JP3926287B2 - 符号分割多重接続の移動通信システムでマルチキャストマルチメディア放送サービスのためのソフトハンドオーバ方法 - Google Patents
符号分割多重接続の移動通信システムでマルチキャストマルチメディア放送サービスのためのソフトハンドオーバ方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は符号分割多重接続の移動通信システムでソフトハンドオーバに関するもので、特にマルチキャストマルチメディア放送サービスにおいてソフトハンドオーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、通信産業の発達により符号分割多重接続(Code Division Multiple Access:以下、“CDMA”とする)移動通信システムで提供するサービスは音声サービスだけでなく、パケットデータ、サーキットデータなどの大容量のデータを伝送するマルチキャスティングマルチメディア通信に発展してきている。したがって、このマルチキャスティングマルチメディア通信を支援するためには一つのデータソースで多数の移動端末機(User Equipment:以下、“UE”とする)にサービスを提供する放送/マルチキャストサービス(Broadcast/Multicast Service)がある。この放送/マルチキャストサービスはメッセージを主とするサービスのセル放送サービス(Cell Broadcast Service:以下、“CBS”とする)と実時間画像及び音声、停止画像、文字などのマルチメディア形態を支援するマルチキャストマルチメディア放送サービス(Multimedia Broadcast/Multicast Service:以下、“MBMS”とする)に区分できる。
【0003】
CBSは、特定サービス地域に位置するすべてのUEに多数のメッセージを放送するサービスである。このとき、CBSを提供する前記特定サービス地域はこのCBSが提供される全体セル領域になることができる。MBMSは音声データと画像データを同時に提供するサービスで、大量の伝送資源を要求する。したがって、一つのセル内で同時に多量のサービスが展開される可能性があるという面で、このMBMSは放送チャンネルを通じてサービスされる。
【0004】
通常に、非同期方式の移動通信システムでは基地局(Node B)間の時間同期は基本的に提供されない。すなわち、各Node Bは独立的タイマーを持っているので、Node Bはそれぞれの基準時間が相違する。このタイマーの単位をBFN(Node B Frame Number)と称する。各Node Bは多数のセル(Cell)を有し、各セルはBFNから一定間隔を置いて進むタイマーを持つようになる。前記セル当たり与えられるタイマーの単位をSFN(System Frame Number)と称する。一つのSFNは10msの長さを有し、SFNは0から4095までの値を有する。一つのSFNは38400チップからなる。1チップは10ms/38400の長さを有する。
【0005】
したがって、無線網制御器(Radio Network Controller:以下、“RNC”とする)が各Node BにMBMSによるMBMSデータを送信するとき、Node B(またはセル)間に別途の同期化過程が存在しないと、Node B(またはセル)はそれぞれ相互に異なる時点でMBMSデータを送信するようになる。これは、移動端末機が新たなセル(またはNode B)に移動する場合には従来のサービスを受けることができないことを意味する。
【0006】
また、移動端末機は一つのセル領域のみに留まらず、他のセル領域に移動することは自明なことである。このとき、通常の音声サービスの場合にはソフトハンドオーバを通じて持続的なサービスが遂行されるようにする。しかし、MBMSサービスにおいてはソフトハンドオーバに対する定義がないことである。したがって、従来の特定セル領域に属して所定のNode BからMBMSの提供を受けた移動端末機が他のセル領域に移動するようになれば、持続的なMBMSデータを受けることができないし、新たに移動したセル(またはNode B)からMBMSを受けるためにはMBMSのための初期化動作を再遂行しなければならないという不便さがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、上記したような問題点を解決するための本発明における第1目的は、符号分割多重接続の移動通信システムでマルチキャストマルチメディア放送サービスを受けている移動端末機に対するソフトハンドオーバ方法を提供することにある。
【0008】
第2目的は、マルチキャストマルチメディア放送サービスを支援するセル間にソフトハンドオーバが可能なように同一の無線網制御器により管理される基地局間のデータ伝送時間を同期化させる方法を提供することにある。
第3目的は、マルチキャストマルチメディア放送サービスを支援するセル間にデータの伝送時間差を最小化する方法を提供することにある。
【0009】
第4目的は、移動端末機に備えられるバッファの容量を拡張せず、ソフトハンドオーバを遂行できるようにマルチキャストマルチメディア放送サービスを支援するセル間のデータ伝送時間差を最小化する方法を提供することにある。
第5目的は、マルチキャストマルチメディア放送サービスを支援する複数のセルからのデータを移動端末機でソフトコンバインするようにセル間のデータ伝送時間を決定する方法を提供することにある。
第6目的は、マルチキャストマルチメディア放送サービスを支援する移動端末機が相互に異なる基地局からのデータを最小の時間差で受信できるようにする方法を提供することにある。
【0010】
【課題を達成するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結された無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれぞれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局の前記セル内の複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機に伝送する方法において、前記隣接した基地局のうち第1基地局で第1システムフレームの送信スタートポイントと、前記隣接した基地局のうち第2基地局から受信された前記第1システムフレームに対応する第2システムフレームの受信スタートポイントとの間の第1差を前記第1基地局から前記無線網制御器に伝送する過程と、前記第2基地局で前記第2システムフレームの送信スタートポイントと、前記第1基地局から受信された前記第2システムフレームに対応する前記第1システムフレームの受信スタートポイントとの間の第2差を前記第2基地局から前記無線網制御器に伝送する過程と、前記第1及び第2差から前記第1及び第2システムフレームの前記送信スタート時点間の差を計算する過程と、前記差により前記放送データの前記フレームの伝送時点を前記第1基地局と前記第2基地局に知らせる過程とを含むことを特徴とする。
【0011】
また本発明は、少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結される無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれそれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局のセル内の前記複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機に伝送する方法において、前記隣接した基地局のうち第1基地局から第1システムフレームが伝送されるスタートポイントと、前記隣接基地局のうち第2基地局から第2システムフレームが伝送されるスタートポイントとの差を前記ハンドオーバ地域に位置する端末機が前記無線網制御器に伝送する過程と、0〜255の整数のうち所定の整数と、一つのシステムフレーム番号を構成する総チップ数とを乗算した後、0〜38399の整数のうちいずれか一つの整数を加算して前記第1基地局が前記放送データの前記フレームを伝送するスタートポイントを 決定するための第1オフセットとして伝送する過程と、前記スタートポイントの差と前記第1オフセットを加算して前記第2基地局が 前記第1基地局と同一の時点で前記放送データの前記フレームを伝送するように第2オフセットを伝送する過程とを含む。
【0012】
さらに本発明は、少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結された無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれぞれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局のセル内の前記複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機へ伝送する方法において、前記無線網制御器が前記隣接基地局に対応する基地局とのシステムフレーム番号間の観測時間差を報告することを要求する過程と、前記隣接基地局はそれぞれ自分が送信する第1システムフレームの送信スタートポイントと前記対応する基地局から受信された前記第1システムフレームに対応する第2システムフレームの受信スタートポイントとの間の差を前記無線網制御器に報告する過程と、前記無線網制御器が前記周辺基地局から報告される差の値により前記隣接基地局が同一の時点で前記放送データのフレームを伝送するように前記隣接基地局それぞれの伝送時点オフセットを決定し、前記決定された伝送時点オフセットを対応する前記隣接基地局に伝送する過程と、前記隣接基地局はそれぞれ前記無線網制御器から提供されるオフセットを適用する伝送時点で前記放送データのフレームを伝送する過程とから含むことを特徴とする。
【0013】
そして本発明は、少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結された無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれぞれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局のセル内の前記複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機へ伝送する方法において、前記無線網制御器が前記ハンドオーバ地域に位置する端末機に隣接基地局間のシステムフレーム番号間の観測時間差を報告するように要求する過程と、前記端末機は前記隣接基地局のそれぞれからシステムフレームを受信し、前記システムフレームが前記隣接基地局から伝送された時点によりシステムフレーム番号間観測時間差を測定して前記無線網制御器に報告する過程と、前記無線網制御器が前記端末機から報告されるシステムフレームの観測時間差により前記隣接基地局が同一の時点で前記放送データのフレームを伝送するように前記隣接基地局それぞれの伝送時点オフセットを決定し、前記決定された伝送時点オフセットを対応する前記隣接基地局に伝送する過程と、前記隣接基地局はそれぞれ前記無線網制御器から提供されるオフセットを適用する伝送時点で前記放送データのフレームを伝送する過程とを含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して説明する。
本発明では上記した技術的課題を達成するための一つの代表的実施形態について説明する。そして、その他の実施形態に対しては本発明の構成で説明に代替する。
以下、MBMSを支援する非同期方式の移動通信システムでMBMSデータを送信及び受信する通常の過程を説明する。ここで、RNCと多数のNode Bからなる非同期方式の移動通信システムでも本発明が適用可能であることはもちろんである。
【0015】
図1で別途のNode B間の同期化過程がない場合、前記Node B間の非同期化により移動端末機が前記Node BそれぞれからのMBMSデータが相互に異なる時点で受信されることを示す。すなわち図1は、RNCと2つのNode Bからなる非同期方式の移動通信システムで前記RNCからのMBMSデータが移動端末機に伝達される手続きを示すものである。図1では、一つのNode Bが一つのセルを有する場合を仮定する。
【0016】
図1を参照すれば、RNC101は網から受信するMBMSデータを第1NodeB102と第2Node B103に伝送する。このために、RNC101はMBMS データを2つのMBMSデータにコピーした後、同一の時間で第1及び第2Node B102、103に伝送すると仮定する。CFN(Connection Frame Number)が前記MBMSデータと共に伝送される。しかし、RNC101から前記時間で前記MBMSデータが伝送されても、各Node B102、103までの伝送遅延時間を考えると、前記Node B102、103はそれぞれ相互に異なる時点で前記MBMSデータを受信するようになる。第1及び第2Node B102、103はCFNを有するMBMSデータをNode Bの時間軸であるSFNのどの時点に伝送するかを決定しなければならない。CFNは0〜255間の値を有する。このSFNは0〜4095間の値を有する。したがって、特定SFNを256に割る残り値、すなわちSFNをモジュラー演算により得られる結果値(SFN mod 256)をCFNとするMBMSデータの伝送時点を前記特定SFNに決定する。例えば、SFNが3076の時点はCFNが4であるMBMSデータの伝送時点に決定される。
【0017】
図1で参照番号110はセル1の時間軸SFNを示し、SFN(N)、SFN(N+1)は時間の経過によるSFNの変化を示す。参照番号110によると、CFN(2)を有するデータはセル1によりSFN(N)で伝送される。CFN(3)を有するデータはセル1によりSFN(N+1)で伝送される。一般に、CFN(k)のデータがセル1によりSFN(N+k−2)で伝送されることがわかる。
【0018】
図1で、参照番号115はセル2の時間軸のSFNを示し、SFN(M)、SFN(M+1)は時間の経過によるSFNの変化を示す。参照番号115によれば、CFN(1)を有するデータはセル2によりSFN(M)で伝送される。CFN(2)を有するデータはセル2によりSFN(M+1)で伝送される。すなわち、CFN(k)のデータがセル2によりSFN(M+k−1)で伝送されることがわかる。
図1ではセル1とセル2はフレーム同期が遂行された状態であるが、SFNが相互に異なる例を示す。すなわち、セル1でSFNがNのとき、セル2のSFNはMの場合を示す。しかし、一般に相互に異なるセルはSFNだけでなくフレームのスタートポイントも相互に一致しない。本発明では容易な説明のために、フレームのスタートポイントが一致すると仮定する。
【0019】
セル1とセル2は同一のCFNを有するMBMSデータを相互に異なる時点で受信するようになり、それにより伝送される時点が相違する。例えば、セル1の場合にCFN(2)を有するMBMSデータをSFN(N)で伝送し、前記セル2の場合にCFN(2)を有するMBMSデータをSFN(M+1)で伝送する。
【0020】
図1で参照番号111はハンドオーバ領域のUE4がセル1から受信する信号で、参照番号112はUE4がセル2から受信するようになる信号を示す。UE4はセル1から受信する信号とセル2から受信する信号をコンバインすることにより、一層正確なMBMSデータが受信できる。このとき、このコンバインは同一のCFNを有するMBMSデータに対して遂行されるべきである。例えば、UE4はセル1からSFN(N)で伝送されるMBMSデータ(CFN(2))とセル2からSFN(M+1)で伝送されるMBMSデータ(CFN(2))をコンバインする。
【0021】
しかし、セル1とUE4との間の伝送遅延時間とセル2とUE4との間の伝送遅延時間は相互に異なることがある。図1では、セル2から受信される信号の伝送遅延時間がセル1から受信される信号の伝送遅延時間に比べて相対的に大きいことを示す。したがって、UE4はコンバインのために同一のCFNを有するMBMSデータがセル2から受信されるまでセル1から受信したMBMSデータをバッファに貯蔵しなければならない。しかし、セル1からのMBMSデータが受信される時点とセル2からのMBMSデータが受信される時点が一定範囲(例えば、256chip)以上の差があると、先に受信したMBMSデータをバッファに貯蔵して置くことが不可能である。
【0022】
このような問題を解決するためには、複数のセルからの同一のCFNを有するMBMSデータが一定範囲内でハンドオーバ領域のあるUEに受信されるようにする。
したがって、本発明では複数のセルから伝送される同一のMBMSデータが一定の時間内でUEに受信されるように複数セルの送信時点を同期化させる方法と、これを受信するUEが同じデータをコンバインさせる方法を提案する。
【0023】
まず、本発明で非同期方式の移動通信システムでMBMSを支援する場合、UEに対するソフトハンドオーバを提供するためには必ずNode B間のデータ伝送時間に対する同期が遂行されるべきである。しかし、上述したように非同期方式の移動通信システムではNode B間の時間同期は提供されていない。すなわち、非同期方式の移動通信システムではRNCとNode Bとの間、またはNode BとUEとの間のみに同期が行われる。したがって、MBMSを支援する非同期方式の移動通信システムでソフトハンドオーバを提供するためにはセル間の同期を合わせることにより、前記セル間のMBMSデータの伝送時間差を最小化しなければならない。これは、相互に異なるNode Bから同一のデータを受信するUEが受信した同一のデータをソフトコンバインできるようにする。したがって、UEがセル間を移動してもデータの損失なしにMBMSデータの提供を持続的に受けることができる。
【0024】
上述したように、一つのRNC内に存在するすべてのNode Bの伝送時点が一致するように各セル別送信データをUEが受信する時点による対応時間情報をRNCに知らせ、このRNCは前記対応時間情報を利用して該当Node Bの伝送時間を同期化させるべきである。
【0025】
本発明の実施形態によるMBMSを支援する非同期方式の移動通信システムでソフトハンドオーバが要求されるUEに対してMBMSを支援するためには、大きく下記の手続きが要求される。
(1) 基地局同期化手続き
(2) MBMSサービス中のUEのソフトハンドオーバのための測定(measurement)及びNode Bでのデータ伝送時間の同期化手続き
【0026】
以下、上記手続きについてそれぞれ具体的に説明すれば、次のようである。
1.基地局(node)同期化手続き
MBMSオフセットを決定するためにはRNCとNode Bとの間にスロットまたはフレーム単位の同期化のための基地局同期化(Node Synchronization)過程が求められる。図4は、RNCとNode Bとの時間関係と所定メッセージの伝送を通じるNode Bの同期化過程を示すものである。
【0027】
図4を参照すれば、参照番号401はRNC403の時間軸を示し、参照番号402はNode B404の時間軸を示す。RNC403の時間軸401はRNCフレーム番号(RNC Frame Number:以下、“RFN”とする)により分割される。このRFNは0〜4095のうちいずれか一つの値で、10msの時間長さを有する。Node B404の時間軸402はNode Bのフレーム番号(Node B Frame Number:以下、“BFN”とする)により分割される。このBFNはRFNと同様に0〜4095のうちの一つの値で、10msの時間長さを有する。図4で、前記RFNと前記BFNは同期がずれている。
【0028】
基地局同期化過程はRNC403がNode B404の時間軸402に対する情報を得るための手続きである。この基地局同期化過程は、次のような段階により遂行される。
RNC403は所定のNode B404に基地局同期化のための順方向基地局同期化フレーム(DL Node Synchronization Frame)405を伝送する(段階a)。Node B404はRNC403から伝送される順方向基地局同期化フレームを受信した後、これに応答する逆方向同期化フレーム(UL Node Synchronization Frame)406をRNC403に伝送する(段階b)。RNC403は逆方向同期化フレームを受信すれば、RFNとBFNとの間の時間差に対する推定値を決定することにより、Node B404の時間軸402に対する情報を得るようになる(段階c)。
【0029】
上記したように、基地局同期化過程のための各段階をより具体的に説明すれば次のようである。
段階aで、RNC403は時間軸401において順方向基地局同期化フレーム405を伝送しようとする時間値T1を順方向基地局同期化フレーム405に挿入してNode B404に伝送する。時間値T1は時間軸401上で0.250msまでの単位で測定された時間値である。例えば、図4の場合に順方向基地局同期化フレーム405を伝送しようとする時間値T1は40941.250msであることがわかる。この40941.250msは基地局同期化フレーム405をRFN4094のスタートポイントで1.250ms以後の時点に伝送することを意味する。
【0030】
段階bで、Node B404はRNC403から伝送される順方向基地局同期化フレーム405を受信して時間値T1を認識する。そして、Node B404は時間軸402上で順方向基地局同期化フレーム405が受信された時点の時間値 T2を確認する。一定時間が経過した後、Node B404は時間値T1、T2と逆方向基地局同期化フレーム406を送信しようとする時点の時間値T3を含む逆方向基地局同期化フレーム406をRNC403に伝送する。時間値T2、T3は前記時間値T1と同様に0.250msまでの単位で測定された時間値を使用する。例えば、時間値T2は1492.500で、時間値T3は1505.000と仮定する。この時間値T2はNode B404がBFN149から2.5ms後に順方向基地局同期化フレームを受信したことを示す。前記時間値T3はNode B404がBFN150から5ms以後に逆方向基地局同期化フレーム406の伝送を始めることを示す。
【0031】
段階cで、RNC403は逆方向基地局同期化フレーム406を受信し、逆方向基地局同期化フレーム406から時間値T2、T3の提供を受けるようになる。RNC403は逆方向基地局同期化フレーム406を受信することにより、受信時点の時間値T4を認識するようになる。したがって、RNC403は結果的に時間値T1、T2、T3、及びT4をすべてわかるようになる。
RNC403は時間値T1、T2、T3、及びT4を用いてRNC403とNodeB404との間の往復伝送遅延時間(round trip delay)を計算することができる。この往復伝送遅延時間は下記の式(1)により計算される。
【0032】
往復伝送遅延時間=T4−T1−(T3−T2) …(1)
式(1)からわかるように、往復伝送遅延時間は、RNC403からNode B404に順方向基地局同期化フレーム405が伝送されるのにかかる時間と、Node B404からRNC403に逆方向基地局同期化フレーム406が伝送されるのにかかる時間との和として定義される。
【0033】
RNC403は、往復伝送遅延時間により一方向伝送遅延時間(one-way delay)を計算することができる。すなわち、往復伝送遅延時間を1/2した値を一方向伝送遅延時間と仮定する。これを上記式(1)に適用すれば、下記の式(2)のようになる。
一方向伝送遅延時間=[T4−T1−(T3−T2)]/2 …(2)
【0034】
式(2)による一方向伝送遅延時間はRNC403からNode B404まで、またはNode B404からRNC403まで所定フレームが伝送されるのにかかる時間を意味する。一方向伝送遅延時間を往復伝送遅延時間の1/2と仮定するためには順方向と逆方向の実際の一方向伝送遅延時間が同一でなければならない。しかし、一般的に順方向の一方向伝送遅延時間と逆方向の一方向伝送遅延時間は異なる可能性があるので、この式(2)により計算される一方向伝送遅延時間は正確な値でなく推定値となる。
【0035】
RNC403は一方向伝送遅延時間を利用すれば、RNC403内の時間軸401のRFNとNode B404内の時間軸402のBFNとの関係がわかる。すなわち、時間値T2は時間値T1を時点として一方向伝送遅延時間が経過した後の時点での時間値となる。例えば、図4で時間値T1の40941.25から一方向伝送遅延時間が経た時間値T2は14941.250であることがわかる。このとき、時間値T4が33とすれば、一方向伝送遅延時間は51.75/2となるので、Node B404の時間軸402でT2(1492.500)はRNC403の時間軸401で、下記の式(3)のようになる。
T1(40941.250)+51.75/2=40967.125 …(3)
【0036】
式(3)により求められたRNC403の時間軸401でのT2(40967.125)はモジュラー演算により7.125である。モジュラー演算を遂行することは、前述したようにRNC403の時間軸401に示すRFNは0〜4095のうち所定値を有するためである。
したがって、Node B404の時間軸402とRNC403の時間軸401との差は、下記の式(4)により計算される。
Node B時間軸−RNC時間軸=1492.5−7.125=1485.375…(4)
【0037】
したがって、式(4)を一般化すれば、下記の式(5)のようになる。
【0038】
前述したように、RNC403の時間軸401とNode B404の時間軸402との間の差は順方向の一方向伝送遅延時間と逆方向の一方向伝送遅延時間が同一の場合に正確な値となる。しかし、一般に順方向の一方向伝送遅延時間と逆方向の一方向伝送遅延時間が同一でないので、その差は正確な値にならない。このような問題を解決するためには、順方向基地局同期化フレームと逆方向基地局同期化フレームの伝送時に優先順位を一番高く与えるようにする。順方向基地局同期化フレーム及び逆方向基地局同期化フレームの伝送遅延を最小化させることにより、純粋な伝送遅延時間のみを順方向及び逆方向の一方向伝送遅延時間と考える。したがって、この順方向の一方向伝送遅延時間と逆方向の一方向伝送遅延時間とが十分に類似した値に維持可能になる。
【0039】
このように順方向の一方向伝送遅延時間と逆方向の一方向伝送遅延時間の類似程度により、基地局同期化過程から推定されたNode B404の時間軸402とRNC403の時間軸401との時間関係が定められる。すなわち、Node B404の時間軸402とRNC403の時間軸401との時間関係がスロット単位まで正確であるか、あるいはフレーム単位まで正確であるかを決定することができる。後述する本発明では、この推定値がスロット単位まで正確な場合とフレーム単位まで正確な場合とを共に考慮する。前記基地局同期化過程は周期的あるいはデータ伝送前、またはその後にも遂行可能であることはもちろんである。
【0040】
2.MBMSサービス中であるUEのソフトハンドオーバのための測定及びNodeBでのデータ伝送時間同期化手続き
まず、一番近いスロット間またはフレーム間チップ単位の時間差を示すUEまたはNode Bからの測定誤差(SFN-SFN difference)によりMBMSオフセットを決定する場合、RNCとNode Bとの間にスロットまたはフレーム単位の同期化が既に行われたと仮定する。このRNCとNode B間のスロットまたはフレーム単位の同期化は詳細に説明した基地局同期化手続きにより仮定されうる。また、本発明では各Node Bでのセル半径が同一の場合を例とする。したがって、2つのセルと同一の位置にあるUEは2つのセルでのデータ伝送が同一の時点で行われた場合、このデータを同一時点で受信できる。後述する本発明では、発明を理解するのに必ず必要な部分だけを言及し、2つのセルの半径が同一でない場合に対しては本発明の拡張により自然に結果を得ることができるので、その詳しい説明は省略する。
【0041】
各セル間において、同一のMBMSデータを伝送する時点を同期化し、各UEは同期化されて伝送されるMBMSデータに対してソフトハンドオーバ、すなわちソフトコンバインをする過程が下記のような段階を通じて行われる。
【0042】
段階1:一つのRNC内のNode Bに対する時間情報を決定するためにSFN間観測時間差(SFN-SFN observed time difference)を測定(measurement)し、このSFN間の観測時間差をRNCに伝達する。
段階2:RNCが段階1で収集した情報(SFN間観測時間差)を利用して各NodeBの時間関係をつかみ、各Node Bに必要なMBMSオフセットを決定する。
段階3:段階2で決定されたMBMSオフセットを該当Node Bと該当UEに伝達する。
段階4:MBMSデータの伝送に先だって段階3で決定されたMBMSオフセットに合わせてNode Bが伝送されるように、既にデータを送ってRNCとNode Bとの間の時間関係を決定する(使用者同期化(User plane synchronization))。
段階5:段階4により設定された時間関係にしたがってMBMSデータを伝送する。
【0043】
本発明ではこれら各段階別に具体的実施形態と図面を参照して詳細に説明する。
各段階と共に説明したRNCとNode Bとの間にRNC内の時間とNode B内の時間との関係を把握する基地局同期化過程は、これら段階と共にMBMSデータを伝送するのに必要である。代案として、基地局同期化過程は上記各段階とは独立的に各RNCとNode Bとの間で既に遂行されることができる。
【0044】
上記段階によるMBMSソフトハンドオーバ手続きはUEによりSFN間観測時間差を測定する方法(第1実施形態)と、Node BによりSFN間観測時間差を測定する方法に分けられる。
以下、UEが2つのNode Bから同時にMBMSデータを受信することができるハンドオーバ領域に位置する場合を仮定してMBMSソフトハンドオーバ手続きを詳細に説明すれば、次のようである。
【0045】
3.実施形態
3-1.第1実施形態(UEによりSFN間観測時間差がRNCに提供される場合)
本発明の一実施形態による非同期方式の移動通信システムでソフトハンドオーバを遂行する過程を、次に上述した段階別に区分して説明する。
第1に、UEで一つのRNC内のNode Bに対する時間情報を知るためにSFN間観測時間差を測定し、これをRNCに伝達する段階1について具体的に説明する。
【0046】
このRNCがUEからSFN間観測時間差を測定するためには特定UEを選択して測定することもでき、あるいは多数のUEからの測定を受けて統計化した値をSFN間観測時間差に決定することもできる。ここで、特定UEをしてSFN間観測時間差を測定するためには特定UEを選択しなければならない。この特定UEはNode BからUEに受信される共通パイロットチャンネル(Common Pilot Channel:以下、“CPICH”とする)のSIR値により選択可能である。すなわち、複数のNode BからMBMSの提供を受けるUE、すなわちソフトハンドオーバが要求されるUEが複数のNode BのそれぞれからMBMSデータを最小の時間差として受信できるように、前記RNCが複数のNode BでMBMSデータを送信する時点に対する情報を測定可能にするものである。まず、Node Bから受信されるCPICHのSIR値によりハンドオーバ地域にあると判断されるUEを選定し、そのUEをしてSFN間観測時間差を測定するようにする。
【0047】
複数のNode Bからのデータを同時に受信する位置(Hand-over region)に置かれるUEが測定するUEによるSFN間観測時間差は、下記の式(6)のようである。
UE SFN間観測時間差=OFF×38400+Tm …(6)
ここで、前記複数のNode Bに対応する第1Node Bと第2Node BがMBMSデータをUEに伝送すると仮定する。上記式(6)において、Tmはチップオフセットを意味し、このTmは下記の式(7)のように定義する。
Tm=TRx SFN j−TRx SFN i …(7)
【0048】
この式(7)で定義したTmの単位はチップで、有効な領域としては0,1,…,38399を有する。また、TRx SFN jはj番目のセルから受信されるP-CCPCHの所定のフレームスタート時点を示し、TRx SFN iはTRx SFN j直前にUEがi番目のセルから受信したP-CCPCHのフレームスタート時点を意味する。前記j番目のセルは第1Node Bに対応し、i番目のセルは第2Node Bに対応すると仮定する。
【0049】
式(6)でOFFはフレーム単位のオフセットを意味し、次の式(8)のように定義される。
OFF=(SFNj−SFNi)mod256 …(8)
式(8)で、OFFの有効な領域は0,1,…,255である。また、SFNjはUEが上記TRx SFN jの時点にj番目のセル(第1Node B)から受信した順方向P-CCPCHのフレーム番号を示す。このSFNiはUEがTRx SFN iの時点でiばんめのセル(第2Node B)から受信した順方向P-CCPCHのフレーム番号を示す。したがって、TRx SFN jは前記SFNjに該当するフレームのスタートポイント時間を示し、TRx SFN iはSFNiに該当するフレームのスタートポイント時間を示す。SFN間観測時間差を測定するUEに対する選択などは、上述した特定UEがハンドオーバ地域に位置していることを判断するための手続きについての説明する。
【0050】
前記測定したSFN間観測時間差を前記RNCに報告するUEは前記測定を実施した各Node Bに対するCPICHの電力に対する情報を追加的に報告することができる。この電力情報はRNCによりUEがNode B間のいずれの位置にあるかを決定する過程で使用されうる。すなわち、第1Node BからのCPICHの電力レベル(power level)が第2Node BからのCPICHの電力レベルより大きな場合、RNCはUEが第2Node Bより第1Node Bに近く位置することがわかる。この例は、第1Node Bと第2Node BからのCPICHの伝送電力が同一の場合に該当する。NodeBからのCPICHの電力レベルが異なる場合にはこの異なる電力情報をRNCが既にわかっているので、UEが受信した電力で伝送した電力の情報を追加に利用してUEの位置を把握することもある。しかし、重要なことはUEの受信側CPICHの受信電力なので、CPICH受信電力が同一の場合、UEがハンドオーバ地域にあると仮定するのが望ましい。
【0051】
上記した段階1により求めたSFN観測時間差はRRCメッセージを利用してUEからRNCに伝達される。このとき、RNCに伝達されるSFN間観測時間差は各Node Bの時間軸の値(SFN)間の関係に対する情報である。
次に、段階1から求めたSFN値の関係を利用して各Node Bの時間関係を把握し、これら各Node Bに伝達するMBMSオフセットを決定する段階2に対して具体的に説明する。後述する段階2に関する説明においても2つのセルのセル半径が同一なので、2つのNode Bから同一の距離を中心としてハンドオーバ地域が定義されると仮定する。すなわち、2つのNode Bからの伝送電力が同一である。したがって、これらNode Bからの距離が同一なので、Node Bからの同じ電力で伝送するデータが同一の時間にUEに到着すると仮定する。2つのセルの半径が同一でない場合は、2つのセルからの電力などが利用されて同一のMBMSデータの伝送時間に対する決定が追加的に施行されうる。すなわち、2つのセルの半径が同一でない場合にはパワーレベルに対する情報を追加的に利用してMBMSデータの伝送時間を決定するのに利用できる。
【0052】
段階1で、特定UEからSFN間観測時間差を受信するとき、SFN間観測時間差は上記式(6)で示す値である。前記SFN間観測時間差は所定の時点に2つのNode Bの伝送時点の差に定義される。これは、下記の式(9)のようである。
【0053】
上記の式(9)による伝送時点はSFNを有するNode Bの各セルに対して送信側の時間軸を意味し、チップ単位まで考慮できる。すなわち、伝送時点は0と256×38400チップとの間の値を有する。伝送時点が0と38400チップとの間(0 ≦伝送時点<38400チップ)の場合、SFN(1)で伝送し、この伝送時点がSFN×38400チップと(SFN+1)*38400チップとの間(n×38400チップ≦伝送時点<(n+1)×38400チップの場合、SFN(n)で伝送することを意味する。
【0054】
式(9)でj番目のセルをセル1(第1Node B)と仮定し、i番目のセルをセル2(第2Node B)と仮定する。この場合、OFF(=SFNj-SFNi mod 256)はセル1とセル2のフレーム差、前記Tmは前記セル1とセル2の隣接したフレーム間の差である。
【0055】
RNCは所定のセルを選択して伝送しようとするデータを選択されたセルのSFNと同一の時点に伝送させることができる。すなわち、データの順序を示すCFNをデータの伝送時点であるSFNと同一に固定する。このとき、伝送するデータの番号CFNと前記与えられた番号のデータを伝送する時間との差であるMBMSオフセットを下記の式(10)のように決定できる。
MBMSオフセット=(伝送時点−CFN)=0 …(10)
【0056】
前記式(10)によりRNCからNode Bに伝送されるデータは該当番号のCFNと同一の値を有するSFN時点で伝送される。前記SFNは0〜4095のうちの値で、CFNは0〜255のうちの値である。したがって、SFN値が255を超えると、SFNを256に割る残りの値とし、残りがCFNのような場合はSFNがCFNと同じであると定義する。
【0057】
所定のセルに対してCFNを有するデータを上記説明した方法と同一の値を有するSFN時点で伝送する代わりに、一般的に所定のMBMSオフセット値だけの差を置いて伝送することができる。MBMSオフセット値は下記の式(11)により得られる。
MBMS offset=(伝送時点−CFN)=OFF0×38400+Chip_offset…(11)
【0058】
この式(11)で、OFF0値は0〜255間の所定値で、RNCが決定できる値で、Chip_offset値は0〜38399間(0≦Chip_offset≦38399)の値で、RNCが決定できる値である。すなわち、所定のNode Bを選択して所定のoffset値を決定することにより、データのためのCFNと前記選択されたNode Bの伝送時間との関係を優先的に設定することができる。
【0059】
本発明では説明の便宜上、任意に選択されたセルを第1Node B(セル1)と仮定する。すなわち、RNCは前記第1Node Bのセル1のSFNを考慮して該当データ番号のCFNを設定する。上記の説明のように、CFNとSFNのような値を持つように設定する。すなわち、RNCはセル1のSFN時点に同じ値を有するCFNのデータが伝送されるように決定する。
【0060】
一旦、1つのセルに対してCFNとSFNとの関係が上記例のように決定されると、セル1とハンドオーバ領域を共有するセル2に対するセル1に伝送されるデータの番号であるCFNと、セル2の時間軸であるSFNとの関係を示すMBMSオフセット値を段階1で受信したセル1とセル2のSFN間観測時間差を用いて決定可能である。
【0061】
上記例のように、セル1とセル2のSFN間観測時間差がOFF*38400+Tmと与えられ、上記の仮定のようにセル1の伝送時点(SFN)とMBMSデータの番号のCFNとの関係が“伝送時点 mod 256=CFN”と与えられると、セル2のためのMBMSオフセット値は式(12)のように決定することができる。
MBMS offset=(セル2の伝送時点−CFN)=OFF×38400+Tm
…(12)
【0062】
したがって、所定のCFN値を有するデータはセル1では伝送時点が前記CFNのような値を有するSFNで伝送され、前記セル2では式(12)のように伝送時点がCFNとOFF×38400+Tmとの和に決定される値で伝送される。その理由は、セル1とセル2との時間差がOFF×38400+Tmのような値で、段階1での測定を通じて求めることができるので、CFNのような時点に各セルから伝送されることが確認できる。
【0063】
一般に、上記例のようにセル1での伝送時点がCFNと一致せず、式(11)で示したように一定オフセットを有するとき、セル2の伝送時点は次の式(13)のように決定される。
【0064】
前記式(11)と式(13)によれば、各基地局の一つのCFNの伝送時点はセル1の場合、“セル1の伝送時点=CFN+OFF0×38400+Chip_offset”で、セル2の場合は“セル2の伝送時点=CFN+OFF×38400+Tm+OFF0×38400+Chip_offset”となる。セル1とセル2の伝送時点差が“OFF×38400+Tm”なので、すなわちセル2の“伝送時点−セル1の伝送時点=OFF×38400+Tm ”である。つまり、上記の数式によれば、同じCFNが同じ時間に伝送されることがわかる。
【0065】
結局、一つのNode B内のセルの伝送時点とCFNとの関係を前記式(10)または式(11)により決定する。既に、CFNと伝送時点との関係が与えられたとき、上記過程を省略する。一旦、一つのセルの伝送時点とCFNとの関係が決定され、セルと隣接するセルに対して段階1で受信するセル間の時間関係から得られたSFN間観測時間差を利用して、前記隣接するセルの伝送時点とCFNとの関係を決定する。前記伝送時点とCFNとの関係が決定されるセルの隣接する他のセルに対しても同じ過程を通じて伝送時点とCFNとの関係を、前記式(12)または式(13)を利用して決定する。
【0066】
上記説明で、伝送時点とCFNとの関係を本発明ではMBMSオフセットと称する。前記MBMSオフセットは各Node Bのそれぞれのセルに対してRNCがその過程を通じて決定できる。
上述した段階2で決定されたMBMSオフセット値を該当Node Bと該当UEに伝達するための段階3に対して具体的に説明する。
【0067】
RNCで決定するセル別(Node B別)MBMSオフセット値はRRCメッセージとNBAPメッセージを通じてそれぞれUEとNode Bに伝送される。ここで、RNCで決定されたMBMSオフセットは該当Node Bのみに伝送されることもでき、多数のNode Bでの伝送時間を同時に調整するために現在MBMSデータが伝送されないNode Bにも伝送されうる。すなわち、各Node BでMBMSデータの伝送時間を決定することにおいて同期化させるために、各セルで考慮すべきMBMSオフセットを多数のNode Bに予め伝送してNode Bが認識するようにする。そこで、予め隣接するNode B間のMBMSオフセットを考慮することにより、UEハンドオーバに対して、あるいはMBMSサービスのスタート時にMBMSデータの伝送時間を決定するのに利用することができる。このMBMSオフセット値を受信するNode BとUEは受信するMBMSオフセット値に合わせてデータ送信時点を決定することにより、多数のセルから伝送される同一のデータに対するソフトコンバインが可能になる。
【0068】
上記図2を例として説明すれば、UEの場合にセル1に対するMBMSオフセット(第1MBMSオフセット)とセル2に対するMBMSオフセット(第2MBMSオフセット)を受信すれば、それぞれのセルから受信した信号に対してセル1の場合“SFN(k)+第1MBMSオフセット”に受信された信号と、セル2の場合“SFN(k)+第2MBMSオフセット”に受信された信号のようなデータであることがわかる。そして、これら信号をソフトコンバインすることができる。上記の数式でSFN(k)のkは0〜4095のうちの所定値である。一方、MBMSオフセットの伝送手続きで使用されるRRCメッセージとしては、無線ベアラーセットアップメッセージが可能で、NBAPメッセージは無線リンクセットアップメッセージが可能である。ここで、MBMSオフセットをUEとNode Bに伝送するメッセージの形態は変形が可能であることはもちろんである。
【0069】
MBMSデータの伝送に先だって、段階3で決定されるMBMSオフセットに合わせてNode Bが伝送可能なようにRNCとNode Bとの時間関係を決定する段階4(ユーザプレン(User plan)同期化段階)について具体的に説明する。
ユーザプレーン同期化過程は順方向専用チャンネルのデータストリーミングに対する同期をするとか、現同期状態を維持、または復元する過程としてRNCとRNCとの間のプロトコルのlurと、RNCとNode Bとの間のプロトコルlubの伝送ベアラーに対して行われる。一般に、特定無線リンクに対するユーザプレン同期化過程は該当無線リンクに対するすべての伝送ベアラー(Transport Bearer)の同期化のために遂行される。
【0070】
実際、ユーザプレン同期化はRNCの持っている特定データフレームをNode Bの計画されたSFNの無線端に伝送しようとするとき、RNCのいずれの伝送時間、すなわちRNCが持っているタイマーRFN(Radio Frame Number)上のどの時点に該当データフレームを複写伝送しなければならないかを決定するための過程である。このような過程は、図3を用いて説明可能である。図3においての301はRNCのタイミングを示す。実際に、RNCは図3の303のようにNode Bの特定時間帯にCFN12を伝送しようとする。このような伝送が可能にするためには、ある時点に該当CFN12を伝送するかどうかを決定すべきである。したがって、302のようにRNCはCFN12のタイミング情報をDL同期化メッセージに含めてNode Bに伝送する。このNode Bは先行時区間ウィンドーのスタートポイント304(ToAWS: Time of Arrival Window Start point)とエンドポイント305(ToAWE: Time of Arrival Window End point)を制御信号により予め設定しておく。この設定された先行時区間ウィンドーはNode Bが特定メッセージを受信した後、該当メッセージに対する処理過程を経て安定した再伝送のための最適時間を保障するために設定される。該当試区間内にRNCで送信したメッセージが到着した場合、Node Bは前記302で伝送するメッセージが至る時間とToAWE305との時差306のToAを計算する。この場合には正の値を有する。この計算されたToAはUL同期化メッセージを利用してRNCに伝送する。このRNCはメッセージ内のToAを用いて適切な伝送が行われると判断し、持続的にデータの伝送を遂行する。
【0071】
RNCで伝送したメッセージがNode B側にToAWE以後に受信される場合、計算されたToAは負の値を有し、RNCではToAに基づいてCFN12の伝送を先行させて303のように伝送されるように調整する。一方、302で伝送したメッセージがToAWSより先行到着する場合にはToAは先行時区間ウィンドーのサイズより大きな値に計算され、RNCはToAを基準としてCFN12の伝送を後行させるようになる。
【0072】
3-2. 第2実施形態(Node Bにより測定される場合)
次に、本発明の他実施形態としてNode Bの測定により非同期方式の移動通信システムでソフトハンドオーバを遂行する過程を前述した段階別に区分して説明すれば、次のようである。
第1に、Node Bで一つのRNC内のNode Bに対する時間情報を知るためにSFN間観測時間差を測定し、これをRNCに伝達する段階1について具体的に説明する。
【0073】
Node Bが測定するNode B間の相対タイミング情報、すなわちNode BのSFN間観測時間差の測定値は、第1実施形態でUEがSFN間観測時間差の測定値を生成する方法と類似に式(14)のように定義する。
Node B SFN間観測時間差=TCPICHRxj−TCPICHRxi…(14)
【0074】
この式(14)でTCPICHRxiはNode BのSFN間観測時間差を測定するNode Bの時間軸上の1次(Primary)CPICHの所定のスロットのスタートポイントを示し、この式(14)で TCPICHRxjは相対Node Bのセルから受信したPrimary CPICHのスロットのスタートポイントのうちTCPICHRxiと一番近い時点の時間を示す。
【0075】
図2を例として説明すれば、参照番号206がセル1で測定したNode BのSFN間観測時間差に該当する。このとき、TCPICHRxi はセル1の時間軸208でSFN3を有するスロット1の送信スタートポイントに該当し、TCPICHRxjはセル1の時間軸209でセル2から伝送されてくるデータのうち、SFN15を有するスロット7の受信スタートポイントに該当する。前記Node BのSFN間観測時間差のまた他の定義を図2を例として説明すれば、セル2の時間軸210上で測定されたTCPICHRxjはセル2が前記セル1からの一次CPICHスロットを受信し始める時間を示す。同様に、TCPICHRxiは前記セル2の時間軸211で前記TCPICHRxjから一番近い時点でセル2により伝送される一次CPICHスロットの送信スタートの時点を示す。本発明では、2つの定義を混用して使用できる。これら定義による値は同一の値を持つようになり、図2で206と207が前記測定値に該当する。前記式(14)のように定義されたNode BのSFN間観測時間差の最小単位はチップとなり、有効な領域は−1280,…,1279,1280に定義できる。
【0076】
上記において、CPICHスロット間のNode BのSFN間観測時間差は定義したが、実際にCPICHフレーム間のNode BのSFN間観測時間差の定義も可能である。Node BのSFN間観測時間差に対する測定をフレームスタートポイント間の時間差の定義は下記の式(15)のようである。
Node B SFN間観測時間差=TCPICHRxj−TCPICHRxi…(14)
【0077】
上記式(15)でTCPICHRxiは前記Node BのSFN間観測時間差を測定するNode Bの時間軸上で一次CPICHの所定フレームのスタートポイントを示し、前記式(15)でTCPICHRxjは相対Node Bのセルから受信した一次CPICHのフレームのスタートポイントのうち、TCPICHRxiと一番近い時点の時間を示す。この式(15)のように定義されるNode BのSFN間観測時間差の最小単位はチップ単位またはチップ以下の単位が可能であり、有効な領域はチップ単位の場合−19200.0000,…,19200.0000となることができる。
【0078】
Node Bを測定する場合、各Node Bは前記異なるNode BからのCPICHの受信電力を前記測定値と共にRNCに伝送できる。CPICHの受信電力情報を伝送することは2つのセルのCPICHの伝送パワーが異なる場合、前記セルから同一の位置にあるUEを中心としてハンドオーバ地域に定義されないこともあるためである。一般に、2つのセルから受信する電力レベルが同一の地域を中心としてハンドオーバ地域を定義する。しかし、これら2つのセルからの伝送パワーが異なると、UEが2つのセルから同じ距離に位置するとしても各セルから受信されるCPICHの受信パワーが異なるようになる。一方、2つのセルからの伝送パワーが異なるとしても、前記セルからのCPICH信号がハンドオーバ地域に位置するUEで同じ電力で受信されることができる。これは、UEがハンドオーバ地域に位置するが、2つのセルから相互に異なる距離に位置することを意味する。すなわち、UEは相対的に伝送パワーが低いセルにさらに近く位置する。この場合、MBMSデータが2つのセルから同一時点に伝送されるよりは、伝送パワーが相対的に低いセルが優先的に伝送するのが必要である。したがって、Node Bは前記測定値と共に対応セルのCPICHの受信パワーをRNCに伝送することができる。
【0079】
段階1で求めた測定値は各Node Bの時間軸(SFN)値間の関係に対する情報であり、段階1で求めたSFN値の関係を利用して各Node Bに伝達するMBMSオフセットを決定する段階2について詳細に説明する。
Node Bによる測定方法において、Node BのSFN間観測時間差の定義をCPICHスロット間の時間差であるときと、CPICHフレーム間の時間差であるときに分けて説明する。また、Node BのSFN間観測時間差の定義がCPICHスロット間の時間差の場合は前述した基地局同期化手続きを通じてRNCはNode Bの伝送時間の差についてスロットの範囲まで既にわかることを仮定する。したがって、RNCはNode Bの測定を通じて前記スロットの範囲までわかる2つのNode B間の同期をより精巧にする過程を追加的に遂行することができる。
【0080】
図2は、2つのNode B内の相互に異なるセル間の時間関係とSFN間観測時間差の測定の例を示すものである。
Node Bによる測定から受信するNode BのSFN間観測時間差はそれぞれのNode BからRNCに受信される。図2のように、Node B1のセル1とNode B2のセル2が相互に隣接しており、RNCがNode B1とNode B2から前記Node BのSFN間観測時間差を受信することを例として示す。
【0081】
第1Node B202は、第2Node B203のセル2で伝送するCPICHを受信して前記SFN間観測時間差206を測定してRNC201に伝送する。この第1Node B202が伝送するSFN間観測時間差を第1SFNdiff206とする。同様に、第2Node B203は第1Node B202のセル1からのCPICHを受信したSFN間観測時間差207を測定してRNC201に伝送する。第2Node B203がRNC201に伝送したSFN間観測時間差を第2SFNdiff207とする。
【0082】
図2で、参照番号208はセル1がCPICHスロットの伝送を始める伝送時間(SFN)を、参照番号209はセル1がセル2からのCPICHスロットを受信し始める時間をそれぞれ示す。図2で、参照番号211はセル2がCPICHスロットの伝送を始める伝送時間(SFN)を示し、参照番号210はセル2がセル1からのCPICHスロットを受信し始める時間を示す。
【0083】
したがって、図2で第1Node B202が測定した第1SFNdiffは参照番号206による値として測定でき、第2Node B203が測定した第2SFNdiff dは参照番号207による値として測定可能になる。
【0084】
上記したように、RNC201はセル1とセル2との時間関係をスロット単位までわかるので、前記図2でセル1のSFN3のスロット1がセル2のSFN 15のスロット7と同期が合うことをわかると仮定する。したがって、第1NodeB202から測定されて伝送された第1SFNdiff206と、第2Node B203から測定伝送された第2SFNdiff207を利用して、より精巧な伝送時間の同期化を実施する。
【0085】
図2でセル1の伝送時間軸208とセル2の伝送時間軸211は相互に同期が合わない。すなわち、参照番号208のSFN3のスロット1と参照番号211のSFN15のスロット7は正確な同期が合わない。SFN15のスロット7が時間的にまず始まっている。すなわち、セル2がSFN15のスロット7の伝送が始まってから中間時点で、SFN3のスロット1のセル1が受信し始めることがわかる。
【0086】
Node Bが測定してRNCに伝送する第1SFNdiff206と第2SFNdiff207はセル2によりSFN15のスロット7とセル1のSFN3のスロット1の時間差を反映する。
平均1=(第1SFNdiff−第2SFNdiff)/2 …(16)
平均2=(第2SFNdiff−第1SFNdiff)/2 …(17)
【0087】
これら式(16)と式(17)を定義すれば、各Node Bに対して異なるNode Bの伝送時間の関係を平均(Average)を利用して正確に示すことができる。すなわち、セル1の場合、SFN3のスロット1に比べてセル2のSFN15のスロット7が実質的にある時点に伝送されたかの伝送スタートポイントは“SFN3のスロット1のスタートポイント+平均1”と定義されうる。すなわち、図2の場合に平均1の値が負数となるので、セル2のSFN15のスロット7はセル1のSFN3のスロット1に比べて平均1の値だけ先だって始めることがわかる。
【0088】
一方、セル2(205)においてセル2のSFN15のスロット7に比べてセル1のSFN3のスロット1の伝送スタートポイントは、“SFN15のスロット7のスタートポイント+平均2”に定義されうる。すなわち、図2で平均2の値が正数となるので、セル2のSFN15のスロット7はセル1のSFN3のスロット1に比べて平均2の値だけ以後に始めることがわかる。
【0089】
したがって、第1実施形態で説明したように一つのNode BのSFNと伝送するデータのCFNとの関係を設定した後、次のNode BのSFNとCFNとの関係を設定する過程は上記の平均値を利用する過程で説明される。
セル1のデータ伝送時点(SFN)とCFNとの関係を、下記の式(18)のように設定される。
【0090】
セル2のデータ伝送時点SFNとCFNとの関係は、上記式(18)と平均値を利用して決定できる。RNC201は参照番号208の時間軸と参照番号211の時間軸との関係でセル1のSFN3のスロット1とセル2のSFN15のスロット7がスロットレベルまでの同期が行われることがわかる。すなわち、
セル2の伝送時点−セル1の伝送時点
=SFN15のスロット7−SFN3のスロット1(3)
=スロット6+フレーム12
=6×2560+12×38400chip
であることがわかる。しかし、この同期に関する情報は誤りがある可能性がある。したがって、平均値を利用してチップ単位までの正確な同期に対する情報が得られる。これは、下記の式(19)により定められる。
【0091】
したがって、セル2のためのMBMSオフセット値、すなわちCFNとセル2の伝送時点との関係式は下記の式(20)のように得られる。
【0092】
結論的に、式(20)によれば所定のセル(この式(20)のセル1)に対して伝送時点とCFNとの関係が定められると、他の隣接するセルの伝送時点とCFNとの関係は、セル間の伝送時点の関係と所定のセル(セル1)の伝送時点とCFNとの関係を利用して決定されることがわかる。
Node BのSFN間観測時間差の定義がCPICHフレーム間の時間差であれば、前述した基地局同期化手続きを通じてRNCは各Node Bの伝送時間の差に対してフレームの範囲まで既にわかると仮定する。
【0093】
したがって、RNCはNode Bの測定を通じてフレーム範囲まで知っている2つのNode B間の同期をさらに精巧にする過程を追加的に遂行することができる。詳しい説明は、CPICHスロット間の時間差における説明に類似するので省略するが、結果的の数式は下記の式(21)のようである。
MBMS offset for セル2=(セル2の伝送時点−CFN)
=(セル2の伝送時点−セル1の伝送時点)+(セル1の伝送時点−CFN)
=(セル2の伝送時点とセル1の伝送時点のフレーム単位差)
+(第2SFNdiffFrame−第1SFNdiffFrame)/2+(OFF0×38400+Chip_offset)
【0094】
式(21)でセル2の伝送時点とセル1の伝送時点のフレーム単位差は既に説明した基地局同期化手続きを通じてRNCが知っていると過程した。式(21)で、第1SFNdiffFrameと第2SFNdiffFrameは各Node Bが測定するSFN間観測時間差で、セル内のフレームのスタートポイントと相対セルから受信したCPICHフレームのうち、前記セル内のフレームのスタートポイントと一番隣接したスタートポイントの差値を示す。式(21)で、セル1の伝送時点とCFNの差は(OFF0×38400+Chip_offset)に予め決定されていると仮定した。
【0095】
前述した第2実施形態において、段階3と段階4は第1実施形態での段階3と段階4と同一なので、その詳細な説明は省略する。すなわち、段階2で決定されたMBMSオフセット値を該当Node Bと該当UEに伝達するための段階3と、MBMSデータの伝送に先だって段階3で決定されたMBMSオフセットに合わせてNode Bが伝送できるようにRNCとNode Bとの時間関係を決定する段階4(ユーザプレン同期化段階)は既に第1実施形態で具体的に説明した。
以下、前述した手続きのそれぞれに対応してRNC、Node B、及びUEの具体的の動作を添付の図面を参照して詳細に説明すれば、次のようである。
【0096】
4.実施形態による動作
4-1.第1実施形態による動作
図5は、本発明の一実施形態によるUEからのSFN間観測時間差の測定値を利用するNode BでのMBMSデータ伝送時間の同期化方法による信号処理を示すものである。
【0097】
図5を参照すれば、段階501でRNCは測定制御RRCメッセージを利用して特定UEにCPICHに対する測定を要請する。すなわち、測定を遂行する特定UEをハンドオーバ地域に位置するUEとして選択してCPICHに対する測定を要求することにより、測定動作を遂行するようにする。ここで、上記したように特定UEを選択して測定動作をするとか、MBMSデータの伝送時にNode Bでのデータ伝送時間を決定するためにMBMSオフセットの測定が要求されるとき、多数のUEから測定して報告を受けるUEのSFN間時間差の統計を利用してMBMSオフセットを決定するのに利用することもできる。したがって、必ずしも特定UEのハンドオーバ可否の判断が要求されるのではない。ただし、特定UEへの測定を要求するためにハンドオーバ地域にあるUEを選択するために、ハンドオーバ地域にあるUEを判断するようになる。
【0098】
この測定制御RRCメッセージを受信するUEは段階502でCPICH SIR値を測定し、この測定したCPICH SIR値を測定報告RRCメッセージを通じてRNCに伝送する。前記RNCは特定UEから測定したCPICH SIR値を受信し、この測定されたCPICH SIR値により前記特定UEがハンドオーバ地域にあると判断する。もし、特定UEがハンドオーバ地域にあると判断するとき、前記RNCは段階503で特定UEのハンドオーバに連関されたNode Bのタイミング情報を得るために基地局同期化手続きを遂行することができる。ここで、基地局同期化過程はこの手続きにより遂行され、Node BでのMBMSデータの伝送時間を決定するためのMBMSオフセットの決定とは関係なく独立的に行われることができる。すなわち、基地局同期化過程がMBMSオフセットを決定するための測定過程前に遂行されることはもちろんである。RNCは前記基地局同期化手続きを通じて0.125ms程度の正確度を持って、Node Bのタイミング情報が得られる。
【0099】
前記基地局同期化手続きにおいて、RNCは自分のタイミング情報、RFN(T1)を順方向基地局同期化メッセージを通じて該当Node Bに伝送する。前記該当Node Bは前記順方向基地局同期化メッセージが到着したタイミング情報T2(BFNで表現)と逆方向基地局同期化メッセージを伝送するタイミング情報T3を含む逆方向基地局同期化メッセージを前記RNCに伝送する過程からなる。
【0100】
このRNCは段階504でハンドオーバ地域にあるUEに対して測定対象をSFN差に設定した測定制御RRCメッセージを送信する。この測定制御RRCメッセージを受信したUEはSFN間観測時間差を測定した後、段階505で測定したSFN間観測時間差を測定報告メッセージを通じてRNCに伝送する。このRNCはUEからのSFN間観測時間差と前記基地局同期化過程を通じて測定されたSFN間観測差を利用して関連Node B間のMBMSデータの伝送時間オフセット値を計算する。上記したように、データ伝送フレームが一番遅れる、すなわち伝送時間が一番遅れるセル(Node B)を基準として各セル(Node B)別にUEで測定されたSFNと前記基準セルのSFNとの差を該当セルのMBMSオフセット値に設定する。
【0101】
前記RNCは段階507で計算したMBMSオフセット値を無線リンクセットアップ要求メッセージのようなNBAPメッセージを利用して該当Node Bに伝送する。このRNCからMBMSオフセット値の伝送を受けるNode Bは受信したMBMSオフセット値によりマルチメディアデータの伝送時間の決定を準備し、段階508で無線リンクセットアップ要求メッセージに対応した無線リンクセットアップ応答メッセージを前記RNCに伝送する。
【0102】
RNCは段階509で無線ベアラーセットアップメッセージまたは無線ベアラーセットアップRRCメッセージを利用して前記決定されたMBMSオフセット値をUEに知らせる。UEはRNCからのMBMSオフセット値を正常に受信し、該当マルチキャストまたはブロードキャスト用無線ベアラーに対する設定または再設定が完了すれば、段階510で無線ベアラーセットアップ完了メッセージRNCに伝送する。上記手続きにより、Node BとUEにMBMSオフセット値によりソフトハンドオーバによる伝送時間同期がなされると、段階511でRNCとNode Bとの間には使用者段階同期化手続きを遂行する。使用者段階同期化手続きは特定データフレームに対するCFNを含むDL同期化メッセージと伝送データフレームが前記Node Bに至る時点と受信ウィンドーのエンドポイントとの差を示すTOA(Time of Arrival)、受信したデータフレームに含まれるCFNを含む逆方向同期化メッセージを利用して遂行する。このような使用者段階同期化過程は、データフレーム伝送時点を一致させるために遂行される。最後に、このRNCはNode Bからは無線リンクセットアップ応答メッセージを、UEからは無線ベアラーセットアップ完了メッセージを受信した後、前記使用者段階同期化が完了すると、MBMSマルチメディアストリームデータをマルチキャストまたはブロードキャスト用無線ベアラーを通じて伝送し始める。
【0103】
図6、図7、及び図8は上述した本発明の一実施形態によるNode B、RNC、及びUEそれぞれの制御流れを示すものである。
まず、図6を参照してNode Bの動作を説明すれば、Node Bは段階601でRNCからの無線リンクセットアップ要求メッセージに対する受信有無を判断する。このNode Bは無線リンクセットアップ要求メッセージに対する受信が行われると、段階602でRNCからDL基地局同期化メッセージを受信した後、自分のタイミング情報をUL基地局同期化メッセージを利用してRNCに知らせる基地局同期化手続きによる一連の動作を遂行する。Node Bは段階603で前記受信された無線リンクセットアップ要求メッセージからMBMSオフセット値を取り出して該当マルチメディアストリームに対するNode Bの伝送時間設定過程に適用する。Node Bはこの受信したMBMSオフセット値によりMBMSサービス用無線リンクに対する再構成過程を完了し、段階604でこれに対する情報伝達のために無線リンクセットアップメッセージを構成する。そして、このNode Bは段階605で構成した無線リンクセットアップ応答メッセージをRNCに伝送することにより、該当マルチメディアストリームに対するNode Bの伝送時間設定過程が完了したことを通報する。最後に、Node Bは段階606でRNCとNode Bとの間にフレーム同期のためにTOA及び受信CFN情報を含むUL同期化メッセージをRNCに伝送する。一方、Node Bは使用者段階同期化手続きを遂行した後、RNCから受信したMBMSデータストリームをRNCが決定したMBMSオフセット値により決定された時間に合わせて伝送する。
【0104】
次に、図7を参照してRNCの動作を説明すれば、RNCは段階701で測定制御RRCメッセージをUEに伝送する。この測定制御RRCメッセージは該当UEがCPICH SIR値を測定するように設定されたメッセージである。RNCは段階702でUEが測定したCPICH SIR値を含む測定報告RRCメッセージを受信する。このRNCは段階703で前記受信したCPICH SIR値を利用して測定報告RRCメッセージを送信したUEがハンドオーバ地域に位置していることを判断する。このRNCはUEに対するハンドオーバが要求されると、段階704に進んでハンドオーバに関連したNode Bのタイミング情報を得るためにDL基地局同期化メッセージをNode Bに送信する。そして、Node Bからタイミング情報が含まれたUL基地局同期化メッセージを受信することにより、基地局同期化手続きを遂行する。追加的に、RNCはハンドオーバを遂行するUEに対してSFN間観測時間差を測定するように段階705で測定制御メッセージを伝送する。RNCは段階706でUEが測定したSFN間観測時間差を含む測定報告メッセージを受信する。RNCは段階707で受信されたそれぞれのSFN間観測時間差と基地局同期化過程を通じて特定されたSFN間観測時間差を利用して各セル別にMBMSオフセット値を決定する。このRNCは段階708で前記計算されたMBMSオフセット値を無線リンクセットアップ要求NBAPメッセージを利用して該当Node Bに伝送する。このNode BはRNCからのMBMSオフセット値を適用してMBMSマルチメディアストリームに対する伝送時間を決定する。このMBMSデータ伝送時間が決定されると、Node B は無線リンクセットアップ応答メッセージをRNCに伝送する。このRNCは段階709でNode Bから伝送される無線リンクセットアップ応答メッセージを段階709で受信する。RNCは段階710で無線ベアラー再構成RRCメッセージを利用して該当UEにMBMSオフセット値を伝送する。このMBMSオフセット値を受信したUEはMBMSサービスに対する受信準備を遂行する。受信準備が完了すると、無線ベアラーセットアップ完了メッセージを利用してRNCに受信準備が完了したことを知らせる。RNCは段階711でUEからの該当無線ベアラーに対する設定または再設定完了メッセージとして無線ベアラーセットアップ完了メッセージを受信する。その後、RNCは段階712でNode Bとのフレーム同期のためにCFNが含まれるDL同期化メッセージをNode Bに伝送する。そして、TOA及び受信CFN情報を含むUL同期化メッセージをNode Bか受信する。RNCはこの受信されたUL同期化メッセージのTOAを通じて使用者段階の同期化が可能である。前記使用者段階同期化を遂行した後、RNCはMBMSデータストリームをMBMSオフセット値により決定された伝送時間にMBMSデータを伝送する。
【0105】
最後に、図8を参照してUEの動作を説明すれば、UEは段階801で該当RNCからの測定制御メッセージを受信する。UEは測定制御メッセージを受信すると、段階802で測定制御メッセージで設定されたことによりCPICH SIR値を測定した後、この測定したCPICH SIR値を測定報告RRCメッセージを利用して該当RNCに伝送する。もし、CPICH SIR値によりRNCはUEがハンドオーバ地域にあると判断されると、段階803でSFN間観測時間差の測定を要求する測定制御RRCメッセージをRNCから受信する。UEは前記測定制御RRCメッセージに対応してSFN間観測時間差を測定した後、段階804で測定報告RRCメッセージを利用して前記測定したSFN間観測時間差前記RNCに知らせる。前記RNCはUEからのSFN間観測時間差によりMBMSオフセット値を決定し、この決定したMBMSオフセット値を無線リンク再構成メッセージに含めてUEに伝送する。このUEは、段階805でMBMSオフセット値が含まれた無線ベアラーセットアップメッセージを受信する。RNCが伝送したMBMSオフセット値を正常に受信した場合、このUEは無線ベアラーセットアップ完了メッセージを利用して該当RNCに知らせることにより、MBMSサービスを受信するための準備過程を終了するようになる。この後、UEは受信したMBMSオフセット値を利用して前記Node Bから伝送されるデータストリームに対する受信データフレームスタート時点に対する調整を通じて受信データの損失を最小化し、ソフトコンバインを可能なようにする。
【0106】
4-2.第2実施形態による動作
本発明は基地局同期化過程を利用して計算するSFN間観測誤差とNode Bで測定したSFN間観測時間差を利用してMBMSサービスストリームに対するNodeBでの伝送時間を同期化する方法を含む。Node Bの伝送時間同期化方法は、UEが測定したSFN間観測時間差の代わりにNode Bが測定したSFN間観測時間差を利用する方法である。その概略的説明は、次のようである。
【0107】
本発明の第2実施形態において、RNCは多数のNode Bに対するタイミング情報を得るために基地局同期化過程を遂行する。この過程を通じて、RNCは0.125ms程度の正確度を持ち、Node Bのタイミング情報が得られる。その後、RNCは共通測定開始要求(COMMON MEASUREMENT INITIATION REQUEST)NBAPメッセージを利用して各Node BでSFN間観測時間差を測定して伝送するようにする。このRNCはNode Bが測定して伝送するSFN間観測時間差と基地局同期化過程を通じて計算するSFN間誤差を利用してマルチキャストグループ(Multicast group)内のすべてのNode Bに対するMBMSオフセット値を計算する。前記RNCでは受信したSFN間観測時間差の測定値を利用して各Node Bに対するチップ単位のMBMSオフセット値を求めるが、その該当方法は下記のようである。
【0108】
まず、データ伝送フレームが一番遅れる、すなわち伝送時間が一番遅れるNodeBを基準Node Bに設定する。その後、基準Node Bと各Node Bでそれぞれ測定したSFN間観測時間差の差を計算した後、この値の平均値を該当Node Bに対するMBMSオフセット値に設定する。上記のように、データ伝送時間が一番遅れるNode Bを基準として各Node B別伝送時間を遅らせる方法を選ぶ理由は、データ伝送時間を先行させる場合に発生する恐れのあるデータの損失を低減するためである。その後、RNCはフレームプロトコルを利用して各セル別に使用者段階同期化過程を遂行した後、以前段階で決定されるセル別MBMSオフセット値によりMBMSデータストリームを伝送する。
【0109】
上記のような第2実施形態は特定UEのハンドオーバに連関したNode B間の同期外に単一基地局内の放送(Multicast)領域に含まれるすべてのNode Bに対する伝送時間同期も可能にする。
図9は、本発明の他実施形態によるNode BからのSFN間観測時間差の測定値を用いるNode Bの伝送時間同期方法による信号処理を示すものである。
【0110】
図9を参照すれば、RNCは段階901でハンドオーバに連関したNode Bのタイミング情報を得るために基地局同期化手続きを遂行する。このRNCは基地局同期化手続きを通じて0.125ms程度の正確度を持って該当Node Bのタイミング情報が得られる。この基地局同期化手続きはRNCが自分のタイミング情報、RFN(T1)をDL基地局同期化メッセージに乗せて該当Node Bに伝送する。このNode BはDL基地局同期化メッセージが到着するタイミング情報T2(BFNで表現)とUL同期化メッセージを伝送するタイミング情報T3を含むUL基地局同期化メッセージを前記RNCに伝送する過程からなる。RNCは基地局同期化手続きが完了すれば、段階902に進んで共通測定開始要求NBAPメッセージを利用してすべてのNode BにSFN間観測時間差を測定するようにする。このすべてのNode BはRNCからの共通測定開始要求NBAPメッセージを受信すると、SFN間観測時間差を測定する。一方、このすべてのNode BはSFN間観測時間差の測定が完了すれば、測定されたSFN間観測時間差をRNCに伝送する。
【0111】
RNCは段階903ですべてのNode Bにより測定されたSFN間観測時間差を含む共通測定開始応答メッセージを受信する。このRNCは共通測定開始応答メッセージを受信すれば、各Node B別MBMSオフセット値を計算する。すなわち、RNCは段階904で基地局同期化過程を通じて計算したSFN間観測時間差とNode Bが測定して伝送したSFN間観測時間差を利用して各Node B別伝送時間のMBMSオフセット値を計算する。
【0112】
RNCは段階905で前記計算されたMBMSオフセット値を無線リンクセットアップ要求メッセージのようなNBAPメッセージを利用して該当Node Bに伝送する。ここで、上述したように多数のNode B間のMBMSオフセット値に対する情報を多数セルにすべて伝送することもできる。これは、MBMSデータが伝送されないセルであっても、この後MBMSデータが伝送されるときにMBMSオフセット値を参照してMBMSデータの伝送時間を決定することができるので、多数セルにMBMSオフセットを予め決定して伝送することもできる。ここで、RNCがMBMSオフセットをNode BまたはUEに伝送するための方法は実施形態に示すNBAPメッセージ及びRRCメッセージ外にも多様な変形が可能であることはもちろんである。また、MBMSオフセットを伝送することにおいて、順次にNode BとUEに伝送することもでき、同時にNode BとUEにMBMSオフセット値を伝送することもできる。
【0113】
RNCからMBMSオフセット値を受信した後、Node Bは受信したMBMSオフセット値によりマルチメディアデータの伝送時間を決定する。このNode BはMBMSデータ伝送時間が決定されると、段階906で無線リンクセットアップ応答メッセージをRNCに伝送する。一方、RNCは段階907で無線ベアラーセットアップメッセージまたは無線ベアラーセットアップRRCメッセージを利用して前記決定した伝送時間MBMSオフセット値を前記UEに知らせる。UEはMBMSオフセット値を正常に受信し、該当マルチキャストまたはブロードキャスト用無線ベアラーに対する伝送時間の設定または再設定を遂行する。この伝送時間の設定または再設定が完了すれば、UEは段階908で無線ベアラーセットアップ完了メッセージをRNCに伝送する。RNCは段階909でNode Bとのユーザプレーン同期化手続きを遂行する。このユーザプレーン同期化手続きでは、RNCとNode Bとの間で特定データフレームに対するCFNを含むDL同期化メッセージと伝送データフレームがNode Bに至る時点と受信ウィンドーのエンドポイント(TOAWE)との差を示すTOA、受信したデータフレームに含まれるCFNを含むUL同期化メッセージを利用するようになる。このようなユーザプレーン同期化手続きはデータフレーム伝送時点を一致させるために遂行される。最後に、RNCはNode Bから無線リンクセットアップ応答メッセージを、UEからは無線ベアラーセットアップ完了メッセージを受信した後、MBMSマルチメディアストリームをマルチキャスト用またはブロードキャスト用無線ベアラーを利用して伝送し始める。
【0114】
図10、図11、及び図12は、前述した本発明の一実施形態によるNode B、RNC、及びUEそれぞれの制御の流れを示すものである。
まず、図10を参照してNode Bの動作を説明すれば、Node Bは段階1001でRNCとの基地局同期化手続きを遂行する。この基地局同期化手続きが完了すれば、前記Node Bは段階1002に進行してRNCからの共通測定開始要求メッセージを受信する。この受信した共通測定開始要求メッセージはNode B間のSFN間観測時間差を測定するように設定されたメッセージである。Node Bは隣接Node B間のSFN間観測時間差を測定し、段階1003で前記測定されたSFN間観測時間差を共通測定開始応答メッセージに含ませてRNCに伝送する。一方、Node Bは段階1004で無線リンクセットアップ要求メッセージがRNCから受信されるかどうかを検査する。この段階1004で、無線リンクセットアップ要求メッセージの受信が検査されると、Node Bは段階1005で前記受信された無線リンクセットアップ要求メッセージから前記RNCが決定するMBMSオフセット値を取り出した後、該当マルチメディアストリームに対するNode Bの伝送時間決定手続きに適用する。そして、Node Bは段階1006で無線リンクセットアップ応答メッセージを構成した後、段階1007でRNCに伝送して該当マルチメディアストリームに対するNode Bの伝送時間決定過程が完了したことを通報する。
【0115】
次に、図11を参照してRNCの動作を説明すれば、段階1101でRNCは所定Node Bとの基地局同期化手続きを遂行する。段階1102で、共通測定開始要求NBAPメッセージをNode Bに伝送する。この伝送されるNBAPメッセージは該当メッセージを受信するNode Bが隣接Node B間のSFN間観測時間差を測定するように設定されたメッセージである。この共通測定開始要求NBAPメッセージを受信した後、Node BはSFN間観測時間差を測定し、この測定されたSFN間観測時間差を共通測定開始応答メッセージとして送信する。これに対応してRNCは段階1103でNode Bが測定したSFN間観測時間差を共通測定開始応答メッセージを通じて受信する。このRNCは受信したSFN間観測時間差の測定値を利用して段階1104でMBMSオフセット値を決定する。RNCはこの決定したMBMSオフセット値を段階1105で無線リンクセットアップ要求メッセージなどのNBAPメッセージを利用してNode Bに伝送する。このNode Bは伝送されたMBMSオフセット値にしたがってマルチメディア無線ベアラーに対する設定または再設定を遂行する。この設定及び再設定が完了すれば、Node Bは無線リンクセットアップ応答メッセージをRNCに伝送するようになるが、RNCは該当メッセージを段階1106で受信する。前記RNCは1107で無線ベアラーセットアップRRCメッセージを通じてUEにMBMSオフセット値を伝送し、段階1108でMBMSサービスのための該当無線ベアラーに対する設定または再設定完了メッセージを受信する。
【0116】
最後に、図12を参照してUEの動作を説明すれば、UEは段階1201でRNCにより決定されたMBMSオフセット値を無線リンク再構成メッセージを通じて受信する。このUEは受信されたMBMSオフセット値により無線ベアラーを設定または再設定した後、段階1202で無線ベアラーセットアップ完了メッセージを利用して該当無線ベアラーに対する設定または再設定が完了したことを該当RNCに知らせることにより、MBMSサービス受信のための準備過程を終了することになる。
【0117】
4-3. 第1実施形態においての他の具現例
本発明でUEによるSFN間観測時間差を利用するNode BのMBMSデータ伝送時間同期方法はハンドオーバ領域に位置するUEが各Node Bから伝送されたCPICHからSFNを受信してチップ単位で計算したSFN間観測時間差を利用する。一方、ハンドオーバ領域に入るUEに対する識別は別途のCPICH SIR値を測定するように設定された観測調節RRCメッセージを利用して一定値以上[参照:3GPP specification TS25.101 chap 8.7.1, 8.7.2]のCPICH SIR値を有する2つ以上の無線リンクが存在する場合に規定できる。RNCはハンドオーバ領域内のUEに対してSFN差に設定した観測調節RRCメッセージを送信して関連セル間のSFN間観測時間差の測定値を観測報告RRCメッセージを通じて受信する。RNCは受信されたUE測定値を利用してセル別MBMSオフセット値を上述した数式に基づいて決定する。そして、決定されたSFN補正値をRRCメッセージを利用して該当UEに伝送する。その後、RNCはフレームプロトコルを利用して各セル別にユーザプレーン同期化過程を遂行した後、以前段階で決定されたセル別SFN補正値によりMBMSデータストリームを伝送する。前記UE SFN間観測時間差を測定するUEは前記説明したようにNode Bにより前記CPICH観測報告に基づいて決定する方法を利用することができる。この決定されたUEは上述したように一つ以上となることもできる。この決定されたUEから受信された前記UE SFN間観測時間差は統計的に計算されて、基地局送信時間同期化に使用されるUE SFN間観測時間差を決定するのに使用することができる。また、多数のUEから受信されたSFN間観測時間差を統計的に計算してMBMSオフセットを決定するときにも、このように決定されたMBMSオフセットを多数セルに対して計算し、その値をそれぞれ多数のセルに伝送することもできる。
【0118】
例に挙げて説明すれば、前記決定されたUEの個数がN個のとき、それぞれのUEから受信されたUE SFN間観測時間差をそれぞれUE SFN間観測時間差iと定義する。このi値は1からNまでの値を有し、UE SFN間観測時間差iの値はi番目のUEからの受信された測定値と仮定する。この場合、統計的に決定されるUE SFN間観測時間差の値は、下記の式(22)のように決定することができる。
【0119】
また、他の方法は2つのセル間に専用チャンネルを利用してハンドオーバを実施するUEから伝送されるUE SFN間観測時間差に対する情報をRNCが統計的に貯蔵してMBMSデータを伝送しようとするとき、追加的なUEからの測定手続きなしにRNC内の統計値を利用する方法が使用可能である。
一つのUEがセル1とセル2との間でハンドオーバを実施するとき、伝送するUE SFN間観測時間差に対する情報を継続して貯蔵する方法である。具体的な例を挙げて説明すれば、一つのUEがセル1とセル2との間をハンドオーバする場合、UE SFN間観測時間差またはUE CFN-SFN間観測時間差を測定してRNCに伝送する。前記UE CFN-SFN間観測時間差は現在無線リンクが設定されたセル(例えば、セル1)で伝送されるデータのCFNと無線リンクに追加されるセル2のSFNとの差を示す値で、セル1でのCFNとSFNとの差を利用すれば、前記セル1のSFNとセル2のSFNとの差が得られる。したがって、UE CFN-SFN間観測時間差は前記UE SFN間観測時間差の情報として解析されうる。一旦、一つのUEから前記UE SFN間観測時間差の情報を受信したRNCは既存のUE SFN間観測時間差の情報を、下記の式(23)に変更できる。
【0120】
上記式(23)でtの値は0と1との間の値で、RNCが決定できる値である。UE SFN間観測時間差(new)は受信されたUEのSFN間観測時間差を示し、前記UE SFN間観測時間差(統計1)は従来に貯蔵されているUE SFN間観測時間差を示す。つまり、UE SFN間観測時間差(統計0)が得られ、このUE SFN間観測時間差(統計0)をNode BはUE SFN間観測時間差として貯蔵する。この貯蔵されたUE SFN間観測時間差がMBMSサービスを始めようとするとき、基地局同期化過程で使用されるUE SFN間観測時間差の値として利用されることができる。
【0121】
5.基地局送信機
図13は、本発明による基地局送信機の構造を示すものである。
同図を参照すれば、基地局はMBMSデータパケット受信機1301でRNCからMBMSデータパケットを受信する。MBMSデータパケットのCFN=kのとき、MBMSデータパケットの伝送が始められるP-CCPCHフレームのSFN=k+OFFで、MBMSフレームのスタート時間とP-CCPCHフレームのスタート時間との遅延時間はTmチップでなければならない。ここで、OFFとTmはフレーム遅延及びチップ遅延計算機1303でMBMSオフセット情報を利用して下記の式(24)、式(25)のように計算される
【数1】
式(24)で
【数2】
はxより小さい、あるいは同じ最大整数を意味する。
【0122】
前記フレーム遅延及びチップ遅延計算機1303はフレーム単位遅延器1305にMBMSデータパケットのフレーム遅延時間を印加し、チップ単位遅延器1329にチップ単位遅延時間を印加する。このフレーム単位遅延器1305に印加されるフレーム単位遅延時間はSFN=k+OFFでMBMSフレームの伝送が始まるように設定され、このチップ単位遅延器1329に印加されるチップ単位遅延時間はSFN=k+OFFのP-CCPCHのスタートポイントでTmチップ時間以後にMBMSフレームの伝送が始められるように設定される。
【0123】
RNCで受信されるMBMSデータパケットは前記フレーム単位遅延器1305により上記したように計算されたフレーム単位遅延時間以後にチャンネル符号器1307に印加される。チャンネル符号器1307の出力はレートマッチング部1309、インタリーバ1311を経た後、複素シンボル(complex symbol)ストリームの生成のために直並列コンバータ1315によりIビットストリームとQビットストリームに分けられる。このI、Qビットストリーム信号は拡散器1317でチップレートのOVSFコードのCOVSFと乗算されてチップレートの信号に拡散される。この拡散器1317の出力のうちQストリーム信号は乗算器1321でjと乗算されて虚数に変換された後、加算器1319でIストリーム信号と加算されてチップレートの複素信号が出力される。加算器1319から出力されたチップレートの複素信号はチップ単位遅延器1329によりP-CCPCHを基準として上記したように計算されるチップ単位遅延時間以後にスクランブラ1331に印加されてスクランブリングコードCSCRAMBLEと乗算される。スクランブラ1331の出力は乗算器1333によりチャンネル利得と乗算され、変調器1335により変調された後、RF部1337によりRF信号に変換されてアンテナ1339により伝送される。
【0124】
ユーザプレン同期化手続きで、MBMSデータパケット受信器1301に受信されたDL同期化メッセージの受信時点Tarrival値と図13のToA計算機1323に伝送される。また、DL同期化メッセージに含まれたCFNは図13のLTOA_MBMS決定器1327に伝送される。LTOA_MBMS決定器1327は前記受信されたCFN値とNBAPメッセージなどを通じてRNCから既に受信されたMBMS offsetを利用して前記受信されたCFNに該当するSFNに対してLTOA_MBMS値を決定する。このLTOA_MBMS値はMBMS_offsetに対してCFN+MBMS_offset時点に前記データを伝送するために到着すべき最大時間を意味する。LTOA_MBMS値は前記データのTTI、すなわち伝送基本単位により異なる値に決定され、このTTIは10ms、20ms、40ms、80msのうちいずれか一つである。すなわち、TTIが大きいほどLTOA_MBMS値は大きな値に決定されなければならない。LTOA_MBMS値は受信されたCFN値を有するデータが該当SFN(CFN+MBMS offset)に伝送されるようにするために予め到着すべき時間間隔を示すので、前記TTIが大きな場合には予め到着しなければインタリーバ1311を経て所望する時間に伝送されない。このインタリーバ1311はTTI単位でデータをインタリーバするので、TTIが10ms以上の場合、例えばTTIが20msの場合にLTOA_MBMS値はデータが該当CFNが伝送されるSFN(すなわち、CFN+MBMS offset)以前にインタリーバ1311での遅延を考慮して10msより大きな値に決定されなければならない。LTOA_MBMS決定器で決定されたLTOA_MBMS値は図13のToA計算機1323に伝送される。ToA計算機1323は、前記受信したTarrival値とLTOA_MBMS値、そして予めNBAPメッセージなどを通じて受信された情報のToAWE値を利用してToA値を決定する。このToAの決定は、下記の式(26)により行われる。
【0125】
ToA=LTOA_MBMS−ToAWE−Tarrival…(26)
前記決定されたToA値は図13のToA送信器1325に伝達されてRNCにUL同期化メッセージを通じて伝送される。
【0126】
【発明の効果】
上述したように本発明は、MBMSを支援する非同期方式の移動通信システムで移動端末機が複数の基地局からのデータを受信可能な地域に移動するとき、この移動端末機にソフトハンドオーバを提供する。それにより、本発明はMBMS使用者が既存のセルから新たなセルに移動しても安定したMBMSが提供されるので、使用者の便宜を増大させる効果がある。また、移動端末機がハンドオーバ地域に位置する場合、複数の基地局から受信されるデータをソフトコンバインするように基地局の送信電力を低くすることにより、一層効率的な電力使用が遂行される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線網制御器と基地局からなる通常の非同期方式の移動通信システムで無線網制御器からのデータが移動端末機に伝達される手続きを示す図である。
【図2】無線網制御器と基地局からなる通常の非同期方式の移動通信システムで無線網制御器からのデータが移動端末機に伝達される手続きの他の例を示す図である。
【図3】 本発明の実施形態による無線網制御器と基地局との間のユーザプレン同期化によるタイミング関係を示す図である。
【図4】 本発明の実施形態による無線網制御器と基地局の基地局同期化による時間関係とメッセージ伝送を通じる基地局同期化手続きを示す図である。
【図5】 本発明の一実施形態による非同期方式の符号分割多重接続移動通信システムで基地局の伝送時間同期のための信号処理流れを示す図である。
【図6】 図5に示した信号処理による基地局における制御流れを示す図である。
【図7】 図5に示した信号処理による無線網制御器での制御流れを示す図である。
【図8】 図5に示した信号処理による移動端末機での制御流れを示す図である。
【図9】 本発明の他実施形態による非同期方式の符号分割多重接続移動通信システムで基地局の伝送時間同期のための信号処理流れを示す図である。
【図10】 図9に示した信号処理による基地局での制御流れを示す図である。
【図11】 図9に示した信号処理による無線網制御器での制御流れを示す図である。
【図12】 図9に示した信号処理による移動端末機での制御流れを示す図である。
【図13】 本発明の実施形態による非同期方式の符号分割多重接続移動通信システムの基地局送信機の構成を示す図である。
【符号の説明】
1301…MBMSデータパケット受信機
1303…フレーム遅延及びチップ遅延計算機
1305…フレーム単位遅延器
1307…チャンネル符号器
1309…レートマッチング部
1311…インタリーバ
1315…直並列コンバータ
1317…拡散器
1319…加算器
1321,1333…乗算器
1323…ToA計算機
1325…ToA送信器
1327…LTOA_MBMS決定器
1329…チップ単位遅延器
1331…スクランブラ
1335…変調器
1337…RF部
1339…アンテナ
Claims (28)
- 少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結された無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれぞれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局の前記セル内の複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機に伝送する方法において、
前記隣接した基地局のうち第1基地局における第1システムフレームの送信スタートポイントと、前記隣接した基地局のうち第2基地局から受信された前記第1システムフレームに対応する第2システムフレームの受信スタートポイントとの間の第1差を、前記第1基地局から前記無線網制御器に対して伝送する過程と、
前記第2基地局における前記第2システムフレームの送信スタートポイントと、前記第1基地局から受信された前記第2システムフレームに対応する前記第1システムフレームの受信スタートポイントとの間の第2差を、前記第2基地局から前記無線網制御器に対して伝送する過程と、
前記無線網制御器が、前記第1及び第2差から前記第1及び第2システムフレームの前記送信スタート時点間の差を計算する過程と、
前記無線網制御器が、前記差により前記放送データの前記フレームの伝送時点を前記第1基地局と前記第2基地局に知らせる過程と、
前記第1基地局と前記第2基地局が、それぞれ前記無線網制御器から提供される伝送時点で、前記放送データのフレームを伝送する過程と
を含むことを特徴とする方法。 - 前記第1システムフレームは前記第1基地局から共通パイロットチャンネルを通じて伝送されるフレームであることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第2システムフレームは前記第2基地局から共通パイロットチャンネルを通じて伝送されるフレームであることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第1システムフレームの送信スタートポイントは前記第1基地局で前記第1システムフレームの伝送を始める時点での前記第1基地局のシステムフレーム番号であることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第2システムフレームの受信スタートポイントは前記第1基地局で前記第2システムフレームの受信を始める時点での前記第1基地局のシステムフレーム番号であることを特徴とする請求項4記載の方法。
- 前記第2システムの送信スタートポイントは前記第2基地局で前記第2システムフレームの伝送を始める時点での前記第2基地局のシステムフレーム番号であることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第1システムフレームの受信スタートポイントは前記第2基地局で前記第1システムフレームの受信を始める時点での前記第2基地局のシステムフレーム番号であることを特徴とする請求項6記載の方法。
- 前記第1及び第2システムフレームの送信スタートポイント間の差は前記第1差と前記第2差との差を2で割ることにより計算されることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第2及び第1基地局の送信スタートポイント間のフレーム単位差、前記第1及び第2システムフレームの送信スタートポイントとの差、及び前記第1基地局の伝送時点の連結フレーム番号を加算することにより前記第2基地局から前記放送データの前記フレームを伝送する時点を指定するオフセットを計算することを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第2システムフレームの受信スタートポイントは、前記第2基地局から受信される第2システムフレームの受信スタートポイントのうち、前記第1システムフレームの送信スタートポイントに一番隣接した受信スタートポイントであることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第1システムフレームの受信スタートポイントは、前記第1基地局から受信される第1システムフレームの受信スタートポイントのうち、前記第2システムフレームの送信スタートポイントに一番隣接した受信スタートポイントであることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結される無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれそれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局のセル内の前記複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機に伝送する方法において、
前記隣接した基地局のうち第1基地局から第1システムフレームが伝送されるスタートポイントと、前記隣接基地局のうち第2基地局から第2システムフレームが伝送されるスタートポイントとの差を、前記ハンドオーバ地域に位置する端末機が測定し、前記無線網制御器に対して伝送する過程と、
前記無線網制御器が、0〜255の整数のうち所定の整数と、一つのシステムフレーム番号を構成する総チップ数とを乗算した後、0〜38399の整数のうちいずれか一つの整数を加算して、前記第1基地局が前記放送データの前記フレームを伝送するスタートポイントを決定するための第1オフセットとして、前記第1基地局に対して伝送する過程と、
前記無線網制御器が、前記スタートポイントの差と前記第1オフセットを加算して、前記第2基地局が前記第1基地局と同一の時点で前記放送データの前記フレームを伝送するための第2オフセットとして、前記第2基地局に対して伝送する過程と、
前記第1基地局と前記第2基地局が、それぞれ前記無線網制御器から提供される前記第1オフセット及び前記第2オフセットに基づいて、前記放送データのフレームを伝送する過程と
を含むことを特徴とする方法。 - 前記スタートポイントの差は、有効な領域内での前記隣接した基地局のうち第1基地局からの第1システムフレームのシステムフレーム番号と、前記隣接した基地局のうち第2基地局からの第2システムフレームのシステムフレーム番号との差を一つのシステムフレーム番号を構成する総チップ数と乗算した後、前記第1システムフレームの受信スタートポイントと前記第1システムフレームの受信スタートポイントに一番隣接した前記第2システムフレームの受信スタートポイントとの間の差を加算することにより計算されることを特徴とする請求項12記載の方法。
- 前記端末機は前記第1及び第2システムフレームの受信電力情報を前記無線網制御器へ伝送することを特徴とする請求項12記載の方法。
- 前記第1システムフレームは前記第1基地局から共通パイロットチャンネルを通じて伝送されるフレームであることを特徴とする請求項12記載の方法。
- 前記第2システムフレームは前記第2基地局から共通パイロットチャンネルを通じて伝送されるフレームであることを特徴とする請求項12記載の方法。
- 前記第1システムフレームが伝送されるスタートポイントは、前記第1基地局で前記第1システムフレームの伝送を始める時点でのシステムフレーム番号であることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記第2システムフレームが伝送されるスタートポイントは、前記第2基地局で前記第2システムフレームの伝送を始める時点でのシステムフレーム番号であることを特徴とする請求項17記載の方法。
- 前記第2基地局からの第2システムフレームのうち前記第1システムフレームに一番隣接して受信される第2システムフレームが前記第2基地局から伝送された時点により前記スタートポイントの差を計算することを特徴とする請求項12記載の方法。
- 少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結された無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれぞれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局のセル内の前記複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機へ伝送する方法において、
前記無線網制御器が、前記隣接基地局に対応する基地局とのシステムフレーム番号間の観測時間差を報告することを、前記隣接基地局に対して要求する過程と、
前記隣接基地局が、それぞれ自分が送信する第1システムフレームの送信スタートポイントと、前記対応する基地局から受信された前記第1システムフレームに対応する第2システムフレームの受信スタートポイントとの間の差を、前記無線網制御器に対して報告する過程と、
前記無線網制御器が、前記周辺基地局から報告される差の値により前記隣接基地局が同一の時点で前記放送データのフレームを伝送するように、前記隣接基地局それぞれの伝送時点オフセットを決定し、前記決定された伝送時点オフセットを、対応する前記隣接基地局に対して伝送する過程と、
前記隣接基地局が、それぞれ前記無線網制御器から提供されるオフセットを適用する伝送時点で、前記放送データのフレームを伝送する過程と
を含むことを特徴とする方法。 - 前記無線網制御器は前記決定した伝送時点オフセットを前記ハンドオーバ地域に位置する端末機に伝送することを特徴とする請求項20記載の方法。
- 前記第1及び前記第2システムフレームは前記第1及び第2基地局から共通パイロットチャンネルを通じて伝送されるフレームであることを特徴とする請求項20記載の方法。
- 前記第1システムフレームの送/受信スタートポイントと前記第2システムフレームの送/受信スタートポイントはシステムフレーム番号により定められることを特徴とする請求項20記載の方法。
- 前記第2システムフレームの受信スタートポイントは前記第2基地局から受信される第2システムフレームの受信スタートポイントのうち前記第1システムフレームの送信スタートポイントに一番隣接した受信スタートポイントであることを特徴とする請求項20記載の方法。
- 少なくとも2つの隣接した基地局と、前記基地局と連結された無線網制御器を有し、前記各基地局により占有されるセル内にそれぞれ複数の端末機を有し、前記基地局は非同期方式でデータを伝送し、前記基地局のセル内の前記複数の端末機に共通の放送データを伝送する符号分割多重接続の移動通信システムで、前記複数の端末機のうちいずれか一つの端末機が前記隣接した基地局間のハンドオーバ領域に移動するとき、前記隣接した基地局から前記放送データを前記端末機へ伝送する方法において、
前記無線網制御器が、前記ハンドオーバ地域に位置する端末機に隣接基地局間のシステムフレーム番号間の観測時間差を報告するように、前記移動機に対して要求する過程と、
前記端末機が、前記隣接基地局のそれぞれからシステムフレームを受信し、前記システムフレームが前記隣接基地局から伝送された時点によりシステムフレーム番号間観測時間差を測定して、前記無線網制御器に対して報告する過程と、
前記無線網制御器が、前記端末機から報告されるシステムフレームの観測時間差により、前記隣接基地局が同一の時点で前記放送データのフレームを伝送するように、前記隣接基地局それぞれの伝送時点オフセットを決定し、前記決定された伝送時点オフセットを、対応する前記隣接基地局に対して伝送する過程と、
前記隣接基地局が、それぞれ前記無線網制御器から提供されるオフセットを適用する伝送時点で、前記放送データのフレームを伝送する過程と
を含むことを特徴とする方法。 - 前記無線網制御器は前記決定した伝送時点オフセットを前記ハンドオーバ地域に位置する端末機に伝送することを特徴とする請求項25記載の方法。
- 前記システムフレーム番号間の観測時間差は、有効な領域内での前記隣接した基地局のうち第1基地局からの第1システムフレームのシステムフレーム番号と前記隣接した基地局のうち第2基地局からの第2システムフレームのシステムフレーム番号との間の差を一つのシステムフレーム番号を構成する総チップ数と乗算した後、前記第1システムフレームの受信スタートポイントと前記第1システムフレームの受信スタートポイントに隣接した前記第2システムフレームの受信スタートポイントとの差を加算することにより計算されることを特徴とする請求項25記載の方法。
- 前記伝送時点オフセットを決定する過程は、0〜255の整数のうち所定の整数と一つのシステムフレーム番号を構成する総チップ数を乗算した後、0〜38399の整数のうちいずれか一つの整数を加算して前記第1基地局に対する第1伝送時点オフセットを決定する段階と、前記システムフレーム番号間の観測時間差と前記第1基地局に対する伝送時点オフセットを加算して前記第2基地局に対する伝送時点オフセットを決定する段階とを含むことを特徴とする請求項27記載の方法。
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