JP3916339B2 - チルト式法面バケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、堤防などの傾斜した法面を形成したり締め固めするパワーショベルに取付けたチルト式法面バケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、堤防などの傾斜面である法面を形成したり締め固めする場合、アームの先部に底面が平板状の法面バケットを回動自在に取付けたパワーショベルを使用している。そして、アームを傾動して法面バケットの底面を法面の傾斜角度に合わせて法面を押圧して締め固めたり、法面バケットに土石を載せて法面に沿って運び込み、法面を造成している。しかし、法面の方向が湾曲したり折れ曲がった角部があると、法面に法面バケットの底面を合わせるために、パワーショベルのアームの姿勢を変える必要があるが、パワーショベルはアームの姿勢の変更に対応できないことがある。それで、法面バケットがアームに対して傾動する方向と直角の方向に傾動できるようにしたチルト式法面バケットが提案されている。
例えば、図3に示すように、チルト式法面バケット100はパワーショベルのアーム121の先部に支持軸122を介して回動自在に軸支された断面U字状のブラケット130を設け、ブラケット130の底部131に支持軸122に対して直角方向に伸びるチルト軸140を設けて、チルト軸140に法面バケット本体150上部の幅方向中央部を軸支している。また、ブラケット130の両側壁部132の外側にジャーナル133を設け、法面バケット本体150の幅方向の両端部の軸受部151とジャーナル133との間にそれぞれ油圧シリンダ160を軸支している。
一方の油圧シリンダ160のピストンロッド161を伸ばしたときに他方の油圧シリンダ160を縮めることにより、一点鎖線で示すように法面バケット本体150をチルト軸140の回りに傾動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、ブラケット130の両外側にそれぞれ油圧シリンダ160を配置しているので、油圧シリンダ160の油が付着しているピストンロッド161の表面が露出し、塵埃などが吹きつけるとピストンロッド161に砂塵が付着し、油圧シリンダ160の摺動部を損傷することがあった。また、油圧シリンダ160を2個使用しているので、作動油の配管や取付部材が2組必要であり、そのため重量が重くなり、装置が高価となるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ピストンロッドをブラケットで囲み、しかも1個の油圧シリンダを使用することにより、油圧シリンダの損傷を防ぐ、安価なチルト式法面バケットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係るチルト式法面バケットは、パワーショベルのアームの先端に設けた支持軸に、底部及び両側壁部を有する断面U字状のブラケットを回動自在に軸支し、該ブラケットの底部前記支持軸に対して直角方向に伸びるチルト軸を軸受部を介して設けて該チルト軸に法面バケット本体上部の幅方向中央部を軸支し、前記法面バケット本体を前記チルト軸の回りに傾動させるチルト式法面バケットであって、
前記ブラケットの両側壁部の間に対となる隔壁を設け、該対となる隔壁に設けられたジャーナルと前記法面バケット本体の幅方向のいずれか一方の端部に、前記側壁部に形成された切り欠き部を介して設けられた油圧シリンダのピストンロッド端部及びシリンダ本体端部をそれぞれ軸支させて前記法面バケット本体を傾動させるようにしている。
【0005】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係るチルト式法面バケットの正面図、図2は同側面図である。
【0006】
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係るチルト式法面バケット10は、パワーショベルのアーム21の先端に設けた支持軸22に断面U字状に形成されたブラケット30を回動自在に軸支し、バケットリンク23をリンクピン24を介して動作させることによってブラケット30を傾動させるようにしている。ブラケット30の底部31には、支持軸22に対して直角方向に伸びるチルト軸40を軸受部32によって支持し、チルト軸40を法面バケット本体50の上部に設けた幅方向(図1を正面視して横方向)に伸びるビーム51の中央部に設けた軸受部52に回動自在に嵌合させて法面バケット本体50を軸支している。ビーム51の下方には湾曲面を備えたバケット部53を設け、バケット部53の下面には平板状の押圧面54を形成している。ブラケット30の中央部とビーム51の幅方向のいずれか一方の端部との間には油圧シリンダ60を設けて法面バケット本体50をチルト軸40の回りに傾動し得るようにしている。
【0007】
すなわち、ブラケット30の両側壁部33の間の中央部には、両側壁部33に直角方向に伸びて油圧シリンダ60のピストンロッド61を挟んで対となる隔壁34を設け、両隔壁34にピストンロッド61の端部を回動自在に軸支するジャーナル35を設けている。ブラケット30の側壁部33には切り欠き部36を設け、ピストンロッド61の端部を切り欠き部36から入れてジャーナル35に軸支させ、ブラケット30の中からはみ出したシリンダ本体62は切り欠き部36から外部に突出させている。法面バケット本体50のビーム51の一方の端部には軸受部55を設け、油圧シリンダ60のシリンダ本体62の端部に設けたジャーナル63を回動自在に軸支している。したがって、ピストンロッド61がシリンダ本体62から押し出されてピストンロッド61の出部が長くなったとき、ピストンロッド61の大部分が隔壁34によって囲まれるようにしている。なお、図1ではビーム51の右側端部にジャーナル63を軸支している状態を示しているが、ジャーナル63は左側端部に軸支させてもよい。その場合、切り欠き部36もブラケット30の左側の側壁部33に設ける。
【0008】
ここで、チルト式法面バケット10の動作について説明する。
例えば図1に二点鎖線で示すように、法面バケット本体50をチルト軸40の回りに右上がりの状態に傾動させるときは、油圧シリンダ60のピストンロッド61をシリンダ本体62の中に引き入れて、ジャーナル35とジャーナル63との間の長さを縮め、法面バケット本体50をチルト軸40の回りに傾動させる。逆に、二点鎖線で示すように、法面バケット本体50を左上がりの状態に傾動させるときは、油圧シリンダ60のピストンロッド61をシリンダ本体62から押し出して、ジャーナル35とジャーナル63との間の長さを伸ばして、法面バケット本体50をチルト軸40の回りに傾動させる。このように、法面バケット本体50をチルト軸40の回りに傾動させ、押圧面54を堤防などの法面の角度に合わせて、パワーショベルによって押圧面54を法面に押圧して締め固めする。
【0009】
このように、チルト式法面バケット10は、油圧シリンダ60のピストンロッド61をシリンダ本体62から押し出したとき、ピストンロッド61の大部分が隔壁34によって囲まれるので、塵埃などが飛来してきても直接ピストンロッド61に付着することがない。また、ジャーナル35をブラケット30の両側壁部33の間の中央部に設けているので、従来例のように、ブラケットの側壁部の外側にジャーナルを設けたときよりも、ブラケット30の外側と中央部との間の長さだけジャーナル35とジャーナル63との間の長さを長くするとができ、そのため、法面バケット本体50の傾動し得る角度範囲を広くすることができる。
なお、ブラケット30の切り欠き部36とシリンダ本体62とを、例えば暖簾式のカバーや蛇腹状のカバーなどで覆って、ピストンロッド61をシリンダ本体62から押し出したときでも、カバーがシリンダ本体62の移動に追従して伸びて、常にピストンロッド61の全てを覆うようにしてもよい。
また、両方の隔壁34の上部の間を天井板で繋いで覆い、上部から両方の隔壁34の中に塵埃が入るのを防ぐようにしてもよい。
【0010】
【発明の効果】
請求項記載のチルト式法面バケットにおいては、ブラケットの両側壁部の間に設けられた対となる隔壁に設けられたジャーナルと、法面バケット本体の幅方向のいずれか一方の端部に、側壁部に形成された切り欠き部を介して設けられた油圧シリンダのピストンロッド端部及びシリンダ本体端部をそれぞれ軸支させて法面バケット本体を傾動させるようにしているので、油圧シリンダのピストンロッドはブラケットの内部に深く入り込み、ピストンロッド端部とシリンダ端部との間を長くすることが可能となり、それに伴い、油圧シリンダのストロークを大きくすることができ、チルト式法面バケットに大きな傾斜の法面に対応可能な傾斜角度を持たせることができる。また、作動油の配管や取付部材が1組でよく、そのためチルト式法面バケット全体の重量を軽く、しかも安価に構成することができる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るチルト式法面バケットの正面図である。
【図2】同チルト式法面バケットの側面図である。
【図3】従来例のチルト式法面バケットを示す正面図である。
【符号の説明】
10:チルト式法面バケット、21:アーム、22:支持軸、23:バケットリンク、24:リンクピン、30:ブラケット、31:底部、32:軸受部、33:側壁部、34:隔壁、35:ジャーナル、36:切り欠き部、40:チルト軸、50:法面バケット本体、51:ビーム、52:軸受部、53:バケット部、54:押圧面、55:軸受部、60:油圧シリンダ、61:ピストンロッド、62:シリンダ本体、63:ジャーナル

Claims (1)

  1. パワーショベルのアームの先端に設けた支持軸に、底部及び両側壁部を有する断面U字状のブラケットを回動自在に軸支し、該ブラケットの底部に前記支持軸に対して直角方向に伸びるチルト軸を軸受部を介して設けて該チルト軸に法面バケット本体上部の幅方向中央部を軸支し、前記法面バケット本体を前記チルト軸の回りに傾動させるチルト式法面バケットであって、
    前記ブラケットの両側壁部の間に対となる隔壁を設け、該対となる隔壁に設けられたジャーナルと前記法面バケット本体の幅方向のいずれか一方の端部に、前記側壁部に形成された切り欠き部を介して設けられた油圧シリンダのピストンロッド端部及びシリンダ本体端部をそれぞれ軸支させて前記法面バケット本体を傾動させることを特徴とするチルト式法面バケット。
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