JP3915403B2 - ウーハーボックスとテレビジョン受像機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防振部材とスピーカの取付構造とテレビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機のキャビネット内に取り付けたスピ−カ振動によって陰極線管(CRT)のシャドウマスクが振動し画像が乱れるという問題が生じている。最近、前記スピーカの振動防止対策として、例えば、実開平5−24851号公報示されるような、円筒形のゴムを介してスピ−カをキャビネットに固定する方法が提案されている。
【0003】
また、防振部材として例えば、特開平8−296558号公報に示されるように、筒状の内面側に円弧状の空隙部を形成した部材が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、単に円筒形のゴムを介して固定する方法だけでは、サブウ−ハ密閉箱のように大出力で放音するスピ−カをテレビジョン受像機内部に装着した際、サブウ−ハ密閉箱そのものの振動が大きすぎて十分に防振することができず、密閉箱の振動がバックカバ−、キャビネットを経由してCRTに伝わる。
【0005】
また振動伝達経路が空気の場合は空気中を伝播し、バックカバ−の固有振動周波数でバックカバ−が共振し、その振動が振動源となりCRTに伝わる場合がある。こういった場合には従来技術では対策が不可能である。
【0006】
本発明は上記課題を解決するもので、スピ−カ密閉箱の不要振動そのものをなくしたサブウ−ハ密閉箱を提供し、かつ空気伝播によるバックカバ−の共振をも抑えたテレビジョン受像機を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、スピーカを密閉箱内部に固定するホーン部材と、前記密閉箱のボス部と前記ホーン部材の取付部の間に填め込まれる第1の防振部材と、前記密閉箱のホーン部の端部外周に巻回し前記ホーン部材の端部内周に巻回する第2の防振部材とを備えたことを特徴とするウーハーボックスである。
【0008】
また、前記ウーハーボックスを内部に配設し放音孔を有する筐体と、前記筐体のボス部と前記ウーハーボックスの取付部の間に填め込まれる第3の防振部材と、前記ウーハーボックスのホーン開口部と前記筐体の放音孔を包み込んで空気伝播を抑制する音導を形成する吸音材とを備えたことを特徴とするテレビジョン受像機である。
【0009】
また、前記吸音材は、前記ホーン開口部と前記ホーン開口部と同一面にあるポート開口部の両方を囲むように音導を形成したことを特徴とするテレビジョン受像機である。
【0010】
また、前記吸音材は、前記ホーン開口部と前記ホーン開口部と同一面にあるポート開口部を別々に囲んで、それぞれの音導を形成したことを特徴とするテレビジョン受像機である。
【0011】
さらに、前記筐体に固定されたスコーカの位相と前記ウーハーボックスの位相を逆にすることを特徴とするテレビジョン受像機である。
【0012】
本発明によれば、スピ−カ密閉箱の不要振動そのものをなくしたサブウ−ハ密閉箱を提供し、かつ空気伝播によるバックカバ−共振をも抑えたテレビジョン受像機を得るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例における防振部材とスピーカの取付構造とテレビジョン受像機について図面とともに説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施例におけるテレビジョン受像機の断面図、図2は図1に示すテレビジョン受像機の要部断面図、図3は本発明の一実施例におけるテレビジョン受像機の断面図、図4は本発明の一実施例におけるサブウ−ハの側面図、図5は本発明の一実施例におけるサブウ−ハの側面図を示す。
【0015】
(実施例1)
本発明における第一のテレビジョン受像機は図1、2に示すように、スピーカ1と密閉箱キャビネット5と後面BOX5cとを備えてなるウ−ハ−ボックス内部にて、スピーカ1と密閉箱キャビネット5との間にホーン部材2を有し、スピ−カ1はホーン部材2に固定されている。
【0016】
前記ホーン部材2の端部内周に巻回したもう一つの防振部材4とを配設し、ホーン部材2外壁に一端側を開放した鈎穴を有する取付部を延出し、前記鈎穴に防振部材3を填め込んだ後、密閉箱キャビネット5に取り付け固定し、さらにウ−ハ−ボックス自体も防振部材3を介してバックカバ−7にとりつけ固定したことを特徴とする。
【0017】
前記、構成によりユニット1からの振動はホーン部材2に伝わったとしても防振部材3を介して密閉箱キャビネット5に取り付け固定しているため、密閉箱キャビネット5には振動が伝わらない。またホーン部材2の端部内周に巻回したもう一つの防振部材4にて密閉することで、音響的な密閉性能は保たれる。
【0018】
防振部材4はスピ−カ1のコ−ン紙のピストン運動方向の動きに対して、垂直方向に貼られているため振動を伝達しない。以上の構成により、不要な振動を密閉箱キャビネット5に伝えないウ−ハ−ボックスとなる。さらに、ウ−ハ−ボックス自体も防振部材3を介してバックカバ−7にとりつけ固定したことで、バックカバ−への伝達も遮断する。
【0019】
(実施例2)
本発明におけるテレビジョン受像機は、図3に示すように、スピーカ1を固定した密閉箱キャビネット5と後面BOX5cとを備えてなるウーハーボックスを防振部材3を介してバックカバー7に取り付け固定し、バックカバーに形成した放音孔7bをつつみこんで、音が放音孔以外から放出されるよう音導部分を吸音材6により形成し、バックカバーに取り付け固定したことで音がバックカバー7内部空気を伝播して、バックカバーの共振を防ぐことを可能とする。
【0020】
(実施例3)
本発明におけるテレビジョン受像機は、図4に示すように、スピーカ1を固定した密閉箱キャビネット5と後面BOX5cとを備えてなるウーハーボックスを防振部材3を介してバックカバー7に取り付け固定し、音が放音孔以外から放出されるよう音導部分を吸音材6により形成することで音がバックカバー7内部空気を伝播して、振動させることを防ぐことを可能としてことを特徴としている。ポートが存在するようなタイプのサブウーハにおいては、スピーカユニット部分とポート部分の両方を囲むように吸音材6で音導を形成することでより効果がえられる。
【0021】
(実施例4)
本発明におけるテレビジョン受像機は、図5に示すように、スピーカ1を固定した密閉箱キャビネット5と後面BOX5cとを備えてなるウーハーボックスを防振部材3を介してバックカバー7に取り付け固定し、音が放音孔以外から放出されるよう音導部分を吸音材6により形成することで音がバックカバー7内部空気を伝播して、振動させることを防ぐことを可能としてことを特徴としている。ポートが存在するようなタイプのサブウーハにおいては、スピーカユニット部分とポート部分を分離してそれぞれを囲むように吸音材6で音導を形成することを特徴としている。
【0022】
(実施例5)
本発明におけるテレビジョン受像機は、図には記載していないが、キャビネットに固定されたスコ−カの位相とバックカバ−に固定されたサブウ−ハの位相を逆にすることで、CRTに伝わる振動を抑制したことを特徴とするテレビジョン受像機。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、スピ−カ密閉箱の不要振動そのものをなくしたサブウ−ハ密閉箱を提供し、かつ空気伝播によるバックカバ−共振をも抑えたテレビジョン受像機を得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明のテレビジョン受像機の断面図
【図2】図1に示すテレビジョン受像機の要部断面図
【図3】第2発明のテレビジョン受像機の断面図
【図4】第3発明の一実施例におけるサブウ−ハの側面図
【図5】第4発明の一実施例におけるサブウ−ハの側面図
【符号の説明】
1 スピ−カ
2 ホ−ン部材
3 防振部材
4 防振部材
5 密閉箱キャビネット
5a ボス部
5b ホ−ン部
6 吸音材
7 バックカバ−
7a ボス部
7b 放音孔
8 ビス
9 CRT
Claims (5)
- スピーカを密閉箱内部に固定するホーン部材と、前記密閉箱のボス部と前記ホーン部材の取付部の間に填め込まれる第1の防振部材と、前記密閉箱のホーン部の端部外周に巻回し前記ホーン部材の端部内周に巻回する第2の防振部材とを備えたことを特徴とするウーハーボックス。
- 請求項1記載のウーハーボックスを内部に配設し放音孔を有する筐体と、前記筐体のボス部と前記ウーハーボックスの取付部の間に填め込まれる第3の防振部材と、前記ウーハーボックスのホーン開口部と前記筐体の放音孔を包み込んで空気伝播を抑制する音導を形成する吸音材とを備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
- 前記吸音材は、前記ホーン開口部と前記ホーン開口部と同一面にあるポート開口部の両方を囲むように音導を形成したことを特徴とする請求項2記載のテレビジョン受像機。
- 前記吸音材は、前記ホーン開口部と前記ホーン開口部と同一面にあるポート開口部を別々に囲んで、それぞれの音導を形成したことを特徴とする請求項2記載のテレビジョン受像機。
- 前記筐体に固定されたスコーカの位相と前記ウーハーボックスの位相を逆にすることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
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