JP3920148B2 - オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ及びオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたagcアンプ - Google Patents
オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ及びオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたagcアンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3920148B2 JP3920148B2 JP2002153810A JP2002153810A JP3920148B2 JP 3920148 B2 JP3920148 B2 JP 3920148B2 JP 2002153810 A JP2002153810 A JP 2002153810A JP 2002153810 A JP2002153810 A JP 2002153810A JP 3920148 B2 JP3920148 B2 JP 3920148B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- mosfets
- operational transconductance
- transconductance amplifier
- amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/45—Differential amplifiers
- H03F3/45071—Differential amplifiers with semiconductor devices only
- H03F3/45479—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection
- H03F3/45632—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection in differential amplifiers with FET transistors as the active amplifying circuit
- H03F3/45744—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection in differential amplifiers with FET transistors as the active amplifying circuit by offset reduction
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/45—Differential amplifiers
- H03F3/45071—Differential amplifiers with semiconductor devices only
- H03F3/45076—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
- H03F3/45179—Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
- H03F3/45197—Pl types
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G1/00—Details of arrangements for controlling amplification
- H03G1/0005—Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
- H03G1/0017—Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal the device being at least one of the amplifying solid state elements of the amplifier
- H03G1/0023—Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal the device being at least one of the amplifying solid state elements of the amplifier in emitter-coupled or cascode amplifiers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F2203/00—Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
- H03F2203/45—Indexing scheme relating to differential amplifiers
- H03F2203/45458—Indexing scheme relating to differential amplifiers the CSC comprising one or more capacitors
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F2203/00—Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
- H03F2203/45—Indexing scheme relating to differential amplifiers
- H03F2203/45471—Indexing scheme relating to differential amplifiers the CSC comprising one or more extra current sources
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F2203/00—Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
- H03F2203/45—Indexing scheme relating to differential amplifiers
- H03F2203/45482—Indexing scheme relating to differential amplifiers the CSC comprising offset means
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F2203/00—Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
- H03F2203/45—Indexing scheme relating to differential amplifiers
- H03F2203/45494—Indexing scheme relating to differential amplifiers the CSC comprising one or more potentiometers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F2203/00—Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
- H03F2203/45—Indexing scheme relating to differential amplifiers
- H03F2203/45496—Indexing scheme relating to differential amplifiers the CSC comprising one or more extra resistors
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F2203/00—Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
- H03F2203/45—Indexing scheme relating to differential amplifiers
- H03F2203/45648—Indexing scheme relating to differential amplifiers the LC comprising two current sources, which are not cascode current sources
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、Gm(相互コンダクタンス)値を制御可能な増幅器であるオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ(OTA;Operational Transconductance Amplifier)について、内部で直流オフセット電圧を除去できるOTAと、このOTAを用いて出力ダイナミックレンジを拡大できるAGCアンプ(Auto Gain Control Amplifier)に関する。
【0002】
【従来の技術】
Gm(相互コンダクタンス)値を制御可能な増幅器であるOTAを使用することにより、固定利得のAGCアンプやフィルター等を得ることができる。図10は、従来のOTAの内部構成を示す回路図である。MOSFETM1,M2は、それぞれのドレイン端子に定電流源I1,I2が接続され、それぞれのソース端子に定電流源I3,I4が接続されている。MOSFETM1,M2のソース端子間には、利得調整用の抵抗(可変抵抗)R3,R4が橋渡し接続されている。MOSFETM1,M2のゲート端子は差動入力端子IP,IMに接続され、ドレイン端子は差動出力端子OP,OMに接続されている。
【0003】
図11は、従来のOTAで構成したAGCアンプの回路図である。AGC利得は、OTA50内部の抵抗(可変抵抗)R3,R4と、外部の抵抗(可変抵抗)R5,R6との設定に基づき設定される。ここで、OTA50の差動入力段のトランジスタ対(差動対と称す)に特性差があると直流オフセット電圧を生じ出力誤差の原因となる。
【0004】
従来は、この直流オフセット電圧を除去するために、AGCアンプの出力段にコンデンサC1,C2と、抵抗R1,R2からなるハイパスフィルター(HPF;High Pass Filter)を配置していた。このように構成したときには、出力部のコンデンサC1,C2を駆動するためのバッファとしてソースフォロワ(SourceFollower)回路が配置される。
【0005】
図12は、ソースフォロワ回路を示す回路図である。図10において、M1もしくはM2により構成されているソースフォロワ回路は、
【0006】
Vout/Vin=1…(1)
Vout=Vin−Vth=Vin−0.6…(2)
Vout>VDS2…(3)
よって
Vin>VDS2+0.6…(4)
となる。(Vth:閾値電圧)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のソースフォロワ回路を用いた場合には、Nch−MOSFETのゲート・ソース間電圧(VGS)分の電圧シフトが生じてAGCアンプの出力となる。入力電圧の範囲は上記式(4)により例えば、Vin>VDS2+0.6(V)となる。したがって、AGCアンプ50を低電源電圧の回路構成とした時には、上記電圧シフトの影響を受けて出力電圧の振幅(ダイナミックレンジ)が広くとれなくなるという問題を生じた。
【0008】
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、直流オフセット電圧を除去し出力誤差を解消できるオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを提供することを目的とする。また、このオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いることにより、出力ダイナミックレンジを広く取ることができるオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの内部に差動対の直流オフセット電圧を除去するハイパスフィルターを設けてなる。ハイパスフィルターは、差動対を構成している一対のトランジスタに橋渡し接続されている抵抗の間にコンデンサを接続して簡単に構成できる。
【0010】
この発明によれば、オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの直流オフセット電圧を内部で除去するため差動出力端子に直流オフセット電圧が発生しない。これにより、出力誤差を解消した高品質のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを提供できる。また、このオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプは、前段のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプで既に直流オフセット電圧が除去された信号が入力されるため、出力ダイナミックレンジを広く取ることができる。拡大されたダイナミックレンジにより相互変調歪み特性を改善したAGCアンプを提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ及び該アンプを用いたAGCアンプの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、前述した従来構成と同一箇所には同一の符号を附してある。
【0012】
図1は、本発明のOTAを用いたAGCアンプの概要構成を示す回路図である。この発明では、従来、直流オフセット電圧を除去するためにOTAの外部に配置していたソースフォロワ回路を省き、さらにOTA1の内部にコンデンサC1,C2と、抵抗R1,R2からなるハイパスフィルター(HPF)2を配置した構成である。
【0013】
OTA1内の出力部において、ハイパスフィルター2を構成するコンデンサC1,C2は差動出力端子OP,OMの出力ラインに直列接続され、抵抗R1,R2は一端が出力ラインに接続され他端が接地(定電圧)接続される。抵抗R5,R6は、図11同様に利得調整用として抵抗値が可変できる。図示の回路構成は、ハイパスフィルター2の配置状態を従来構成と対比するために用いた概念図である。以降、各実施形態を詳細に説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1によるOTAの内部構成を示す回路図である。実施の形態1では、OTA1の差動対を構成するMOSFETM1,M2のソース端子に橋渡し接続されている抵抗R3,R4間に、直流信号成分を除去するためのコンデンサC1,C2を並列接続する。これらC−R回路は図1記載のハイパスフィルター2を構成している。この直流成分の遮断により、差動出力端子OP,OMの出力には直流オフセット電圧が現れない。
【0015】
したがって、図2に示すOTA1を用いたAGCアンプ(図1参照)は、直流オフセット電圧の除去により、出力電圧の振幅(ダイナミックレンジ)を広く取ることができるようになる。なお、I1〜I4は、従来同様の定電流源であり、接地部分は定電圧であるためコンデンサC1,C2の両端は定電圧となる。
【0016】
次に、図2に示すOTA1を図1に示したAGCアンプとして用いた場合の利得設定について説明する。利得は、以下の式(6)に基づき設定される。ここで、R3=R4,gm1=gm2>>1,C1=C2,R5=R6とする。gm1,2は、対応するMOSFETM1,M2それぞれの相互コンダクタンスである。
【0017】
Iout/Vin=1/2×gm1/{gm1(R3+1/C1)+1}
=1/2×1/(R3+1/C1)…(5)
Vout/Vin=1/2×R5/(R3+1/C1)…(6)
【0018】
上記式(6)において、抵抗R3,R5を図示の如く可変抵抗とすることにより、増幅率(利得)の設定を変更できる。また、抵抗R3を固定抵抗とし、抵抗R5を可変抵抗としてもよい。逆に、抵抗R3を可変抵抗とし、抵抗R5を固定抵抗としてもよい。
【0019】
また、図3は、本発明の実施の形態1によるOTAの内部構成の他の例を示す回路図である。図示の構成は、上述した実施の形態1(図1)で説明した抵抗R3,R4に代えてMOSFETM7,M8を用いる。これらMOSFETM7,M8は、ソース端子とドレイン端子をコンデンサC1,C2に対し直列接続し、ゲート端子同士を接続し、所定のバイアス電圧を印加させて線形抵抗を構成している。このような構成時においても、上記式(6)が示すC1の容量(コンデンサC1,C2)により直流信号成分を遮断して直流オフセット電圧を除去することができる。
【0020】
このようなAGCアンプによれば、出力ダイナミックレンジを広く取ることができるので、この拡大されたダイナミックレンジによりAGCアンプの相互変調歪み特性の改善が図れる。また、従来のようにOTA外部にコンデンサ及びソースフォロワ回路を設ける必要がないため、ソースフォロワ回路の消費電流相当を削減できる。
【0021】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2によるOTAの内部構成を示す回路図である。実施の形態2では、MOSFETM1,M2のドレイン端子にMOSFETM3,M4のゲート端子を接続し、MOSFETM3,M4のソース端子がMOSFETM1,M2のソース端子に接続される。このMOSFETM3,M4は、MOSFETM1,M2のソース−ゲート電圧を一定にしてMOSFETM1,M2の相互コンダクタンスを一定に保つ定電圧用として設けられる。
【0022】
また、MOSFETM5,M6は、OTA1の出力用として設けられる。これらMOSFETM5,M6のゲート端子はハイパスフィルター10,11を介してMOSFETM3,M4のゲート端子に接続されている。MOSFETM5,M6のソース端子はそれぞれ定電流源I5,I6に接続されるとともに、ドレイン端子はそれぞれ差動出力端子OP,OMに接続されている。
【0023】
上記ハイパスフィルター10は、C−R回路で構成されており、MOSFETM3のゲート端子とMOSFETM5のゲート端子間に直列接続されたコンデンサC1と、一端が出力ラインに接続され他端が接地された抵抗R1で構成される。ハイパスフィルター11も同様に、MOSFETM4,M6のゲート端子間に設けられたコンデンサC2と抵抗R2により構成されている。
【0024】
これらハイパスフィルター10,11により直流成分が遮断されるので、直流オフセット電圧はAGCアンプの出力には現れず、さらに出力電圧の振幅(ダイナミックレンジ)を広く取ることができる。
【0025】
次に、図4に示すOTA1を図1に示したAGCアンプとして用いた場合の利得設定について説明する。利得は、以下式に基づき設定される。ここで、R3=R4,gm1=gm2>>1,gm3=gm4=gm5=gm6,C1=C2,R5=R6とする。
【0026】
Iout/Vin=1/2×1/R3×gm5/gm3
=1/2×1/R3…(7)
Vout/Vin=1/2×R5/R3…(8)
【0027】
実施の形態1の説明と同様に、上記式(8)において、抵抗R3,R5は、可変抵抗、固定抵抗を組み合わせた構成として増幅率(利得)の設定を変更できる。また、図3の説明と同様に、MOSFETM1,M2のソース間に橋渡し接続されている抵抗R3,R4に代えて2個のMOSFETを用いた線形抵抗を設ける構成としてもよい。いずれの構成においても、C−R回路からなるハイパスフィルター10,11により直流信号成分を遮断することができる。
【0028】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3によるOTAの内部構成を示す回路図である。実施の形態3の回路構成は、実施の形態2で説明したハイパスフィルター10,11に代えて、実施の形態1で説明したハイパスフィルター2を配置したものである。他の構成は、実施の形態2と同様である。
【0029】
ハイパスフィルター2は、OTA1の差動対を構成するMOSFETM1,M2のソース端子に橋渡し接続されている抵抗R3,R4と、抵抗R3,R4間に並列接続されたコンデンサC1,C2からなる。このコンデンサC1,C2により直流成分は遮断される。これにより、このOTA1をAGCアンプ(図1参照)に用いた場合、AGCアンプの出力として直流オフセット電圧が現れず、さらに出力振幅(ダイナミックレンジ)を広く取ることができるようになる。
【0030】
次に、図5に示すOTA1を図1に示したAGCアンプとして用いた場合の利得設定について説明する。利得は、以下式に基づき設定される。ここで、R3=R4,gm1=gm2>>1,gm3=gm4=gm5=gm6,C1=C2,R5=R6とする。
【0031】
Iout/Vin=1/2×1/(R3+1/C1)…(9)
Vout/Vin=1/2×R5/(R3+1/C1)…(10)
【0032】
実施の形態1の説明と同様に、上記式(10)において、抵抗R3,R5は、可変抵抗、固定抵抗を組み合わせた構成として増幅率(利得)の設定を変更できる。
【0033】
また、図6は、本発明の実施の形態3によるOTAの内部構成の他の例を示す回路図である。図示の構成は、上述した実施の形態3(図5)で説明した抵抗R3,R4に代えてMOSFETM7,M8を用いる。これらMOSFETM7,M8のソース端子とドレイン端子をコンデンサC1,C2に対し直列接続し、ゲート端子同士を接続し、所定のバイアス電圧を印加させて線形抵抗を構成する。このような構成時においても、上記式(10)が示すC1の容量(コンデンサC1,C2)により直流信号成分を遮断して直流オフセット電圧を除去することができる。
【0034】
図7は、本発明のOTAを用いたAGCアンプの入出力特性のシミュレーション結果を示す図表である。OTA1は実施の形態2(図4参照)で説明した回路構成を用い、利得設定=12dB,電源電圧=2.8Vとしてトランジェント解析したシミュレーション結果である。また、従来構成(図10参照)の回路構成の特性を併記してある。
【0035】
この図からわかるように、本発明のOTA1を用いたAGCアンプ(図1参照)によれば、入力信号レベルが109dBuVまで出力信号レベルのリニアリティを得ることができた。一方、従来のOTA(図10)を用いたAGCアンプ(図11参照)のリニアリティは、入力信号レベルが103dBuVまでであった。本発明のOTA1を用いることにより従来に比して6dBダイナミックレンジを拡大できる結果が示されている。
【0036】
図8は、本発明のOTAを用いたAGCアンプの入出力特性の実測結果を示す図表である。OTA1は実施の形態2(図4参照)で説明した回路構成を搭載した実験用チップを用い、利得設定は12dB,電源電圧=2.8Vとして実測した結果である。また、従来構成(図10参照)の回路構成を搭載した実験用チップの特性を併記してある。
【0037】
この図からわかるように、本発明のOTA1を用いたAGCアンプ(図1参照)によれば、入力信号レベルが108dBuVまで出力信号レベルのリニアリティを得ることができた。一方、従来のOTA(図10)を用いたAGCアンプ(図11参照)のリニアリティは、入力信号レベルが103dBuVまでであった。本発明のOTA1を用いることにより従来に比して5dBダイナミックレンジを拡大できる結果が示されている。
【0038】
図9は、本発明のOTAを用いたAGCアンプの出力周波数特性の実測結果を示す図表である。OTA1は実施の形態2(図4参照)で説明した回路構成を搭載した実験用チップを用い、利得設定は12dB,電源電圧=2.8Vとして実測した結果である。また、従来構成(図10参照)の回路構成を搭載した実験用チップの特性を併記してある。横軸は周波数、縦軸は利得である。
【0039】
図9(a)に示すように、本発明のOTA1を用いたAGCアンプ(図1参照)によれば、設定した12dBの利得が全周波数に渡り平坦に出力できる特性を得ることができた。一方、図9(b)に示すように、従来のOTA(図10)を用いたAGCアンプ(図11参照)では、低周波数帯域での利得が設定値(12dB)より大きく、高周波数帯域での利得が設定値より小さくなる結果となった。本発明のOTA1を用いることにより従来に比してより平坦な周波数特性が得られる結果が示されている。なお、直流オフセット成分(10Hz)については、従来及び本発明のいずれにおいても除去されている。
【0040】
以上において本発明は、上述したOTAの構成に限らず種々変更可能である。例えば差動対としてMOSFETに限らずバイポーラトランジスタを用いることができる。本発明は、特にAGCアンプを低電源電圧で構成した場合における直流オフセット電圧の影響を効果的に解消できるものである。また、OTAの適用対象はAGCアンプに限らない。例えば、フィルターに適用することもでき、この場合にはOTA内部での直流オフセット電圧の除去に基づきフィルター特性を向上できるようになる。
【0041】
(付記1)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプにおいて、
前記差動対である一対のトランジスタの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するハイパスフィルターを備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。
【0042】
(付記2)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプにおいて、
前記差動対としての一対のトランジスタに橋渡し接続されている一対の抵抗間に、該一対のトランジスタの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサを接続したことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。
【0043】
(付記3)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプにおいて、
前記差動対としての一対のMOSFETのソース端子に橋渡し接続されている一対の抵抗間に、該一対のMOSFETの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサを接続したことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。
【0044】
(付記4)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプにおいて、
前記差動対としての一対のMOSFETのソース端子に橋渡し接続される一対の抵抗と、
前記差動対のMOSFETのソース−ゲート端子の電圧を一定とし相互コンダクタンスを一定に保つための一対の定電圧用MOSFETと、
差動出力段に設けられ、前記差動対の出力バイアス用としての一対のバイアス用MOSFETと、
前記一対の定電圧用MOSFETのゲート端子と前記バイアス用MOSFETのゲート端子間にそれぞれ設けられ、前記差動対のMOSFETの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサと抵抗からなるハイパスフィルターと、
を備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。
【0045】
(付記5)前記一対の抵抗に代えて一対のMOSFETを用い、前記コンデンサに直列接続し線形抵抗として用いることを特徴とする付記3または4に記載のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。
【0046】
(付記6)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプにおいて、
前記差動対である一対のトランジスタの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するハイパスフィルターを備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプと、
前記オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの差動出力端子にそれぞれ接続された利得設定用の一対の抵抗と、
を備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプ。
【0047】
(付記7)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプにおいて、
前記差動対としての一対のトランジスタに橋渡し接続されている一対の抵抗間に、該一対のトランジスタの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサが接続されたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプと、
前記オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの差動出力端子にそれぞれ接続された利得設定用の一対の抵抗と、
を備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプ。
【0048】
(付記8)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプにおいて、
前記差動対としての一対のMOSFETのソース端子に橋渡し接続されている一対の抵抗間に、該一対のMOSFETの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサが接続されたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプと、
前記オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの差動出力端子にそれぞれ接続された利得設定用の一対の抵抗と、
を備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプ。
【0049】
(付記9)入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプにおいて、
前記差動対としての一対のMOSFETのソース端子に橋渡し接続される一対の抵抗と、
前記差動対のMOSFETのソース−ゲート端子の電圧を一定とし相互コンダクタンスを一定に保つための一対の定電圧用MOSFETと、
差動出力段に設けられ、前記差動対の出力バイアス用としての一対のバイアス用MOSFETと、
前記一対の定電圧用MOSFETのゲート端子と前記バイアス用MOSFETのゲート端子間にそれぞれ設けられ、前記差動対のMOSFETの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサと抵抗とからなるハイパスフィルターとを備えてなるオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプと、
前記オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの差動出力端子にそれぞれ接続された利得設定用の一対の抵抗と、
を備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプ。
【0050】
(付記10)前記オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプは、一対の抵抗に代えて一対のMOSFETを用い、前記コンデンサに直列接続し線形抵抗として用いることを特徴とする付記8または9に記載のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプ。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの内部において差動対の直流オフセット電圧を除去するので、差動出力端子に直流オフセット電圧が生じないとともに、出力誤差を解消した高品質なオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを提供できる効果を奏する。また、本発明のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプによれば、直流オフセット電圧の影響を受けないため出力ダイナミックレンジを広く取ることができる効果を奏する。この拡大されたダイナミックレンジによりAGCアンプの相互変調歪み特性を改善できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のOTAを用いたAGCアンプの概要構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるOTAの内部構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態1によるOTAの内部構成の他の例を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態2によるOTAの内部構成を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態3によるOTAの内部構成を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の形態3によるOTAの内部構成の他の例を示す回路図である。
【図7】本発明のOTAを用いたAGCアンプの入出力特性のシミュレーション結果を示す図表である。
【図8】本発明のOTAを用いたAGCアンプの入出力特性の実測結果を示す図表である。
【図9】本発明のOTAを用いたAGCアンプの周波数特性の実測結果を示す図表である。
【図10】従来のOTAの内部構成を示す回路図である。
【図11】従来のOTAで構成したAGCアンプの回路図である。
【図12】ソースフォロワ回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ(OTA)
2,10,11 ハイパスフィルター(HPF)
I1〜I6 定電流源
M1,M2 差動対(MOSFET)
M3,M4 定電圧用MOSFET
M5,M6 出力バイアス用MOSFET
M7,M8 線形抵抗(MOSFET)
IP,IM 差動入力端子
OP,OM 差動出力端子
C(C1,C2) コンデンサ
R(R1〜R6) 抵抗
Claims (4)
- 入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプにおいて、
前記差動対としての一対のMOSFETのソース端子に橋渡し接続される一対の抵抗と、
ゲート端子が前記差動対のMOSFETのドレイン端子に接続され、前記差動対のMOSFETのソース−ゲート端子の電圧を一定とし相互コンダクタンスを一定に保つための一対の定電圧用MOSFETと、
差動出力段に設けられる一対の出力用MOSFETと、
前記一対の定電圧用MOSFETのゲート端子と前記出力用MOSFETのゲート端子間にそれぞれ設けられ、前記差動対のMOSFETの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサと抵抗からなるハイパスフィルターと、
を備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。 - 前記一対の抵抗に代えて一対のMOSFETを用い、前記コンデンサに直列接続し線形抵抗として用いることを特徴とする請求項1に記載のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ。
- 入力電圧を差動増幅する差動対及び定電流源を備えたオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプにおいて、
前記差動対としての一対のMOSFETのソース端子に橋渡し接続される一対の抵抗と、
ゲート端子が前記差動対のMOSFETのドレイン端子に接続され、前記差動対のMOSFETのソース−ゲート端子の電圧を一定とし相互コンダクタンスを一定に保つための一対の定電圧用MOSFETと、
差動出力段に設けられる一対の出力用MOSFETと、
前記一対の定電圧用MOSFETのゲート端子と前記出力用MOSFETのゲート端子間にそれぞれ設けられ、前記差動対のMOSFETの特性差により生じる直流オフセット電圧を除去するコンデンサと抵抗とからなるハイパスフィルターとを備えてなるオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプと、
前記オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプの差動出力端子にそれぞれ接続された利得設定用の一対の抵抗と、
を備えたことを特徴とするオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプ。 - 前記オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプは、一対の抵抗に代えて一対のMOSFETを用い、前記コンデンサに直列接続し線形抵抗として用いることを特徴とする請求項3に記載のオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたAGCアンプ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002153810A JP3920148B2 (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ及びオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたagcアンプ |
US10/443,104 US6982596B2 (en) | 2002-05-28 | 2003-05-22 | Operational transconductance amplifier and AGC amplifier using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002153810A JP3920148B2 (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ及びオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたagcアンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003347866A JP2003347866A (ja) | 2003-12-05 |
JP3920148B2 true JP3920148B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=29561324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002153810A Expired - Fee Related JP3920148B2 (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ及びオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたagcアンプ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6982596B2 (ja) |
JP (1) | JP3920148B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7180369B1 (en) * | 2003-05-15 | 2007-02-20 | Marvell International Ltd. | Baseband filter start-up circuit |
US7184736B2 (en) * | 2004-03-05 | 2007-02-27 | Orion Microelectronics Corporation | Apparatus and method for dynamic DC offset detection and cancellation using high pass filter with variable impedance and corner frequency |
JP2006013859A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Toyota Industries Corp | ステレオセパレーション調整回路及びそのmos集積回路 |
JP4193066B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2008-12-10 | 日本電気株式会社 | 無線用フィルタ回路およびノイズ低減方法 |
KR100703710B1 (ko) | 2005-06-29 | 2007-04-06 | 삼성전자주식회사 | Dc출력 오프셋을 제거할 수 있는 장치 및 방법 |
US7598811B2 (en) * | 2005-07-29 | 2009-10-06 | Broadcom Corporation | Current-controlled CMOS (C3MOS) fully differential integrated wideband amplifier/equalizer with adjustable gain and frequency response without additional power or loading |
KR100648379B1 (ko) | 2005-12-06 | 2006-11-24 | 한국전자통신연구원 | 가변이득 증폭기 및 가변이득 증폭 모듈 |
KR100771869B1 (ko) * | 2006-04-28 | 2007-11-01 | 삼성전자주식회사 | 프리-엠파시스가 가능한 출력 드라이버 |
US7782095B2 (en) * | 2007-11-26 | 2010-08-24 | Faraday Technology Corp. | Signal comparison circuit |
US7839212B2 (en) * | 2008-12-04 | 2010-11-23 | Oracle America, Inc. | Method and apparatus for a high bandwidth amplifier with wide band peaking |
TWI384751B (zh) * | 2009-07-22 | 2013-02-01 | Ralink Technology Corp | 可消除直流電壓偏移之運算放大器 |
US8085091B2 (en) * | 2010-01-27 | 2011-12-27 | Honeywell International Inc. | Gain control amplifier |
US8816782B2 (en) * | 2011-05-10 | 2014-08-26 | Freescale Semiconductor, Inc. | Phase locked loop circuit having a voltage controlled oscillator with improved bandwidth |
JP5868885B2 (ja) | 2013-03-07 | 2016-02-24 | 株式会社東芝 | 可変利得増幅回路 |
US20150137855A1 (en) * | 2013-11-21 | 2015-05-21 | Lsi Corporation | Current To Voltage Converter |
CN105897185B (zh) * | 2016-04-28 | 2019-02-12 | 西安航天民芯科技有限公司 | 一种应用于低失调运算放大器的电路 |
EP3314760B1 (en) * | 2016-05-12 | 2024-01-24 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Tunable filter |
CN112787604A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-11 | 普源精电科技股份有限公司 | 放大器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5384501A (en) * | 1990-06-15 | 1995-01-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Integration circuit including a differential amplifier having a variable transconductance |
JP3776680B2 (ja) | 1999-06-18 | 2006-05-17 | 株式会社東芝 | 電圧制御発振器および信号処理回路 |
US6316997B1 (en) * | 2000-03-23 | 2001-11-13 | International Business Machines Corporation | CMOS amplifiers with multiple gain setting control |
US6570447B2 (en) * | 2001-05-25 | 2003-05-27 | Infineon Technologies Ag | Programmable logarithmic gain adjustment for open-loop amplifiers |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002153810A patent/JP3920148B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-05-22 US US10/443,104 patent/US6982596B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003347866A (ja) | 2003-12-05 |
US6982596B2 (en) | 2006-01-03 |
US20030222716A1 (en) | 2003-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3920148B2 (ja) | オペレーショナルトランスコンダクタンスアンプ及びオペレーショナルトランスコンダクタンスアンプを用いたagcアンプ | |
US7368987B2 (en) | Circuit configuration having a feedback operational amplifier | |
US5345190A (en) | Modular low voltage filter with common mode feedback | |
US20080094110A1 (en) | Transconductor Circuits | |
JP3425426B2 (ja) | トランスコンダクタおよびフィルタ回路 | |
US6034568A (en) | Broadband dc amplifier technique with very low offset voltage | |
US20180097489A1 (en) | High Linearly WiGig Baseband Amplifier with Channel Select Filter | |
KR100372123B1 (ko) | 액티브 필터 회로 | |
JP4098701B2 (ja) | 可変時定数回路及びこれを用いたフィルタ回路 | |
JP4907395B2 (ja) | 可変利得増幅回路 | |
JP2008514130A (ja) | 広い同調域を有する線形トランスコンダクタンスセル | |
JP2003163550A (ja) | 増幅回路 | |
JP3885875B2 (ja) | 等価インダクタ回路 | |
Pamisano et al. | New CMOS tunable transconductor for filtering applications | |
Alzaher | A CMOS digitally programmable filter technique for VLSI applications | |
JP2012244276A (ja) | ソースフォロア回路 | |
JP2003198283A (ja) | 電圧電流変換器およびアクティブフィルタ回路 | |
JP4071146B2 (ja) | バッファ回路 | |
KR20030089067A (ko) | 피드백 가변 이득 증폭기 | |
CN111464149B (zh) | 滤波放大器 | |
Calvo et al. | CMOS digitally programmable cell for high frequency amplification and filtering | |
JP6964880B2 (ja) | コンダクタンスアンプ | |
US6819167B2 (en) | Filter circuit | |
Zatorre et al. | A new CMOS class AB current-differential amplifier | |
Fatin et al. | A 3rd-order Low-Pass Filterwith High Linearity and Tunable In-band Attenuation for WiMAX/LTE Receiver |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |