JP3927567B2 - 仮設建築物用シートの取付装置 - Google Patents

Description

本発明は仮設建築物用シートの取付装置、特に、土木、建築の作業現場の仮設建築物等の周囲や屋根等に取付けるシートの取付装置に関するものである。

図２は、従来の仮設建築物用シートの取付装置の説明図であって、１は台板、２は２個のシーと取り付け用縦パイプ、３はこのパイプ２を互いに連結して上記台板１に固定する固定具、４は上記各パイプ２の外側に形成された縦方向に延びるスリット、５はシート、６はこのシート５の両端を夫々巻きつけた芯、７は骨組パイプ、８は上記台板１を上記骨組パイプ７に固定するためのジョイントである（特許文献１）。

特開平９−３２８９３３号公報（図４）

このような仮設建築物用シートの取付装置においては、上記シート５とその芯６を夫々上記スリット４とパイプ２内に上記パイプ２の端面側から挿入することによってシート５の両端を上記パイプ２を介して夫々連結せしめている。

然しながら、このような従来の仮設建築物用シートの取付装置においては上記骨組パイプ７が円筒状であるためシート取り付け用パイプ２を固定した上記台板１がこの円筒状の骨組パイプ７を中心にこれに沿って回り込むようになる欠点があった。

本発明はこのような欠点を除くようにしたものである。

本発明の仮設建築物用シートの取付装置は、２個の互いに連結されたシート取り付け用縦パイプと、この各縦パイプの外側に形成された縦方向に延びるスリットと、このスリットを介して上記縦パイプ内に挿入されるシートが巻きつけられる芯と、上記２個の縦パイプが固定された台板と、角状の骨組パイプと、上記各台板の下面外側に形成した、上記角状の骨組パイプの上辺両角部の一方または他方に夫々合致する直角折れ曲がり部と、この直角折れ曲がり部の上面に形成した突起と、上記直角折れ曲がり部の何れか一方に形成された上記突起に一端を係合し、他端を上記角状の骨組パイプの下辺に着脱自在に係合せしめたジョイントとより成ることを特徴とする。

本発明の仮設建築物用シートの取付装置によれば、台板１１が骨組パイプの周りに回動することがなく、また、両者を一体に固定するためのジョイントをこれらにワンタッチで極めて簡単に取り付けることができる。

以下図面によって本発明の実施例を説明する。

本発明においては図１に示すように、骨組パイプとして角状の骨組パイプ９を用い、台板として上記角状の骨組パイプ９の上辺両角部に合致する直角折れ曲がり部１０ａ，１０ａを両側下面に有する台板１１を用い、上記折れ曲がり部１０ａ，１０ａの上面に突起１０ｂ，１０ｂを形成すると共に、上記ジョイントとして上記突起１０ａ，１０ａの何れか一方にその一端を係合し、上記角状の骨組パイプ９の一側面に沿って延び、次いで直角に水平に折れ曲がって上記パイプ９の底面に沿って延び、次いで直角に上方に折れ曲がり上記パイプ９の他側面に沿って上方に延びる他端を有するジョイント１２を用い、このジョイント１２によって上記台板１１を上記骨組パイプ９に着脱自在に固定せしめる。

本発明の仮設建築物用シートの取付装置は上記のような構成であるから台板１１が骨組パイプ９の周りに回動することがなく、また、両者を一体に固定するためのジョイント１２をこれらにワンタッチで極めて簡単に取り付けることができる。

本発明の仮設建築物用シートの取付装置の斜視図である。 従来の仮設建築物用シートの縦断正面図である。

符号の説明

１ 台板
２ 縦パイプ
３ 固定具
４ スリット
５ シート
６ 芯
７ 骨組パイプ
８ ジョイント
９ 骨組パイプ
１０ａ 折れ曲がり部
１０ｂ 突起
１１ 台板
１２ ジョイント

Claims (1)

1. ２個の互いに連結されたシート取り付け用縦パイプ（２，２）と、この各縦パイプ（２）の外側に形成された縦方向に延びるスリット（４）と、このスリット（４）を介して上記縦パイプ（２，２）内に挿入されるシート（５）が巻きつけられる芯（６）と、上記２個の縦パイプ（２，２）が固定された台板（１１，１１）と、角状の骨組パイプ（９）と、上記各台板（１１）の下面外側に形成した、上記角状の骨組パイプ（９）の上辺両角部の一方または他方に夫々合致する直角折れ曲がり部（１０ａ）と、この直角折れ曲がり部（１０ａ）の上面に形成した突起（１０ｂ）と、上記直角折れ曲がり部（１０ａ）の何れか一方に形成された上記突起（１０ｂ）に一端を係合し、他端を上記角状の骨組パイプ（９）の下辺に着脱自在に係合せしめたジョイント（１２）とより成ることを特徴とする仮設建築物用シートの取付装置。

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