JP2003126121A - 挟持型有床義歯 - Google Patents

挟持型有床義歯

Info

Publication number
JP2003126121A
JP2003126121A JP2001328135A JP2001328135A JP2003126121A JP 2003126121 A JP2003126121 A JP 2003126121A JP 2001328135 A JP2001328135 A JP 2001328135A JP 2001328135 A JP2001328135 A JP 2001328135A JP 2003126121 A JP2003126121 A JP 2003126121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
denture
tooth
adjacent
base
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001328135A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Toguchi
眞二 戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADVANCE TICONIUM KK
Original Assignee
ADVANCE TICONIUM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADVANCE TICONIUM KK filed Critical ADVANCE TICONIUM KK
Priority to JP2001328135A priority Critical patent/JP2003126121A/ja
Publication of JP2003126121A publication Critical patent/JP2003126121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dental Prosthetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残存歯をそのままの状態として磁性材料と永
久磁石構造体との磁気吸着力を利用して口腔内に強固に
保持させることができる挟持型有床義歯を提供する。 【解決手段】 挟持型有床義歯を、人工歯1が固設され
頬側に開口し舌側末端に永久磁石構造体3が固定された
連結穴2aを設けた舌側の主義歯床2と、連結穴2a内に嵌
入される嵌入部材5の先端に永久磁石構造体3に吸着さ
れるキーパー6を舌側に固定し主義歯床2の頬側に配置
されてキーパー6が永久磁石構造体3に吸着された際に
主義歯床2との当接面にその当接面が密着する頬側の補
助義歯床4とから成り、補助義歯床4は歯列弓に沿った
一方が隣接する残存歯の歯茎部に、他方が隣接する残存
歯又は主義歯床2の隣接する人工歯の歯茎部に適合する
形状を、主義歯床2は歯列弓に沿った一方が隣接する残
存歯の歯茎部に、他方が隣接していない残存歯の歯茎部
にそれぞれ適合する形状を成すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人の口腔内におい
て残存歯が存在する場合にその残存歯を切削することな
く磁性材料と永久磁石構造体との磁気吸着力を利用して
口腔内に強固に保持させることができる挟持型有床義歯
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、簡便な着脱が可能であると共に見
栄えの良さや設計の自由度が大きい等のことから永久磁
石構造体を義歯床の顎提の頂上に相当する位置に埋め込
んで口腔内の支台歯に固着した磁性材料から成るキーパ
ーとの磁気吸着力を利用して維持・固定を行うようにさ
れている義歯が多用されるようになってきている。
【0003】このような義歯を口腔内の所定位置に維持
・固定するための原理を簡単に説明する。先ず、歯根が
残っている歯を支台歯となるように切削し、その歯根に
形成した根管部に軟磁性ステンレス鋼などの磁性材料を
用いたキーパーをその上端が所定位置に位置するように
して埋め込んでセメントなどの接着剤を用いて固定して
おく。この状態で印象採得して、石膏模型を作製し、こ
の石膏模型を利用して予め前述のキーパーに対応する位
置に永久磁石構造体を取り付けるための空間が石膏ダミ
ーやハウジングパターンを利用して確保されている合成
樹脂製及び/又は金属製の義歯床を作製した後、永久磁
石構造体を前述した予め確保してある空間内にセメント
やコンポジットレジンを用いて義歯床に接着固定する
と、キーパーと永久磁石構造体との間の磁気吸着力を利
用することが可能になるから、義歯の着脱自在が簡便で
あるにも拘わらず、義歯の口腔内における維持と固定と
が可能になるのである。
【0004】このような磁気吸着力を利用した義歯を作
製し装着するようになると、患者にとり従来のクラスプ
(鉤)のみを用いた義歯と比べ様々な恩恵が受けられる
ようになる。例えば、口腔内においては、維持装置とし
てのクラスプが全く必要無いか又は少なくて済むように
なるので異物感が軽減されると共に、形状がシンプル
(突起物がない)となるから義歯を清掃し易くなるなど
である。また、施術する側にとっても、歯根が残ってい
ればキーパーを固定することができるため義歯の設計の
自由度が高まるのである。
【0005】しかしながら、このような義歯は顎堤に対
して垂直方向に着脱して使用するものであるので、例え
ばガムや餅などを咀嚼すると永久磁石構造体とキーパー
との間に作用する磁気吸引力だけでは義歯の口腔内にお
ける維持と固定とが不充分で義歯が顎堤から外れてしま
う現象が発生するという欠点があると共に、歯根が残っ
ている歯が存在せず未だ健全な残存歯が存在している場
合にはその残存歯を切削して支台歯としなければならな
いので、患者の負担が大きいという欠点があった。
【0006】更に、このような義歯は支台歯の歯根に形
成した根管部に磁性材料を用いたキーパーを固定してお
くことが必要であるので、MRI法(磁気共鳴映像法)
によって患者の頭部の中枢神経系の画像診断を行う場合
に体内にキーパーという金属が存在していることによっ
て画像の欠損や歪み,異常高信号の発生という「磁化率
アーチファクト」が発生するという大きな欠点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記したよ
うな従来の永久磁石構造体を固定した義歯の欠点を解消
し、ガムや餅などのような粘着力の大きなものを咀嚼し
ても義歯が顎堤から外れてしまう現象が発生せず、また
未だ健全な残存歯が存在していればその残存歯を全く切
削することがなく作製することが可能な挟持型有床義歯
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、従来の永久磁石構造体を固
定した義歯は顎堤に対して垂直方向に着脱して使用する
ものであるので、ガムや餅などのような粘着力の大きな
ものを咀嚼しても義歯が顎堤から外れてしまう現象が発
生するのであり、未だ健全な残存歯が離れて2本以上存
在していればその残存歯を舌側と頬側とから義歯床で挟
持するように義歯床を分割し、その分割した舌側と頬側
の義歯床同士を永久磁石構造体と磁性材料から成るキー
パーとの磁気吸着力で吸着するようにし、且つキーパー
又は永久磁石構造体は舌側の主義歯床に形成されている
連結穴内に挿入するようにすれば、舌側と頬側の義歯床
同士は確実に一体化し、しかも顎堤から外れてしまう現
象が発生することがないことを究明して本発明を完成す
るに至ったのである。
【0009】即ち本発明は、人工歯が固設されており頬
側に開口し舌側末端に永久磁石構造体が固定されている
連結穴が設けられている舌側の主義歯床と、該連結穴内
に嵌入される嵌入部材の先端に該永久磁石構造体に吸着
されるキーパーが舌側に固定されており該主義歯床の頬
側に配置されて該キーパーが該永久磁石構造体に吸着さ
れた際に該主義歯床との当接面にその当接面が密着する
頬側の補助義歯床とから成り、該補助義歯床はその歯列
弓に沿った一方が隣接する残存歯の歯茎部に適合する形
状を成し、歯列弓に沿った他方が隣接する残存歯又は主
義歯床の隣接する人工歯の歯茎部に適合する形状を成し
ており、該主義歯床はその歯列弓に沿った一方が隣接す
る残存歯の歯茎部に適合する形状を成し、他方が隣接す
るか又は隣接していない残存歯の歯茎部にそれぞれ適合
する形状を成していることを特徴とする挟持型有床義歯
と、人工歯が固設されており頬側に開口し舌側末端にキ
ーパーが固定されている連結穴が設けられている舌側の
主義歯床と、該連結穴内に嵌入される嵌入部材の先端に
該キーパーに吸着される永久磁石構造体が舌側に固定さ
れており該主義歯床の頬側に配置されて該キーパーが該
永久磁石構造体に吸着された際に該主義歯床との当接面
にその当接面が密着する頬側の補助義歯床とから成り、
該補助義歯床はその歯列弓に沿った一方が隣接する残存
歯の歯茎部に適合する形状を成し、歯列弓に沿った他方
が隣接する残存歯又は主義歯床の隣接する人工歯の歯茎
部に適合する形状を成しており、該主義歯床はその歯列
弓に沿った一方が隣接する残存歯の歯茎部に適合する形
状を成し、他方が隣接するか又は隣接していない残存歯
の歯茎部にそれぞれ適合する形状を成していることを特
徴とする挟持型有床義歯とに関するものである。
【0010】そして、このような挟持型有床義歯におい
て、嵌入部材とキーパーとが同一素材で一体成型されて
いたり、舌側の主義歯床の連結穴の内面を補強部材で構
成されていたり、舌側の主義歯床に連結穴とは別のガイ
ド穴が連結穴と平行に設けられていて頬側の補助義歯床
に該ガイド穴内に嵌入される嵌入ピンが設けられていた
り、舌側の主義歯床に設けられているガイド穴の内面が
ガイド部材で構成されていたりすればより好ましいこと
も究明したのである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る挟
持型有床義歯の実施例について詳細に説明する。図1は
舌側の主義歯床に永久磁石構造体が固定されている本発
明に係る挟持型有床義歯の1実施例において頬側の補助
義歯床と舌側の主義歯床とを分離した状態を頬側から見
た斜視図、図2は図1の挟持型有床義歯を石膏模型上に
装着した状態を示す斜視図、図3は図1の挟持型有床義
歯において頬側の補助義歯床を舌側の主義歯床に取り付
けた状態で舌側の主義歯床の連結穴の中央の位置で切断
した縦断面図、図4は舌側の主義歯床にキーパーが固定
されている本発明に係る挟持型有床義歯の他の実施例に
おいて頬側の補助義歯床と舌側の主義歯床とを分離した
状態を舌側から見た斜視図、図5は一方の補助義歯床を
削除して図4を一方の頬側から見た斜視図、図6は図4
を他方の頬側から見た斜視図である。
【0012】図面中、1は合成樹脂や陶材等で所定形状
に形成されている人工歯であり、通常市販のものが使用
される。
【0013】2は人工歯1が固設されており頬側に開口
し舌側末端に永久磁石構造体3又はキーパー6が固定さ
れている連結穴2aが設けられており、より好ましくは連
結穴2aとは別のガイド穴2bが連結穴2aと平行に設けられ
ている舌側の主義歯床であり、この主義歯床2は図1〜
図3に示す実施例のようにその歯列弓に沿った両方が隣
接する残存歯の歯茎部か又は図4〜図6に示す実施例の
ようにその歯列弓に沿った一方が隣接する残存歯の歯茎
部に適合する形状を成し他方が隣接していない残存歯の
歯茎部にそれぞれ適合する形状を成している。
【0014】4は舌側の主義歯床2の連結穴2a内に嵌入
される嵌入部材5の先端に舌側の主義歯床2に固定され
ている永久磁石構造体3又はキーパー6に吸着されるキ
ーパー6又は永久磁石構造体3が舌側に固定されてお
り、主義歯床2に連結穴2aとは別のガイド穴2bが連結穴
2aと平行に設けられている場合には主義歯床2のガイド
穴2b内に嵌入される嵌入ピン8が設けられており、主義
歯床2の頬側に配置されてキーパー6が永久磁石構造体
3に吸着された際に主義歯床2との当接面にその当接面
が密着する頬側の補助義歯床であり、この補助義歯床4
はその歯列弓に沿った一方が隣接する残存歯の歯茎部に
適合する形状を成し、歯列弓に沿った他方が隣接する残
存歯又は主義歯床2の隣接する人工歯の歯茎部に適合す
る形状を成している。前記嵌入ピン8は、加工のし易さ
から従来から使用されている歯科用合金を使用すること
が好ましいが、中でもCo−Cr合金が最も適してい
る。
【0015】そして、嵌入部材5の先端にキーパー6が
固定されている場合に、嵌入部材5とキーパー6とは同
一素材で一体成型されている場合があると共に、舌側の
主義歯床2の連結穴2aの内面がステンレス鋼管のような
硬質素材で形成された補強部材7で構成されていたり、
舌側の主義歯床2のガイド穴2bの内面がステンレス鋼管
のような硬質素材で形成されたガイド部材9で構成され
ていたりすることが好ましいのである。
【0016】このような構成から成る本発明に係る挟持
型有床義歯を使用するには、先ず舌側の主義歯床2をそ
の人工歯1が固着されている部分を欠損歯部に位置する
ように、即ち主義歯床2の顎堤側が口腔内の顎堤に当接
し且つ隣接するか又は隣接していない残存歯の歯茎部に
それぞれ適合する形状を成している部分をそれに対応す
る残存歯の歯茎部にそれぞれ適合させるように、舌側か
ら装着する。
【0017】次いで、頬側の補助義歯床4を舌側の主義
歯床2の連結穴2a内にキーパー6又は永久磁石構造体3
が先端に固定されている嵌入部材5を嵌入する。この
際、舌側の主義歯床2の頬側に連結穴2aとは別の頬側に
開口したガイド穴2bが連結穴2aと平行に設けられている
場合には補助義歯床4の舌側に設けられている嵌入ピン
8をこのガイド穴2b内にも嵌入する。この操作により、
キーパー6又は永久磁石構造体3が主義歯床2の連結穴
2aの末端に固定されている永久磁石構造体3又はキーパ
ー6に磁気吸着されると、補助義歯床4の舌側の主義歯
床2との当接面は主義歯床2の頬側の当接面と密着し、
補助義歯床4の歯列弓に沿った一方が隣接する残存歯の
歯茎部に適合し、歯列弓に沿った他方が隣接する残存歯
又は主義歯床2の隣接する人工歯の歯茎部に適合するの
である。
【0018】かかる操作は、例えば図1〜図3に示す実
施例のように連続して排列された人工歯1の数が少ない
挟持型有床義歯の場合には1回の操作で口腔内への義歯
の装着が完了するが、図4〜図6に示す実施例のように
人工歯1が左右の臼歯部や更には前歯部にも排列されて
いて口蓋床部や図4〜図6における口蓋床部が存在しな
い長い咬合堤部を有する挟持型有床義歯の場合には補助
義歯床4は複数に分割して作製されるのでその補助義歯
床4の数だけ頬側の補助義歯床4を舌側の主義歯床2に
装着する操作を行って口腔内への義歯の装着が完了する
のである。
【0019】このようにして先ず口腔内へ舌側の主義歯
床2を装着し、次いで頬側の補助義歯床4をその主義歯
床2に装着させると、主義歯床2の連結穴2aの末端に固
定されている永久磁石構造体3又はキーパー6に補助義
歯床4のキーパー6又は永久磁石構造体3が磁力により
吸着されて主義歯床2と補助義歯床4とは両床2,4の
当接面同士は密着して一体となり、補助義歯床4は主義
歯床2の連結穴2a内に嵌入部材5とキーパー6又は永久
磁石構造体3とが嵌入されているので義歯の咬合面に垂
直な方向に力が作用してもその一体状態は維持されるの
であり、また主義歯床2と補助義歯床4とは結果的に2
歯以上の残存歯の歯茎部に適合した状態で口腔内に装着
されていることになるから、ガムや餅のような粘着力の
強い食品を咀嚼しても顎堤から外れることはないのであ
る。
【0020】そしてこのような挟持型有床義歯におい
て、嵌入部材5の先端にキーパー6が固定されている場
合に嵌入部材5とキーパー6とが同一素材で一体成型さ
れていれば部品点数が減少して好ましく、また永久磁石
構造体3が舌側の主義歯床2と頬側の補助義歯床4との
いずれに固定されている場合においても、主義歯床2の
連結穴2aの内面を補強部材7で構成すれば主義歯床2の
損傷を防ぐことができ、主義歯床2に連結穴2aとは別の
ガイド穴2bを連結穴2aと平行に設けて補助義歯床4にガ
イド穴2b内に嵌入される嵌入ピン8を設けると補助義歯
床4の装着状態がより安定し、主義歯床2に設けられて
いるガイド穴2bの内面をガイド部材9で構成すれば主義
歯床2の損傷を防ぐことができてより好ましいのであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明に係る挟
持型有床義歯は従来の永久磁石構造体を使用していない
義歯と同様に咬合圧は顎堤で受けるものではあるが、従
来の永久磁石構造体を使用していない義歯や永久磁石構
造体を使用している義歯のようにガムや餅のような粘着
力の強い食品を咀嚼しても顎堤から外れることがなく、
従来や永久磁石構造体を使用している義歯のように健全
な残存歯を切削して支台歯を形成する必要が全くなく、
MRI法(磁気共鳴映像法)によって患者の頭部の画像
診断を行う場合に体内にキーパーという金属が存在して
いることによって「磁化率アーチファクト」が発生する
という欠点もなく、外観も優れたものであり、その歯科
分野に貢献する価値の非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】舌側の主義歯床に永久磁石構造体が固定されて
いる本発明に係る挟持型有床義歯の1実施例において頬
側の補助義歯床と舌側の主義歯床とを分離した状態を頬
側から見た斜視図である。
【図2】図1の挟持型有床義歯を石膏模型上に装着した
状態を示す斜視図である。
【図3】図1の挟持型有床義歯において頬側の補助義歯
床を舌側の主義歯床に取り付けた状態で舌側の主義歯床
の連結穴の中央の位置で切断した縦断面図である。
【図4】舌側の主義歯床にキーパーが固定されている本
発明に係る挟持型有床義歯の他の実施例において頬側の
補助義歯床と舌側の主義歯床とを分離した状態を舌側か
ら見た斜視図である。
【図5】一方の補助義歯床を削除して図4を一方の頬側
から見た斜視図である。
【図6】図4を他方の頬側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 人工歯 2 主義歯床 2a 連結穴 2b ガイド穴 3 永久磁石構造体 4 補助義歯床 5 嵌入部材 6 キーパー 7 補強部材 8 嵌入ピン 9 ガイド部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工歯(1)が固設されており頬側に開口
    し舌側末端に永久磁石構造体(3)が固定されている連結
    穴(2a)が設けられている舌側の主義歯床(2)と、該連結
    穴(2a)内に嵌入される嵌入部材(5)の先端に該永久磁石
    構造体(3)に吸着されるキーパー(6)が舌側に固定され
    ており該主義歯床(2)の頬側に配置されて該キーパー
    (6)が該永久磁石構造体(3)に吸着された際に該主義歯
    床(2)との当接面にその当接面が密着する頬側の補助義
    歯床(4)とから成り、該補助義歯床(4)はその歯列弓に
    沿った一方が隣接する残存歯の歯茎部に適合する形状を
    成し、歯列弓に沿った他方が隣接する残存歯又は主義歯
    床(2)の隣接する人工歯の歯茎部に適合する形状を成し
    ており、該主義歯床(2)はその歯列弓に沿った一方が隣
    接する残存歯の歯茎部に適合する形状を成し、他方が隣
    接するか又は隣接していない残存歯の歯茎部にそれぞれ
    適合する形状を成していることを特徴とする挟持型有床
    義歯。
  2. 【請求項2】 人工歯(1)が固設されており頬側に開口
    し舌側末端にキーパー(6)が固定されている連結穴(2a)
    が設けられている舌側の主義歯床(2)と、該連結穴(2a)
    内に嵌入される嵌入部材(5)の先端に該キーパー(6)に
    吸着される永久磁石構造体(3)が舌側に固定されており
    該主義歯床(2)の頬側に配置されて該キーパー(6)が該
    永久磁石構造体(3)に吸着された際に該主義歯床(2)と
    の当接面にその当接面が密着する頬側の補助義歯床(4)
    とから成り、該補助義歯床(4)はその歯列弓に沿った一
    方が隣接する残存歯の歯茎部に適合する形状を成し、歯
    列弓に沿った他方が隣接する残存歯又は主義歯床(2)の
    隣接する人工歯の歯茎部に適合する形状を成しており、
    該主義歯床(2)はその歯列弓に沿った一方が隣接する残
    存歯の歯茎部に適合する形状を成し、他方が隣接するか
    又は隣接していない残存歯の歯茎部にそれぞれ適合する
    形状を成していることを特徴とする挟持型有床義歯。
  3. 【請求項3】 嵌入部材(5)とキーパー(6)とが同一素
    材で一体成型されている請求項1に記載の挟持型有床義
    歯。
  4. 【請求項4】 舌側の主義歯床(2)の連結穴(2a)の内面
    が補強部材(7)で構成されている請求項1から3までの
    いずれか1項に記載の挟持型有床義歯。
  5. 【請求項5】 舌側の主義歯床(2)に連結穴(2a)とは別
    のガイド穴(2b)が連結穴(2a)と平行に設けられており、
    頬側の補助義歯床(4)に該ガイド穴(2b)内に嵌入される
    嵌入ピン(8)が設けられている請求項1から4までのい
    ずれか1項に記載の挟持型有床義歯。
  6. 【請求項6】 舌側の主義歯床(2)のガイド穴(2b)の内
    面がガイド部材(9)で構成されている請求項5に記載の
    挟持型有床義歯。
JP2001328135A 2001-10-25 2001-10-25 挟持型有床義歯 Pending JP2003126121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001328135A JP2003126121A (ja) 2001-10-25 2001-10-25 挟持型有床義歯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001328135A JP2003126121A (ja) 2001-10-25 2001-10-25 挟持型有床義歯

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003126121A true JP2003126121A (ja) 2003-05-07

Family

ID=19144250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001328135A Pending JP2003126121A (ja) 2001-10-25 2001-10-25 挟持型有床義歯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003126121A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5720012B1 (ja) * 2013-11-05 2015-05-20 英典 西端 入れ歯
KR20170019708A (ko) * 2015-08-12 2017-02-22 유창민 착탈가능한 틀니
KR101731892B1 (ko) 2016-05-18 2017-05-08 김석길 안면 보조기구
KR101798290B1 (ko) * 2015-08-12 2017-11-15 유창민 틀니의 착탈방법
CN111231325A (zh) * 2020-01-17 2020-06-05 北京大学口腔医学院 一种牙列倒凹坚固固位牙体预备导板的设计制作方法
CN115335004A (zh) * 2020-03-26 2022-11-11 艾西欧卡德有限公司 可摘局部义齿

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5720012B1 (ja) * 2013-11-05 2015-05-20 英典 西端 入れ歯
KR20170019708A (ko) * 2015-08-12 2017-02-22 유창민 착탈가능한 틀니
KR101717366B1 (ko) * 2015-08-12 2017-03-16 유창민 착탈가능한 틀니
KR101798290B1 (ko) * 2015-08-12 2017-11-15 유창민 틀니의 착탈방법
KR101731892B1 (ko) 2016-05-18 2017-05-08 김석길 안면 보조기구
CN111231325A (zh) * 2020-01-17 2020-06-05 北京大学口腔医学院 一种牙列倒凹坚固固位牙体预备导板的设计制作方法
CN111231325B (zh) * 2020-01-17 2022-04-05 北京大学口腔医学院 一种牙列倒凹坚固固位牙体预备导板的设计制作方法
CN115335004A (zh) * 2020-03-26 2022-11-11 艾西欧卡德有限公司 可摘局部义齿

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Dolder The bar joint mandibular denture
US8926325B2 (en) Method and system for fixing removable dentures
US6224374B1 (en) Fixed, splinted and removable prosthesis attachment
CN107981944B (zh) 一种全口义齿及其制备方法
WO2006131969A1 (ja) 部分義歯
EP3139857B1 (en) Removable denture with metal denture tooth or teeth
JP2004523290A (ja) ピン保持インレーブリッジ及びその製造及び装着方法
JP2010187934A (ja) 歯牙固定具
JPWO2020033528A5 (ja)
JP2003126121A (ja) 挟持型有床義歯
US20060040234A1 (en) Denture device
McCracken Contemporary partial denture designs
JP2000287998A (ja) 歯牙用装置
CN112386344B (zh) 一种弹性贴面桥及其制备方法
Guerra et al. Tissue-supported implant overdentures
JP5720012B1 (ja) 入れ歯
KR100817305B1 (ko) 앞니용 보철물
JP2004089443A (ja) マグネット式挟持型有床義歯
CN103356303B (zh) 牙齿外伤松动脱位固定装置及其制作方法
JP3626752B1 (ja) 人工歯複合体の製造方法
JP5442567B2 (ja) 局部床義歯
JP2001095820A (ja) 有床義歯およびその製造方法
JP6561306B1 (ja) 入れ歯
US20060068357A1 (en) Metal dental impression tray
KR102238462B1 (ko) 치과용 치아결손 방지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710