JP3923911B2 - インバータトランス - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電管を点灯するインバータ装置に用いられるインバータトランスに係り、特に磁気漏れ型のインバータトランスの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の磁気漏れ型のインバータトランスとしては、例えば特許文献１に開示されたものがある。このトランスは、図10に示すように突き合わせた二つのＥ型コア１、２を備え、空隙を介して対向する一方の中央脚１ａに一次巻線３を巻回し、他方の中央脚２ａに二次巻線４を巻回したものである。そして、中央脚２ａの先端に固定したＴ形コア５の突起５ａ、５ｂで側脚２ｂ、２ｃへの磁気分路を形成することによって、一次巻線３と二次巻線４の結合を疎にして漏れインダクタンスを発生させている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平７−１７６４３９号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
インバータ装置は、それぞれの仕様に応じて放電管の点灯開始時の開放電圧と点灯後の管電流の値が決められている。磁気漏れ型のインバータトランスを用いる場合、所望の漏れインダクタンスが得られるコアの寸法形状としたり、一次巻線と二次巻線との巻数比を選ぶことにより、所定の開放電圧と管電流が得られるようにトランスを設計している。しかしコア材料や寸法誤差等のために、完成したトランスの特性にはバラツキが発生する。このため、コアの加工精度を高めたり寸法の異なる数種類のコアを用意するなどして対応しているが、コスト高になる問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一次巻線と二次巻線との結合度をインバータトランスの組立工程で微調整できるように構成して、点灯開始電圧と管電流の値を所定の値に合わせられるようにしたものである。
すなわち本発明は、互いに突き合わされて閉磁路を形成する一対のコアが、それぞれのコアに設けられた中央脚と、少なくとも一方のコアの両端部に設けられた二つの外脚とを有し、中央脚同士が空隙を介して互いに対向するとともに、一方の中央脚の周りに一次巻線を巻回し、他方の中央脚の周りに二次巻線を巻回したインバータトランスにおいて、側方に張り出した非正円形の径大部62ａを一方の中央脚62の先端に形成し、この径大部62ａに対向する他方の中央脚53の横断面の形状を非正円形とした構成を特徴とする。
【０００６】
【実施例】
図１は本発明のインバータトランスの一実施例を示す側面断面図、図２はその平面図である。絶縁性の上ボビン10は、図３に示すように複数の端子15を側面に取付けたベース部11と、ベース部11に一体成形された鍔付きの巻軸12を備えている。巻軸12は上下に貫通する孔13を有する円筒形をしている。
【０００７】
下ボビン20も、図４に示すように複数の端子25を側面に取付けたベース部21と、ベース部21に一体成形された鍔付きの巻軸22を備えている。巻軸22は上下に貫通する孔23を有する筒形である。上ボビン10の巻軸12には一次巻線30を巻回し、図示しないそのリード線を端子15に接続してある。同様に下ボビン20の巻軸22には二次巻線40を巻回し、そのリード線を端子25に接続してある。
【０００８】
磁性体からなる上コア50と下コア60が互いに突き合わされて閉磁路を形成している。図５に示すように、上コア50は、全体としては二つの外脚51、52と中央脚53を有する断面Ｅ形をしている。図６に分解して示すように、上コア50はＵ形の第１の部材50ＡとＴ形の第２の部材50Ｂを組み合わせて一体化してある。
【０００９】
Ｕ形の第１の部材50Ａは平面部54の両端に外脚51、52を有し、平面部54の中央に貫通孔55が設けてある。側面から見てＴ形をした第２の部材50Ｂは、平板状の円形部56の中央から、横断面形状が長円形の中央脚53が下方に突出している。貫通孔55の中に円形部56を位置させ、磁性体粉末を混入した接着剤57で第１の部材50Ａと第２の部材50Ｂを互いに接合して上コア50が形成されている。
【００１０】
下コア60は、図７に示すように全体としては平板部61の中央に上方に突出する中央脚62を設けた形をしている。中央脚62の上端には、側方に張り出した長円形の径大部62ａを一体に形成してある。径大部62ａは、その一部に中央脚62の下部よりも大きな径の部分を有していればよい。下コア60は、図８に示すような別個に成形した平板部61と中央脚62の二つの部材を一体化したもので、平板部61のほぼ中央に設けた孔63に、中央脚62の径小部62ｂを嵌合してある。64は二次巻線40のリード線を通過させるための切欠部である。
【００１１】
図１に示すように、上コア50の中央脚53は巻軸12の孔13の中に挿入してある。孔13の直径は、長円形の中央脚53を中で回転できる大きさになされている。下コア60は、平板部61と径大部62ａとの間に下ボビン20を挟み且つ中央脚62を巻軸12の内部に挿入し、中央脚62の径小部62ｂを孔63の中に嵌合して、平板部61と中央脚62を互いに固定してある。コア50の中央脚53の下端面とコア60の径大部62ａは空隙を介して対向している。横に張り出した径大部62ａによって、磁束の一部が外脚51、52側に漏れる磁気分路が形成されている。
【００１２】
次に、このインバータトランスの組立方法について説明する。まず、巻軸22に二次巻線40を巻回してリード線を端子25に接続した下ボビン20と、巻軸12に一次巻線30を巻回しリード線を端子15に接続した上ボビン10を用意する。そして、この下ボビン20を下コア60の平板部61の上に載置した状態で、中央脚62を孔23に挿入し、さらに径小部62ｂを孔63の中に嵌合して、平板部61と中央脚62を互いに固定する。
【００１３】
さらに、上ボビン10と、上コア50のＵ形の第１の部材50Ａ（図６）を、下コア60に固定する。次いで、第２の部材50Ｂの中央脚53を巻軸12の孔13の中に挿入して、第２の部材50Ｂを水平方向に回転させる。第２の部材50Ｂを回転すると中央脚53が回転し、図９に示すように横断面が長円形の中央脚53と長円形の径大部62ａとの対向面積が変わる。この対向面積の大きさに応じて磁気抵抗が変化するので、第２の部材50Ｂを回転することにより一次巻線30と二次巻線40との結合度を調整できる。
【００１４】
インバータトランスの端子をインバータ回路に接続し、特性を計測しながら第２の部材50Ｂを回転する。そして、所望の結合度とインダクタンスが得られた位置で第２の部材50Ｂの回転を停止し、第１の部材50Ａと第２の部材50Ｂを接着剤57などで固定する。以上でインバータトランスの組み立てが完了する。
【００１５】
なお、中央脚53及び径大部62ａの対向面の形状は長円形や楕円形に限らず、非円形であればよい。また、外脚51、52は下コア60側に一体成形してもよい。一次巻線30と二次巻線40は互いの位置を入れ換えてもよく、絶縁性のコアを使用した場合はボビン10、20が不要である。
【００１６】
【発明の効果】
本発明によれば、一次巻線と二次巻線との結合度を微調整することでコアの寸法誤差等のトランス部品のバラツキを吸収でき、所望の結合度および漏れインダクタンスを有する、特性の安定したインバータトランスを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のインバータトランスの一実施例を示す側面断面図
【図２】 同トランスの平面図
【図３】 第１のボビンの正面断面図
【図４】 第２のボビンの正面断面図
【図５】 第１のコアを下方から見た一部切欠斜視図
【図６】 第１のコアを下方から見た分解斜視図
【図７】 第２のコアの斜視図
【図８】 第２のコアの分解斜視図
【図９】 中央脚と径大部との関係を示す平面図
【図１０】 インバータトランスの従来例を示す正面断面図
【符号の説明】
30 一次巻線
40 二次巻線
50 上コア
53 中央脚
60 下コア
62 中央脚
62ａ 径大部
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電管を点灯するインバータ装置に用いられるインバータトランスに係り、特に磁気漏れ型のインバータトランスの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の磁気漏れ型のインバータトランスとしては、例えば特許文献１に開示されたものがある。このトランスは、図10に示すように突き合わせた二つのＥ型コア１、２を備え、空隙を介して対向する一方の中央脚１ａに一次巻線３を巻回し、他方の中央脚２ａに二次巻線４を巻回したものである。そして、中央脚２ａの先端に固定したＴ形コア５の突起５ａ、５ｂで側脚２ｂ、２ｃへの磁気分路を形成することによって、一次巻線３と二次巻線４の結合を疎にして漏れインダクタンスを発生させている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平７−１７６４３９号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
インバータ装置は、それぞれの仕様に応じて放電管の点灯開始時の開放電圧と点灯後の管電流の値が決められている。磁気漏れ型のインバータトランスを用いる場合、所望の漏れインダクタンスが得られるコアの寸法形状としたり、一次巻線と二次巻線との巻数比を選ぶことにより、所定の開放電圧と管電流が得られるようにトランスを設計している。しかしコア材料や寸法誤差等のために、完成したトランスの特性にはバラツキが発生する。このため、コアの加工精度を高めたり寸法の異なる数種類のコアを用意するなどして対応しているが、コスト高になる問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一次巻線と二次巻線との結合度をインバータトランスの組立工程で微調整できるように構成して、点灯開始電圧と管電流の値を所定の値に合わせられるようにしたものである。
すなわち本発明は、互いに突き合わされて閉磁路を形成する一対のコアが、それぞれのコアに設けられた中央脚と、少なくとも一方のコアの両端部に設けられた二つの外脚とを有し、中央脚同士が空隙を介して互いに対向するとともに、一方の中央脚の周りに一次巻線を巻回し、他方の中央脚の周りに二次巻線を巻回したインバータトランスにおいて、側方に張り出した非正円形の径大部62ａを一方の中央脚62の先端に形成し、この径大部62ａに対向する他方の中央脚53の横断面の形状を非正円形とした構成を特徴とする。
【０００６】
【実施例】
図１は本発明のインバータトランスの一実施例を示す側面断面図、図２はその平面図である。絶縁性の上ボビン10は、図３に示すように複数の端子15を側面に取付けたベース部11と、ベース部11に一体成形された鍔付きの巻軸12を備えている。巻軸12は上下に貫通する孔13を有する円筒形をしている。
【０００７】
下ボビン20も、図４に示すように複数の端子25を側面に取付けたベース部21と、ベース部21に一体成形された鍔付きの巻軸22を備えている。巻軸22は上下に貫通する孔23を有する筒形である。上ボビン10の巻軸12には一次巻線30を巻回し、図示しないそのリード線を端子15に接続してある。同様に下ボビン20の巻軸22には二次巻線40を巻回し、そのリード線を端子25に接続してある。
【０００８】
磁性体からなる上コア50と下コア60が互いに突き合わされて閉磁路を形成している。図５に示すように、上コア50は、全体としては二つの外脚51、52と中央脚53を有する断面Ｅ形をしている。図６に分解して示すように、上コア50はＵ形の第１の部材50ＡとＴ形の第２の部材50Ｂを組み合わせて一体化してある。
【０００９】
Ｕ形の第１の部材50Ａは平面部54の両端に外脚51、52を有し、平面部54の中央に貫通孔55が設けてある。側面から見てＴ形をした第２の部材50Ｂは、平板状の円形部56の中央から、横断面形状が長円形の中央脚53が下方に突出している。貫通孔55の中に円形部56を位置させ、磁性体粉末を混入した接着剤57で第１の部材50Ａと第２の部材50Ｂを互いに接合して上コア50が形成されている。
【００１０】
下コア60は、図７に示すように全体としては平板部61の中央に上方に突出する中央脚62を設けた形をしている。中央脚62の上端には、側方に張り出した長円形の径大部62ａを一体に形成してある。径大部62ａは、その一部に中央脚62の下部よりも大きな径の部分を有していればよい。下コア60は、図８に示すような別個に成形した平板部61と中央脚62の二つの部材を一体化したもので、平板部61のほぼ中央に設けた孔63に、中央脚62の径小部62ｂを嵌合してある。64は二次巻線40のリード線を通過させるための切欠部である。
【００１１】
図１に示すように、上コア50の中央脚53は巻軸12の孔13の中に挿入してある。孔13の直径は、長円形の中央脚53を中で回転できる大きさになされている。下コア60は、平板部61と径大部62ａとの間に下ボビン20を挟み且つ中央脚62を巻軸12の内部に挿入し、中央脚62の径小部62ｂを孔63の中に嵌合して、平板部61と中央脚62を互いに固定してある。コア50の中央脚53の下端面とコア60の径大部62ａは空隙を介して対向している。横に張り出した径大部62ａによって、磁束の一部が外脚51、52側に漏れる磁気分路が形成されている。
【００１２】
次に、このインバータトランスの組立方法について説明する。まず、巻軸22に二次巻線40を巻回してリード線を端子25に接続した下ボビン20と、巻軸12に一次巻線30を巻回しリード線を端子15に接続した上ボビン10を用意する。そして、この下ボビン20を下コア60の平板部61の上に載置した状態で、中央脚62を孔23に挿入し、さらに径小部62ｂを孔63の中に嵌合して、平板部61と中央脚62を互いに固定する。
【００１３】
さらに、上ボビン10と、上コア50のＵ形の第１の部材50Ａ（図６）を、下コア60に固定する。次いで、第２の部材50Ｂの中央脚53を巻軸12の孔13の中に挿入して、第２の部材50Ｂを水平方向に回転させる。第２の部材50Ｂを回転すると中央脚53が回転し、図９に示すように横断面が長円形の中央脚53と長円形の径大部62ａとの対向面積が変わる。この対向面積の大きさに応じて磁気抵抗が変化するので、第２の部材50Ｂを回転することにより一次巻線30と二次巻線40との結合度を調整できる。
【００１４】
インバータトランスの端子をインバータ回路に接続し、特性を計測しながら第２の部材50Ｂを回転する。そして、所望の結合度とインダクタンスが得られた位置で第２の部材50Ｂの回転を停止し、第１の部材50Ａと第２の部材50Ｂを接着剤57などで固定する。以上でインバータトランスの組み立てが完了する。
【００１５】
なお、中央脚53及び径大部62ａの対向面の形状は長円形や楕円形に限らず、非円形であればよい。また、外脚51、52は下コア60側に一体成形してもよい。一次巻線30と二次巻線40は互いの位置を入れ換えてもよく、絶縁性のコアを使用した場合はボビン10、20が不要である。
【００１６】
【発明の効果】
本発明によれば、一次巻線と二次巻線との結合度を微調整することでコアの寸法誤差等のトランス部品のバラツキを吸収でき、所望の結合度および漏れインダクタンスを有する、特性の安定したインバータトランスを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のインバータトランスの一実施例を示す側面断面図
【図２】 同トランスの平面図
【図３】 第１のボビンの正面断面図
【図４】 第２のボビンの正面断面図
【図５】 第１のコアを下方から見た一部切欠斜視図
【図６】 第１のコアを下方から見た分解斜視図
【図７】 第２のコアの斜視図
【図８】 第２のコアの分解斜視図
【図９】 中央脚と径大部との関係を示す平面図
【図１０】 インバータトランスの従来例を示す正面断面図
【符号の説明】
30 一次巻線
40 二次巻線
50 上コア
53 中央脚
60 下コア
62 中央脚
62ａ 径大部
Claims (3)
- 互いに突き合わされて閉磁路を形成する一対のコアが、それぞれのコアに設けられた中央脚と、少なくとも一方のコアの両端部に設けられた二つの外脚とを有し、中央脚同士が空隙を介して互いに対向するとともに、一方の中央脚の周りに一次巻線を巻回し、他方の中央脚の周りに二次巻線を巻回したインバータトランスにおいて、側方に張り出した非正円形の径大部（62ａ）を一方の中央脚（62）の先端に形成し、該径大部（62ａ）に対向する他方の中央脚（53）の横断面形状を非正円形としたことを特徴とするインバータトランス。
- 横断面が非正円形の中央脚（53）を有する一方のコア（50）が、複数の部材を結合して組立てられ、結合前の中央脚（53）が回転可能であり、中央脚（53）を回転させたとき中央脚（53）と他方のコア（60）の径大部（62ａ）との対向面積が変化する請求項１のインバータトランス。
- 非正円形の径大部（62ａ）を中央脚（62）の先端に形成した他方のコア（60）が複数の部材を結合して組立てられている請求項２のインバータトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003061589A JP3923911B2 (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | インバータトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003061589A JP3923911B2 (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | インバータトランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004273711A JP2004273711A (ja) | 2004-09-30 |
| JP3923911B2 true JP3923911B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=33123769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003061589A Expired - Fee Related JP3923911B2 (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | インバータトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3923911B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108899182A (zh) * | 2018-04-15 | 2018-11-27 | 珠海市富源电子有限公司 | 高压短路保护变压器 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6132461B2 (ja) * | 2011-10-05 | 2017-05-24 | Tdk株式会社 | コイル部品 |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003061589A patent/JP3923911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108899182A (zh) * | 2018-04-15 | 2018-11-27 | 珠海市富源电子有限公司 | 高压短路保护变压器 |
| CN108899182B (zh) * | 2018-04-15 | 2021-01-05 | 珠海市富源电子有限公司 | 高压短路保护变压器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004273711A (ja) | 2004-09-30 |
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