JP3927094B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明はアクティブマトリクス型の液晶表示装置(LCD)の作製方法に関し、薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス表示装置の表示画面の画質向上をはかる半導体装置の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、マトリクス状に配置された複数の画素のそれぞれに薄膜トランジスタ(TFT)を配置し、各画素電極に出入りする電荷をTFTのスイッチング機能により制御するものである。
【0003】
アクティブマトリクス型の液晶表示装置の基本的な構成は、2つの対向する基板からなり、一方は画素領域を有するTFT基板と呼ばれ、他方は対向基板と呼ばれている。TFT基板は数十〜数百万個の画素スイッチングTFT(画素TFTと呼ぶ)を含む画素領域と、それらを駆動する複数のTFTを含む周辺駆動回路領域とによって構成される。
【0004】
TFT基板および対向基板には、配向膜を形成し、液晶材料の配向性を整えるためのラビングなどの配向処理が行われる。配向膜を形成する直前のTFT基板および対向基板表面は、液晶の配向に関係するので可能な限り平坦な面を有していることが望ましい。
【0005】
その後、TFT基板と対向基板との基板間隔を維持するために、TFT基板又は対向基板のいずれか一方に球形のスペーサが均一に散布される。次に、シール材によって2つの基板が貼り合わせ、分断した後に、TFT基板と対向基板との間に液晶材料が充填され、液晶注入口が封止材で封止される。
【0006】
上記工程において、行われる主な加熱処理には、
・配向膜の焼成(180℃で1時間保持した後、常温まで徐冷)
・基板貼り合わせ時の熱プレス(160℃で3時間保持した後、2時間徐々に温度を100℃に下げ、2時間徐々に温度を常温に下げる)
・再配向処理させるための焼成(120℃で30分間保持した後、常温まで徐冷)
がある。
【0007】
画素電極に金属材料を用いるような反射型LCDを作製する場合、上記加熱処理により、電極表面の光反射率が下がる。
反射型LCDには様々な液晶の表示モードがあり、例えば、ECB(電界制御複屈折)モードのように、光の偏光成分を画素電極で反射させることを重視するものもある。
従って、光反射率の低下が僅かなものであっても、光の偏光成分に影響を与え、さらには表示に悪影響を及ぼしていた。
このように、反射型LCDにおいては、画素電極の反射率が重要なため、加熱処理により反射率が低下することが問題となっていた。
電極表面の光反射率が下がる原因について以下に説明する。
【0008】
画素電極を反射率が高く、低抵抗な材料であるアルミニウムで形成した場合、画素電極形成後の熱処理、またはセル組み工程における熱処理の影響で、電極表面にアルミニウムの異常成長に起因するヒロックやウィスカーが発生する。これが、加熱処理による光反射率低下の主な原因である。
【0009】
ここで、ヒロックとは、アルミニウムの成長成分がぶつかりあうことで盛り上がりが生じてしまう現象をいう。また、ウィスカーは、アルミの異常成長によって刺状の成長が行われてしまう現象をいう。
これらヒロックやウィスカーの成長距離は数μmにも達する。
【0010】
そこで、加熱処理(加熱処理時間=1時間)により、アルミニウム合金の反射率がどのように変化するか実験を行った。実験には、スパッタ法を用いて、Al−Ti(1%)の膜を室温で成膜したものを用いた。成膜時の条件は0.4Pa下において、3000wの電力、T−S=150mmである。
この実験で得られた400nm〜800nmの波長領域における反射率の平均値をAl−Ti(1%)の膜の光反射率 ベーク温度依存性として、図10に示した。
Al−Ti(1%)成膜時(室温)では、88〜90%に近い光反射率を有しているが、加熱処理温度(ベーク温度)が上がるにつれて電極表面にヒロックやウィスカーが発生するため、光反射率が下がっていることが図10から読み取れる。
【0011】
アルミニウムは可視光領域における反射率が他の金属または合金と比べて非常に高く(純粋なアルミニウムの反射率は92〜93%)、反射型LCDの画素電極として用いるのに適している。
純粋なアルミニウムでは、100℃以上の熱処理でヒロックが発生する。そのため、従来ではアルミニウムに0.5%以上、好ましくは2%以上のチタンまたはスカンジウムまたはシリコンを添加して、ヒロック発生を抑制する材料を用いている。
このように、アルミニウムにTi等を含有させると、ヒロックが発生しにくくなる一方、純粋なアルミニウムに比べて、アルミニウム合金は反射率が数%下がり、さらに抵抗も高くなるという問題が生じていた。
【0012】
このように、従来では、アルミニウムからなる画素電極成膜後の熱処理工程(保護膜成膜、セル組み)により、画素電極の表面に、ヒロックが生じ、光反射率の低下が見られた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、画素電極にアルミニウムを用いた場合、画素電極成膜後の熱処理工程(保護膜成膜、セル組み)により、画素電極の光反射面に、ヒロックやウィスカーが生じ、光反射率の低下という問題を引き起こしていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、画素電極形成後に、熱処理を施して発生させたヒロックやウィスカーをCMP技術で代表される機械研磨により除去することで、平坦、且つ、高い反射率を有する画素電極を形成し、画質の良好な反射型液晶表示装置の作製方法を提供するものである。
【0015】
本発明は、層間絶縁膜上に複数の電極を形成する工程と、
前記複数の電極を加熱処理して、前記複数の電極の表面に突起物を形成する工程と、
前記複数の電極の表面の突起物を除去して平坦化する工程とを有することを特徴とした半導体装置の作製方法を提供するものである。
【0016】
また、本発明の他の構成は、
マトリクス状に形成された複数の半導体素子及び該複数の半導体素子の各々に接続された複数の画素電極を有する基板と、
前記基板上に保持された液晶層と、
を少なくとも含む半導体装置の作製方法であって、
層間絶縁膜上に複数の画素電極を形成する工程と、
前記複数の画素電極を加熱処理して、前記複数の画素電極の表面に突起物を形成する工程と、
前記複数の画素電極の表面の突起物を除去して平坦化する工程と、
を少なくとも含むことを特徴とした半導体装置の作製方法である。
【0017】
また、本発明を具体的に詳述すると、
第1の層間絶縁膜上に複数の電極を形成する工程と、
前記複数の電極を加熱処理して、前記複数の電極の表面に突起物を形成する工程と、
前記複数の電極を覆う第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
前記複数の電極の表面および前記第2の層間絶縁膜の表面を両表面が同一平面をなす様に平坦化する工程と、
を有することを特徴とした半導体装置の作製方法を提供するものである。
【0018】
また、前記平坦化する工程は、前記複数の電極の表面の突起物を除去し、且つ、前記複数の電極の境界部を前記第2の層間絶縁膜で埋め込む工程であることを特徴とした半導体装置の作製方法を提供するものである。
【0019】
また、本発明の他の構成は、
第1の層間絶縁膜上に複数の電極を形成する工程と、
前記複数の電極を覆う第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
前記複数の電極の表面および前記第2の層間絶縁膜の表面を両表面が同一平面をなす様に平坦化し、前記複数の電極の境界部を前記絶縁膜で埋め込む工程と、
前記複数の電極を加熱処理して、前記複数の電極の表面に突起物を形成する工程と、
前記複数の画素電極の表面の突起物を除去して平坦化する工程と、
を有することを特徴とした半導体装置の作製方法である。
【0020】
本発明における電極の加熱処理温度及びその処理時間は、画素電極形成後の加熱処理温度及びその処理時間を考慮して、決定する。
ただし、薄膜トランジスタの特性に影響を与えない範囲の温度であればよいことは、言うまでもない。
高温での処理時間は、基板貼り合わせ時の熱プレス(160℃で3時間)が最長であり、最高加熱温度は配向膜の焼成時の180℃(1時間)である。
また、図10から、高温処理になるにつれて反射率が下がり、250℃付近から反射率が一定の値になり、300℃付近では、ヒロック発生がストップしていることが読み取れる。
【0021】
よって、本発明における電極の加熱処理温度及びその処理時間は、160℃〜300℃の温度で加熱したまま1〜5時間またはそれ以上保持して、ヒロックやウィスカーを十分発生させることが望ましい。
【0022】
本発明における複数の電極はアルミニウムを主成分とする材料からなることが望ましい。
【0023】
また、本発明におけるヒロックやウィスカーを除去し、平坦化する工程は機械的な研磨により行われることが望ましい。
【0024】
上記加熱処理によって発生させたヒロックやウィスカーをCMP技術で代表される機械研磨により除去することで、反射率が高く、且つ、平坦な画素電極を有する、画質の良好な反射型液晶表示装置を得ることができる。
【0025】
画素電極形成後の最高加熱温度である180℃(1時間)で加熱処理し、ヒロックを十分発生させて、機械研磨により除去することで、少なくとも画素電極研磨後、加熱処理によるヒロックは殆ど発生せず、反射率低下を防ぐことができる。
【0026】
また、本発明においては、なるべく薄膜トランジスタの特性に影響を与えないように160℃以下の低い温度で加熱処理しヒロックを発生させた後、CMP技術で代表される機械研磨によりヒロックを除去したとしても、従来と比べて反射率が高い平坦な画素電極を得ることができる。
【0027】
加えて、本発明の他の効果として、加熱処理してヒロックやウィスカーを形成することで、電極膜の内部応力を緩和し、金属を焼き鈍した場合と同じ効果を得ることができる。
焼き鈍しとは、金属、合金、ガラスを軟化したり、冷間加工性を賦与する目的で熱処理し、冷却することにより、内部応力を除去して材質を耐脆性にすることである。
この効果を十分発揮させるためには、250℃以上の高い温度で加熱処理して、徹底的にヒロックを発生させることが望ましい。そうすることで、画素電極の内部応力を完全に除去して、良好な耐脆性を有する画素電極を得ることができる。
【0028】
このように、本発明によれば、光反射率が高く、高い耐脆性を有する画素電極を得ることができ、より表示画面の信頼性及び画質向上をはかることができた。
【0029】
【実施例】
〔実施例1〕
以下、本発明の実施例を説明するが、この実施例に限定されないことは勿論である。
本実施例では本発明を利用して反射型LCDの画素マトリクス回路を作製する工程例を図1〜3を用いて説明する。なお、本発明は画素の平坦化に関する技術であるため、TFT構造自体は本実施例に限定されるものではない。
【0030】
まず、絶縁表面を有する基板101、本実施例ではガラス基板上に下地膜として酸化珪素膜(図示せず)を形成する。基板101の上には結晶性珪素膜でなる活性層102〜104を形成する。なお、本実施例では3つのTFTのみ記載することになるが実際には100万個以上のTFTが画素マトリクス回路内に形成される。
【0031】
本実施例では非晶質珪素膜を熱結晶化させて結晶性珪素膜を得ている。そして、その結晶性珪素膜を通常にフォトリソ工程でパターニングして活性層102〜104を得る。なお、本実施例では結晶化の際に結晶化を助長する触媒元素(ニッケル)を添加している。この技術については特開平7-130652号公報に詳細に記載されている。
【0032】
次に、ゲイト絶縁膜105として150 nmの厚さの酸化珪素膜を形成し、その上に0.2wt%のスカンジウムを含有させたアルミニウム膜(図示せず)を成膜し、パターニングによりゲイト電極の原型となる島状パターンを形成する。
【0033】
まず、上記島状パターン上にパターニングで使用したレジストマスクを残したまま、3%のシュウ酸水溶液中で陽極酸化を行う。この時、白金電極を陰極として2〜3mVの化成電流を流し、到達電圧は8Vとする。こうして、多孔質状の陽極酸化膜106〜108が形成される。
【0034】
その後、レジストマスクを除去した後に3%の酒石酸のエチレングリコール溶液をアンモニア水で中和した溶液中で陽極酸化を行う。この時、化成電流は5〜6mVとし、到達電圧は100Vとすれば良い。こうして、緻密な陽極酸化膜109〜111が形成される。
【0035】
そして、上記工程によってゲイト電極112〜114が画定する。なお、画素マトリクス回路ではゲイト電極の形成と同時に1ライン毎に各ゲイト電極を接続するゲイト線も形成されている。(図1(A))
【0036】
次に、ゲイト電極112〜114をマスクとしてゲイト絶縁膜105をエッチングする。エッチングはCF4 ガスを用いたドライエッチング法により行う。これにより115〜117で示される様な形状のゲイト絶縁膜が形成される。
【0037】
そして、この状態で一導電性を付与する不純物イオンをイオン注入法またはプラズマドーピング法により添加する。この場合、画素マトリクス回路をN型TFTで構成するならばP(リン)イオンを、P型TFTで構成するならばB(ボロン)イオンを添加すれば良い。
【0038】
なお、上記不純物イオンの添加工程は2度に分けて行う。1度目は80keV程度の高加速電圧で行い、ゲイト絶縁膜115〜117の端部(突出部)の下に不純物イオンのピークがくる様に調節する。そして、2度目は5keV程度の低加速電圧で行い、ゲイト絶縁膜115〜117の端部(突出部)の下には不純物イオンが添加されない様に調節する。
【0039】
こうしてTFTのソース領域118〜120、ドレイン領域121〜123、低濃度不純物領域(LDD領域とも呼ばれる)124〜126、チャネル形成領域127〜129が形成される。(図1(B))
【0040】
この時、ソース/ドレイン領域は 300〜500 Ω/□のシート抵抗が得られる程度に不純物イオンを添加することが好ましい。また、低濃度不純物領域はTFTの性能に合わせて最適化を行う必要がある。また、不純物イオンの添加工程が終了したら熱処理を行い、不純物イオンの活性化を行う。
【0041】
次に、層間絶縁層130として酸化珪素膜を 400nmの厚さに形成し、その上にソース電極131〜133、ドレイン電極134〜136を形成する。(図1(C))
【0042】
次に、第1の層間絶縁膜237として酸化珪素膜を 0.5〜1 μmの厚さに形成する。本実施例での第1の層間絶縁膜は、絶縁性を有する膜の積層膜であってもよく、絶縁性を有する膜または積層膜であれば特に限定されない。
なお、高密度プラズマソース等を利用して緻密な酸化珪素膜を形成すると、後のCMP研磨の際の平坦度が向上するので好ましい。また、第1の層間絶縁膜237として有機性樹脂膜を用いることも可能である。有機性樹脂膜としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アクリル等を用いることができる。
【0043】
こうして、平坦な第1の層間絶縁膜237を形成する。さらに、平坦化処理工程を行ってもよい。(図2(A))
【0044】
次に、 1wt% のチタンを添加したアルミニウム膜を 100nmの厚さに成膜し、パターニングにより画素電極238〜240を形成する。勿論、他の金属材料を用いても構わない。(図2(B))
【0045】
次に、画素電極の加熱処理を行う。電極の加熱処理温度及びその処理時間は、180℃の温度で加熱したまま1時間保持して、ヒロックやウィスカーを発生させる。
本実施例では180℃で1時間保持したが、160℃〜300℃の温度で1時間以上好ましくは1〜5時間の熱処理を施すのであれば特に限定されない。この熱処理により、十分突起物が発生する。
第1の層間絶縁膜として有機樹脂膜を用いる場合は、この熱処理の温度を樹脂膜が変質または融解する温度以下とすることはいうまでもない。
【0046】
こうして図3(A)に示す状態が得られる。図中にも示したが、前記加熱処理により、画素電極表面に突起物350が生じる。この突起物(ヒロックやウィスカー)を除去するために、後の工程でCMP研磨工程を行う。
【0047】
上記加熱処理により突起物を形成した後にCMP研磨工程を施した段階において、画素マトリクス回路を完成させた構成としてもよい。しかし、本実施例では、絶縁層を積層した後、CMP研磨工程を行い、画素電極238〜240の隙間に絶縁層を埋め込む構成とした。
【0048】
画素電極238〜240を覆って第2の層間絶縁膜341を形成する。 本実施例での第2の層間絶縁膜は、絶縁性を有する膜の積層膜であってもよく、絶縁性を有する膜または積層膜であれば特に限定されない。
また、第2の層間絶縁膜341として有機性樹脂膜を用いることも可能である。有機性樹脂膜としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アクリル等を用いることができる。
なお、本実施例の様にソース配線231〜233上に境界部が形成される様に画素電極を形成すると、ソース配線231〜233がブラックマスクとして機能するので、絶縁層341が透光性であっても構わない。
【0049】
しかしながら、より確実な遮光機能を確保するために、第2の層間絶縁膜341としては黒色顔料またはカーボンを分散させた有機性樹脂膜(PSG等の溶液塗布系酸化珪素膜でも良い)等の様に遮光性を有する層間絶縁膜を用いることが望ましい。こうすることでソース配線が細くなった場合や斜め方向からの光に対しても確実な遮光機能を果たすことができる。
【0050】
また、使用する液晶材料よりもできるだけ比誘電率の低い材料を用いることで、画素電極間における横方向電界の形成を抑制することもできる。
【0051】
こうして図3(B)に示す状態が得られる。図3(B)に示す状態が得られたら、CMP研磨工程を行い、画素電極238〜240の隙間に埋め込まれた埋め込み絶縁層342〜344を形成する。この時、画素電極238〜240の表面と埋め込み絶縁層342〜344の表面とがほぼ一致するので、優れた平坦面を得ることができる。(図3(C))このCMP研磨工程では、電極側面に生じた突起物を除去することはできないため、隣合う電極とショートが起きない程度にヒロックを発生させるように加熱処理温度を調節することが望ましい。
【0052】
画素電極はマトリクス状に配置され、その隙間(境界部)が埋め込み絶縁層342〜344で埋め込まれる。従って、埋め込み絶縁層342〜344はそれぞれ符号を付けてあるが、実際にはマトリクス状に一体化している。
【0053】
以上の様にして、画素マトリクス回路が完成する。実際には画素TFTを駆動する駆動回路等も同一基板上に同時形成される。この様な基板は通常TFT側基板またはアクティブマトリクス基板と呼ばれる。本明細書中ではアクティブマトリクス基板のことを第1の基板と呼ぶことにする。
【0054】
第1の基板が完成したら、透光性基板445に対向電極446を形成した対向基板(本明細書中ではこの基板を第2の基板と呼ぶことにする)を貼り合わせ、それらの間に液晶層447を挟持する。こうして図4に示す様な反射型LCDが完成する。
【0055】
なお、このセル組み工程は公知の方法に従って行えば良い。また、液晶層に二色性色素を分散させたり、対向基板にカラーフィルターを設けたりすることも可能である。その様な液晶層の種類、カラーフィルターの有無等はどの様なモードで液晶を駆動するかによって変化するので実施者が適宜決定すれば良い。
【0056】
〔実施例2〕
実施例1においては、画素電極形成後に、加熱処理を行っているので、画素電極側面に突起物が形成されていたが、本実施例においては、電極側面に突起物が形成されにくい構成とした。
【0057】
実施例1とは、画素電極238〜240を形成する工程まで全く同じである。
【0058】
そして、画素電極238〜240を覆って第2の層間絶縁膜241を形成する。本実施例での第2の層間絶縁膜は、絶縁性を有する膜の積層膜であってもよく、絶縁性を有する膜または積層膜であれば特に限定されない。
また、第2の層間絶縁膜241として有機性樹脂膜を用いることも可能である。有機性樹脂膜としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アクリル等を用いることができる。
なお、本実施例の様にソース配線231〜233上に境界部が形成される様に画素電極を形成すると、ソース配線231〜233がブラックマスクとして機能するので、第2の層間絶縁膜241が透光性であっても構わない。
【0059】
しかしながら、より確実な遮光機能を確保するために、第2の層間絶縁膜241としては黒色顔料またはカーボンを分散させた有機性樹脂膜(PSG等の溶液塗布系酸化珪素膜でも良い)等の様に遮光性を有する第2の層間絶縁膜を用いることが望ましい。こうすることでソース配線が細くなった場合や斜め方向からの光に対しても確実な遮光機能を果たすことができる。
【0060】
また、使用する液晶材料よりもできるだけ比誘電率の低い材料を用いることで、画素電極間における横方向電界の形成を抑制することもできる。
【0061】
こうして図5(B)に示す状態が得られる。図5(B)に示す状態が得られたら、第1のCMP研磨工程を行い、画素電極238〜240の隙間に埋め込まれた埋め込み絶縁層342〜344を形成する。この時、画素電極338〜340の表面と埋め込み絶縁層342〜344の表面とがほぼ一致するので、優れた平坦面を得ることができる。(図6(A))
【0062】
画素電極はマトリクス状に配置され、その隙間(境界部)が埋め込み絶縁層342〜344で埋め込まれる。従って、埋め込み絶縁層242〜244はそれぞれ符号を付けてあるが、実際にはマトリクス状に一体化している。
【0063】
次に、画素電極の加熱処理を行う。電極の加熱処理温度及びその処理時間は、180℃の温度で1時間保持して、ヒロックやウィスカーを発生させる。
実施例1とは異なり、埋め込み絶縁層が存在しているので、電極側面にはほとんど突起物は生じず、加熱処理温度が高くても電極間ショートは起きない。
本実施例では180℃で1時間保持したが、160℃〜300℃の温度で1時間、好ましくは1〜〜5時間の熱処理を行うのであれば特に限定されない。この熱処理により、十分突起物が発生する。
第1の層間絶縁膜として有機樹脂膜を用いる場合は、この熱処理の温度を樹脂膜が変質または融解する温度以下とすることはいうまでもない。
【0064】
こうして図6(B)に示す状態が得られる。図中にも示したが、前記加熱処理により、画素電極表面に突起物350が生じる。この突起物(ヒロックやウィスカー)を除去するために、2回目のCMP研磨工程を行う。(図6(C))
この後、平坦化膜または保護膜をさらに積層した構成としてもよい。
【0065】
以上の様にして、画素マトリクス回路が完成する。実際には画素TFTを駆動する駆動回路等も同一基板上に同時形成される。この様な基板は通常TFT側基板またはアクティブマトリクス基板と呼ばれる。本明細書中ではアクティブマトリクス基板のことを第1の基板と呼ぶことにする。
【0066】
第1の基板が完成したら、透光性基板445に対向電極446を形成した対向基板(本明細書中ではこの基板を第2の基板と呼ぶことにする)を貼り合わせ、それらの間に液晶層447を挟持する。こうして図7に示す様な反射型LCDが完成する。
【0067】
〔実施例3〕
本実施例では、アクティブマトリクス駆動を行うための半導体素子として、実施例1で示したTFTとは異なる構造のTFTを利用する場合の例について説明する。
【0068】
実施例1では代表的なトップゲイト型TFTであるコプレナー型TFTを一例として記載したが、ボトムゲイト型TFTであっても構わない。図8に示すのはボトムゲイト型TFTの代表例である逆スタガ型TFTを用いた例である。
【0069】
図8において、501はガラス基板、502、503はゲイト電極、504はゲイト絶縁膜、505、506は活性層である。活性層505、506は意図的に不純物を添加しない珪素膜で構成される。
【0070】
また、507、508はソース電極、509、510はドレイン電極であり、511、512はチャネルストッパー(またはエッチングストッパー)となる窒化珪素膜である。即ち、活性層505、506のうち、チャネルストッパー511、512の下に位置する領域が実質的にチャネル形成領域として機能する。
【0071】
以上までが逆スタガ型TFTの基本構造である。本実施例では、この様な逆スタガ型を有機性樹脂膜でなる層間絶縁膜513で覆って平坦化し、その上に画素電極514、515を形成する構成とする。また、画素電極間の隙間は埋め込み絶縁層516、517によって埋め込まれる。勿論、本発明の加熱処理を施し、突起物(ヒロックやウィスカー)を発生させる。その後、突起物を除去し、画素電極を平坦化する。
【0072】
〔実施例4〕
また、次に本発明の半導体素子として絶縁ゲイト型電界効果トランジスタ(IGFET)を形成した場合の例について説明する。なお、IGFETはMOSFETとも呼ばれ、シリコンウェハー上に形成されたトランジスタを指す。
【0073】
図9において、601はガラス基板、602、603はソース領域、604、605はドレイン領域である。ソース/ドレイン領域はイオン注入で不純物を添加し、熱拡散させることで形成できる。なお、606は素子分離用の酸化物であり、通常のLOCOS技術を用いて形成できる。
【0074】
次に、607はゲイト絶縁膜、608、609はゲイト電極、610は第1の層間絶縁膜、611、612はソース電極、613、614はドレイン電極である。その上を第2の層間絶縁膜615で平坦化し、その平坦面上に画素電極616、617を形成する。画素電極間の隙間は本発明を利用して埋め込み絶縁層618、619によって埋め込まれる。勿論、本発明の加熱処理を施し、突起物(ヒロックやウィスカー)を発生させる。その後、突起物を除去し、画素電極を平坦化する。
【0075】
なお、本実施例で示したIGFET、トップゲイト型またはボトムゲイト型TFT以外にも、薄膜ダイオード、MIM素子、バリスタ素子等を用いたアクティブマトリクスディスプレイに対しても本発明は適用できる。
【0076】
特に、反射型液晶LCDは半導体素子上を平坦化してその上に画素電極を形成することで、画素面積を最大限に活用できる利点を有する。本発明はその利点をさらに効果的に利用する上で有効な技術である。そのため、本発明を利用した反射型LCDは高い解像度と高い開口率を実現することができる。
【発明の効果】
このように、本発明によれば、画素電極を形成し、画素電極研磨後の加熱処理(セル組み工程等)における最高加熱温度で加熱処理し、故意にヒロックを発生させて、その上に層間絶縁膜を形成し、機械研磨により突起物を除去するとともに、層間絶縁膜と画素電極を平坦化することで、画素電極研磨後の加熱処理(セル組み工程等)によるヒロックの発生を防止することができる。
【0077】
加えて、本発明の他の効果として、画素電極を加熱処理してヒロックやウィスカーを形成することで、電極膜の内部応力を除去し、金属を焼き鈍した場合と同じ効果(材質を耐脆性にすること)を得ることができる。
【0078】
このように、本発明によれば、光反射率が高く、高い耐脆性を有する画素電極を得ることができ、より表示画面の信頼性及び画質向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 反射型LCDの作製工程を示す図
【図2】 反射型LCDの作製工程を示す図
【図3】 反射型LCDの作製工程を示す図
【図4】 反射型LCD装置を示す図
【図5】 実施例2における反射型LCDの作製工程を示す図
【図6】 実施例2における反射型LCDの作製工程を示す図
【図7】 実施例2における反射型LCD装置を示す図
【図8】 ボトムゲイト型TFTの作製工程を示す図
【図9】 IGFETの作製工程を示す図
【図10】 光反射率 ベーク温度依存性を示す図
【符号の説明】
101 基板
102〜104 活性層
105 ゲイト絶縁膜
106〜108 多孔質状の陽極酸化膜
109〜111 緻密な陽極酸化膜
112〜114 ゲイト電極
115〜117 ゲイト絶縁膜
118〜120 ソ ス領域
121〜123 ドレイン領域
124〜126 LDD領域
127〜129 チャネル領域
130 層間絶縁層
131〜133 ソース電極
134〜136 ドレイン電極
237 第1の層間絶縁膜
238〜240 画素電極
241 第2の層間絶縁膜
341 第2の層間絶縁膜
342〜344 埋め込み絶縁層
350 突起物(ウィスカーやヒロック)
445 透光性基板
446 対向電極
447 液晶層
501 ガラス基板
502、503 ゲイト電極
504 ゲイト絶縁膜
505、506 活性層
507、508 ソース電極
509、510 ドレイン電極
511、512 チャネルストッパー(またはエッチングストッパー)
513 層間絶縁膜
514、515 画素電極
516、517 埋め込み絶縁層
601 ガラス基板
602、603 ソース領域
604、605 ドレイン領域
606 素子分離用の酸化物
607 ゲイト絶縁膜
608、609 ゲイト電極
610 第1の層間絶縁膜
611、612 ソース電極
613、614 ドレイン電極
615 第2の層間絶縁膜
616、617 画素電極
618、619 埋め込み絶縁層
Claims (5)
- マトリクス状に形成された複数の半導体素子及び前記複数の半導体素子の各々に接続され、アルミニウムを主成分とする材料からなる複数の画素電極を有する基板と、
前記基板上に保持された液晶層とを有する半導体装置の作製方法であって、
第1の層間絶縁膜上に前記複数の画素電極を形成し、
前記複数の画素電極を加熱処理して、前記複数の画素電極の表面に突起物を形成し、
前記第1の層間絶縁膜上及び前記突起物が形成された前記複数の画素電極上に遮光性を有する第2の層間絶縁膜を形成し、
前記複数の画素電極の表面と前記第2の層間絶縁膜の表面とが同一表面をなすように、前記突起物が形成された前記複数の画素電極及び前記第2の層間絶縁膜を平坦化することを特徴とした半導体装置の作製方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の作製方法において、遮光性を有する前記第2の層間絶縁膜は、黒色顔料またはカーボンを分散させた有機性樹脂膜であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
- 請求項1に記載の半導体装置の作製方法において、遮光性を有する前記第2の層間絶縁膜は、PSGの溶液塗布系酸化珪素膜であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
- 前記加熱処理の温度が160〜300℃の範囲である請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置の作製方法。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置の作製方法において、前記平坦化は機械的な研磨により行われることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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