JP3927799B2 - エンジンの燃料供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの燃料供給装置に関し、ダイヤフラム式燃料ポンプを駆動するための脈動圧(以下、単に「脈圧」という)を取り出す技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの燃料供給装置としては、従来より例えば本出願人の提案によるもので、特開2000−80967号公報に開示されたものが知られている。
この燃料供給装置は、クランク室内で発生した脈圧でダイヤフラム式燃料ポンプを駆動するように構成されており、その燃料ポンプを駆動するための脈圧取出室は、エンジンのシリンダブロックに区画形成され、プッシュロッド室を介してクランク室と連通されている。そしてこの脈圧取出室の脈圧出口は、上記燃料ポンプの脈圧作動室とを連通されている。また、上記脈圧取出室はオイル分離板により区画され、プッシュロッド室を介して侵入するオイルミストをオイル分離板により分離するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、脈圧取出室はプッシュロッド室を介してクランク室に連通されていることから、クランク室からプッシュロッド室を介して脈圧取出室内に侵入するオイルミストをオイル分離板により分離するが、燃料ポンプの脈圧作動室内へのオイルミストの侵入を防ぎ切れないうえ、別部品としてのオイル分離板が不可欠となる。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オイル分離を効果的に促進しつつ、燃料ポンプの脈圧作動室内へのオイルの侵入を防ぎ、かつ、別部品としてのオイル分離板を不要とする燃料供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。
即ち、請求項1に記載の発明は、燃料ポンプ32の脈圧作動室33を脈圧取出室40を介してクランク室2に連通し、上記クランク室2内で発生した脈圧で上記燃料ポンプ40を駆動するように構成(以下、これを本発明の「基本構成」という)したエンジンの燃料供給装置において、
エンジンEのシリンダブロック3からシシリンダヘッド4にかけて、クランク室2とロッカアーム室5aとを連通する連通路23を設け、上記ロッカアーム室5a内に上記脈圧取出室40を区画形成し、この脈圧取出室40を上記連通路23の一端開口23aから離間させて設け、
傾斜エンジンEのロッカアーム室5a内の傾斜下手側の一方のロッカシャフトボス25aと同側のヘッドカバー取付フランジ44とを当該ヘッドカバー取付フランジ44と略同一高さの連接リブ45で連接し、上記ヘッドカバー取付フランジ44と連接リブ45とロッカシャフトボス25aとヘッドカバーガスケット43とにより囲まれた空間で上記脈圧取出室40を区画形成し、その脈圧取出室40の脈圧入口41をロッカアーム室5a内の傾斜下手側中央部のオイル戻し溝28に臨ませて形成し、その脈圧出口42を当該脈圧取出室40の傾斜上手側奥内部から上記ヘッドカバー取付フランジ44を貫通してその外側へ導出したことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載したエンジンの燃料供給装置において、上記連通路23の一端開口23aと脈圧取出室40とを、ヘッドカバー5側から見たシリンダヘッド4のロッカアーム室5aの四隅のうち、相互に対角をなすコーナの一方のコーナ近傍部と他方のコーナ近傍部に、振り分けて配置したことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【発明の作用・効果】
本発明によれば、以下の作用・効果を奏する。
(イ)請求項1に記載の発明では、前記基本構成を備えるエンジンの燃料供給装置において、エンジンEのシリンダブロック3からシリンダヘッド4にかけてクランク室2とロッカアーム室5aとを連通する連通路23を設け、上記ロッカアーム室5a内に上記脈圧取出室40を区画形成し、この脈圧取出室40を上記連通路23の一端開口23aから離間させて設けたので、ロッカアーム室内でのオイル分離を促進しつつ、燃料ポンプの脈圧作動室内へのオイルの侵入を防ぐことができる。
【0009】
即ち、エンジンEのクランク室2内で発生したオイルミストは、クランク室2とロッカアーム室5aとを連通する連通路23の一端開口23aから噴出するが、この一端開口23aは、ロッカアーム室5a内に形成した脈圧取出室40から離間しており、ロッカアーム室内5aではオイル分離が促進され、脈圧取出室40内へのオイルの侵入を防ぐ。従って、燃料ポンプ32の脈圧作動室33内へのオイルの侵入を効果的に防止することができる。
【0010】
【0011】
(ロ)請求項1に記載の発明では、ヘッドカバー取付フランジ44と連接リブ45とロッカシャフトボス25aとヘッドカバーガスケット43とにより囲まれた空間で上記脈圧取出室40を形成したので、ヘッドカバーガスケット43が従来例のオイル分離板に代わる。つまり、別部品としてのオイル分離板が不要となり、しかも、ロッカアーム室5a内でのオイル分離は格段に促進される。
【0012】
(ハ)また、脈圧取出室40の脈圧入口41をロッカアーム室5a内の傾斜下手側中央部のオイル戻し溝28に臨ませて形成し、脈圧出口42を当該脈圧取出室40の傾斜上手側奥内部から上記ヘッドカバー取付フランジ44を貫通してその外側へ導出したことから、ロッカアーム室5a内で分離されたオイルはその傾斜下手側中央部のオイル戻し溝28より流下し、その傾斜上手側奥内部に導出した脈圧出口37からは流出しない。従って、燃料ポンプ32の脈圧作動室33内へのオイルの侵入を一層効果的に防ぐことができる。
(ニ)請求項2に記載の発明では、請求項1の構成に加えて、上記連通路23の一端開口23aと脈圧取出室40とを、ヘッドカバー5側から見たシリンダヘッド4のロッカアーム室5aの四隅のうち、相互に対角をなすコーナの一方のコーナ近傍部と他方のコーナ近傍部に、振り分けて配置したことから、上記連通路23の一端開口23aと脈圧取出室40とが一層離間する。したがって、脈圧取出室40内へのオイルの侵入を一層効果的に防ぐことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る燃料供給装置の要部を示し、図1(A)は本発明に係る空冷単気筒の傾斜型頭上弁エンジン(以下、単に「傾斜エンジン」という)のシリンダヘッドを傾斜側上方より見た平面図、図1(B)は図1(A)中のB−B線矢視縦断面図、図1(C)は図1(A)中のC−C線矢視縦断面図、図2(A)は本発明に係る傾斜エンジンの反操作側より見た立面図、図2(B)は本発明に係る燃料供給装置の概略構成図、図3は上記傾斜エンジンを反操作側より見た縦断面図である。
【0014】
先ずこの傾斜エンジンの概要について簡単に説明する。
この傾斜エンジンEは、図2(A)及び図3に示すように、クランクケース1とシリンダブロック3とを一体に構成し、シリンダブロック3の上にシリンダヘッド4を組み付け、シリンダヘッド4にヘッドカバー5を組み付けて構成されている。クランク室2内の略中央部にはクランク軸6が、傾斜下手側には動弁カム軸7が、それぞれ平行をなすように設けられ、第1駆動ギヤ8に動弁カムギヤ9を噛合させるとともに、第2駆動ギヤ10にバランサギヤ11とガバナギヤ12を噛合させ、クランク軸6を駆動軸として動弁カム軸7とガバナ軸13とを回転させるように構成されている。
【0015】
図1(A)及び図3に示すように、上記動弁カム軸7とタペット14及びプッシュロッド15は、シリンダブロック3の傾斜下手側に配置され、ロッカアーム20はヘッドカバー5内(ロッカアーム室5a内)に左右一対並設されている。上記シリンダヘッド4には、図3に示すように、ペントルーフ形燃焼室16が凹入形成され、シリンダヘッド4の燃焼室対向面には左右一対の吸・排気弁口17が開口され、この吸・排気弁口17からそれぞれ吸・排気ポート18a・18bが右左に導出されている。そして燃焼室16に対向させて弁軸ガイド17a・17bが左右対称に設けられ、図示しない吸・排気弁は動弁機構を構成するタペット14、プッシュロッド15、及びロッカアーム20を介して開閉される。なお、図1(A)中の符号22は点火プラグ21の挿入孔を示す。
【0016】
図1(A)及び図3に示すように、上記ロッカアーム室5a内の傾斜上手側には左右一対のロッカシャフトボス24a・24bが、その傾斜下手側には左右一対のロッカシャフトボス25a・25bが、それぞれシリンダヘッド4と一体に鋳型形成され、これらのロッカシャフトボス24a・25aと24b・25b間にそれぞれロッカアーム20a・20bが支軸26で揺動可能に支持される。
【0017】
傾斜上手側の各ロッカシャフトボス24a・24bの上面には、図1(A)に示すように、それぞれ一対をなすリブ27・27が突設され、それらの間に傾斜下手側が窄まり形状をなすオイルガイドが形成される。また、傾斜下手側ロッカシャフトボス25a・25b間には、図1(A)(C)に示すように、オイル戻し溝28が形成されている。これはロッカアーム室5a内でロッカアーム20を潤滑し、分離されたオイルをオイル戻し溝28からプッシュロッド室19を経てオイルパン内に戻すように意図したものである。
【0018】
以下、本実施形態に係る燃料供給装置の特徴構成について具体的に説明する。
この燃料供給装置30は、図2(A)(B)に示すように、傾斜エンジンEのヘッドブロック4の下側に燃料ポンプ32を設け、燃料ポンプ32の脈圧作動室33を後述する脈圧取出室40を介してクランク室2に連通し、クランク室2内で発生した脈圧で上記燃料ポンプ32を駆動することにより、燃料タンク38内の燃料(ガソリン)を気化器31に供給するように構成されている。
【0019】
この傾斜エンジンEのシリンダブロック3からシリンダヘッド4にかけて、クランク室2とロッカアーム室5aとを連通する連通孔23が形成され、この連通孔23の一端開口23aは、図1(A)に示すように、ロッカアーム室5a内の傾斜上手右側のコーナ近傍部に偏位している。これはクランク室2から連通孔23を介してロッカアーム室5aへ導入されたオイルミストが上記一端開口23aから噴出してロッカアーム20に降り注ぎ、当該ロッカアーム20を効果的に潤滑し、かつ、オイル分離を促進させるように意図したものである。
【0020】
上記脈圧取出室40は、連通路23の一端開口23aと相互に対角をなすようにロッカアーム室5a内の傾斜下手左側コーナ近傍部に配置されている。これは、上記一端開口23aと脈圧取出室40とを、ヘッドカバー5側から見たシリンダヘッド4のロッカアーム室5aの四隅のうち、相互に対角をなすコーナの一方のコーナ近傍部と他方のコーナ近傍部とに、振り分けて配置することで、これらを最大に離間させて、オイル分離を促進し、かつ、脈圧取出室40内へのオイルの侵入を防ぐことを意図したものである。
即ち、上記ロッカアーム室5a内の傾斜下手左側の一方のロッカシャフトボス25aと同側のヘッドカバー取付フランジ44とを、当該ヘッドカバー取付フランジ44と略同一高さの連接リブ45で連接する。そして上記脈圧取出室40を上記ヘッドカバー取付フランジ44と連接リブ45とロッカシャフトボス25aとヘッドカバーガスケット43とにより囲まれた空間で区画形成する。
【0021】
上記ヘッドカバーガスケット43は、図1(A)中の二点鎖線により要部のみを示す。このヘッドカバーガスケット43は、従来例のオイル分離板に代わる。これにより、別部品としてのオイル分離板が不要となる。
また、上記脈圧取出室40の脈圧入口41は、ロッカアーム室5a内の傾斜下手側中央寄りに位置し、前記オイル戻し溝28に臨む。また、上記脈圧取出室40の脈圧出口42は、当該脈圧取出室40の傾斜上手側奥内部からヘッドカバー取付フランジ44を貫通してその外側に導出され、この脈圧出口42は連通管を介して燃料ポンプ32の脈圧作動室33に連通される。
【0022】
上記の構成によれば、脈圧取出室40は連通路23の一端開口23aから遠く離間され、ロッカアーム室5a内でのオイル分離性能が格段に向上する。そしてロッカアーム室5a内でロッカアーム20を潤滑し、オイル分離されたオイルは、ロッカアーム室5a内の傾斜下手側中央部のオイル戻し溝28から流下してオイルパンに還流する。つまり、ロッカアーム室5a内でオイル分離されたオイルは脈圧取出室40内へは流入しにくく、その傾斜上手側奥内部に開口した脈圧出口42から流出することもない。これにより、燃料ポンプ32の脈圧作動室33内へのオイルの侵入を一層効果的に防止することができる。
【0023】
上記燃料ポンプ32は次のように作動する。ピストンの往復運動によってクランク室2内に脈圧が発生し、この脈圧が連通路23からロッカアーム室5a内の脈圧取出室40を経て燃料ポンプ32の脈圧作動室33内に取り込まれる。脈圧作動室33内の圧力が低下すると、ダイヤフラム34が撓み〔図2(B)中の二点鎖線の状態〕、燃料ポンプ32のポンプ室35内の容量が増加して吸入弁36が開き、燃料タンク38内の燃料がポンプ室35内に流入する。逆に脈圧作動室33内の圧力が増加すると、ダイヤフラム34が元の状態〔図2(B)中の実線の状態〕に復帰してポンプ室35内の容量が減少する。これに伴って吸入弁36が閉じて吐出弁37が開き、ポンプ室35内の燃料が気化器31へ圧送される。
【0024】
上記オイル戻し溝28の下端は、ロッカアーム室5a内に段落状に形成された下段底壁部分46と連なっており、この下段底壁部分46には、図1(A)(C)に示すように、プッシュロッド15の挿通孔15a・15bが開口され、各挿通孔15a・15bの傾斜下手側端縁15c・15cは、下段底壁部分46の傾斜下手側端縁にまで及んでいる。これにより、ロッカアーム室5a内で分離されたオイルは、オイル戻し溝28からプッシュロッド挿通孔15aの傾斜下手側端縁15cからプッシュロッド室19を経由してオイルパン内に戻る。
【0025】
図4(A)は上記傾斜エンジンの要部平面図、図4(B)は上記傾斜エンジンの操作側より見た立面図である。この傾斜エンジンEは、図4(A)(B)に示すように、その操作側に手始動式リコイルスタータ47を備え、そのリコイルスタータ47のリコイルロープ48は、フロントカバー50に設けたガイドローラ51を介してリコイル可能に配置され、そのリコイルロープ48の先端のリコイルハンドル49は、フロントカバー50に固定した掛止具52に掛止される。これは、傾斜エンジンEが搭載される作業機等によっては、リコイルロープ46の引き方向がコントロールレバー53やチョークレバー54等の始動操作の障害になることがあり、それらの障害にならないようにリコイルロープ46を配置したものである。なお、これらの図中の符号39は排気マフラ、55はエアクリーナを示す。
【0026】
この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。即ち、
1.上記実施形態では、本発明を傾斜ガソリンエンジンに適用したものとして例示したが、エンジンは傾斜エンジンに限らず、ガソリンエンジンに限らない。
2.上記実施形態では、連通路23の一端開口23aをロッカアーム室5a内の傾斜上手右側コーナ近傍部に配置し、脈圧取出室40をこれと相互に対角をなすようにロッカアーム室5a内の傾斜下手左側コーナ近傍部に配置したものについて例示したが、これには限らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は本発明に係る傾斜エンジンのシリンダヘッドを傾斜側上方、すなわちヘッドカバー側から見た平面図、図1(B)は図1(A)中のB−B線矢視縦断面図、図1(C)は図1(A)中のC−C線矢視縦断面図である。
【図2】 図2(A)は本発明に係る傾斜エンジンの反操作側立面図、図2(B)は燃料供給装置の概略構成図である。
【図3】 上記傾斜エンジンを背面側より見た縦断面図である。
【図4】 図4(A)は上記傾斜エンジンの要部平面図、図4(B)は上記傾斜エンジンを操作側より見た立面図である。
【符号の説明】
2…クランク室、4…シリンダヘッド、5a…ロッカアーム室、23…連通路、23a…連通路の一端開口、25a…ロッカシャフトボス、28…オイル戻し溝、30…料供給装置、31…、32…燃料ポンプ、33…脈圧作動室、40…脈圧取出室、41…脈圧取出室の脈圧入口、42…脈圧取出室40の脈圧出口、43…ヘッドカバーガスケット、44…ヘッドカバー取付フランジ、45…連接リブ、E…エンジン(傾斜エンジン)。
Claims (2)
- 燃料ポンプ(32)の脈圧作動室(33)を脈圧取出室(40)を介してクランク室(2)に連通し、上記クランク室(2)内で発生した脈圧で上記燃料ポンプ(32)を駆動するように構成したエンジンの燃料供給装置において、
エンジン(E)のシリンダブロック(3)からシリンダヘッド(4)にかけてクランク室(2)とロッカアーム室(5a)とを連通する連通路(23)を設け、上記ロッカアーム室(5a)内に上記脈圧取出室(40)を区画形成し、この脈圧取出室(40)を上記連通路(23)の一端開口(23a)から離間させて設け、
傾斜エンジン(E)のロッカアーム室(5a)内の傾斜下手側の一方のロッカシャフトボス(25a)と同側のヘッドカバー取付フランジ(44)とを、当該ヘッドカバー取付フランジ(44)と略同一高さの連接リブ(45)で連接し、上記ヘッドカバー取付フランジ(44)と連接リブ(45)とロッカシャフトボス(25a)とヘッドカバーガスケット(43)とにより囲まれた空間で上記脈圧取出室(40)を区画形成し、その脈圧取出室(40)の脈圧入口(41)をロッカアーム室(5a)内の傾斜下手側中央部のオイル戻し溝(28)に臨ませて形成し、その脈圧出口(42)を当該脈圧取出室(40)の傾斜上手側奥内部から上記ヘッドカバー取付フランジ(44)を貫通してその外側へ導出した、ことを特徴とするエンジンの燃料供給装置。 - 請求項1に記載したエンジンの燃料供給装置において、
上記連通路(23)の一端開口(23a)と脈圧取出室(40)とを、ヘッドカバー(5)側から見たシリンダヘッド(4)のロッカアーム室(5a)の四隅のうち、相互に対角をなすコーナの一方のコーナ近傍部と他方のコーナ近傍部に、振り分けて配置した、ことを特徴とするエンジンの燃料供給装置。
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