JP3927148B2 - 紙折り装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙折り装置に関し、特に送り込んだ用紙を予め定められた折り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置に属する。
【0002】
【従来の技術】
紙折り装置の一例として、用紙を2段に折り畳むことができる従来の紙折り装置について、図面を参照しながら説明する。
図6はこの種の紙折り装置の全体構成を示す側面図である。この紙折り装置の主要構成は、折り対象の用紙を設定された速度で装置内に送り込む、給紙機構100と、用紙の最初の折り畳み位置を決定する第1折り畳み位置決定機構200xと、この第1折り畳み位置決定機構200xで決定された折り畳み位置で用紙を折り畳む第1折りローラ410と、この第1折りローラ410で折り畳まれた用紙の2番目の折り畳み位置を決定する第2折り畳み位置決定機構300xと、この第2折り畳み位置決定機構300xで決定された2番目の折り畳み位置で用紙を折り畳む第2折りローラ420と(これら折りローラ(410,420)はそれぞれが2つのローラで形成されていてそのうちの一方はこれら折りローラで共用している)、この第2折りローラ420で折り畳まれた用紙を折り済用紙受600に搬送排紙する排紙機構500と、を含む。
【0003】
この紙折り装置の第1折り畳み位置決定機構200xは、その上方から見た平面図と、その側面図とが図7(a),(b)に示されており、上ガイド板211x及び下ガイド板212xから成り、送り込まれてきた用紙をガイドし搬送する用紙搬送路210xと、この用紙搬送路210x内に配置された用紙停止面221xを含み、用紙搬送路210xに送り込まれてきた用紙の先端辺部分がこの用紙停止面221xに当接して、この用紙が用紙搬送路210x内に更に入り込むのを停止させる用紙ストッパ板220xと、位置決めモータ241x、タイミングベルト242x、ガイドねじ軸243x、及びガイドブロック244xから成り、用紙ストッパ板220xを位置決め固定して用紙の最初の折り畳み位置を決定する位置決め機構部240xと、を備えた構造となっている。
【0004】
また、第2折り畳み位置決定機構300xは、その上方から見た平面図と、その側面図とが図8(a),(b)に示されており、上ガイド板311x及び下ガイド板312xから成り送り込まれてきた用紙をガイドし搬送する用紙搬送路310xと、この用紙搬送路310x内に配置された用紙停止面321xを含み、用紙搬送路310xに送り込まれた用紙の先端辺部分がこの用紙停止面321xに当接して、この用紙が用紙搬送路310x内に更に入り込むのを停止させる用紙ストッパ板320xと、位置決めモータ341x、タイミングベルト342x、ガイドねじ軸343x、及びガイドブロック344xから成り、用紙ストッパ板320xを位置決め固定してこの用紙の2番目の折り畳み位置を決定する位置決め機構部340xと、を備えた構造となっている。
【0005】
そして、図9(a),(b)に示すように、先ず、給紙機構100から用紙800を、第1折り畳み位置決定機構200xに対し設定された速度で送り込むと、用紙800が用紙搬送路210x内に入り込んでガイド、搬送され、その先端辺部分が用紙ストッパ板220xの用紙停止面221xに当接して、用紙が更に用紙搬送路210x内へと入り込まれるのを停止させるが、給紙機構100からは用紙800が引き続き設定速度で送り込まれているため、用紙800は第1折りローラ410方向にたわんでその先端部分がこの第1折りローラ410にくわえ込まれ、この第1折りローラ410により、用紙800に対する最初の折り畳みが行われる(図9(a))。
【0006】
続いて、第1折りローラ410で折り畳まれた用紙800は第2折り畳み位置決定機構300xへと送り込まれ、同様の動作により、用紙800の先端辺部分が停止して第2折りローラ420にくわえ込まれ、用紙800に対し2番目の折り畳みが行われる(図9(b))。
【0007】
この第2折りローラ420で折り畳まれた用紙800は、排紙機構500を通って、折り済用紙受600に入る。
【0008】
この紙折り装置では、毎分45〜150枚程度の折り畳み動作が行われるので、用紙800の移動速度もこれに比例して速く、用紙800の先端辺部分が用紙ストッパ板220x,320xに当接する衝突音が90dB(A)にも達し、オフィス環境での使用には騒音対策が必要である。
【0009】
騒音対策の一例として、図10(a),(b)に示すような、用紙800の先端辺部分が当接する部分を、支持部材710に対しゴムや発泡ウレタンなどの弾性板材で形成した、弾性当接板720や、支持部材710aに対しばね730a,730bを介して当接板740、を配置することにより、これら弾性部材が、用紙800衝突時に変形、変位するのを利用して、騒音を低減することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平11−106127号公報(図7,図9)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の紙折り装置は、第1折り畳み位置決定機構200x及び第2折り畳み位置決定機構300xにおいて、用紙搬送路210x,310xに設定速度で送り込まれた用紙800の先端辺部分を、位置決め機構部240x,340xで位置決め固定された用紙ストッパ板220X,320xの用紙停止面221x,321xに当接させて用紙800の、用紙搬送路210x,310xへの更なる進入を停止させることにより、用紙800をたわませて第1折りローラ410及び第2折りローラ420にそのたわんだ用紙800をくわえさせ、用紙800をこれら折りローラ410,420で折り畳む構造となっており、この折り畳み動作は、毎分45〜150枚程度となっていて用紙の移動速度もこれに伴って速いために、用紙800の先端辺部分が用紙ストッパ板220x,320xの用紙停止面221x,321xに当接する衝突音(騒音)が大きくなる、という問題点があり、この騒音対象の一例として、用紙800が当接する部分を弾性板材による弾性当接板720にしたり、当接板740とその支持部材710aとの間にばね730a,730bを配置して、これら弾性部材の変形、変位を利用して、騒音を低減する方法もあるが、これらの方法では、用紙800の先端辺部分が当接する面が固定されていないため、用紙800の当接状態によって変化し、折り畳み位置にばらつきが生じやすい、という問題点がある。
【0012】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、用紙折り畳み速度を維持しつつ、用紙の衝突音を低減することができ、かつ、用紙の折り畳み位置のばらつきが少ない、紙折り装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙折り装置は、用紙を設定された速度で送り込んで、この用紙を予め定められた折り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置であって、
送り込まれてきた用紙をガイドし搬送する用紙搬送路、及びこの用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙の先端辺部分を当接させてこの用紙が更に前記用紙搬送路内へと入り込むのを停止させ、前記用紙に対する折り畳み位置を決定する用紙位置決めストッパ、を備えた折り畳み位置決定機構と、
この折り畳み位置決定機構で決定された折り畳み位置で、前記用紙を折り畳む、折りローラと、
を有して成り、
前記折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパが、
前記用紙の先端辺部分を当接させて、この用紙が更に前記用紙搬送路内へと入り込むのを停止させる、用紙ストッパ板と、
この用紙ストッパ板を用紙折り畳み位置と対応する位置に移動させ固定する位置決め機構部と、前記用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙に対し前記用紙ストッパ板より先にこの用紙の先端辺部分が当接してこれを減速するように弾性スライドし、この用紙の先端辺部分を前記用紙ストッパ板へと引き渡す、スライドストッパと、
を含む、2重ストッパ構造である、ことを特徴とする紙折り装置である。
【0014】
また、前記折り畳み位置決定機構は、そのスライドストッパが、その用紙ストッパ板にばね材で連結されて、このばね材により、前記用紙ストッパ板に対し弾性スライドする構造である、構成を有している。
【0015】
また、前記折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパは、そのスライドストッパが、その用紙ストッパ板の用紙先端辺部分が当接する部位に対し複数配設されて、用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙の先端辺部分に対し複数箇所で当接する構造であり、更に、そのスライドストッパの、用紙先端辺部分が当接する部位に、板状の弾性部材を貼り付けた構造である、構成を有している。
【0016】
また、前記折り畳み位置決め機構及び折りローラは、互いに組を成して複数段配設された構造である、構成を有している。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態は、用紙を設定された速度で送り込んで、この用紙を予め定められた折り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置であって、
送り込まれてきた用紙をガイドし搬送する用紙搬送路、及びこの用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙の先端辺部分を当接させてこの用紙が更に上記用紙搬送路内へと入り込むのを停止させ、上記用紙に対する折り畳み位置を決定する用紙位置決めストッパ、を備えた折り畳み位置決定機構と、
この折り畳み位置決定機構で決定された折り畳み位置で、上記用紙を折り畳む、折りローラと、
を有して成り、
上記折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパが、
上記用紙の先端辺部分を当接させて、この用紙が更に上記用紙搬送路内へと入り込むのを停止させる、用紙ストッパ板と、
この用紙ストッパ板を用紙折り畳み位置と対応する位置に移動させ固定する位置決め機構部と、上記用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙に対し上記用紙ストッパ板より先にこの用紙の先端辺部分が当接してこれを減速するように弾性スライドし、この用紙の先端辺部分を上記用紙ストッパ板へと引き渡す、スライドストッパと、
を含む、2重ストッパ構造である、構成を有している。
【0018】
このような構成、構造とすることにより、折り畳み位置決定機構の、送り込まれてきた用紙の先端辺部分が当接する部分が、最終的に用紙の先端辺部分を当接させて停止させる用紙ストッパ板に対し、この用紙ストッパ板より先に用紙の先端辺部分が当接してこれを減速するように弾性スライドするスライドストッパが設けられており、この弾性スライドにより用紙の衝突エネルギーが吸収されて、用紙搬送・折り畳み速度が従来と同様であっても、用紙の衝突音を小さくすることができ、しかも、用紙の先端辺部分は、スライドストッパから、固定位置にある用紙ストッパ板へと引き渡されて、この用紙ストッパ板により正確、かつ安定した折り畳み位置が決定されるので、用紙の折り畳み位置のばらつきは従来の弾性部材による当接板に比べて大幅に小さくすることができる。
【0019】
【実施例】
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の紙折り装置全体を示す側面図、図2(a),(b)はこの紙折り装置の第1折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図、図3(a),(b)は第1折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパ部分の拡大平面図及び側面図、図4(a)〜(d)はその用紙先端辺部分位置決め手順を説明するための平面図、図5(a),(b)はこの紙折り装置の第2折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図である。
この実施例が図6〜図9に示された従来の紙折り装置と相違する部分は、第1折り畳み位置決定機構200(従来例は200x)及び第2折り畳み位置決定機構300(従来例は300x)であり、その詳細は次のとおりである。
【0020】
まず、第1折り畳み位置決定機構200は、上ガイド板211及び下ガイド板212から成り、その間に給紙機構100から送り込まれた用紙800をガイドし、搬送する用紙搬送路210と、この用紙搬送路210内に配置された用紙停止面221を含み、用紙搬送路210内に送り込まれた用紙800の先端辺部分を当接させてこの用紙800が更に用紙搬送路210内へと入り込むのを停止させ、用紙800の最初の折り畳み位置を決定する用紙ストッパ板220と、用紙当接面231Fが用紙搬送路210内に配置されたスライドストッパ板231、このスライドストッパ板231を、用紙ストッパ板220に対し、カラー232、ガイドピン233、及びばね234により用紙800の移動方向にスライド可能なように保持し、用紙搬送路210内に送り込まれた用紙800の先端辺部分が用紙ストッパ板220より先に当接してこれを減速するように弾性スライドし、この用紙800の先端辺部分を用紙ストッパ板220へと引き渡す(用紙当接面231Fが、用紙ストッパ板220の用紙停止面221より引っ込んだ位置までスライドして)、2つのスライドストッパ230と、用紙ストッパ板220を、用紙800の最初の折り畳み位置と対応する位置に移動させ固定する、位置決めモータ241、タイミングベルト242、ガイドねじ軸243、及びガイドブロック244を含む位置決め機構部240と、を備えて構成され、用紙ストッパ板220、スライドストッパ230、及び位置決め機構240により、2重ストッパ構造の用紙位置決めストッパ250を形成する。
【0021】
次に、この第1折り畳み位置決定機構200による、用紙800の最初の折り畳み位置決定動作について、図1乃至図4(a)〜(d)及び、従来例の図9(a)を参照しながら説明する。
給紙機構100から送り込まれた用紙800は、第1折り畳み位置決定機構200の用紙搬送路210内に導入されてその奥へと進入する。このとき、スライドストッパ230は、その用紙当接面231Fが用紙ストッパ板220の用紙停止面221より前の方(用紙進入側)に位置している(図4(a))。
【0022】
給紙機構100により、更に用紙800が送り込まれると、用紙800の先端辺部分が、2つのスライドストッパ板231の用紙当接面231Fに当接する(図4(b))。これによりスライドストッパ板231は、用紙800の移動する力でばね234が縮んで、減速するように弾性スライドし、用紙800の先端辺部分を用紙ストッパ板220の用紙停止面221へと引き渡す(図4(c))。
【0023】
このとき、用紙ストッパ板220は固定されているので、用紙800はこれ以上用紙搬送路210内に入り込まなくなり、一方、用紙800は給紙機構100により引き続き送り込まれているので、用紙搬送路210の前側でたわみが生じて、このたわんだ部分が第1の折りローラ410にくわえられて、用紙800に対する最初の折り畳みが行われる(図9(a))。
【0024】
用紙800がたわんで第1折りローラ410にくわえられると、用紙800はこの第1折りローラ410により、用紙搬送路210内から引き出されて行き、用紙800が用紙ストッパ板220及びスライドストッパ板231から離れ、スライドストッパ板231はばね234により元の位置に戻る(図4(d))。
【0025】
この実施例における第1折り畳み位置決定機構200では、用紙搬送路210に送り込まれてきた用紙800の先端辺部分が当接する部分が、最終的にこの用紙800の先端辺部分を当接させて停止させる、固定された用紙ストッパ板220に対し、この用紙ストッパ板220より先に用紙800の先端辺部分が2箇所で当接してこれを減速するように弾性スライドする2つのスライドストッパ230が配設されていて、これら2つのスライドストッパ230の弾性スライドにより、用紙800の衝突エネルギーが吸収され、この衝突エネルギーが小さくなった状態で固定状態の用紙ストッパ板220に安定して当接し停止するので、用紙搬送・折り畳み速度が従来例と同様に高速であっても、まず、用紙800(その先端辺部分、以下同様に、単に用紙800という場合もある)が2つのスライドストッパ230に当接する際の衝突音は小さくなり、更に、用紙800が用紙ストッパ板220に当接する衝突音も小さくなる。
【0026】
また、用紙800の先端辺部分は、最紙的には固定状態にある用紙ストッパ板220に当接して停止することにより、用紙800に対する最初の折り畳み位置が決定されるので、従来例の、弾性部材による当接板のような不安定さ、ばらつきは無くなり、用紙800の折り畳み位置を、安定した状態で、かつ正確に出すことができて、そのばらつきも小さくすることができる。
【0027】
次に、第2折り畳み位置決定機構300について説明する。
この第2折り畳み位置決定機構300についても、前述の第1折り畳み位置決定機構200と同様に、用紙位置決めストッパ350は、その用紙先端辺部分が当接する部分は、用紙ストッパ板320に対し用紙800が先に当接して弾性スライドするスライドストッパ330が設けられた、2重ストッパ構造となっている。その他の部分の詳細、動作及び効果等も前述の第1折り畳み位置決定機構200と同様であるので省略する。
【0028】
なお、この実施例において、スライドストッパ230,330の用紙当接面(231F等)に、板状の弾性部材、例えばエラストマー(その厚さは弾性変形により用紙折り畳み位置が変わらない程度の薄板)を貼り付けると、衝突音を更に小さくすることができ、また、衝突時に座屈傷が発生するのを抑えることができる。また、スライドストッパ板(231等)は、その材質をアルミニウム材または樹脂材料とすることにより、弾性スライドする際の慣性マスを低減することができ、これにより、衝突音及び座屈傷の更なる低減をはかることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、用紙の先端辺部分を当接させてこれを停止させ、用紙に対する折り畳み位置を決定する折り畳み位置決定機構を、用紙折り畳み位置と対応する位置に固定される用紙ストッパ板と、この用紙ストッパ板より先に用紙の先端辺部分が当接してこれを減速するように弾性スライドし、この用紙の先端辺部分を用紙ストッパ板へと引き渡すスライドストッパと、を含む2重ストッパ構造とすることより、スライドストッパの弾性スライドにより用紙の衝突エネルギーが吸収されて、用紙搬送・折り畳み速度を従来例と同様の高速に保持した場合でも、用紙の衝突音を小さくすることができ、また、用紙の折り畳み位置は固定状態にある用紙ストッパ板により決定されるので、従来例の弾性部材による当接板のような変形、変位及び不安定さがなく、安定した状態で正確に出すことができて、そのばらつきを小さくすることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置全体の側面図である。
【図2】図1に示された実施例の、第1折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図である。
【図3】図2に示された第1折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパ部分の拡大平面図及び側面図である。
【図4】図3に示された用紙位置決めストッパによる用紙位置決め手順を説明するための平面図である。
【図5】図1に示された実施例の、第2折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図である。
【図6】従来の紙折り装置の一例を示す装置全体の側面図である。
【図7】図6に示された紙折り装置の第1折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図である。
【図8】図6に示された紙折り装置の第2折り畳み位置決定機構部分の平面図及び側面図である。
【図9】図6に示された紙折り装置による用紙の折り畳み動作手順を説明するための側面図である。
【図10】従来の紙折り装置における、用紙の先端辺部分が当接する当接板の2つの例を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 給紙機構
200,200x 第1折り畳み位置決定機構
210,210x 用紙搬送路
211,211x 上ガイド板
212,212x 下ガイド板
220,220x 用紙ストッパ板
230 スライドストッパ
231 スライドストッパ板
234 ばね
240,240x 位置決め機構部
250,250x 用紙位置決めストッパ
300,300x 第2折り畳み位置決定機構
310,310x 用紙搬送路
320,320x 用紙ストッパ板
330 スライドストッパ
340,340x 位置決め機構部
350,350x 用紙位置決めストッパ
410 第1折りローラ
420 第2折りローラ
500 排紙機構
600 折り済用紙受
710,710a 支持部材
720 弾性当接板
730a,730b ばね
740 当接板
800 用紙

Claims (5)

  1. 用紙を設定された速度で送り込んで、この用紙を予め定められた折り寸法、折りパターンに折り畳む紙折り装置であって、
    送り込まれてきた用紙をガイドし搬送する用紙搬送路、及びこの用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙の先端辺部分を当接させてこの用紙が更に前記用紙搬送路内へと入り込むのを停止させ、前記用紙に対する折り畳み位置を決定する用紙位置決めストッパ、を備えた折り畳み位置決定機構と、
    この折り畳み位置決定機構で決定された折り畳み位置で、前記用紙を折り畳む、折りローラと、
    を有して成り、
    前記折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパが、
    前記用紙の先端辺部分を当接させて、この用紙が更に前記用紙搬送路内へと入り込むのを停止させる、用紙ストッパ板と、
    この用紙ストッパ板を用紙折り畳み位置と対応する位置に移動させ固定する位置決め機構部と、前記用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙に対し前記用紙ストッパ板より先にこの用紙の先端辺部分が当接してこれを減速するように弾性スライドし、この用紙の先端辺部分を前記用紙ストッパ板へと引き渡す、スライドストッパと、
    を含む、2重ストッパ構造である、ことを特徴とする紙折り装置。
  2. 前記折り畳み位置決定機構は、そのスライドストッパが、その用紙ストッパ板にばね材で連結されて、このばね材により、前記用紙ストッパ板に対し弾性スライドする構造である、請求項1記載の紙折り装置。
  3. 前記折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパは、そのスライドストッパが、その用紙ストッパ板の用紙先端辺部分が当接する部位に対し複数配設されて、用紙搬送路内に送り込まれてきた用紙の先端辺部分に対し複数箇所で当接する構造である、請求項1又は請求項2記載の紙折り装置。
  4. 前記折り畳み位置決定機構の用紙位置決めストッパは、そのスライドストッパの、用紙先端辺部分が当接する部位に、板状の弾性部材を貼り付けた構造である、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の紙折り装置。
  5. 前記折り畳み位置決め機構及び折りローラは、互いに組を成して複数段配設された構造である、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の紙折り装置。
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