JP2006101308A - 無線基地局装置及びパスサーチ方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】 前進距離やセル半径に応じた遅延期間をデータ受信タイミングから除外して不要なデータ受信や処理を削減する。
【構成】 受信タイミング決定部12は無線基地局装置11と前進基地局51間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機71から送信されるデータの受信タイミングを決定する。データ受信部13はこの受信タイミングで受信動作を行って移動機からのデータを受信し、遅延プロファイル作成部14は該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成し、パス検出部15は該遅延プロファイルに基づいて移動機71からのパスを検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は無線基地局装置及びパスサーチ方法に係わり、特に前進基地局を介して移動機との間で通信を行なうと共に、移動機から前進基地局までのマルチパスを検出し、各パスより受信した信号を合成して処理する無線基地局装置及びパスサーチ方法に関する。
移動通信では、移動体の速度および搬送波の周波数によって決まる最大周波数をもった、ランダムな振幅・位相の変化、フェージングが起こり、これによって固定の無線通信に比較して、安定した受信が非常に難しい。このような周波数選択性フェージングの影響による劣化を軽減するものとして、スペクトラム拡散通信方式が有効である。それは挟帯域の信号を高帯域に拡散して送信するため、ある固有の周波数域で受信電界強度の落ち込みが生じても、その他の帯域から情報を誤り少なく復元できるからである。このため、DS-CDMA(Direct Sequence Code Division Multiple Access:直接拡散符号分割多元接続)技術が第3世代のデジタルセルラー無線通信システムにおいて採用されている。このDS-CDMAでは、複数のチャネル(ユーザ)の伝送情報は拡散符号により多重され、無線回線などの伝送路を通じて伝送される。
又、移動通信では、遠くの高層ビルや山などからの遅延波により、受信機周辺の環境によって上記と同様のフェージングが生じるとマルチパスフェージング環境となる。DSの場合、この遅延波は拡散符号に対して干渉波となるため受信特性の劣化を招く。この遅延波を特性改善に積極的に用いる方法の一つとして、RAKA受信方式(レーク受信方式)が知られている。これはマルチパスの各パスを介して到来する各遅延波毎に逆拡散を行ない、それぞれの遅延時間を揃えて合成する方式である。
図12はDS-CDMAの無線基幹基地局装置1のセル構成説明図であり、基地局装置1を中心にしたセル2は複数、例えば6個のセル31〜セル36に分割され、各セル内に指向性アンテナ41〜46が設けられている。なお、各セルにつき1本のアンテナを示したが、2本のダイバーシチアンテナを設ける構成が一般的である。
基幹基地局装置1は各アンテナを介してセル内の各移動局と無線信号を送受するようになっている。例えば、基幹基地局装置1は、移動局5からの信号をアンテナ43で受信し、該受信信号と希望信号との相関を演算して、セル半径R分の遅延プロファイルを作成し、該遅延プロファイルのピークに基づいて移動局5から基幹基地局装置1までのマルチパスを検出し、各パスを介して到来する信号に全移動機からの電波を受信して通信することができる。
図13は基地局装置1を構成するパスサーチ部6とレーク合成/復調部7のブロック図である。レーク合成/復調部7は、マルチパスの各パスに応じて設けられたフィンガー部71,72,73、各フィンガー部の出力を合成するレーク合成部7dを有している。パスサーチ部6はマッチトフィルタ(MF:matched filter)6a、積分回路6b、パス検出部6cを備え、マルチパスを検出し、各パスを介して到来する信号の到来時刻あるいは基準時刻からの遅延時間を識別し、各パスに応じたフィンガー部に逆拡散開始のタイミングデータt1〜t3及び遅延時間調整データD1〜D3を入力する。マッチトフィルタ6aと積分回路6bは遅延プロファイル作成部を構成する。
マッチトフィルタ6aは、マルチパスの影響を受けた直接拡散信号が入力すると、受信信号に含まれる希望信号の自己相関演算を行って積分回路6bよりセル半径分の遅延プロファイル(図14)を出力する。パス検出部6cは積分回路6bが出力するセル半径分の遅延プロファイルを参照し、しきい値より大きなマルチパス信号MP1、MP2、MP3に基づいてマルチパスを検出し、マルチパスを構成する各パス及び遅延時間t1,t2,t3を検出し、各パスに応じたフィンガー部71,72,73に逆拡散開始のタイミングデータt1,t2,t3及び遅延時間調整データD1,D2,D3を入力する。
各パスに応じたフィンガー部71,72,73は同一構成になっており、逆拡散回路7a、復調回路7b、遅延回路7cを有している。各逆拡散回路7aはパスサーチ部6より指示されたタイミング(t1〜t3)で自チャンネルの拡散コードを用いて受信Ich信号,Qch信号に逆拡散処理を施す。復調回路7bは逆拡散により得られたIシンボルデータDI′,QシンボルデータDQ′を用いて元のデータを復調し、遅延回路7cはパスサーチ部6より指示された時間(D1〜D3)遅延して出力する。この結果、各フィンガー部は移動機の拡散符号と同一タイミングで逆拡散し、かつ、パスに応じて遅延時間を調整し、位相を揃えてレーク合成部7dに入力し、レーク合成部7dは入力信号を合成して出力する。
図12のセル構成は都市、郊外等のように多数の移動機が広い範囲にわたって存在する地域において好適である。しかし、山岳地帯のように移動機が存在する場所が散在する地域や、トンネルのように細長い地域などに不向きである。このため、図15に示す前進基地局を備えたセル構成も提案されている。このセル構成では無線基幹基地局装置1に複数の前進基地局8a〜8fを光ケーブル9a〜9fで接続し、無線基幹基地局装置1が前進基地局8a〜8fを介してそれぞれセル(セルということもある)10a〜10f内に存在する移動機と通信を行うようになっている。前進基地局8a〜8fは、無線基幹基地局装置1とセル10a〜10f内の移動機との間のデータ通信を中継するだけであり、図示しないがアンテナ、無線送受信部、AD変換/DA変換部、OE/EO変換部等の簡単な構成になっている。
かかる図15の前進基地局を使用したセル構成において、セル10a〜10fは前進基地局8a〜8fを中心とした小セルを単位としており、セル半径は必ずしも同一ではない。又、無線基幹基地局装置1と各前進基地局8a〜8f間の距離(前進距離)はセルの位置により変化し、同一でない。このため、無線基幹基地局装置1は前進距離やセル半径に応じて遅延プロファイルデータの生成タイミングやそのデータ長を適宜変える必要がある。
しかし、従来の製品群においては、前進距離やセル半径を考慮に入れた遅延プロファイルの生成処理を行っておらず、図15のセル構成では、前進基地局位置に関係なく40(km)に相当する時間幅の遅延プロファイルの作成およびパスサーチを行う必要があり、パス検出処理の大きな負担となっている。すなわち、前進距離が長いと前進基地局から無線基幹基地局装置1に信号が届くまでに相当の遅延時間が発生する。従来はこの遅延時間の間の信号が来ない期間においても信号受信動作を続ける必要があり、パス検出処理の大きな負担となり、その結果、回路規模の増大や収容チャネル数の低減を招いていた。また、前進距離によっては前進基地局のセル半径に制限が生じることとなっている。
例えばW-CDMA方式において、基地局装置1とセル10a内の移動機5間の送受シーケンスは図16に示すようになる。すなわち、(A)に示すように、時刻T0において基地局装置1から送信した信号は、前進距離及びセル半径に応じた下り遅延時間td1経過後の時刻T1に移動機5に到達する。移動機5は下り信号受信後に固定のタイミングオフセット期間(1024チップに相当する期間)tcが経過するまで待ち、該時間経過後の時刻T2において上り信号を送信する。この上り信号は前進距離及びセル半径に応じた上り遅延時間td2経過後の時刻T3に基地局装置1に到達する。
基地局装置1は下り信号送出後、(B)に示すように前記固定のタイミングオフセット期間tcが経過する時刻T12から受信動作を開始し、時刻T3において上り信号を受信してからセル半径に応じた時間分該上り信号を受信し、これにより時間幅T12〜T4の遅延プロファイルを作成し、該遅延プロファイルに基づいてマルチパスを検出する。以上のように従来、基地局装置1は前進距離、セル半径に応じた遅延時間(td1+td2)を考慮していない、このため、該遅延時間を含む長時間の遅延プロファイルデータを作成してパスサーチすることとなり、無駄なデータの取得や処理を行う問題があった。特に、上記の送受信制御はチャネル(ユーザ)毎に行うためその影響は大きく、パス検出処理の大きな負担となり、回路規模の増大や収容チャネル数の低減を招いている。
従来技術として、広範囲のパスサーチを行なわず、移動機あるいはハンドオーバ先基地局における信号復調を速やかに行うことが可能なスペクトラム拡散通信システムがある(たとえば、特許文献1の請求項1及び図13参照)。
特開2000−50338号公報
上記文献の従来技術は、移動機がハンドオーバするときに、ハンドオーバ元の基地局とハンドオーバ先の基地局との間の受信タイミング差を蓄積し、該蓄積された受信タイミング差を考慮して所定時間幅の期間を受信タイミングとし、これによりパスサーチ範囲を狭めて信号復調処理を軽減するものである。しかし、従来技術は、前進基地局を備えたセル構成における前記前進距離やセル半径に応じた遅延時間に起因するパスサーチ範囲の拡大を防止するものではない。
以上から、本発明の目的は、前進距離やセル半径に応じた遅延期間をデータ受信タイミングから除外して不要なデータ受信や処理を削減することである。
本発明の目的は、データ受信時間を短縮して遅延プロファイルの時間幅すなわちパスサーチ範囲を狭め、処理を軽減することである。
本発明の別の目的はハンドオーバにおいても、各セル固有の前進距離、セル半径に応じた遅延時間を考慮することで不要なデータ受信や処理を削減することである。
上記課題は本発明によれば、前進基地局を経由して移動機との間で通信を行なう無線基地局装置、該無線基地局装置におけるパスサーチ回路及びパスサーチ方法により達成される。
本発明の無線基地局装置は、該無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定する受信タイミング決定部、前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信するデータ受信部、該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成部、該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出すパス検出部、検出されたパスを介して受信した信号よりデータを復調する復調部を備えている。尚、前記前進基地局には、前進基地局に順次カスケード接続される前進基地局が含まれる。
前記無線基地局装置は、更に、移動機の移動に伴うハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部を備え、該ハンドオーバ制御部の制御に基づいて、前記受信タイミング決定部はハンドオーバに関係するセルを介して該移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、遅延プロファイル作成部は各受信タイミングで前記セルより受信したデータに基づいて遅延プロファイルを作成し、前記パス検出部は、前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する。
この場合、ハンドオーバ制御部は、前記各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する。また、ハンドオーバ制御部はハンドオーバ中移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう。また、ハンドオーバ制御部はハンドオーバ中の移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう。
本発明の無線基地局装置におけるパスサーチ回路は、無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定する受信タイミング決定部、前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信するデータ受信部、該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成部、該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出すパス検出部を備えている。
前記パスサーチ回路は、移動機の移動に伴うハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部を備え、該ハンドオーバ制御部の制御に基づいて、前記受信タイミング決定部はハンドオーバに関係するセルを介して該移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、遅延プロファイル作成部は各受信タイミングで前記各セルより受信したデータに基づいて遅延プロファイルを作成し、前記パス検出部は、前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する。
この場合、ハンドオーバ制御部は、前記各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する。また、ハンドオーバ制御部はハンドオーバ中の移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう。
本発明のパスサーチ方法は、前進基地局装置を介して移動機との間で通信を行なうと共に、移動機から前進基地局までのパスを検出し、該パスより受信した信号よりデータを復調する無線基地局装置におけるパスサーチ方法であり、無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定するステップ、前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信するステップ、該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成するステップ、該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのマルチパスを検出するステップを有している。
本発明によれば、前進距離やセル半径に応じた遅延期間をデータ受信タイミングから除外したから、不要なデータ受信や処理を削減することができる。
本発明によれば、前進距離やセル半径に応じた遅延期間をデータ受信タイミングから除外したから、データ受信時間を短縮して遅延プロファイルの時間幅すなわちパスサーチ範囲を狭め、処理を軽減することができる。この結果、パス検出処理を軽減でき、また、回路規模の増大や収容チャネル数の低減を防止することができる。
本発明によれば、ハンドオーバにおいても各セル固有の前進距離、セル半径に応じた遅延時間を考慮することで不要なデータ受信や処理を削減でき、処理を軽減して回路規模の増大や収容チャネル数の低減を防止することができる。
図1は本発明の実施形態説明図である。無線基地局装置11と前進基地局51間は光ケーブル61で接続され、光通信できるようになっている。受信タイミング決定部12は無線基地局装置11と前進基地局51間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機71から送信されるデータの受信タイミングを決定する。データ受信部13は前記受信タイミングで受信動作を行って移動機71からのデータを受信して格納する。遅延プロファイル作成部14は該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成し、パス検出部15は該遅延プロファイルに基づいて移動機71からのマルチパスを検出し、復調部16は検出したマルチパスを介して受信した信号より希望信号を取り出して合成し、べースバンド処理部17は合成信号に基づいてデータの識別、復号処理等を実行する。受信タイミング決定部12、データ受信部13、遅延プロファイル作成部14、パス検出部15はパスサーチ回路を形成する。
ハンドオーバ時、ハンドオーバ制御部18の制御に基づいて、受信タイミング決定部12はハンドオーバに関係するセルを介して移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、遅延プロファイル作成部14は各受信タイミングで前記各セルより受信したデータに基づいて遅延プロファイルを作成し、パス検出部15は、前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する。
図2は本発明の無線基地局装置の構成図であり、無線基地局装置11に前進基地局511〜516が光ケーブル611〜616により双方向に通信可能に接続されている。各前進基地局511〜516は同一の構成を備え、アンプ部を備えた送受信部52、光信号から電気信号に変換すると共に電気信号を光信号に変換するO/E変換部53及びアンテナ受信信号をAD変換し、無線基地局装置11から送られたきたデータをアナログに変換するAD/DA変換部54、アンテナ55を備えている。各前進基地局511〜516は移動機711〜716から受信した信号をディジタルに変換した後光信号にして無線基地局装置11に送出し、また、無線基地局装置11から受信した信号を電気信号に変換した後アナログに変換して711〜716に送出する。
無線基地局装置11において、O/E変換部21は光ケーブル611〜616を介して入力した光信号を電気信号に変換して取り込み、また、図示しない変調部から入力したディジタルデータを光信号に変換して光ケーブルに送出する。
前進距離測定部22は、ケーブル長の測定に広く用いられている周知の方式(TDR法やOTDR法等)に基づいて無線基地局装置11と各前進基地局511〜516間のケーブル長を前進距離diとして測定し、前進距離格納メモリ23に格納する。前進距離の測定は一定期間毎に行われ、前進距離格納メモリ23は常に最新の値に更新されている。基地局構成パラメータ格納メモリ24には、基地局の設置情報(各セルCL1〜CL6のセル半径、各チャネルの受信開始タイミング、各セルの現在のユーザ数など)が格納されている。
MPU25は、データ開始タイミング決定制御やハンドオーバ制御等を行う。MPU25の受信タイミング決定制御部25aはデータ開始タイミング決定に際して、前進距離やセル半径、チャネルの受信開始タイミングを用いて、各セルの各チャネルにおける受信タイミングおよび範囲(受信時間幅)を算出する。いま、第1セルCL1に存在する移動機711に割り当てられているチャネル1の受信タイミングをT11、第1セルCL1の前進距離(往復)をd1、セル半径(往復)をCELL1とすれば、実際の受信開始タイミングTstart11および受信終了タイミングTend11はそれぞれ次式
Tstart11=T11+t(d1) ・・・・・・・・・(1)
Tend11 =T11+t(d1)+t(CELL1)・・・・・・(2)
により算出できる。ただしt(d1)は前進距離d1を遅延時間に換算する関数、t(CELL1)はセル半径CELL1を遅延時間に換算する関数である。また、各変数の添え字「11」は第1セルCL1の第1チャネルのパラメータであることを示している。MPU25は受信開始タイミングTstart11および受信終了タイミングTend11が求まれば、これらをセル情報、チャネル情報と共に受信タイミング調整部26へ送る。受信タイミング調整部26は、MPU25にて演算された受信開始タイミングTstart11に基づいて第1セルCL1のチャネル1のデータ受信を開始し、受信終了タイミングTend11に基づいてデータ受信を終了し、受信データを第1セルCL1の受信データ格納メモリ271のチャネル1の領域に格納する。同様に、全セルの全チャネルについて上記受信タイミングの決定、受信データの受信データ格納メモリ271〜276への格納制御を行う。
遅延プロファイルデータ生成部28は各受信データ格納メモリ271〜276に格納されている第iセル第jチャネル(i=1〜6,j=1〜ui,uiは第iセルのユーザ数)の受信データを用いて遅延プロファイルを作成してパスサーチ部29に入力する。パスサーチ部29は入力された遅延プロファイルより、閾値以上の所定数(=フィンガー数)のピーク部分をマルチパスとして検出し、パス情報(パスタイミングなど)を図示しない復調部に入力する。パスサーチ部29はパス検出に際して、遅延プロファイルの平均干渉電力を計算し、各ピーク電力からこの平均干渉電力を減算し、閾値以上のピーク電力を有するピーク部分を大きい順に所定数選んでマルチパスとする。なお、パスサーチ部29はセル毎の最新の平均干渉電力を計算して干渉電力格納メモリ30に格納する。
図3はデータ受信処理フローである。
前進距離測定部22は、無線基地局装置11と各前進基地局511〜516間のケーブル長を前進距離di(i=1〜6)として測定し、MPU25の受信タイミング決定制御部25aは該前進距離diに応じた遅延時間t(d1)を測定し(ステップ102)、(1),(2)式により第iセル第jチャネル(i=1〜6,j=1〜ui,uiは第iセルのユーザ数)の受信開始タイミングTstartijおよび受信終了タイミングTendijを演算し(ステップ103)、演算結果を受信タイミング調整部26にセットする(ステップ104)。
受信タイミング調整部26は、第iセル第jチャネルについて、受信開始タイミングTstartijに基づいてデータ受信を開始し、受信終了タイミングTendijに基づいてデータ受信を終了し、受信データをセルiの受信データ格納メモリ27iのチャネルjに応じた領域に格納する。同様に、全セルの全チャネルについて上記受信タイミングの決定、受信データの受信データ格納メモリ271〜276への格納制御を行う(ステップ105)。
遅延プロファイルデータ生成部28は各受信データ格納メモリ271〜276に格納されている第iセル第jチャネルの受信データを用いて遅延プロファイルを作成し(ステップ106)、パスサーチ部29は入力された遅延プロファイルに基づいてマルチパスを検出し(ステップ107)、パス情報(パスタイミングなど)を図示しない復調部に入力する。
第1実施例によれば、前進距離やセル半径に応じた遅延期間をデータ受信タイミングから除外したから、データ受信時間を短縮して遅延プロファイルの時間幅すなわちパスサーチ範囲を狭め、処理を軽減することができる。この結果、パス検出処理を軽減でき、また、回路規模の増大や収容チャネル数の低減を防止することができる。
第1実施例は通常の受信時におけるパスサーチ制御であるが、ハンドオーバ時には通常受信時と若干異なるパスサーチ制御を行なう必要がある。その理由はパスサーチ部29がハンドオーバに関係する全セル(移動元セル、移動先候補セル)を考慮してマルチパス検出する必要があるからである。すなわち、パスサーチ部29はハンドオーバに関係する全セルよりハンドオーバ中移動機からの送信データを受信して遅延プロファイルを作成し、該作成した全遅延プロファイルを考慮してマルチパス検出を行なう必要があるからである。
図4はハンドオーバ時のパスサーチの処理フローである。
例えば、第1セルCL1で通信していた移動機711が、第1セルCL1と第6セルCL6の境界に接近すると周知のハンドオーバ制御が開始し、MPU25にハンドオーバに関係するセルのせる番号及び該セルにおいて移動機711に割り当てたチャネル番号が通知される。これにより、MPU25のハンドオーバ制御部25bはパスサーチ部29に移動機711のハンドオーバに関係するセル(第1、第6セル)のセル番号、チャネル番号を通知する(ステップ201)。ついで、MPU25の受信タイミング決定制御部25aは移動機711が送信するデータを第1セルCL1と第6セルCL6のそれぞれから受信するタイミングを(1),(2)式に基づいて計算し、各受信タイミングを受信タイミング調整部26にセットする(ステップ202)。
受信タイミング調整部26は、第1セルにおいて移動機711に割り当てたチャネルおよび第6セルにおいて移動機711に割り当てたチャネルのそれぞれの受信タイミングに基づいてデータを受信し、受信データを受信データ格納メモリ271,276のチャネルに応じた領域に格納する(ステップ203)。
遅延プロファイルデータ生成部28は各メモリ271,276に格納されている移動機711のチャネルの受信データを用いて遅延プロファイルをそれぞれ作成する(ステップ204)。
パスサーチ部29はステップ201で通知された第1、第6セルにおける移動機711のチャネルの遅延プロファイルの作成が完了したかチェックし(ステップ205)、完了すれば、該2つの遅延プロファイルに基づいてマルチパスを検出し(ステップ206)、パス情報(パスタイミングなど)を図示しない復調部に入力する。以上のパス検出制御はハンドオーバが完了するまで行われる。
図5はパス検出処理の説明図であり、(A)は第1セルにおいて移動機に割り当てたチャネルの遅延プロファイルDPF1(移動機711からの信号を、第1セルを介して受信した時の遅延プロファイル)、(B)は第6セルにおいて移動機に割り当てたチャネルの遅延プロファイルDPF6(移動機711からの信号を、第6セルを介して受信した時の遅延プロファイル)であり、t1〜t1′は第1セルの該当チャネルの受信タイミング、t6〜t6′は第6セルの該当チャネルの受信タイミングである。パスサーチ部29は遅延プロファイルDPF1,DPF6の両方が作成されると、まず、第1の遅延プロファイルDPF1についてピーク点の受信タイミングT11〜T13とピーク電力PL11〜PL13および平均干渉電力IL1を計算する。ついで、各ピーク電力PL11〜PL13から平均干渉電力IL1を減算してピーク点の正味の電力A11〜A13を計算する。同様に、第2の遅延プロファイルDPF6についてピーク点の受信タイミングT21〜T23とピーク電力PL21〜PL23および平均干渉電力IL2を計算する。ついで、各ピーク電力PL21〜PL23から平均干渉電力IL2を減算してピーク点の正味の電力A21〜A23を計算する。
全遅延プロファイルのピーク点における正味の電力が求まれば、これら正味の電力A11〜A13,A21〜A23のうち大きい順に所定数(フィンガー数)の電力を選び、該選ばれた電力に応じたピーク点のタイミングをマルチパスのタイミングであるとしてパスを検出する。
第2実施例によれば、ハンドオーバにおいても、各セル固有の前進距離、セル半径に応じた遅延時間を考慮することで不要なデータ受信や処理を削減でき、処理を軽減して回路規模の増大や収容チャネル数の低減を防止することができる。
前進基地局を設置したセル構成では、第2実施例で説明したように、ハンドオーバ時にはハンドオーバに関係する全てのセルからS/Nの良いパスを順に選択する必要がある。このため、全セルの遅延プロファイルデータが揃わないとパス検出処理を開始することができない。すなわち、パスサーチ部29はハンドオーバに関係する全セルの遅延プロファイルが揃ってからパス検出を行なう。しかし、セルからのデータ受信タイミングは異なるため、全ての遅延プロファイルデータが揃うのに時間がかかる。特に、前進距離とセル半径により決まる遅延時間に大きな差が存在する場合には全部の遅延プロファイルが揃うのに長時間を要する。例えば、第1セル1T1、第6セルCL6間にてハンドオーバ処理を行っており、第1セルCL1の前進距離が第6セルCL6よりも長いとすると、(1)、(2)式より、遅延プロファイルデータの生成完了時刻に差が生じ、最終的に復調部へパス情報を渡すタイミングは、前進距離の長い第1セルに依存することとなる。したがって、その間パスサーチ部29は他のチャネルの処理を行うことができず、動作効率が下がってしまう。そこで、遅延時間に大きな差がある場合には1チャネルあたりのハードの占有率を下げるために、遅延時間が大きい方の遅延プロファイルデータの生成やパス検出に要する時間を短くするよう制御する必要がある。
第3実施例では、各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する。具体的には、該差が設定値以上の場合には、遅延時間が大きい方の
(1) オーバーサンプル数を少なくして遅延プロファイル演算時間を短縮する、
(2) パスサーチにおいて平均干渉電力の算出を行わず干渉電力格納メモリ内の値を使用してパスサーチ演算時間を短縮する。なお、セル内のユーザ数がほぼ同じであれば平均干渉電力は大幅に変化しない。
上記オーバーサンプル数の制御は遅延プロファイルデータ生成部28が行う。オーバーサンプル数を半分にすれば遅延プロファイル作成処理にかかる時間を半減できる。また、記憶されている干渉電力値の使用制御はパスサーチ部29が行う。パスサーチ部29は通常遅延プロファイルデータより平均干渉電力の算出を行うが、指示により干渉電力格納メモリ30に格納されている干渉電力値を使用することによりパス検出時間を短縮できる。
図6はハンドオーバ時に処理時間を短縮しない場合(A)とハンドオーバ時に処理時間短縮した場合(B)における遅延プロファイル作成終了時刻差ΔTの説明図である。ハンドオーバ時に処理時間を短縮しないと、図6(A)に示すように、遅延時間に応じた大きな遅延プロファイル作成終了時刻差ΔTが発生する。なお、t6〜t6′は第6セルからのデータ受信タイミング、t6′′は遅延プロファイル作成終了時刻、t1〜t1′は第1
セルからのデータ受信タイミング、t1′′は遅延プロファイル作成終了時刻である。
しかし、ハンドオーバ時に上記(1)、(2)により遅延プロファイル作成及びパスサーチ処理時間を短縮すれば、図6(B)に示すように、第1セルにおける遅延プロファイル作成終了時刻t1′′が早まり遅延プロファイル作成終了時刻差ΔTが(A)に比べて短くなる。
これにより、チャネルあたりのハード占有率をを低くすることができ、前進基地局を導入する事によるデメリットを軽減させることが可能となる。
図7は第3実施例の遅延プロファイルデータ生成部28の構成図であり、セレクタ28aは受信データ格納メモリ271〜276から各セル各チャネルの受信データを順次セレクトすると共に、オーバサンプル制御部28bから指示された所定セル所定チャネルの受信データオーバサンプル数を削減して出力する。たとえば、受信データは前進基地局のAD/DA変換器54で8倍オーバサンプルされているから、セレクタ28bはオーバサンプル制御部28bからサンプル数の削減が指示されると4倍オーバサンプルデータになるようにデータを間引いて出力する。オーバサンプル制御部28bはMPU25(図1)のハンドオーバ制御部25bから指示された所定セル所定チャネルについて、オーバサンプル数を8倍オーバサンプルから4倍オーバサンプルとなるようセレクタ28aに指令する。
256段の第1のシフトレジスタ28cは256ビットの受信データの同相成分Iを1ビットづつシフトしながら記憶し、256段の第2のシフトレジスタ28dは256ビットの受信データの直交成分Qを1ビットづつシフトしながら記憶する。逆拡散コード発生部28eは256チップの逆拡散コードを発生し、乗算部28fは256チップの拡散コードと256個の同相成分Iを乗算すると共に、256チップの拡散コードと256個の直交成分Qを乗算して出力する。合成部28gは256個の拡散コードと256個の同相成分Iの乗算結果を合成し、電力変換部28iで電力に変換する。また、合成部28hは256個の拡散コードと256個の直交成分Qの乗算結果を合成し、電力変換部28jで電力に変換する。加算部28kは各電力変換部28i,28jの出力を加算してある時刻における遅延プロファイルデータを出力する。
従って、第1、第2のシフトレジスタ28c,28dに受信データの同相成分、直交成分を1ビットづつシフトしながら上記演算を行うことにより、遅延プロファイルデータを作成することができる。そして、オーバサンプル数を8倍から4倍にすることにより、遅延プロファイルの演算時間を半減することができる。
図8は、第3実施例における処理時間制御フローである。
まず、MPU25はハンドオーバに関係する各セルよりハンドオーバ中移動機のデータを受信するタイミング(受信開始タイミング、受信終了タイミング)を(1)、(2)式により算出する(ステップ301)。ついで、最も早く遅延プロファイルデータが生成されるセルの受信終了タイミングTend(min)とその他のセルの受信終了タイミングTendiとのタイミング差ΔTiを次式
ΔTi= Tendi−Tend(min)
により計算し(ステップ302)、ΔTiが閾値以上のセルが存在するかチェックし(ステップ303)、なければ処理を終了する。一方、ΔTiが閾値以上の第iセルが存在すれば、該第iセルにおいて移動機に割り当てたチャネルの遅延プロファイル作成及びパス検出の処理時間を短縮するものと決定し、遅延プロファイルデータ作成部28とパスサーチ部29に通知する(ステップ304)。これにより、遅延プロファイルデータ作成部28は第iセルの前記チャネルについてオーバサンプル数を8倍から4倍に減少し、パスサーチ部29は平均干渉電力値として干渉電力格納メモリ30に記憶されている値を使用する。
第3実施例によれば、前進基地局間でのハンドオーバ時におけるデータ処理時間の高速化が可能となり、チャネルあたりのハード占有率を低くすることができる。
第4実施例は、ハンドオーバ中のチャネルと該ハンドオーバに関連するセルの対応を管理し、所定のハンドオーバに関係する全チャネルの遅延プロファイルが揃ったときパス検出を行なうものである。
図9は第4実施例を実現するパスサーチ部29の構成図であり、各セル毎にNチャネルの遅延プロファイルデータを格納するプロファイルデータ格納用メモリ29a1〜29a6とパス検出部29bを搭載している。
MPU25は遅延プロファイルデータ生成部28よりセル毎に流れてくるデータを、プロファイルデータ格納用メモリ29a1〜29a6の空きチャネル領域へ格納し、そのデータがハンドオーバ中のものであれば、ハンドオーバに関係するチャネル間の関連付けを管理する(例えば、セル1・ch1とセル5・ch8等)。そして、ハンドオーバに関係する全チャネルの遅延プロファイルデータが揃ったか監視し、全て揃ったチャネルから遅延プロファイルデータをパス検出部29bに転送し、パス検出部29bは転送されてきた複数の遅延プロファイルデータを用いてパス検出を実行する。
第4実施例によれば、パスサーチ部のチャネルあたりの占有率を低くすることができる。
トンネル内に前進基地局すなわちセルを直線状に複数配置すれば、各セルに1セル分のユーザ数を見込むことができる。しかし、実際にはそれほどユーザ数が多いわけではなく、フルに使用されることはまず考えられない。又、光ケーブルを並行に敷設する必要があり無駄である。また、トンネル内に限らず、道路に沿って直列にセルを配置したい場合や高層ビル内の各階に直列にセルを配置する場合も同様である。
第5実施例は、かかる場合において、図10に示すように前進基地局511,512,513...を光ケーブル611,612,613...でカスケード接続して無線基幹基地局装置11のリソースを有効に活用する。図10は無線基幹基地局11のセル半径を50[km]に設定し、各前進基地局511,512,513でのセル半径を10[km]に設定した例である。
図11は前進基地局の構成図であり、図1の前進基地局構成に加えて受信データ転送部56が設けられている。この受信データ転送部56はいずれの前進基地局からのデータであるかを識別可能にするためのヘッダをデータにつけ、無線基幹基地局装置11に送信するものである。
無線基幹基地局装置11からの下りデータを受信すれば、各前進基地局のO/E変換部53は該下りデータを取り込んでアンテナより送信すると共に、スルーして次段の前進基地局に送出する。又、下位の前進基地局から上りデータを受信すれば各前進基地局のO/E変換部53は該上りデータをそのままスルーして無線基幹基地局装置11側へ送出する。
以上のように、複数個の前進基地局をカスケード接続すれば、1セル分のユーザ数を複数個の前進基地局でカバーすることとなるため、無線基幹基地局11のリソースの無駄が無くなる。また、仮に3台の前進基地局をカスケード接続可能であり、無線基幹基地局装置11に直接6台の前進基地局が接続可能とすれば、実質的に18台の前進基地局を設置することができる。このため、例えばビルの各フロアに前進基地局を1台づつ設置することが可能となる。
以上の実施例ではマルチパスをサーチして各パスを介して受信した信号から希望信号を取り出して合成するレーク受信機に本発明を適用したが、1本のパスを検出し、該パスを介して受信した信号よりデータを復調する場合にも本発明を適用することができる。
・付記
(付記1) 前進基地局を経由して移動機との間で通信を行なう無線基地局装置において、
無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定する受信タイミング決定部、
前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信するデータ受信部、
該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成部、
該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出すパス検出部、
検出されたパスを介して受信した信号よりデータを復調する復調部、
を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
(付記2)無線基地局装置と前進基地局間の距離を測定する手段、
各前進基地局のセルの半径及び各セルに存在する移動機に割り当てたチャネルの受信タイミングを保存するメモリ、
を備え、前記受信タイミング決定部は、前記距離、セル半径、チャネルの受信タイミングに基づいて、チャネル毎に受信開始タイミング、受信終了タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記3) 前記前進基地局には、該前進基地局にカスケード接続された前進基地局が含まれることを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記4) 移動機の移動に伴うハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部を備え、該ハンドオーバ制御部の制御に基づいて、前記受信タイミング決定部はハンドオーバに関係するセルのそれぞれを介して該移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、遅延プロファイル作成部は前記決定した各受信タイミングで各セルから受信したデータに基づいて遅延プロファイルを作成し、前記パス検出部は、前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する、
ことを特徴とする付記1乃至3記載の無線基地局装置。
(付記5) 前記ハンドオーバ制御部は、前記各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する、
ことを特徴とする付記4記載の無線基地局装置。
(付記6) 前記ハンドオーバ制御部は、
受信データのオーバサンプル数が少なくなるようにして遅延プロファイル作成時間を短縮する、
ことを特徴とする付記5記載の無線基地局装置。
(付記7) セル毎に干渉電力を格納するメモリを設け、
前記ハンドオーバ制御部は、平均干渉電力の算出を行なわず該メモリに記憶されている干渉電力を使用することによりパス検出の処理時間を短縮する、
ことを特徴とする付記5記載の無線基地局装置。
(付記8) 前記ハンドオーバ制御部は、ハンドオーバ中の移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう、
ことを特徴とする請求項4記載の無線基地局装置。
(付記9)前進基地局を介して移動機との間で通信を行なうと共に、移動機から前進基地局までのパスを検出し、該パスより受信した信号よりデータを復調する無線基地局装置におけるパスサーチ回路において、
無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定する受信タイミング決定部、
前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信するデータ受信部、
該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成部、
該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出すパス検出部、
を備えたことを特徴とするパスサーチ回路。
(付記10) 無線基地局装置と前進基地局間の距離を測定する手段、
各前進基地局のセル半径及び各セルに存在する移動機に割り当てたチャネルの受信タイミングを保存するメモリ、
を備え、前記受信タイミング決定部は、前記距離、セル半径、チャネルの受信タイミングに基づいて、チャネル毎に受信開始タイミング、受信終了タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記9記載のパスサーチ回路。
(付記11) 移動機の移動に伴うハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部を備え、該ハンドオーバ制御部の制御に基づいて、前記受信タイミング決定部はハンドオーバに関係するセルのそれぞれを介して該移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、遅延プロファイル作成部は前記決定した各受信タイミングで各セルから受信したデータに基づいて遅延プロファイルを作成し、前記パス検出部は、前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する、
ことを特徴とする付記9または10記載のパスサーチ回路。
(付記12) 前記ハンドオーバ制御部は、前記各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する、
ことを特徴とする付記11記載のパスサーチ回路。
(付記13) 前記ハンドオーバ制御部は、ハンドオーバ中の移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう、
ことを特徴とする請求項11記載のパスサーチ回路。
(付記14)前進基地局を介して移動機との間で通信を行なうと共に、移動機から前進基地局までのパスを検出し、該パスより受信した信号よりデータを復調する無線基地局装置におけるパスサーチ方法おいて、
無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定し、
前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信し、
該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成し、
該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出する、
ことを特徴とするパスサーチ方法。
(付記15) 各前進基地局のセル半径及び各セルに存在する移動機に割り当てたチャネルの受信タイミングを予めメモリに保存しておき、
無線基地局装置と前進基地局間の距離を測定し、
前記距離、セル半径、チャネルの受信タイミングに基づいて、チャネル毎にデータ受信開始タイミング、データ受信終了タイミングを決定する、
ことを特徴とする付記14記載のパスサーチ方法。
(付記16) 移動機の移動に伴うハンドオーバを時、ハンドオーバに関係するセルのそれぞれを介して該移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、
各受信タイミングで前記各セルからの受信動作を行ない、
各受信データに基づいて遅延プロファイルを作成し、
前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する、
ことを特徴とする付記14乃至15記載のパスサーチ方法。
(付記17) 前記各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、
該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する、
ことを特徴とする付記16記載のパスサーチ方法。
(付記18) 受信データのオーバサンプル数が少なくなるようにして遅延プロファイル作成時間を短縮する、
ことを特徴とする付記17記載のパスサーチ方法。
(付記19) 前進基地局毎に干渉電力を格納するメモリを設け、
平均干渉電力の算出を行なわず該メモリに記憶されている干渉電力を使用することによりパス検出の処理時間を短縮する、
ことを特徴とする付記17記載のパスサーチ方法。
(付記20) ハンドオーバ中の移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう、
ことを特徴とする付記16記載のパスサーチ方法。
本発明の実施形態説明図である。 本発明の無線基地局装置の構成図である。 データ受信処理フローである。 ハンドオーバ時のパスサーチの処理フローである。 パス検出処理の説明図である。 ハンドオーバ時に処理時間を短縮しない場合とハンドオーバ時に処理時間短縮した場合における遅延プロファイル作成終了時刻差ΔTの説明図である。 第3実施例の遅延プロファイルデータ生成部の構成図である。 第3実施例における処理時間制御フローである。 第4実施例を実現するパスサーチ部の構成図である。 第5実施例の前進基地局のカスケード接続配置例である。 カスケード接続用の前進基地局の構成図である。 無線基幹基地局装置の第1のセル構成説明図である。 基地局装置を構成するパスサーチ部とレーク合成/復調部のブロック図である。 遅延プロファイル説明図である。 前進基地局を備えた別のセル構成図である。 基地局装置と移動機間の送受シーケンスである。
符号の説明
11 無線基地局装置
12 受信タイミング決定部
13 データ受信部
14 遅延プロファイル作成部
15 パス検出部
16 復調部
17 べースバンド処理部
18 ハンドオーバ制御部
51 前進基地局
71 移動機

Claims (10)

  1. 前進基地局を経由して移動機との間で通信を行なう無線基地局装置において、
    無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定する受信タイミング決定部、
    前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信するデータ受信部、
    該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成部、
    該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出すパス検出部、
    検出されたパスを介して受信した信号よりデータを復調する復調部、
    を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記前進基地局には、該前進基地局にカスケード接続された前進基地局が含まれることを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  3. 移動機の移動に伴うハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部を備え、該ハンドオーバ制御部の制御に基づいて、前記受信タイミング決定部はハンドオーバに関係するセルを介して該移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、遅延プロファイル作成部は前記決定した各受信タイミングで各セルから受信したデータに基づいて遅延プロファイルを作成し、前記パス検出部は前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の無線基地局装置。
  4. 前記ハンドオーバ制御部は、前記各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する、
    ことを特徴とする請求項3記載の無線基地局装置。
  5. 前記ハンドオーバ制御部は、ハンドオーバ中の移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう、
    ことを特徴とする請求項3記載の無線基地局装置。
  6. 前進基地局を介して移動機との間で通信を行なうと共に、移動機から前進基地局までのパスを検出し、該パスより受信した信号よりデータを復調する無線基地局装置におけるパスサーチ回路において、
    無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定する受信タイミング決定部、
    前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信するデータ受信部、
    該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成部、
    該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出すパス検出部、
    を備えたことを特徴とするパスサーチ回路。
  7. 移動機の移動に伴うハンドオーバを制御するハンドオーバ制御部を備え、該ハンドオーバ制御部の制御に基づいて、前記受信タイミング決定部はハンドオーバに関係するセルを介して該移動機が送信するデータの受信タイミングを決定し、遅延プロファイル作成部は前記決定した各受信タイミングで各セルから受信したデータに基づいて遅延プロファイルを作成し、前記パス検出部は前記作成した全遅延プロファイルより電力が大きいパスを検出する、
    ことを特徴とする請求項6記載のパスサーチ回路。
  8. 前記ハンドオーバ制御部は、前記各受信タイミングを参照して、最も早く遅延プロファイルが生成されるタイミングと、その他の遅延プロファイルが生成されるタイミングとの差を演算し、該差が設定値以上の場合には、遅延プロファイル作成及びパス検出のトータルの処理時間が短縮するように制御する、
    ことを特徴とする請求項7記載のパスサーチ回路。
  9. 前記ハンドオーバ制御部は、ハンドオーバ中の移動機の全セルにおけるチャネルを管理し、全チャネルの遅延プロファイルが揃った移動機から前記パス検出を行なう、
    ことを特徴とする請求項7記載のパスサーチ回路。
  10. 前進基地局を介して移動機との間で通信を行なうと共に、移動機から前進基地局までのパスを検出し、該パスより受信した信号よりデータを復調する無線基地局装置におけるパスサーチ方法おいて、
    無線基地局装置と前進基地局間の距離及び該前進基地局のセル半径に基づいてセル内に存在する移動機から送信されるデータの受信タイミングを決定し、
    前記受信タイミングで受信動作を行って前記移動機からのデータを受信し、
    該受信データに基づいて遅延プロファイルを作成し、
    該遅延プロファイルに基づいて前記移動機からのパスを検出する、
    ことを特徴とするパスサーチ方法。
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