JP2770507B2 - 変流器 - Google Patents

変流器

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JP2770507B2
JP2770507B2 JP1319546A JP31954689A JP2770507B2 JP 2770507 B2 JP2770507 B2 JP 2770507B2 JP 1319546 A JP1319546 A JP 1319546A JP 31954689 A JP31954689 A JP 31954689A JP 2770507 B2 JP2770507 B2 JP 2770507B2
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JP
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彦三 森下
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は計器用変流器の負担特性の改善に関する。
[従来の技術] 第2図に従来の変流器の構成を示す。図において、鉄
心3にまず二次巻線2を巻き、その上に重ねて一次巻線
1を巻いている。
鉄心3には誤差調整用の巻線のための例えば3個の孔
4,5及び6が鉄心3の幅W内の任意の位置に設けられて
おり、これらの孔の一部又はすべてに二次巻線2の一方
の端部を通して巻き巻線を形成させている。その巻方向
については、二次巻線2の巻方向と同じ方向に巻く場合
を「部分巻足し」と称し、巻き方向に逆に巻く場合を
「部分巻戻し」と称している。
第2図において、孔4に巻線2の一方の端部2Aを「部
分巻足し」方向に巻いて一回巻きの巻線21を形成させて
おり、これによって鉄心3の断面を通る磁束の一部が巻
線21を貫通する。巻線21を貫通する磁束の全磁束に対す
る割合は鉄心の幅W内での孔4の位置によって定まる
が、巻線21による起電力は二次巻線2の1巻きによる起
電力より小さく、その起電力が二次巻線2の起電力に加
算される。従来の変流器においてはこの増分によって起
電力を調節し、二次巻線2の起電力の誤差を定格負担
(変流器に接続される測定装置の消費電力で、例えば40
VA)から定格負担の25%(上記例では10VA)までの範囲
で所定の誤差の規格(JISC1736、計器変成器)に適合す
るようになされている。上記第2図の従来例においては
1個の孔4のみを用いているが、必要な場合には複数の
孔を使用し、またその巻方向も「部分巻足し」及び「部
分巻戻し」を組合せて前記所定の誤差の規格に適合する
ように調整する。
[発明が解決しようとする課題] 従来の変流器においては定格負担から定格負担の25%
までの範囲においてのみ所定の規格に定められた誤差を
越えないようになされているが、変流器の実際の使用に
おいては、定格負担の25%から零負担の範囲においても
所定の誤差を越えないものが要求される場合がある。し
かしながら従来例においては、複数の孔4,5及び6を用
いて調整しても定格負担から零負担までの広い範囲にお
いて前記所定の誤差を越えないものを得ることはできな
かった。
本発明は零負担から定格負担までの範囲で所定の規格
に適合する変流器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 少なくとも2個の孔を磁束の通路中に有する鉄心及び
その鉄心に巻かれた1次及び2次巻線から構成され、2
次巻線の一方の端末部を前記少なくとも2個の孔の内の
少なくとも1個の孔に、2次巻線の巻方向と同じ巻方向
又は前記巻方向に逆の巻方向に巻いて巻線を形成させ、
定格負担からそれ以下の所定の負担までの範囲において
誤差が所定の大きさ以下になるように調整する変流器に
おいて、前記2次巻線の一方の端末部に接続された分岐
導線を変流器の誤差が前記所定の負担から零負担までの
範囲において前記所定の誤差以下になるように前記少な
くとも2個の孔の内の少なくとも1個を選択するととも
に、その選択された孔への巻方向を選定して巻くことに
よって2次巻線を形成させている。
[作用] 2次巻線の一方の端末部2Aに分岐導線22を接続するこ
とによって実質的に2個の2次巻線を形成させ、それぞ
れの2次巻線が定格負担から定格負担より小さい所定の
負担までの範囲及び前記所定の負担から零負担までの範
囲を担当するよう区別して用いることによりそれぞれの
範囲内で誤差の補正を行なう。
[実施例] 第1図にこの発明の計器用変流器の構成を示す。図に
おいて、鉄心3にまず2次巻線2を巻き、次にその上に
重ねて1次巻線1が巻かれており、2次巻線2の一方の
端末部2Aには分岐導線22が接続されている。鉄心3には
例えば3個の孔4,5及び6が鉄心3の幅W内の任意の位
置に設けられている。例えば孔4は鉄心3の幅Wの中心
を示す中心線Cから鉄心3の内部方向に偏った位置に設
けられており、孔5は中心線Cから外部方向は偏った位
置に設けられている。このように孔を配置することによ
って、これらの孔を使用して形成した巻線を貫通する磁
束の量が使用する孔によって異なるようにすることがで
きる。
第1図に示す実施例においては、巻線2の端末部2Aは
孔4に「部分巻足し」方向に1回巻かれており、分岐導
線22はまず孔4に「部分巻足し」方向に1回巻かれ、次
に孔5に同様に「部分巻足し」方向に1回巻かれてい
る。
この変流器を使用する場合には、定格負担から定格負
担の25%までの範囲においては、2次巻線2の他方の端
末2Bと端末部2Aを用いて変流器出力を取り出し、定格負
担の25%から零負担までの範囲においては端末2Bと分岐
導線22を用いて変流器出力を取り出す。
第1図に示す実施例においては、端末2Bは孔4に「部
分巻足し」方向に巻かれており、分岐導線22は孔4及び
5にそれぞれ「部分巻足し」方向に巻かれているが、こ
れらの孔及び巻方向については、この変流器の製造時
に、端末2Aを巻く孔及び巻方向を、定格負担から定格負
担の25%までの範囲で所定の規格に適合するように設計
し、また分岐導線22を巻く孔及び巻方向を、定格負担の
25%から零負担の範囲で前記所定の規格に適合するよう
に設計しておく。
なお鉄心3に設けられる孔数は3個以上であってもよ
い。
[発明の効果] この発明によれば、変流器の2次巻線の一方の端末部
2Aに分岐導線22を接続し、端末部2Aと2次巻線の他方の
端末2B間の出力を、この変流器を定格負担から定格負担
の25%までの範囲で使用するときの出力とし、この出力
が所定の規格に適合するように端末部2Aを巻く孔及び巻
方向を選定し、また端末2Bと分岐導線22間の出力をこの
変流器を定格負担の25%から零負担までの範囲で使用す
るときの出力として、分岐導線22を巻く孔及び巻方向
を、この出力が前記所定規格に適合するように選定する
ことによって、定格負担から零負担までの広い範囲で所
定の規格に適合する変流器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の変流器の側面図、第2図は従来の技
術による変流器の側面図である。 図中1は1次巻線、2は2次巻線、2Aは端末部、3は鉄
心、4,5,6は孔、22は分岐導線である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個の孔を磁束の通路中に有す
    る鉄心及びその鉄心に巻かれた1次及び2次巻線を有
    し、2次巻線の一方の端末部を前記少なくとも2個の孔
    の内の少なくとも1個の孔に、2次巻線の巻方向と同じ
    巻方向又は前記巻方向に逆の巻方向に巻いて巻線を形成
    させ、定格負担からそれ以下の所定の負担までの範囲に
    おいて誤差が所定の大きさ以下になるように調整する変
    流器において、 前記2次巻線の一方の端末部に接続された分岐導線を、
    前記少なくとも2個の孔の内の少なくとも1個を選択す
    るとともに、その選択された孔への巻方向を選定して、
    前記所定の負担から零負担までの範囲において、変流器
    の誤差が前記所定の大きさ以下になるように2次巻線を
    形成させた変流器。
JP1319546A 1989-12-08 1989-12-08 変流器 Expired - Lifetime JP2770507B2 (ja)

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