JP3923630B2 - バッチデジタイズ機能を有するノンリニア映像編集システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン放送に使用する映像編集システムに係り、特に、ランダムアクセスが可能な不揮発性のデジタルデータ記憶装置を用いたノンリニア映像編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像編集システムとして、長らくビデオテープレコーダ(VTR)が使用されてきた。VTRは、その記録媒体としてシーケンシャルアクセスを行う磁気テープを用いるため、あるシーンを録画した直後に、そのシーンを再生したいような場合に、テープ巻き戻しに伴う待ち時間が発生し、迅速な応答が困難であった。また、録画済みの映像の編集の際にも迅速な編集を行うには、シーケンシャルアクセスおよび低速な記録再生速度が支障となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、近年、映像のデータ圧縮技術の進歩と相俟って、磁気ディスク装置(ハードディスク装置)のようなより高速なランダムアクセスの可能な記憶媒体を利用したいわゆるノンリニア映像編集システムが使用され始めている。
【0004】
ノンリニア映像編集システムにおいては、外部VTRや回線から一旦デジタイズしてディスク内に取り込んだ映像データについては、タイムラインと呼ばれる編集機能を用いて、迅速に、そのディスク内の映像の任意のシーンを切り出して組み合わせることにより、いわゆるカット編集を行うことができる。この際のシーンの「切り出し」は実際の映像データの複写を行う訳ではなく、単に、元の映像データの部分であるシーンを特定する情報、すなわちディスク上でのそのシーンの開始位置および終了位置の情報(通常、アドレス情報)を保持することにより、等価的に映像データの複写が行える。編集結果の再生時には、このシーン特定情報を参照して、元の映像データの対応する範囲の内容をディスクから読み出すことにより、再生が行われる。タイムライン上でのこのようなカットシーンを時系列に並べた映像データはパッケージと呼ばれる。したがって、一旦ディスクに取り込まれた映像データからカット編集を行うことは、極めて迅速かつ容易に実現される。
【0005】
外部から映像信号をデジタル化してディスク内に取り込むことを収録と呼ぶ。この収録の方法には、特に通信回線からの映像信号などのように編集システム側からその再生を制御できないような場合に、その映像信号全体を連続的にデジタイズする方法がある。この方法はベタ収録と呼ばれる。勿論、再生を操作することができる外部VTRからベタ収録を行うことも可能である。ベタ収録の場合には、ユーザは、デジタイズの指示を行った後は、他の作業に取りかかることができるが、収録が完了するまで、内部に取り込まれた映像データに基づいてシーンのカット編集を行うことができなかった。
【0006】
これに対して、ユーザが外部VTRを操作して必要な映像部分を見つけながら、それらの部分のみをリアルタイムに収録していく方法がある。この場合、必要な部分のみを確認しながらディスク内に映像データを格納するので、ディスクの容量を無駄に使用することが避けられ、また、収録の終了時にパッケージも出来上がっている、という利点がある。しかし、取り込み対象のシーンを収録している間は、ノンリニア映像編集装置といえども、その時間を短縮することはできず、何箇所ものシーンを収録してパッケージを作成するには、相当の時間、編集システムの操作につきっきりとならざるをえない。
【0007】
この問題に対して、外部VTRを操作しながら必要な映像範囲を見つけて、その範囲の開始位置と終了位置の情報のみを先に入力し、その後、それらの範囲の映像を自動的に一括してデジタイズする方法が知られている。これはバッチデジタイズと呼ばれる。このようなバッチデジタイズによれば、必要な映像の範囲を見つけるユーザの作業は必要であるが、システムによる実際の収録動作中はユーザは別の仕事を行うことができる。
【0008】
しかしながら、この従来のバッチデジタイズにおいても、なお、次のような問題があった。通常、ニュースの元素材がカメラにより収録されたカセットテープは、編集者に渡されるときには巻き戻されていない状態にある場合が多く、編集者はそのようなカセットテープを受け取ると、一旦テープを先頭まで巻き戻してから、上記の作業を行う必要があった。そのため、巻き戻しが終わるまでバッチデジタイズの作業を開始することができなかった。また、個々の必要な範囲の開始位置と終了位置を順次指定していく作業は煩雑であった。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザにとって従来のバッチデジタイズよりも更に簡便で迅速な作業を行うことができるバッチデジタイズ機能を有するノンリニア映像編集システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるバッチデジタイズ機能を有するノンリニア映像編集システムは、デジタル化された映像データを格納する不揮発性のランダムアクセス記憶装置と、該ランダムアクセス記憶装置に対して外部から映像データを収録する収録手段と、ユーザの指示に応じて外部のビデオテープレコーダを制御するとともに前記収録手段を制御する制御手段と、前記制御手段は、前記ビデオテープレコーダの再生中にユーザから収録の対象となるテープ上の箇所の指示を受け付け、この箇所に応じた収録範囲を示す位置情報を生成して記憶し、ユーザからのデジタイズ開始指示に応じて、その時点で記憶している前記位置情報をテープの先頭に近い順に読み出して、該読み出された位置情報で定まる範囲の映像を順次前記ビデオテープレコーダから再生して、前記収録手段を介して前記ランダムアクセス記憶装置へ収録する制御を行うことを特徴とする。
【0011】
この構成により、逆方向への再生時に収録箇所の指定ができるので、この作業がテープの巻き戻しを兼ねることができる。その結果、巻き戻しの完了を待つことなく、バッチデジタイズの作業を開始することができる。
【0012】
また、収録範囲の指定のために1箇所のみを指定すればよいので、作業手順が簡素化される。
【0013】
より具体的には、前記収録範囲を示す位置情報を記憶するテーブルを有し、前記制御手段は、前記テーブル内の前記位置情報を含む複数のレコードデータを、前記テープ上の箇所がテープ先頭に近い順にソートする。
【0014】
本発明による他のバッチデジタイズ機能を有するノンリニア映像編集システムは、デジタル化された映像データを格納する不揮発性のランダムアクセス記憶装置と、該ランダムアクセス記憶装置に対して外部から映像データを収録する収録手段と、ユーザの指示に応じて外部のビデオテープレコーダを制御するとともに前記収録手段を制御する制御手段と、前記制御手段は、前記ビデオテープレコーダの再生中にユーザから収録の対象となるテープ上の箇所の指示を受け付け、この箇所に応じた収録範囲を示す位置情報を生成して記憶し、ユーザからのデジタイズ開始指示に応じて、その時点で記憶している前記位置情報を、当該箇所が最も最近に指定された順に読み出して、該読み出された範囲の映像を順次前記ビデオテープレコーダから再生して、前記ランダムアクセス記憶装置へ収録する制御を行うことを特徴とする。この構成によっても、上記とほぼ同様の作用効果が得られる。
【0015】
前記テープ上の箇所に応じた収録範囲は、前記箇所の前後の予め定められた時間の範囲、前記箇所のテープ先頭側の予め定められた時間の範囲、および前記箇所のテープ後端側の予め定められた時間の範囲のいずれか1つである。システムはこれらの1つを採用するか、あるいは、これらをユーザが選択できるようにする。
【0016】
前記テープ上の箇所および前記位置情報として、前記ビデオテープレコーダから再生時に出力されるタイムコードを用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面により詳細に説明する。
【0018】
まず、図1に本発明が適用されたノンリニア映像編集システムの全体の概略構成を示す。このシステムは、中心にデジタル録画再生装置10を有する。デジタル録画再生装置10は、映像(ビデオ)データおよび音声(オーディオ)データをデジタル的に記憶する不揮発性のランダムアクセス記憶装置140を内蔵する。本実施の形態では、ランダムアクセス記憶装置140として、ハードディスク装置を用いる。デジタル録画再生装置10の前段には、複数台のVTRを接続できるセレクタ4を有する。また、電波による映像データを受信する受信装置(図ではマイクロ波受信装置を模擬的にパラボラアンテナで示している)も接続できる。セレクタ4の出力映像および受信装置の出力映像はそれぞれモニタ6c,6dで監視することができる。セレクタ4はデジタル録画再生装置10により制御される。デジタル録画再生装置10の後段には、2系統の出力およびセレクタ4の出力を選択的に切替出力するスイッチャ8およびこの出力に加工を施すためのスーパー・モザイク装置191およびオーディオフェーダ192が配置されている。デジタル録画再生装置10の2系統の出力映像はそれぞれモニタ6a,6bで監視できるようになっている。なお、これらのモニタ6a〜6dの全てが必須のものではない。また、スーパー・モザイク装置191およびオーディオフェーダ192も映像や音声の加工が必要な場合に用いればよい。
【0019】
デジタル録画再生装置10には、キーボード14、マウス16、およびディスプレイ12が接続される。マウス16の代わりにトラックボール等の任意のポインティングデバイスを用いることも可能である。ディスプレイ12、キーボード14およびマウス16は、GUI(Graphic User Interface)を援助するための装置であり、収録、編集および再生等の各種操作を表示ディスプレイ画面上で対話的に行うためのものである。
【0020】
さらに、デジタル録画再生装置10には操作コントローラ(操作部)18が接続される。ユーザは、後述するプロセッサの制御下で、操作コントローラ18により、デジタル録画再生装置10、スイッチャ8、スーパー・モザイク装置191、オーディオフェーダ192、外部VTR等を操作することができる。操作コントローラ18においても、マウス16やキーボード14を用いたGUIによる操作と殆ど同じ操作を行うことができる。操作コントローラ18特有の操作としては、ジョグ・シャトルダイアル18aによる再生速度の可変制御が可能である。このダイヤル18aの機能については後述する。
【0021】
デジタル録画再生装置10は、内部にランダムアクセス記憶装置140の他、後述するリソース171〜174を内蔵するとともに、ワイプ、ディゾルブ等の効果を実現するためのミックスエフェクト(M/E)カード180を内蔵している。
【0022】
図2に、デジタル録画再生装置10のハードウエア構成を示す。
【0023】
デジタル録画再生装置10には、本例では、17スロットのEISAバス110と、12スロットのデジタルビデオバス(CCIR601)130を備えている。EISAバス125のスロットには、プロセッサカード121、ディスプレイコントローラカード122、RS422インタフェースカード125が装着される。また、カードによっては、EISAバス125およびデジタルビデオバス130の両スロットにまたがって装着される。図示の例では、このようなカードは、ゲンロックリファレンスカード124、ディスクコントローラカード123、ビデオ入力インタフェースカード126、ビデオ出力インタフェースカード127、およびオーディオ入出力インタフェースカード128である。
【0024】
プロセッサカード121には、マイクロプロセッサ、RAM、入出力インタフェース等が搭載されている。このプロセッサカード121には、システム用のハードディスクドライブ160およびフロッピーディスク(フレキシブルディスク)ドライブ150が接続され、さらにキーボード14及びマウス16が接続される。ディスプレイコントローラカード122にはディスプレイコントローラが搭載され、ディスプレイ12の表示動作を制御する。
【0025】
ビデオ入力インタフェースカード126には、外部VTRからのビデオ入力が接続され、ビデオ出力インタフェースカード127から外部のモニタへのビデオ信号が出力される。また、オーディオ入出力インタフェースカード128では、外部VTRからのオーディオ入力および外部のスピーカへのオーディオ出力のインタフェースがとられる。これらの入出力インタフェースカードは増設することができる。
【0026】
デジタルビデオバス130には、入出力ビデオ信号を切り替えるビデオルータ133を内蔵している。ビデオルータ133は、プロセッサの制御下で、この例では、32入力の任意の入力を32出力の任意の出力へ切り替えることができる。
【0027】
ディスクコントローラボード123は、ビデオ用ハードディスクディスクドライブ(ランダムアクセス記憶装置)140を制御する。この例では、SCSI−2FAST/WIDEバス135を介して4.2Gバイトのハードディスクを複数台(図の例では4台:計16.8Gバイト)制御している。ディスクコントローラボード123およびハードディスクドライブ(以下、単にディスクともいう)140は複数組増設することもできる。
【0028】
ゲンロックリファレンスインタフェースカード124には、内部クロックを外部の通常のNTSCまたはPALのブラックバースト信号にロックするためのものである。RS422インタフェースカード125は、操作コントローラ18を接続するためのインタフェースを提供する。
【0029】
図3に、ディスクコントローラカード123に搭載されるディスクコントローラ123aの構成を示す。これは、図2において、ディスクコントローラカード123を2枚実装した場合に相当する。1つのディスクコントローラ123aには、2つのチャンネルのために2個のJPEG(Joint Photographic Expert Group)圧縮/伸張チップ123b,123cを有している。より長時間の映像信号の収録のために、本例では、モーションJPEG圧縮技術を利用し、映像を圧縮してハードディスクに格納する。各チップには、1本のビデオ入出力チャンネルと、4本のオーディオ入出力チャンネルがあり、入力ビデオ信号およびオーディオ信号を圧縮してディスクに格納するとともに、この圧縮格納情報を伸張して出力することができる。
【0030】
本システムでは、図4に示すように、おのおのレコーダまたはプレーヤとして機能しうる複数(ここでは4個)の物理的なリソース(JPEG圧縮伸張部)171〜174を有する。これら4個のリソースはそれぞれAチャンネル〜Dチャンネルに対応し、また、これらのリソースの個数は、図3に示した圧縮/伸張チップの個数に対応する。ユーザの目的に応じてこれらのリソースを収録/再生あるいは編集等の異なる機能に割り当てることができる。本システムでは、このような論理的なビデオレコーダ(プレーヤ)を仮想レコーダあるいは仮想プレーヤ(または内部プレーヤ)と呼ぶ。図1の例では、リソース171をレコーダ専用に使用し、リソース172をレコーダとプレーヤに切り替え使用している。また、リソース173はプレーヤとタイムライン再生(編集)用に切り替えて使用し、リソース174はプレーヤ専用に使用している。各リソースは、ディスク140に対して独立にアクセスすることができる。また、ディスク140に対して、周知のストライピング等の手法により、見かけ上、書き込みと読み出しを同時にデジタイズ開始できるように構成されている。例えば、あるリソースで書き込み中のシーンデータを他のリソースで数秒の遅れで読み出すことができる。この数秒の遅れは、データの読み書きの相対的なずれを吸収するためのデータのバッファリングに相当する時間である。
【0031】
ここで、本明細書における「タイムライン」とは複数の映像シーン(および対応する音声シーン)を時間軸上で組み合わせるカット編集の機能またはそのための作業エリアを表わし、このカット編集により作成されるものが「プレイリスト」である。プレイリストにより定まるパッケージの再生はプレーヤではなくタイムライン(TL)に割り当てられたリソースにより再生される。したがって、このリソースを「TL:タイムライン」と称することもある。
【0032】
図5に、本実施の形態におけるディスプレイ12の画面上に表示される基本的な編集画面(ルートウインドウと呼ぶ)の一例を示す。この画面は本システムの初期画面であり、この骨格に相当する映像データはシステム用のディスクに格納されており、種々のデータおよびパラメータの内容が画面内の各種エリア内に可変表示されるようになっている。各種エリアとしては、画面上段の左から「シーン管理」エリア、「ステータス」エリア、「オーディオ・モニタ」エリア、画面中段に「タイムデータ」エリア、画面下段に「タイムライン」エリアがある。
【0033】
シーン管理エリアは、ディスク内に格納された映像データ(カセット、パッケージ等)の各種データを階層的に管理するためのものである。このエリアを参照しながら、目的のカセット(図1の仮想的な内部カセット141)やパッケージの選択、移動、複写、削除等が行える。シーン管理エリア内の右端には、シーン管理エリア内で選択されたパッケージ等の内容のリスト表示が行われるエリアがある。
【0034】
ステータスエリアは、上述したチャンネルA〜Dの現在の割当の対象(回線、VTR、TL、転送等)およびその状態(収録中、再生中、転送中等)を示している。図の例では、チャンネルAがVTRに、チャンネルBがTLに、チャンネルCが回線に、チャンネルDが転送に、それぞれ割り当てられている。
【0035】
オーディオ・モニタエリアは、オーディオの4つのトラックの現在の状態を示すためのエリアである。
【0036】
タイムデータエリアは、タイムライン編集の対象となる各種パラメータを表示するエリアである。基準トラックの表示部、およびTLにおける編集対象の現在位置(ポジション)、編集対象シーンのIN点、OUT点、デュレーション、スプリット、スピードが表示される。「スプリット」とは、通常、基準トラックである映像トラックのカット点が音声トラックのシーンのカット点に対してずれている量を示す。このエリアには、さらに、TLに対するソースとしてのデバイスの表示部(図ではデバイスPP1が選択されている)、およびそのデバイスにおける編集対象のシーンのIN点、OUT点、デュレーションが表示される。
【0037】
このエリアに下部には、現在TLに掛けられているパッケージを構成しているシーンのTL上のタイムコード、およびそのシーンの特定情報のリストを表示している。
【0038】
タイムデータエリアの右側には、任意のデータ等を捨てるためのゴミ箱が配置されている。
【0039】
タイムラインエリアは、与えられたパッケージの内容を時系列に表示するエリアであり、主としてこのエリアでタイムライン編集を行うことができる。タイムラインエリア内の表示は、タイムライン(時系列)表示とリスト表示とが切り替えられるようになっており、その指示はタイムラインエリアの左上にあるボタンで選択できる。図の例では、タイムライン表示が選択されている。タイムライン表示では、パッケージの先頭からの相対的な時間が時・分・秒・フィールド(またはフレーム)の形式の数値からなるタイムコードで示される。また、シーンの「上書き」および「割り込み」の選択ボタンも用意されている。時系列表示では、1本の映像のトラック(V)と、4本の音声トラック(A1〜A4)が表示される。図示しないが、各トラックの現在フォーカスされているシーンを強調して表示することが好ましい。Vトラック上の逆三角点は、現在の編集点の位置を示している。A4トラックの下にあるバー表示は、タイムラインの再生の進行状況を示している。このタイムラインエリア内の横軸の縮尺は右下の虫眼鏡アイコンで可変操作できる。このバー表示の下に、全体のパッケージのどれだけの割合のどの部分が表示されているかをスクロールバー表示している。このタイムラインエリアの最下段には、タイムラインの再生等を操作するためのボタン(<<、<、||、>、>>)およびシーンのフォーカスを移動させるための(シーンの頭だし)ボタン(|<、>|)が配置されている。また、コマ送りのためのボタン(−、+)、および後に詳述するVIEW指示のためのVIEWボタンもある。
【0040】
タイムラインエリアの右端には、各トラックの空白(ブランク)シーンの個数の表示部、および空白シーンの検索指示を行うボタンが配置されている。また、シーンの編集時に割り込みを行うか、上書きを行うかの選択ボタンも配置されている。
【0041】
ルートウインドウ画面の左上の枠部には、「ファイル」や「編集」等のプルダウンメニューが配置されている。「ファイル」のメニューからファイルの作成、保存、名称変更等の操作が行える。さらに、その下には、各種操作ボタンを並べたツールバーが配置されている。
【0042】
図6に、本実施の形態において用いる操作コントローラ18の一例の平面図を示す。
【0043】
操作コントローラ18の左上の18bは、右下のテンキー18vでユーザが入力したタイムコードなどの数値を表示する液晶表示部である。その下のキー群18cは、図5のタイムラインエリア内の操作対象のトラックを選択するためのものである。その下のEXECキーは、VTRからの直接タイムライン編集における収録のデジタイズ開始指示を行うためのキーである。INSERTキーおよびOVERWRITEキーは、図5のタイムラインエリア内の「上書き」「割り込み」と同じ機能を果たす。キー群18dは、操作の対象を選択するためのデバイス選択キーであり、「TL」はタイムライン、「P1」,「P2」は2台の外部VTR、「PP1」,「PP2」は2台の内部の仮想プレーヤを表している。キー群18eの中のVIEWキーは図5に示したVIEWボタンと同じである。キー群18dの下のMARKINキーとMARKOUTキーは、それぞれ、ユーザがモニタを見ながら所望のIN点およびOUT点をシステムに知らせるためのキーである。その下のALLSTOPキーは、操作や動作の中断を指示するためのキーである。
【0044】
操作コントローラ18の中央上段のキー群18hは、タイムライン編集において用いる編集キーである。その下のキー群18iは、カセットの選択や編集点またはシーンの頭出しを行うためのキーである。更にその下のキー群18jは、1倍速再生、静止画再生、タイムコードによるサーチのためのキーである。
【0045】
中央下部には可変速再生操作のためのダイヤル18aがあり、その上に、このダイヤル18aをシャトルダイヤルとして機能させるか、あるいは、ジョグダイヤルとして機能させるかを指示するためのキー18f,18gがある。シャトルダイヤルは、その回転角度に応じて再生速度を決定するものであり、傾きを大きくするほど再生速度が速くなる。傾きを0にすると再生が静止する。ジョグダイヤルはその回転の速さに応じて再生速度を決定するものであり、早く回転させるほど再生速度が速くなる。回転を停止すると再生が静止する。現在の再生の向きはインジケータ18kにより表示される。ユーザは、通常、ダイヤル18aの操作を、再生出力の接続されたモニタを見ながら行う。
【0046】
操作コントローラ18の右上のキー群18mは、図5等の画面の上に表示されるGUIポインタ(図示せず)の操作キーである。GUIポインタは、TABキー、SHIFTTABキーにより、後述するルートウインドウ内で順次各エリアにフォーカス(反転表示等)を移動し、そのエリア内でのフォーカスの移動を矢印キーにより行う。キー群18nのSETINキーはIN点を、SETOUTキーはOUT点をテンキーで数値入力したときの確定用のキーである。キー群18o内のPROGRECキーは、後述するバッチデジタイズウインドウを開くためのキーである。キー群18pについては本発明に直接関係ないので説明を省略する。
【0047】
図7に、本実施の形態においてビデオ用ハードディスクドライブ140に格納される映像等のデータのフォーマットを示す。外部のVTRや回線からは、1トラック分の映像データ、4トラック分の音声データ、および1トラック分のタイムコード(TC)が組として、ハードディスクドライブ140内の仮想的な内部カセット(図1の141に対応)に格納される。なお、外部VTRからのタイムコードは、その外部VTRに装填された実カセット内の映像を撮影したカメラから生成され、映像とともにテープに記録されたものである。このタイムコードはオリジナルのタイムコードと呼ぶ。
【0048】
本明細書では、内部カセットに一度に書き込まれる連続した映像等の単位を「レコード」と呼ぶ。また、内部カセットに記録されたレコード内の着目した一部分を「シーン」と呼ぶ。このシーンは、タイムライン編集時にその開始位置であるIN点および終了位置であるOUT点の情報により特定される。このIN点およびOUT点のデータはディスクの中で一意に定まるアドレスであり、ここでは「フィールド番号(またはフレーム番号)」である。このIN点、OUT点のデータがユーザによりタイムコードで指定された場合には、対応するフィールド番号に変換(換算)される。なお、レコードの開始位置および終了位置もそれぞれIN点およびOUT点と呼ぶ。
【0049】
図7の下段に示すように、このシーン特定情報を、タイムライン上で仮想的に時系列に並べることにより、シーンのカット編集が行える。このようなカット編集により出来上がったシーンの組合せが「パッケージ」である。ただし、パッケージは、実際には、このような複数のシーンの映像データ等(音声データを含む)の実体データを順次連続して複写したものではない。このパッケージの実体は、前述したように単なるシーンを特定する情報の集合にすぎない。このようなシーン特定情報の集合を本明細書ではプレイリストと呼んでいる。編集の完成したパッケージは、「パッケージ登録」により、名称を付けて保存することができる。この登録したパッケージは、図示しないパッケージウインドウの中に格納される。また、シーン管理エリアで確認することもできる。
【0050】
図8に、このプレイリストの構成例を示す。プレイリストは、映像V、音声A1,A2,A3,A4の情報からなり、各面は、個々のシーンについて、そのシーンを格納した内部カセットのカセット名81、シーン名82、IN点83、OUT点84、デュレーション(IN点からOUT点までのシーンの長さ)85、再生速度86を規定している。図8では、理解しやすいように、IN点およびOUT点をタイムコードの形式(時:分:秒:フィールド)で示しているが、実際にシステムが保持するのはこれをディスク内アドレスとしてのフィールド数に換算したフィールド番号である。システムは、パッケージの再生時にこのプレイリストを参照して順次該当するシーンの指定された部分をディスクから読み出すことにより、あたかもそれらのシーンが組み合わされた1本のビデオテープを再生しているかのように機能する。このようなパッケージのカット編集は、映像データ等の実体的な複写(再生および記録)動作を伴うことなく、単にシーンの特定情報の組合せで実現される。したがって、ディスク内に既に存在するレコードに基づくパッケージの作成および修正は極めて迅速に行うことができる。
【0051】
さて、このようなカット編集を行う前提として、映像データを内部カセットに収録する必要がある。そこで、次に、本実施の形態におけるバッチデジタイズの際のユーザの操作を説明する。
【0052】
本実施の形態では外部のVTRは同時に2台接続可能であり、システムではそれぞれ「P1」「P2」として区別する。バッチデジタイズの際のユーザの操作としては、まず、外部のVTR(ここではP1とする)に巻き戻しをしていない実カセットをセットする。ついで、操作コントローラ18のデバイス選択キー「P1」を選択するとともに、ジョグまたはシャトルのキー18f,18gを押してダイヤル18aを操作することによりテープを巻き戻す方向に再生し、目的のシーンを捜し出す。この際、通常の速度ではなく、早送りで再生してよい。
【0053】
収録範囲の長さは、予めユーザが設定しておくことができる。その時間をΔtとする。ユーザは、VTRの逆方向再生中に、逐次、収録対象の範囲内の1箇所をマーク指示(本実施の形態におけるバッチデジタイズの場合はMARKIN,MARKOUTボタンのいずれでもよい)により指定していく。
【0054】
本実施の形態においてマーク指示の箇所により決定される収録範囲の開始位置および終了位置を決定する3通りの動作モードを図9により説明する。
【0055】
図9(a)は、前記1箇所の前後の予め定められた時間の範囲を収録範囲とする第1の動作モードを示す。具体的には、指定された箇所のテープ先頭側のΔt1とテープ終端側のΔt2(Δt1+Δt2=Δt)の範囲を収録範囲とする。Δt1とΔt2は同じであっても異なってもよく、ユーザが設定できるようにする。すなわち、ユーザは、逆方向再生により収録対象の範囲のほぼ半分を確認した時点でマーク指示を行って、現在位置の前後を収録対象とするものである。
【0056】
図9(b)は、指定された箇所のテープ後端側の予め定められた時間Δtの範囲を収録範囲とする第2の動作モードを示す。この場合、ユーザは、逆方向再生により収録対象の範囲を確認し終わった時点でマーク指示を行って、現在位置よりテープ後端側の範囲を収録対象とするものである。
【0057】
図9(c)は、指定された箇所のテープ先頭側の予め定められた時間Δtの範囲を収録範囲とする第3の動作モードを示す。これは、ユーザが、テープに収録されている内容を予め認識しているような場合に利用でき、逆方向再生により収録対象の範囲の最後の部分を確認した時点でマーク指示を行って、現在位置よりテープ先頭側の範囲を収録対象とするものである。システムは、マーク指示のあった領域を余裕を持って収録するために、ユーザによりマークされた位置を、予め定めた固定時間分、システムがテープ後端側へずらすようにしてもよい。
【0058】
本発明では、ユーザがテープを逆方向再生していく過程で収録箇所の指定を行うものであるが、その操作はダイヤル8aによる可変速再生操作なので、再生を途中で静止させたり、部分的に後戻り(この場合テープ後端側へ)させたりすることが可能である。最終的には、逆方向再生の結果、テープはその先頭へ向かって巻き戻される。当然ながら、最後の収録箇所の指定を行った後は、再生を停止して、早送りにより巻き戻すことができる。
【0059】
ここで、図10および図11により、ユーザによる逆方向再生時のマーク指示と、このマーク指示に基づいて作成されるタイムコードテーブルの具体的な例を説明する。
【0060】
今、図10に示すように、ユーザはテープを逆方向に早送り再生しながら、時点T1,T2,T3,・・・でマーク指示を行ったとする。これらの時点のタイムコードは、それぞれ00:30:01:15、00:21:03:03、00:09:33:21であるとする。
【0061】
図11は、それぞれ時点T1,T2,T3のマーク指示に対応するタイムコードテーブルTBの内容を示す。タイムコードテーブルTBは、レコードの番号(No.)と、マーク指示のあった時点のタイムコードと、このタイムコードに基づいて決定されるIN点およびOUT点のタイムコードと、そのレコードの長さ(DUR)の各欄を有する。最初のマーク指示が与えられた時点T1では、この時点のタイムコードに基づいて、IN点およびOUT点のタイムコードおよびこの差分であるレコードの長さが算出され、タイムコードテーブルTBに記憶される。この例は、図9(a)で説明した動作モードに相当し、Δt1=Δt2=3分と設定されている場合を想定している。次のマーク指示があった時点T2では、同様に新たなレコードのデータが算出され、テーブルTBに追加される。テーブルTBのレコードは、マーク指示のあった時刻をソートキーとしてソートされる。その結果、図11(b)に示すように、この新たなレコードデータがテーブルTBの先頭位置に来る。更に次のマーク指示があった時点T3では、同様に新たなレコードのデータが算出され、このデータもテーブルTBに追加される。ここでも上記と同様レコードデータのソートが行われ、図11(c)に示すようなテーブルTBが得られる。したがって、ユーザがテープを逆方向に再生しながら収録箇所を指定していっても、タイムコードテーブルTBには収録箇所のタイムコードの時間順に収録範囲のデータが収納される。仮に、ユーザがある収録箇所を指定したあと、テープの後端側へ戻って別の収録箇所を指定したとしても、収録箇所のタイムコードの時刻順にレコードが並び変えられる。
【0062】
システムは、ユーザからのデジタイズ開始指示を受けたとき、このタイムコードテーブルTBの先頭からレコードデータを読み出して、順次の収録範囲の収録を自動的に実行する。
【0063】
図12に、バッチデジタイズウインドウの一例を示す。このウインドウは、前述のように、操作コントローラ18のキー群18oのPROG.RECキーを押すか、ルートウインドウのツールバー上の「デジタイズ」ボタンを押すことによりディスプレイ12上に開かれる。この画面上で、上述したような「バッチデジタイズの操作を行うことができる。ユーザは、このウインドウ内の「バッチリスト作成開始」ボタンを押して、図10、図11で説明したような収録箇所の指定を行う。その結果、タイムコードテーブルTBの内容が、ウインドウの「バッチ・リスト」の領域に反映される。その後、ウインドウ内の「バッチREC開始」ボタンを押すことにより、自動的な収録動作が開始される。任意の収録箇所のVTRの映像はこのウインドウ内の下部のボタンによっても再生操作を行うことができる。
【0064】
図13に、本実施の形態におけるバッチデジタイズ処理の一例のフローチャートを示す。この処理は、図12のバッチデジタイズウインドウ内の「バッチリスト作成開始」ボタンの押下により起動される。
【0065】
この処理において、まず、外部VTRの再生中にそのVTRから出力されるタイムコードを順次読み取る(S11)。ユーザからマーク指示があったとき(S12)、VTRからの現在のタイムコードに対応するIN点およびOUT点のタイムコードを算出して、このレコードをタイムコードテーブルTB内に追加するとともに、マーク指示のタイムコードを基準にして既に記憶されたレコードとともに、時間の若い順にレコードデータをソートする(S13)。これらのステップS11〜S13の処理を、ユーザからのデジタイズ開始指示(S14)があるまで繰り返す。
【0066】
デジタイズ開始指示があったとき、タイムコードテーブルTBから未読のレコードデータのうちの先頭のレコードデータを読み出す(S15)。この読み出されたレコードデータのIN点のタイムコードで表される位置までテープを早送りする(S16)。その位置へ到達したら(S17)、VTRのノーマル速度での再生を開始するとともに、その再生出力の収録を開始する(S18)。その後、再生が当該レコードデータのOUT点のタイムコードで表される位置まで到達したら(S19)、再生を停止するとともに、収録も停止する(S20)。そこで、この新たに収録されたレコードをシーン登録エリア内に登録する(S21)。次に、タイムコードテーブルTBに未読のレコードデータがあれば(S22)、ステップS15に戻り、上記の処理を繰り返し、未読のレコードデータが無くなった時点で、バッチデジタイズ処理を終了する。
【0067】
上記のタイムコードテーブルTBでは、マーク指示のあった位置のタイムコードでレコードデータをソートするようにしたが、タイムコードテーブルをラストインファーストアウト(LIFO)形式のスタックとしてもよい。この場合には、マーク指示を遅く行った順に収録箇所の収録が行われる。ソートの場合との実質的な差異は、上記のようにユーザがある収録箇所を指定したあと、テープの後端側へ戻って別の収録箇所を指定した場合に両収録箇所の収録の順序が逆になるだけである。
【0068】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形・変更を行うことが可能であることは、当業者には明らかであろう。例えば、上記の説明では、図9の3つの動作モードのいずれかを採用する例を示したが、バッチデジタイズに先立ってユーザがいずれかの動作モードを選択できるようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザは、極めて簡便で迅速な作業でバッチデジタイズ行うことができるので、収録に要する作業時間を短縮し、編集効率が向上させることができる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像編集システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】図1のシステム内のデジタル録画再生装置10の内部構成を示す構成図である。
【図3】図2の装置内のディスクコントローラ123aの内部構成を示す模式図である。
【図4】図1のシステム内のデジタル録画再生装置内のディスクと、レコーダまたはプレーヤとして機能しうる複数の物理的なリソース(資源)との関係を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるディスプレイ12上に表示される基本的な編集画面(ルートウインドウと呼ぶ)の一例を示す中間調画像を示す図である。
【図6】図1のシステムにおいて用いられる操作コントローラの一例の平面図である。
【図7】本発明の実施の形態においてビデオ用ハードディスクドライブ140に格納される映像等のデータのフォーマットを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるプレイリストの構成例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるマーク指示の箇所により決定される収録範囲の開始位置および終了位置を決定する3通りの動作モード(a)(b)(c)を表わす図である。
【図10】本発明の実施の形態のバッチデジタイズにおける逆方向再生時のマーク指示の具体的な例を説明するための図である。
【図11】図10のそれぞれ時点T1,T2,T3のマーク指示に対応するタイムコードテーブルTBの内容(a)(b)(c)を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態においてディスプレイ上に表示されるバッチデジタイズウインドウの一例の中間調画像を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるバッチデジタイズ処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4…セレクタ、6…モニタ、8…スイッチャ、10…デジタル録画再生装置、12…ディスプレイ、14…キーボード、16…マウス、18…操作コントローラ、80…プレイリスト、90…外部VTR、96…切替器、110…EISAバス、121…プロセッサカード(RAM含む)、122…ディスプレイコントローラカード、123…ディスクコントローラカード、124…ゲンロックリファレンスカード、125…RS422インタフェースカード、126…ビデオ入力インタフェースカード、127…ビデオ出力インタフェースカード、128…オーディオ入出力インタフェースカード、130…デジタルビデオバス、133…ビデオルータ、135…SCSI−2バス、140…ビデオ用ハードディスクディスクドライブ(ランダムアクセス記憶装置)、141…カセット、150…フロッピーディスクドライブ、160…システム用ハードディスクドライブ。
Claims (5)
- デジタル化された映像データを格納する不揮発性のランダムアクセス記憶装置と、
該ランダムアクセス記憶装置に対して外部から映像データを収録する収録手段と、
ユーザの指示に応じて外部のビデオテープレコーダを制御するとともに前記収録手段を制御する制御手段と、
前記制御手段は、前記ビデオテープレコーダの再生中にユーザから収録の対象となるテープ上の箇所の指示を受け付け、この箇所に応じた収録範囲を示す位置情報を生成して記憶し、ユーザからのデジタイズ開始指示に応じて、その時点で記憶している前記位置情報をテープの先頭に近い順に読み出して、該読み出された位置情報で定まる範囲の映像を順次前記ビデオテープレコーダから再生して、前記収録手段を介して前記ランダムアクセス記憶装置へ収録する制御を行うことを特徴とする、バッチデジタイズ機能を有するノンリニア映像編集システム。 - 前記収録範囲を示す位置情報を記憶するテーブルを有し、前記制御手段は、前記テーブル内の前記位置情報を含む複数のレコードデータを、前記テープ上の箇所がテープ先頭に近い順にソートすることを特徴とする請求項1記載のノンリニア映像編集システム。
- デジタル化された映像データを格納する不揮発性のランダムアクセス記憶装置と、
該ランダムアクセス記憶装置に対して外部から映像データを収録する収録手段と、
ユーザの指示に応じて外部のビデオテープレコーダを制御するとともに前記収録手段を制御する制御手段と、
前記制御手段は、前記ビデオテープレコーダの再生中にユーザから収録の対象となるテープ上の箇所の指示を受け付け、この箇所に応じた収録範囲を示す位置情報を生成して記憶し、ユーザからのデジタイズ開始指示に応じて、その時点で記憶している前記位置情報を、当該箇所が最も最近に指定された順に読み出して、該読み出された範囲の映像を順次前記ビデオテープレコーダから再生して、前記ランダムアクセス記憶装置へ収録する制御を行うことを特徴とする、バッチデジタイズ機能を有するノンリニア映像編集システム。 - 前記テープ上の箇所に応じた収録範囲は、前記箇所の前後の予め定められた時間の範囲、前記箇所のテープ先頭側の予め定められた時間の範囲、および前記箇所のテープ後端側の予め定められた時間の範囲のいずれか1つである請求項1、2または3記載のノンリニア映像編集システム。
- 前記テープ上の箇所および前記位置情報として、前記ビデオテープレコーダから再生時に出力されるタイムコードを用いることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のノンリニア映像編集システム。
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-
1997
- 1997-11-11 JP JP32534797A patent/JP3923630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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