JP3915553B2 - 農産物用保冷庫の開閉扉 - Google Patents

農産物用保冷庫の開閉扉 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、農産物用保冷庫の開閉扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
箱状の貯蔵庫と、貯蔵庫の前面開口部に観音開き式の開閉ドアーを有し、貯蔵庫内に農産物を貯蔵する農産物貯蔵庫であって、開閉ドアーの合わせ部に、左右の開閉ドアーのいずれかに固定しうる断熱性の仕切り部材(センターピラー相当)を設けたものは公知である(例えば特開平10−164969号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の農産物貯蔵庫の開閉ドアーの合わせ部に設けられている断熱性の仕切り部材は、左右の開閉ドアーのいずれか一方に固定して設けられているので、開閉ドアーの合わせ部から冷気が逃げるのを防止でき、農産物の出し入れの際に、仕切り部材が固定されていないドアーを認知している者にとっては開閉操作は容易であるが、仕切り部材が固定されているドアーを認知していない者にとっては、他方のドアーも一緒に開けなければならず、開閉操作がやりにくいという欠点があった。
【0004】
そこで、この発明は、このような欠点を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、請求項1の発明は、断熱パネルにより箱体3に構成されていて前側開口部には観音開き式に開閉する左・右扉2a,2bを設けている農産物用の保冷庫において、左・右扉2a,2bの接合部内側面に断熱パネルからなるセンターピラー7を配設し、前記左・右扉2a,2bの左・右開閉把手5,5に取り付けられている左・右係止具10,10と前記センターピラー7とを係止・離脱可能に構成し、左・右開閉把手5,5の閉鎖状態では左・右係止具10,10を介して左・右扉2a,2bに前記センターピラー7が係止され、左・右開閉把手5,5の一方の開状態では左・右係止具10,10の一方が前記センターピラー7から離脱し、他方の左・右開閉把手5,5、左・右係止具10,10を介して他方の閉鎖状態の左・右扉2a,2bに前記センターピラー7が係止されることを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明では、例えば、左開閉把手5を開操作すると、左開閉把手5の開操作に関連して左係止具10がセンターピラー7から離脱して、左扉2aを開けることができる。そして、左扉2aの開状態では、左・右扉2a,2bの接合部内側面に設けられているセンターピラー7は右開閉把手5、右係止具10を介して左扉2aと反対側の閉鎖状態の右扉2bに係止されており、センターピラー7と右扉2bとの接合が保持される。
【0007】
【発明の効果】
請求項1の発明は、左・右扉2a,2bの接合部内側面にセンターピラー7を設けることにより、保冷庫1内の冷気の逃げ防止を図りながら、左・右扉2a,2bをどちら側からでも各別に開閉することができ、扉の開閉操作の自由度を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の一実施例の形態について説明する。先ず、図1〜図6に基づき農産物保冷庫1及び左・右扉2a,2bの開閉構成について説明する。
【0009】
農産物保冷庫1は断熱パネルからなる上・下壁面、左・右壁面、後壁面、前壁面を構成する左・右扉2a,2bにより箱体3に構成し、箱体3内には所定容積の保冷室を形成し、左・右扉2a,2bは箱体3の前側開口部において観音開き式に開閉する構成で、左・右扉2a,2bの外側面中央寄りには左・右開閉把手5,5を設け、箱体3の上部には冷却装置6を載置している。
【0010】
冷却装置6は、図示を省略したが、冷凍ユニット、蒸発器、蒸発器ファン等により構成されていて、前面の操作パネルに設けた運転スイッチ、温度調節スイッチ等を操作することにより、箱体3の上側板に開口した一対の通気穴から保冷庫1内に冷気を循環供給する構成である。
【0011】
箱体3の中央部内側面に配設するセンターピラー7は左・右扉2a,2bが接合する断熱パネルからなるもので、左・右扉2a,2bの上下長さと同等の長さ、及び、所定の左右幅を有し、左・右扉2a,2bを締め切ったときに、保冷庫1内の冷気が左・右扉2a,2bの接合部から逃げるのを防止する。
【0012】
次に、左・右扉2a,2bに対するセンターピラー7の取付構成について説明する。
左・右扉2a,2bの中央寄り端部には、左・右ロックバー8,8を上下方向に貫通させて軸支し、左・右ロックバー8,8の上下方向中間部には、左・右扉2a,2bの操作空間9,9に設けられている左・右開閉把手5,5を取り付けて、左・右開閉把手5,5により左・右ロックバー8,8を軸心中心に回動できるように構成している。
【0013】
また、左・右ロックバー8,8の上下には、係止具である左・右フック10,10を取り付け、この左・右フック10,10は左・右扉2a,2b、及び、センターピラー7に形成した逃げ空間11に設けられていて、左・右開閉把手5,5の開閉操作に関連して左・右フック10,10が左・右ロックバー8,8回りに回動するように構成している。
【0014】
また、センターピラー7の逃げ空間11には左・右係止バー12,12を設け、また、左・右フック10,10には左・右リターンスプリング13,13が付勢され、左・右開閉把手5,5から手を離すと左・右フック10,10が復帰回動し、左・右フック10,10の先端係合凹部が左・右係止バー12,12に係合し、左・右開閉把手5,5、左・右フック10,10及び左・右係止バー12,12を介してセンターピラー7を左・右扉2a,2bにロックする構成としている。
【0015】
また、センターピラー7の貫通穴14’に左右方向に移動自在に同時開放阻止バー14を設け、この同時開放阻止バー14により左・右フック10,10間を連係して、左・右開閉把手5,5が同時に開き操作するのを防止している。なお、この同時開放阻止バー14を磁性体により構成し、左・右フック10,10からの離脱を防止する構成とするとよい。
【0016】
しかして、左・右開閉把手5,5のいずれか一方を手前に引く開き操作に関連して、左・右フック10,10の一方が左・右ロックバー8,8回りに回動し、センターピラー7の左・右係止バー12,12から左・右フック10,10の一方の先端係合凹部が離脱し、左・右扉2a,2bのいずれか一方を開放できる。なお、このときセンターピラー7は左・右扉2a,2bのいずれか他方にロックされている。
【0017】
また、左・右扉2a,2bを閉め左・右開閉把手5,5から手を放すと、左・右リターンスプリング13,13により左・右開閉把手5,5及び左・右フック10,10は戻り側に回動し、左・右フック10,10の先端係合凹部がセンターピラー7側の左・右係止バー12,12に係止され左・右扉2a,2bが閉鎖状態でロックされる。
【0018】
前記のように構成したので、左・右扉2a,2bの中央寄り内側にセンターピラー7を設け、冷気の逃げを防止するものでありながら、左・右扉2a,2bのどちらでも開閉することができ、左・右扉2a,2bのいずれか一方を開放操作すると、開放されない他方の扉にセンターピラー7は係止された状態となり、扉開閉の自由度を向上させることができる。
【0019】
次に、図7に基づき保冷庫1の断熱構成について説明する。
保冷庫1の上・下壁面1aにヒンジ15,15を介して左・右扉2a,2bを開閉自在に取り付け、左・右扉2a,2bの中央部寄り内側面には前記と同様にセンターピラー7を接近して設けている。センターピラー7の上端部には、上方に突出するように断熱部材16を設けて、上壁面1aの左・右扉2a,2bの接合部上端に対向するように延出介装しており、延出部16aは上壁面1aに形成した凹部Wに内挿、密着している。
【0020】
しかして、左・右扉2a,2bを閉鎖すると、左・右扉2a,2bに取り付けているガスケット17,17が断熱部材16および上・下壁面1aに当接し、断熱部材16は上壁面1aに形成した凹部Wに密着しているため保冷庫1室内から冷気が漏れることが無く、断熱効果を高めることができる。
【0021】
また、センターピラー7の中央部には上下方向に沿うように例えばウレタンまたは軟質のゴム材からなる閉鎖部材18を取り付け、閉鎖状態の左・右扉2a,2bの接合部分に閉鎖部材18が当接するように構成し、断熱効果を高めている。なお、センターピラー7の下端部と下壁面1aとの間にも前記同様の断熱構成とするとよい。
【0022】
次に、図8に基づき左・右扉2a,2bの下部におけるネズミ等の侵入を防止する構成について説明する。
左・右扉2a,2bの下端部中央寄りには、取付板19,19を介してマグネット20,20を取り付け、保冷庫1の下側板の前端面に近接するように構成し、保冷庫1の下側板における中央部には断面L型の所定幅のネズミ返しプレート21を取り付けている。
【0023】
しかして、左・右扉2a,2bの閉鎖状態では、左・右扉2a,2b側のマグネット20,20がネズミ返しプレート21の下部面に吸着し、また、左・右扉2a,2bの下端面と取付板19,19の間にネズミ返しプレート21の上端折曲部が介在し、ネズミの侵入を防止することができる。
【0024】
次に、図9〜図14について説明する。
この実施例は、保冷庫1の下側壁下部に、フォークリフトのリフト爪の挿入できるガイド枠体22を取り付けている。この保冷庫1は左室を玄米等の貯米庫、右室を野菜等の貯蔵庫として利用する大容量のもので、保冷庫1の前面開口部には左・右扉2a,2b及びサイド扉2cを設けている。
【0025】
図9〜図11に示すものにあっては、このガイド枠体22は、保冷庫1の左・右側壁下部にボルトBで取り付ける側部枠体部22a、下側壁に取り付けられている転輪23,…及び据付けボルト24,…を囲み接地する接地枠体部22b、フォークリフトのリフト爪を挿入できるガイド枠体部22cにより構成されていて、ガイド枠体22の前後両端部を保冷庫1の左・右扉2a,2b,サイド扉2c及び/または後側壁から少し突出する長さHに構成している。
【0026】
しかして、ガイド枠体22を保冷庫1の下部左右両側に取り付けているので、ガイド枠体22が保冷庫1を保護し、また、フォークリフトにより保冷庫1を容易に運搬することができる。
また、図12〜図14に示すように、ガイド枠体22を前後に分割して左右方向に沿うように取り付ける構成としてもよい。
【0027】
次に、図15〜図17に基づき冷却装置6の制御例について説明する。
保冷庫1の上部には冷却装置6を配置し、冷却装置6は、凝縮器25、凝縮器25を冷却する凝縮器用ファン26、凝縮器用ファン26を回転させる凝縮器用ファンモータ27、蒸発器28、蒸発器28を冷却する蒸発器用ファン29、蒸発器用ファン29を回転させる蒸発器用ファンモータ30、圧縮器31により構成され、冷凍サイクルを実行する周知のものである。
【0028】
なお、図16は保冷庫1を左室と右室に分け、左室を玄米等の貯米庫、右室を野菜等の貯蔵庫として利用し、また、各室毎に室内温度を設定できるように、各室毎に蒸発器28、蒸発器用ファン29を設けた保冷庫1の冷却装置6を示す。保冷庫1の内部空間と蒸発器28とは保冷庫1の上壁面に連通する一対の開口部S,BLにより連通し、一方の開口部Sから保冷庫1内の空気が蒸発器28に導入され、他方の開口部BLからは蒸発器28によって熱を奪われた冷気が保冷庫1内に供給され、保冷庫1内を冷気が循環し所定の適温状態を維持する。
【0029】
蒸発器28の下部に水受け用容器32を設け、水受け用容器32の排水口Dを保冷庫1下部に設けた排水タンク33に接続し、前記水受け用容器32に満水センサ34を設けている。
制御部37の入力側には、庫内用サーミスタ35、凝縮器用サーミスタ36及び満水センサ34を接続し、制御部37の出力側には、凝縮器用ファンモータ27、蒸発器用ファンモータ30、ブザー等の警報手段38を接続している。
【0030】
しかして、庫内用サーミスタ35及び凝縮器用サーミスタ36の検出信号の入力により、凝縮器用ファンモータ27及び蒸発器用ファンモータ38を制御して保冷庫1内を適温状態に維持し、また、満水センサ34から満水検出信号が制御部37に入力されると、制御部37から制御信号を出力し警報手段38から警報を発する。
【0031】
水受け用容器32の排水口Dから保冷庫1下部の排水タンク33との間の詰まり状態を警報により知ることができて、保冷庫1内への水の侵入を防止することができる。
次に、図18及び図19に基づき冷却装置6の他の制御例について説明する。
【0032】
この実施例は、保冷庫1内の冷却装置6及び保冷庫1内の温度を設定する温度設定手段39を有する保冷庫内温度制御装置37において、温度設定手段39の温度設定を所定温度(例えば8℃)以下に設定した場合、冷却装置6の蒸発器用ファンモータ30を連続運転とするように制御するものである。
【0033】
制御部37の入力側には、庫内用サーミスタ35、凝縮器用サーミスタ36及び保冷庫1内温度を設定する温度設定スイッチ39を接続し、制御部37の出力側には、凝縮器用ファンモータ27、蒸発器用ファンモータ30、圧縮器用駆動手段40を接続している。
【0034】
しかして、温度設定スイッチ39により保冷庫1内の温度を、所定温度(例えば8℃)より高い10℃の野菜保冷用温度に設定すると、蒸発器用ファン29の運転は圧縮器31と同期させる省エネタイプの低湿度対応運転に切り替えられ、また、保冷庫1内の温度を所定温度(例えば8℃)より低い5℃の野菜保冷用温度に設定すると、蒸発器用ファン30を連続運転し、圧縮器31と同期させない高湿度対応運転に切り替える。
【0035】
運転中は庫内用サーミスタ35及び凝縮器用サーミスタ36の検出入力により、凝縮器用ファンモータ27及び蒸発器用ファンモータ30を制御し保冷庫1内を設定温度に維持する温度制御がなされる。
従来の保冷庫の冷気制御装置には、蒸発器用ファン29を連続運転する高湿度対応運転と、蒸発器用ファン29の運転を圧縮器31と同期させる省エネタイプの低湿度対応運転とを選択できる運転モードスイッチを設け、また、保冷庫内の温度設定では、5℃の野菜用設定温度と、10℃の野菜用設定温度に切り替えできる温度設定スイッチ39を設けていて、オペレータはこれらの運転モードスイッチ及び温度設定スイッチ39を操作する必要があった。
【0036】
このため、温度設定スイッチ39で保冷庫内温度を5℃の野菜用温度に設定し、運転モードスイッチにより低湿度対応運転モードを選択すると、蒸発器28に結露が生じ冷却能力の低下を来すという不具合があった。
しかし、この実施例では、保冷庫1内の温度を5℃の野菜保冷用温度に設定すると、圧縮器31と同期させずに蒸発器用ファン29を連続運転する高湿度対応運転モードに自動的に切り替えられるので、冷却能力の低下を来すようなこともなく、従来装置の欠点を解消することができる。
【0037】
次に、図20に基づき保冷庫1内のネズミ検出表示装置41について説明する。
保冷庫1内の上側壁には左・右扉2a,2bの下部の略全域を検出域とする温度検出センサ41(例えば赤外線センサ)を設け、保冷庫1内には庫内の温度を検出する庫内温度センサ42を設け、右扉2bには保冷庫1内の温度を表示する温度表示部43を設けている。
【0038】
しかして、扉2a,2bが閉じられた状態での温度検出センサ41及び庫内温度センサ42の検出温度が制御部37に入力されると、制御部37は両検出温度を比較し、両検出温度に予め設定した温度以上の差異が生じると、ネズミ等の動物が侵入したものと判定し、制御部37から温度表示部43に異常表示指令を出力し異常表示をするものである。保冷庫1内へのネズミ等の侵入を知ることができて迅速に対応することができる。
【0039】
次に、図21について説明する。
この実施例は、庫内温度設定スイッチ39により設定された設定温度に基づいて庫内温度を制御する冷却手段を有する保冷庫1の保冷庫内温度制御装置37において、保冷庫1の扉2a,2bの開閉を検出する扉開閉検出センサ44を設け、扉開閉検出センサ44が扉の開状態を検出すると、前記冷却装置6の一部の運転を停止するものである。
【0040】
この実施例では、左・右扉2a,2bが開けられると、点灯する庫内点灯スイッチを設けて、庫内灯45を点灯する構成とし、庫内点灯スイッチで扉開閉検出センサ44を兼用する構成としている。
しかして、庫内点灯スイッチである扉開閉検出センサ44がONし、左扉2aまたは右扉,2bの開状態を検出すると、制御部からの指令で圧縮器31および凝縮器用ファン26の作動を停止し、蒸発器用ファン29の運転のみを継続させる。
【0041】
このようにすると、扉が開けられたことにより設定温度を維持するため圧縮機31と凝縮器用ファン26が強制的に稼働しようとするのを防止すめため、扉開時の無駄な冷却運転が無くなり、圧縮器31の耐久性の向上を図り、蒸発器28に結露が発生しやすくなるのを未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保冷庫の斜視図
【図2】保冷庫の正面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】図3要部拡大図
【図5】要部の拡大図
【図6】要部縦断面図
【図7】(1)図は保冷庫の断熱構成を示す要部の平面断面図
(2)図は保冷庫の断熱構成を示す要部の縦断面図
(3)図は保冷庫の断熱構成を示す要部の斜視図
【図8】(1)図は保冷庫の扉下部を示す正面図
(2)図は要部の平面図
(3)図は要部の側面図
【図9】保冷庫に設けたガイド枠体を示す正面図
【図10】図9の側面図
【図11】図9の平面図
【図12】保冷庫に設けたガイド枠体を示す正面図
【図13】図12の側面図
【図14】図12の平面図
【図15】保冷庫の後部斜視図
【図16】保冷庫の冷却装置を示す図
【図17】ブロック図
【図18】ブロック図
【図19】制御内容を示すタイムチャート
【図20】(1)図は保冷庫の正面断面図
(2)図は要部の正面図
(3)図は要部の側面断面図
【図21】保冷庫の前部斜視図
【符号の説明】
1 保冷庫
2a、2b 左・右扉
3 箱体
5 左・右開閉把手
7 センターピラー
8 左・右ロックバー
10 左・右フック(左・右係止具)
11 逃げ空間
12 左・右係止バー
13 左・右リターンスプリング

Claims (1)

  1. 断熱パネルにより箱体3に構成されていて前側開口部には観音開き式に開閉する左・右扉2a,2bを設けている農産物用の保冷庫において、左・右扉2a,2bの接合部内側面に断熱パネルからなるセンターピラー7を配設し、前記左・右扉2a,2bの左・右開閉把手5,5に取り付けられている左・右係止具10,10と前記センサピラー7とを係止・離脱可能に構成し、左・右開閉把手5,5の閉鎖状態では左・右係止具10,10を介して左・右扉2a,2bに前記センターピラー7が係止され、左・右開閉把手5,5の一方の開状態では左・右係止具10,10の一方が前記センターピラー7から離脱し、他方の左・右開閉把手5,5、左・右係止具10,10を介して他方の閉鎖状態の左・右扉2a,2bに前記センターピラー7が係止されることを特徴とする農産物用保冷庫の開閉扉。
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