JP3382922B2 - 移動通信システム、移動機、交換機及び移動通信方法 - Google Patents

移動通信システム、移動機、交換機及び移動通信方法

Info

Publication number
JP3382922B2
JP3382922B2 JP2000205542A JP2000205542A JP3382922B2 JP 3382922 B2 JP3382922 B2 JP 3382922B2 JP 2000205542 A JP2000205542 A JP 2000205542A JP 2000205542 A JP2000205542 A JP 2000205542A JP 3382922 B2 JP3382922 B2 JP 3382922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
phase difference
handover
signal
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000205542A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002027523A (ja
Inventor
収功 柴崎
Original Assignee
埼玉日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 埼玉日本電気株式会社 filed Critical 埼玉日本電気株式会社
Priority to JP2000205542A priority Critical patent/JP3382922B2/ja
Priority to US09/897,462 priority patent/US20020004396A1/en
Priority to EP01115682A priority patent/EP1170881B1/en
Priority to DE60133243T priority patent/DE60133243T2/de
Priority to CNB011202041A priority patent/CN1197285C/zh
Priority to KR1020010040520A priority patent/KR20020005493A/ko
Publication of JP2002027523A publication Critical patent/JP2002027523A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3382922B2 publication Critical patent/JP3382922B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection
    • H04W36/185Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection using make before break
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2662Arrangements for Wireless System Synchronisation
    • H04B7/2671Arrangements for Wireless Time-Division Multiple Access [TDMA] System Synchronisation
    • H04B7/2678Time synchronisation
    • H04B7/2687Inter base stations synchronisation
    • H04B7/2693Centralised synchronisation, i.e. using external universal time reference, e.g. by using a global positioning system [GPS] or by distributing time reference over the wireline network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/18Performing reselection for specific purposes for allowing seamless reselection, e.g. soft reselection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドオーバ機能
を備えたCDMA(Code Division Multiple Access)
方式を採用する移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDMA方式を採用する移動通信
システムは、移動機が現在通信中の基地局から隣接する
基地局にハンドオーバーする場合、CDMA方式の特徴
である同一周波数で同時に複数の基地局と移動機が通信
を行っている。このような技術をソフトハンドオーバー
と称する。
【0003】移動機がソフトハンドオーバをするときに
は、その移動機に対して複数の基地局から同じタイミン
グで同じ内容の信号を送信することが必須となる。この
ため、各基地局ではGPS(Global Positioning Syste
ms)の受信機を備え、複数の基地局間で信号を送信する
際、その受信機を利用して同期をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各基地局にG
PSの受信機を備えると、基地局の製造コストが高くな
ったり、システムにかかる負荷が受信機を備えない場合
に比して増大するので、GPSを利用しないでソフトハ
ンドオーバを行えるような手法が要求されていた。
【0005】また、ソフトハンドオーバを行う際に移動
機に対して、各基地局間で同期を取りながら信号を送信
するには、複雑なハードの制御、ソフトの制御が必要で
あり、これを改善することが求められている。
【0006】そこで、本発明は、低廉で簡単にハンドオ
ーバできるようにする技術を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、他の無線ゾーンへ移動するたびに、該他
の無線ゾーンを管轄する基地局に対してハンドオーバを
要求する移動機を備えた移動通信システムにおいて、前
記移動機は、ハンドオーバ元の基地局に対して送信して
いる信号と該基地局から送信される信号との位相差を第
1の位相差として測定する第1測定手段と、ハンドオー
バを要求する際に前記第1測定手段によって測定された
位相差をハンドオーバ先の基地局に対して送信する第1
送信手段とを備え、前記ハンドオーバ先の基地局は、前
記ハンドオーバしているときに前記移動機に対して送信
する信号と該移動機から送信される信号との位相差を第
2の位相差として測定する第2測定手段と、前記第1の
位相差及び前記第2の位相差が一致するように調整する
調整手段と、前記調整手段による調整後の信号をハンド
オーバ後に前記移動機に対して送信する第2送信手段と
を備え、前記調整手段によって調整された信号を前記第
2送信手段により前記移動機に対して送信することで、
前記ハンドオーバ先の基地局がハンドオーバ元の基地局
が前記移動局に送信していた信号と同期した信号をハン
ドオーバ後に該移動機に対して送信することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の移動機は、ハンドオーバ元
の基地局に対して送信している信号と該基地局から送信
される信号との位相差を測定する測定手段と、ハンドオ
ーバを要求する際に前記測定手段によって測定された位
相差をハンドオーバ先の基地局に対して送信する送信手
段とを備えることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の基地局は、ハンドオーバ
している移動機に対して送信する信号と該移動機から送
信される信号との位相差を測定する測定手段と、少なく
とも前記測定手段によって測定された位相差がなくなる
ように調整した信号をハンドオーバ後に前記移動機に対
して送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0010】さらにまた、本発明は、他の無線ゾーンへ
移動するたびに、該他の無線ゾーンを管轄する基地局に
対してハンドオーバを要求する移動機を備えた移動通信
システムを用いた移動通信方法において、前記移動機
は、ハンドオーバ元の基地局に対して送信している信号
と該基地局から送信される信号との位相差を第1の位相
差として測定し、ハンドオーバを要求する際に測定され
た位相差をハンドオーバ先の基地局に対して送信し、前
記ハンドオーバ先の基地局は、前記ハンドオーバしてい
るときに前記移動機に対して送信する信号と該移動機か
ら送信される信号との位相差を第2の位相差として測定
し、前記第1の位相差及び前記第2の位相差が一致する
ように調整し、調整後の信号をハンドオーバ後に前記移
動機に対して送信し、調整された信号を前記移動機に対
して送信することで、前記ハンドオーバ先の基地局がハ
ンドオーバ元の基地局が前記移動局に送信していた信号
と同期した信号をハンドオーバ後に該移動機に対して送
信することを特徴とする。
【0011】すなわち、本発明は、ハンドオーバーの際
に、移動機からの上り信号を契機にハンドオーバー先の
基地局がハンドオーバー元の基地局の送信タイミングを
取得して、基地局側で移動局に対する信号の送信タイミ
ングを調整する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の実施形態の移動通信シス
テムの構成を示すブロック図である。図1に示す基地局
12,13は、上位装置11とATM回線によって接続
されている。また、上位装置11は、移動通信用の交換
機15にATM回線で接続されている。さらに、移動機
14は、CDMA方式によって基地局12または基地局
13と通信を行う。
【0014】図2は、図1の上位装置11の内部構成を
示すブロック図であり、ソフトハンドオーバ時に、基地
局12,13の双方に対してたとえばフレームナンバ
(以下、「FN」と称する。)0〜2が付されたパケッ
トデータが同タイミングで送信されている様子を示して
いる。図2において、54は上位装置11の信号の符号
化等を行う処理部であり、同タイミングで同じ内容の信
号を基地局12及び基地局13へ送信する。なお、ここ
でいう信号とは、音声信号、画像信号を意味する。
【0015】図3は、図1の基地局12の内部構成を示
すブロック図である。基地局12は、上位装置11から
ATM回線を介して出力された信号を入力し及び上位装
置11に対して移動機14からの信号をATM回線を介
して出力するインタフェースであるATMスイッチ(A
TM SW)703と、基地局12本体における信号の
送受信タイミングを生成する基準タイミング生成部70
1と、生成されたタイミングで送受信する信号に種々の
処理を行う複数の信号処理部704と、送信する信号及
び受信した信号のパワーを増幅する増幅部710と、増
幅された信号を送信及び移動機14から送信された信号
を受信するアンテナ711と、信号処理部704内の位
相差測定部708で測定された位相差に基づいてタイミ
ング調整部705に対してハンドオーバ元の基地局とハ
ンドオーバ先の基地局とで同じタイミングで信号を処理
するように制御する制御部702とを備えている。
【0016】また、信号処理部704は、上位装置11
からの信号を変調し及び移動機14から送信された信号
を復調する送受信部709と、ハンドオーバしている移
動機に対して送信する信号とその移動機から送信される
信号との位相差を測定する第2測定手段である位相差測
定部708と、送信する信号を拡散する拡散部706
と、受信した信号を逆拡散する逆拡散部707と、ハン
ドオーバ元の基地局とハンドオーバ先の基地局とで同じ
タイミングで信号を処理するタイミング調整部705と
を有している。なお、ここでは、送受信部709によっ
て信号を変調して、増幅部710でその信号を増幅した
後にアンテナ711によって移動機14へ送信するもの
を第2送信手段とする。
【0017】ちなみに、本実施形態では、基地局13
も、図3と同様の構成としている。
【0018】図4は、図1の移動機14の内部構成を示
すブロック図である。図4には、送受信する信号を処理
するためのタイミングを生成する基準タイミング生成部
801と、基地局12,13に対して送信する信号と基
地局12,13から送信される信号との位相差を測定す
る第1測定手段である位相差測定部805と、送信する
信号を拡散する拡散部803と、測定された位相差に基
づいて拡散部803で信号を拡散するタイミングを調整
する制御部802と、生成されたタイミングに応じて受
信した信号を逆拡散する逆拡散部804と、送信する信
号を変調し及び受信した信号を復調する送受信部806
と、基地局12,13から送信された信号及び基地局1
2,13に対して送信する信号を増幅する増幅部807
と、増幅された信号を送信及び基地局12,13から送
信された信号を受信するアンテナ808と示している。
なお、ここでは、送受信部806によって信号を変調し
て、増幅部807でその信号を増幅した後にアンテナ8
08によって移動機14へ送信するものを第1送信手段
とする。
【0019】図5は、移動機14と基地局12,13と
の間で送受信される信号の構成図であり、ATMセル
(パケットデータ)を示している。この信号は、他の移
動機などから交換機15を中継して送信された信号を上
位装置11にて符号化等の処理を行うことにより生成さ
れるものであり、基地局12,13と移動機14との間
で送受信される信号は、たとえば10ms毎にパケット
化し、各パケット毎にFNを付与する。FNは、たとえ
ば0〜127の繰り返しでカウントされ、これを1つの
無線フレームとしている。
【0020】なお、図5では、FN0〜FN127によ
って1無線フレームを構成している様子を図示してお
り、パケットデータの間隔はそれぞれ10msとしてい
るが、これは例示であり、これらに限定されるものでは
ない。
【0021】(動作の説明)図6は、図1に示す移動機
14が、基地局12の無線ゾーンから基地局13の無線
ゾーンへ移動する際のソフトハンドオーバーする前の状
態を示している。ここでは、基地局12から移動機14
へ、たとえば周波数f1、拡散符号c1で図5に示すよ
うなフレーム構成の信号が送信され、移動機14から基
地局12へ、たとえば周波数f2、拡散符号c2で図5
に示すようなフレーム構成の信号が送信されている。
【0022】なお、基地局12から移動機14への下り
通信の信号は、上位装置11からATM回線を通じて出
力された信号が基地局12で拡散及び無線変調された後
に移動機14へ送信されるものである。
【0023】具体的には、上位装置11からの信号はA
TMスイッチ703を介して基地局12に入力される。
基地局12では、拡散部706にこの信号が出力され、
拡散部706では制御部702の指示に基づいて入力し
た信号拡散して、送受信部709へ出力する。
【0024】送受信部709では、入力した信号を変調
して増幅部710へ出力する。増幅部710は、入力し
た信号のパワーを増幅してアンテナ711を介して移動
機14へ、周波数f1,拡散符号c1で送信する。な
お、拡散部706から出力された信号は位相差測定部7
08にも入力されるが、ここでは、位相差測定部708
で破棄される。
【0025】ちなみに、移動差測定部708が信号の位
相差を測定するのは、移動機14からハンドオーバ要求
があったときであり、その場合には、以下説明する移動
機14における位相差の測定処理と同様の手法によっ
て、位相差が測定される。
【0026】移動機14では、基地局12から送信され
た信号を、アンテナ808を介して受信して増幅部80
7へ出力する。増幅部807では、受信した信号のパワ
ーを増幅して送受信部806へ出力する。送受信部80
6では、入力した信号を復調して逆拡散部804及び位
相差測定部805へ出力する。逆拡散部804では入力
した信号を基準タイミング生成部801で生成されたタ
イミングで逆拡散して制御部802へ出力する。一方、
位相差測定部805は、入力した信号を一時的に図示し
ない内部に備えるメモリに格納する。
【0027】その後、移動機14側から基地局12に対
して、信号を送信しようとすると、まず、図示しない信
号生成手段によって生成された信号が拡散部803へ出
力される。拡散部803では、入力した信号を基準タイ
ミング生成部801で生成されたタイミングで拡散し
て、送受信部806及び位相差測定部805へ出力す
る。
【0028】送受信部806では、入力された信号を変
調して増幅部807へ出力する。増幅部807では、入
力した信号を増幅して、アンテナ808を介して基地局
12に対して周波数f2,拡散符号c2で送信する。一
方、位相差測定部805では、先にメモリに記憶してい
る信号と送信しようとしている信号の位相差を測定し
て、測定結果を制御部802へ通知する。制御部802
では、これを図示しないメモリに格納する。
【0029】そして、基地局12では、アンテナ711
を介して信号を受信する。受信した信号は増幅部710
へ出力される。増幅部710では、入力した信号のパワ
ーを増幅して、送受信部709へ出力する。送受信部7
09では入力した信号を変調して逆拡散部707へ出力
する。逆拡散部707では、入力した信号を基準タイミ
ング生成部701で生成されたタイミングで逆拡散し
て、ATMスイッチ703を介して上位装置11側へ出
力する。なお、送受信部709から出力された信号は位
相差測定部708にも入力されるが、位相差測定部70
8で破棄される。
【0030】ここで、送受信する信号の位相差について
説明する。図7は、基地局12,13と移動機14との
間でそれぞれ送受信される信号の位相差を示すタイムチ
ャートである。
【0031】図7(a),図7(b)に示すように、基
地局12から移動機14へ送信する信号と、移動機14
から基地局12へ送信する信号とでは、たとえば2フレ
ーム分、すなわち20msの位相差が生じており、ま
た、図7(c),図7(d)に示すように、基地局13
から移動機14へ送信する信号と移動機14から基地局
13に対して送信する信号とでは、たとえば1フレーム
分、すなわち10msの位相差が生じていると仮定した
ときに、図7(a),図7(d)に示すように、基地局
12から移動機14へ送信する信号と基地局13から移
動機14へ送信する信号とでは30msの位相差が生じ
ることになる。これは、基地局12と基地局13との間
で送信する信号の同期をとっていないからである。
【0032】また、図7(b),図7(c)はともに移
動機14の送信する信号のタイミングを図示しているも
のであるため、同じタイミングとなる。
【0033】ところで、先に位相差測定部805で測定
され制御部802に通知されている位相差に関する情報
は20msであり、後述するように、この情報をハンド
オーバ先の基地局である基地局13へ送信する。また、
移動機14が基地局12から基地局13に対してハンド
オーバしているときに、基地局13と移動機14との間
で信号を送受信することで、これらの信号にはたとえば
10msの位相差が生じているということを基地局13
側で取得することができる。
【0034】そこで、以下説明するように、ハンドオー
バ先の基地局である基地局13側で、移動機14に対し
て送信する信号が、ハンドオーバ元の基地局である基地
局12が移動機14に対して送信している信号に同期し
て送信するようにしている。
【0035】図8は、移動機14が基地局12の無線ゾ
ーンから基地局13の無線ゾーンへ移動する際にソフト
ハンドオーバーしている様子を示す図である。図8に示
すように、移動機14が、基地局12の無線ゾーンから
基地局13の無線ゾーンへ移動していくと、移動機14
は、基地局13に対してたとえば周波数f2、拡散符号
c2の上り通信の信号を送信する。
【0036】このとき、移動機14から基地局13に対
して送信する信号には、位相差に関する情報が格納され
ており、そのため、基地局13側では、基地局12から
移動機14へ送信する信号と、移動機14から基地局1
2へ送信する信号とでは、たとえば図7(a),図7
(b)に示すように20msの位相差が生じているとい
う情報を取得することができる。
【0037】また、上記のように、基地局13側では、
基地局13と移動機14との間で信号を送受信すること
によって、これらの信号の位相差を取得することができ
る。具体的には、基地局13に対して移動機14からハ
ンドオーバ要求があると、送受信部709から出力され
位相差測定部708に入力された信号は、図示しないメ
モリに一時的に格納される。その後、基地局13側から
移動機14に対して信号を送信する際に、拡散部706
から出力された信号は位相差測定部708に入力され、
位相差測定部708で先に記憶している信号との位相差
が測定される。
【0038】その後、基地局13は、移動機14に対し
て、図7(d)に示すようなタイミングで、基地局13
から移動機14へ送信している信号を、図7(d’)に
示すように、たとえば制御部702に備える図示しない
バッファなどの調整手段を用いて調整することで、図7
(a)に示すようなタイミングに同期させて、移動機1
4に対してたとえば周波数f1、拡散符号c3で送信す
るようにしている。
【0039】また、上位装置11は、基地局12,13
の双方を管轄しているため、移動機14側へ送信する信
号を、同じタイミングで基地局12,13に対して出力
することができる。したがって、基地局13から移動機
14に対して周波数f1、拡散符号c3で送信する下り
信号のタイミングが、基地局12から周波数f1、拡散
符号c1で送信する下り信号と同じになりソフトハンド
オーバーが実現できる。
【0040】なお、基地局13側で信号の位相量が大き
くてメモリ(バッファ)の容量がオーバーしそうな場合
は、その旨を上位装置11に報知する。上位装置11側
は、これをトリガとして、上位装置11側で信号の送信
のタイミングを調整する。
【0041】以上説明したように、本実施形態による
と、GPSの受信機を各基地局12,13に備える必要
がなくなるため、基地局12,13を小型化することも
できる。なお、基地局12,13は、上位装置11と同
期をとることなく信号を移動機14に対して送信してい
るため、上位装置11と同期を取るシステムとでは、上
位装置11の同期回路が障害した場合、配下の基地局1
2,13に影響を及ぼすと考えられるが、本実施形態の
移動通信システムによると、このような影響が想定され
ず、システムの信頼性が向上する。
【0042】また、本実施形態では、フレーム単位で同
期をとる場合を例に説明したが、たとえばChip Rateレ
ベルで同期をとるように制御してもよい。こうすると、
より細かく同期の調整を行うことができるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、移動
機と基地局との双方で送受信する信号の位相差を測定
し、位相差がなくなるようにした信号を、ハンドオーバ
先の基地局から移動機へ送信するため、基地局間で同期
をとることなく低廉で簡単にハンドオーバすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の移動通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の上位装置の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の基地局の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の移動機の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図1の移動機と基地局との間で送受信される信
号の構成図である。
【図6】図1の移動機が、基地局の無線ゾーンから基地
局の無線ゾーンへ移動する際のソフトハンドオーバーす
る前の状態を示している。
【図7】基地局と移動機との間でそれぞれ送受信される
信号の位相差を示すタイムチャートである。
【図8】移動機が基地局の無線ゾーンから基地局の無線
ゾーンへ移動する際にソフトハンドオーバーしている様
子を示す図である。
【符号の説明】
11 上位装置 12,13 基地局 14 移動機 15 交換機 54 処理部 701,801 基準タイミング生成部 702,802 制御部 703 ATMスイッチ(ATM SW) 704 信号処理部 705 タイミング調整部 706,803 拡散部 707,804 逆拡散部 708,805 位相差測定部 709,806 送受信部 710,807 増幅部 711,808 アンテナ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の無線ゾーンへ移動するたびに、該他
    の無線ゾーンを管轄する基地局に対してハンドオーバを
    要求する移動機を備えた移動通信システムにおいて、 前記移動機は、ハンドオーバ元の基地局に対して送信し
    ている信号と該基地局から送信される信号との位相差を
    第1の位相差として測定する第1測定手段と、ハンドオ
    ーバを要求する際に前記第1測定手段によって測定され
    た位相差をハンドオーバ先の基地局に対して送信する第
    1送信手段とを備え、 前記ハンドオーバ先の基地局は、前記ハンドオーバして
    いるときに前記移動機に対して送信する信号と該移動機
    から送信される信号との位相差を第2の位相差として測
    定する第2測定手段と、前記第1の位相差及び前記第2
    の位相差が一致するように調整する調整手段と、前記調
    整手段による調整後の信号をハンドオーバ後に前記移動
    機に対して送信する第2送信手段とを備え、 前記調整手段によって調整された信号を前記第2送信手
    段により前記移動機に対して送信することで、前記ハン
    ドオーバ先の基地局がハンドオーバ元の基地局が前記移
    動局に送信していた信号と同期した信号をハンドオーバ
    後に該移動機に対して送信することを特徴とする移動通
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局を複数備え、複数の該基地局
    の各々が同じ周波数帯域の信号を使って複数の通信を同
    時に行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記ハンドオーバ元の基地局と前記ハン
    ドオーバ先の基地局とが同じ上位装置に接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 ハンドオーバ元の基地局に対して送信し
    ている信号と該基地局から送信される信号との位相差を
    測定する測定手段と、ハンドオーバを要求する際に前記
    測定手段によって測定された位相差をハンドオーバ先の
    基地局に対して送信する送信手段とを備えることを特徴
    とする移動機。
  5. 【請求項5】 ハンドオーバしている移動機に対して送
    信する信号と該移動機から送信される第1の位相差の情
    報を含む信号との位相差を第2の位相差として測定する
    測定手段と、第1の位相差と第2の位相差とが一致する
    ように調整した信号をハンドオーバ後に前記移動機に対
    して送信する送信手段とを備えることを特徴とする基地
    局。
  6. 【請求項6】 他の無線ゾーンへ移動するたびに、該他
    の無線ゾーンを管轄する基地局に対してハンドオーバを
    要求する移動機を備えた移動通信システムを用いた移動
    通信方法において、 前記移動機は、ハンドオーバ元の基地局に対して送信し
    ている信号と該基地局から送信される信号との位相差を
    第1の位相差として測定し、ハンドオーバを要求する際
    に測定された位相差をハンドオーバ先の基地局に対して
    送信し、 前記ハンドオーバ先の基地局は、前記ハンドオーバして
    いるときに前記移動機に対して送信する信号と該移動機
    から送信される信号との位相差を第2の位相差として測
    定し、前記第1の位相差及び前記第2の位相差が一致す
    るように調整し、調整後の信号をハンドオーバ後に前記
    移動機に対して送信し、 調整された信号を前記移動機に対して送信することで、
    前記ハンドオーバ先の基地局がハンドオーバ元の基地局
    が前記移動局に送信していた信号と同期した信号をハン
    ドオーバ後に該移動機に対して送信することを特徴とす
    る移動通信方法。
JP2000205542A 2000-07-06 2000-07-06 移動通信システム、移動機、交換機及び移動通信方法 Expired - Fee Related JP3382922B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000205542A JP3382922B2 (ja) 2000-07-06 2000-07-06 移動通信システム、移動機、交換機及び移動通信方法
US09/897,462 US20020004396A1 (en) 2000-07-06 2001-07-03 Mobile communication system and method and mobile stations and base stations in the system
EP01115682A EP1170881B1 (en) 2000-07-06 2001-07-04 Mobile communication system and method and mobile stations and base stations in the system
DE60133243T DE60133243T2 (de) 2000-07-06 2001-07-04 Mobilkommunikationssystem und Verfahren, Mobilstationen und Basisstationen für ein derartiges System
CNB011202041A CN1197285C (zh) 2000-07-06 2001-07-06 移动通信系统和方法以及在该系统中的移动台和基站
KR1020010040520A KR20020005493A (ko) 2000-07-06 2001-07-06 이동통신 시스템과 방법 및 그 시스템내의 이동국과 기지국

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000205542A JP3382922B2 (ja) 2000-07-06 2000-07-06 移動通信システム、移動機、交換機及び移動通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002027523A JP2002027523A (ja) 2002-01-25
JP3382922B2 true JP3382922B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=18702608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000205542A Expired - Fee Related JP3382922B2 (ja) 2000-07-06 2000-07-06 移動通信システム、移動機、交換機及び移動通信方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20020004396A1 (ja)
EP (1) EP1170881B1 (ja)
JP (1) JP3382922B2 (ja)
KR (1) KR20020005493A (ja)
CN (1) CN1197285C (ja)
DE (1) DE60133243T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100891785B1 (ko) 2002-04-27 2009-04-07 삼성전자주식회사 부호분할다중접속 이동통신시스템에서 멀티캐스트멀티미디어 방송 서비스를 위한 소프트 핸드오버 방법
CN1157969C (zh) * 2002-12-13 2004-07-14 大唐移动通信设备有限公司 一种移动通信系统中的切换方法
US9554319B2 (en) 2005-09-27 2017-01-24 Qualcomm Incorporated Channel handoff methods in wireless broadcast systems
US7706288B2 (en) * 2005-09-27 2010-04-27 Qualcomm Incorporated RF channel switching in broadcast OFDM systems
US20080020751A1 (en) * 2005-09-27 2008-01-24 Qualcomm Incorporated Channel monitoring methods in a wireless broadcast system
KR100874002B1 (ko) 2006-06-14 2008-12-17 한국전자통신연구원 이동통신 시스템에서 상향링크 동기화 요청 방법, 그에따른 cdma 할당 정보 요소 구조 및 그에 따른 장치
WO2007145419A2 (en) * 2006-06-14 2007-12-21 Electronics And Telecommunications Research Institute Method of uplink synchronization request method in mobile communication system, cdma allocation structure thereof, and pss apparatus using the same
US8432878B2 (en) 2008-05-02 2013-04-30 Industrial Technology Research Institute Method and apparatus for wireless communication
WO2010087665A2 (en) * 2009-02-02 2010-08-05 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting data performed by at least one base sation in wireless communication system
CN101478341B (zh) * 2009-02-12 2012-10-17 华为技术有限公司 实现基站时钟同步的方法及装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55120244A (en) * 1979-03-08 1980-09-16 Nec Corp Phase supervisory system
DE69431287T2 (de) * 1993-06-14 2003-05-15 Ericsson Telefon Ab L M Übertragungszeitjustierung in der abwärtsverbindung eines systems mit kodemultiplex-vielfachzugriff
JPH07284141A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Oki Electric Ind Co Ltd ハンドオーバ方法
JPH0819038A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Nec Corp 無線基地局間の局間同期方式
US5761608A (en) * 1996-04-01 1998-06-02 Motorola, Inc. Method and apparatus for inter-node handoff of a radio frequency communication unit
EP0845877A3 (en) * 1996-11-28 2002-03-27 Oki Electric Industry Co., Ltd. Mobile communication system for accomplishing handover with phase difference of frame sync signals corrected
US6628630B1 (en) * 1997-04-15 2003-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Spread spectrum communication method
US5872774A (en) * 1997-09-19 1999-02-16 Qualcomm Incorporated Mobile station assisted timing synchronization in a CDMA communication system
US6208871B1 (en) * 1998-02-27 2001-03-27 Motorola, Inc. Method and apparatus for providing a time adjustment to a wireless communication system

Also Published As

Publication number Publication date
US20020004396A1 (en) 2002-01-10
DE60133243D1 (de) 2008-04-30
KR20020005493A (ko) 2002-01-17
EP1170881A1 (en) 2002-01-09
CN1197285C (zh) 2005-04-13
CN1332542A (zh) 2002-01-23
EP1170881B1 (en) 2008-03-19
JP2002027523A (ja) 2002-01-25
DE60133243T2 (de) 2009-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1967033B1 (en) A method of synchronizing with an uplink channel by determining a propagation delay in a wireless communications system
EP1236242B1 (en) Mobile station positioning system and method in mobile communication system
US8433340B2 (en) Method and apparatus in a CDMA communication system
AU743242B2 (en) Method and system for determining the position of mobile radio terminals
JP4550342B2 (ja) セルラおよびpcsネットワークにおいて基地局を同期化させるシステムおよび方法
US7535932B2 (en) Radio communications system, radio network controller and base station
KR20010050945A (ko) 무선 네트워크의 노드 및 모빌 유닛의 위치 결정 방법
WO2010001676A1 (ja) 無線基地局装置、無線通信システム及び遅延補正方法
JP3382922B2 (ja) 移動通信システム、移動機、交換機及び移動通信方法
JP2005509332A (ja) Wcdmaシステムにおける基地局の同期
US7599322B2 (en) Method for measuring receive sensitivity of base station having multiple frequency allocations
JP2639840B2 (ja) ディジタル移動通信方式
US8737352B2 (en) Communication system, mobile terminal and communication method
JPH10163958A (ja) 移動体通信基地局システム
JP2872187B2 (ja) 符号分割多元接続移動通信システムのフレームオフセット制御方式
KR20020004447A (ko) Cdma 시스템에서의 이동국 신호 탐색 장치 및 그 방법
KR20110085889A (ko) 기지국, 중계기, 및 그들의 동작 방법
JP2003348631A (ja) Cdma通信方式におけるソフトハンドオーバー方法
JPH11346388A (ja) ディジタル無線システム及び無瞬断ハンドオーバ方法
JPH06232837A (ja) スペクトラム拡散通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees