JP3928056B2 - シート後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置として商品化されているデジタル複写機等にて画像形成した記録紙(シート)の出力部に設けられ、出力部から順次排出される画像が形成された記録紙のページ順を揃えて排出する処理を施すためのシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】
最近のデジタル複写機には、該複写機の読取部にて読取られた原稿の画像を記録紙上に記録する通常の複写モード以外に、コンピュータ(パーソナルコンピュータを含む)、ワードプロセッサなどの外部データ処理装置から画像データを受取り、この受取った画像データを画像情報として記録紙上にプリントアウトするプリンタモードと、電話回線などの通信手段を介して外部の通信装置から画像情報を受取り、この受取った画像情報を記録紙上にプリントアウトするファックスモードなど、外部の処理機器から受取った画像情報を記録する機能が搭載されている。
【0003】
通常複写(コピー)モードではフェイスアップ、つまり画像が記録された面を上にした状態で順次記録紙が排出されるが、プリンタモードやファックスモードでは画像が記録された面を下にして排出するフェイスダウン排出が一般的に行われている。
【0004】
つまり、通常の複写モードでは、複写機に搭載されている原稿自動送り装置を利用することにより、画像が形成されたシートが排出されるときのページ順が考慮され、原稿の最終ページから順に複写機に備えらた読取部に送られるように制御されており、原稿画像の複写物(画像形成済みのシート)は、原稿のページ順と同様にページ揃えされた形で排出される。
【0005】
一方、デジタル複写機に備わるプリンタ、またはファクシミリの機能として動作する場合、一般的にパーソナルコンピュータやワードプロセッサ、ファクシミリなどの外部機器からは、画像の先頭ページ側から順次画像データが転送されるようになっている。そのために受取った画像データをそのままシート上に記録して、排紙部から順次排出されるシートを排出トレイにフェイスアップの状態で積み重ねると、ページ順が反対になった記録物が出力される。
【0006】
そこで、一般的にはこのような状態で排出されてくる記録紙の表裏を反転させ、画像記録面側を下にして排出部にて積み重ねることにより、記録物のページ順を揃えることが考えられている。
【0007】
この排出処理機能を実現するために、例えば特開平5−310357号公報等に提案されたものがある。簡単に上記公報に記載されている装置の構成を説明すると、上記公報記載の図1に示されている通り、給紙トレイ(12)から送り出されたシート上に感光体上のトナー像が転写されると、定着装置(13)を通過して装置外に排出される。この時、複写モードもしくはプリンターモードに応じてシートの排出状態をそれに応じて切換える排出処理ユニット(15)が設けられている。
【0008】
そこで、画像形成装置が複写モードの時は、そのまま画像形成面を上にして排出処理ユニット内の所定の搬送経路を経由して、排出口より排出トレイ(23)上へ排出される。一方、プリンタモードの時は、搬送経路が切り換えられ、記録紙は所定の搬送経路を経由して、一旦スイッチバック搬送路(22)へ導かれ、その後搬送方向が切り換えられて上記排出トレイ(23)の下部に配置された排出トレイ(24)の上に排出口から画像形成面を下にして排出するようになっている。
【0009】
上記搬送経路におけるシート搬送の方向を切換える切換手段としては、上記公報に記載の図3及び図4中のような分岐爪(48,49)を搬送路中に配置してソレノイド(45,46)をON/OFFすることにより切り換えている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上の構成による画像の形成されたシートの搬送方向を切換えるシート後処理装置としては、スイッチバック搬送経路、およびそのための機構をデジタル画像形成装置内に設ける必要がある。
【0011】
そのために画像形成装置全体が大きくなって、この装置を設置する際のオフィス内でのスペースが問題となり、また画像形成装置が記録処理できる最大サイズのシートを反転させることができるスイッチバック搬送経路、搬送機構を設けることとなるので、装置が大型化する傾向にあり、またコスト面でも非常に不利である。
【0012】
しかも、シート後処理装置にて、各種画像形成モードにおいて、画像形成済みのシートは決まった位置に排出処理される。例えば、ファックスモードにおいは、画像が形成されたシート面を下にするため、下部の排出トレイに排出するように決められている。つまり、画像形成装置を、複写機を主として考えているため、上部の排出トレイを複写機用の排出トレイとして固定している。
【0013】
そのため、画像形成装置が、ファックスやプリンタ等が主流の場合には、下部の排出トレイに排出させるようにすると、その排出されたシートが、上部排出トレイにて視界を邪魔され、取り去る操作が非常に面倒なものとなる。つまり、使用頻度が非常に高いファックスやプリンタによる画像形成を行ったシートが、常に下部の排出トレイに排出されていたのでは、そのシートを除去する作業が頻繁になり、オペレータにかける負担を増大させていた。
【0014】
またファックスモードと、プリンタモードとを同一トレイへと排出させるようにすると、排出シートが同一トレイ上に混在することになり、オペレータが分配する必要があり、その作業も非常に面倒なことにもなる。
【0015】
本発明は、各種画像形成モードに応じて、画像形成されたシートの排出先を任意に設定可能にし、オペレータの負担をできるだけ軽減させることを目的とする。
【0016】
そのために、本願発明の目的は、特に使用頻度の高い画像形成モードにおけるシートの排出処理をオペレータの視界が効く排出先を優先することを可能にしたものでる。
【0017】
また本発明は、画像が形成されたシートに対する排出処理を、より簡単にするためのシートの排出処理を考慮し、特に画像形成されるページ順に応じて、そのページ順を狂わすことなく、正規の状態での排出を可能にすると同時に、シート排出位置を任意に設定できるシートの後処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明の目的は、スイッチバック搬送のための余分なスペースを必要とせずに、装置本体を小型化することのできる後処理装置を提供すること、および、専用のスイッチバック搬送経路を画像形成装置内に設けることなく画像の記録されたシートのページ順を簡単に揃えことができ、コスト低減を可能にしたシート後処理装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の上述した各目的を達成するためのシート後処理装置は、画像形成装置より送り出されてくる画像形成済みのシートを受け、頁順に順次排出処理してなるシート後処理装置において、該シート後処理装置は、上記画像形成装置より送り出されてくる画像形成済みシートを最終的に受ける少なくとも2つの排出トレイを備え、該各排出トレイにシートをそのままの姿勢で排出処理を行う一方、シートの表裏面を反転させて排出処理可能となすと共に、上記排出トレイを用いてスイッチバックさせたシートを画像形成装置の再搬送路へ搬送可能であり、上記画像形成装置による画像形成モードに対応させて、上記排出トレイの一つを排出先とするか、スイッチバックされたシートを画像形成装置の再搬送路へ搬送するかを任意に設定可能にし、上記画像形成モードに応答して、任意に設定された排出トレイへと排出処理を行うことを特徴とする。
【0019】
そこで、上記画像形成モードに対応して、任意に設定される排出先に加え、シートをそのままの姿勢で排出するか、シートの表裏面を反転させる排出させるかを任意に設定可能にしている。
【0020】
このようにすることで、画像形成装置から送り出されてくる画像形成済みのシートは、予め設定されている排出トレイへと、そのままの姿勢又は表裏面が反転された状態で排出処理できる。そのため、使用進度の高い画像形成モードで出力されるシートをオペレータの視界の効く、例えば上部排出トレイへと排出させることが可能になり、オペレータの負担を軽減できる。
【0021】
また、画像形成モードに応じて、排出先を異ならせることも可能になり、画像形成済みシートが、混在し、それを区別するといったオペレータの負担を軽減できる効果が助長される。
【0022】
そして、上述したシート後処理装置において、画像形成モードが、外部からの画像データをハードコピーとして出力するか、画像形成装置本体に備えられた画像読取手段による画像データをハードコピーとして出力する複写モードの場合、これにより排出先を設定できる。そのため、オペレータが通常画像形成装置の配置位置に居合わせることがあるのは、読取手段による複写モードであり、これにより視界の効く排出トレイへと排出させることが効果的であって、このように任意に設定可能になる。
【0023】
更に、上述のシート後処理装置において、小型化を可能にする目的を達成するには、シートの表裏面を反転させるために、排出トレイ先とは別の排出トレイを反転排出に利用すれば、特別なシート反転部、所謂スイッチバック機構を設ける必要がなくなり、装置の小型化に貢献できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明における画像形成装置により画像形成が完了した記録紙(シート)を受け取り、該シートをページ順に排出処理できるシート処理装置の各種実施形態について、図面を参照して説明する。
【0030】
本発明は、複写モード、プリンタモード、ファックスモード等を有するデジタル画像形成装置の排出部に設けられるシート後処理装置に関するものであり、図1は本発明におけるシート後処理装置の一例を示す断面図である。また、図2は本発明における上記シート後処理装置を備えてなる画像形成装置の全体構成の概略を示す断面図である。
【0031】
まず図2において、画像形成装置の構造について説明しておく。この画像形成装置はデジタル複写機1であり、該デジタル複写機1本体は大きく分けてスキャナ部2と、レーザ記録部3から構成されている。
【0032】
スキャナ部2は透明ガラスからなる原稿載置台2−0、原稿載置台2−0上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)2−1、及び原稿載置台2−0上に載置された原稿の画像を走査して読取るための原稿画像読取ユニット、すなわちスキャナユニット2−2から構成されている。このスキャナ部2にて読取られた原稿画像は、読取画像データとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0033】
上記RADF2−1は、図示しない原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット2−2の原稿載置台2−0上へ給送する装置である。またRADF2−1は、オペレータの選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット2−2に読取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状態を把握し管理するセンサ群、および制御部などから構成されている。このRADF2−1については、従来から多くの出願、商品化がなされているので、これ以上の説明は省略する。
【0034】
原稿載置台2−0上の原稿の画像を読取るためのスキャナ部2を構成するスキャナユニット2−2は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ2−3と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)に導くため、原稿からの反射光を反射する第1の反射ミラー2−5aを搭載してなる第1の走査ユニット2−6a、また第1の反射ミラーユニット2−6aからの反射光像を光電変換素子(CCD)に導くための第2、第3の反射ミラー2−5b,2−5cを搭載してなる第2の走査ユニット2−6b、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラーを介して電気的画像信号に変換する素子(CCD)上に結像させるための光学レンズ2−7、および原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上述したCCD素子2−4から構成される。
【0035】
スキャナ部2は、上記RADF2−1とスキャナーユニット2−2の関連した動作により、原稿載置台2−0上に読取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台2−0の下面に沿ってスキャナユニット2−2を移動させて原稿画像を読取るように構成されている。特に第1走査ユニット2−6aは、原稿載置台2−0に沿って左から右へと一定速度Vで走行され、また第2走査ユニット2−6bは、その速度Vに対してV/2の速度で同一方向に平行に走査制御される。これにより、原稿載置台2−0上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD素子2−4へと結像させて画像を読取ることができる。
【0036】
原稿画像をスキャナユニット2−2にて読取ることにより得られた読取画像データは、後述する画像処理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データを読出してレーザ記録部(プリンタ部)3に転送して、記録シート上に画像を形成させる。このプリンタ部3は画像を形成させるための記録材であるシートの搬送系、レーザ書き込みユニット30、および画像を形成するための電子写真プロセス部31を備えている。
【0037】
レーザ書き込みユニット30は、上述したスキャナユニット2−2にて読取った後のメモリから読出した画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じて、レーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部31を構成する感光体ドラム32上で等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどを有している。
【0038】
上記電子写真プロセス部31は、周知である感光体ドラム32の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器、除電器をこの順序で配置しており、これらを制御することでシート上に画像を形成する。
【0039】
一方、シートの搬送系は、上述した画像形成を行う電子写真プロセス部31の特に転写器が配置された転写位置へとシートPを搬送する搬送部33、該搬送部33へとシートPを送り込むためのカセット給紙装置34a、34bまたは、必要なサイズのシートを適宜給紙するための手差し給紙装置35、転写後のシートPに形成された画像、特にトナー像を定着するための定着器36、定着後のシートPの同一面又は裏面に再度画像を形成するためにシートPを再供給するための再搬送経路(再搬送路)38とを備えている。また、定着器36の下流側には、画像が記録されたシートPを受け取り、このシートPに対して所定の処理を施す後処理装置5が配置されている。
【0040】
レーザ書き込みユニット30及び電子写真プロセス部31において、画像メモリから読出された画像データは、レーザ書き込みユニット30によってレーザ光線を走査させることにより、感光体ドラム32の表面上に静電潜像として形成され、この潜像が現像器においてトナーにより可視像化される。可視像化された感光体ドラム32表面のトナー像は、上述した多段給紙ユニットのいずれかのカセット給紙装置34a,34bあるいは手差し給紙装置35から給送されてくるシートの一方の面上に静電転写され、最後に定着器36にてシート上に定着される。
【0041】
このようにして画像が形成されたシートは、定着器36からシート処理装置5内へ排出ローラ4を介して送り込まれる。
【0042】
(画像処理部の回路説明)
次にこのデジタル複写機1における、読取られた原稿画像情報に対して画像処理を行う画像処理部の構成及び機能について説明する。
【0043】
図3は図2のデジタル複写機1に含まれている画像処理部のブロック図である。このデジタル複写機1に含まれている画像処理部は、画像データ入力部40、画像処理部41、画像データ出力部42、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク等から構成されるメモリ43及び中央処理装置(CPU)44を備えている。
【0044】
画像データ入力部40はCCD部40a、ヒストグラム処理部40b及び誤差拡散処理部40cを含んでいる。画像データ入力部40はCCD2−4にて光電変換された原稿の画像データを2値化変換して、2値のデジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤差拡散法により画像データを処理して、メモリ43に一旦記憶するように構成されている。
【0045】
即ち、CCD部40aでは、画像データの各画素信号に対してその濃度に応じたアナログ電気信号がA/D変換されたのち、MTF補正、白黒補正またはガンマ補正が行われ、256階調(8ビット)のデジタル信号としてヒストグラム処理部40bへ出力される。
【0046】
ヒストグラム処理部40bでは、CCD部40aから出力されたデジタル信号が256階調の各画素の濃度別に加算された濃度情報(ヒストグラムデータ)が得られるとともに、必要に応じて、得られたヒストグラムデータはCPU74へ送られ、又画素データとして誤差拡散処理部40cへ送られる。
【0047】
誤差拡散処理部40cでは、疑似中間処理の一種である誤差拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣接画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部40aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が1ビット(2値化)に変換され、原稿における局所領域濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0048】
また画像処理部41は、多値化処理部41a及び41b、合成処理部41c、濃度変換処理部41d、変倍処理部41e、画像プロセス部41f、誤差拡散処理部41g並びに圧縮処理部41hを含んでいる。この画像処理部41は、入力された画像データをオペレータが希望する画像データに最終的に変換する処理部であり、メモリ43に最終的に変換された出力画像データとして記憶されるまでこの処理部にて処理するように構成されている。但し、画像処理部41に含まれている上述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、機能しない場合もある。
【0049】
即ち、多値化処理部41a及び41bでは、誤差拡散処理部40cで2値化されたデータが再度256階調に変換される。
【0050】
合成処理部41cでは、画素毎の論理演算、即ち、論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選択的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモリ43に記憶されている画素データ及びパターンジェネレータ(PG)からのビットデータである。
【0051】
濃度変換処理部41dでは、256階調のデータ信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定される。そのため、オペレータにて設定された濃度に応じた画像濃度を出力できるように画像処理されることになる。
【0052】
変倍処理部41eでは、指示された変倍率に応じて、入力される既知データにより補間処理等を行うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査が変倍処理される。これにより、オペレーラが指定した倍率に応じた画像を出力するようにしている。
【0053】
画素プロセス部41fでは、入力された画素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽出等データ列に対する情報収集が行われる。
【0054】
誤差拡散処理部41gでは、画像データ入力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われる。
【0055】
圧縮処理部41hでは、ランレングスという符号化により2値データが圧縮される。又、画像データの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成した時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0056】
そして画像データ出力部42は、復元部42a、多値化処理部42b、誤差拡散処理部42c、及びレーザ出力部42dを含んでいる。この画像データ出力部42は、圧縮状態でメモリ43に記憶されている画像データを復元し、もとの256階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部42dへデータを転送するように構成されている。最終的には、レーザプリンタ部3のレーザ書き込みユニット30へと送られ、画像形成が実行されることになる。
【0057】
即ち、復元部42aでは、圧縮処理部41hによって圧縮された画像データが復元される。
【0058】
多値化処理部42bでは、画像処理部41の多値化処理部41a及び41bと同様な処理が行われる。
【0059】
誤差拡散処理部42cでは、画像データ入力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われる。
【0060】
レーザ出力部42dでは、図に示していないシーケンスコントロールからの制御信号に基づき、デジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に変換され、レーザ書き込みユニット30における半導体レーザがオン/オフ状態となり、感光体ドラム32上に静電潜像が書き込まれる。
【0061】
尚、画像データ入力部40および画像データ出力部42において扱われるデータは、メモリ43の容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ43に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して4値のデータの形で処理することも可能である。
【0062】
(デジタル複写機全体の制御構成の説明)
図4はデジタル複写機1の装置全体の各部を中央制御ユニット(CPU)44により動作管理している状態を示す図である。
【0063】
CCD2−4、画像データー入力部40、画像処理部41、画像データー出力部42、画像メモリー43、及び中央処理装置(CPU)44は、図3と重複するので説明は省略する。
【0064】
図3において説明したCPUである中央処理装置44は、RADF2−1、スキャナ部2、レーザープリンター部3などデジタル複写機1を構成する各駆動機構部をシーケンス制御により管理すると共に、各部を制御するための制御信号を出力している。
【0065】
さらに中央処理装置44には、操作パネルからなる操作基板ユニット45が相互通信可能な状態で接続されており、オペレータが設定入力した各種モードに応じて制御信号を中央処理ユニット44に転送し、デジタル複写機1を設定モードに応じて動作させるようになっている。
【0066】
また、中央処理装置(ユニット)44からは、デジタル複写機の動作状態を示す制御信号を操作基板ユニット45へと転送して、操作基板ユニット45側ではこの制御信号により装置が現在どのような状態にあるのかオペレータに示すように表示部などにより動作状態を表示するようになっている。
【0067】
46はソーターコントロールユニットであり、デジタル複写機1により出力される複写物を仕分けたりするシートの後処理装置の動作を管理する制御ユニットである。ここでは、本発明によるシート後処理装置5の制御を主に行うことになる。
【0068】
47は画像情報、および画像制御信号など他のデジタル画像機器との情報通信を可能にするために設けられた画像データの通信ユニットである。
【0069】
図5は、デジタル複写機1における上述した操作基板ユニット45に設けられる操作パネルを表したものである。この操作パネルの中央部分には、タッチパネル液晶表示装置6が配置されていて、その周囲に各種モード設定キー群が配置されている。
【0070】
このタッチパネル液晶表示装置6の画面上には、常時画像編集機能を選択するための画面に切り換える画面切り換え指示エリアがあって、このエリアを指で直接押圧操作すると各種画像編集機能が選択できるように液晶画面上に各種編集機能が一覧表示される。
【0071】
その表示された各種編集機能の中から、オペレータが所望する機能が表示されている領域を指で触れることにより編集機能が設定される。
【0072】
上記操作パネル上に配置された各種設定キー群について簡単に説明すると、7は液晶表示装置6の画面の明るさを調整するダイヤルである。
【0073】
8は倍率を自動的に選択させるモードを設定する倍率自動設定キー、9は複写倍率を1%きざみで設定するためのズームキー、10と11は、固定倍率を読み出して選択するための固定倍率キー、12は複写倍率を標準倍率(等倍)に戻すための等倍キーである。
【0074】
13はコピー濃度調整を自動から手動または、写真モードへと切り換えるための濃度切換キー、14は手動モードまたは、写真モードの時に濃度レベルを細かく設定するための濃度調整キー、15は複写機の給紙部にセットされているシートサイズの中から希望するシートサイズを選択するためのカセット(トレイ)選択キーである。
【0075】
16は複写枚数を設定するための枚数設定キー、17は複写枚数をクリアしたり、連続コピーを途中で止める時に操作するクリアキー、18はコピーの開始を指示するためのスタートキー(プリントスイッチ)、19は現在設定されているモードの全てを解除して標準状態に復帰させるための全解除キー、20は連続コピー中に別の原稿に対するコピーを行いたい時に操作する割り込みキー、21は複写機の操作が分からない時に操作することで複写機の操作方法をメッセージ表示するための操作ガイドキー、22は操作ガイドキー21の操作により表示されたメッセージの続きを表示させるためのメッセージ順送りキーである。
【0076】
23は両面複写モードを設定するための両面モード設定キー、24は複写機から排出される出力物(画像形成済みシート)を仕分けるためのシート後処理装置5の動作モードを設定するための後処理モード設定キーである。この後処理モード設定キー24が、本発明における任意にシートの排出先を選択する選択キーである。
【0077】
25から27は、プリンタモード、ファクシミリモードに関する設定キーであり、25は送信原稿を一旦メモリに蓄えてから送信するメモリ送信モードキー、26はデジタル複写機のモードをコピーとファックス、プリンタの間で切り換えるためのコピー/ファックス・プリンタモード切換キー、27は送信先電話番号を予め記憶させておき送信時にワンタッチ操作で送信先に電話を発信させるためのワンタッチダイヤルキーである。
【0078】
今回提示した操作パネル及びその操作パネル上に配置される各種キーは、あくまでも一例であり、デジタル複写機1に搭載される各種機能により操作パネル上に設けられるキーは異なってくることはいうまでもない。
【0079】
(シート後処理装置の一実施形態)
以下、本発明のデジタル画像形成装置に備えられるシート後処理装置5について、図1を用いてさらに詳細に説明する。
【0080】
上記シート後処理装置5は、上述した図2に示したデジタル複写機1にて画像形成が完了した記録材であるシートPを受け取り、装置内に設けられた排出のための搬送経路をそのまま利用し、その搬送経路を経由した後、各種画像形成モードに応じて所定の方向に向かって搬送されることで、画像が形成されたシートPはページ順が揃えられた状態で積み重ねられ、適切な状態に揃えられた記録物が完成するものである。
【0081】
デジタル複写機1側のシート排出ローラ4から画像が形成されたシートPが排出されてくる位置に対応して、シート後処理装置5側には、上記排出ローラ4に対応して設けられているシート搬入口5aに対向して搬入ローラ50を設けている。この搬入ローラ50は、デジタル複写機1の定着器36及び排出ローラ4が設けられている搬送路の延長上における直線状態で形成さいれている第1の搬送経路51の始端部分に設けられている。
【0082】
上記第1の搬送経路(第1の搬送路)51の上記搬入ローラ50の反対側には、シート後処理装置5外へとシートPを送り出すとともに、必要に応じて反転搬送するように構成された第1の搬送ローラ52が設けられており、さらに排出されるシートを受けるための第1の排出トレイ53が設けられている。上述したように用紙受け入れ口5aから受け入れられたシートは、まず第1の搬送経路51に送り込まれ、搬入ローラ50の搬送方向に沿って第1の搬送ローラ52を介して第1の排出トレイ53と、そのままの姿勢で排出されることになる。上記第1の搬送ローラ52と第1の排出トレイ53とで第1のシート排出部54が構成されている。
【0083】
また、上記第1の搬送経路51の途中には、搬送されるシートPの搬送方向を適宜変更するための第1の搬送方向切換部材55が設けられており、該切換部材55がソレノイドなどの駆動手段により所定のタイミングでもって変位される構成となっている。この切換部材55による搬送方向が切換えられる位置には、分岐搬送経路(分岐経路)56が設けられている。そのため、第1の搬送経路51上を搬送されてくるシートPは、切換部材55による切換位置により、分岐搬送経路56に向かって導くことができる。
【0084】
一方、シート処理装置5内には、上記第1の搬送経路51と平行に、上記分岐搬送経路56を境にして対称に第2の搬送経路(第2の搬送路)61が同様にして設けられている。この第2の搬送経路61と第1の搬送経路51とを連通するようにして、上記分岐搬送経路56が設けられている。従って、第1の搬送経路51より第2の搬送経路へと送り込むために、上述した第1の切換部材55に対応するようにして、第2の切換部材57が、第2の搬送経路61の途中に配置されている。
【0085】
従って、第1の搬送経路51より分岐搬送経路56を経由して搬送されてくるシートを、上記第2の切換部材57の切換位置に応じて第2の搬送経路61へとシートPを導入することができる。
【0086】
上記第2の搬送経路61は、デジタル複写機1にてシートPの両面又は同一面に再度画像を形成するために設けられた一時シートを収容する中間トレイを含む再搬送経路(再搬送路)38へと連通するように設けられている。特に、この第2の搬送経路61は、再搬送経路38と連通するように直線状態で結ばれるように形成されている。そして、第2の搬送経路61の上記再搬送経路38へと通じる部位とは反対側の端部付近にシートPをシート処理装置5外へと送り出すとともに、必要に応じて上記再搬送経路38へと送り込むか、あるいは上述した第1の排出トレイ53へと送り込むための第2の搬送ローラ58と、該第2の搬送ローラ58を介して送り出されるシートを受ける第2の排出トレイ59とを備えている。この第2の搬送ローラ58と第2の排出トレイ59とで第2のシート排出部60が構成される。
【0087】
また、上記第2の搬送経路61に連通してなるデジタル複写機1本体側の中間トレイを含む再搬送経路38へとシートPを送りだすために、第2の搬送経路61の一端部には、搬出ローラ62が設けられている。従って、上述したように第1の搬送経路51へと搬入ローラ50を介して導入されてきたシートPは、第1の切換部材55の切換位置に応じて、分岐搬送経路56へと案内され、そして第2の搬送経路61側の第2の切換部材57の切換位置にて、第2の搬送ローラ58を介して第2の排出トレイ59へと送り出されるか、該シートPの後端が第2の搬送ローラの手前で検出されることで、該第2の搬送ローラ58の送りを逆にし、第2の搬送経路61に沿って、直線的に搬出ローラ62を介して中間トレイを含む再搬送経路38へと送り返される。この時、シートPは、画像形成面が反転されてデジタル複写機1側の中間トレイへと送り出されることになる。
【0088】
この場合、第2の切換部材57の切換位置に応じて、シートPは第1の搬送経路51に沿って搬送される途中で分岐搬送経路56を介して、第2の搬送ローラ58側へと案内されることなく、そのまま搬出ローラ62を介してデジタル複写機1側の再搬送経路38に位置する中間トレイへと送り出されることもある。
【0089】
さらに、上記第1及び第2の搬送経路51と61とを第1及び第2の切換部材55,57にて連通するための分岐搬送経路56には、シートPを搬送制御するための第3の搬送ローラ63が設けられている。この第3の搬送ローラは、分岐搬送経路56へと送り込まれるシートPを、第1又は第2の搬送経路51側又は61側へと搬送するように駆動される。
【0090】
なお、上記各搬送経路上を搬送されるシートPの搬送状態を管理するために、複数のシート検知手段であるセンサが配置されている。まず、第1の搬送経路51上には、デジタル複写機1から排出ローラ4を介してシート搬入口5aへと送り込まれてくるシートを検出するための第1のセンサS1が、搬入ローラ50の下流側に配置されている。そして、第1の搬送ローラ52によりシートPが第1の排出トレイ53に向かって送り込まれることを検出するための第2のセンサS2が第1の搬送ローラ手前、つまり上流側に配置されている。
【0091】
また分岐搬送経路56上には、第1の切換部材55からシートPが導かれてきたことを検出するための第3のセンサS3が、第2の切換部材55の下流側で、かつ第3の搬送ローラ63の上流側に配置されている。さらに、第2の搬送ローラ58へとシートPが第2の排出トレイ59に向かって送り込まれることを検出するための第4のセンサS4が、第2の搬送ローラ58の手前、つまり上流側に配置されている。最後に、第2の搬送経路61上に、デジタル複写機1の再搬送経路38へと送り込まれるシートPを検出するための第5のセンサS5が、搬出ローラ62の手前、つまりシート搬送方向の上流側に配置されている。
【0092】
なお、これらセンサ群は必要に応じてさらに増やしてもよいし、また、搬送状態が管理できる範囲で少なくしても問題ない。
【0093】
これらセンサS1〜S5から得られたシート検知信号は、図4のソータコントロールユニット46に送られることで、シート後処理装置5内を搬送中のシートPが、すべて管理され、シート後処理装置5内の各切換部材55,57、およびシートPの搬送行うための各種ローラ52,58及び63等が正逆方向に回転駆動制御される。
【0094】
図6は、シートPの搬送方向を分岐するための第1の切換部材55の切換え動作制御状態を示したもので、また図7は、第1の切換部材55の下流側においてシートPの搬送方向を分岐するための第2の切換部材57の切り換え動作制御状態を表したものである。
【0095】
以下に、第1及び第2の切換部材55,57の切換位置におけるシートPの搬送状態について説明しておく。まず図6を参照して、第1の切換部材55によるシートPの搬送状態について説明する。
【0096】
第1の切換部材55が第1の切換位置(第1の姿勢)aに、図6(a)に示すように設定されると、第1の搬送経路51を搬入口5aを介して送り込まれてくるシートは、第1の排出部54側に向かって導かれる。この場合、第1の搬送ローラ52は、シートPを排出する方向、つまり正転駆動される。また、搬入ローラ50は常時シートPを第1のシート排出部54側へと送る方向に回転駆動されている。
【0097】
そして、第1の切換部材55が、そのままの姿勢において、シートPの後端がセンサS2にて検出された時点で第1の搬送ローラ52の回転方向が反転された時には、シートPは図6(b)に示すように、第1の排出部54側からスイッチバック搬送され、第1の切換部材55により分岐搬送経路56側に向かって導かれる。
【0098】
次に、第1の切換部材55が、上述とは異なる第2の切換位置(第2の姿勢)bに、図6(c)に示すように設定されると、第1の搬送経路51を介して搬入ローラ50にて送り込まれてくるシートPは、分岐搬送経路56側に分岐され導かれる。この場合、第3の搬送ローラ63はシートPをそのまま搬送する方向、つまり正転方向に回転駆動されている。
【0099】
そして、第1の切換部材55が、そのままの姿勢において、シートPが例えばセンサS3にて後端検知された時に、第3の搬送ローラ63の回転方向が逆に切換えられると、シートPは図6(d)に示すように、分岐搬送経路56側からスイッチバック搬送され、第1の搬送経路51へと向かって第1の排出部54へと導かれる。
【0100】
上述したように第1の切換部材55による各切換位置に応じて、シートを第1搬送経路51から分岐搬送経路56へ、また分岐搬送経路56から第1の搬送経路51へと案内するのを確実に行うために、第1の切換部材55は、その形状が断面がほぼ三角状に形成されており、そして各頂点部分にシートPの搬送経路を有効又は閉鎖する可撓性の薄いフィルム55aを設けている。このフィルム55aは、その先端が切換位置に応じてそれぞれ搬送経路を形成する一方のガイド面に当接、又は近傍に位置し、一方向からの進入を可能にするが、その逆方向からの進入を阻止するようにしている。
【0101】
例えば、図6(b)の状態において、第1の切換部材55が第1の姿勢aに位置している時に、搬送されているシートPの後端がセンサS3にて検知され、シートPが逆方向に搬送されると、第1の搬送経路51の排出部54側への搬送を阻止し、シートが搬入されてくる搬入ローラ50側へと案内することができる。そのため、図6(a)及び(b)に示すように第1の切換部材55が第1の切換位置aの設定されている状態においては、第1の搬送経路51へと搬入ローラ50を介して搬送されてくるシートPを、そのままの姿勢で第1の排出部54へと導く一方、第1の搬送ローラ52に第1の排出トレイ53へと送り出される途中で、そのシートP後端がセンサS2にて検知された時点で、反転駆動されると、シートPを分岐搬送経路56へと分岐することができる。
【0102】
次に図7において、第1の切換部材55と同様に第2の切換部材57によるシートPの搬送状態について説明する。まず、第2の切換部材57が第1の切換位置(第1の姿勢)a、つまり図7(a)に示す位置に設定されると、分岐搬送経路56を搬送されてきたシートPが、第2のシート排出部60側に向かって導かれる。ここで、第2の搬送ローラ58は、シートPを第2のシート排出部60へと送り出す方向を正転として回転駆動されている。
【0103】
上記第2の切換部材57を第1の切換位置aの状態に維持しておき、第2の搬送ローラ58の手前で搬送方向におけるシートPの後端がセンサS4で検知された時に、第2の搬送ローラ58を逆転駆動し、シートPの送り方向を反転させると、第2のシート排出部60側からスイッチバック搬送されてきたシートPは、第2の搬送経路61に沿って搬出ローラ62側へと導かれる。この排出ローラ62は常時、シートPをデジタル複写機1側の再搬送経路38へと送り込む方向に回転駆動されている。
【0104】
そして、第2の切換部材57が図7(c)に示す第2の切換位置(第2の姿勢)bに設定されると、分岐搬送経路56を搬送されてくるシートPは、第2の搬送経路61の搬出ローラ62に向かって導かれる。しかも、第2の切換部材57が、第2の切換位置bの姿勢に保持された状態において、図7(d)に示すようにシートPの後端がセンサS4にて検出された時点で、第2の搬送ローラ58が逆方向に回転され、第2のシート排出部60側からスイッチバック搬送されるシートPは、第2の搬送経路61より分岐搬送経路63へと導かれる。
【0105】
上記第2の切換部材57についても、シートPの搬送経路の切換案内を確実に行うために、第2の切換部材57は、その断面がほぼ三角形状に形成された、各頂点に、可撓性のポリエステルフィルム等の薄いフィルム57aが設けられている。この作用は、先の第1の切換部材55と同様であり、第1の切換位置aに存在することに、シートPを、切換搬送路56から第2の搬送経路の第2のシート排出部60へと案内し、かつ第2の搬送経路61を経由してデジタル複写機1側の再搬送経路38側へと案内することを可能にしている。
【0106】
(画像形成モードに応じたシート排出先の任意設定)
以上のように構成されたシート後処理装置5の第1及び第2排出トレイ53,59への本発明における各種画像形成モード、つまりファックスモード、プリンタモード、複写モード等の画像形成モードに応じて画像形成済みのシートの排出先を任意に設定する機能について説明する。
【0107】
図8には、各種画像形成モードに対応させて排出先を任意に設定できる表示状態を示したもので、操作パネル部に設けられた表示装置6に、その入力設定を行えるような状態での表示がなされている。この表示は、先に図5にて説明したように操作パネル上の後処理モード設定キー24の操作により、図8のような表示がなされる。
【0108】
図8に示す表示状態において、各種画像形成モードに応じて、該モードにより排出トレイ先を任意に設定し、その設定時に排出されるシートの状態をも合わせて設定できる。例えば、表示装置6に表示されているモード表示部(タッチパネルキー)6−1上を、押圧すれば、まずコピーモード(複写モード)に対応した部分を示すマーク表示がなされる。これは、上記モード表示部6−1を順次押すことで、ファックスモード、プリンタモードそして、コピーモードといった順にマ−クが移動し、そのマ−ク位置のモード状態が指示されることになる。
【0109】
そして、コピーモードの指示状態において、排出トレイ先を示すトレイ表示部6−2を、同じように操作すれば第1の排出トレイ(53)または第2の排出トレイ59を任意に選択できる。さらに、反転表示部6−3を操作すれば、シートの排出状態、つまり排出させるシートの表裏面を反転するか、反転することなく、そのままの姿勢で排出させるかを任意に選択できる。つまり、反転表示部6−3の部分を一度押圧すると、反転“無”表示状態で、反転“有”の状態に表示され、再度押圧すると、反転“無”の表示状態になる。
【0110】
以上のようにして、任意に排出先の設定が完了すれば、完了表示部6−4を操作することで、その時の画像形成モードに対応する排出先の設定が登録され、その状態が維持される。そして、表示装置6の表示画面が初期の表示画面に切り換えされる。
【0111】
図8によれば、複写(コピー)モードにおいては、第1の排出トレイ53を選択し、シートをそのままの姿勢、つまり画像形成面を上(フェースアップ)にして、排出させる。また、ファックスモードにおいては、第2の排出トレイ59を選択し、該トレイにシートの表裏面を反転し、画像形成された面を下(フェースダウン)にて排出される。そして、プリンタモードにおいては、第1の排出トレイ53が選択され、該トレイにシートの表裏面を反転し、画像形成された面を下(フェースダウン)にて排出させるように設定されたことになる。
【0112】
図8にて設定された状態において、以下に順次排出される動作制御について説明する。その前に、図8に示すように、シートの排出先が任意に設定され、その設定に従って、各排出トレイを選択し、そのトレイへの排出状態を決めるために、図9に示すようなデータテーブルがデジタル複写機1側か、あるいはシート後処理装置5側にて記憶される。このデータテーブルは、電源がOFFされても消えないようにメモリ内に記憶され保護される。
【0113】
この図9において、第1の排出トレイ53に、シートの画像面を上にして排出する処理の動作モードを“A”とし、第2の排出トレイ53にシートを反転搬出する動作モードを“B”とし、第1の排出トレイ59にシートを反転排出する動作モードを“C”とし、第2の排出トレイ59にシートを画像形成面を上に排出する動作モードを“D”としてデータテーブルに記憶される。これは、図8に基づいて記憶された内容であり、以下に図9を基に排出処理制御について説明する。
【0114】
ここで、デジタル複写機1側においては、外部装置から送られてくる全ての画像データを受け取った状態において、画像データに従ってハードコピーを出力するようにしたものがある。この場合、デジタル複写機1側には、大容量の画像データ記憶部が備えられている。このような場合に対処できるように、上述した排出動作モード“D”を設定できるようにしている。つまり、上述した記憶部を備える場合には、転送されてきた最終頁の画像より先に出力できるように制御できる。そのような場合、上記排出動作モードを“D”として設定する。しかし、上記大容量メモリが存在せずに、転送されてくる画像データの順にハードコピーとして出力させる場合には、上述した排出モードB又はCが任意に設定されることになる。
【0115】
画像形成動作が開始されると、まず図10に示す制御フローが実行され、先に図8にて任意に設定された画像形成モードに応じたシートの排出動作モードを決定する。そのために、図9に示したデータテーブルが参照され、排出動作モードA乃至Dのいずれかが確定され、画像形成動作に合わせて排出力制御が実行される。
【0116】
そこで、画像形成のためのモードがコピーモード(複写モード)でれば、上述した図9のデータテーブルに従って、排出動作モード(以下排出モードと記す)“A”が確定される。また、ファックスモードでれば、排出モード“B”が確定される。しかし、上述したように画像データを全て受けてからハードコピー出力を行う場合には、その記憶部(メモリ)の存在を確認し、メモリの存在がなければ、そのまま排出モード“B”が確定される。しかし、メモリの存在を確認し、最終頁の画像データより出力できる場合には、排出モードを“D”に変更して、そのモードを確定する。
【0117】
さらに、プリンタモードにおいては、排出モードを"C"に決める。しかし、メモリの存在を確認することで、排出モードを"A"に変更し、それを確定する。一方、メモリの存在が確認できなければ、上述した排出モード"C"に確定し、以下に記載するシートの排出処理制御が実行されることになる。
【0118】
(複写モード:排出モード“A”)
図11は、シート後処理装置5において、デジタル複写機1本体より排出される画像形成済みシートPを受けて、排出処理するための制御フローチャートである。これは、図10において説明したように排出モード“A”にて確定され場合のシート後処理装置5における排出処理である。
【0119】
そこで、デジタル複写機1の用紙排出口から排出ローラ4を介して所定の間隔をおいて送られてくるシートPは、順次シート後処理装置5側へと送り込まれてくる。このシートPが、シート後処理装置5の搬入口5aから受け入れられ、搬入ローラ50を介して取り込まれると、第1のセンサS1がシートPの先端部分を検出した時点(n1)で、複写モードでの画像形成に対応して図9に示すデータテーブルにおいて確定された排出モードが"A"か否かが確認(n2)され、該排出モード"A"であれば第1の切換部材55である第1ゲートを第1の切換位置a(図6(a)の状態)に設定(n3)する。そしてシートPの搬送状態を管理するタイマt1をセット(n4)しておき、センサS2がシートPの先端部分を検出するまでの時間を待って、シートPが第1の切換部材55を介して第1の搬送ローラ52側へ確実に導かれたか、否かを管理(n5→n6→n5)している。
【0120】
もしも、このタイマt1にて管理されている時間内に、センサS2がシートPの先端部分を検出(ON)しなければ、シートPの搬送異常としてジャム処理のルーチンへ移行する。このジャム処理ルーチンは通常の搬送ジャム処理と同様であって、その詳細は省く。このジャム検出に応答して、シート後処理装置5の搬送動作を停止させ、かつデジタル複写機1側にその状態を知られて、画像形成動作が一時中断される。
【0121】
上記搬送されているシートPの先端部分が、上記センサS2によりタイマt1内に検出されると、一旦タイマt1はリセット(n7)される。そして、シートPを第1の排出トレイ53に向かって排出するために、第1の搬送ローラ52の回転駆動を維持(n8)させる。
【0122】
次に新たなタイマt2がセット(n9)され、センサS2がシートPの後端部分を検出(OFF)するまで、すなわちシートPが第1の排出トレイ53に向かってシートPが排出されるまでを管理(n10→n11→n10)している。このシートPの搬送状態の管理においても、先の管理と同様にセンサS2が所定時間を経過しても、シートPの存在を検出しているのであれば、シートPの搬送異常としてジャム処理のルーチンへと移行する。
【0123】
シートPが第1の搬送ローラ52から第1の排出トレイ53に向かって確実に排出されたことが、センサS2の検出信号(OFF)をもとに確認されると、タイマt2はリセット(n12)され、第1の搬送ローラ52の回転駆動も所定のタイミング(ローラ52からシートPの後端部分が放出された頃)をもって停止(n13)される。このステップn13においては、第1の搬送ローラ52は、停止されることなく、シートPを第1の排出トレイ53へと送り出す方向に回転駆動される状態を維持させるようにしてもよい。
【0124】
特に、デジタル複写機1が片面複写モードで動作している場合には、搬入ローラ50及び第1の搬送ローラ52が正転駆動される。これは、第1の排出トレイ53をシートの排出部として選択するためである。
【0125】
以上の動作を複写モードにおいては、デジタル複写機1から順次画像が形成され、排出されてくるシートPに対して同様の管理のもと、連続して繰り返し、排出制御する。これにより、第1の排出トレイ53上には、画像形成されたシートPが画像面を上にして順次排出され、積載されていく。
【0126】
この複写モードに対応する排出モード"A"においては、RADF2−1の原稿トレイ等に載置された原稿の積載順に画像形成が行われるため、積載された原稿の頁順に揃った状態で画像形成済みのシートPが揃えられることになる。特に、原稿は、その画像が最終頁より順にスキャナ部にて読取られ、その読取られた順に画像形成が行われることから、シートPに形成された画像形成面を上にして排出させることで、頁順が狂うことなく、シートPが正確に積載されていく。
【0127】
(ファックスモード:排出モード“B”)
次に、デジタル複写機がファックスモードに設定された状態におけるシートPの排出制御について説明する。そのため、画像形成モードがファックスモードであれば、予め任意に設定された図9の状態においては、メモリの存在にて転送画像データの最終頁より順次画像形成を行うことなく、転送画像データの順に画像形成を実行する場合、排出モードが“B”に確定されることは、図10において説明した通りである。そして、図11の制御フローを実行する。
【0128】
上記排出モード“B”が確定されることで、第1の切換部材55は第1の姿勢aを維持させ、第2の切換部材57についても第1の姿勢aに維持させる。また、第1の搬送ローラ52及び第2の搬送ローラ58が正転方向に回転駆動される。
【0129】
そこで、デジタル複写機1がファックスモードによる画像形成を行う時に、受信した先頭頁より画像データ順に従った画像の出力を開始すると、該デジタル複写機1のシート排出口の排出ローラ4を介して、所定の間隔をおいてシートPが順次、シート後処理装置5へと送り込まれてくる。この順次送り込まれてくるシートPを、シート後処理装置5の搬入口5aから受け入とり、搬入ローラ50にてさらに内部に取り込まれる。
【0130】
これにより、第1のセンサS1がシートPの先端部分を検出する。この検出に応答して、ステップn2にてデジタル複写機1の画像形成モードがファックスモードに対応して設定された排出モードが“B”であり、ステップn2にて排出モードAでないことから、図12に示すフローへと移行する。そこで、ステップn14にて排出モードが“B”か否かが確認される。そこで、排出モード“B”であることが確認されると、図12に示す制御フローチャートに示す処理ルーチンを実行する。そしてステップn15に切換部材である一方の第1の切換部材55を第1の切換位置aに設定する。これは、先に説明したようにこの第1の切換部材55及び第2の切換部材57は事前に第1の姿勢aに切換えられているが、説明の都合上、n15にて切換えられるものとする。
【0131】
そしてシートPの搬送状態を管理するタイマt1をセット(n16)しておき、センサS2がそのシートPの先端部分を検出するまでの時間をもって、シートPが第1の切換部材55を介して第1の搬送ローラ52へ確実に導かれたか否かを管理(n17→n18→n17)する。以上ステップn15〜n18の処理は、図9のステップn3〜n6と同一である。
【0132】
もしも、このタイマt1にて管理されている時間内にセンサS2がシートPの先端部分を検出できなければ、シートPの搬送異常としてジャム処理のルーチンへ移行する。
【0133】
上記センサS2がシートPの先端部分を上記タイマt1の計時時間内に検出すると、一旦タイマt1はリセット(n19)される。そして、シートPを第1の排出トレイ53の方に向かって搬送するために、第1の搬送ローラ52をその方向にシートPを搬送するよう回転(正転)駆動する状態を維持(S20)させる。この場合、上記センサS2がシートP先端を検出した時点で第1の搬送ローラ52の回転駆動を開始されるようにしてもよく、シートPの搬入を検出するセンサS1の検出タイミングで回転駆動を開始させるようにしてもよい。この駆動の開始のタイミングは適宜設定すればよい。
【0134】
次に新たなタイマt2がセットされ、センサS2がシートPの後端部分を検出するであろう程度の時間でもって、すなわちシートPが第1の排出トレイ53の方に向かって排出されるシートPの搬送状態を管理(n22→n23→n22)している。このときもセンサS1におけるシートPの搬送状態の管理と同様に、センサS2が所定時間経過しても、シートPの存在を検出しているのであれば、シートPの搬送異常としてジャム処理のルーチンへと移行する。
【0135】
シートPの後端部分がセンサS2にて検出(OFF)されると、タイマt2はリセット(n24)される。以上までの処理は、図11に示す処理ルーチンと同一であり、ステップn25移行の処理が異なる。そのため、n25にて第1の搬送ローラ52の回転駆動が正転から逆転に切り替えられる。この時点で第1の切換部材55である第1のゲートは第1の切換位置aの状態で維持され、第1の搬送経路51から分岐搬送経路56へ、第1の切換部材55の反対面にてシートPの案内を行うように設定される。そのため、上記第1の搬送ローラ52の逆転駆動によりスイッチバック搬送されるシートPは、第1の切換部材55を経由し、分岐搬送経路56に向かって導かれる。
【0136】
このとき新たにタイマt3がセット(n27)され、センサS3のシートP検出信号をもとに、切換搬送経路56へと導かれるべきシートPの第1の切換部材55付近における搬送状態を管理(n28→n29→n28)する。もしもタイマt3の計時時間内に、センサS3がシートPの先端部分を検出できなければ、シートPの搬送異常としてジャム処理のルーチンへと移行する。
【0137】
そして、第1の切換部材55により分岐搬送経路56に向かって導かれたシートPをセンサS3が検出(ON)すると、一旦タイマt3はリセット(n30)され、新たなタイマt4がセット(n31)されると共に、第2の切換部材57が第1の切換位置a(図7(a)の状態)に設定(n32)される。この設定は、上述したようにファックスモードでデジタル複写機1が画像形成動作を開始した時点で行われるが、説明を理解しやすいようにしている。
【0138】
そこで、第2の切換部材57が第1の切換位置aに設定されておれば、分岐搬送経路56上を搬送されてくるシートPは、第2の排出部60側、特に第2の搬送経路61を経由し第2の搬送ローラ58を介して第2の排出トレイ59へと案内される。
【0139】
さらに、この第2の切換手段57により案内されたシートPの先端部分がセンサS4にて検出(ON)されると、第2の搬送ローラ58の回転状態が維持(n36)されることになる。この前に、タイマt4が第2の切換部材57付近におけるシートPの搬送状態を管理(n33→n34→n33)している。そして、タイマt4の計時時間内にシートPがセンサS4にて検出されなければ、搬送異常であるとしてジャム処理ルーチンに移行する。
【0140】
上記搬送異常を検出しない場合、タイマt4をリセット(n35)し、第2の搬送ローラ58の回転を維持させ、次にタイマt5をセット(n37)する。このタイマt5をセットすることで、シートPが第2の搬送ローラ58にて正常に第2の排出トレイ59へと送り出される搬送状態を管理(n38→n39→n38)する。
【0141】
そして、このシートPの搬送状態の異常が検出されれば、同様にしてジャム処理ルーチンに移行するものの、正常な搬送状態が確認されれば、第2の搬送ローラ58からシートPが第2の排出トレイ59に向かって排出されたタイミングに応じて、第1及び第2の搬送ローラ52,58の駆動を停止(S40)させる。つまり、シートPの後端部分が第2の搬送ローラ58から放出されたであろう頃のタイミングに応答して停止するとともに、第2の搬送ローラ58から第2の排出トレイ59に向かって排出されるシートPを管理するタイマt5をリセット(S41)する。ここで、上記第2の搬送ローラ58は、次のシートPの送り出しを行うためにも、継続して動作を維持させるようにしてもよい。特に、搬入ローラ50を介して搬入されるシートPをセンサS1が検知するタイミングに応答させて第1の搬送ローラ52を駆動制御するとよい。
【0142】
以上の動作をファックスモードにおいては、デジタル複写機1から順次画像が形成され、排出されてくるシートPに対して同様の管理のもと、連続して排出制御することになる。この場合には、シートPは、その画像形成面が下になった状態で、順次第2の排出トレイ59に積載された排出される。そのため、送られてくるファックスよる画像は、その頁順が、送られてくる順番に確実に揃えられている。
【0143】
つまり、ファックスによる画像は、通常第1頁より順に送られてくるため、その頁順を揃えるために、第1の排出部54を利用して第2の排出トレイ59へと反転排出し、その頁順を揃えるようにしている。そのため、特別にスイッチバック搬送経路を設けることなく、上記シートを排出処理する上で必ず必要となる第1の排出部54をそのまま利用して行うことができるため、構成を簡単にし、かつ装置を小型化できる。
【0144】
この排出処理の制御においては、第1の排出部54を反転搬送、つまりスイッチバック搬送手段として利用しているため、分岐搬送経路56に配置されている第3の搬送ローラ63を設ける必要はない。つまり、分岐搬送経路56が存在すればよく、第1の搬送ローラ52と第2の搬送ローラ58との搬送路長が、少なくとも処理可能な最小サイズのシートの長さに合わせて設計すればよく、装置の小型化に更に貢献できる。
【0145】
また、第2の搬送ローラ58は、常に正転方向に駆動されるのみであり、第2の排出トレイ59へと順次シートの表裏面を反転されたシートPを排出している。しかも、第1の切換部材55は、上述した片面複写モードにおける排出処理状態の位置と同一姿勢であり、その切換制御を行う必要がないため、シートの排出処理を確実に行える。
【0146】
以上は、デジタル複写機1側でのメモリが存在せずに、外部装置(例えばファクシミリ)より転送されてくる画像データ順にシートに画像形成し、出力する場合である。そして、デジタル複写機1側においては、メモリを備え、転送画像データの最終頁より画像形成を行う場合には、トレイへと反転排出させる必要がなくなる。そのため、第2の排出トレイ59へと、シートをそのままの姿勢で排出処理する排出モード“D”で処理されることになる。
【0147】
その排出モード“D”による処理制御は、第1の切換部材55をb位置(図6(c)の状態)に、第2の切換部材57をa位置(図7(a)の状態)に切換制御する。そして、第3搬送ローラ63及び第2搬送ローラ58を正転方向に回転駆動することで、デジタル複写機1側から送り出されるシートは、その画像形成面を上にして第2の排出トレイ59に順次積層されるようにして排出処理され、その頁順が揃えられた状態で排出処理される。
【0148】
(プリンタモード:排出モードC)
デジタル複写機1がプリンタモード、例えばワードプロセッサやパーソナルコンピュータから送られてくる画像データを出力する状態に設定されている場合におけるシートPの排出処理制御について説明する。この場合、図9において説明したように、排出モードとしては“C”が予め設定されており、このモードが図10のフローに従って確定される。
【0149】
つまり、プリンタモードにてデジタル複写機1が動作するため、シート排出処理の排出モード“C”が、メモリの存在がないことを確認することで、確定される。これにより、先に説明した図11以降の排出処理のための制御フローが実行される。
【0150】
そこで、プリンタモードでの画像の出力を開始すると、デジタル複写機1の排出口から排出ローラ4を介して、所定の間隔をおいてシートPが順次排出されてくる。この順次排出されてくるシートPをシート後処理装置5の搬入口5aから搬入ローラ50を介して受け入れる。この時、第1のセンサS1がシートPの先端部分を検出(n1)する。この検出時点に応答して、デジタル複写機1が複写モードでの排出モードが“A”か否かが確認(n2)される。そして、プリンタモードに対応する排出モード“C”であることを条件に、図12のステップn14を経由し、図13に示す制御フローチャートを実行することになる。
【0151】
つまり、ステップn2にて排出モードが“A”でないことが確認されると、次に図12のフローチャートにおけるステップn14において排出モードが“B”か否かが確認される。この場合、排出モード“B”でないため、上述した図13におけるステップn42へと進み、プリンタモードに対応する排出モードが“C”か否かが確認される。そのため、排出モード“C”が確定(設定)されていれば、第1の切換手段55の第1ゲートを第2の切換位置b(図6の(c)の状態)に設定(n43)する。そしてシートPの搬送状態を管理するタイマt6をセット(n44)しておき、シートPが分岐搬送路56へと搬送される状態を検出するために、センサS3がシートPの先端部分を検出するまでの時間をもって、シートPが第1の切換部材55を介して第2の排出手段56へ導かれたか否かを管理(n45→n46→n45)している。
【0152】
従って、シート後処理装置5へと送り込まれてきたシートPは、第1の切換部材55にて、分岐搬送経路56へと導入される。そして、この分岐搬送経路56への搬送中に上記タイマt6にて管理されている時間内に、センサS3がシートPの先端部分を検出できなければ、シートPの搬送異常としてジャム処理のルーチンへ移行する。
【0153】
上記センサS3がシートPの先端部分を検出(NO)すると、一旦タイマt6はリセット(n47)され、そして、シートPを第2の排出部60の特に第2の排出トレイ59へと向かって搬送するために、第2の切換部材57を第1の位置a(図7(a)の状態)に設定(n48)し、新たにタイマt4をセット(n49)する。このタイマt4で管理されている時間内に、センサS4がシートPの先端部分を検出(ON)すると、第2の搬送ローラ58の正転駆動の状態が維持(n53)され、タイマt4もリセット(n52)される。この場合、タイマt4の時間内に、センサS4がシートP先端を検出(ON)しなければ、シートPの搬送異常であるとしてジャム処理ルーチンを実行する。つまり、n50→n51→n50にてシートPの切換搬送経路56、第2の搬送経路61の第2の排出部60側への搬送状態を管理している。
【0154】
シートPの搬送が正常であれば、続いてタイマt5がセット(n54)された後、このタイマt5にて管理されている時間内にセンサS4がシートPの後端部分を検出(OFF)すると、タイマt5はリセット(n57)され、第2の搬送ローラ58の回転方向が、正転駆動から逆転駆動に切り換えられる(n58)。その前に、シートPの後端がセンサS4にて検出(OFF)されるまでの間は、そのシートPの搬送状態をn55→n56→n55にて管理しており、タイマt5の設定時間内にシートPの後端がセンサS3にて検出されなければ搬送異常であるとしてジャム処理ルーチンへと移行する。
【0155】
上記ジャム管理において、異常検出がなければ、上述したように第2の搬送ローラ58が、センサS3によるシートP後端検出に応答して、今までとは逆方向に回転駆動される。このとき第2の切換部材57は、第1の位置a(図7(a)の位置)から第2の切換位置b(図7(c)の位置、特に図7(d)の状態)に切換えられ(n59)、シートPは後端が先頭となり第2の搬送ローラ58の駆動によりスイッチバック搬送され、第2の切換部材57の案内により分岐搬送経路56を逆方向に搬送され、第1の切換部材55へと導かれる。このスイッチバック搬送されるシートPの分岐搬送経路56へと搬送状態を管理するためにタイマt7がセット(n60)される。
【0156】
第2の切換部材57に案内され、分岐搬送経路56に沿って第1の切換部材55に向かって導かれる送り方向が逆になったシートPの先端部分が、タイマt7により管理されている時間内にセンサS3にて検出(ON)されると、タイマt7はリセット(n63)されると共に、第1の切換部材55が第2の位置b(図6(c)の位置、特に図6(d)の状態)に設定(n64)される。これはものと状態のままで維持されている。
【0157】
よって、上記第1の切換部材55にてシートPは、第1の排出部54側へと導かれる。上記第1の切換部材55は、分岐搬送経路56をシートPがスイッチバック搬送され、その先端がセンサS3にて検出(ON)されると、切換制御するように説明しているが、これは説明を簡単にするためであって、シートPが分岐搬送経路56を正転方向に搬送されている時に、シートP後端がセンサS3にて検出(OFF)された時点から、上記スイッチバック搬送におけるセンサS3にて検出(NO)されるまでの間であれば、いつでも切換制御できるが、この切換を行うことはない。
【0158】
また、スイッチバック搬送されているシートPがセンサS3にて先端検出(ON)されるまでの間は、ステップn61→n62→n61にて、シートPの搬送状態の管理が行われており、タイマt7の設定時間内にシートPをセンサS3が検出(ON)しない場合、ジャム処理ルーチンを実行することになる。
【0159】
ステップn63にてタイマt7をリセットと同時に第1の搬送ローラ52の正回転駆動を維持させた状態で、シートPは第1の切換部材55にて案内され、第1の排出トレイ53へと画像形成面を下にして送り込まれてくる。この排出状態を管理するために、タイマt8がセット(n65)され、第1の搬送ローラ52にて搬送されるシートPの先端を検出(ON)するセンサS2の検出状態を確認(n66)する。このセンサS2と上記タイマt8の設定時間によりシートPの第1の切換部材55を経由し、センサS2までの搬送状態をn66→n67→n66にて管理する。
【0160】
上記管理において、搬送が正常であれば、次にタイマt8をリセット(n68)し、タイマt2がセット(n69)され、センサS2がスイッチバック搬送されるシートPの後端を検出(OFF)する状態をタイマt2と協同して確認する。つまりステップn70→n71→n70を行うことで、スイッチバック搬送されてくるシートPの上記第1のトレイ53への正規の搬送状態を管理し、タイマt2の設定時間内にシートPの後端を検出しなければ、ジャム処理を実行する。
【0161】
そして、シートPが第1の排出トレイ53に排出されるのを検出(OFF)すると、タイマt2をリセット(n72)し、第1の搬送ローラ52の回転を停止させる。この停止(n73)と同時に第2の搬送ローラ58の逆転駆動を停止させる。第1の搬送ローラ52は、その回転方向が変更されることがないため、例えばセンサS1にてシートP先端が検出されるタイミングで、正回転駆動し、その状態をシートPがシート後処理装置5へと連続して送られてこなくなるまで継続して駆動を維持させておくこともできる。
【0162】
上述のようにして、画像形成されたシートPは、その画像面が上になってシート後処理装置5へと送り込まれるものの、第2の排出トレイ59への排出処理部分を利用し、そのシートPの搬送方向を反転するようにスイッチバック搬送を行って、第1の排出トレイ53へと排出される。そのため、画像形成面は下となって第1の排出トレイ53へと順次排出されることになる。従って、プリンタモードにおいても、画像形成面を下にして第1の排出トレイ53へと順次排出できるため、その頁順が、外部装置より送られてくる画像データの頁順に揃えられる。しかも、スイッチバック搬送する時に、一方の排出トレイへの搬送路をそのまま利用できるため、特別にスイッチバック搬送経路を設ける必要がなくなり、構成が非常に簡単になる。
【0163】
第1の排出トレイ53へとシートPの表裏面を反転させて排出させる場合においても、第2の排出トレイ59へと反転排出させる場合と同様に、第1及び第2の搬送ローラ52,58の配置距離が、最小サイズのシートの長さに設定することで、第3の搬送ローラ63を設ける必要がなくなり、装置の小型化を可能にできる。
【0164】
以上のようにデジタル複写機1が各種画像形成モード、例えばファックスモードやプリンタモードで動作する場合、その時に出力されるシートを、別々の排出トレイへと任意に設定した排出トレイへと排出処理できるように、任意に設定できるため、オペレータは振り分けられた排出トレイ上に区別されたシートを容易に除去することができる。
【0165】
ここで、第2の搬送ローラ58を利用してシートPの反転を行い第1の排出トレイ53へと排出させる場合、シートPの後端が全て第2の搬送経路61へと導かれた状態をセンサS4にて検知したタイミングで行っている。このようにすれば、次のシートPとの間隔を広くする必要がある。そのため、第2の搬送経路61にシートPが完全に送り込まれる前の、分岐搬送経路56にシートPの後端が搬送されたタイミングで行うことが非常に効果的になる。
【0166】
つまり、分岐搬送経路56には、第1の切換部材55をシートPが通過するタイミングで後端を検出できるセンサS3が配置されているため、該センサS3を利用して、センサS3が分岐搬送経路56へと送り込まれてシートPの後端検出に応答させて、第2の搬送ローラ58を逆転駆動させれば、該シートPは、第1の切換部材55を経由し、第1の搬送経路51の第1のシート排出部54側へと送り込むことが可能になる。そのため、センサS3からセンサS4へとシートが搬送される時間を不要にし、シートの反転排出を行わせることもできる。これにより、シート間隔を短縮し、高速処理に対処できる。
【0167】
また、シートを反転して第1の排出トレイ53へと排出処理させる別の態様としては、スイッチバックによる反転搬送を分岐搬送経路56の位置で行うようにして、そのスイッチバックによる反転搬送経路及び時間を短縮することもできる。これは、先に説明したようにセンサS3によるシート後端検出のタイミングを利用して簡単に行うことができる。
【0168】
この場合、シートPは切換搬送経路56中で、第3の搬送ローラ63にて主にスイッチバック搬送が開始されるようにすれば、第2の搬送経路61へと完全にシートPが搬送されるのを待って行う必要がなくなるため、スイッチバックのための時間が短縮できる。そのため、次に送られてくるシートPを例えば搬入ローラ50の位置で待機させる時間を短縮できるか、その時間を解消できる。
【0169】
この実施形態によれば、第3の搬送ローラ63を設けて、第3の搬送ローラ63を利用してスイッチバック搬送を行うため、同様に別途スイッチバック搬送を行うための搬送経路を設ける必要もなくなる。しかも、分岐搬送経路56が長くなり、第1及び第2の搬送ローラ52,58間の搬送距離が、処理できる最小サイズのシートの長さ以上の場合においても、簡単に反転搬送制御を行うことができる。特に上記第1及び第2の搬送ローラ52,58が長くなるのは、上下の排出トレイ53,59の間隔を広くし、下部の排出トレイ59上に排出されたシートをオペレータが取り去り易くするためである。
【0170】
また、このプリンタモードにおける排出モード“C”を確定する前に、転送されてきた画像データを全て記憶しておき、最終頁より画像形成を行うためのメモリを備えている場合には、排出モード“C”より“A”に変更し、このモード“A”が確定されてシートの排出処理が実行される。
【0171】
この処理は、図11にて説明した通りであり、その排出処理の説明は省略する。
【0172】
以上が図8に示す設定表示に従って、予め画像形成モードに応じて、排出先、つまり排出モードを任意に設定しておき、これをデジタル複写機1の画像形成モードにより確定し、画像形成済みシートのシート後処理装置5における排出処理の説明である。
【0173】
上述したデジタル複写機1の各種画像形成モードにおいて、確定される排出モードA〜Dについては、ほんの一例であり、これは任意にユーザ側で設定できることである。例えば、ファックスモードにおいては、第2の排出トレイ59へと反転排出されることなく、プリンタモードと同様に第1の排出トレイ53に反転排出させる排出モード"C"を設定することもできる。
【0174】
しかも、排出トレイとてしては上下2段を例に説明したが、少なくとも2段の排出トレイが存在することが必要であるだけで、それ以上の排出トレイを設け、それらの排出トレイへ、画像形成モードに応じて任意に排出先を設定し、排出処理を行うことができる。例えば、3段に排出トレイを設ける場合においても、同様に各排出トレイへとそのままの姿勢でシートを排出させる一方、少なくとも一つを排出トレイにおいては、他の排出トレイを利用して反転排出できるように構成すれば、本発明による排出処理を可能にするシート後処理装置を得ることができる。
【0175】
一方、画像形成されたシートをトレイにそのまま排出処理するのではなく、そのシートを再度画像形成部へと送り返し、その後に送り出されてくる画像形成済みシートの後処理をも行わせることができる。この場合においても、シートをデジタル複写機1側へと送り返すために、第1又は第2の排出トレイ53,59を利用することを選択できる。つまり、画像形成モードとして、両面複写モードを選択された時に、第1又は第2の排出トレイ53又は59のいずれを利用するかを予め選択設定し、両面への画像形成が完了すれば、設定される排出トレイへと排出させることができる。
【0176】
この両面複写のためのシートの表裏反転のために利用するトレイとしては、オペレータのよる視界の及ばない部分を選択することが重要であろう。そのため、上部の第1の排出トレイ53を選択することなく、下部の第2の排出トレイ59を反転処理部として選択する方が好適といえる。そして、両面への画像形成が完了してシートを受けるトレイとしては上部の排出トレイを選択することが非常に好適であるといえる。
【0177】
(両面複写モード:スイッチバック反転供給/排出モードE)
そこで、上述したように両面複写モードによる画像形成を行う場合でのシート後処理装置5を利用してなるシートの処理制御について説明する。
【0178】
これは、デジタル複写機1側にシートPの反転、特にスイッチバックによる反転搬送経路を設けることなく、シート後処理装置5側をそのまま利用して行うようにしたものである。
【0179】
そのため、デジタル複写機1側のシートPの搬送経路が軽減され、複写機1側の小型化をも可能にしている。そこで、デジタル複写機1のシート排出口の排出ローラ4から所定の間隔をおいてシートPが順次排出されてくる。この順次排出されてくるシートPをシート後処理装置5の搬入口5aを介して搬入ローラ50にて受け入れる。この時、第1のセンサS1がシートPの先端部分を検出した時点で、両面複写モードも対応する排出処理モードが“E”であることを条件に、図11、図12及び図13を経由し、最終的に図14に示す制御フローを実行し、第1の切換部材55を第2の位置bに設定(n80)する。
【0180】
そしてシートPの搬送状態を管理するためにタイマt6をセットしておき、該タイマの設定時間は、センサS3がシートPの先端部分を検出するまでの時間をもって、シートPが第1切換部材55を介して切換搬送経路56へと管理(n82→n83→n82)している。もしも、このタイマt6にて管理されている時間内にセンサS3がシートPの先端部分を検出(ON)できなければ、シートPの搬送異常としてジャム処理のルーチンへ移行する。
【0181】
上記センサS3がシートPの先端部分を検出(ON)すると、一旦タイマt6はリセット(n84)され、そして、シートPを第2の排出部60の方(特に第2の搬送ローラ58の方向)に向かって搬送するために、第2の切換部材57を第1の位置a(図7(a)の位置)に設定(n85)して、新たにタイマt4をセット(n86)する。
【0182】
タイマt2にて管理されている時間内にセンサS4がシートPの先端部分を検出(ON)すると、第2の搬送ローラ58が正転駆動(n90)され、タイマt4もリセット(n89)される。この場合にも、タイマt4の設定時間は、センサS4がシートP先端部分を検出(ON)するまでの時間をもって、シートPが第2の切換部分57を介して第2の搬送ローラ58へと送り込まれるのを管理(n87→n88→n87)している。そのため、センサS4がシートP先端を検出するまでに、タイマt4がタイムアップすれば、シートPがその搬送経路においてジャムしていることになり、ジャム処理を実行する。
【0183】
そこで、シートPが正常に搬送されておれば、上述したようにタイマt4がタイムアップを行う前にセンサS4にてシートP先端を検出(ON)し、これによりステップn90にて第2の搬送ローラ58が正転駆動されているため、シートPが第2の排出トレイ59へと送り込む。そしてタイマt5がセット(n91)された後、このタイマt5にて管理されている時間内にセンサS4がシートPの後端部分を検出すると、シートPの搬送が正常であるとして、上記タイマt5はリセット(n94)される。ここでも、タイマt5は、搬送状態の適否を管理(ステップn92→n93→n92)しており、その設定時間内にシートPの後端部分がセンサS4にて検出(OFF)されなければ、搬送異常であるとしてジャム処理を行う。
【0184】
上記シートPが第2の搬送ローラ58にて正常に搬送され、その後端がセンサS4にて検出(OFF)されると、上述のようにタイマt5がリセット(n94)され、合わせて第2の搬送ローラ58の回転方向が逆転駆動(n95)される。このとき第2の切換部材57は、第1の位置aの状態に維持(n96)され、図7(b)に示すようにシートPが搬送される。従って、第2の搬送ローラ58の逆転駆動によりシートPは、スイッチバック搬送され、第2の搬送経路61をデジタル複写機1側の再搬送経路38へと向かって搬送される。
【0185】
ここで、図14に示す制御フローにおいて、ステップn80〜n95までは、図13に示すステップn43〜n58の制御と、全く同一である。そして、シートPをスイッチバック搬送するまでは同一であるが、両面複写モードにおいては、該シートPをデジタル複写機1側へと送り込むために、上記第2の切換部材57にてシートPを切換搬送経路56へと導くことなく、第2の搬送経路61に沿って搬送している。
【0186】
上記シートPのスイッチバック搬送により搬送状態を管理するためにタイマt11がセットされる。このタイマt11においても、搬送されるシートPの搬送状態を管理するために時間カウントを行うもので、n98→n99→n98にて、その管理を行い、タイマt11の設定時間内において、シートP先端部分がセンサS5にて検出されなければ、ジャム処理を実行させる。
【0187】
そして、シートPのスイッチバック搬送が正常であれば、上記センサS5がシートPの先端を検出し、この時点でタイマt11がリセット(n100)され、該センサS5の下流側に配置されている搬出ローラ62が、デジタル複写機1側へとシートPを搬送する方向(正転方向)に回転駆動(n101)される。この搬出ローラ62の駆動においても、事前に行われている。例えば、シートP先端がセンサS1にて検出された時点から回転駆動させるようにしてもよい。
【0188】
搬出ローラ62を介してシートPが搬送を開始すると、次にシートPをデジタル複写機1の特に再搬送経路へと正常に搬送されているか否かを管理するために、タイマt12をセット(n102)する。このタイマt12においても、搬送状態を管理(n103→n104→n103)し、設定時間内にシートPの後端部が、センサS5にて検出(OFF)されなければ、搬送異常としてジャム処理を実行する。
【0189】
シートPの後端が上記センサS5の位置を正常に通過すると、タイマt12はリセット(n105)され、シートの後端が搬出ローラ62から放出された頃を見計らって、第2の搬送ローラ58、および搬出ローラ62の回転を停止(n106,n107)させる。これは、先にも説明したが、停止させることなく、回転駆動状態を維持させておくこともできる。しかし、第2の搬送ローラ58は、次のシートPのスイッチバック搬送を行うためには、正転駆動させておくことが重要となる。つまり、シートPのスイッチバック搬送時に後端がセンサS4を通過すれば、この時点で正転駆動させておければ、次のシートPが第2の切換部材57にて第2の搬送ローラ58へと送り込まれてきても、それに対応させることができる。
【0190】
以上のように両面複写モードにおいては、下の第2のシート排出部60を利用して、シートPを反転させてスイッチバック搬送を行い、デジタル複写機1側の再搬送経路38へと送り込み、中間トレイへと搬送している。そのため、片面に画像が形成されたシートPは、その画像形成面を上にして、中間トレイ内に順次積載されていく。このようなシートPの中間トレイへと送り込みのために第2の排出トレイ59を利用しているが、第1の排出トレイ53を備える第1の排出部54を利用してもよい。この場合、第1の切換部材55は、第1の切換位置a(図6の(a)の位置)に設定され、第1の搬送ローラ52の回転方向がスイッチバック搬送時に切換えられる。そして、第2の切換部材57は第2の位置b(図7(c)の位置)に設定されているため、シートPは分岐搬送経路56を介してそのまま搬出ローラ62へと導かれ、シートPの画像面を上にして中間トレイ38へと送り込まれることになる。
【0191】
特に、図14に示すようにシートPをスイッチバック搬送して、デジタル複写機1の再搬送経路38の中間トレイへと送り込む場合、その搬送経路が直線状に形成されているため、搬送状態が安定し、搬送異常を軽減できる効果を奏する。しかも、直線状になっているため、スイッチバック搬送時点より高速駆動を行い高速処理に対処できる。
【0192】
また、再搬送経路38の中間トレイへと送り込むために、デジタル複写機1側に別途シートPを反転給送するようにするスイッチバック経路等を設ける必要がなくなるだけでなく、そのスイッチバック搬送経路を、デジタル複写機1より排出されてくるシートPを受ける排出部を利用して行えるため、シート後処理装置5は、シートPの後処理を行うだけでなく、両面複写のためのスイッチバック反転搬送を兼ねることになる。
【0193】
ここで、両面複写モードが、例えば複写モードとして動作している場合には、例えばシートPの第1面に形成される画像頁が全てシートPに形成され排出される。つまり片面原稿が偶数枚であれば、その偶数頁の画像が全て読み取られ、この画像形成を行い、再搬送経路38に位置する中間トレイへと順次偶数頁に画像が形成されたシートPが順次積載されていく。そして、奇数頁の読取りを行い、この画像を形成するために、中間トレイから順次シートPが送り出され、先に形成された偶数頁の画像が形成された面と反対面のシートPに奇数頁の画像が形成される。そして、両面複写が完了したシートPはシート後処理装置5へと送り込まれ、第1の排出トレイ53へとそのまま送り出される。
【0194】
この時、画像は奇数頁が上になって排出される。しかも最終頁より画像形成するようにしているため、順次排出されるシートPの頁順が狂うことなく排出される。この場合、第2の排出トレイ59を備える第2のシート排出部60を利用してデジタル複写機1の再搬送経路38の中間トレイへと反転供給している時に、両面複写を完了したシートPを第1の排出トレイ53へと排出することで、片面シートPと両面に画像を形成シートPとが混同することがなくなる。
【0195】
特に、両面複写モード(両面画像形成モード)において、プリンタ又はファクシミリモードとして動作する場合、両面要求されると、シートPは第2の排出部60を利用してスイッチバックによる反転搬送が行われ、再搬送経路38を経由して画像形成部へとそのまま送り込まれ、両面に画像形成されたシートPが第1の排出トレイ53へと直線搬送経路で排出される。このように、シートPは交互に、第2の排出トレイ59、第1の排出トレイ53に切換られて搬送制御されるため、シートPが混同することなく、分岐搬送経路56にて送り方向が重なることもなくなる。
【0196】
ここで、第3の搬送ローラ63が設けられている場合、特に第1及び第2の搬送ローラにてシートの反転搬送を可能に逆転駆動可能に設け、しかも第3の搬送ローラ63にてついて反転搬送を行えるように逆転駆動可能に設けた場合、それぞれの搬送ローラにてスイッチバック搬送させる場合、その役割を決めておけば非常に好都合である。
【0197】
例えば、第1の搬送ローラ52は、第2の排出トレイ59にシートの表裏面を反転させて排出させるスイッチバック搬送専用に、第2の搬送ローラ59は両面画像形成を行うためにデジタル複写機1側の再搬送経路38へのスイッチバック搬送専用に、また第3の搬送ローラ63にておいは第1の排出トレイ53へとシートの表裏面を反転させて排出処理するためのスイッチバック搬送専用にする。これにより、オペレータが使用するトレイや両面モードを選択した場合、そのための駆動制御が簡単に行える。
【0198】
しかも、上述のようなスイッチバック搬送を行うことで、シート間隔を短縮して連続処理を可能にできる。つまり、無駄に搬送経路に沿ってシートを搬送することがないため、シートの反転搬送を簡便に行えることにもなる。
【0199】
また、シート両面への画像形成だけでなく、シートの同一面に複数回画像を重ね合わせる合成記録をも合わせて、本発明によるシート後処理装置5を利用して行える。つまり、搬入ローラ50及び搬出ローラ62を駆動し、第1の切換部材55を第2の切換位置bに、第2の切換部材を第2の切換位置bに設定させる。これにより、画像形成されたシートPは、第1の搬送経路51を途中で分岐され、分岐搬送経路56を経由し、第2の切換部材57にて搬出ローラ62へと導かれ、その画像形成面が下になって再搬送経路38へと送り込まれる。そのため、中間トレイを経由して再度画像形成装置にシートが搬送されると、先に画像形成された面に、再度トナー画像が転写され、同一面に異なる画像が形成されることになる。
【0200】
このような場合においても、特別に搬送経路を設けることなく、シート後処理装置5にて必要とする搬送経路をそのまま利用して、合成による画像形成をも行うことができる。この場合、第1及び第2の搬送ローラ52,58等を駆動する必要はなく、切換部材においても途中で切換動作させる必要もなくなる。さらに、搬入ローラ50及び搬出ローラ62の搬送距離が、処理可能な最小サイズのシートPの長さに合わせて設定されておれば、第3の搬送ローラ63を必要としなくなる。これは、シート後処理装置5を小型化できる利点である。
【0201】
以上説明したように、両面画像形成モード時には、デジタル複写機1側へと送り戻す反転処理を、第2の排出部60、特に第2の排出トレイ59を利用しており、これにより上部の第1の排出トレイ53にて視界が遮られ、突出するシートをオペレータを見ることがないため、そのシートを故意に取り去ることによるジャムトラブルの発生もなくなる。これにより、確実に反転させてシートを、デジタル複写機1の再搬送部38へと送り返すことができる。また、両面に画像形成されたシートは、第1の排出トレイ53へと排出されるため、そのシートが取り去られても排出処理中のシートジャムによるトラブルの発生の懸念もない。
【0202】
そのため、該両面画像モードにてより、複写機1が動作する場合においては、シートの排出として、第1の排出トレイを選択し、第2の排出トレイにてついて、シートをデジタル複写機1側の再搬送部38へと送り返すための反転処理部として選択するような排出モード“E”として処理させることができる。
【0203】
なお、上述とは逆に、上部の第1の排出トレイ53側をシートの反転部として利用し、デジタル複写機1側へと送り戻し、両面に画像を形成したシートを下部の第2の排出トレイ59へと排出する動作モードを、排出モード“F”として設定することも可能である。この場合両面に画像が形成されたシートを排出するトレイ先としては、第1の排出トレイ53を選択することもできる。さらに、排出モードEにおいて、両面に画像が形成されたシートの排出先として、第2の排出トレイ59をすることも可能である。
【0204】
(本発明のシート排出処理のための他の実施形態)
上述した各説明は、画像形成されたシートの排出先を、予め任意に選択設定し、設定された位置への排出処理を行うようにしたものでる。つまり、各種画像形成モードにおいて、排出トレイが予め選択される。そのため、その排出トレイへと、次の画像形成済みシートが重ねられるように排出処理されると、その区別が面倒になる。
【0205】
これを解消するために、シート後処理装置5側において、排出するためのトレイをシートの排出情況に応じて、シート後処理装置5側で決定し、排出シートの区別をより簡単にする実例について説明する。排出先のトレイを確定するためには、デジタル複写機1がファックスモードまたはプリンタモードとして動作している時に限定して説明する。
【0206】
そこで、図1に示すように、第1及び第2の排出トレイ上に排出されるシートの存在を検出する検出センサS6およびS7を別途配置している。そして、図15に示すように、デジタル複写機1が動作を開始した時に、シート後処理装置5側では、まず第1の排出トレイ53上にシートが存在しているか否かを検出センサS6による動作状態を確認する。この確認において、第1の排出トレイ53上に排出シートがないことをセンサS6が検出(OFF)していなければ、シートの排出モードを“C”として確定し、図13にて説明したような排出処理を実行させる。
【0207】
また、上記第1の排出トレイ53にシートが存在していることを検出センサS6にて検出(ON)すると、次に第2の排出トレイ59上のシートの存在が検出センサS7にて検出され、これが確認される。この時、シートの存在が検出センサS7にて検出されていなければ(OFF)、シートの排出処理のモード“B”に確定される。これにより、図12にて説明したように、シート後処理装置5へと送り込まれてきたシートPは、第1の排出トレイ53側を反転処理部として利用され、第2の排出トレイ59へと順次排出されていく。
【0208】
このようにすることで、トレイの空き状態を確認して処理を実行することで、排出されるシートが、先の排出シート上に重ねられて排出されるといった事態を解消できる。そのため、排出されたシートをトレイより取り去ればよく、オペレータによる分配処理を行う必要もなくなる。
【0209】
しかも、第2の排出トレイ59上にシートの存在が検出センサS7にて検出されると、例えば図8にて予め設定されている排出トレイへと排出処理するようにする。つまり、第1及び第2の排出トレイ53及び59にシートが排出されている場合には、予めファックスモードまたはプリンタモードの画像形成モードに対応して設定されている排出トレイへと排出処理するモードが確定され、それによる排出処理制御が実行されることになる。
【0210】
この場合、排出されるシートは、先の画像形成済みシート上に重ねられるため、その区別を行う必要があるが、その排出処理の前に、排出シートの存在が検出されると、区別するための画像形成されない白色シートを先に排出トレイ53または59へと送り出し、画像形成モードによる画像形成されたシートをその上から排出処理するようにすれば、その区別を容易に行える。
【0211】
ここで、別の実施態様として、複写モードにおいても同様に排出トレイ53,59の内、シートが排出されていない側を、排出トレイ先として確定させることもできる。つまり、複写モードにおいては、第1の排出トレイ53上のシートが検出センサS6にて検出されていない場合に、そこを排出部として排出モードAを確定させ、図11による排出処理を実行させる。また、第1の排出トレイ53に先に画像形成された処理済みのシートが排出されている場合には、第2の排出トレイ59にシートが存在していないことを検出センサS7が確認しておれば、排出モード“D”を確定し、図14に示す排出処理を実行する。しかも、第1および第2の排出トレイ53,59にシートが存在していることが検出されておれば、図9にて説明した各画像形成モードに対応する排出モードを確定し、その排出処理を実行することができる。
【0212】
上述の実施形態とは別に、排出トレイ53,59にシートの存在状態を検出する検出センサS6,S7が配置され、この検出状態に応じて、排出モードを確定する他の実例を説明する。つまり、シートを反転排出するために利用される第1または第2の排出トレイ53,59に、シートが存在していな状態で反転処理を行うものである。これによれば、反転処理中のシートに押され先に排出処理されシートがトレイより落下するのを防止できる。
【0213】
そのため、図16に示す処理が行われる。まず、画像形成動作が開始されると、第1の排出トレイ53にシートの存在を検出すると、排出処理のモードが“B”に確定される。この処理により、シートが存在していない第1の排出トレイ53がシート反転処理部として利用され、よって第2の排出トレイ59へと排出処理する図12に示す制御が実行されることになる。そのため、トレイ上のシートを押して落下させるといったことを無くすことができる。
【0214】
また、第1の排出トレイ53に排出シートが存在しておれば、次に第2の排出トレイ59上にシートが存在しているかの確認を行い、シートを検出していなければ、排出処理のモードを“C”として確定し、シート後処理装置5へと送られてくるシートを、第2の排出トレイ59を反転処理部として利用し、第1の排出トレイ53へと排出処理を行う図13にて説明した制御が実行される。
【0215】
そして、いずれのトレイ53,59にもシートが存在しているのを検出すると、例えば図8にて予め設定した排出トレイへと排出処理するようにするとよい。
【0216】
この場合においても、先に排出されたシートが存在する時に、そのシート上に新たな画像形成モードにより画像形成処理が実行され、シートが排出される時の区別として、画像形成されない白色シートを先に排出しておき、その上に画像形成済みシートを重ねて排出処理するようにすればよい。
【0217】
上記白色シートとしては、画像形成シートとは異なるような色や、模様の入ったシートにすれば、区分する領域が容易になり、より便利になる。
【0218】
(本発明によるその他の実施形態)
また、本発明においては、デジタル複写機1による画像形成モードにおいて、排出処理の各種モードを確定するようにしていた。これとは別に、外部装置に応じて、その排出処理のモードを自動的に確定させるようにしてもよい。
【0219】
つまり、外部装置としては、パーソナルコンピュータやワードプロセッサからの画像データを、ハードコピーとして出力させる場合、排出処理のモードを"B"または"C"として確定させるようにする。そして、複写機1に備わるスキャナ部2からの入力データの画像形成を行う場合には、排出処理モードを"A"または"D"として確定させる。図17は、その確定のために制御フローである。
【0220】
この図17において、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等を入力装置1や2としており、デジタル複写機1に備えられているスキャナ部2を、例えば入力装置3としている。
【0221】
そこで、デジタル複写機1が画像形成動作する前に、まず図17のフローが実行され、デジタル複写機1のプリンタ部3を利用してハードコピーする入力装置の状態が検索される。入力装置1、例えばパーソナルコンピュータからの転送画像入力である場合には、排出処理のモードを“B”とし、ワードプロセッサからの転送画像入力としては、入力処理2として処理され、排出処理のモードを“C”として確定させる。そして、スキャナ部2により画像入力を行うものを入力装置3として、排出処理のモードを“A”として確定させる。この確定により、上述したように、各排出処理によるモードによる制御が実行されることになる。
【0222】
このようにすることで、排出のモードを任意に設定でき、外部装置及びデジタル複写機1に備わるスキャナ部2である各種入力装置に応じて、その排出処のモードを確定しているため、オペレータとしては、入力装置からの画像データに基づいて、所定の排出トレイ53または59に排出されているシートを簡単に持ち去ることができる。
【0223】
(本発明による新たなる展開)
上記説明によれば、シートPの片面に画像を記録する複写モード、受信画像を記録するプリンタモード、およびファックスモード、さらにシートPの両面又は同一面への画像を記録する両面又は合成モードにおいて、最終的に画像が記録されたシートPが排出される排出先、あるいは、シートPをスイッチバック搬送させるためのスイッチバック搬送部分を確定したようになっている。
【0224】
しかし、本願は各記録モードにおいて、画像が記録されたシートPを排出する排出先、および排出させるためのスイッチバック搬送部分を、任意に設定することが可能である。
【0225】
すなわち、ファックスモードにて記録されたシートPは、第1の排出トレイ53へ、またプリンタモードにて記録されたシートPは、第2の排出トレイ59へ排出するように、あるいはファックスモード、プリンタモード共に画像が記録されたシートPは、第2の排出トレイ59へ排出するというようにすることができる。これは、装置のシミュレーションモードにおいて、初期設定値として設定しておくことにより可能である。ここで設定された初期設定値は、装置の電源が遮断された時でもデータとして記憶しておくことを維持できる環境にある記憶メモリ媒体に記憶させておくことで実施できる。そして装置の電源が投入された時にメモリからデータを読み出し、装置の環境を上述した初期状態に設定できる。
【0226】
また、第2の搬送ローラ58でスイッチバック搬送させ、第1の排出トレイ53に反転排出させるようにすると、一旦第2の排出トレイ59上に送り出されたシートPが、第1の排出トレイ53の下方にあるために、オペレータから見ても目立ちにくいものとなる。そのために誤ってオペレータが、スイッチバック中の突出したシートPに触れたり、取り出したりすることなく、スムーズにシートPのスイッチバック搬送を行える利点もある。
【0227】
この点については、両面記録のためのスイッチバック搬送についても同じことである。つまり、第2の搬送ローラ58によりスイッチバック搬送されてくるシートPが、第1の排出トレイ53の陰となってオペレータに目立ちにくいものとなる。さらに、両面記録のためのスイッチバック搬送において、スイッチバック搬送経路の直線の延長線上に再供給のための第2の搬送経路61を配置しておくことで、両面記録の際のシート搬送効率、および画像記録効率(速度)を極端に低下させることなく処理することが可能となる。
【0228】
また、第1の排出部54と第2の排出部60の上下の位置関係を、装置の構成上、可能な限り近接配置させることにより、一方の排出部にてシートPをスイッチバック搬送させてから、他方のトレイに排出させるまでのシート反転排紙処理効率を向上させることも可能となる。
【0229】
特に、シートPを分岐搬送経路56の位置にてスイッチバックさせて反転搬送して第1の排出トレイ53へと排出させる場合、図18及び図19に示すように、シートPが小さいサイズであっても、大きいサイズであっても、必ず第3の搬送ローラ63により把持された状態で、そのシートPの第2の排出トレイ59へと送り出されたシートP先端部分が第2の搬送ローラ58に把持した状態でスイッチバックによる反転搬送を開始させるようにすれば、その時のスイッチバック搬送を確実にタイミング良く、搬送することができる。
【0230】
この場合、図19に示すようにシートPが処理できる最小サイズであれば、そのシートPを第3及び第2の搬送ローラ63と58で把持できるようにすれば、そのセンサS3の位置から第2の搬送ローラ58までの距離を最小サイズのシートPに合わせて設定できるため、その搬送経路を短くでき、シート後処理装置5全体を小型化できる。
【0231】
しかも、第2の搬送ローラ58の配置位置を図19に示すようにシートPの最小サイズにおいて、把持できる位置関係に置くことなく、例えば第2の排出トレイ59へと排出されるシートP先端部分がトレイ59上の排出シートP等に触れることを避けるために、シートPが撓まない関係で第2の搬送ローラ58を配置する(図18参照)ことでも、センサS3から第2の搬送ローラ58位置までの距離を短く設定できる。
【0232】
この場合には、最小サイズのシートPが第2の搬送ローラ58にて把持できない状態であっても、最大サイズのシートPが第2の搬送ローラ58より突出した状態でシートPの撓みが生じることなく搬送できるのであればよい。この場合、最小サイズのシートPが第2の搬送ローラ58にて把持される状態の時よりも第2の搬送ローラ58の位置は第3の搬送ローラ63よりも離れるが、シートPの撓みを生じさせないようにする効果を助長できるであろう。
【0233】
これは、特に第2の排出トレイ59へとシートが突出する時に、該トレイ59に既に排出されたシートを該トレイ59より落下するのを阻止できる。つまり、排出されたシートが第2の排出トレイ59に存在しておれば、該シートが第2の搬送ローラ58よ突出するシートに押されてトレイ59より落下または、揃えられたシートを不揃いにするといったことを防止できる。
【0234】
さらに、第1の排出トレイ53上に画像が形成されたシートPを反転排紙させる場合、センサS4からのシートPの検出信号をもとに、第2の搬送ローラ58にてスイッチバック搬送させる構成として説明していたが、このモードの場合には、図18にあるように、センサS3によるシートPの後端検出信号に基づいて第3の搬送ローラ63の地点において、スイッチバック搬送制御させるようにしたり、また分岐搬送経路56中において、センサS4を装置の構成上可能な限り搬送経路上の上流側に配置することで、さらに効率よく反転排出させることが可能となる。
【0235】
このとき、第3の搬送ローラ63により把持されているシートPの後端側は、図13に示す通り、さらに下流側に配置されている第2の搬送ローラ58にまで達して把持されている。よって搬送ローラ63と第2の搬送ローラ58は、シートPが分岐搬送経路56中において撓まないようにシートPを搬送するように構成できる。
【0236】
そこで、上記第3の搬送ローラ63の下流側に配置されている第2の搬送ローラ58を構成する一対の搬送ローラが離間されることにより、第3の搬送ローラ63により下流側に向かって搬送されているシートPが、分岐搬送経路56で撓まないようにすることができる。なお、このときの離間するローラは、一方の駆動ローラ58aに圧接している従動ローラ58b側が、離間するように構成され、従動ローラ58bの離間するタイミングは、センサS4により管理されることで、簡単な構成により搬送ローラ58間の離間を可能とする。つまり、スイッチバック搬送の場合、第3の搬送ローラ63を優先させて駆動することで、シートPを撓わませて搬送不良を生じるのを避け、ローラ58,63間でシートPが引っ張られて破損するのを避ける効果を得ることができる。
【0237】
また、第1もしくは第2の搬送ローラ52又は58により把持された状態で、第1もしくは第2の排出トレイ53又は59に向かって一旦突出したシートPが、収容部である排出トレイ上でたわまないように、図20に示すように、排出手段を構成する搬送ローラ52(58)部分において、把持したシートP自身を波打たせる構成の腰付けペーパーガイド52a(58a)を設ける。これにより、トレイ上に既に排出されたシートとの接触をできるだけ避け、トレイ上に排出されているシートPを押したり、積載状態を崩すことを防止する。
【0238】
さらに、第1の排出トレイ53と第2の排出トレイ59について、本発明の新たな展開を説明する。図21に示しているように、第1もしくは第2の排出トレイ53又は59の収容トレイ形状を、トレイの先端にかけてR形状とすることで、第1又は第2の搬送ローラ52又は58から、一旦トレイ上に向かって突出したシートPが下方に撓んだとしても、収容トレイの表面とシートPの下面の摩擦係数を少なくすることが可能となり、シートPに対するダメージを少なくする。また、収容トレイの上に他のシートPが既に排出されていたとしても、シートP同士の摩擦により、トレイ上に収容されているシートPがトレイから落下するのを防止することにもなる。
【0239】
また、図21に示すように、第1及び第2の排出トレイ53,59の排出方向の突端部分が、第1や第2の搬送ローラ52,58より突出されるシートPの延長線上にほぼ一致するように形成している。これは、第1又は第2の搬送ローラ52,58にてスイッチバック搬送を行う場合、シートP先端部分が排出トレイ53,59上に接触する状態を極力少なくすることができる。特に、トレイへと突出するシートの先端部分が排出トレイの突出先端に接触すう程度であり、排出シートとの接触時間を短くするようにし、接触状態を避けることができる。これにより上述したように、既に排出されたトレイ上のシートと接触する状態を無くし、シートの落下や不揃い等を防止できる。特に、排出トレイの形状を単に第1及び第2搬送ローラ52,58の位置にほぼ一致するようにするだけでの簡単な構成ですむ。
【0240】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のシート後処理装置によれば、ページ揃えのためにシートの画像形成面側を下にして順次排出する場合、従来のように搬送経路中にシートの搬送方向を切換える専用のスイッチバック機構を配置する必要がなくなるので、装置全体を小型化できると同時に大幅なコスト低減が可能になる。
【0241】
特に、画像形成装置に備わる読取部から読み込まれた原稿の画像の形成、外部機器から入力された画像情報を出力するモードにおいて、シートの頁順が乱れることなく、簡単な構成により排出処理できる。
【0242】
この場合、排出処理するための排出トレイを任意に設定可能にするため、使用頻度の最も高いものを、オペレータの視界内に置かれる排出トレイ、例えば上部の排出トレイを設定でき、頻度の低いものについては下部排出トレイを設定し、排出処理できるため、排出されるため、オペレータの負担を軽減できる。
【0243】
また、排出トレイにシートが排出されていない状態において、そこを利用することができるため、排出シートの区別が容易になるり、オペレータの負担を更に軽減でき、あるいは排出シートがトレイからの落下を防止することもできる。
【0244】
また、画像データを送ってくる各種入力装置に応じて、排出トレイを設定することで、オペレータによるシートの区別を容易に行え、間違ってシートをトレイより取り去ることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシート後処理装置の一実施形態における内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明のシート後処理装置を含めたデジタル複写機の全体の構造を示す断面図である。
【図3】デジタル複写機におけるデジタル画像処理部における回路構成を示すブロック構成図である。
【図4】デジタル複写機の画像処理部を含めた画像処理及び画像形成制御、シートの後処理制御にかかる全体の制御部ブロック構成図である。
【図5】デジタル複写機における操作パネル部分の一例を示す平面図である。
【図6】本発明におけるシート後処理装置を構成する第1の切換部材によるシート搬送方向の切換え状態を説明するための断面図である。
【図7】本発明におけるシート後処理装置を構成する第2の切換部材によるシート搬送方向の切換え状態を説明するための断面図である。
【図8】本発明のシート後処理装置において、排出先である排出トレイを任意に設定できる選択画面を操作パネル上の表示装置に表示した状態を示す平面図である。
【図9】本発明のシート後装置装置における各種排出処理のモードの設定状態を事前に記憶しておくデータテーブルの一例を示す図である。
【図10】図9において予め設定されたデータテーブルに基づいて、各種画像形成モードによるシートの排出処理のモードを確定するための制御フローチャートである。
【図11】本発明のシート後処理装置において、排出処理制御の一形態を示すもので、特にデジタル複写機の複写モードに対応する排出モードでのシート排出処理を示す制御フローチャートである。
【図12】本発明のシート後処理装置において、排出処理制御の一形態を示すもので、特にデジタル複写機のファックスモードに対応する排出モードでのシート排出処理を示す制御フローチャートである。
【図13】本発明のシート後処理装置において、排出処理制御の一形態を示すもので、特にデジタル複写機のプリントモードに対応する排出モードでのシート排出処理を示す制御フローチャートである。
【図14】本発明のシート後処理装置において、排出処理制御の他の形態を示す、特にデジタル複写機の両面モードに対応する排出モードでのシート排出処理制御のフローチャートでえる。
【図15】本発明におけるシート後処理装置のシート排出処理の他の実施形態を示す制御フローチャートである。
【図16】本発明におけるシート後処理装置のシート排出処理の別の実施形態を示す制御フローチャートである。
【図17】本発明におけるシート後処理装置のシート排出処理のさらに別の実施形態を示す制御フローチャートである。
【図18】シート後処理装置での第2のシート排出部でのスイッチバック搬送状態、特に処理シートのサイズが最大の場合の搬送状態を示す断面図である。
【図19】図18のスイッチバック搬送状態において、特に処理シートのサイズが最小の場合での搬送状態を示す断面図である。
【図20】シート後処理装置を構成する第1の搬送ローラ、もしくは第2の搬送ローラによりシートに腰を付ける一具体例を示した断面図である。
【図21】シート後処理装置を構成する第1もしくは第2の排出トレイによりスイッチバック搬送を行う時のシートの案内状態を示すと共に、そのトレイの形状の一形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機(画像形成装置)
2 スキャナ部(画像読取部)
3 プリンタ部(画像形成部)
4 排出ローラ
44 CPU
46 ソータコントロールユニット(シート排出処理制御回路)
5 シート後処理装置
50 搬入ローラ
51 第1の搬送経路
52 第1の搬送ローラ
53 第1の排出トレイ
54 第1のシート排出部
55 第1の切換部材
56 分岐搬送経路
57 第2の切換部材
58 第2の搬送ローラ
59 第2の排出トレイ
60 第2のシート排出部
61 第2の搬送経路
63 第3の搬送ローラ
S6 第1の排出トレイのシート有無の検出センサ
S7 第2の排出トレイのシート有無の検出センサ
Claims (4)
- 画像形成装置より送り出されてくる画像形成済みのシートを受け、頁順に順次排出処理してなるシート後処理装置において、
上記シート後処理装置は、上記画像形成装置より送り出されてくる画像形成済みシートを最終的に受ける第1および第2トレイの排出トレイを備え、該各排出トレイにシートをそのままの姿勢で排出処理を行う一方、シートの表裏面を反転させて排出処理可能となすと共に、
上記排出トレイを用いてスイッチバックさせたシートを画像形成装置の再般走路へ搬送可能であり、
上記画像形成装置による画像形成モードに対応させて、上記排出トレイの一つを排出先とするか、スイッチバックされたシートを画像形成装置の再般走路へ搬送するかを任意に設定可能にし、
上記画像形成モードに応答して、任意に設定された排出トレイへと排出処理を行うものであって、
上記第1の排出トレイに、シートの画像面を上にして排出する動作モードを“A”、第2の排出トレイにシートを反転排出する動作モードを“B”、第1の排出トレイにシートを反転排出する動作モードを“C”、第2の排出トレイにシートの画像面を上に排出する動作モードを“D“とし、
上記画像形成モードが、コピーモード、ファックスもモード、プリンタモードからなり、
上記コピーモードを上記動作モード“A”に、
上記ファックスモードを上記動作モード“B”に、
上記プリンタモードを上記動作モード“C”に設定し、
上記ファックスモードでの動作時に、受け取る画像データを全て記憶できる記憶部を備えていれば上記動作モード“D”に、
上記プリンタモードでの動作時に、受け取る画像データを全て記憶できる記憶部を備えていれば動作モード“A”に変更されることを特徴とするシート後処理装置。 - 上記画像形成モードに対応して、任意に設定される排出先に加え、シートをそのままの姿勢で排出するか、シートの表裏面を反転させる排出させるかを任意に設定可能にしたことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
- 画像形成モードは、外部からの画像データをハードコピーとして出力するか、画像形成装置本体に備えられた画像読取手段による画像データをハードコピーとして出力するかであって、これらのモードに応じて排出先の排出トレイを任意に設定可能にしたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート後処理装置。
- シートの表裏面を反転させるために、排出トレイ先とは別の排出トレイを反転排出に利用することを特徴とする請求項1ないし3何れかに記載のシート後処理装置。
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1996
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| JPH09319172A (ja) | 1997-12-12 |
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