JP3917813B2 - 車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び記録媒体 - Google Patents
車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に用いられる車両用灯具の反射鏡の反射面を配光パターンによって評価する反射面評価方法、反射面評価システム、及び車両用灯具の反射鏡の反射面評価をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用灯具は、所定の光源位置に配置される光源(光源バルブ)と、光源バルブからの光を光軸の方向へと反射する反射鏡と、反射鏡からの反射光を透過して灯具の外部へと出射するレンズと、を有して構成される。
【0003】
このような構成を有する車両用灯具において、灯具から出射される光の配光パターンは、主に、光源バルブからの光に対する反射鏡の反射面形状やその位置関係によって設定される(例えば、特公昭45−7397号公報、特開平6−267302号公報参照)。すなわち、反射鏡の反射面へと入射された光源バルブからの光は、反射面の各部位において、それぞれでの面形状によって決まる反射方向や光拡散条件などの反射条件によって反射されて、反射光として灯具から出射される。また、反射光の光拡散条件などの反射条件の一部は、反射光が透過されるレンズによっても設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した車両用灯具から出射される光に対しては、それぞれの灯具の種類、用途、車両での設置位置に応じて、得られる配光パターンが、反射鏡からの反射光が出射される範囲や、各反射方向での光強度などについて一定の条件を満たすことが要求される。
【0005】
一方、車両用灯具においては、上記した配光パターンなどの(1)機能に関する側面からの条件に加えて、自動車などの車両に取り付けた状態で使用されることから、(2)形状に関する側面からの条件(形状制約条件)、及び(3)外観に関する側面からの条件(外観制約条件)が課せられる。特に、近年、車体構成上の制限や、車両のデザイン性の高まりなどにより、灯具に対して様々な条件が課せられるようになっている。
【0006】
したがって、車両に適用される灯具の反射鏡においては、その面積や奥行きなどに対して課せられた形状面及び外観面からの制約条件を満たした上で、要求される配光パターンが得られる反射面を実現しなくてはならない。このため、反射鏡の反射面の設計においては、作成された反射面の面形状によって得られる配光パターンを求めて、要求されている条件を満たす配光パターンが得られているかどうかを評価することが重要となる。
【0007】
ここで、配光パターンを評価した結果、その灯具に要求されている配光パターンの条件が満たされていなかった場合には、その評価結果に基づいて、反射面の再設計を行うことが必要となる。このとき、反射面からの配光パターンを全体として評価したのでは、反射面の各面部分と配光パターンの各パターン部分との対応が必ずしも明確にならないなどの問題を生じる。このため、要求されている配光パターンを実現するための反射面設計において、反射面の再設計時における配光パターンの制御性が充分に得られず、設計作業の効率が低下して反射面設計に長時間を要することとなる。
【0008】
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、反射面と配光パターンとの対応が明確化されて、反射面設計時の配光パターンの制御性を向上することが可能な車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び車両用灯具の反射鏡の反射面評価をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明による反射面評価方法は、車両用灯具に用いられる反射鏡の反射面を配光パターンによって評価する反射面評価方法であって、(1)評価対象となる反射鏡の反射面に対して、光源が配置される光源位置を通る光軸を含む第1平面と、反射面との交線によって、第1曲線を生成する第1曲線生成ステップと、(2)第1曲線上に設定された複数の分割点のそれぞれにおいて、その分割点での光源からの光の反射方向に平行で、第1平面に直交する第2平面と、反射面との交線によって、第2曲線を生成する第2曲線生成ステップと、(3)第1曲線及び複数の第2曲線によって反射面を分割して、複数の部分曲面を生成する部分曲面生成ステップと、(4)複数の部分曲面のうちの少なくとも1つの部分曲面を評価対象とするとともに、評価対象とされた部分曲面上に、それぞれ複数の評価点を設定する評価点設定ステップと、(5)評価対象とされた部分曲面について、その部分曲面上に設定された複数の評価点それぞれでの光源からの光の反射条件に基づいて部分曲面からの配光パターンを算出して、表示手段に表示する配光パターン表示ステップとを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明による反射面評価システムは、車両用灯具に用いられる反射鏡の反射面を配光パターンによって評価する反射面評価システムであって、(1)評価対象となる反射鏡の反射面に対して、光源が配置される光源位置を通る光軸を含む第1平面と、反射面との交線によって、第1曲線を生成する第1曲線生成手段と、(2)第1曲線上に設定された複数の分割点のそれぞれにおいて、その分割点での光源からの光の反射方向に平行で、第1平面に直交する第2平面と、反射面との交線によって、第2曲線を生成する第2曲線生成手段と、(3)第1曲線及び複数の第2曲線によって反射面を分割して、複数の部分曲面を生成する部分曲面生成手段と、(4)複数の部分曲面のうちの少なくとも1つの部分曲面を評価対象とするとともに、評価対象とされた部分曲面上に、それぞれ複数の評価点を設定する評価点設定手段と、(5)評価対象とされた部分曲面について、その部分曲面上に設定された複数の評価点それぞれでの光源からの光の反射条件に基づいて部分曲面からの配光パターンを算出する配光パターン算出手段と、算出された配光パターンを表示して、反射面の評価に用いられる評価画面を作成する評価画面作成手段を含み、作成された評価画面の表示を指示する画面表示指示手段とを有する配光パターン表示指示手段と、評価画面を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明による記録媒体は、車両用灯具に用いられる反射鏡の反射面を配光パターンによって評価する反射面評価をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、(a)評価対象となる反射鏡の反射面に対して、光源が配置される光源位置を通る光軸を含む第1平面と、反射面との交線によって、第1曲線を生成する第1曲線生成処理と、(b)第1曲線上に設定された複数の分割点のそれぞれにおいて、その分割点での光源からの光の反射方向に平行で、第1平面に直交する第2平面と、反射面との交線によって、第2曲線を生成する第2曲線生成処理と、(c)第1曲線及び複数の第2曲線によって反射面を分割して、複数の部分曲面を生成する部分曲面生成処理と、(d)複数の部分曲面のうちの少なくとも1つの部分曲面を評価対象とするとともに、評価対象とされた部分曲面上に、それぞれ複数の評価点を設定する評価点設定処理と、(e)評価対象とされた部分曲面について、その部分曲面上に設定された複数の評価点それぞれでの光源からの光の反射条件に基づいて部分曲面からの配光パターンを算出して、表示手段に表示する配光パターン表示処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】
上記した車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び記録媒体に記録されたプログラムにおいては、光軸を含む第1平面(XY平面、例えば水平面)上の第1曲線(XY曲線)と、第1曲線上の複数の分割点をそれぞれ通る複数の第2曲線(XZ曲線)とによって反射面を分割して、複数の部分曲面を生成する。そして、部分曲面ごとに配光パターンを算出し表示して、配光パターンの評価を行っている。このように反射面を複数の部分曲面に分割して反射面評価を行うことにより、反射面と配光パターンとの対応が明確化される。
【0013】
特に、複数の第2曲線のそれぞれを、対応する分割点での反射方向に平行かつ第1平面に直交する第2平面(UZ平面)上で生成している。このとき、個々の部分曲面では、その部分曲面上の各点からの反射光の反射方向、すなわち灯具からの光の出射方向がほぼ揃うこととなる。したがって、反射面の各面部分と配光パターンの各パターン部分との対応付けが簡単化される。
【0014】
また、部分曲面からの配光パターンの算出において、各部分曲面に対して評価点を設定している。これにより、配光パターンの算出を効率的に行うことができる。なお、評価点の点数については、複数点とすることが好ましい。
【0015】
このような反射面評価方法及び反射面評価システムを、反射鏡の反射面設計時に用いた場合、要求される配光パターンを実現するための反射面の設計手順や、再設計時の反射面の調整方法などが、評価結果に基づいて容易に判断可能となる。したがって、反射面設計時の配光パターンの制御性が向上されて、設計作業の効率が向上される。
【0016】
また、反射面評価方法(記録媒体に記録されたプログラム)は、第2曲線生成ステップ(第2曲線生成処理)が、複数の分割点を設定するための第1曲線の分割数を指定する分割数指定ステップ(分割数指定処理)と、複数の分割点のそれぞれの位置となる第1曲線上の分割位置を指定する分割位置指定ステップ(分割位置指定処理)とを含むことを特徴とする。
【0017】
これにより、複数の第2曲線それぞれを生成する基点となる第1曲線上の複数の分割点を、好適かつ効率的に設定することができる。また、これらの分割数及び分割位置については、自動による指定または評価者による入力に基づいて指定することが可能である。
【0018】
また、反射面評価方法(記録媒体に記録されたプログラム)は、配光パターン表示ステップ(配光パターン表示処理)において、複数の部分曲面が評価対象とされている場合に、複数の部分曲面のそれぞれからの配光パターンを区別可能に表示することを特徴とする。
【0019】
同様に、反射面評価システムは、評価画面作成手段において、複数の部分曲面が評価対象とされている場合に、複数の部分曲面のそれぞれからの配光パターンが区別可能に表示される構成として評価画面を作成することを特徴とする。
【0020】
これにより、複数の部分曲面について、それぞれからの配光パターンを区別しつつ、1つの評価画面から一度に評価を行うことが可能となる。同時に、各部分曲面からの配光パターンのつながり状態などを含め、反射面全体での配光パターンについても評価することができる。
【0021】
また、反射面評価方法(記録媒体に記録されたプログラム)は、配光パターン表示ステップ(配光パターン表示処理)において、部分曲面上に設定された複数の評価点それぞれでの反射条件に基づいて、光源の発光領域からの光が反射されて得られる発光領域像を用いて配光パターンを算出及び表示することを特徴とする。
【0022】
同様に、反射面評価システムは、配光パターン算出手段において、部分曲面上に設定された複数の評価点それぞれでの反射条件に基づいて、光源の発光領域からの光が反射されて得られる発光領域像を用いて配光パターンを算出するとともに、評価画面作成手段において、発光領域像を用いて配光パターンが表示される構成として評価画面を作成することを特徴とする。
【0023】
このように、光源バルブでの発光領域の形状を考慮して配光パターンを算出及び表示することによって、配光パターンによる反射面の評価をより正確に行うことが可能となる。なお、光源バルブとしては、具体的には白熱ランプ、ハロゲンランプ、放電ランプなどが用いられ、それぞれのバルブの種類に応じて、フィラメント形状またはアーク形状などが発光領域の形状となる。
【0024】
また、反射面評価方法(記録媒体に記録されたプログラム)は、評価点設定ステップ(評価点設定処理)において、評価対象とされた部分曲面上を、第1曲線の方向と第2曲線の方向とに沿ってそれぞれ所定の区分数で区分して、略等間隔で2次元に配列された複数の評価点を設定することを特徴とする。
【0025】
同様に、反射面評価システムは、評価点設定手段において、評価対象とされた部分曲面上を、第1曲線の方向と第2曲線の方向とに沿ってそれぞれ所定の区分数で区分して、略等間隔で2次元に配列された複数の評価点を設定することを特徴とする。
【0026】
これにより、それぞれの部分曲面上の各面部分を、効率的に評価することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面とともに本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び車両用灯具の反射鏡の反射面評価をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0028】
まず、本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法の概略について説明する。図1は、本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法を概略的に示す模式図である。図1中、符号RSは、評価対象となる反射面(設計された反射面の面形状)を、符号Fは、光を供給する光源(光源バルブ)が配置される光源位置を、また、符号Axは、光源位置Fを通り光源バルブからの光が反射鏡によって反射される方向となる光軸をそれぞれ示している。これらの光源位置F及び光軸Axは、反射面評価、または反射面評価を含む反射面設計の基本条件としてあらかじめ与えられる。
【0029】
以下に説明する反射面評価方法及び反射面評価システムを用いて評価される反射面RSは、光源バルブ、反射鏡、及びレンズからなる前照灯やフォグランプなどの車両用灯具において、光源バルブからの光を反射し、レンズを介して灯具から出射させる反射鏡の反射面として用いられるものである。
【0030】
また、以下においては、図1にX、Y、Zの座標軸をそれぞれ示すように、光軸Axの方向である灯具の前後方向をX軸とする。また、このX軸に直交し後述するように反射面RSの分割方向となる軸(例えば、灯具の水平方向)をY軸とし、X軸及びY軸に直交する軸(例えば、灯具の垂直方向)をZ軸とする。
【0031】
本発明による反射面評価方法及び反射面評価システムは、反射面RSを複数の部分曲面に分割するとともに、それぞれの部分曲面からの配光パターンによって反射面RSを評価するものである。反射面RSの分割には、X軸(光軸Ax)を含む第1平面であるXY平面上に生成されるXY曲線(第1曲線)Qと、XY曲線Q上の複数の点(分割点)からそれぞれほぼZ軸方向に伸びる複数のXZ曲線(第2曲線)Rとが用いられる。
【0032】
単一の第1曲線であるXY曲線Qは、XY平面と反射面RSとの交線によって生成された曲線からなる。このXY曲線Qは、反射面RSを部分曲面に分割する基本曲線となるものであり、XY曲線Q上には、反射面RSの分割に用いる複数の分割点Dが設定される。図1においては、例として、X軸上にある分割点D0を含む12個の分割点D-5〜D6が、XY曲線Q上に示されている。
【0033】
また、複数の第2曲線であるXZ曲線Rは、XY曲線Q上にある複数の分割点Dそれぞれから、反射面RS上でほぼZ軸方向に伸びる曲線からなる。図1においては、例として、上記した分割点D-5〜D6それぞれから、Z軸方向に伸びる12本のXZ曲線R-5〜R6が示されている。
【0034】
配光パターンによる評価の対象とされている反射面RSは、これらのXY曲線Q及び複数のXZ曲線R-5〜R6によって、複数の部分曲面Sに分割される。また、それぞれの部分曲面S上には、配光パターンの評価に用いる評価点Pが少なくとも1点、好ましくは複数点設定される。
【0035】
そして、光源位置Fからの光の評価点Pでの反射条件に基づいて算出される、各部分曲面Sからの配光パターンによって、反射面RSの評価が行われる。図1においては、例として、XY曲線Q及び2本のXZ曲線R2、R3によって分割された部分曲面S3(斜線部分)、この部分曲面S3上に設定された評価点P3、及び評価点P3で反射される光の光路が示されている。
【0036】
以下、複数の部分曲面Sの生成と、各部分曲面Sからの配光パターンの算出及び表示とを含む反射面RSの評価を実行するための反射面評価方法、及び反射面評価システムについて説明する。
【0037】
ここで、光源位置Fに配置された光源バルブから供給された光(入射光)の反射面RSへの入射角度α、及び反射面RSで反射された反射光の光軸Axからみた反射角度βについて、図2を用いて定義しておく。
【0038】
入射角度α及び反射角度βは、図2に示すように、光軸AxであるX軸に対してXY平面上で定義される。入射角度αは、光源位置FからXY曲線Q(反射面RS)上の点Aへの入射光の光路とX軸とがなす角度によって、X軸の負の方向を0°として定義される。また、反射角度βは、XY曲線Q上の点Aからの反射光の光路とX軸とがなす角度によって、X軸の正の方向を0°として定義される。図2においては、XY曲線Q上の点A1、A2において、入射角度がα1、α2、反射角度がβ1、β2でそれぞれ反射される2つの光路l1、l2を、例として示してある。
【0039】
まず、反射面RSを評価するための反射面評価方法について説明する。図3及び図4は、本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法の一実施形態を示すフローチャートである。ここで、図3は、反射面評価の各ステップのうち、反射面RSの複数の部分曲面Sへの分割等について示している。また、図4は、各部分曲面Sからの配光パターンの算出等について示している。図4に示すフローチャートは、例えば、図3に示すフローチャートに引き続いて行われる。
【0040】
なお、以下においては、反射面RSのうち、Y≧0かつZ≧0のYZ平面での第1象限内にある面部分(図1での右上部分)の反射面形状の評価を例として説明する。ただし、他の象限内の面部分についても、同様な方法で面形状を評価することができる。
【0041】
まず、反射面RSの複数の部分曲面Sへの分割等を含む、図3に示すフローチャートについて説明する。
【0042】
最初に、反射面RSの評価の基本的な諸条件(パラメータ)を設定する(ステップS100)。この基本的なパラメータとしては、光源位置Fや光軸Axなどがある。反射面評価に用いる座標系では、通常は図1に示したように、光源位置Fが原点、光軸AxがX軸(一方の軸)とされる。また、反射面RSの面形状を特定するためのデータは、評価対象のデータとしてあらかじめ与えられる。
【0043】
続いて、反射面RSを分割するための第1曲線であるXY曲線Qを生成する(S101、第1曲線生成ステップ)。このXY曲線Qは、光軸AxであるX軸、及び反射面RSの分割方向となるY軸を含むXY平面と、反射面RSとの交線によって生成される。X軸に対するY軸の方向は、評価者によって指定されるか、または、反射面RSの面形状のデータなどと同様にあらかじめ与えられる。
【0044】
XY曲線Qが生成されたら、XY曲線Qに対して、ほぼZ軸方向に伸びる複数の第2曲線であるXZ曲線Rを生成する(S102、第2曲線生成ステップ)。このXZ曲線Rのそれぞれは、XY曲線Q上の対応する分割点Dを通る曲線として生成される。本実施形態においては、この第2曲線生成ステップは、S103〜S105の3つのステップで行われる。
【0045】
まず、複数の分割点Dを設定するためのXY曲線Qの分割数を指定する(S103、分割数指定ステップ)。この分割数は、分割数自体によって指定しても良いし、あるいは、XY曲線Qを分割して設定される分割点Dの個数によって指定することもできる(ただし、分割点個数=分割数+1)。ここでは、XY曲線Qの分割数がnとして指定されたものとする。
【0046】
分割数nが指定されたら、XY曲線Q上に設定される複数(n+1個)の分割点Dのそれぞれの位置となる分割位置を指定する(S104、分割位置指定ステップ)。この分割位置は、例えば、各分割点DのY座標によって指定される。あるいは、各分割点Dでの光源位置Fからの光の入射角度αによって指定しても良い。そして、指定された分割位置に基づいて、XY曲線Q上に、複数の分割点D0〜Dnが設定される。
【0047】
次に、複数の分割点D0〜Dnに対して、それぞれの分割点Di(i=0〜n)を通る第2曲線であるXZ曲線Ri(i=0〜n)を生成する(S105)。XZ曲線Riは、対応する分割点Diでの、光源位置Fに配置された光源からの光の反射方向に平行で、かつ、XY平面に直交する第2平面(後述するUZ平面)と、反射面RSとの交線によって生成される。以上により、複数のXZ曲線R0〜Rnが生成される。
【0048】
そして、XY曲線Q、及び複数のXZ曲線R0〜Rnを生成したら、それらの曲線Q、R0〜Rnによって、反射面RSをn個の面部分に分割して、複数の部分曲面S1〜Snを生成する(S106、部分曲面生成ステップ)。この反射面RSを分割した部分曲面Si(i=1〜n)が、反射面RSによって得られる配光パターンの評価に用いられる。
【0049】
ここで、ステップS105におけるXZ曲線Riの生成方法について、図5を参照して具体的に説明しておく。
【0050】
XZ曲線Riは、上述したように、光源位置Fに配置された光源からの光の対応する分割点Diでの反射方向に平行で、かつ、XY平面に直交する第2平面であるUZ平面と、反射面RSとの交線によって生成される。このUZ平面は、各分割点Diごとに設定される。また、各分割点Diでの光の反射方向は、例えば、分割点Diにおける反射角度βiによって指定される。この反射方向は、各分割点に対してパラメータとしてあらかじめ与えられるか、または、評価対象となっている反射面RSの面形状及び光源位置Fから、光線追跡等を行うことによって算出される。
【0051】
図5は、分割点番号iの分割点Diを通るXZ曲線Riの生成方法について、その一例を示している。この例では、まず、XYZ座標軸に対して、X軸に代えてUi軸を、また、Y軸に代えてVi軸を設定する。Ui軸は、分割点Diでの反射角度βiで指定される反射方向に平行で、Z軸に直交する軸として設定される。また、Vi軸は、Ui軸及びZ軸に直交する軸として設定される。
【0052】
上記したUi軸及びZ軸から、分割点Diを含む平面として、図5に示すUiZ平面(分割点Diに対するUZ平面)を設定する。そして、このUiZ平面と反射面RSとの交線によって、分割点Diを通るXZ曲線Riが生成される。
【0053】
他の分割点Dについてもそれぞれ同様にUZ平面が設定され、XZ曲線Rが生成される。そして、反射面RSは、これらのXZ曲線R0〜Rnによって分割されて、部分曲面S1〜Snが生成される。具体的には、図5に示すように、XY曲線Q及び2本のXZ曲線Ri-1、Riによって分割された反射面RSの面部分が、それぞれ部分曲面Si(i=1〜n)とされる。
【0054】
次に、各部分曲面Sからの配光パターンの算出等を含む、図4に示すフローチャートについて説明する。
【0055】
反射面RSを分割して生成された複数の部分曲面S1〜Snに対して、配光パターンの評価対象となる部分曲面Si上に、配光パターンの算出に用いる評価点を設定する(S201、評価点設定ステップ)。本実施形態においては、この評価点設定ステップは、S202〜S204の3つのステップで行われる。
【0056】
まず、配光パターンによる反射面RSの評価を行う評価対象となる部分曲面Sを選択する(S202)。この評価対象としては、生成された複数の部分曲面S1〜Snのうちから、少なくとも1つの部分曲面が選択される。選択される部分曲面の個数については、例えば、評価が必要な1または複数の部分曲面を選択しても良いし、すべての部分曲面を選択して反射面RSの全体の評価を行うことも可能である。
【0057】
次に、評価対象とされた部分曲面S上での評価点の設定方法を指定する(S203)。そして、指定された設定方法に基づいて、部分曲面S上に評価点Pを設定する(S204)。評価点Pの設定方法としては、XY曲線Qの方向とXZ曲線Rの方向とに沿って、それぞれ所定の区分数で部分曲面S上を区分して、略等間隔で2次元(または1次元)に配列された複数の評価点を設定することが好ましい。図5には、例として、XY曲線Qの方向に3等分、XZ曲線Ri-1、Riの方向に3等分する部分曲面Siの区分領域が点線で示されている。そして、この3×3の領域への区分に対して、各領域の中心点によって、部分曲面Siに対する3×3=9個の評価点Piが設定されている。
【0058】
評価点Piを設定したら、評価対象とされている部分曲面Siからの配光パターンの算出及び表示を行う(S205、配光パターン表示ステップ)。本実施形態においては、この配光パターン表示ステップは、S206〜S208の3つのステップで行われる。
【0059】
まず、評価対象とされた部分曲面Siについて、その部分曲面Siからの配光パターンを算出する(S206、配光パターン算出ステップ)。この配光パターンは、部分曲線Si上に設定された評価点Piそれぞれでの光源からの光の反射条件に基づいて算出される。
【0060】
配光パターンの算出の具体例としては、まず、反射面RS(あるいは光源位置F)から光軸Axの方向に所定距離(例えば10m)だけ離れた位置に、配光パターン評価平面(例えばYZ平面に平行な平面)を設定する。そして、光源位置Fに位置する光源から出射された光が部分曲面Si上(反射面RS上)の評価点Piで反射される光路を光線追跡によって求め、評価点Piで反射された光の評価平面への到達位置(入射位置)を算出する。この反射光の到達位置の算出を、部分曲面Siに対して設定されたすべての評価点Piについて行うことによって、評価平面上における部分曲面Siからの配光パターンが得られる。
【0061】
配光パターンを算出したら、算出された配光パターンを表示するとともに反射面RSの評価に用いられる評価画面を作成する(S207、評価画面作成ステップ)。そして、作成された評価画面を表示手段に表示する(S208、評価画面表示ステップ)。
【0062】
上記した車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法においては、光軸Axを含むXY平面(例えば水平面)上のXY曲線Qと、XY曲線Q上の複数の分割点Dをそれぞれ通る複数のXZ曲線Rとによって反射面RSを分割して、複数の部分曲面Sを生成する。そして、部分曲面Sごとに配光パターンを算出し表示して、配光パターンの評価を行っている。このように反射面RSを複数の部分曲面Sに分割して反射面評価を行うことにより、反射面RSと配光パターンとの対応が明確化される。
【0063】
特に、複数のXZ曲線Rのそれぞれを、対応する分割点Dでの反射方向に平行かつXY平面に直交するUZ平面上で生成している。このとき、個々の部分曲面Sでは、その部分曲面S上の各点からの反射光の反射方向、すなわち灯具からの光の出射方向がほぼ揃うこととなる。したがって、反射面RSの各面部分と、その反射面RSによって得られる配光パターンの各パターン部分との対応付けが簡単化される。
【0064】
また、部分曲面Sからの配光パターンの算出において、各部分曲面Sに対して評価点Pを設定している。これにより、配光パターンの算出を効率的に行うことができる。
【0065】
このような反射面評価方法を、反射鏡の反射面設計時に用いた場合、要求される配光パターンを実現するための反射面の設計手順や、再設計時の反射面の調整方法などが、評価結果に基づいて容易に判断可能となる。したがって、反射面設計時の配光パターンの制御性が向上されて、設計作業の効率が向上される。
【0066】
各部分曲面S上での評価点Pの設定については、部分曲面Sからの配光パターンを確実に評価するため、評価点の点数を複数点とすることが好ましい。また、その設定方法については、図5に示した例のように、略等間隔で2次元(または1次元)に配列された複数の評価点とすることによって、部分曲面S上の各面部分を効率的に評価することができる。
【0067】
次に、図3及び図4に示した反射面評価方法の実行に用いられる反射面評価システムについて説明する。図6は、本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
【0068】
図6に示す反射面評価システム1は、評価対象である反射面RSを、その反射面RSの面形状を用いて得られる配光パターンによって評価する反射面評価部(反射面評価手段)4と、評価結果である配光パターンを表示手段である画面表示部(表示手段)7に表示するための画面表示指示部(画面表示指示手段)5とを備えて構成されている。
【0069】
反射面評価部4は、XY曲線Qを生成するXY曲線生成部(第1曲線生成手段)41と、分割点D0〜Dnを設定するとともにXZ曲線R0〜Rnを生成するXZ曲線生成部(第2曲線生成手段)42と、生成されたXY曲線Q及びXZ曲線R0〜Rnによって反射面RSを分割して部分曲面S1〜Snを生成する部分曲面生成部(部分曲面生成手段)43とを有している。
【0070】
これらの各生成部41〜43は、それぞれ図3のフローチャートにおける各生成ステップS101、S102(S103〜S105)、及びS106に対応し、それらの機能をそれぞれ実現する手段となっている。
【0071】
また、反射面評価部4は、さらに、評価対象とされた部分曲面Si上に評価点Piを設定する評価点設定部(評価点設定手段)44と、部分曲面Siからの配光パターンを算出する配光パターン算出部(配光パターン算出手段)45とを有している。また、画面表示指示部5は、配光パターン算出部45で算出された配光パターンのデータ、あるいはさらに、部分曲面生成部43で生成された部分曲面Siのデータなどに基づいて、評価結果を表示するための評価画面を作成する評価画面作成部(評価画面作成手段)51を有している。
【0072】
評価点設定部44は、図4のフローチャートにおける設定ステップS201(S202〜S204)に対応し、その機能を実現する手段となっている。また、配光パターン算出部45及び画面表示指示部5は、表示ステップS205(S206〜S208)に対応し、さらに具体的には、配光パターン算出部45は、算出ステップS206に、また、画面表示指示部5は、作成ステップS207及び表示ステップS208に対応し、それらの機能をそれぞれ実現する手段となっている。本実施形態においては、これらの配光パターン算出部45と、評価画面作成部51を含む画面表示指示部5とによって、配光パターン表示指示手段が構成されている。
【0073】
また、本実施形態の反射面評価システム1は、パラメータ入力部2と、反射面入力部6とをさらに備えている。
【0074】
パラメータ入力部2は、複数のXZ曲線Rを生成する際の分割数や分割位置、部分曲面S上での評価点Pの設定方法(例えば区分数)など、反射面評価に必要なパラメータを評価者に入力させる場合に用いられる(図3及び図4参照)。ただし、これらの各パラメータの全部または一部は、反射面評価部4において自動的に指定される構成であっても良い。
【0075】
また、反射面入力部6からは、評価対象となる反射面RSの面形状を特定するためのデータが入力される。また、光源位置Fや光軸Axなどが反射面RSの面形状と関連して定められている場合には、それらのパラメータも同時に入力されることとしても良い。
【0076】
図7は、図6に示した反射面評価システム1に用いられるハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3及び図4に示した反射面評価方法における各ステップに対応する各処理、及び、図6に示した反射面評価システムにおける各部のソフトウェア的処理機能(例えば、XY曲線生成部41によるXY曲線生成処理などの各処理)は、CPU10によって行われる。
【0077】
このCPU10には、本システム1の処理動作に必要な各ソフトウェアプログラムなどが記憶されているROM11と、プログラム実行中に一時的にデータが記憶されるRAM12とが接続されている。また、ハードディスクなどの外部記憶装置13が接続されており、入力されたパラメータなどの各データの保持に用いられる。
【0078】
そして、これらのCPU10等に対して、パラメータ入力部2の機能の実現などに用いられる入力装置14と、画面表示部7の機能の実現などに用いられる表示装置15とが接続されて、本反射面評価システム1が構成されている。入力装置14としては、例えば、マウスなどのポインティングデバイスやキーボードなどが用いられる。また、表示装置15としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどが用いられる。
【0079】
また、上記した反射面評価方法及び反射面評価システムに対応してCPU10によって行われる各処理を実現する反射面評価用のプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録して頒布することが可能である。このような記録媒体には、例えば、ハードディスク及びフロッピーディスクなどの磁気媒体、CD−ROM及びDVD−ROMなどの光学媒体、フロプティカルディスクなどの磁気光学媒体、あるいは、プログラム命令を実行または格納するように特別に配置された、例えばRAM、ROM、及び半導体不揮発性メモリなどのハードウェアデバイスなどが含まれる。また、このような記録媒体からのプログラムの読取または実行に対し、図7に示すように、必要に応じて、記録媒体からプログラム等を読み取る記録媒体読取用のドライブ16(例えばフロッピーディスクドライブなど)をCPU10に対して接続しておいても良い。
【0080】
次に、図6に示す反射面評価システム1において、評価画面作成部51で作成されるとともに画面表示部7に表示される評価画面について、その構成の具体例を示しつつ説明する。
【0081】
図8は、反射面RSを評価するための配光パターンを評価者に対して表示する評価画面の構成の一例を示す図である。図8に示す評価画面71は、反射面RS及び部分曲面生成部43で生成された部分曲面Sと、配光パターン算出部45で算出された配光パターンとを合わせて表示するように構成されている。ただし、両者のスケールは、見易いようにそれぞれ適当に設定されている。
【0082】
評価画面71では、YZ平面に平行な配光パターンの評価平面に対応して、Y軸及びZ軸からなる2次元の座標系が示されており(図1参照)、その座標系内に、配光パターン710が表示されている。また、そのYZ座標系の第1象限には、光軸Ax方向からみた反射面RSに対応する反射面像715と、それを分割した部分曲面S1〜S4に対応する部分曲面像716〜719とが表示されている。
【0083】
この評価画面71に表示されている配光パターン710は、反射面RSのうちで最も内側の部分曲面S1からの配光パターンを示すものである。これに対応して、反射面像715においては、部分曲面像716が他の部分曲面像とは異なる表示方法(例えば太線や異なるカラーでの表示)で示されている。
【0084】
図9は、評価画面の他の例を示す図である。図9に示す評価画面72は、図8に示した評価画面71と同様の構成となっており、YZ座標系内に、配光パターン720が表示されている。また、そのYZ座標系の第1象限には、反射面RSに対応する反射面像725と、部分曲面S1〜S4に対応する部分曲面像726〜729とが表示されている。
【0085】
この評価画面72に表示されている配光パターン720は、反射面RSのうちで内側から3番目の部分曲面S3からの配光パターンを示すものである。これに対応して、反射面像725においては、部分曲面像728が他の部分曲面像とは異なる表示方法(例えば太線や異なるカラーでの表示)で示されている。
【0086】
これらの評価画面71、72に示す例のように、部分曲面Sからの配光パターンを評価画面に表示することにより、評価者(設計者)は、配光パターンの各パターン部分を、それぞれ反射面RSの各面部分と対応付けて評価することができる。特に、分割点Dでの光の反射方向に基づいて反射面RSを部分曲面Sへと分割しているので、反射面RSと配光パターンとの対応が簡単化されている。
【0087】
なお、評価画面71、72では、配光パターンと合わせて反射面像等をも表示しているが、これ以外にも、配光パターンのみを表示したり、対応する部分曲面の番号のみを合わせて表示する構成などを用いても良い。
【0088】
また、複数の部分曲面Sからの配光パターンを1つの評価画面に表示することも可能である。そのような評価画面の例を図10に示す。図10に示す評価画面73は、評価画面71に示した部分曲面S1からの配光パターン710と、評価画面72に示した部分曲面S3からの配光パターン720とを合わせて、配光パターン730として表示するものである。これにより、複数の部分曲面Sを合わせた配光パターンを評価することができる。また、すべての部分曲面Sを選択した場合には、反射面RS全体からの配光パターンを評価することができる。
【0089】
また、この評価画面73では、配光パターン730のうち、部分曲面S1からの配光パターン730aと、部分曲面S3からの配光パターン730bとを、異なる表示方法(例えば太線や異なるカラーでの表示、図10中では実線及び点線)で区別可能に表示している。これにより、複数の部分曲面Sについて、それぞれからの配光パターンを表示方法によって区別しつつ、1つの評価画面から一度に評価を行うことができる。同時に、各部分曲面Sからの配光パターンのつながり状態などを含め、複数の部分曲面Sを合わせた配光パターンについても評価することが可能となる。同様の配光パターンの表示は、3つ以上の部分曲面Sを選択した場合にも同様に可能である。
【0090】
ここで、図8〜図10に示す配光パターン710、720、730では、具体的には、各部分曲面SをXY曲線Qの方向に6等分、XZ曲線Rの方向に3等分し、6×3=18点の評価点Pを設定して配光パターンを算出した例を示している。
【0091】
ただし、図8に示す部分曲面S1からの配光パターン710(図10に示す配光パターン730a)においては、それらの評価点Pのうち、XY平面に近い下方に位置する6点については、光源バルブの挿入孔が設けられて実際には反射面が形成されない。このため、配光パターン710では、部分曲面S1の中央に位置する6点の評価点Pからの6個の光像712、及び上方に位置する6点の評価点Pからの6個の光像713の、12個の光像が表示されている。
【0092】
一方、図9に示す部分曲面S3からの配光パターン720(図10に示す配光パターン730b)では、部分曲面S3の下方に位置する6点の評価点Pからの6つの光像721、中央に位置する6点の評価点Pからの6つの光像722、及び上方に位置する6点の評価点Pからの6つの光像723の、18個の光像が表示されている。
【0093】
これらの各評価点Pからの光像は、図8〜図10に示すように各部分曲面において反射方向がほぼ揃っており、また、ほぼY軸方向に沿って反射方向が順次変化するようになっている。
【0094】
また、図8〜図10の評価画面71〜73では、配光パターンを表示するためのこれらの光像を、光源のフィラメントからの光が反射されて得られる略矩形状のフィラメント像を用いてそれぞれ算出及び表示している。このように、光源バルブのフィラメント形状を考慮して配光パターンを算出及び表示することによって、配光パターンによる反射面RSの評価をより正確に行うことができる。
【0095】
ただし、配光パターンの表示方法としては、このようなフィラメント像を用いる方法以外にも、様々な方法を用いて良い。例えば、図11の評価画面74では、反射面RSの部分曲面S1〜S4全体からの配光パターン740を、等照度曲線を用いて表示した例を示してある。
【0096】
また、光源バルブとしては、白熱ランプ、ハロゲンランプ、放電ランプなどの各種のランプが用いられるが、上記したフィラメント像については、一般には、それぞれのバルブの種類に応じた発光領域による発光領域像を用いることが好ましい。例えば、放電ランプを光源バルブとした場合には、発光領域であるアークの形状を考慮し、アークからの光によるアーク像を用いた配光パターンとすることができる。
【0097】
上述した反射面評価は、反射面RSの評価のみを行うのではなく、反射面RSの設計と連動させて、必要に応じて配光パターンでの評価を実行しつつ反射面RSの設計を行う構成とすることも可能である。
【0098】
図12は、本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価システムの他の実施形態の構成を示すブロック図である。この反射面評価システムは、図6に示した反射面評価システムと同様に反射面RSの配光パターンによる評価を行うとともに、反射面RSの面形状を設計する反射面設計システムを兼ねるように構成されている。
【0099】
図12に示す反射面評価システム1は、反射面RSを生成する反射面生成部3と、生成された反射面RSを評価対象として配光パターンによる評価を行う反射面評価部4と、評価結果である配光パターンを画面表示部7に表示するための画面表示指示部5とを備えて構成されている。
【0100】
反射面生成部3は、反射面RSを生成する基点となる複数の基点(反射面評価での分割点に相当)D0〜Dnの基点位置を決定するとともに、反射面RSの面形状を生成する一方の骨格となるXY曲線Qを生成するXY曲線生成部31と、反射面RSの面形状を生成する他方の骨格となるXZ曲線R0〜Rnを生成するXZ曲線生成部32と、生成されたXY曲線Q及びXZ曲線R0〜Rnに基づいて反射面RSの面形状を生成する面形状生成部33とを有している。
【0101】
この反射面生成部3では、複数の基点D0〜Dnそれぞれに対して必要なパラメータ(例えば、各基点のY座標、及び各基点での光の反射方向)を指定するとともに、指定されたパラメータに基づいて、XY曲線生成部31及びXZ曲線生成部32においてXY曲線Q及び複数のXZ曲線R0〜Rnを生成する。特に、XZ曲線Riは、対応する基点Diでの、光源位置Fに配置された光源からの光の反射方向に平行で、かつ、XY平面に直交する第2平面上に生成される。そして、面形状生成部33においてこれらのXY曲線Q及びXZ曲線R0〜Rnを骨格として曲面を張ることによって、反射面RSを生成する。
【0102】
一方、反射面評価部4は、反射面RSを分割して部分曲面S1〜Snを生成する部分曲面生成部43と、評価対象とされた部分曲面Si上に評価点Piを設定する評価点設定部44と、部分曲面Siからの配光パターンを算出する配光パターン算出部45とを有している。
【0103】
ここで、本実施形態においては、反射面生成部3の構成に対応して、反射面評価部4が、XY曲線生成部41及びXZ曲線生成部42を有していない構成(図6参照)となっている。
【0104】
すなわち、上記した構成の反射面生成部3では、反射面RSの生成に、複数の基点D0〜Dn、XY曲線Q、及び複数のXZ曲線R0〜Rnを用いている。このとき、反射面評価部4においては、分割点の指定等を改めて行わず、反射面RSの生成に用いられたこれらの点及び曲線を、そのまま、反射面RSを評価するための複数の分割点、XY曲線、及び複数のXZ曲線として利用することが可能である。この場合には、反射面生成部3におけるXY曲線生成部31及びXZ曲線生成部32が、それぞれ図6に示した反射面評価部4におけるXY曲線生成部41及びXZ曲線生成部42と同様に機能する。
【0105】
このように、反射面RSの生成(設計)及び評価を、同一のシステム内でXY曲線及びXZ曲線を共用して実行することにより、例えば、要求される配光パターンを得るための評価及び再設計を連続して行うなど、反射面RSの設計全体を効率的に行うことが可能となる。
【0106】
本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び記録媒体は、上記した実施形態及び実施例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、評価対象とされた部分曲面上での評価点の設定については、上記した2次元配列による方法に限られず、個々の反射面または部分曲面の形状等に応じて、様々な設定方法を用いて良い。
【0107】
また、図4のフローチャートでは、評価点設定時に評価対象とする部分曲面を選択しているが、部分曲面の選択を行わずに、すべての部分曲面に対して評価点の設定及び配光パターンの算出を行っても良い。この場合、評価画面の作成または表示の段階で、評価画面に表示する部分曲面を評価者に選択させる構成などが可能である。
【0108】
【発明の効果】
本発明による車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び記録媒体は、以上詳細に説明したように、次のような効果を得る。すなわち、第1平面上の第1曲線と、第1曲線上の複数の分割点をそれぞれ通り分割点での光の反射方向に平行な第2平面上の第2曲線とによって、反射面を分割して複数の部分曲面とし、部分曲面ごとに配光パターンを算出及び表示することによって、反射面と配光パターンとの対応が明確化されて、反射面設計時の配光パターンの制御性を向上することが可能な車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法、反射面評価システム、及び記録媒体が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法を概略的に示す模式図である。
【図2】反射面に対する入射光の入射角度及び反射光の反射角度を示す図である。
【図3】車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【図4】車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【図5】XZ曲線の生成方法を説明する図である。
【図6】車両用灯具の反射鏡の反射面評価システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示した反射面評価システムに用いられるハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図8】評価画面の構成の一例を示す図である。
【図9】評価画面の構成の他の例を示す図である。
【図10】評価画面の構成の他の例を示す図である。
【図11】評価画面の構成の他の例を示す図である。
【図12】車両用灯具の反射鏡の反射面評価システムの他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…反射面評価システム、10…CPU、11…ROM、12…RAM、13…記憶装置、14…入力装置、15…表示装置、16…ドライブ、
2…パラメータ入力部、3…反射面生成部、31…XY曲線生成部、32…XZ曲線生成部、33…面形状生成部、4…反射面評価部、41…XY曲線生成部、42…XZ曲線生成部、43…部分曲面生成部、44…評価点設定部、45…配光パターン算出部、5…画面表示指示部、51…評価画面作成部、6…反射面入力部、7…画面表示部、
RS…反射面、F…光源位置、Ax…光軸、D…分割点、Q…XY曲線(第1曲線)、R…XZ曲線(第2曲線)、S…部分曲面、P…評価点。
Claims (14)
- 車両用灯具に用いられる反射鏡の反射面を配光パターンによって評価する反射面評価方法であって、
評価対象となる反射鏡の反射面に対して、光源が配置される光源位置を通る光軸を含む第1平面と、前記反射面との交線によって、第1曲線を生成する第1曲線生成ステップと、
前記第1曲線上に設定された複数の分割点のそれぞれにおいて、その分割点での前記光源からの光の反射方向に平行で、前記第1平面に直交する第2平面と、前記反射面との交線によって、第2曲線を生成する第2曲線生成ステップと、
前記第1曲線及び複数の前記第2曲線によって前記反射面を分割して、複数の部分曲面を生成する部分曲面生成ステップと、
前記複数の部分曲面のうちの少なくとも1つの部分曲面を評価対象とするとともに、評価対象とされた前記部分曲面上に、それぞれ複数の評価点を設定する評価点設定ステップと、
評価対象とされた前記部分曲面について、その部分曲面上に設定された前記複数の評価点それぞれでの前記光源からの光の反射条件に基づいて前記部分曲面からの配光パターンを算出して、表示手段に表示する配光パターン表示ステップと
を備えることを特徴とする車両用灯具の反射鏡の反射面評価方法。 - 前記第2曲線生成ステップは、
前記複数の分割点を設定するための前記第1曲線の分割数を指定する分割数指定ステップと、
前記複数の分割点のそれぞれの位置となる前記第1曲線上の分割位置を指定する分割位置指定ステップと
を含むことを特徴とする請求項1記載の反射面評価方法。 - 前記配光パターン表示ステップにおいて、複数の前記部分曲面が評価対象とされている場合に、複数の前記部分曲面のそれぞれからの前記配光パターンを区別可能に表示することを特徴とする請求項1記載の反射面評価方法。
- 前記配光パターン表示ステップにおいて、前記部分曲面上に設定された前記複数の評価点それぞれでの前記反射条件に基づいて、前記光源の発光領域からの光が反射されて得られる発光領域像を用いて前記配光パターンを算出及び表示することを特徴とする請求項1記載の反射面評価方法。
- 前記評価点設定ステップにおいて、評価対象とされた前記部分曲面上を、前記第1曲線の方向と前記第2曲線の方向とに沿ってそれぞれ所定の区分数で区分して、略等間隔で2次元に配列された前記複数の評価点を設定することを特徴とする請求項1記載の反射面評価方法。
- 車両用灯具に用いられる反射鏡の反射面を配光パターンによって評価する反射面評価システムであって、
評価対象となる反射鏡の反射面に対して、光源が配置される光源位置を通る光軸を含む第1平面と、前記反射面との交線によって、第1曲線を生成する第1曲線生成手段と、
前記第1曲線上に設定された複数の分割点のそれぞれにおいて、その分割点での前記光源からの光の反射方向に平行で、前記第1平面に直交する第2平面と、前記反射面との交線によって、第2曲線を生成する第2曲線生成手段と、
前記第1曲線及び複数の前記第2曲線によって前記反射面を分割して、複数の部分曲面を生成する部分曲面生成手段と、
前記複数の部分曲面のうちの少なくとも1つの部分曲面を評価対象とするとともに、評価対象とされた前記部分曲面上に、それぞれ複数の評価点を設定する評価点設定手段と、
評価対象とされた前記部分曲面について、その部分曲面上に設定された前記複数の評価点それぞれでの前記光源からの光の反射条件に基づいて前記部分曲面からの配光パターンを算出する配光パターン算出手段と、算出された前記配光パターンを表示して、前記反射面の評価に用いられる評価画面を作成する評価画面作成手段を含み、作成された前記評価画面の表示を指示する画面表示指示手段とを有する配光パターン表示指示手段と、
前記評価画面を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする車両用灯具の反射鏡の反射面評価システム。 - 前記評価画面作成手段において、複数の前記部分曲面が評価対象とされている場合に、複数の前記部分曲面のそれぞれからの前記配光パターンが区別可能に表示される構成として評価画面を作成することを特徴とする請求項6記載の反射面評価システム。
- 前記配光パターン算出手段において、前記部分曲面上に設定された前記複数の評価点それぞれでの前記反射条件に基づいて、前記光源の発光領域からの光が反射されて得られる発光領域像を用いて前記配光パターンを算出するとともに、
前記評価画面作成手段において、前記発光領域像を用いて前記配光パターンが表示される構成として評価画面を作成することを特徴とする請求項6記載の反射面評価システム。 - 前記評価点設定手段において、評価対象とされた前記部分曲面上を、前記第1曲線の方向と前記第2曲線の方向とに沿ってそれぞれ所定の区分数で区分して、略等間隔で2次元に配列された前記複数の評価点を設定することを特徴とする請求項6記載の反射面評価システム。
- 車両用灯具に用いられる反射鏡の反射面を配光パターンによって評価する反射面評価をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
評価対象となる反射鏡の反射面に対して、光源が配置される光源位置を通る光軸を含む第1平面と、前記反射面との交線によって、第1曲線を生成する第1曲線生成処理と、
前記第1曲線上に設定された複数の分割点のそれぞれにおいて、その分割点での前記光源からの光の反射方向に平行で、前記第1平面に直交する第2平面と、前記反射面との交線によって、第2曲線を生成する第2曲線生成処理と、
前記第1曲線及び複数の前記第2曲線によって前記反射面を分割して、複数の部分曲面を生成する部分曲面生成処理と、
前記複数の部分曲面のうちの少なくとも1つの部分曲面を評価対象とするとともに、評価対象とされた前記部分曲面上に、それぞれ複数の評価点を設定する評価点設定処理と、
評価対象とされた前記部分曲面について、その部分曲面上に設定された前記複数の評価点それぞれでの前記光源からの光の反射条件に基づいて前記部分曲面からの配光パターンを算出して、表示手段に表示する配光パターン表示処理と
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。 - 前記第2曲線生成処理は、
前記複数の分割点を設定するための前記第1曲線の分割数を指定する分割数指定処理と、
前記複数の分割点のそれぞれの位置となる前記第1曲線上の分割位置を指定する分割位置指定処理と
を含むことを特徴とする請求項10記載の記録媒体。 - 前記プログラムは、前記配光パターン表示処理において、複数の前記部分曲面が評価対象とされている場合に、複数の前記部分曲面のそれぞれからの前記配光パターンを区別可能に表示することを特徴とする請求項10記載の記録媒体。
- 前記プログラムは、前記配光パターン表示処理において、前記部分曲面上に設定された前記複数の評価点それぞれでの前記反射条件に基づいて、前記光源の発光領域からの光が反射されて得られる発光領域像を用いて前記配光パターンを算出及び表示することを特徴とする請求項10記載の記録媒体。
- 前記プログラムは、前記評価点設定処理において、評価対象とされた前記部分曲面上を、前記第1曲線の方向と前記第2曲線の方向とに沿ってそれぞれ所定の区分数で区分して、略等間隔で2次元に配列された前記複数の評価点を設定することを特徴とする請求項10記載の記録媒体。
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