JP3335088B2 - シート排出処理装置 - Google Patents

シート排出処理装置

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JP3335088B2
JP3335088B2 JP22958096A JP22958096A JP3335088B2 JP 3335088 B2 JP3335088 B2 JP 3335088B2 JP 22958096 A JP22958096 A JP 22958096A JP 22958096 A JP22958096 A JP 22958096A JP 3335088 B2 JP3335088 B2 JP 3335088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置とし
て商品化されているデジタル複写機等にて画像形成した
記録紙(シート)の排出部に設けられ、該排出部から順
次排出される画像が形成された記録紙のページ順を揃え
て排出処理を行うためのシート排出処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】最近のデジタル複写機には、該複写機の読
取部にて読取られた原稿の画像を記録紙上に記録する通
常の複写モード以外に、コンピュータ(パーソナルコン
ピュータを含む)、ワードプロセッサなどの外部データ
処理装置から画像データを受取り、この受取った画像デ
ータを画像情報として記録紙上にプリントアウトするプ
リンターモードと、電話回線などの通信手段を介して外
部の画像処理装置から画像情報を受取り、この受取った
画像情報を記録紙上にプリントアウトするファックスモ
ードなど、外部の処理機器から受取った画像情報を記録
する機能が搭載されている。
【0003】通常複写(コピー)モードではフェイスア
ップ、つまり画像が記録された面を上にした状態で順次
記録紙が排出されるが、プリンターモードやファックス
モードでは画像が記録された面を下にして排出するフェ
イスダウン排出が一般的に行われている。
【0004】つまり、通常の複写モードでは、複写機に
搭載されている原稿自動送り装置を利用することによ
り、画像が形成されたシートが排出されるときの頁順が
考慮され、原稿の最終頁から順に複写機に備えらた読取
部に送られるように制御されており、原稿画像の複写物
(ハードコピーシート)は、原稿の頁順と同様に頁揃え
された形で排出される。
【0005】一方、デジタル複写機に備わるプリンタ、
またはファクシミリの機能として動作する場合、一般的
にパーソナルコンピュータやワードプロセッサ、ファク
シミリなどの外部機器からは、画像の先頭ページ側から
順次画像データが転送されるようになっている。そのた
めに受取った画像データをそのままシート上に記録し
て、排紙部から順次排出されるシートを、排出トレイに
フェイスアップの状態で積み重ねると、頁順が反対にな
った記録物が出力される。
【0006】そこで、一般的にはこのような状態で排出
されてくる記録紙の表裏を反転させ、画像記録面側を下
にして排出部にて積み重ねることにより、記録物の頁順
を揃えることが考えられている。
【0007】この排出処理機能を実現するために、例え
ば特開平5−310357号公報等に提案されたものが
ある。簡単に上記公報に記載されている装置の構成を説
明すると、上記公報記載の図1に示されている通り、給
紙トレイ(12)から送り出されたシート上に感光体上
のトナー像が転写されると、定着装置(13)を通過し
て装置外に排出される。この時、複写モードもしくはプ
リンターモードに応じてシートの排出状態をそれに応じ
て切換える排出処理ユニット(15)が設けられてい
る。
【0008】そこで、画像形成装置が複写モードの時
は、そのまま画像形成面を上にして排出処理ユニット内
の所定の搬送経路を経由して、排出口より排出トレイ
(23)上へ排出される。一方、プリンタモードの時
は、搬送経路が切り換えられ、記録紙は所定の搬送経路
を経由して、一旦スイッチバック搬送路(22)へ導か
れ、その後搬送方向が切り換えられて上記排出トレイ
(23)の下部に配置された排出トレイ(24)の上に
排出口から画像形成面を下にして排出するようになって
いる。
【0009】上記搬送経路におけるシート搬送の方向を
切換える切換手段としては、上記公報に記載の図3及び
図4中のような分岐爪(48,49)を搬送路中に配置
してソレノイド(45,46)をON/OFFすること
により切り換えている。
【0010】また、特開昭62−180869号公報に
は、ページプリンタから排出された記録済みのシート
を、一旦表裏面を反転させて複数備えられた排出ビンの
一つへ排出処理するためのソート機能を備えた排出処理
装置を排出部に設けるものが提案されている。該公報の
第1図を参照すれば、ページプリンタ(100)の定着
器(101)、排出ローラ(102)を経てソータ(2
00)内に送り込まれたシートは、一旦搬送ローラ(2
02,203,204)より反転ローラ(205,20
6)へと導かれ、その後に所定の状態で搬送方向が反転
されて各ビン(BN1〜BNn−1)へと排出される。
これにより、記録済みシートの頁順が揃えられた状態で
排出処理されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の特開平5−31
0357号公報に記載された構成による画像の形成され
たシートの搬送方向を切換える排出処理装置としては、
スイッチバック搬送経路、およびそのための機構をデジ
タル画像形成装置内に設ける必要がある。
【0012】そのために画像形成装置全体が大きくなっ
て、この装置を設置する際のオフィス内でのスペースが
問題となり、また画像形成装置が記録処理できる最大サ
イズのシートを反転させることができるスイッチバック
搬送経路、搬送機構を設けることとなるので、装置が大
型化する傾向にあり、またコスト面でも非常に不利であ
る。
【0013】さらに、先行するシートが上記スイッチバ
ック搬送経路において搬送方向が反転され、所定のビン
(トレイ)に向かって搬送されるまでの間、それ以降の
シートはタイミングを待ってそのスイッチバック搬送経
路へと送り込まれることになる。そのため、反転搬送を
行っている間は、次のシートを送り込むことができず、
シート間隔が大きく空き、よって出力処理速度を上げる
ことができなくなる。特に、画像形成装置の処理速度に
合わせて排出処理を行うことができず、画像形成装置の
処理速度をスイッチバック搬送経路の処理速度に合わせ
る必要がある。
【0014】また、特開昭62−180869号公報に
よれば、複数のシート収容ビン(トレイ)以外に専用の
反転機構を、排出処理装置であるソータ側に設けてお
り、画像形成装置、つまりプリンタ側が大きくなること
はなくなる。しかし、ソータ側にソート機能とは別に反
転機構を設けるため、その反転機構の部分をシートの排
出部として利用できなくなる。つまり、シートを排出処
理する際には、シートの表裏面を反転する反転専用に利
用されるため、使用されない場合には、無駄なものとな
る。
【0015】さらに、先行するシートが反転機構にて反
転処理されている間は、次のシートを反転機構の手前で
待機させ、反転処理を完了すれば、次の待機しているシ
ートを反転機構へと送り込むことになる。そのため、先
の特開平5−310357号公報記載の装置と同様、排
出処理位置でシート間隔が大きく空くため、排出処理速
度に合わせてプリンタによる出力速度が合わせられる。
特にプリンタの処理速度がそれ以上に速い時には、非常
に非経済的であると同時に、プリンタ自体が無駄な処理
速度を備えることにもなる。
【0016】本願発明は、画像が形成されたシートに対
する排出処理を、より簡単にするためのシートの排出処
理を可能にしたシート排出処理装置を提供することを目
的とする。
【0017】また、本発明の目的は、スイッチバック搬
送のための余分なスペースを必要とせずに、画像形成装
置本体を小型化できると同時に、シート排出処理装置に
おけるスイッチバック搬送等を余分なスペースを設ける
ことなく、シートの反転排出を可能にしたものである。
【0018】さらに、本発明の他の目的は、画像形成装
置から連続して出力される画像形成済みのシートを停滞
させることなく、所定の順序で効率よく揃えることを可
能にしたシート排出処理装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した各目的
を達成するための第1のシート排出処理装置は、画像形
成装置より排出されてくる画像形成済みのシートを受け
る複数のトレイを備え、該各トレイへと頁順にシートを
分配処理するソート機能を備えるシート排出処理装置に
おいて、上記画像形成装置より排出されてくる画像形成
済みシートを上記各トレイへと送り込むためにそれぞれ
に対応して設けられた排出処理ローラと、該排出処理ロ
ーラの手前にそれぞれ配置されシートの有無を検出する
センサとを備え、上記排出処理ローラはシートをトレイ
へと送り込む方向、またはそれと反対方向に送り出す方
向に回転駆動可能に設けられ、最終的にシートの表裏面
を反転させて受ける選択トレイを複数のトレイの中から
確定し、該選択トレイへとシートの表裏面を反転させる
ために、該選択トレイを除いた他のトレイへと一旦シー
トをそのままの姿勢で送り込み、その後に送り込まれた
シートの送りを逆にして、上記選択トレイへと反転排出
するように、上記センサのシート検出に基づいて上記排
出処理ローラの回転及び方向を制御してなるシート搬送
制御手段を設けたことを特徴とする。
【0020】そこで、具体的には上記選択トレイが、複
数のトレイの中の上段であれば、シート搬送制御手段に
て、選択トレイを除く、他の非選択トレイの上段又は下
段の単数又は複数のトレイへと画像形成済みシートを頁
順に送り込み、該送り込みの完了により、送り込まれた
シートの頁順に選択トレイへと反転排出させるように制
御する。これより、選択トレイには、頁順に表裏面が反
転されたシートを順次積載していくため、頁が揃ったシ
ートの出力物を得ることができる。特に、選択トレイを
上段にすることで、排出処理されたシートをオペレータ
が容易に取り出すことができる。しかも、シートを反転
排出するために、予め備わったソート機能をそのまま利
用できると同時に、備えられたトレイをそのまま利用し
て反転排出処理できるため、シート排出処理装置全体が
大型化することなく、画像形成装置側に反転機構(スイ
ッチバック機構)を設ける必要がなくなるため、小型化
及びコストダウンを可能にできる。
【0021】さらに、具体的に上記シート搬送制御手段
が、選択トレイを除く他の複数のトレイへとシートを送
り込み、この状態で他のトレイへと後続する画像形成済
みシートが送り込まれるのを待機させ、他の複数のトレ
イへの送り込みが完了した時点で、待機していた複数の
シートを決められた順序で反転排出処理を実行させれ
ば、備えられたトレイを有効活用できる他、順次出力さ
れる画像形成済みシートの間隔を故意に長くすることな
く、連続して各トレイへと送り込みを行え、この送り込
みが完了すれば、連続して反転排出が行われる。結果と
して、画像形成装置側では出力速度を遅くすることな
く、出力処理が完了した後に、シート排出処理装置側で
反転排出処理を行えるため、空き時間等を有効活用して
効率よく処理できる。
【0022】また、他の具体的な好ましい構成によれ
ば、上記排出処理ローラが、シートを反転排出させるた
めに、対応して配置されてるセンサがシートの後端を検
出した時点で駆動が停止され、シート後端を挟持した状
態で待機され、反転排出時に逆転駆動するようにしてお
けば、シートの反転排出をミスすることなく、確実に反
転排出させ頁順を狂わすことはなくなる。特に、排出処
理ローラを逆転可能に設けるだけでよく、反転搬送させ
る構成が非常に簡単になる。
【0023】本発明の目的を達成するための第2のシー
ト排出処理装置は、画像形成装置より排出されてくる画
像形成済みのシートを受ける複数のトレイを備え、該各
トレイへと頁順にシートを分配処理するソート機能を備
えるシート排出処理装置において、上記画像形成装置よ
り排出されてくる画像形成済みシートを上記各トレイへ
と送り込むためにそれぞれに対応して設けられた排出処
理ローラと、該排出処理ローラの手前にそれぞれ配置さ
れシートの有無を検出するセンサとを備え、上記排出処
理ローラはシートをトレイへと送り込む方向、またはそ
れと反対方向に送り出す方向に回転駆動可能に設けら
れ、最終的にシートの表裏面を反転させて受ける選択ト
レイを複数のトレイの中から下段のものに確定し、該選
択トレイへとシートの表裏面を反転させるために、該選
択トレイより上段のトレイへと一旦シートをそのままの
姿勢で送り込み、その後に送り込まれたシートの送りを
逆にして、上記選択トレイへと反転排出するように、上
記センサのシート検出に基づいて上記排出処理ローラの
回転及び方向を制御してなるシート搬送制御手段を設け
たことを特徴とする。
【0024】より具体的には上記シート搬送制御手段
が、選択トレイへとシートの表裏面を反転させるため
に、該選択トレイより上段のトレイへと一旦シートをそ
のままの姿勢で送り込み、その後に送り込まれたシート
の送りを逆にして、上記選択トレイへと反転排出すると
同時に、さらに上段のトレイへと後続するシートをその
ままの姿勢で送り込むように制御できる。そのため、送
り込みの処理と合わせて、先に送り込み処理されたシー
トの反転排出処理を行えるため、反転排出が完了するま
での時間が短くなり、次に出力されてくる画像形成済み
シートの受け入れる態勢を早くできる。
【0025】同様に、上記シート搬送制御手段が、選択
トレイに最も隣接する上流側又は最も離れる上流側のト
レイより順次画像形成済みシートを、上流側に向かっ
て、又は下流側に向かって順次送り込み、複数のシート
の各トレイへの送り込みが完了した時点で、シートが送
り込まれた順で反転排出動作を実行し、下段の選択トレ
イへと順次シートを排出処理するように制御するもので
あれば、反転排出処理を行う方向が常に一定方向とな
り、待機状態のシートを下段の選択トレイへと排出処理
する場合の搬送駆動をトレイへと送り込むまでの搬送方
向とを同一にできるため、搬送装置を簡単にできる。
【0026】また、上記シート搬送制御手段が、選択ト
レイより最も離れる最上段のトレイより下段方向の各ト
レイへと順次画像形成済みシートを送り込み、該送り込
み先がなくなり、さらに後続するシートが存在する場
合、最上段のトレイより反転排出処理を行い、この反転
排出が完了した時点から上記後続する画像形成済みシー
トの送り込みを継続させることができる。つまり、後続
する出力されるシートが、トレイ数以上の時でも、効率
よく反転排出か完了したトレイへと順次送り込みことが
可能のなり、大量の反転排出処理を画像形成装置側の処
理速度に合わせて短時間で行える。
【0027】ここで、上述した第1及び第2のシート排
出処理装置において、上記シート搬送制御手段が、画像
形成済みシートをそのままの姿勢で各トレイへと送り込
み、この送り込むためのトレイがなくなり、後続の画像
形成済みシートが存在する時に、この時点で各トレイに
おける反転排出処理を実行し、この反転排出処理が完了
した段階で、後続するシートを先の処理と同一順序で送
り込み処理及び反転排出処理を繰り返し実行するように
しておけば、反転排出処理を行っている時間のみ画像形
成装置からの出力を一次的に中断、または速度を遅くさ
せることで、大量の反転排出を継続して処理させること
ができる。
【0028】また、上述した第1及び第2のシート排出
処理装置において、上記シート搬送制御手段が、反転排
出を開始させるために、各トレイから反転排出されるシ
ートがセンサにて検出されなくなった時点で次のトレイ
に待機しているシートの反転排出処理を実行させるよう
に制御すれば、トレイに待機しているシートのサイズに
関係なく、タイミングよりシートの重なりが生じること
なく、選択トレイへと頁順を狂わすことなく排出処理で
きる。
【0029】さらに、本発明による目的を達成する第3
のシート排出処理装置によれば、画像形成装置より排出
されてくる画像形成済みのシートを受ける複数のトレイ
を備え、該各トレイへと頁順にシートを分配処理するソ
ート機能を備えるシート排出処理装置において、上記画
像形成装置より排出されてくる画像形成済みシートを上
記各トレイへと送り込むためにそれぞれに対応して設け
られた排出処理ローラと、 該排出処理ローラの手前に
それぞれ配置されシートの有無を検出するセンサとを備
え、上記排出処理ローラはシートをトレイへと送り込む
方向、またはそれと反対方向に送り出す方向に回転駆動
可能に設けられ、最終的にシートの表裏面を反転させて
受ける選択トレイを複数のトレイの中から中間のものに
確定し、該選択トレイを境にして上流側のトレイと、下
流側のトレイとを区分し、それぞれに区分されたトレイ
に対してシートの表裏面を反転させるために一旦シート
をそのままの姿勢で送り込み、その後に送り込まれたシ
ートの送りを逆にして、上記選択トレイへと反転排出す
るように、上記センサのシート検出に基づいて上記排出
処理ローラの回転及び方向を制御してなるシート搬送制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0030】具体的には上記シート搬送制御手段が、選
択トレイに最も近い上流側のトレイへと先に画像形成済
みシートを送り込み、後続するシートを選択トレイに最
も近い下流側のトレイに送り込み、この送り込みの完了
に応じて上流側のトレイに待機したシートの反転排出後
に、下流側のトレイに待機したシートの反転排出を行う
一方、さらに後続するシートが存在すれば同時に上流側
のトレイへとシートの送り込み制御を交互に行うようす
れば、少ないトレイを利用して効率よく選択トレイに反
転排出を行える。
【0031】これは、特に上記シート搬送制御手段が、
選択トレイに最も近い下流側のトレイへと先に画像形成
済みシートを送り込み、後続するシートを選択トレイに
最も近い上流側のトレイに送り込みを行う処理時に、先
に送り込まれた下流側のトレイのシートの反転排出処理
を実行し、この送り込み及び反転排出処理の制御を交互
に行うようにすれば、送り込み処理を行っている最中に
先に送り込みを行ったシートの反転排出処理を同時に行
うことができ、処理をより効果的に行える。
【0032】また、上記シート搬送制御手段が、選択ト
レイに対し下流側又は上流側のトレイへと画像形成済み
シートを送り込み、このシート後端がセンサにて検出さ
れたタイミングに応じて選択トレイへのシートの反転処
理を実行させることで、シートサイズが異なっていても
反転排出処理によるシートの処理を確実に行え、特に頁
順を狂わすことなく排出処理を行える。
【0033】最後に上記シート搬送制御手段が、選択ト
レイを境に下流側の複数のトレイ群と、上流側のトレイ
群とに区分し、下流側の各トレイへと画像形成済みシー
トを順次送り込み、この下流側の各トレイへの送り込み
を完了した時点で、後続する画像形成済みシートを上流
側の各トレイへと送り込みを行うようにして制御すれ
ば、先に送り込まれて待機しているシートの選択トレイ
への反転排出処理を合わせて行うようにでき、よって反
転排出処理を後続するシートの送り込み処理にかかる時
間を有効に活用して処理できる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明における画像形成装置によ
り画像形成が完了した記録紙(シート)を受け取り、該
シートをページ順に排出処理できるシート排出処理装置
の各種実施形態について、図面を参照して説明する。
【0035】本発明は、複写モード、プリンターモー
ド、ファックスモード等を有するデジタル画像形成装置
の排出部に設けられるシート排出処理装置に関するもの
であり、図1は本発明におけるシート排出処理装置の一
例を示す断面図である。また、図2は本発明における上
記シート排出処理装置を備えてなる画像形成装置の全体
構成の概略を示す断面図である。
【0036】まず図2において、画像形成装置の構造に
ついて説明しておく。この画像形成装置はデジタル複写
機1であり、該デジタル複写機1本体は大きく分けてス
キャナ部2と、レーザ記録部3から構成されている。
【0037】スキャナ部2は透明ガラスからなる原稿載
置台2−0、原稿載置台2−0上へ自動的に原稿を供給
搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)
2−1、及び原稿載置台2−0上に載置された原稿の画
像を走査して読取るための原稿画像読取ユニット、すな
わちスキャナユニット2−2から構成されている。この
スキャナ部2にて読取られた原稿画像は、読取画像デー
タとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像デ
ータに対して所定の画像処理が施される。
【0038】上記RADF2−1は、図示しない原稿ト
レイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セット
された原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット2−2
の原稿載置台2−0上へ給送する装置である。またRA
DF2−1は、オペレータの選択に応じて原稿の片面ま
たは両面をスキャナユニット2−2に読取らせるよう
に、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送
経路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状
態を把握し管理するセンサ群、および制御部などから構
成されている。このRADF2−1については、従来か
ら多くの出願、商品化がなされているので、これ以上の
説明は省略する。
【0039】原稿載置台2−0上の原稿の画像を読取る
ためのスキャナ部2を構成するスキャナユニット2−2
は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ2
−3と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)
に導くため、原稿からの反射光を反射する第1の反射ミ
ラー2−5aを搭載してなる第1の走査ユニット2−6
a、また第1の反射ミラーユニット2−6aからの反射
光像を光電変換素子(CCD)に導くための第2、第3
の反射ミラー2−5b,2−5cを搭載してなる第2の
走査ユニット2−6b、原稿からの反射光像を上述した
各反射ミラーを介して電気的画像信号に変換する素子
(CCD)上に結像させるための光学レンズ2−7、お
よび原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上
述したCCD素子2−4から構成される。
【0040】スキャナ部2は、上記RADF2−1とス
キャナーユニット2−2の関連した動作により、原稿載
置台2−0上に読取るべき原稿を順次載置させながら、
原稿載置台2−0の下面に沿ってスキャナユニット2−
2を移動させて原稿画像を読取るように構成されてい
る。特に第1走査ユニット2−6aは、原稿載置台2−
0に沿って左から右へと一定速度Vで走行され、また第
2走査ユニット2−6bは、その速度Vに対してV/2
の速度で同一方向に平行に走査制御される。これによ
り、原稿載置台2−0上に載置された原稿の画像を1ラ
イン毎に順次CCD素子2−4へと結像させて画像を読
取ることができる。
【0041】原稿画像をスキャナユニット2−2にて読
取ることにより得られた読取画像データは、後述する画
像処理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部
のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の
画像データを読出してレーザプリンタ部3に転送して記
録シート上に画像を形成させる。このレーザプリンタ部
3は画像を形成させるための記録材であるシートの搬送
系、レーザ書き込みユニット30、および画像を形成す
るための電子写真プロセス部31を備えている。
【0042】レーザ書き込みユニット30は、上述した
スキャナユニット2−2にて読取った後のメモリから読
出した画像データ、または外部の装置から転送されてき
た画像データに応じて、レーザ光を出射する半導体レー
ザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、
等角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部3
1を構成する感光体ドラム32上で等角速度で偏向され
るように補正するf−θレンズなどを有している。
【0043】上記電子写真プロセス部31は、周知であ
る感光体ドラム32の周囲に帯電器、現像器、転写器、
剥離器、クリーニング器、除電器をこの順序で配置して
おり、これらを制御することでシート上に画像を形成す
る。
【0044】一方、シートの搬送系は、上述した画像形
成を行う電子写真プロセス部31の特に転写器が配置さ
れた転写位置へとシートPを搬送する搬送部33、該搬
送部33へとシートPを送り込むためのカセット給紙装
置34a、34bまたは、必要なサイズのシートを適宜
給紙するための手差し給紙装置35、転写後のシートP
に形成された画像、特にトナー像を定着するための定着
器36、定着後のシートPの同一面又は裏面に再度画像
を形成するためにシートPを再供給するための再搬送経
路(再搬送路)38とを備えている。また、定着器36
の下流側には、画像が記録されたシートPを受け取り、
このシートPに対して所定の処理を施すシート排出処理
装置5が配置されている。
【0045】レーザ書き込みユニット30及び電子写真
プロセス部31において、画像メモリから読出された画
像データは、レーザ書き込みユニット30によってレー
ザ光線を走査させることにより、感光体ドラム32の表
面上に静電潜像として形成され、この潜像が現像器にお
いてトナーにより可視像化される。可視像化された感光
体ドラム32表面のトナー像は、上述した多段給紙ユニ
ットのいずれかのカセット給紙装置34a,34bある
いは手差し給紙装置35から給送されてくるシートの一
方の面上に静電転写され、最後に定着器36にてシート
上に定着される。
【0046】このようにして画像が形成されたシート
は、定着器36からシート処理装置5内へ排出ローラ4
を介して送り込まれる。
【0047】(画像処理部の回路説明)次にこのデジタ
ル複写機1における、読取られた原稿画像情報に対して
画像処理を行う画像処理部の構成及び機能について説明
する。
【0048】図3は図2のデジタル複写機1に含まれて
いる画像処理部のブロック図である。このデジタル複写
機1に含まれている画像処理部は、画像データ入力部4
0、画像処理部41、画像データ出力部42、RAM
(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク等から構
成されるメモリ43及び中央処理装置(CPU)44を
備えている。
【0049】画像データ入力部40はCCD部40a、
ヒストグラム処理部40b及び誤差拡散処理部40cを
含んでいる。画像データ入力部40はCCD2−4にて
光電変換された原稿の画像データを2値化変換して、2
値のデジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤差
拡散法により画像データを処理して、メモリ43に一旦
記憶するように構成されている。
【0050】即ち、CCD部40aでは、画像データの
各画素信号に対してその濃度に応じたアナログ電気信号
がA/D変換されたのち、MTF補正、白黒補正または
ガンマ補正が行われ、256階調(8ビット)のデジタ
ル信号としてヒストグラム処理部40bへ出力される。
【0051】ヒストグラム処理部40bでは、CCD部
40aから出力されたデジタル信号が256階調の各画
素の濃度別に加算された濃度情報(ヒストグラムデー
タ)が得られるとともに、必要に応じて、得られたヒス
トグラムデータはCPU74へ送られ、又画素データと
して誤差拡散処理部40cへ送られる。
【0052】誤差拡散処理部40cでは、疑似中間処理
の一種である誤差拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣
接画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部
40aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が
1ビット(2値化)に変換され、原稿における局所領域
濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0053】また画像処理部41は、多値化処理部41
a及び41b、合成処理部41c、濃度変換処理部41
d、変倍処理部41e、画像プロセス部41f、誤差拡
散処理部41g並びに圧縮処理部41hを含んでいる。
この画像処理部41は、入力された画像データをオペレ
ータが希望する画像データに最終的に変換する処理部で
あり、メモリ43に最終的に変換された出力画像データ
として記憶されるまでこの処理部にて処理するように構
成されている。但し、画像処理部41に含まれている上
述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、機能
しない場合もある。
【0054】即ち、多値化処理部41a及び41bで
は、誤差拡散処理部40cで2値化されたデータが再度
256階調に変換される。
【0055】合成処理部41cでは、画素毎の論理演
算、即ち、論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選
択的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモ
リ43に記憶されている画素データ及びパターンジェネ
レータ(PG)からのビットデータである。
【0056】濃度変換処理部41dでは、256階調の
データ信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づい
て入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定され
る。そのため、オペレータにて設定された濃度に応じて
た画像濃度を出力できるように画像処理されることにな
る。
【0057】変倍処理部41eでは、指示された変倍率
に応じて、入力される既知データにより補間処理等を行
うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ
(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査
が変倍処理される。これにより、オペレーラが指定した
倍率に応じた画像を出力すようにしている。
【0058】画素プロセス部41fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。
【0059】誤差拡散処理部41gでは、画像データ入
力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われ
る。
【0060】圧縮処理部41hでは、ランレングスとい
う符号化により2値データが圧縮される。又、画像デー
タの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成し
た時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0061】そして画像データ出力部42は、復元部4
2a、多値化処理部42b、誤差拡散処理部42c、及
びレーザ出力部42dを含んでいる。この画像データ出
力部42は、圧縮状態でメモリ43に記憶されている画
像データを復元し、もとの256階調に再度変換し、2
値データより滑らかな中間調表現となる4値データの誤
差拡散を行い、レーザ出力部42dへデータを転送する
ように構成されている。最終的には、レーザプリンタ部
3のレーザ書き込みユニット30へと送られ、画像形成
が実行されることになる。
【0062】即ち、復元部42aでは、圧縮処理部41
hによって圧縮された画像データが復元される。
【0063】多値化処理部42bでは、画像処理部41
の多値化処理部41a及び41bと同様な処理が行われ
る。
【0064】誤差拡散処理部42cでは、画像データ入
力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われ
る。
【0065】レーザ出力部42dでは、図に示していな
いシーケンスコントロールからの制御信号に基づき、デ
ジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に変換さ
れ、レーザ書き込みユニット30における半導体レーザ
がオン/オフ状態となり、感光体ドラム32上に静電潜
像が書き込まれる。
【0066】尚、画像データ入力部40および画像デー
タ出力部42において扱われるデータは、メモリ43の
容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ
43に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して
4値のデータの形で処理することも可能である。
【0067】(デジタル複写機全体の制御構成の説明)
図4はデジタル複写機1の装置全体の各部を中央制御ユ
ニット(CPU)44により動作管理している状態を示
す図である。
【0068】CCD2−4、画像データー入力部40、
画像処理部41、画像データー出力部42、画像メモリ
ー43、及び中央処理装置(CPU)44は、図3と重
複するので説明は省略する。
【0069】図3において説明したCPUである中央処
理装置44は、RADF2−1、スキャナ部2、レーザ
ープリンター部3などデジタル複写機1を構成する各駆
動機構部をシーケンス制御により管理すると共に、各部
を制御するための制御信号を出力している。
【0070】さらに中央処理装置44には、操作パネル
からなる操作基板ユニット45が相互通信可能な状態で
接続されており、オペレータが設定入力した各種モード
に応じて制御信号を中央処理装置44に転送し、デジタ
ル複写機1を設定モードに応じて動作させるようになっ
ている。
【0071】また、中央処理装置44からは、デジタル
複写機の動作状態を示す制御信号を操作基板ユニット4
5へと転送して、操作基板ユニット45側ではこの制御
信号により装置が現在どのような状態にあるのかオペレ
ータに示すように表示部などにより動作状態を表示する
ようになっている。
【0072】46はソータコントロールユニットであ
り、デジタル複写機1により出力される複写物を仕分け
たりする本発明におけるシート排出処理装置の動作を管
理する制御ユニットである。ここでは、本発明によるシ
ート排出処理装置5の制御を主に行うことになる。
【0073】47は画像情報、および画像制御信号など
他のデジタル画像機器との情報通信を可能にするために
設けられた画像データの通信ユニットである。
【0074】図5は、デジタル複写機1における上述し
た操作基板ユニット45に設けられる操作パネルを表し
たものである。この操作パネルの中央部分には、タッチ
パネル液晶表示装置6が配置されていて、その周囲に各
種モード設定キー群が配置されている。
【0075】このタッチパネル液晶表示装置6の画面上
には、常時画像編集機能を選択するための画面に切り換
える画面切り換え指示エリアがあって、このエリアを指
で直接押圧操作すると各種画像編集機能が選択できるよ
うに液晶画面上に各種編集機能が一覧表示される。
【0076】その表示された各種編集機能の中から、オ
ペレータが所望する機能が表示されている領域を指で触
れることにより編集機能が設定される。
【0077】上記操作パネル上に配置された各種設定キ
ー群について簡単に説明すると、7は液晶表示装置6の
画面の明るさを調整するダイヤルである。
【0078】8は倍率を自動的に選択させるモードを設
定する倍率自動設定キー、9は複写倍率を1%きざみで
設定するためのズームキー、10と11は、固定倍率を
読み出して選択するための固定倍率キー、12は複写倍
率を標準倍率(等倍)に戻すための等倍キーである。
【0079】13はコピー濃度調整を自動から手動また
は、写真モードへと切り換えるための濃度切換キー、1
4は手動モードまたは、写真モードの時に濃度レベルを
細かく設定するための濃度調整キー、15は複写機の給
紙部にセットされているシートサイズの中から希望する
シートサイズを選択するためのカセット(トレイ)選択
キーである。
【0080】16は複写枚数を設定するための枚数設定
キー、17は複写枚数をクリアしたり、連続コピーを途
中で止める時に操作するクリアキー、18はコピーの開
始を指示するためのスタートキー(プリントスイッ
チ)、19は現在設定されているモードの全てを解除し
て標準状態に復帰させるための全解除キー、20は連続
コピー中に別の原稿に対するコピーを行いたい時に操作
する割り込みキー、21は複写機の操作が分からない時
に操作することで複写機の操作方法をメッセージ表示す
るための操作ガイドキー、22は操作ガイドキー21の
操作により表示されたメッセージの続きを表示させるた
めのメッセージ順送りキーである。
【0081】23は両面複写モードを設定するための両
面モード設定キー、24は複写機から排出される出力物
(画像形成済みシート)を仕分けるためのシート後処理
装置5の動作モードを設定するための後処理モード設定
キーである。
【0082】25から27は、プリンターモード、ファ
クシミリモードに関する設定キーであり、25は送信原
稿を一旦メモリに蓄えてから送信するメモリ送信モード
キー、26はデジタル複写機のモードをコピーとファッ
クス、プリンタの間で切り換えるためのコピー/ファッ
クス・プリンターモード切換キー、27は送信先電話番
号を予め記憶させておき送信時にワンタッチ操作で送信
先に電話を発信させるためのワンタッチダイヤルキーで
ある。
【0083】提示した操作パネル及びその操作パネル上
に配置される各種キーは、あくまでも一例であり、デジ
タル複写機1に搭載される各種機能により操作パネル上
に設けられるキーは異なってくることはいうまでもな
い。
【0084】(シート排出処理装置の一実施形態)以
下、本発明のデジタル画像形成装置に備えられるシート
排出処理装置5について、図1を用いてさらに詳細に説
明する。本発明によるシート排出処理装置5は、画像形
成されたシートの頁順を揃えるために従来より周知のソ
ート機能を備えたソータからなるものであって、その既
存のソータを利用してシートの表裏面の反転を行い、必
要なトレイへと排出処理するものである。
【0085】シート排出処理装置5は、上述した図2に
示したデジタル複写機1にて画像形成が完了した記録材
であるシートPを受け取り、シート排出処理装置5内に
設けられた搬送経路をそのまま利用し、その搬送経路を
経由した後、記録モードに応じて所定の方向に向かって
搬送されることで、画像が形成されたシートPはページ
順が揃えられた状態で積み重ねられ、適切な状態に揃え
られた出力物が完成するものである。
【0086】デジタル複写機1側のシート排出ローラ4
から画像が形成されたシートPが排出されてくる位置に
対応して、シート排出処理装置5側には、上記排出ロー
ラ4に対応して設けられているシート搬入口5aに対向
して搬入ローラ50を設けている。この搬入ローラ50
は、デジタル複写機1の定着器36及び排出ローラ4が
設けれる搬送路の延長上における直線状態で形成さいれ
ている第1の搬送経路51の始端部分に設けられてい
る。
【0087】上記第1の搬送経路(第1の搬送路)51
の上記搬入ローラ50を反対側には、外部に露出するよ
うに配置されシートPを受けるソータのビン(トレイ)
52である最上部のトレイ52−1が対応して配置され
ている。そのトレイ52に対応するようにして排出処理
ローラ53が設けられており、特にトレイ52−1と対
応するように排出処理ローラ53−1が設けらている。
【0088】上記第1の搬送経路51の途中には、該第
1の搬送経路51と直交する方向に設けられたている第
2の搬送経路54へと搬送方向を切換えるゲート55で
ある第1ゲート55−1が配置されており、該第1ゲー
ト55−1にてそのまま第1トレイ52−1へと案内す
るか、第2の搬送経路54へと案内するかを切換える。
そして、上記第2の搬送経路54の途中には、上記第1
トレイ52−1と下部に対応するようにして排出される
シートを受けるためのトレイ52−2,52−3,52
−4,52−5,52−6が配置されている。この実施
形態においては、ソータのビン数としては説明を簡単に
するために6段構成としている。
【0089】また、上記各トレイ52−2,52−3,
52−4,52−5,52−6に対応して、排出処理ロ
ーラ53−2,53−3,53−4,53−5,53−
6が設けられており、さらに第2の搬送経路54をその
まま搬送させるか、各トレイへと案内するかを切り換え
るゲート55−2,55−3,55−4,55−5が、
各トレイ52−2〜52−6に対応して設けられてい
る。
【0090】そして、各ゲート55−1〜55−5の各
間の第2の搬送経路54には、シートを搬送するための
搬送ローラである各搬送ローラ56−1〜56−5が設
けられており、シートを各トレイへと搬送することを可
能にしている。
【0091】ここで、本発明による排出処理ローラ53
−1〜53−6は、シートの搬送方向を逆方向に搬送す
るように正逆転可能に設けている。また、搬送ローラ5
6−1〜56−5については、必要に応じて逆転可能に
設けられている。
【0092】次に、シートの搬送方向を切換えるための
各ゲート55−1〜55−5にてついて説明する。第1
ゲート55−1は、第1の搬送経路51を経て搬送され
てくるシートを、そのまま第1トレイ52−1へと案内
する姿勢(a位置)と、シートを第2の搬送経路54へ
と案内する姿勢(b位置)に切換制御される。その状態
を図6を用いて説明する。
【0093】この図6を参照すれば、切換のための第1
ゲート55−1は、図6(a)に示す姿勢、つまり第1
の姿勢(位置a)状態において、搬入ローラ50を介し
て搬入されるシートPをそのまま、第1の搬送経路51
を経由して排出処理ローラ53−1側へと送り込む一
方、図6(b)に示すように排出処理ローラ53−1が
逆回転駆動されると、そのシートを第2の搬送経路54
へと案内することができるように構成されている。
【0094】そのため、上記切換のためのゲート55−
1は、断面がほぼ三角形状に形成され、その各頂点に、
可撓性のポリエステルフィルム等の薄いフィルム55a
が設けられている。そして、各頂点に設けられているフ
ィルム55aの先端が第1搬送経路及び第2搬送経路5
1,54のガイド面に当接するようになっており、一方
へのシートの搬送を可能にするが、それと反対方向の搬
送を不可能にしている。
【0095】つまり、ゲート55−1が第1の位置aに
切換えられておりば、上記フィルム55aの作用によ
り、上述したように、搬入ローラ50を介して搬入され
てくるシートを第1の搬送経路51を経由して第1トレ
イ52−1方向へと案内するが、その逆方向への搬送を
禁止し、その逆方向への搬送に対してシートPを排出処
理ローラ53−1の逆転駆動により第2の搬送経路54
へと案内する。
【0096】そして、図6(c)に示すようにゲート5
5−1を第2の位置bに切換えると、第1の搬送経路5
1を搬入ローラ50を介して搬送されるシートPを、第
2の搬送経路54へと案内する一方、第2の搬送経路5
4を搬送ローラ56−1の逆転駆動により搬送されてく
るシートPを、第1の搬送経路51を経由して第1トレ
イ52−1へと案内する。
【0097】一方ゲート55−2〜55−5について
は、全て同一形状であり、同様のシートの案内を行うた
め、特にゲート55−2を例に、図7を参照して説明す
る。このゲート55−2においても、ゲート55−1と
全く同様に、断面がほぼ三角形状に形成され、それぞれ
の頂点に可撓性のポリエステルフィルム等からなる薄い
フィルム55bが設けられている。そして、各頂点に設
けられた各フィルム55bが搬送経路を構成するガイド
面に当接することで、一方の搬送を可能にするが、それ
と反対方向への搬送を不可能にしている。
【0098】そこで、図7(a)に示すようにゲート5
5−2が第1の姿勢(位置a)に切換えられていれば、
シートPは第2の搬送経路54を破線で示すように、上
から下へと搬送されてくる場合、そのまま第2の搬送経
路54に沿って案内される。そして、シートPが搬送ロ
ーラ56−1による逆転駆動により第2搬送経路54を
逆方向、つまり下から上へと搬送されてくると、第2の
搬送経路に沿うことなく、上段のトレイ52−2へと搬
送方向が変更される。さらに、ゲート55−2のこの姿
勢において、排出処理ローラ53−2による逆転駆動に
よるシートPの搬送においては、第2の搬送経路54を
下方向に案内するのを禁止し、上方向へと案内する。
【0099】また、ゲート55−2が第2の姿勢(位置
b)に切換えられれば、図7(c)において、シートP
が搬送ローラ56−1にて下から上へと搬送されると、
第2の搬送経路54に沿ってそのまま案内される。しか
し、シートPが第2搬送経路54を逆方向、つまり上か
ら下方向へと搬送されてくると、その方向を変更しトレ
イ52−2へと図7(d)の破線で示すように案内され
る。また、シートPが排出処理ローラ53−2が逆転駆
動されトレイ内のシートを反対方向へと搬送する時に
は、上述した第2の搬送経路54を上方向に案内するの
を禁止し、第2の搬送経路54を下方向へと案内する。
【0100】さらに、搬送されるシートを先端及び後端
を検出するためにセンサSが適宜配置されている。セン
サS0は搬入ローラ50の手前に配置され、搬入ローラ
50へと送り込まれるシートを検出する。センサS1〜
S6は排出処理ローラ53−1〜53−6の手前に配置
され、該排出処理ローラ53−1〜53−6へと送り込
まれるシートを検出する。
【0101】このシートの検出を行うセンサS1〜S6
の検出状態に応じて、排出処理ローラ53−1〜53−
6及び搬送ローラ56−1〜56−5の回転方向の切換
制御、搬送方向を切り換えるための各ゲート55−1〜
55−5の姿勢位置の切換え等の制御がシート搬送制御
手段にて行われる。これは、図4にて説明したソータコ
ントローラユニット46による制御手段にて構成され
る。
【0102】一方、図2に示すシート排出処理装置5に
おいては、上記第1の搬送経路51と平行に、デジタル
複写機1にてシートPの両面又は同一面に再度画像を形
成するために設けられ一時シートを収容する中間トレイ
を含む再搬送経路(再搬送路)38へと連通するよう
に、第3の搬送経路57が設けられている。この第3の
搬送経路57は、再搬送経路38と連通するように直線
状態で結ばれるように形成されている。
【0103】上記再搬送経路38と連通する第3の搬送
経路57へとシートを案内するために、第2の搬送経路
54の途中、特に第3の搬送経路57と対応してゲート
55−3aが設けられている。該ゲート55−3aは、
シートを第3搬送経路57へと送り込む状態と、該第3
の搬送経路57へと送り込まない状態において、上述し
たようにシートをシート排出処理装置5内でシートの切
換案内を行うように切換制御される。
【0104】以下の説明においては、上記切換ゲート5
5−3aについては、図1に示すように、他のゲート5
5−2等と同一形状にて形成されており、第3の搬送経
路57への案内を行うことがないようなものとして説明
する。
【0105】(複写モード:フェイスアップ排出)シー
ト排出処理装置5は、デジタル複写機1本体より排出さ
れる画像形成済みシートPを受けて、従来同様に順次排
出処理が行われる。
【0106】そこでデジタル複写機1が複写モードで画
像形成済みのシートPの出力を開始すると、該デジタル
複写機1の用紙排出口から排出ローラ4を介して所定の
間隔をおいてシートPが順次排出されてくる。この順次
排出されてくるシートPが、シート排出処理装置5の搬
入口5aから受け入れられ、搬入ローラ50を介して取
り込まれると、第1のセンサS0がシートPの先端部分
を検出した時点で、複写モードであることを確認し、該
複写モードであれば第1ゲート55−1が第1の姿勢で
ある位置aに切換制御される。これにより、画像形成済
みのシートPは、第1トレイ52−1へと排出処理ロー
ラ53−1の正転駆動により、そのままの姿勢で排出処
理される。
【0107】そして、複写モードにおいて原稿に対して
複数部のコピー行う場合、このコピーが同一原稿にて同
時に複数部のコピーを行う場合には、次の画像形成済み
のシートがシート排出処理装置5へと送り込まれてくる
と、センサS1がそれを検出することで、図4で示した
ソータコントロール46のシート搬送制御手段にて、第
1ゲート55−1を第2の位置bに切換制御する一方、
第2ゲート55−2を第2の位置b(図7(d)に示す
状態)に切換制御される。そのため、次のシートは第2
トレイ52−2へと排出処理ローラ53−2の正転駆動
により排出処理される。
【0108】これは、設定された部数に応じて、順次下
の段のトレイへと、連続して搬送されてくるシートを分
配処理して排出する。そして、設定部数のシートの排出
処理を行えば、次の原稿に対応する画像形成済みのシー
トPが送り込まれてくる時に、上述した最初の第1トレ
イ52−1から排出するように処理を行う。あるいは、
最後にシートを排出したトレイから上段へと分配処理し
て排出する。
【0109】一方、デジタル複写機においては、1枚の
原稿の画像を読取、これを設定された部数のコピーシー
トを出力するものとは別に、セットされた原稿の画像を
全て読み込み、これを頁順を揃えた状態で出力処理する
場合もある。つまり、5頁のの原稿を3部コピーする場
合、5頁の原稿のコピーを順次、頁順に出力し、これを
3度繰り返す場合である。
【0110】このような場合に対処するために、シート
排出処理装置5側では、第1ゲート55−1が第1の姿
勢位置aに切換制御され、5頁分の原稿をそれぞれにコ
ピーした5枚の画像形成済みシートPを、そのまま第1
トレイ52−1へと案内する。そして、次の5頁分のコ
ピーシートについていは、下の段の第2トレイ52−2
へと排出処理するために、第1ゲート55−1を第2の
姿勢位置bに切換え、第2ゲート55−2も第2の姿勢
位置bに切換える。このようにして、各段のトレイに頁
順が揃ったコピーの束が排出処理されることになる。
【0111】この複写モードにおいては、RADF2−
1の原稿トレイ等に載置された原稿の積載順に画像形成
が行われるため、積載された原稿の頁順に揃った状態で
画像形成済みのシートPが揃えられることになる。特
に、原稿は、その画像が最終頁より順にスキャナ部にて
読取られ、その読取られた順に画像形成が行われること
から、シートPに形成された画像形成形成面を上にして
排出させることで、頁順が狂うことなく、シートPが正
確に積載されていく。
【0112】(ファックス又はプリントモードの排出処
理制御)次に、デジタル複写機がファックス又はプリン
トモードに設定された状態におけるシートPの排出制御
について説明する。このモードでは複写モードとは異な
り、先頭頁より画像出力が行われる。そのため、画像形
成済みシートは表裏面を反転させた状態で排出処理する
必要がある。
【0113】そこで、デジタル複写機1から連続して出
力されるシートを、シート排出処理装置5側では、シー
トを最終的に反転させて排出処理する一つのトレイを選
択し、そのトレイを除く残りのトレイへとシートを順次
分配処理して送り込む。この場合、選択トレイを除く他
のトレイにおてはシートの後端が全てトレイに排出処理
されないように、排出処理ローラ53にて後端を挟持さ
せた状態で停止させておき、これらの排出トレイへと全
て排出処理された段階で、選択トレイ側へと順次反転排
出を開始させる。この時、頁順が揃うように、第1頁の
シートを先頭にしいて選択トレイへと順次排出処理を行
う。そして、最後のシートが選択トレイへと排出処理さ
れると、選択トレイ上には頁順が揃ったシート束が得ら
れる。
【0114】ここで、頁数がソータのトレイ数より少な
い場合には、各トレイを活用して一連のシートの送り込
みと、反転排出処理を行うことで完了する。そのためシ
ート間隔はデジタル複写機1の出力処理速度に合わせ
て、排出処理を行え、必要に応じて処理速度を速めるこ
とも可能となる。
【0115】またトレイ数が出力頁以下、つまり出力さ
れてシートの枚数が、トレイ数より多い場合には、一連
の処理にて行えないため、その一連の処理を完了したの
ち、同一の処理を繰り返し行えばよい。そのため、出力
されるシートが大量にある場合においても、本発明によ
るシートの反転排出制御を行うことで、継続させて処理
を行える。
【0116】この場合、一連の処理を繰り返す時に、反
転排出処理に要する時間だけデジタル複写機の出力処理
を一時中断、もしくは出力速度を遅くする必要がある。
しかし、排出処理の速度は従来のものに比べて一段と速
くなる。
【0117】しかも、反転排出するための選択トレイを
最下部に確定し、最上部のトレイより最初の頁の画像形
成済みシートを排出し、反転排出を行うようにすれば、
上述した間隔がほとんど生じることなく、デジタル複写
機1の出力速度に合わせた反転排出処理を行うことが可
能となる。
【0118】以下に実例を挙げて排出処理の手順を詳細
に説明する。
【0119】(最上部のトレイを排出トレイとして選択
した場合;反転排出処理I)この実施形態においては、
図8に示すように、最上部のトレイ52−1を画像形成
済みシートを反転させて排出させる選択トレイとして確
定する実例である。デジタル複写機1からは、先頭頁順
に画像形成を完了したシートPを順次、シート排出処理
装置5が受け取る。
【0120】この排出される各シートは、最上部の第1
トレイ52−1を除き、その下流側の下段より順次、第
1頁のシートP1を第2トレイ52−2へ、シートP2
をトレイ52−3へ、シートP3をトレイ52−4へ・
・シートP5を最下段トレイ52−6へと排出処理す
る。この処理は、ソータによる排出処理と同様である
が、シート後端がセンサS2〜S6にて検出された時点
で、排出処理ローラ53−2〜53−6を停止させ、シ
ートの後端部をローラにて挟持させた状態で送り込み動
作を停止させ待機させる。
【0121】そして、最終段のトレイ52−6にシート
が排出され、その後端がセンサS6にて検出された時点
で、排出処理ローラ53−6の正転駆動を停止させ、同
時にトレイ52−2に待機しているシートより順に、最
上部の選択トレイ52−1へと反転排出処理を行う。こ
の反転排出処理において、先頭頁のシートが第1トレイ
52−1へと排出されると、その画像がトレイ52−1
上で下面になり、順次上部に画像面が下になった状態で
シートが積載排出されていく。特に、第2トレイ52−
2のシートがセンサS2にて検出されなくなる時点で、
下段のトレイ52−3より反転排出処理が開始されうよ
うに制御される。
【0122】従って、出力シートが5頁分以内でれあれ
ば、連続してシートの反転排出処理を可能にできる。こ
れは、ソータによりトレイ(ビン)数により決まるもの
であり、説明の都合上、トレイを6段構成としており、
通常は20段構成のものが主流である。この場合には、
19頁分のシートを連続的に各トレイへと送り込むこと
ができ、シート間隔が空くことはほとんどなくなる。
【0123】なお、5頁を越える場合においては、最初
の5頁分を連続してデジタル複写機側が出力処理し、上
述したような反転排出処理を連続して行い、5頁目のシ
ートの反転排出処理が完了したことを選択トレイ52−
1に対応するセンサS1が検出した時点で、次の5頁分
の出力処理が行われ、上述した反転排出処理を繰り返し
行うことで、大量の出力シートを反転排出処理できる。
【0124】次に、図9のフローチャートに基づいて、
図8に示した反転排出処理の制御動作を説明する。これ
は、図4にて示したソータコントローラ46によるシー
ト搬送制御手段による制御である。
【0125】まず、ステップn1にて、反転排出させる
最終の排出先の選択トレイを確定する。これは、先に説
明したように、最上部の第1トレイ52−1が最終の反
転排出先の選択トレイとして確定される。この選択トレ
イ52−1には、排出されているシートが存在しないも
のとして以下に説明する。
【0126】上記選択したトレイ番号N1(本実施形態
では“1”)、つまり上段より下段の6段トレイにおい
ては、その指定番号は1〜6として付されており、第1
トレイ52−1はトレイ番号“1”であり、次の下段ト
レイから画像形成済みシートをシートを送り込むため
に、N=N1(“1”)+1を実行して、選択トレイ5
2−1の最も近い下段トレイから出力シートの送り込み
を行う。つまり、第2トレイ52−2へのシートの受け
入れ態勢を作る。上記Nは、トレイ指定カウンタであ
り、排出される選択トレイをN1とすれば、そのトレイ
番号に対し“1+1”を実行し、それれをカウンタNに
記憶させる。
【0127】そして、センサS0がデジタル複写機1よ
り出力シートの搬入状態を検出することで、上記第2ト
レイ52−2へのシートの受け入れを行うための制御が
行われる。これは、第1ゲート55−1を第2の位置b
に、第2ゲート55−2を第2の位置bに切換える。第
1ゲート55−1については、この反転排出処理が実行
されることで、第2の位置bに予め切換えられている。
【0128】これによりシートPは、指定カウンタNに
て指示されるトレイ、つまり第2トレイ55−2へと送
り込まれ、センサS2がシート後端を検出するか否かを
確認(n5)する。この確認、つまり検出が行われれ
ば、排出処理ローラ53−2の正転駆動が停止(n6)
され、よってシートP後端が排出処理ローラ53−2に
挟持された状態で待機される。そして、次のシートを次
の段のトレイへと送り込むために、そのトレイを指定す
べく、N=N+1を実行し、カインタNは、次のトレイ
番号を指示する。指示されたトレイが最下段のトレイ5
2−6に等しいか、或いはを越えていなければ、ステッ
プn3に戻り、次の排出シートの有無をセンサS0にて
検出しているか否かのチェックを行う。
【0129】ここで、指定されたトレイが最下段のトレ
イ52−6を越える前に、ステップn3にてシートなし
を検出し、ステップn17にて、それ以上の出力シー
ト、つまりデジタル複写機1側での画像形成の出力が完
了している時に、いままで各トレイに送り込み、反転排
出処理の待機状態にあるシートの排出処理を行うための
n18〜n22の制御が繰り返し行われる。
【0130】一方、ステップn8にて、指定カウンタN
が最終段のトレイ(55−6)を指示するカイントを行
っていれば、デジタル複写機1側に一時出力処理の停止
を指示する。この指示は、最終段トレイ52−6へのシ
ートの排出処理を行う段階で行うことになる。特に、最
終段トレイを指示した状態で、そのトレイへと受け入れ
るシートは、シート排出処理装置5側へと送り出されて
いるタイミングであり、最終段のトレイ52−6が指示
された段階で一時停止指示を出す。そして、最終段52
−6へとシートの送り込みを完了すれば、n8にて指定
カウンタNが最終段トレイ52−6を越えるカウントを
行っており、反転排出を行う処理を実行するために、以
下に記載するn10〜n14の処理を実行する。
【0131】そのため、まず指示されているトレイ指定
カウンタNのカイント内容“N”に対して、N−1を行
ったものをカウンタMに記憶させる。そして、トレイを
選択トレイ52−1の下段である第2トレイ52−2を
指示するためにトレイ指定カウンタNをN1+1(N1
は選択トレイのアルレス番号)を行い、“2”が記憶
(n10)される。そのため、第2トレイ52−2より
反転排出処理を行うために排出処理ローラ53−2を逆
回転駆動(n11)する。この時、ゲート55−2は第
1の位置aに、ゲート55−1は第2の位置bに切換ら
れる。この状態で排出処理が行われ、第2トレイ52−
2のシートが反転処理され、第1トレイ52−1へと排
出処理される。この排出処理においてセンサS2がシー
ト後端を検出(n12)した時点で、次のシートを排出
処理するために、トレイ指定カウンタNをカウントアッ
プ(n13)し、カウンタMとの比較(n14)を行
う。
【0132】上記比較において、一致しなければ、上記
指定カウンタNの内容で指示されたトレイの排出処理ロ
ーラ52−Nを逆転駆動させ、排出処理する。この場
合、上述したように、ゲート55−1は第2の位置b
に、指示トレイに対応するゲートは第1の位置aに、そ
して他のゲートは第2の位置bに切換られる。例えば、
第3トレイ55−3のシートを反転排出処理を行う場合
には、ゲート55−3のみ第1の位置aに、その他のト
レイは第2の位置bに切換制御されている。
【0133】このような制御を繰り返し実行し、最下段
のトレイ52−6のシートの排出処理を完了すれば、N
=N+1の処理を行って、カウンタMとNの比較を行え
ば一致し、デジタル複写機1に出力処理の再開を指示
(n16)する。この時、デジタル複写機1側にて出力
処理が完了(n15)しておれば、複写機1の待機ルー
チンへと移行する。
【0134】そこで、シートを受け入れるために、最終
のトレイ52−6が指示された時、及び指示される前
に、デジタル複写機1による出力処理が完了する場合に
はおいては、ステップn3にてシート検出が行われない
状態において、ステップn17にて出力処理が完了した
信号をデジタル複写機1より受け取ることになる。ま
た、最終トレイ52−6が指示された時、デジタル複写
機1にて一時出力処理を停止する指示を行っても、その
前にデジタル複写機1側では出力停止状態となってい
る。このような時には、ステップn3→n17へと移行
し、デジタル複写機1側より出力処理完了を受ける取る
ことになる。上述したステップn10〜n14と同様の
処理をn18〜n22にて行う。
【0135】従って、デジタル複写機1の出力枚数がソ
ータの備わったビン(トレイ)数をNとすれば、選択ト
レイを除くビンの数(N−1)以下の頁数の出力であれ
ば、全てを反転排出を行う選択トレイを除いたトレイに
シートを送り込み、反転排出処理を行う待機状態で、最
初に送り込んだトレイに待機しているシートより、排出
処理ローラ52を選択的に逆駆動動作させることで、選
択トレイ、例えば最上段トレイ52−1へと反転排出を
行うことができ、該トレイ52−1には、頁純が揃った
シートによる出力物が得られることになる。この場合、
シートは最上部に排出されるため、ユーザ側ではその出
力物を容易に取り去ることができる。
【0136】よって、本発明においては、デジタル複写
機1に備なわるソータのトレイ数より1を減じた数に対
し、出力処理枚数がそれ以下であれば、デジタル複写機
1側に一時停止のための指令を行うことなく、シート間
隔をデジタル複写機の処理の間隔に合わせて連続して反
転排出処理を可能にできる。また、それを越えたとして
も、一時停止指令を行うためには、反転排出処理を行っ
ている時間のみであり、1枚シートの反転処理を行うそ
の都度行うものと比べれば、当然その処理速度は速くな
る。
【0137】また、各排出処理ローラ53にて挟持され
た状態で待機されるシートのサイズが個々に異なってい
る場合においても、この待機状態になるまでは、その間
隔を変化させることなく、そのまま処理を実行できる。
つまり、シートサイズが異なっていても、シートの後端
がセンサS2〜S6にて検出された時点で上記排出処理
ローラ53が停止するため、シートサイズに関係なっく
処理できる。そして、反転排出処理に移行する場合、挟
持されたシートが反転排出された時に、シートの先端、
つまり反転排出される時のシート後端が、上記センサS
2〜S6にて検出される時点に合わせて、次のシートの
反転排出処理を行うように制御できる。そのため、サイ
ズの違いにおりシート間隔が変化することはなく、特別
な制御手段を必要としなく、サイズが異なる場合におい
ても、簡単な制御で頁順を狂わすことはなく、排出処理
できる。
【0138】なお、この実施形態における他の態様とし
ては、デジタル複写機1において、出力枚数が事前に分
かっておれば、その枚数に応じて、処理速度を速めるこ
とができる。特に出力枚数がソータに備えわるトレイ数
以上である場合において、出力処理枚数Nsよりトレイ
数N−1を減算した枚数が、トレイ数(N−1)より小
さい場合、そのNs−(N−1)のシートをデジタル複
写機1側で先に、出力処理させる。そして、そのシート
の反転排出処理においては、全てのトレイから反転排出
処理を行うことがなくなるため、少ないシートでの反転
排出処理ですみ、その時間が短くなる。として、次のN
−1枚のシートの反転排出処理を連続して実行できるた
め、処理時間を短くできる。
【0139】ここで、上述したように出力枚数は、ファ
クシミリであれば事前に送信枚数等を画像データの送信
前に送信することがあり、またプリンタモードにおいて
も、他のワードプロセッサや、パーソナルコンピュータ
より頁数等が事前に通知されていることが多い。そのた
め、このデータに基づいて、事前に上述した処理は、簡
単に実行できる。
【0140】しかも、図8に示すように、最上段と選択
トレイ52−1として確定した時に、選択トレイ52−
1に最も近い下流側のトレイより下流側にシートの送り
込み制御を行っているが、これとは逆に最終段トレイ5
2−6よりシートの送り込みを開始し、上流側へと順次
トレイを指定して送り込み制御し、その後に反転処理を
行ってもよいことは勿論である。
【0141】(最下部のトレイを排出トレイとして選択
した場合;反転排出処理II)上述の反転排出処理Iにお
ていは、最終的に反転排出さる先の選択トレイとして上
部、例えば最上段を確定した場合であるが、下段のトレ
イを最終の反転排出先のトレイとして選択する場合につ
いて以下に説明する。
【0142】この態様においては、最下段を最終の反転
排出処理のトレイに選択する場合を説明する。図10は
その反転排出処理を行うための動作説明図である。
【0143】図に示すように、データ複写機1より出力
される画像形成済みのシートPは、第1頁より順に選択
された最下段トレイ52−6より上流側の上段トレイ5
2−5より上段側のトレイへと順に排出処理され、シー
ト後端がセンサS5〜S1にて検出された時点で、排出
処理ローラ53−5〜53−1の正転駆動が停止され、
シート後端を挟持した状態で待機する。その待機におい
て、残りの全てのトレイにシートの送り込みを完了すれ
ば、第1頁より順に反転排出処理が実行される。その結
果、選択トレイ52−6にて第1頁のシートより順に反
転排出され、これが順次重ねられていく。そして、最終
的に頁順の揃った出力物が選択トレイ52−6に得られ
る。
【0144】この場合、最下段トレイ52−6を最終的
な反転排出先として選択したことで、トレイ52−5に
シートを送り込まれ、該シートが待機状態になれば、そ
のシートについての反転排出処理をシートの送り込みに
続いて行っても何ら問題なく処理できる。そのため、次
のシートがトレイ52−4へと送り込まれる状態におい
て、トレイ52−5よりシートを反転排出処理動作を並
行して行うことが可能になる。
【0145】つまり、図10に示すように選択トレイ5
2−6を除く全てのトレイにシートが送り込まれ、この
状態まで待機させることなく、図11に示すようにシー
トの送り込みを完了(排出処理ローラが停止しシート後
端を挟持した状態を完了とする。)した段階で、反転処
理を連続して行うことができる。そして、これを連続し
て上段側に移行して行うことで、最上段トレイ52−1
へのシートの送り込みが完了した時点で、該シートの反
転排出処理を行う僅かなだけ、シート間隔が開くのみと
なる。そのため、反転排出処理するための時間を極力速
めることが可能となる。
【0146】このような制御においれは、シートが下流
側へと搬送制御されるため、図1に示す各搬送ローラ5
6は、常に同一方向に回転駆動されるだけであり、よっ
て駆動制御、及びその機構が非常に簡単になる。
【0147】そこで、図12は、図10に示すシートの
排出処理制御のためのフローチャートであり、図9と
は、選択するためのトレイが違うことから、トレイ指示
動作が多少異なるだけで、その他の制御は全く同一であ
る。そのため、その同一である制御ステップについて
は、同一ステップ数で示している。
【0148】まず、ステップn1aにて、反転排出処理
させる最終的な反転排出先トレイを選択する。ここで
は、最下段のトレイ52−6が選択トレイとして確定さ
れる。この場合、該トレイ52−6には排出シートが存
在しないものとする。そのため、トレイ指定カウンタN
は、6段トレイであれば“6”となる。
【0149】次に、デジタル複写機1より画像形成済み
のシートPを最初に送り込むためのトレイを指定しるた
めに、上記カウンタNに対してN−1を行いカウンタN
の内容を減算し、その減算されたトレイを指定(n2
a)し、第1頁のシートの送り込み処理を実行(n4)
する。この場合、ゲード55−1が第2の位置bに各ゲ
ート55−2〜55−4については、第1の位置aに切
換制御されており、トレイ52−5に対応するゲード5
5−5のみ第2の位置bに切換えられ、シートの受け入
れ状態となる。そのため、第1頁のシートPがトレイ5
2−5へと送り込まれ、その後端がセンサS5にて検出
された時点(n5)で、指定されたトレイに対応する排
出処理ローラ53−5の正転駆動が停止(n6)され
る。
【0150】そして、次のシートを上段のトレイに受け
入れるために、そのトレイを指示すべく、“N−1”を
行いカウンタNがそれを記憶(n7a)する。これを繰
り返し実行し、最上段のトレイ52−1が指示された状
態において、それ以上のシートを受け入れるトレイが存
在しないため、デジタル複写機1側へと5枚目以後のシ
ートの出力処理を一時停止するように指示(n9a)を
行い、そのシートが排出処理装置5へと送り込まれてい
るか否かをステップn3にて確認される。
【0151】確認されなければ、ステップn17にてデ
ジタル複写機1側での出力処理の完了信号を受け取った
か否かをチェックする。そして、出力処理が完了してい
なければ、センサS0が次のシートを検出するのを待機
し、検出すれば、そのシートの最上段へとシート受け入
れ処理を実行し、これが完了すれば、トレイ指定カウン
タNは“0”となり、全てのトレイに受け入れシートに
よる反転処理が可能な状態となる。
【0152】この反転排出処理において、第1頁目より
排出処理させるために、選択トレイ52−6の番号Nに
対し、“1”を減算(n10a)し、トレイ52−5を
指示し、トレイ52−5より順次反転排出処理を、最下
段の選択トレイ52−6に対して行う。そして、最上段
52−1によるシートの反転排出処理を完了(n14
a)すれば、デジタル複写機1による出力処理が完了し
ているか否かをチェック(n15)し、完了していなけ
れば、出力処理再開を指示し、上述した処理を繰り返す
ことになる。また、完了しておれば、デジタル複写機1
は次の出力処理を行うべく待機ルーチンへと移行する。
【0153】一方、最上段トレイ52−1が指定される
前、及び指定された状態において、デジタル複写機1に
よる出力処理が完了する場合には、センサS0が出力シ
ートを検出することはない。そのため、ステップn17
にてデジタル複写機1より出力完了信号を受けて、送り
込みの完了状態で待機しているシートの反転排出処理を
行うことになる。そのため、トレイ指定カウンタNの値
にN+1を行った内容をカウンタMに記憶させる。そし
て、第1頁よりシートの反転排出処理するために、トレ
イ52−5をカウンタNにて指示させる。そのため、ス
テップn2aと同様に、選択トレイ52−6の指定番号
N1より“1”減じた値をトレイ指定カインタNに記憶
させ、指定されたトレイに待機してる送り込み完了のシ
ートより順に反転排出処理を行い、最下段トレイ52−
6へと反転搬出を行う。そして、反転排出が完了すれ
ば、待機ルーチンへと移行する。
【0154】このような反転排出処理IIにおいても、デ
ジタル複写機1から出力される枚数がソータのビン(ト
レイ)数N−1以下であれば、ステップn18a〜n2
2の処理によりシートを連続して反転排出処理を行うこ
とが可能となり、処理速度を速くできる。また、出力枚
数が上記数N−1より多くなったとしても、従来のよう
に1枚毎に反転排出処理を行うのを待って次のシートの
反転排出を行うものに比べて当然処理速度が速くなる。
【0155】しかも、出力枚数が予め分かっていれば、
先の反転出力処理Iにて説明したように、その枚数に応
じて反転排出処理を制御することで、まとめて反転排出
処理を行う時間を短くできる。
【0156】(反転排出処理IIの別の最適な実施形態)
上述の説明では、選択トレイを除く各トレイにシートの
送り込みを完了して時点で、まとめて反転排出処理が行
われるが、特に図11に示したように、下部のトレイを
最終の反転排出先に選択すれば、それより上段トレイへ
のシート送り込みが完了した段階でそのまま連続して反
転排出処理を行っても、次のシートをさらに上段のトレ
イへと送り込みを行う処理を実行しても、なんら問題な
く並行した処理を行える。
【0157】その処理による制御フローチャートを図1
3に示しており、該図に基づいて、図11による制御動
作を以下に説明する。ステップn1aにて最下段のトレ
イ52−6が選択され、そのトレイ52−6の指定番号
(N1)より1減じた値をトレイ指定カウンタNに記憶
(n2a)させる。
【0158】この処理を完了すれば、デジタル複写機1
側より画像形成済みのシートが排出されると、これをシ
ート排出処理装置5が搬入ローラ50を介して取り込
み、この時センサS0にて検出される。このシートが検
出(n3)されると、該シートを指定されたトレイへと
送り込むための処理が実行(n4)される。これは、指
定されたトレイと対向するゲートのみ第2の位置bに、
他のゲートは全て第1の位置aに切換え制御されてお
り、また第1のゲート55−1は、第2の位置bに切換
えられている。そのため、シートを指定されたトレイへ
と送り込むことか可能になる。
【0159】そこで、指定されたトレイに対応するセン
サ、つまり最初はトレイ52−5が指定され、それに対
応するセンサS5がシート後端を検出(n5)すると、
排出処理ローラ53−5の正転駆動が停止され、シート
後端が該ローラにて挟持された状態となり、これに連続
して該シートの選択トレイ52−6へと反転排出処理を
行うため、排出処理ローラ53−5を逆転駆動(n6
a)が行われる。この時、ゲート55−5は同一位置を
維持されて、反転排出されるシートを選択トレイ52−
6へと排出(n25)する。そして、次のシートを上段
のトレイ52−4へと送り込むために、上記の反転排出
時点でゲート55−4が第2の位置bに切換えられ、そ
れより上流のゲートは第1の位置aを維持される。
【0160】そして、第1頁のシートが送り込まれたト
レイ52−5については、そのシートを反転排出処理す
るために対応の排出処理ローラ53−5が上述したよう
に逆回駆動(n6a)されており、選択トレイ52−6
へとシートの反転排出処理を行うのと並行して、後続す
る次のシートついては、トレイ52−4へと送り込まれ
てる。そのためにも、ステップn31にて、該トレイを
指定すべく、“N+1”を行い指定カウンタNに記憶
(n26)させ、デジタル複写機1による出力処理が完
了しているか否かを確認(n28)する。
【0161】デジタル複写機1側より出力処理を完了し
た旨の信号を入力しておれば、その時点でトレイに送り
込まれたシートの反転排出が完了した段階で待機ルーチ
ンへと移行する。この出力処理が完了していなければ、
指定カウンタNの内容が“0”になったか否かを確認
(n29)する。この確認は、指定カウンタNが“0”
になれば、指定するトレイが存在しなくなり、よってn
2aに戻り、選択トレイ52−6に最も近い上流側の上
段トレイを指定するようにする。
【0162】ここで、最上段のトレイ52−1を指定し
た場合、該トレイへと送り込むシートに後続する次のシ
ートを送り込むトレイがなくなる。そのため、ステップ
n29においては、N=1を確認した段階で、デジタル
複写機1に受け入れるトレイが無くなったことを知らせ
る。そして、ステップn3に戻り、最上段トレイ52−
1への送り込み処理を行い、ステップn25にて反転排
出処理を行っている時に、そのシート後端がセンサS1
にて検出された時点で、シート排出処理装置5側へとシ
ートを出力するように再開指示を行うようにすることが
できる。しかし、デジタル複写機1側におては、一時停
止させることなく、最上段が指定された段階で、一時出
力速度を遅くするか、出力するシート間隔を一時的に長
くするようにすることができる。
【0163】このように、最上段トレイ52−1へのシ
ートの受け入れが完了し、この時点で、反転排出処理が
行われ、この状態でも出力処理が継続していれば、続く
シートをトレイ52−5へと受け入れるための、上記シ
ートの反転排出処理に継続させる処理が実行される。そ
して、最終的に出力処理が完了すれば、次のシートの処
理のための待機ルーチンへと移行する。
【0164】従って、シートの送り込みを行う行うトレ
イがなくなった時のみ、反転排出の処理時に、後続する
シートの受け入れがわずかに遅れるだけで、この時間は
非常に短いものであって、全体としての処理速度が低下
することはなくなる。
【0165】以上のように、図10及び図11に示すシ
ートの反転排出処理においては、特にシートの受け入
れ、及びシートの反転排出におては、第2の搬送経路5
4に配置されてる各搬送ローラ56については、常に同
一方向に回転駆動されているため、その駆動機構が図8
に示す排出処理の駆動機構に対して簡単になる。つま
り、図8にような処理を行う場合には、搬送ローラ56
を逆転駆動可能に設ける必要があるからである。
【0166】しかも、図11による反転排出処理のため
に一時停止期間が非常に短くなり、反転排出のための処
理速度をより速めることが可能となる。
【0167】(最下部のトレイを排出トレイとして選択
した場合;反転排出処理III)次に、本発明による効率
のよい反転排出処理を行える実施形態について以下に説
明する。この反転排出処理IIIについても、上述した反
転排出処理IIの別の実施形態同様に処理速度を速くでき
るものである。
【0168】図14は、その動作を示す説明図であり、
最終段のトレイ52−6を反転排出先として選択し、デ
ジタル複写機1より出力される画像形成済みシートを最
上段のトレイより下のトレイへとシートを送り込みを行
う。そして、次のステップとしては、選択トレイを除く
全てのトレイへとシートの送り込みが完了すれば、各シ
ートを反転排出させる処理を実行する。そのため、最上
段よりシートを反転排出処理する。この時、トレイ52
−5へと送り込まれるシートの後端が搬入センサS0に
て検出された時点で、該シートと重ならない状態で最上
段トレイ52−1より連続して反転排出処理が開始さ
れ、反転排出されるシート後端がセンサS1にて検出さ
れた時点で、出力シートを最上段トレイ52−1へと送
り込みを開始させるように制御すれば、シート間隔をで
きるだけ短くして反転排出処理を可能にできる。
【0169】つまり、シートの反転排出処理を行ってい
る時に、空いたトレイを有効に利用して送り込み制御を
行い、その反転制御に合わせて他のトレイより反転排出
処理を実行できることになる。
【0170】上述の処理を実行するための制御フローチ
ャートを図15に示す。該図において、ステップn31
にて、最下段のトレイ52−6を選択し、そのトレイ番
号“N1”を記憶する。そして、デジタル複写機1より
出力される画像形成済みシートを最上段トレイ52−1
へと送り込むために該トレイの指定カウンタを“N=
1”(n32)する。デジタル複写機1より出力されて
くるシートは、まずセンサS0にて検出(n33)さ
れ、指定トレイ(52−1)への受け入れ態勢を整える
(n34)。
【0171】シートが指定されたトレイ(52−1)へ
と送り込まれ、その後端がセンサS1にて検出(n3
5)された時点で、排出処理ローラ53−1の正転駆動
状態が停止(n36)される。この後に、次の出力シー
トを次段のトレイへと送り込むためにトレイ指定カウン
タNが、“N+1”され(n37)、デジタル複写機1
の出力が完了するか否かが確認(n38)される。出力
処理が完了していなければ、指定カウンタNが最下段ト
レイ52−6(トレイ番号“6”)を指定しているか否
かを確認(n39)し、もし最下段トレイでなければ、
上述したステップn33〜n37の処理を繰り返し、シ
ートを各指定されたトレイへと順次反転排出処理を実行
するための出力シートを待機させる。
【0172】そして、ステップn39にて最下段トレイ
が指定されておれば、該トレイは最終の反転排出トレイ
として選択されたものであって、これを除く全てのトレ
イにシートが送り込まれたて、待機状態となっている。
そのため、最上段のトレイ52−1よりシートの反転排
出処理を行うために、該トレイを指定(n41)させ
る。この指定は、反転排出処理のための排出指定カウン
タN0を別途設け、それを指定させる。この指定と同時
に、図示していないがデジタル複写機1側より出力され
るシートを送り込むためのトレイを最上段とするために
トレイ指定カウンタNをN=1とする。
【0173】次に、最上段のトレイ52−1に対応する
排出処理ローラ53−1による逆転駆動動作が実行(n
42)される。これらの処理の前に、事前に次のシート
を出力処理するデジタル複写機1側より出力されるシー
トを送り込むトレイが存在しないことを指示(n40)
する。これは、トレイ52−5へと送り込み処理を行う
状態で複写機1側に伝え、該トレイ52−5へと送り込
まれるシートの出力処理が完了すれば、次のシートの間
隔を長くするように処理している。
【0174】そこで、最上段トレイ52−1の反転排出
処理がシートの後端をセンサS1にて検出されるのを契
機に終了してことを確認(n43)し、次に反転排出す
るトレイを指定するために、排出指定カウンタN0を
“N0+1”とし(n44)、このタイミングでデジタ
ル複写機1による出力処理を元の状態に復帰させるよう
に指示する。そして、反転排出カウンタN0が最下段の
トレイを指示しているか否かを確認(n45)を行い、
最下段を指示していなければ、ステップn42に戻っ
て、反転搬出カウンタN0が指示するトレイに待機して
るシートの反転排出処理を順次実行させる。
【0175】この場合、最下段トレイ52−6を指定し
ていれば、後続するシートが最上段52−1に存在して
るか否かを確認し、もしあればステップn41に戻って
上述した同様の処理を実行する。もし、なければ待機ル
ーチンへと移行する。またステップn45にては、最上
段トレイをカウンタN0が指定しているか否かを確認す
るだけでなく、反転排出させるシートが存在しないこと
を確認し、待機ルーチンへと移行することもある。
【0176】また、上記ステップn43にて、最上段の
トレイ52−1が空になれば、つまり反転排出処理され
てシートが存在しなくなれば、該トレイを指定カインタ
Nにて上述したように指定されていることから、該トレ
イ(52−1)にデジタル複写機1より出力されるシー
トを送り込む処理をステップn33に戻って実行させ
る。
【0177】従って、このステップn43にてシートの
送り込みの処理と、シートの反転排出の処理とを並行し
て行うことになる。そのため、上記反転排出カウンタN
0により指示されているトレイのシートの反転排出処理
をステップn42にて実行させており、これらと並行し
て送り込み処理を行うためにステップn33へと移行し
処理を実行させる。
【0178】そして、シートの送り込み処理を実行して
いる時に、デジタル複写機1による出力処理が終了した
のをステップn38にて確認すれば、送り込み処理が完
了したているシートの反転排出処理のみを以後実行せる
ことになる。そのため、ステップn46へと移行し、n
42〜n45にて反転排出処理されている指定カウンタ
N0による指定を行うか、選択トレイ52−6以外の全
てのトレイにシートを送り込む前、あるいは送り込んだ
時点でデジタル複写機1側からの出力が終了した場合に
は、排出指定カウンタN0は“1”を指定している。排
出指定カウンタN0にて指定されたトレイより反転排出
処理(n47)を実行し、その実行終了をセンサ(S1
〜S5のいずれか)が検出(n48)することで、反転
排出を指定するカウンタN0をカウントアップ(n4
9)させ、反転排出状態に待機しているシートの全てが
排出処理されたか否かを確認(n50)する。これらの
ステップn47〜n50を繰り返し実行し、シートの反
転排出処理が全て完了すれば、次のシートの反転排出処
理のために待機するルーチンに移行する。
【0179】以上説明したように、最終的に反転排出さ
れるシートを受ける先のトレイを最下段に選択し、残り
のトレイの最上段より順次出力シートをそれぞれに送り
込み、これを完了した段階で、最上段より反転排出処理
を実行させ、このトレイからの排出排出処理が完了すれ
ば、そのトレイへと並行して出力シートをそのまま送り
込むことができる。これを繰り返し行うことで、シート
間隔を長くすることなく、処理できるため、反転排出の
ための時間を短くできる。しかも、出力枚数がソータの
ビン数に関係なく処理することが可能となり、非常に効
率よく、反転した後の排出処理と、出力されるシートの
送り込み処理とを行えることになる。
【0180】なお、図14において、図10による実施
形態の別の態様として、選択トレイ52−6を除く、全
てのトレイにシートの送り込みを完了した時点で、これ
らのシートの反転排出処理を選択トレイ52−6へと向
けて行い、この反転排出処理が完了した後に、次の出力
シートの送り込みを行うようにすることもできる。これ
は、デジタル複写機1より出力されるシートを送り込む
先が反対になるだけであり、その処理としては同様のも
のとなる。
【0181】(反転排出処理IV)以上の説明において
は、特に最終的に反転排出させるトレイを、最上段又は
最下段に選択する場合における反転排出処理である。こ
れとは別に、トレイの中間を最終の反転排出先として選
択した場合における実施形態を以下に説明する。
【0182】この実施形態においては、特に排出させる
ためのトレイの数が限られ少ない場合に有効であると同
時に、特にトレイへと導くためのゲートや、搬送ローラ
及び排紙処理ローラ等の制御を簡単にするためのもので
ある。
【0183】その処理の概念としては、最終の反転排出
先のトレイとして、中間のトレイを利用するものであっ
て、そのトレイの境に上下の段のトレイを反転排出処理
のたのトレイとして利用し、反転排出処理を行うと同時
に反転排出のためのシートを待機させるための受け入れ
先のトレイとして処理を並行して行えるようにしたもの
である。
【0184】図15はその処理の状態を示す動作説明図
である。図において、特に最終の反転排出先のトレイを
中間のトレイ52−3を選択し、その上下、特にシート
を搬送する上での下流側と上流側に位置する最も近いト
レイ52−4と52−2を反転排出処理のためのトレイ
として設定した状態における処理手順を示す。
【0185】この図15において、まず1頁目のシート
Pについては、トレイ52−4へと送り込みが行われ、
そのシート後端が排出処理ローラ53−4にて挟持され
た状態で停止制御される。そして、次の2頁目のシート
については、選択トレイ52−3より上流側、つまり上
段のトレイ52−2へと送り込まれる。この送り込む処
理と同時に、トレイ52−4側に送り込まれた状態で停
止しているシートは、排出処理ローラ53−4の逆転駆
動により反転排出処理される。この1頁目の反転排出処
理と、2頁目のシートの送り込み処理をほぼ同時に行う
ことが可能となる。そして、2頁目のシートの反転排出
処理は、図15に示すように、送り込み処理が完了した
のと継続させて行い、その排出処理が完了するタイミン
グで、次の第3頁のシートをトレイ52−4へと送り込
みを行う処理を交互に行うようにすれば、シート間隔を
広く取ることなく、処理速度を速めることが可能とな
る。
【0186】特に、奇数頁のシートは、選択トレイ52
−3を境にして、下流側で最も近い下段トレイ52−4
へと送り込まれ、偶数頁のシートは上流側で最も近い上
段トレイ52−2へと送り込まれる。これは、逆であっ
ても可能となる。しかし、上段側に奇数頁のシートを送
り込む場合、偶数頁を下流側のトレイに送り込む必要が
あるため、奇数頁のシートのトレイ52−2への送り込
みがが完了した後、偶数頁のシートが下流側のトレイ5
2−4へと送り込まれ、これが完了した時に、上流側の
シートの反転排出を処理を実行させる必要がるため、そ
の分だけ反転排出処理が遅くなる。これは、最初だけ
で、それ以後の処理動作は、図6に示したものと処理状
態が同一になる。つまり、偶数頁の送り込みが完了すれ
ば、上段の奇数頁のシートの反転排出処理を行い、これ
に継続して下流側の偶数頁のシートの反転排出処理を行
うと同時に、次の奇数頁の上段側への送り込み処理を同
時に実行できる。
【0187】図16は上述した図15によるシートの排
出処理を実行する制御フローチャートを示す。まず、ス
テップn60にて最終の反転排出先のトレイを選択(設
定)する。そして、デジタル複写機1より画像形成済み
シートが送られてくると、これをセンサS0が検出する
(n61)。そして上記選択されたトレイの下流側の下
段トレイが設定(n62)され、その設定されたトレイ
へとシートが送り込まれる(n63)。
【0188】シートは上述したように下段のトレイ(5
2−4)へと送り込みのための処理が実行され、このシ
ート後端がセンサ(S4)にて検出(n64)される
と、送り込み動作が停止される。つまり排出処理ローラ
53−4の動作が停止し、その駆動方向が逆転され、そ
のシートの反転排出処理が実行(n65)される。これ
により、シートの最終排出処理トレイ(52−3)への
反転排出処理が実行(n66)されると同時に、次のシ
ートをセンサS0にて検出するためのステップn67へ
と移行する。
【0189】この時、デジタル複写機1の画像形成処理
が完了すれば、待機ルーチンへと移行するものの、完了
してしなけば、ステップn67にてシートが搬入されて
くるのを待つ。搬入されてくれば、次に最終排出処理を
行う選択トレイの上流側の上段トレイを設定(n68)
し、その上段トレイ(52−2)への送り込みを実行
(n69)し、該トレイに対応するセンサ(S2)にて
シート後端が検出されたか否かを確認(n70)する。
これは、シートが上段トレイ52−2への受け入れを完
了し、反転排出可能な待機状態であるかを確認する。
【0190】そこで、その確認が行われれば、ステップ
n71へと移行し、トレイ52−2に対応する排出処理
ローラ(53−2)を一時停止させ、即座に逆転駆動さ
せ反転排出処理を実行する。これにより、先に反転排出
された選択トレイ(52−3)のシート上に反転排出処
理(n72)されることになり、頁順が揃えられた状態
で排出処理されることになる。その処理後に後続のシー
トがあるか否かを確認(n73)し、なければ待機ルー
チンへと移行し、あれば、上述した処理を繰り返すため
のステップn61へと戻る。
【0191】従って、少ないトレイを利用して反転排出
処理を効率よく行える。少なくとも3個のトレイが存在
すれば、この実施形態による処理が可能となり、全ての
トレイを利用する場合に比べ、限られた部分を有効に利
用してシートの送り先等の切換制御のための負担を軽減
できる。また、制御手段により制御負担を軽減できるこ
といにもなる。
【0192】(反転排出処理IVの他の形態)そこで、上
述した基本処理に基づいて、以下に説明する反転排出処
理を行うことができる。特に、最終の反転排出先のトレ
イを境にて、上流側の全トレイと、下流側の全トレイと
を2組に区分して、それぞれを管理することで、反転排
出処理を行うものである。
【0193】例えば、最終的に反転排出処理するための
トレイ52−3を選択すると、それを境にして下流側の
残りのトレイ52−4〜52−6群と、上流側の残りの
トレイ52−1及び52−2群の2組に区分して、それ
ぞれを管理して、一方のトレイへの送り込み処理(受け
入れ処理)を行う時に、他のトレイ群に対して反転排出
処理を行うようにして管理制御するものである。この動
作を交互に行わせることで、先に説明した実施形態によ
るもの同様に効率のより排出処理動作を実行できる。
【0194】図18は上述した排出処理制御のための処
理手順を示す動作図面であり、図19はそれを実行する
ための制御フローチャートである。まず図18を参照す
れば、選択トレイ52−3とした時に、下流側のトレイ
群へと順次、デジタル複写機1より出力されてくるシー
トを頁順に送り込み処理を行い、全てのトレイへと送り
込みを処理が完了すれば、この送り込まれたシートの反
転排出処理を実行する。これと同時に、並行して上流側
のトレイ群へと後続する出力シートを頁順に送り込み処
理を実行する。
【0195】そして、上流側の送り込み処理が完了すれ
ば、この送り込まれたシートを反転排出処理する。これ
は先に反転排出されたシートに重ねるようにして反転排
出処理され、選択トレイ52−3上では頁順が揃えられ
る状態で積載されていく。この動作を最初に戻って繰り
返すことで効率よく反転排出処理が行える。
【0196】次に図19を参照してその制御動作を詳細
に説明する。まず、ステップn80〜n85までの処理
は先の図17におけるステップn60〜n65と同様で
あり、特にステップn85におては排出処理ローラ(5
3−4)については停止させるのみである。
【0197】そして、次のステップn86として後続の
出力シートが存在するかを確認し、存在すれば、下流側
にまだシートを送り込むためのトレイが存在するかを確
認(n87)し、処理できるトレイの存在を確認すれ
ば、そのトレイを設定(n88)しステップn83へ戻
って同様の処理を実行する。ステップn86にて後続の
出力シートが存在しなければ、選択トレイ52−3より
下流側に位置するトレイ52−4〜52−6による反転
排出処理を実行(n89)する。この反転排出処理は、
図20にその詳細を示している。
【0198】一方、ステップn87にて下流側でのシー
トの送り込むトレイがなくなれば、上流側に存在するト
レイへの送り込み処理を行う制御ルーチンへと移行す
る。そのため、まず下流側で送り込み処理が完了したシ
ートの反転排出処理(n89)を実行させる。この処理
の制御は図20に示す通りであり、後にその詳細を説明
する。そして、その処理を行うとともに、図19におい
てはステップn90からn94までの処理実行する。こ
の処理ステップにおいては、図17に示したステップn
68からn71と同様に処理を実行することになる。こ
の場合、ステップn91においては、選択トレイ52−
3より上流側のトレイ52−1及び52−2にシートが
存在せずに、シートを送り込むための受け入れ状態が可
能でるかを確認しており、またステップn94にて排出
処理ローラの正転駆動を停止させるのみである。
【0199】そこで、上流側トレイ52−2へのシート
の送り込み処理が完了(n93によるセンサS2のシー
ト後端検出)すれば、後続する出力シートが存在するか
を確認(n95)し、もし存在するのでれば、上流側に
シートを送り込むためのトレイが存在するかを確認(n
96)する。この確認において、トレイが存在するので
あれば、さらに上流側のトレイ(52−1)を設定(n
97)し、ステップn92に戻り上述した動作を繰り返
す。そして、ステップn95にて後続する出力シートが
なければ、上流側に送り込まれたシートの反転排出処理
(n100)を実行させる。また、ステップn96にて
受け入れるためのトレイがなくなれば、同様に上流側に
送り込まれて待機しているシートの反転排出処理(n1
00)を実行する。
【0200】これと同時に、選択トレイ52−3より下
流側のトレイを出力シートの送り込みトレイとして設定
(n98)し、下流側のトレイにシートを送り込むため
の態勢が整っているかを確認(n99)する。これは、
下流側のトレイによる先の反転排出処理を完了している
こを条件に、可能と判別する。
【0201】次に、図20において、上述したシートの
反転排出処理のためのステップn89及びステップ10
0による制御手順の詳細を示す制御フローチャートであ
る。この図面を参照に反転は移出処理の制御を説明す
る。
【0202】まず図20(A)は、選択トレイ52−3
より下流側のトレイへと送り込まれて待機してるシート
を反転排出処理するものであって、ステップn89の処
理である。そこで、ステップn89−1にて、上記選択
トレイ52−3に近い下流側トレイ52−4より、選択
トレイ52−3へと反転排出処理を行う。これは、トレ
イ52−4に対応する排出処理ローラ53−4を逆転駆
動する。そして、それに対応するセンサS4がシート先
端、特に反転排出される時にはシート後端が検出された
時(n89−2)には、上記ローラ53−4の駆動を停
止(n89−3)させ、次のトレイ52−5を指定する
ための“N+1”の処理(n89−4)を行い、最終段
トレイ52−6か否かの確認(n89−5)を行い、最
終段を越えていなければ、上述の処理を繰り返す。そし
て、最終段のトレイ52−6を越えたトレイ指定を行え
ば、下流側の反転排出処理を完了する。
【0203】また、図20(B)は選択トレイ52−3
に対し、上流側のトレイに送り込みか完了し待機された
シートの反転排出処理を実行するためのステップn10
0による詳細を示す制御フローチャートである。そこ
で、n100−1にて選択トレイ52−3に近い上流側
トレイ52−2より、選択トレイ52−3へと反転排出
処理を行う。これは、トレイ52−2に対応する排出処
理ローラ53−2を逆転駆動する。そして、それに対応
するセンサS2がシート先端、特に反転排出される時に
はシート後端が検出された時(n100−2)には、上
記ローラ53−2の駆動を停止(n100−3)させ、
次のトレイ52−1を指定するための“N+1”処理
(n100−4)を行い、最上段トレイ52−1か否か
の確認(n100−5)を行い、最上段を越えていなけ
れば、上述の処理を繰り返す。そして、最上段のトレイ
52−1を越えたトレイ指定を行えば上下流側の反転排
出処理を完了する。
【0204】上述したようにして反転排出処理を行うこ
とで、受け入れ処理と同時に反転排出処理を同時に並行
して行えるため、処理効率が向上する。
【0205】以上説明した各実施形態による反転排出処
理とは別に、このシート排出処理装置5において、図2
に示すように、該シート排出処理装置を経由させて、デ
ジタル複写機1側の再搬送経路38へとシートのそのま
まの姿勢にて排出させるか、シートを上述したように一
つのトレイを選択し、反転搬出させることが可能であ
る。そのため、再搬送経路38と連通し、それと対応す
るシート搬送方向を切換えるためのゲート55−3の構
成を、図21に一具体例を示す。つまり、ゲート55−
3aは、回転可能に設けられており、そこに直線案内通
路55c、と2つの対向する曲線案内経路55d,55
eを設けている。直線案内通路55cを第2の搬送経路
54に対応させれば、シートを第2搬送経路54に沿っ
て案内できる。そして、2つの曲線案内経路55d,5
5eは、特にシート搬送方向の上流側において第2の搬
送経路54とトレイ52−3へと通じる通路とを連通さ
せる一方、下流側において、第2搬送経路54と再搬送
通路38へと通じる通路と連通するようになる。
【0206】そこで、図に示す状態において何れかの方
向に90°回転させれば、上流側の第2搬送経路54
と、再搬送経路38とを連通させる一方、トレイ52−
3の経路と、下流側の第2搬送通路54とを連通するこ
とができ、それぞれにシートを案内することができる。
【0207】そのため、シートをそのままの姿勢で再搬
送経路へと送り返す場合には、図21において90°何
れかの方向に回転させれば、第2搬送経路54に沿って
搬送されてくるシートをそのまま再搬送経路38へと搬
出させることができる。また、図に示す状態において、
一旦シートをトレイ52−3へと送り込み、シート後端
を排出処理ローラ53−3で挟持した状態で停止させ、
直線案内通路55cをトレイ52−3と再搬送経路38
とを連通するように45°時計方向に回転させれば、反
転排出が可能になる。これは、トレイ52−3に限るも
でなく、他のトレイからにおいてもゲート55−3aの
位置を適宜切り換えることで任意に実行できる。また、
反転させて搬出処理を行っている時に他のトレイにて反
転搬出のためのシートの送り込み処理を行えるため、連
続して効率よくデジタル複写機1側へと反転搬出処理で
きる。
【0208】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシート排出
処理装置によれば、頁揃えのためにシートの画像形成面
側を下にして順次排出する場合、備えられた複数のトレ
イを利用して反転搬送処理を行うようにしたものであっ
て、画像形成装置本体内にシート反転搬送機構を設ける
必要がなくなり、画像形成装置全体を小型化できると同
時に大幅なコスト低減が可能になる。
【0209】特に、シート排出処理装置においては、従
来より周知のシートの分配処理を行えるソータ等をその
まま利用して反転排出処理を行うようにしたものであ
り、特別の反転搬送機構を別途設ける必要がなくなり、
処理装置全体の構成も大型化することはなくなる。
【0210】しかも、反転排出を行うためのトレイを適
宜選択することで、処理速度を速めることができ、画像
形成装置の出力速度を遅くすることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシート排出処理装置の一実施形
態における内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明のシート排出処理装置を備えたデジタル
複写機の全体の構造を示す断面図である。
【図3】デジタル複写機におけるデジタル画像処理部に
おける回路構成を示すブロック構成図である。
【図4】デジタル複写機の画像処理部を含めた画像処理
及び画像形成制御、シートの排出処理制御にかかる全体
の制御部ブロック構成図である。
【図5】デジタル複写機における操作パネル部分の一例
を示す平面図である。
【図6】シート排出処理装置において、シートの送り制
御を行うための第1の搬送経路に設けられたゲートによ
るシート搬送方向の切換え状態を説明するための断面図
である。
【図7】シート排出処理装置において、シートの送り制
御を行うための第2の搬送経路に設けられたゲートによ
るシート搬送方向の切換え状態を説明するための断面図
である。
【図8】本発明のシート排出処理装置において、反転排
出処理による一実施形態による排出動作を説明するため
の動作説明図である。
【図9】図8によるシートの反転排出処理による動作を
実現するための制御フローチャートである。
【図10】本発明のシート排出処理装置において、反転
排出処理による他の実施形態による排出動作を説明する
ための動作説明図である。
【図11】本発明のシート排出処理装置において、反転
排出処理による最適な実施形態による排出処理動作を説
明するための動作説明図である。
【図12】図10によるシート反転排出処理による動作
を実現するための制御フローチャートである。
【図13】図11によるシート反転排出処理による動作
を実現するための制御フローチャートである。
【図14】本発明のシート排出処理装置において、反転
排出処理によるその他の最適な実施形態による排出処理
動作を説明するための動作説明図である。
【図15】図14によるシート反転排出処理による動作
を実現するための制御フローチャートである。
【図16】本発明のシート排出処理装置において、反転
排出処理による別の実施形態による排出処理動作を説明
するための動作説明図である。
【図17】図16によるシート反転排出処理による動作
を実現するための制御フローチャートである。
【図18】本発明のシート排出処理装置において、図1
6に示す反転排出処理を基本にした排出処理にかかる実
施形態による処理動作を説明するための動作説明図であ
る。
【図19】図18によるシート反転排出処理による動作
を実現するためめの制御フローチャートである。
【図20】図19による反転排出処理において、(A)
は下流側における反転排出処理による制御手順を、
(B)は上流側における反転排出処理による制御手順を
示す制御フローチャートである。
【図21】本発明のシート排出処理装置において、デジ
タル複写機本体側に再度シートに画像形成を行うために
再搬送経路へとシートを送り戻すためのシートの搬送方
向の切換を実現するために切換ゲートの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機(画像形成装置) 2 スキャナ部(画像読取部) 3 プリンタ部(画像形成部) 38 再搬送経路(中間トレイを含む再搬送路) 4 排出ローラ 44 CPU 46 ソータコントロールユニット(シート搬送制御手
段) 5 シート後処理装置 50 搬入ローラ 51 第1の搬送経路(第1の搬送路) 52 トレイ(シートを受ける複数のトレイ) 53 排出処理ローラ 54 第2の搬送経路 55 ゲート(シート搬送方向を切換えるゲート) 56 搬送ローラ S0 シートの搬入検出センサ S1〜S6 センサ(トレイへと送り込まれるシート検
出のためのセンサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 108 H04N 1/00 108M (56)参考文献 特開 昭61−162464(JP,A) 特開 平6−127780(JP,A) 特開 平7−257810(JP,A) 特開 平8−48447(JP,A) 特開 平1−167178(JP,A) 特開 昭61−150966(JP,A) 特開 平3−23151(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11 B65H 29/60 G03G 15/00 530

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置より排出されてくる画像形
    成済みのシートを受ける複数のトレイを備え、該各トレ
    イへと頁順にシートを分配処理するソート機能を備える
    シート排出処理装置において、 上記画像形成装置より排出されてくる画像形成済みシー
    トを上記各トレイへと送り込むためにそれぞれに対応し
    て設けられた排出処理ローラと、 該排出処理ローラの手前にそれぞれ配置されシートの有
    無を検出するセンサとを備え、 上記排出処理ローラはシートをトレイへと送り込む方
    向、またはそれと反対方向に送り出す方向に回転駆動可
    能に設けられ、 最終的にシートの表裏面を反転させて受ける選択トレイ
    を複数のトレイの中から確定し、該選択トレイへとシー
    トの表裏面を反転させるために、該選択トレイを除いた
    他のトレイへと一旦シートをそのままの姿勢で送り込
    み、その後に送り込まれたシートの送りを逆にして、上
    記選択トレイへと反転排出するように、上記センサのシ
    ート検出に基づいて上記排出処理ローラの回転及び方向
    を制御してなるシート搬送制御手段を設けたことを特徴
    とするシート排出処理装置。
  2. 【請求項2】 上記選択トレイは、複数のトレイの中の
    上段であって、シート搬送制御手段は、選択トレイを除
    く他の非選択トレイの上段又は下段より画像形成済みシ
    ートを頁順に送り込み、該送り込みの完了により送り込
    まれたシートの頁順に選択トレイへと反転排出させるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1記載のシート排
    出処理装置。
  3. 【請求項3】 上記シート搬送制御手段は、選択トレイ
    を除く他の複数のトレイへとシートを送り込み、この状
    態で他のトレイへと後続する画像形成済みシートが送り
    込まれるのを待機させ、他の複数のトレイへの送り込み
    が完了した時点で、待機していた複数のシートを決めら
    れた順序で反転排出処理を実行させることを特徴とする
    請求項1記載のシート排出処理装置。
  4. 【請求項4】 上記排出処理ローラは、シートを反転排
    出させるために、対応して配置されてるセンサがシート
    の後端を検出した時点で駆動が停止されて、シート後端
    を挟持した状態で待機されており、反転排出時に逆転駆
    動されることで、シートの反転排出を行うことを特徴と
    する請求項1又は2記載のシート排出処理装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置より排出されてくる画像形
    成済みのシートを受ける複数のトレイを備え、該各トレ
    イへと頁順にシートを分配処理するソート機能を備える
    シート排出処理装置において、 上記画像形成装置より排出されてくる画像形成済みシー
    トを上記各トレイへと送り込むためにそれぞれに対応し
    て設けられた排出処理ローラと、 該排出処理ローラの手前にそれぞれ配置されシートの有
    無を検出するセンサとを備え、 上記排出処理ローラはシートをトレイへと送り込む方
    向、またはそれと反対方向に送り出す方向に回転駆動可
    能に設けられ、 最終的にシートの表裏面を反転させて受ける選択トレイ
    を複数のトレイの中から下段のものに確定し、該選択ト
    レイへとシートの表裏面を反転させるために、該選択ト
    レイより上段のトレイへと一旦シートをそのままの姿勢
    で送り込み、その後に送り込まれたシートの送りを逆に
    して、上記選択トレイへと反転排出するように、上記セ
    ンサのシート検出に基づいて上記排出処理ローラの回転
    及び方向を制御してなるシート搬送制御手段を設けたこ
    とを特徴とするシート排出処理装置。
  6. 【請求項6】 上記シート搬送制御手段は、選択トレイ
    へとシートの表裏面を反転させるために、該選択トレイ
    より上段のトレイへと一旦シートをそのままの姿勢で送
    り込み、その後に送り込まれたシートの送りを逆にし
    て、上記選択トレイへと反転排出すると同時に、さらに
    上段のトレイへと後続するシートをそのままの姿勢で送
    り込むように、上記センサのシート検出に基づいて上記
    排出処理ローラの回転方向を制御することを特徴とする
    請求項5記載のシート排出処理装置。
  7. 【請求項7】 上記シート搬送制御手段は、選択トレイ
    に最も隣接する上流側又は最も離れる上流側のトレイよ
    り順次画像形成済みシートを、上流側に向かって、又は
    下流側に向かって順次送り込み、複数のシートの各トレ
    イへの送り込みが完了した時点で、シートが送り込まれ
    た順で反転排出動作を実行し、下段の選択トレイへと順
    次シートを排出処理することを特徴とする請求項5記載
    のシート排出処理装置。
  8. 【請求項8】 上記シート搬送制御手段は、選択トレイ
    より最も離れる最上段のトレイより下段方向の各トレイ
    へと順次画像形成済みシートを送り込み、該送り込み先
    がなくなり、さらに後続するシートが存在する場合、最
    上段のトレイより反転排出処理を行い、この反転排出が
    完了した時点から上記後続する画像形成済みシートの送
    り込みを継続させて行うことを特徴とする請求項5記載
    のシート排出処理装置。
  9. 【請求項9】 上記シート搬送制御手段は、画像形成済
    みシートをそのままの姿勢で各トレイへと送り込み、こ
    の送り込むためのトレイがなくなり、後続の画像形成済
    みシートが存在する時に、この時点で各トレイにおける
    反転排出処理を実行し、この反転排出処理が完了した段
    階で、後続するシートを先の処理と同一順序で送り込み
    処理及び反転排出処理を繰り返し実行することを特徴と
    する請求項3又は7記載のシート排出処理装置。
  10. 【請求項10】 上記シート搬送制御手段は、反転排出
    を開始させるために、各トレイから反転排出されるシー
    トがセンサにて検出されなくなった時点で次のトレイに
    待機しているシートの反転排出処理を実行させるように
    制御してなる請求項3又は7記載のシート排出処理装
    置。
  11. 【請求項11】 画像形成装置より排出されてくる画像
    形成済みのシートを受ける複数のトレイを備え、該各ト
    レイへと頁順にシートを分配処理するソート機能を備え
    るシート排出処理装置において、 上記画像形成装置より排出されてくる画像形成済みシー
    トを上記各トレイへと送り込むためにそれぞれに対応し
    て設けられた排出処理ローラと、 該排出処理ローラの手前にそれぞれ配置されシートの有
    無を検出するセンサとを備え、 上記排出処理ローラはシートをトレイへと送り込む方
    向、またはそれと反対方向に送り出す方向に回転駆動可
    能に設けられ、 最終的にシートの表裏面を反転させて受ける選択トレイ
    を複数のトレイの中から中間のものに確定し、該選択ト
    レイを境にして上流側のトレイと、下流側のトレイとを
    区分し、それぞれに区分されたトレイに対してシートの
    表裏面を反転させるために一旦シートをそのままの姿勢
    で送り込み、その後に送り込まれたシートの送りを逆に
    して、上記選択トレイへと反転排出するように、上記セ
    ンサのシート検出に基づいて上記排出処理ローラの回転
    及び方向を制御してなるシート搬送制御手段を設けたこ
    とを特徴とするシート排出処理装置。
  12. 【請求項12】 上記シート搬送制御装置は、選択トレ
    イに最も近い上流側のトレイへと先に画像形成済みシー
    トを送り込み、後続するシートを選択トレイに最も近い
    下流側のトレイに送り込み、この送り込みの完了に応じ
    て上流側のトレイに待機したシートの反転排出後に、下
    流側のトレイに待機したシートの反転排出を行う一方、
    さらに後続するシートが存在すれば同時に上流側のトレ
    イへとシートの送り込み制御を交互に行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項11記載のシート排出処理装置。
  13. 【請求項13】 上記シート搬送制御装置は、選択トレ
    イに最も近い下流側のトレイへと先に画像形成済みシー
    トを送り込み、後続するシートを選択トレイに最も近い
    上流側のトレイに送り込みを行う処理時に、先に送り込
    まれた下流側のトレイのシートの反転排出処理を実行
    し、この送り込み及び反転排出処理の制御を交互に行う
    ようにしたことを特徴とする請求項11記載のシート排
    出処理装置。
  14. 【請求項14】 上記シート搬送制御装置は、選択トレ
    イに対し下流側又は上流側のトレイへと画像形成済みシ
    ートを送り込み、このシート後端がセンサにて検出され
    たタイミングに応じて選択トレイへのシートの反転処理
    を実行させることを特徴とする請求項11又は13記載
    のシート排出処理装置。
  15. 【請求項15】 上記シート搬送制御装置は、選択トレ
    イを境に下流側の複数のトレイ群と、上流側のトレイ群
    とに区分してなり、下流側の各トレイへと画像形成済み
    シートを順次送り込み、この下流側の各トレイへの送り
    込みを完了した時点で、後続する画像形成済みシートを
    上流側の各トレイへと送り込みを行っている時に、先に
    送り込まれて待機しているシートの選択トレイへの反転
    排出処理を合わせて行うことを特徴とする請求項11記
    載のシート排出処理装置。
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