のクラスプを混在させることができる。欠損歯と残存歯がともに多数の場合、義歯に従来のクラスプを複数設けることがよく行われており、従来のクラスプを3個以上用いることが多いが、残存歯が2歯以上ある場合は、このクラスプと従来のクラスプを混在させた義歯に関しては、このクラスプと従来のクラスプをそれぞれ1ずつ設けたもので、ほぼどのようなケースでも適用できるように簡単に設計することができる。
このクラスプと従来のレスト付きクラスプをそれぞれ1つずつ設けた義歯を患者に適用してみたところ、従来のクラスプを設けた部分についても快適な使用感が得られるとの回答があった。従来のクラスプのレストを除去すれば、さらに使用感が向上する。また、歯牙の平行性が確保できれば、このクラスプを複数設けることも可能である。
なお、固定部2やクラスプアーム4は、その長さ、幅、曲げ具合等を、患者の歯の状況や適用する部位に応じて適宜変更して実施することができる。
部分義歯(パーシャルデンチャー)を固定するためのクラスプとして利用することが可能である。
この発明の実施形態の部分義歯用クラスプの斜視図である。 この発明の実施形態の部分義歯用クラスプを取り付けた状態を人工歯の図示を省略して示したもので、(a)は唇側からみた場合の正面図、(b)は上面図である。 この発明の実施形態の部分義歯用クラスプを取り付けた支台歯とこれに隣接する人工歯と残存歯を示した上面図である。 従来の部分義歯用クラスプを取り付けた状態を人工歯の図示を省略して示したもので、(a)は唇側からみた場合の正面図、(b)は上面図である。
符号の説明
1 人工歯
2 固定部
3 支台歯
4 クラスプアーム
4a 支台歯の唇側又は頬側に延びる部分
4b 支台歯の舌側に延びる部分
5 歯肉縁

Claims (3)

  1. 人工歯(1)側に固定される固定部(2)の一端に、前記人工歯(1)に隣接する支台歯(3)を挟持するクラスプアーム(4)を設けた一体成形よりなる部分義歯用クラスプであって、前記クラスプアーム(4)は略C字状で、支台歯(3)の全周の2分の1以下の長さであり、固定部(2)との接続部分付近から支台歯(3)の唇側又は頬側に延びる部分(4a)と舌側に延びる部分(4b)とを有し、支台歯(3)を軽くあてがい、引っ掛けて、人工歯(1)が動く方向を支台歯(3)の長軸方向のみに規制するようにしたものであり、固定部(2)とクラスプアーム(4)は略同一平面上に延びる平坦な構成で、歯肉縁(5)に沿いかつ支台歯(3)の歯冠部の高さの半分より下方の周囲を囲むようにしていることを特徴とする部分義歯用クラスプ。
  2. クラスプアーム(4)が、支台歯(3)の唇側又は頬側の中央より人工歯(1)寄りの位置から舌側に至るものとした請求項1記載の部分義歯用クラスプ。
  3. クラスプアーム(4)の先端部を除く部分が、1mm以上の幅を有するものとしている請求項1又は2記載の部分義歯用クラスプ。
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