JP3922922B2 - 表示部保護カバー装置及び表示部保護カバー装置を有する電子機器 - Google Patents

表示部保護カバー装置及び表示部保護カバー装置を有する電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部に液晶を用いた携帯端末などを胸ポケットや鞄の中に入れたときに、外部からの圧力や内部での衝突等により、表示部が損傷を受けないための表示部保護カバー装置及び表示部保護カバー装置を有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末の表示部を保護する保護カバーは、一般的に、本体と一体に構成されて開閉可能なものと、本体と分離可能に構成されて開閉可能なものとに大別される。
【0003】
本体と一体に構成された保護カバーを有するものとしては、例えば特開平11−237930号公報に記載の携帯型電子機器がある。この携帯型電子機器は、カバー部材の一側縁に突起部が形成されるとともに、ケース本体の側面にロック爪とこのロック爪を解除するためのロックボタンとが設けられ、カバー部材を閉じたときには、ケース本体側面のロック爪に突起部が引っかけられてカバー部材がロックされ、この状態でロックボタンを押すことによってロック爪と突起部との係合が解除され、カバー部材が開放可能な状態となるようになっている(これを従来技術1という)。
【0004】
また、本体と分離可能に構成された保護カバーとしては、例えば特開平9−283945号公報に記載の保護カバーや、特開平8−340565号公報に記載の保護蓋がある。特開平9−283945号公報に記載の保護カバーは、この保護カバーを携帯機器本体の裏面側まで開放することにより、裏面側に当接した状態で携帯機器のスタンドとして用いられる構成となっている。また、保護カバーにはボールジョイントが取付軸を介して連結されており、機器本体の背面側には、このボールジョイントを左右両側から挟んで保持する左右一対の保持部材が取り付けられている。保持部材はその中央部にホール部を備えており、このホール部によりボールジョイントを挟んで保持する構成となっている(これを従来技術2という)。
【0005】
また、特開平8−340565号公報に記載の保護蓋は、蓋体である保護カバーの一端側に設けられた切り欠きを有する可撓軸受部と、ケース本体に設けられた支点部とによって構成されるヒンジ機構部により、保護カバーをケース本体に対して着脱可能、かつ開閉可能に係合するようになっている。また、ケース本体の他端側に凹部を設けるとともに、保護カバーに凹部と係合する舌片を設け、保護カバーを閉じたときには舌片が凹部に係合してロックする構造となっている(これを従来技術3という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術2のものでは、保護カバーを閉じた状態でロックする機構が無いことから、閉じた状態の保護カバーが不測に開いてしまう可能性があるといった問題があった。
【0007】
また、上記従来技術1及び従来技術3のものでは、保護カバーをロックするための専用の構造をケース本体側に設けなければならず、そのような専用構造を構成するための数多くの部品が必要となるだけでなく、それら部品を組み込むスペースも必要となるため、携帯性を必要とする本体の小型化の妨げになるといった問題があった。
【0008】
また、上記従来技術1のものでは、カバー部材の一側縁に形成された突起部が折れてしまった場合には、突起部だけを交換するといったことができず、カバー部材全体を取り替えなければならないといった問題があった。同様に、上記従来技術3のものでも、保護カバーに設けた舌片が折れてしまった場合には、舌片だけを交換するといったことができず、保護カバー全体を取り替えなければならないといった問題があった。
【0009】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、本体側に保護カバーをロックするための専用の構造を設けなくても、保護カバーのロックを確実に行うことができるとともに、ロックのための部品が破損した場合でも簡単に交換することができ、また、保護カバーの無理な開閉操作に対しても破損することなく、かつ、キズ等も付きにくい構造の表示部保護カバー装置及び表示部保護カバー装置を有する電子機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示部保護カバー装置は、表示部を有する電子機器の機器本体部に着脱可能に装着される本体装着部と、この本体装着部に取り付けられた前記表示部を保護する保護カバー部とからなり、前記本体装着部は、前記保護カバー部の後端部を左右両側から支持する一対の支持片部を備え、この一対の支持片部の対向する側面の後端部にそれぞれ軸受凹部が形成されるとともに、前記保護カバー部の左右両側面の後端部にそれぞれ支持軸が形成され、この支持軸が対向する軸受凹部にそれぞれ回動可能に挿入されることにより、前記保護カバー部が前記本体装着部に対して回動可能に取り付けられた構造の表示部保護カバー装置において、前記一対の支持片部の対向する側面にそれぞれロック用の係止爪部が設けられ、この係止爪部に対向する前記保護カバー部の左右両側面にそれぞれロック用の係止凹部が設けられ、かつ、前記係止爪部が前記支持片部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する本発明によれば、本体装着部が装着される電子機器の機器本体部側に特別なロック構造を設けなくても、保護カバー部を閉じた状態としたときには、係止爪部が係止凹部に係止して、保護カバー部の開閉動作をロックした状態とすることができる。また、係止爪部が支持片部に対して着脱可能に設けられているので、爪片が折れた場合でも、係止爪部のみを取り替えるだけでよく、保護カバー部の全体を取り替える必要がない。
【0012】
また、本発明によれば、前記係止爪部は、嵌入本体部と、嵌入本体部の先端部に形成された突起状の爪片とからなり、前記支持片部の対向する側面には、前記係止爪部の嵌入本体部を嵌入可能な嵌入凹部が形成されており、この嵌入凹部に前記係止爪部の嵌入本体部を嵌入することにより、前記爪片が前記支持片部の対向する側面から突出して設けられている。これにより、爪片が折れた場合でも、残った嵌入本体部を嵌入凹部から取り出し、新たな係止爪部を嵌入本体部に嵌入するだけで、係止爪部を取り替えることができる。
【0013】
この場合、前記係止爪部の嵌入本体部には、上方または下方に反るように突出した弾性変形可能な舌片が形成され、前記支持片部の嵌入凹部には、その上部側または下部側の内側面に外面まで達する開口部が形成され、前記係止爪部を前記嵌入凹部内に完全に嵌入した状態において、前記舌片の先端部が前記開口部に嵌まり込むことにより、係止爪部が嵌入凹部内に固定されている。そのため、嵌入本体部を嵌入凹部から取り出す場合には、開口部からピン等を挿入して舌片を押し込むことにより、舌片と開口部との嵌合が解除されるので、嵌入本体部を嵌入凹部から簡単に取り出すことができる。
【0014】
また、本発明によれば、前記保護カバー部の支持軸が前記本体装着部の軸受凹部に対して着脱可能に設けられ、かつ、前記保護カバー部が、前記本体装着部に対して表裏反転装着可能に設けられている。これにより、ユーザの好みに応じて、保護カバーを表面側または裏面側のいずれかを上に向けて装着し、使用することができる。
【0015】
なお、上記発明では、係止凹部を保護カバー部の左右両側面に設け、係止爪部を支持片部の対向する側面に設けているが、これとは逆に、係止爪部を保護カバー部の左右両側面にそれぞれ設け、係止凹部を支持片部の対向する側面にそれぞれ設けてもよい。
【0016】
また、本発明の電子機器は、上記各構成の表示部保護カバー装置を表示部を有する機器本体部に装着することにより、前記表示部が前記保護カバー部によって被覆されることを特徴とする。この場合、電子機器は、前記機器本体部に対して摺動可能に設けられることにより、前記表示部に連続する第2表示部を開閉可能に設けられた操作本体部を備え、前記保護カバー部の先端辺には第2係止爪部が形成された構成とする。そして、前記保護カバー部により前記表示部を閉じた状態で、前記操作本体部を開いた状態から閉じた状態に摺動させることにより、前記第2係止爪部が前記操作本体部の下面側に嵌まり込んで係止される構造とする。
【0017】
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバー部の先端部に第2係止爪部を形成するだけの簡単な構造であるにも係わらず、操作本体部が摺動することを利用して、閉じた状態の保護カバー部を確実にロックすることができる。
【0018】
この場合、前記保護カバー部を反転させ裏面側を上にして本体装着部に装着したときには、前記第2係止爪部が、閉じた状態の前記操作本体部の上面より上に突出するように設けられている。これにより、ロック用の第2係止爪部が、保護カバー部を開くときの指の引っかけ部分となるため、保護カバー部の開閉操作をよりスムーズに行うことができる。
【0019】
また、本発明の電子機器によれば、前記保護カバー部の左右両側面の後端部に形成された支持軸の軸芯周りの後端部外周面において、前記保護カバー部を完全に開いた状態のときに前記機器本体部の表面に対向する部分に膨出部が形成され、前記保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開く方向に回動させると、前記膨出部が前記機器本体部の表面に圧接されることにより、前記支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられることによって前記軸受凹部から離脱するように設けられていることを特徴とする。
【0020】
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開く方向に回動させると、膨出部が機器本体部の表面に圧接されることにより、支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられることによって軸受凹部から離脱する。すなわち、保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開いた場合でも、保護カバー部の後端部表面が本体装着部の表面に当接する前に保護カバー部が離脱するので、保護カバー部の後端部表面と本体装着部の表面とに傷を付けることがない。保護カバー部の表面及び本体装着部の表面は、電子機器に装着しているときには、まさに電子機器の顔を構成する部分であり、この顔の一部に傷を付けることを防止することができる。
【0021】
また、本発明の電子機器によれば、前記保護カバー部を完全に開いたときに前記本体装着部に当接する部分に突起部が形成され、前記保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開く方向に回動させると、前記突起部によって前記保護カバー部の後端部外周面が圧接されることにより、前記支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられることによって前記軸受凹部から離脱するように設けられていることを特徴とする。
【0022】
このような特徴を有する本発明によれば、保護カバー部を完全に開いたとき、本体装着部に形成された突起部に保護カバー部の表面側が当接する。そして、この状態から保護カバー部をさらに開く方向に回動させると、突起部によって保護カバー部の後端部表面が点接触で圧接されることにより、この圧接点を支点として、支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられ、軸受凹部から離脱する。すなわち、保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開いた場合でも、保護カバー部と本体装着部とが接触するのは突起部による点接触であるので、保護カバー部の表面及び本体装着部の表面に大きな傷が付くことはない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
[実施の形態1]
図1ないし図4は、本実施の形態1の表示部保護カバー装置を有する電子機器の斜視図であり、図1及び図2は表示部保護カバー装置を装着していない状態の電子機器、図3及び図4は表示部保護カバー装置を装着している状態の電子機器を示している。
【0025】
本実施の形態1の電子機器は、液晶等の表示部3を有する機器本体部1と、この機器本体部1に対して摺動可能に設けられた操作本体部2とからなる。
【0026】
表示部3は、操作本体部2を閉じた状態(図1示に示す状態)のときに表示される第1表示部3aと、操作本体部2を開いたとき(図2に示す状態)に表示される第2表示部3bとからなる。また、操作本体部2には、各種の操作ボタンが設けられている。
【0027】
機器本体部1の左右両側面1a,1bには、その後端部(図1ないし図4では右側部分)に、後述する表示部保護カバー装置(以下、単に保護カバー装置という)5の本体装着部6を着脱可能に装着するための第1凹部4,4(ただし、左側面1a側は図示していない)が設けられている。
【0028】
図5ないし図11は、保護カバー装置5の構成を示している。
【0029】
保護カバー装置5は、機器本体部1の後端部に着脱可能に装着される本体装着部6と、この本体装着部6に着脱可能に取り付けられ、機器本体部1の第1表示部3aを保護する保護カバー部7とからなる。
【0030】
本体装着部6は、機器本体部1の後端部表面に装着される平板状の後端部支持片11と、後端部支持片11の左右両端部から機器本体部1の左右両側面1a,1bに沿ってそれぞれ前方側に延設された側部支持枠体12,13とによって構成されている。
【0031】
また、左側の側部支持枠体12は、機器本体部1の表面に当接する表面支持片16と、機器本体部1の左側面1aに当接する側面支持片17とからなり、右側の側部支持枠体13は、機器本体部1の表面に当接する表面支持片18と、機器本体部1の右側面1bに当接する側面支持片19とからなる。
【0032】
また、それぞれの側部支持枠体12,13の表面支持片16,18の側面21,21には、図6に拡大して示すように、その後端部に軸受凹部22が形成されるとともに、後端部近傍に後述する係止爪部41(図5参照)を嵌入する嵌入凹部23が形成されている。
【0033】
一方、保護カバー部7の左右両側面31,32の後端部には、支持軸33,33が形成され、この支持軸33,33を表面支持片16,18の対向する軸受凹部22,22にそれぞれ回動可能に挿入することにより、保護カバー部7が本体装着部6に対して回動可能に取り付けられる。因みに、図3は、保護カバー部7を閉じて機器本体部1の第1表示部3aを被覆した状態、図4は、保護カバー部7を開いて第1表示部3aを露出させた状態を示している。
【0034】
なお、保護カバー部7を本体装着部6に対して着脱可能とするためには、保護カバー部7にある程度の力がかかったとき、軸受凹部22が形成された表面支持片16,18が左右両外側に若干弾性変形することで、軸受凹部22から支持軸33が抜けるように、支持軸33の長さを予め設定しておけばよい。つまり、本体装着部6は、弾性変形可能な樹脂部材によって形成されている。なお、保護カバー部7も、透明または半透明の樹脂部材によって形成されている。保護カバー部7を透明な部材で形成しておけば、保護カバー部7を閉じた状態でも、第1表示部3aに表示された内容を確認することが可能となる。
【0035】
また、保護カバー部7の左右両側面31,32の後端部近傍には、後述する係止爪部41の爪片43が係止される係止凹部34,34が形成されている。
【0036】
係止爪部41は、図8に拡大して示すように、表面支持片16,18の側面21,21に形成された前記嵌入凹部23,23に嵌入される嵌入本体部42と、この嵌入本体部42の先端部分に形成された半円弧状の突起である爪片43とからなる。
【0037】
嵌入本体部42は、平面視長方形状の平板であって、その中央部を略コ字状に切り欠くことにより、この切り欠き部分に舌片44が形成された形状となっている。また、この舌片44は、図9に示すように、嵌入本体部42の下面から若干下方に反った状態に形成されている。この支持爪部41は、樹脂部材によって形成されており、舌片44はその樹脂自体の弾性力によって弾性変形可能に設けられている。
【0038】
一方、このような係止爪部41が嵌入される表面支持片16,18に形成された嵌入凹部23,23には、図9に示すように、その下部内面25に外面(この例では、裏面)まで達する開口部24が形成されている。
【0039】
そして、この嵌入凹部23に、係止爪部41の嵌入本体部42を嵌入していくと、図10に示すように、下方に反っていた舌片44が嵌入凹部23の下部内面25に押し上げられるように弾性変形し、嵌入本体部42を嵌入凹部23内に完全に嵌入すると、図11に示すように、弾性変形していた舌片44が開口部24の位置で弾性復帰し、その先端部44aが開口部24に嵌まり込んで係止される。これにより、嵌入凹部23に嵌入した係止爪部41が、嵌入凹部23から不測に抜け落ちないようになっている。
【0040】
また、この状態において、爪片43が表面支持片16,18の側面21から突出するようになっている。これにより、開いている保護カバー部5を、図4及び図7に示す状態に閉じたとき、図11に示すように、表面支持片16,18の側面21から突出している爪片43が、保護カバー部7の側面31,32に形成された係止凹部34に挿入係止(ロック)される。これにより、保護カバー部7が閉じた状態から簡単には開かないようになっている。
【0041】
なお、保護カバー部7を閉じるとき、保護カバー部7の側面31,32によって、爪片43が嵌入凹部23に押し込まれるように押圧されるが、本体装着部6自体が樹脂部材によって形成されているので、その樹脂自体の弾性力によって、左右の側部支持枠体12,13が両外側に若干押し広げられるように弾性変形することで、押圧力が回避されるようになっている。そのため、爪片43が係止凹部34の位置に来ると、外側に若干弾性変形していた両側部支持枠体12,13が弾性復帰することで、爪片43が係止凹部34に挿入係止されることになる。このような両側部支持枠体12,13の弾性変形は、保護カバー部7を閉じた状態から開くときも同様である。
【0042】
なお、係止爪部41を交換したい場合には、表面支持片16,18の裏面側から開口部24にピン等を挿入して、舌片44を押し込むことにより、舌片44と開口部24との係合が解除されるので、この状態で嵌入本体部42を引っ張れば、嵌入凹部23から係止爪部41を簡単に取り出すことができる。
【0043】
また、側部支持枠体12,13の側面支持片17,19には、図12に示すように、対向する内面側に、機器本体部1に着脱可能に装着するための第1突起部8,8がそれぞれ形成されている。この第1突起部8は、横長の直方体形状に形成されている。一方、機器本体部1には、上記したように、その左右両側面1a,1bに第1凹部4,4(図1及び図2参照:ただし、左側面1a側は図示していない)がそれぞれ形成されている。この第1凹部4も、第1突起部8が若干の余裕を持ってちょうど嵌まり合うように、横長の直方体形状の凹部に形成されている。
【0044】
これにより、保護カバー装置5の本体装着部6を機器本体部1の後端部表面上に載置し、後端部支持片11を上方から押し込むと、図13に要部断面を示すように、第1突起部8が機器本体部1の側面1b(1a)に圧接されながら下方に摺動した後、第1凹部4に挿入係止されることで、保護カバー装置5が機器本体部1に装着されることになる。このとき、第1突起部8が機器本体部1の側面1b(1a)によって外方(左右両外側)に押圧されるが、上記したように、本体装着部6自体が樹脂部材によって成形されており、その樹脂自体の弾性力によって、側面支持片19(17)が両外側に若干押し広げられるように弾性変形することで、押圧力が回避されるようになっている。そのため、第1突起部8が第1凹部4の位置に来ると、外側に若干弾性変形していた側面支持片19(17)が弾性復帰することで、第1突起部8が第1凹部4に挿入係止されることになる。このような側面支持片19(17)の弾性変形は、保護カバー装置5を機器本体部1から強制的に取り外すときも同様である。
【0045】
[実施の形態2]
図14ないし図18は、本実施の形態2の保護カバー装置を有する電子機器を示しており、図14は保護カバー装置の斜視図、図15は保護カバー装置を装着していない状態の電子機器の斜視図、図16及び図17は保護カバー装置を装着した状態の電子機器の斜視図、図18は要部を拡大して示す斜視図及び断面図である。
【0046】
本実施の形態2の保護カバー装置を有する電子機器は、図1ないし図13を用いて説明した実施の形態1の保護カバー装置を有する電子機器に、保護カバー部7をロックする別のロック手段を追加したものである。すなわち、電子機器は、機器本体部1に対して摺動可能な操作本体部2を備えていることから、この操作本体部2の摺動機構を利用して、保護カバー部7のロック手段を構成したものである。
【0047】
すなわち、図14に示すように、保護カバー部7の先端辺7aの左右両端部に、L字状の第2係止爪部51,51をそれぞれ形成したものである。第2係止爪部51は、保護カバー部7の先端辺7aから下方に垂下された支持片511と、この支持片511の下端部から前方側に水平に突出した爪片512とからなる。
【0048】
一方、この第2係止爪部51,51に対応すべく、図15に示すように、第2表示部3bを完全に閉じるように操作本体部2を摺動させた状態のとき、この操作本体部2の後端辺2aが位置する機器本体部1の左右の枠体1c,1d部分に、第2係止爪部51が嵌まり込むようなL字状の凹み段差部1e(主に図19(b)〜(d)参照)が形成されている。
【0049】
これにより、図16に示すように、操作本体部2を開く方向(図16中、矢符X1方向)に摺動させて第2表示部3bを開いた状態として、保護カバー部7を二点鎖線で示す開いた状態から、実線で示す閉じた状態まで回動させると、第2係止爪部51が機器本体部1の枠体1c,1dに設けられた凹み段差部1eに嵌まり込む。この状態で操作本体部2を閉じる方向(図16中、矢符X2方向)に摺動させて第2表示部3bを閉じると、図17及び図18に示すように、凹み段差部1eに嵌まり込んでいる爪片512部分が、閉じられた操作本体部2の下面2bに嵌まり込むことになる。従って、この状態で保護カバー部7を開こうとしても、爪片512が操作本体部2の下面2bに係止され、保護カバー部7の開動作が完全にロックされることになる。
【0050】
図19(a)は、第2係止爪部51の爪片512部分の他の実施の形態を示している。
【0051】
すなわち、爪片512の先端下部にテーパ面512aを形成したものである。このようにテーパ面512aを形成すると、操作本体部2を閉じた状態(図17に示す状態)で、保護カバー部7を閉じてしまった場合でも、図19(b)〜(d)に示すように、爪片512のテーパ面512aが操作本体部2の後端辺2aの上部に当接して、操作本体部2の後端辺2a部分を矢符X1方向に押し戻しながら矢符Y方向に押し込まれ、凹み段差部1eに嵌まり込むことになる。これにより、操作本体部2を閉じた状態で保護カバー部7を閉じてしまった場合でも、爪片512が折れてしまうといった不具合は発生しない。
【0052】
なお、操作本体部2を閉じたとき、操作本体部2が矢符X2方向(図16参照)に軽い力で常に付勢される構造となっている場合には、図19(d)に示すように、第2係止爪部51が凹み段差部1eに嵌まり込んだ時点で、操作本体部2が矢符X2方向に摺動することになる。
【0053】
図20ないし図23は、本実施の形態2の保護カバー装置を有する電子機器の他の使用形態を示している。
【0054】
すなわち、保護カバー装置5は、保護カバー部7が本体装着部6に対して着脱可能に設けられていることから、保護カバー部7を本体装着部6から取り外し、表裏を逆にして再度本体装置部6に取り付けた使用形態を示している。
【0055】
表裏を逆にすることで、それまでは第2係止爪部51が保護カバー部7のロック用として用いられていたものを、保護カバー部7を開くときの摘まみ部として用いるようにしたものである。
【0056】
保護カバー部7を表裏逆、すなわち、それまでの裏面が表面となるように本体装着部6に取り付けると、第2係止爪部51は、その支持片511が上方に立ち上がる形となり、その上端部から前方側に水平に突出した爪片512が、操作本体部2より上方に突出して、摘まみ片となる(図23参照)。
【0057】
従って、保護カバー部7を開くときには、この摘まみ片(爪片)512に指を引っかければ、保護カバー部7を簡単に開くことができる。
【0058】
つまり、保護カバー部7の表裏を逆にすることで、確実なロックより使い勝手を優先したい使用形態とすることができるものである。
【0059】
[実施の形態3]
図24ないし図26は、本実施の形態3の保護カバー装置を有する電子機器を示す部分拡大断面図である。
【0060】
本実施の形態3の保護カバー装置を有する電子機器は、上記実施の形態1及び実施の形態2の保護カバー装置を有する電子機器において、保護カバー部7の開閉構造に改良を加えたものである。
【0061】
すなわち、保護カバー部7を開くと、図27に一点鎖線で示すように、通常は保護カバー部7の後端部表面7bが、後端部支持片11の表面11aに当たることになる。そして、保護カバー部7を本体装着部6から取り外すために、保護カバー部7をさらに開くと、図27に二点鎖線で示すように、後端部支持片11の表面11aの当接部分を支点として保護カバー部7が回動し、その結果、保護カバー部7の支持軸33が軸芯Pと直交する方向Rに押し上げられることによって、軸受凹部22(図27には示していない)から離脱することになる。
【0062】
つまり、保護カバー部7を取り外す際に、保護カバー部7の後端部表面7bと後端部支持片11の表面11aとの当接部分(この場合は横幅全体に直線状に当接する)に負荷がかかることになる。
【0063】
そして、このようにして保護カバー部7の着脱を繰り返すと、この当接部分に直線状の傷ができるため、保護カバー部7を閉じている状態のとき、この傷が電子機器の表側(電子機器の顔となる面)に現れることになり、外観的に問題となる。
【0064】
そこで、本実施の形態3では、このような不具合を解消すべく、保護カバー部7を工夫している。
【0065】
すなわち、図24に示すように、保護カバー部7の後端部外周面において、保護カバー部7を完全に開いた状態のときに機器本体部1の表面(図では、第1表示部3aの表面)に対向する部分に、膨出部71を形成したものである。この膨出部71は、保護カバー部7を完全に開いた状態(図24に示す状態)のとき、第1表示部3aの表面に当接するように形成されている。
【0066】
これにより、保護カバー部7を図24に示す完全に開いた状態から、さらに開く方向に回動させると、図25及び図26に示すように、膨出部71が機器本体部1の第1表示部3aの表面に圧接されることにより、支持軸33が軸芯Pと直交する方向Rに押し上げられることによって、軸受凹部22(図26には示していない)から離脱することになる。すなわち、保護カバー部7を完全に開いた状態からさらに開いた場合でも、保護カバー部7の後端部表面7bが後端部支持片11の表面11aに当接する前に保護カバー部7の支持軸33が軸受凹部22から離脱するので、保護カバー部7の後端部表面7bと後端部支持片11の表面11aとに傷を付けることがない。
【0067】
図28ないし図30は、保護カバー部7の開閉構造の他の例を示している。
【0068】
すなわち、図28に示すように、保護カバー部7を完全に開いたときに後端部支持片11の表面11aに当接する部分に、突起部111を形成したものである。この突起部111は、図示は省略しているが左右に1対形成されている。
【0069】
これにより、保護カバー部7を図29に示す完全に開いた状態のとき、後端部支持片11に形成された突起部111に保護カバー部7の後端部表面7bが当接する。そして、この状態から保護カバー部7をさらに開く方向に回動させると、図30に示すように、突起部111によって保護カバー部7の後端部表面7bが点接触で圧接されることにより、この圧接点を支点として、支持軸33が軸芯Pと直交する方向Rに押し上げられ、軸受凹部22(図27には示していない)から離脱することになる。すなわち、保護カバー部7を完全に開いた状態からさらに開いた場合でも、保護カバー部7と後端部支持片11とが接触するのは突起部111による点接触であるので、保護カバー部7の後端部表面7b及び後端部支持片11の表面11aに目立つ程の大きな傷が付くことはない。
【0070】
なお、保護カバー部7が本体装着部6に対して着脱可能とはいっても、あまりに簡単に外れると問題もある。そこで、完全に開いた状態からさらに開く方向に負荷がかかったときにのみ比較的外れ易い構造としておけば、通常の使用時に簡単に外れてしまうといった不具合を解消することができる。
【0071】
図31は、このような構造の一例を示している。
【0072】
すなわち、支持軸33に、軸の先端から基端に向かって傾斜するテーパ面33aを形成する。ただし、このテーパ面33aは、一定の方向を向くように形成されている。
【0073】
具体的には、図25及び図29に示すように、保護カバー部7を完全に開いた状態から、さらに開く方向に回動させたとき、支持軸33が押し上げられる方向Rにテーパ面33aが位置するように形成されている。
【0074】
これにより、保護カバー部7を完全に開いた状態から、さらに開く方向に回動させると、支持軸33がR方向に移動してテーパ面33aが軸受凹部22の開口周縁部22aに当接する。そして、テーパ面33aに摺接しながら軸受凹部22が外方に押し広げられる(すなわち、表面支持片16(18)が外方に押し広げられる)ことによって、支持軸33が軸受凹部22から離脱する。
【0075】
このようなテーパ面33aがあることにより、保護カバー部7を完全に開いた状態から、さらに開く方向に回動させたときのみ、より小さな力で保護カバー部7を取り外すことができるものである。
【0076】
なお、上記各実施の形態では、係止凹部34を保護カバー部7の左右両側面31,32に設け、係止爪部41を表面支持片16,18の側面21,21に設けた構成としているが、これとは逆に、係止凹部34を表面支持片16,18の側面21,21に設け、係止爪部41を保護カバー部7の左右両側面31,32に設けた構成としてもよい。
【0077】
【発明の効果】
本発明の表示部保護カバー装置によれば、本体装着部が装着される電子機器の機器本体部側に特別なロック構造を設けなくても、保護カバー部を閉じた状態としたときには、係止爪部が係止凹部に係止して、保護カバー部の開閉動作をロックした状態とすることができる。また、係止爪部が支持片部に対して着脱可能に設けられているので、爪片が折れた場合でも、係止爪部のみを取り替えるだけでよく、保護カバー部の全体を取り替える必要がない。この場合、残った嵌入本体部を嵌入凹部から取り出し、新たな係止爪部を嵌入本体部に嵌入するだけで、係止爪部を取り替えることができる。また、嵌入本体部を嵌入凹部から取り出す場合には、開口部からピン等を挿入して舌片を押し込むことにより、舌片と開口部との嵌合が解除されるので、嵌入本体部を嵌入凹部から簡単に取り出すことができる。
【0078】
また、本発明の表示部保護カバー装置によれば、保護カバー部の支持軸が本体装着部の軸受凹部に対して着脱可能に設けられ、かつ、保護カバー部が、本体装着部に対して表裏反転装着可能に設けられている。これにより、ユーザの好みに応じて、保護カバーを表面側または裏面側のいずれかを上に向けて装着し、使用することができる。
【0079】
また、本発明の表示部保護カバー装置を有する電子機器によれば、電子機器は、機器本体部に対して摺動可能な操作本体部を備え、保護カバー部の先端辺には第2係止爪部が形成された構成としている。そして、保護カバー部により表示部を閉じた状態で、操作本体部を開いた状態から閉じた状態に摺動させることにより、第2係止爪部が操作本体部の下面側に嵌まり込んで係止される構造としている。これにより、保護カバー部の先端部に第2係止爪部を形成するだけの簡単な構造であるにも係わらず、操作本体部が摺動することを利用して、閉じた状態の保護カバー部を確実にロックすることができる。
【0080】
この場合、保護カバー部を反転させ裏面側を上にして本体装着部に装着したときには、第2係止爪部が、閉じた状態の操作本体部の上面より上に突出するように設けられているので、ロック用の第2係止爪部が、保護カバー部を開くときの指の引っかけ部分となるため、保護カバー部の開閉操作をよりスムーズに行うことができる。
【0081】
また、本発明の表示部保護カバー装置を有する電子機器電子機器によれば、保護カバー部の後端部外周面に膨出部が形成され、保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開く方向に回動させると、膨出部が機器本体部の表面に圧接されることにより、支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられることによって軸受凹部から離脱するように設けられている。これにより、保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開いた場合でも、保護カバー部の後端部表面が本体装着部の表面に当接する前に保護カバー部が離脱するので、保護カバー部の後端部表面と本体装着部の表面とに傷を付けることがない。
【0082】
また、本発明の表示部保護カバー装置を有する電子機器によれば、保護カバー部を完全に開いたときに本体装着部に当接する部分に突起部が形成され、保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開く方向に回動させると、突起部によって保護カバー部の後端部外周面が圧接されることにより、支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられることによって軸受凹部から離脱するように設けられている。これにより、保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開いた場合でも、保護カバー部と本体装着部とが接触するのは突起部による点接触であるので、保護カバー部の表面及び本体装着部の表面に大きな傷が付くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示部保護カバー装置を装着していない状態の電子機器の斜視図である。
【図2】表示部保護カバー装置を装着していない状態の電子機器の斜視図である。
【図3】表示部保護カバー装置を装着している状態の電子機器の斜視図である。
【図4】表示部保護カバー装置を装着している状態の電子機器の斜視図である。
【図5】実施の形態1の表示部保護カバー装置の構成部材を示す分解斜視図である。
【図6】実施の形態1の表示部保護カバー装置の構成部材を示す一部拡大した分解斜視図である。
【図7】実施の形態1の表示部保護カバー装置の斜視図である。
【図8】係止爪部を拡大して示す斜視図である。
【図9】係止爪部を嵌入凹部に嵌入する状態を示す要部拡大断面図である。
【図10】係止爪部を嵌入凹部に嵌入する状態を示す要部拡大断面図である。
【図11】係止爪部を嵌入凹部に完全に嵌入した状態を示す要部拡大断面図である。
【図12】本体装着部を拡大して示す斜視図である。
【図13】表示部保護カバー装置の本体装着部の第1突起部と機器本体部の第1凹部との係止構造を示す要部拡大断面図である。
【図14】実施の形態2の表示部保護カバー装置の斜視図である。
【図15】実施の形態2の電子機器の斜視図である。
【図16】実施の形態2の表示部保護カバー装置を有する電子機器の斜視図である。
【図17】実施の形態2の表示部保護カバー装置を有する電子機器の斜視図である。
【図18】第2係止爪部の係止構造を示す要部拡大断面図である。
【図19】(a)は、爪片部分の他の実施の形態を示す要部拡大断面図、(b)〜(d)は、爪片が係止される過程を示す要部拡大断面図である。
【図20】実施の形態2の表示部保護カバー装置を有する電子機器の他の使用形態を示す斜視図である。
【図21】実施の形態2の表示部保護カバー装置を有する電子機器の他の使用形態を示す斜視図である。
【図22】実施の形態2の表示部保護カバー装置を有する電子機器の他の使用形態を示す斜視図である。
【図23】実施の形態2の表示部保護カバー装置を有する電子機器の他の使用形態を示す要部拡大断面図である。
【図24】実施の形態3の表示部保護カバー装置を有する電子機器の要部拡大断面図である。
【図25】実施の形態3の表示部保護カバー装置を有する電子機器の要部拡大断面図である。
【図26】実施の形態3の表示部保護カバー装置を有する電子機器の要部拡大断面図である。
【図27】表示部保護カバー装置を有する電子機器の要部拡大断面図である。
【図28】保護カバー部の開閉構造の他の例を示す要部拡大断面図である。
【図29】保護カバー部の開閉構造の他の例を示す要部拡大断面図である。
【図30】保護カバー部の開閉構造の他の例を示す要部拡大断面図である。
【図31】本体装着部に対する保護カバー部の着脱を容易とする構造の一例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 機器本体部
1e 凹み段差部
2 操作本体部
3 表示部
3a 第1表示部
3b 第2表示部
4 第1凹部
5 表示部保護カバー装置(保護カバー装置)
6 本体装着部
7 保護カバー部
8 第1突起部
11 後端支持片
12 ,13 側部支持枠体
16,18 表面支持片
17,19 側面支持片
22 軸受凹部
23 嵌入凹部
24 開口部
33 支持軸
34 係止凹部
41 係止爪部
42 嵌入本体部
43 爪片
44 舌片
51 第2係止爪部
512 爪片
512a テーパ面

Claims (9)

  1. 表示部を有する電子機器の機器本体部に着脱可能に装着される本体装着部と、この本体装着部に取り付けられた前記表示部を保護する保護カバー部とからなり、前記本体装着部は、前記保護カバー部の後端部を左右両側から支持する一対の支持片部を備え、この一対の支持片部の対向する側面の後端部にそれぞれ軸受凹部が形成されるとともに、前記保護カバー部の左右両側面の後端部にそれぞれ支持軸が形成され、この支持軸が対向する軸受凹部にそれぞれ回動可能に挿入されることにより、前記保護カバー部が前記本体装着部に対して回動可能に取り付けられた構造の表示部保護カバー装置において、
    前記一対の支持片部の対向する側面にそれぞれロック用の係止爪部が設けられ、この係止爪部に対向する前記保護カバー部の左右両側面にそれぞれロック用の係止凹部が設けられ、かつ、前記係止爪部が前記支持片部に対して着脱可能に設けられているとともに、前記係止爪部は、嵌入本体部と、嵌入本体部の先端部に形成された突起状の爪片とからなり、前記支持片部の対向する側面には、前記係止爪部の嵌入本体部を嵌入可能な嵌入凹部が形成されており、この嵌入凹部に前記係止爪部の嵌入本体部を嵌入することにより、前記爪片が前記支持片部の対向する側面から突出して設けられることを特徴とする表示部保護カバー装置。
  2. 前記係止爪部の嵌入本体部には、上方または下方に反るように突出した弾性変形可能な舌片が形成され、前記支持片部の嵌入凹部には、その上部側または下部側の内側面に外面まで達する開口部が形成され、前記係止爪部を前記嵌入凹部内に完全に嵌入した状態において、前記舌片の先端部が前記開口部に嵌まり込むことにより、係止爪部が嵌入凹部内に固定されることを特徴とする請求項1に記載の表示部保護カバー装置。
  3. 前記保護カバー部の支持軸が前記本体装着部の軸受凹部に対して着脱可能に設けられ、かつ、前記保護カバー部が、前記本体装着部に対して表裏反転装着可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示部保護カバー装置。
  4. 前記係止爪部が前記保護カバー部の左右両側面にそれぞれ設けられ、前記係止凹部が前記一対の支持片部の対向する側面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の表示部保護カバー装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示部保護カバー装置を、表示部を有する機器本体部に装着することにより、前記表示部が前記保護カバー部によって被覆されることを特徴とする電子機器。
  6. 前記機器本体部に対して摺動可能に設けられることにより、前記表示部に連続する第2表示部を開閉可能に設けられた操作本体部を備えるとともに、前記保護カバー部の先端辺には第2係止爪部が形成され、前記保護カバー部により前記表示部を閉じた状態で、前記操作本体部を開いた状態から閉じた状態に摺動させることにより、前記第2係止爪部が前記操作本体部の下面側に嵌まり込んで係止されることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記保護カバー部を反転させ裏面側を上にして本体装着部に装着したときには、前記第2係止爪部が、閉じた状態の前記操作本体部の上面より上に突出するように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記保護カバー部の左右両側面の後端部に形成された支持軸の軸芯周りの後端部外周面において、前記保護カバー部を完全に開いた状態のときに前記機器本体部の表面に対向する部分に膨出部が形成され、前記保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開く方向に 回動させると、前記膨出部が前記機器本体部の表面に圧接されることにより、前記支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられることによって前記軸受凹部から離脱するように設けられていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 前記保護カバー部を完全に開いたときに前記本体装着部に当接する部分に突起部が形成され、前記保護カバー部を完全に開いた状態からさらに開く方向に回動させると、前記突起部によって前記保護カバー部の後端部外周面が圧接されることにより、前記支持軸が軸芯と直交する方向に押し上げられることによって前記軸受凹部から離脱するように設けられていることを特徴とする請求項ないし請求項7のいずれかに記載の電子機器。
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