JP2003079834A - 遊技機用スピーカシステム - Google Patents

遊技機用スピーカシステム

Info

Publication number
JP2003079834A
JP2003079834A JP2001277836A JP2001277836A JP2003079834A JP 2003079834 A JP2003079834 A JP 2003079834A JP 2001277836 A JP2001277836 A JP 2001277836A JP 2001277836 A JP2001277836 A JP 2001277836A JP 2003079834 A JP2003079834 A JP 2003079834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
speaker unit
sound
gaming machine
bass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001277836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003079834A5 (ja
JP4226815B2 (ja
Inventor
Katsumi Mizukai
勝美 水貝
Nobuo Osumi
信雄 大住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2001277836A priority Critical patent/JP4226815B2/ja
Publication of JP2003079834A publication Critical patent/JP2003079834A/ja
Publication of JP2003079834A5 publication Critical patent/JP2003079834A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4226815B2 publication Critical patent/JP4226815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技機における機裏側のメンテナンス作業に支
障を与えることなく、当該遊技機が備えるスピーカ装置
の高音質化を図ることができる遊技機用スピーカシステ
ムを提供する。 【解決手段】遊技機において他の遊技機構成部材との関
係によるスペース的制約が少ない外枠11内の中枠設置
部位よりも下方位置に、エンクロージャE1,E2が設
けられ、エンクロージャE1,E2内に中高音用スピー
カ23と中低音用スピーカ25が配設されている。エン
クロージャE2内にはバスレフポートたる音放出口に連
なるバスレフダクト27が形成されてバスレフ型スピー
カが構成されている。従って、各スピーカ23,25に
は、低域再生帯域が広い大型のスピーカを採用でき、ま
た機裏側におけるメンテナンスの支障になることもな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機用スピーカ
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ機等の遊技機において
は、遊技機の機内部に、各種遊技状態に応じて様々な効
果音(入賞音等)を発するための遊技機用スピーカ装置
が装備されている。即ち、遊技機において機体の外郭を
なす外枠内には、遊技機の搭載枠とも称される中枠(内
枠ともいう)が設置され、この中枠の前面側下部に前記
スピーカ装置は配設されている。ところで、このスピー
カ装置が配設される中枠の前面側下部には、機表側の上
球皿及び下球皿へ機裏側の球払出装置から遊技球を夫々
排出するための各球排出口が形成される他に、発射レー
ル等も配設される。そのため、前記スピーカ装置の配設
スペースは限られたものとされ、その結果、前記スピー
カ装置には、従来から、小型のスピーカユニットが使用
されていた。
【0003】その一方、近時においては、遊技機におけ
る興趣を高める一環として、スピーカ装置から発せられ
る音の高音質化が希求されている。しかし、前述したよ
うな小型のスピーカユニットでは、いくらスピーカユニ
ットの性能が年々向上しているとはいえ、その特性上、
低音の迫力が十分ではなく、その音質は、決して遊技者
を満足させるものではなかった。
【0004】そこで、このような事情に鑑みて、例えば
特開平8−19638号公報に示すようなスピーカシス
テムが提案されている。即ち、この公報に記載のスピー
カシステムでは、遊技機の機内部にではなく、スペース
的に比較的余裕がある遊技機の機外後方にスピーカユニ
ットを収容したスピーカボックスを配設する構成として
いる。そして、遊技機における中枠を前後方向へ貫通す
るように形成されたダクトを介して前記スピーカユニッ
トからの効果音等を機表側に形成された音放出口から放
出するようにしている。従って、この公報に記載のスピ
ーカシステムによれば、スピーカユニットを機内部に装
備しないため、スピーカユニットの大型化を実現でき、
再生帯域を広げることで高音質化を図ることも可能とさ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のスピーカシステムでは、スピーカユニットを
収容するスピーカボックスが遊技機の機外後方に遊技機
とは別体の構成で配設されているため、次のような問題
があった。即ち、遊技機において機外後方に面する機裏
側には、各種の制御基板及び球払出装置等の遊技機構成
部材が配設されている。そして、これらの遊技機構成部
材については、定期・不定期を問わず、頻繁に部材交換
等のメンテナンス作業を行うことがある。そのため、前
述したように、遊技機の機外後方に遊技機とは別体構成
のスピーカボックスが配設されていると、遊技機におけ
る機裏側のメンテナンス作業がしずらいという問題があ
った。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、遊技機における機裏側の
メンテナンス作業に支障を与えることなく、当該遊技機
が備えるスピーカ装置の高音質化を図ることができる遊
技機用スピーカシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1に係る発明は、遊技機における機体の
所定部位に設けられたスピーカ収容部内に低音用スピー
カユニットと中高音スピーカユニットとを配設するよう
にした遊技機用スピーカシステムであって、前記各スピ
ーカユニットのうち少なくとも低音用スピーカユニット
については、前記機体の外郭をなす外枠内の下方位置に
おいて、当該ユニットの前面部が機表側を指向するよう
にして配設したことを要旨とした。
【0008】また、本願請求項2に係る発明は、請求項
1に記載の遊技機用スピーカシステムにおいて、前記ス
ピーカ収容部は、前記外枠内の中枠設置部位よりも下方
に設定され、当該スピーカ収容部内には前記低音用スピ
ーカユニットと中高音スピーカユニットとが配設されて
いることを要旨とした。
【0009】また、本願請求項3に係る発明は、請求項
1又は請求項2に記載の遊技機用スピーカシステムにお
いて、前記低音用スピーカユニットとして、横長型低音
用スピーカユニットが用いられていることを要旨とし
た。
【0010】また、本願請求項4に係る発明は、請求項
2又は請求項3に記載の遊技機用スピーカシステムにお
いて、前記外枠内の中枠設置部位よりも下方に設定され
たスピーカ収容部の前面側は遮蔽板により覆われてお
り、当該遮蔽板には前記低音用スピーカユニット及び中
高音用スピーカユニットの各前面部と夫々対応する位置
に音放出口が形成されていることを要旨とした。
【0011】また、本願請求項5に係る発明は、請求項
1〜請求項4のうち何れか一項に記載の遊技機用スピー
カシステムにおいて、前記中高音用スピーカユニット
は、中音専用スピーカユニットと高音専用スピーカユニ
ットとを含んで構成されていることを要旨とした。
【0012】また、本願請求項6に係る発明は、請求項
1〜請求項5のうち何れか一項に記載の遊技機用スピー
カシステムにおいて、前記低音用スピーカユニット及び
中高音用スピーカユニットの各前面部は、当該各スピー
カユニットから発せられる音声の通過を許容する素材構
成であって且つ当該各スピーカユニットの前面部を被覆
可能な保護カバーにより覆われていることを要旨とし
た。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
パチンコ遊技機(以下、「遊技機」という)における遊
技機用スピーカシステムに具体化した第1実施形態を図
1〜図4に従って説明する。
【0014】図1に略示するように、本実施形態に係る
遊技機10は機体の外郭をなす正面視縦矩形枠状の外枠
11を備えている(なお、図1には外枠11の下枠部1
1aのみが図示されている。)。そして、この外枠11
の開口前面側には複数種の遊技機構成部材を搭載セット
した縦長方形状の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付
けられている。即ち、中枠12の前面側には、図1に示
すように、機内部に配置された遊技盤13を透視保護す
るためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15とが共
に横開き状態で開閉可能に組付け整合されている。ま
た、中枠12の前面側において、前記上球皿15の組み
付け整合領域よりも下方には、打球発射装置16と下球
皿17が装着されている。
【0015】前記中枠12の外郭形状は、横方向の幅寸
法が前記外枠11の横方向の幅寸法と略同一とされ、縦
方向の長さ寸法が前記外枠11の縦方向の長さ寸法より
も短く形成されている。従って、中枠12は、図1に示
すように、その上端縁及び左右両側縁を外枠11の上端
縁及び左右両側縁にそれぞれ略一致させた状態で、外枠
11の開口前面側に組み付け整合されている。そして、
この遊技機10では、外枠11内における中枠12の組
み付け整合領域(即ち、中枠設置部位)よりも下方領域
の開口前面側が遮蔽板18にて覆われた構成とされ、こ
の遮蔽板18の裏面側に対応する機内部にスピーカ収容
部が形成されている。
【0016】前記遮蔽板18は、前枠14や下球皿17
等と同材質の合成樹脂からなる板材であり、図1に示す
ように、正面から見て当該遮蔽板18の左右方向長さを
ほぼ三等分する二箇所には多数の小孔からなる第1音放
出口19と第2音放出口20が形成されている。また、
前記両音放出口19,20のうち左側に位置する第1音
放出口19の右側近傍には、多数の小孔からなる第3音
放出口21がバスレフポートとして機能するように形成
されている。そして、図2に略示するように、前記遮蔽
板18の裏面側には、複数(本実施形態では2つ)のエ
ンクロージャE1,E2が、スピーカ収容部を構成する
ために遊技機10の前後方向の幅内(つまり、機内部)
に位置するように区画壁22により形成されている。
【0017】前記各エンクロージャE1,E2のうち図
2で左側の第1エンクロージャE1内にはコーン形スピ
ーカの第1スピーカユニット23が配設されて第1スピ
ーカ装置S1を構築している。なお、以下の説明におい
ては「スピーカユニット」のことを「スピーカ」ともい
う。前記第1スピーカ23は中音及び高音を好適に再生
可能な中高音用スピーカユニットであり、その前面部
(振動板のある側)には当該スピーカ23から発せられ
る音声の通過を許容する合成繊維素材からなる保護カバ
ー24が被覆されている。そして、この保護カバー24
が被覆されてなる第1スピーカ23は当該スピーカ23
の前面部が前記第1音放出口19に位置合わせされた状
態で遮蔽板18の裏面側に装着されている。そのため、
前記第1スピーカ23の前面部は第1音放出口19を介
して遊技機10外部の大気と直接接触していることにな
る。
【0018】従って、この第1スピーカ23が遮蔽板1
8の裏面側に装着された状態において、第1エンクロー
ジャE1は、第1音放出口19以外には音出口のない密
閉型エンクロージャ構造のスピーカ収容部とされる。な
お、第1エンクロージャE1の容量は適正容量となるよ
うに所定の計算式に従って設計されている。また、この
ような密閉型エンクロージャ構造をなすスピーカ収容部
にスピーカユニットを内包した形態のスピーカ装置のこ
とを、一般に、密閉型スピーカと呼んでいる。そして、
本実施形態では、前記第1スピーカ装置S1を密閉型ス
ピーカとして構成している。
【0019】一方、図2で右側の第2エンクロージャE
2内にはコーン形スピーカの第2スピーカユニット25
が配設されて第2スピーカ装置S2を構築している。前
記第2スピーカ25は中音及び低音を好適に再生可能な
中低音用スピーカユニットであり、その前面部には当該
スピーカ25から発せられる音声の通過を許容する合成
繊維素材からなる保護カバー26が被覆されている。そ
して、この保護カバー26が被覆されてなる第2スピー
カ25は当該スピーカ25の前面部が前記第2音放出口
20に位置合わせされた状態で遮蔽板18の裏面側に装
着されている。そのため、前記第2スピーカ25の前面
部は第2音放出口20を介して遊技機10外部の大気と
直接接触していることになる。
【0020】また、図2に示すように、前記第2エンク
ロージャE2は第1エンクロージャE1よりも容量が大
きく構成されている。そして、この第2エンクロージャ
E2内には前記第2スピーカ25の背面近傍位置から前
記第3音放出口21に連なるバスレフダクト(共鳴管と
もいう)27が区画壁22により延長屈折した迷路状の
ダクト構造をなすように形成されている。そのため、前
記第2スピーカ25の背面部はバスレフダクト27及び
第3音放出口21を介して遊技機10外部の大気と直接
接触していることになる。
【0021】従って、この第2スピーカ25が遮蔽板1
8の裏面側に装着された状態において、第2エンクロー
ジャE2は、バスレフポートたる第3音放出口21に連
通するバスレフダクト27が内部に形成されたバスレフ
型エンクロージャ構造をなすスピーカ収容部とされる。
なお、第2エンクロージャE2の容量については低音再
生のための適正容量となるように設計されている。但
し、第1エンクロージャE1の場合に比して容量設計の
自由度は高い。また、このようなバスレフ型エンクロー
ジャ構造のスピーカ収容部にスピーカユニットを内包し
た形態のスピーカ装置のことを、一般に、バスレフ形ス
ピーカ(位相反転形スピーカ)と呼んでいる。そして、
本実施形態では、前記第2スピーカ装置S2をバスレフ
形スピーカ(位相反転形スピーカ)として構成してい
る。
【0022】次に、上記のように構成した本実施形態に
係る遊技機10の作用を説明する。さて、この遊技機1
0を遊技場等に設置する際には、まず外枠11が設置枠
台(図示略)上に立設された後、その外枠11に対して
中枠12が組み付け整合される。そして、その中枠設置
部位よりも下方位置には遮蔽板18と区画壁22とによ
り形成されるエンクロージャE1,E2をスピーカ収容
部として第1,第2スピーカ装置S1,S2が遊技機1
0の機内部に位置するようにセットされる。
【0023】そして、設置後には、当該遊技機10にお
いて入賞等の所定遊技状態が発生すると、図示しない音
声制御基板から出力される音声制御信号に基づいて前記
各スピーカ装置S1,S2から様々な効果音が再生出力
される。そして、その効果音等の再生出力に際して、密
閉型スピーカとして構成された第1スピーカ装置S1及
びバスレフ型スピーカとして構成された第2スピーカ装
置S2からは、音質の良い再生音の出力が可能とされ
る。
【0024】ここで、スピーカの特性について説明する
と、スピーカは、振動板が前に動くと正面(前面)の空
気密度が高くなると同時に背面(後面)の空気密度が低
くなり、反対に、振動板が後に動くと背面の空気密度が
高くなると同時に正面の空気密度が低くなる。また、ス
ピーカの正面(前面)から出る音と背面(後面)から出
る音とは双方の音の位相において180度のずれがあ
り、正面からの音の位相を正相とした場合、背面からの
音の位相は逆相になる。そのため、スピーカの前後の空
気を隔離する構造体(バッフル板)がないと、特に高音
に比して指向性の鈍い低音は、その音波がスピーカの周
囲を往復するだけで前方へ進まない。その結果、そのよ
うなスピーカでは、正面から出た正相の低音と背面から
出た逆相の低音とが打ち消し合うことになり、高音ばか
りが強調されて低音がはっきり聞こえないという状況を
招いてしまう。
【0025】そこで、そのような状況を招来しないため
に、通常、スピーカ装置が構築される場合には、スピー
カの前後の空気を隔離する構造体(バッフル板)が当該
スピーカのエンクロージャとして設けられる。ここに
「エンクロージャ」とはスピーカユニットが装着される
構造体のことをいうが、必ずしも完全な箱体形状の構造
体のみを意味しない。即ち、スピーカの正面から出た正
相の低音と背面から出た逆相の低音との打ち消し合いを
防ぐことが可能な構造体であれば、平板状のバッフル板
や、そのようなバッフル板の角を後へ曲げた形の背面開
放型キャビネット形態のものも、本明細書中における
「エンクロージャ」の技術的概念には含まれるものであ
る。そして、かかるスピーカの特性を考慮して構成され
た前記第1,第2スピーカ装置S1,S2は、スピーカ
収容部がエンクロージャ構造をなしているため、次のよ
うな機能を発揮する。
【0026】まず、密閉型スピーカである第1スピーカ
装置S1の場合は、スピーカ23の前後での密度の相違
する空気の干渉が密閉型エンクロージャ構造をなす第1
エンクロージャE1により完全に遮断される。従って、
スピーカ23の正面から出た正相の音と背面から出た逆
相の音とが互いに打ち消し合うことはない。また、図2
に示されるように、第1エンクロージャE1は、正面か
ら見て横幅が広く且つ奥行きが浅い形態をしている。そ
のため、この第1スピーカ装置S1では、第1エンクロ
ージャE1内でスピーカ23に背面からの空気圧がかか
るため、音質の良い中高音が再生出力されると共に、低
音に関しても量感は少ないものの、締まりのある歯切れ
よい低音の再生が可能とされる。
【0027】一方、第2スピーカ装置S2のようなバス
レフ形スピーカは、音波が空洞(つまり、エンクロージ
ャの容積)と筒(即ち、バスレフダクト)で共鳴する現
象を利用し、スピーカの背面からの音を空洞と筒で共鳴
させることにより低音域の量感を補うようにしたスピー
カである。そのため、スピーカ収容部が密閉型エンクロ
ージャ構造の密閉型スピーカよりも低音の量感が得やす
く、低音増強用には好適なスピーカとされている。そこ
で次に、このようなバスレフ形スピーカとして構成され
た前記第2スピーカ装置S2における低音再生原理に関
して、以下詳細に説明する。
【0028】前述したように、スピーカの正面(前面)
から出る音と背面(後面)から出る音とは双方の音の位
相において180度のずれがあり、正面からの音の位相
を正相とした場合、背面からの音の位相は逆相になる。
従って、バスレフ形スピーカにおけるバスレフダクトの
全長をLとした場合、そのスピーカから発せられる音の
うち波長がLとなる周波数の音は、正面から出る音と背
面から出る音とが互いに打ち消し合うため、低音増強を
図ることができない。しかし、波長が2Lとなる周波数
の音の場合は、正面から出る音と背面から出る音とが同
相となるため、双方の音が互いに打ち消し合わず、低音
の増強を図ることができる。
【0029】そこで、前記第2スピーカ装置S2では、
第2エンクロージャE2内に形成されるバスレフダクト
27を図2に示すような延長屈折した迷路状のダクト構
造をなすように構成し、まず、バスレフダクト27の全
長Lを長く確保できるようにしている。ちなみに、本実
施形態の遊技機(パチンコ機)10の場合、機台寸法も
関係するが、図2に示すような迷路形状とすることで、
そのバスレフダクト27の全長Lを約0.7m程度とし
ている。また、一般に、波長が2L以下の音の場合に
は、2Lの0.7倍位の周波数までが低域再生帯域(低
音の再生限界周波数)になると言われている。
【0030】従って、このような前提のもと、全長Lが
0.7mとなるように迷路状に延長屈折させて形成され
た第2スピーカ装置S1のバスレフダクト27の場合に
は、バスレフダクト27の断面積とスピーカ25の振動
板面積が同一として計算すると、2Lの波長は1.4m
(=2×0.7m)となる。つまり、波長が1.4mの
音の場合に低音の増強を図ることができることになる。
そして、この場合での低音の周波数は243Hz(=音
速340m/sec÷1.4m)であるため、その低域
再生帯域は170Hz(=243Hz×0.7倍)とな
る。従って、このようにバスレフダクト27を延長屈折
した迷路状のダクト構造とすれば、たとえ機台寸法が小
さくても、当該バスレフダクト27の全長Lを長く確保
できることから、第2スピーカ装置S2においては低音
増強の図れる低域再生帯域をより一層低く設定できるこ
とになる。
【0031】図3は、このような第1及び第2スピーカ
装置S1,S2からなるスピーカシステムからの音響出
力を測定して得られた再生音圧周波数特性fを表した図
である。この図3において、グラフの横軸は出力される
再生音の周波数(Hz)を、また、グラフの縦軸は出力
される再生音の音圧レベル(db)を、それぞれ示して
いる。一方、図4は、従来技術のように中枠12の前面
側下部に取り付けられている通常の遊技機用スピーカシ
ステム(比較例)における再生音圧周波数特性f1を表
した図である。両図に示された再生音圧周波数特性f,
f1の各グラフを対比してみると、図4のスピーカシス
テムの場合には、低域再生帯域が350Hz程度までし
かのびていないのに対し、図3の本実施形態のスピーカ
システムの場合には170Hzあたりまで低域再生帯域
がのびていることが理解できる。
【0032】従って、上記のように構成された本実施形
態の遊技機10及び各スピーカ装置S1,S2によれ
ば、以下のような効果を得ることができる。 (1)各スピーカ装置S1,S2においてスピーカ収容
部を構成するエンクロージャE1,E2は、外枠11内
における中枠12の組み付け整合領域(中枠設置部位)
よりも下方位置に配設されている。即ち、中枠12や他
の遊技機構成部材が多く配設された中枠設置部位よりも
外枠11内の下方位置においてスペース的な制約をそれ
ほど受けることなく配設されている。従って、スピーカ
装置S1,S2におけるスピーカユニット23,25に
は低域再生帯域が広い比較的大型のスピーカを採用する
ことができ、各スピーカ装置S1,S2からは高音質の
効果音等を再生出力することができる。
【0033】(2)しかも、前記各エンクロージャS
1,S2は、遊技機10の前後方向の幅内(つまり、機
内部)に位置するように配設されるため、低音部の増強
を図りつつも、従来とは異なり、遊技機10の機裏側に
おいて頻繁に行われる基板交換等のメンテナンス作業に
支障を与えることもない。
【0034】(3)また、各スピーカ装置S1,S2で
は、スピーカ23,25の正面から出る音と背面から出
る音とが打ち消し合うことを防止する構造体(バッフル
板)として遮蔽板18及び区画壁22からなるエンクロ
ージャE1,E2を採用しているため、各スピーカユニ
ット23,25からは中高音域のみならず低音域の再生
をも確実に図ることができる。
【0035】(4)また、各スピーカ装置S1,S2は
各々のスピーカ23,25の前面部が第1,第2音放出
口19,20を介して、また第2スピーカの後面部がバ
スレフダクト27及び第3音放出口21を介して、それ
ぞれ遊技機10外部の大気と直接接触している構成とさ
れている。従って、各スピーカ23,25からは再生音
を篭もらせることなく、更に高音質にして再生出力でき
る。
【0036】(5)さらに、各スピーカ23,25の振
動板やエッヂのある前面部には、各スピーカ23,25
から発せられる音声の通過を許容する合成繊維素材から
なる保護カバー24,26が被覆されているため、各ス
ピーカ23,25の前面部を音質の低下を招くことなく
好適に保護することができる。
【0037】(6)加えて、各スピーカユニット23,
25がそれぞれ専用のエンクロージャE1,E2内に個
別独立して配設されているため、他のエンクロージャ内
に配設されている他のスピーカユニットから再生出力さ
れる音との抵触が回避されると共に、各エンクロージャ
内に配設されるスピーカユニット23,25の再生音を
篭もらせることがなく、透明感のある音として高品質で
再生することができる。
【0038】(7)また、密閉型スピーカとして構成さ
れた第1スピーカ装置S1では、そのエンクロージャE
1を密閉構造とし、且つエンクロージャE1は正面から
見て横幅が広く且つ奥行きが浅い形態とした。そのた
め、当該エンクロージャE1内では、スピーカ23に背
面から空気圧がかかることになり、音質の良い中高音を
再生出力できると共に、低音に関しても量感は少ないも
のの締まりのある歯切れ良い低音を再生出力することが
できる。
【0039】(8)一方、バスレフ型スピーカとして構
成された第2スピーカ装置S2では、そのエンクロージ
ャE2の内部に第3音放出口21に連なるバスレフダク
ト27が形成されている。そのため、当該バスレフダク
ト27内及びエンクロージャE2内でスピーカ25の背
面から出た音を共鳴させて低音域の量感を補うことがで
き、迫力ある低音の再生が可能でありながら、スピーカ
装置S2自体を非常にコンパクトにできる。
【0040】(9)しかも、そのバスレフダクト27は
延長屈折した迷路状のダクト構造をなしているため、機
台寸法に制約のある遊技機10であっても、バスレフダ
クト27の全長を長く確保できる。従って、バスレフ型
スピーカにあって低音増強の図れる低域再生帯域をより
一層低域までのばすことができ、より迫力のある所謂重
低音を響かせることができる。
【0041】(10)さらに、第1スピーカユニット2
3を中高音用のスピーカユニットとすると共に、第2ス
ピーカユニット25を中低音用のスピーカユニットとし
たことにより、両スピーカ装置S1,S2により低音か
ら中高音までの全音域に亘って高音質な再生出力ができ
るマルチウェイタイプのスピーカシステムとして構築で
きる。
【0042】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図5及び図6に従って説明する。なお、この第2
実施形態は第2スピーカ装置S2におけるエンクロージ
ャE2の具体的構成においてのみ第1実施形態と相違す
るものであり、その他の構成は第1実施形態の場合と同
じである。従って、以下の説明においては、第1実施形
態との相違部分を中心に説明することとし、その他の部
分については第1実施形態と同一の符号を付すことによ
り重複した説明は省略する。
【0043】さて、本実施形態に係る遊技機10は、外
枠11内の中枠設置部位よりも下方位置に、図5に示す
ように、密閉型スピーカとして構成された第1スピーカ
装置S1と、バスレフ型スピーカとして構成された第2
スピーカ装置S2とを備えている。各スピーカ装置S
1,S2は、遮蔽板18の裏側に区画壁22により形成
された各エンクロージャE1,E2をスピーカ収容部と
し、第1エンクロージャE1内には中高音用スピーカユ
ニットである第1スピーカ23が配設され、第2エンク
ロージャE2内には中低音用スピーカユニットである第
2スピーカ25が配設されている。なお、図5には図示
されていないが、遮蔽板18における各スピーカ23,
25の前面部と対応する位置には第1音放出口19と第
2音放出口20が形成されている。
【0044】第2スピーカ装置S2のエンクロージャE
2内において、遮蔽板18の裏面側には、当該遮蔽板1
8の左右方向長さをほぼ二等分する箇所から筒状をなす
バスレフダクト27が突設されている。そして、図示は
しないが、前記遮蔽板18におけるバスレフダクト27
と対応する位置にはバスレフポートとして機能する第3
音放出口21が形成されている。また、第2エンクロー
ジャE2の容量は低音再生のための適正容量となるよう
に設計されている。そして、このように構成された第2
スピーカ装置S2からの音響出力を測定してみると、図
6に示すような再生音圧周波数特性fのグラフとなり、
低域再生帯域は170Hz程度まで及んでいる。従っ
て、本実施形態においては前記第1実施形態における
(1)〜(8)及び(10)の各効果と同様の効果を奏
する。
【0045】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態を図7及び図8に従って説明する。なお、この第3
実施形態についても前述した第1実施形態と相違する部
分を中心に説明することとし、その他の部分については
第1実施形態と同一の符号を付すことにより重複した説
明は省略する。
【0046】さて、本実施形態に係る遊技機10は、外
枠11内の中枠設置部位よりも下方位置に、図7に示す
ように、バスレフ型スピーカとして構成されたスピーカ
装置Sを備えている。このスピーカ装置Sは、遮蔽板1
8の裏側に区画壁22により形成されたエンクロージャ
Eをスピーカ収容部として、そのエンクロージャE内に
第1スピーカユニット23と第2スピーカユニット25
とを配設している。第1スピーカユニット23は前記第
1,第2実施形態における第1スピーカユニット23と
同じコーン形の中高音用スピーカユニットである。
【0047】第2スピーカユニット25は、前面部が横
長のコーン形スピーカユニットであり、第1スピーカユ
ニット23よりも再生帯域が低い中低音用のスピーカユ
ニットが使用されている。このような横長のスピーカユ
ニットが配設可能とされるのも、外枠11内の下方位置
にスピーカ収容部(エンクロージャE)を設けたことに
よる。また、エンクロージャE内においては、前記第2
スピーカユニット25が中央に配置される一方、前記第
1スピーカユニット23が正面から見て右側寄りに配置
されている。そして、図示はしないが、遮蔽板18にお
ける第1スピーカユニット23の前面部と対応する位置
には第1音放出口19が形成されると共に、第2スピー
カユニット25の前面部と対応する位置には第2音放出
口20が形成されている。
【0048】また、本実施形態では、前記エンクロージ
ャE内において、遮蔽板18の裏面側には、当該遮蔽板
18の左右両端の近傍箇所から、区画壁22の内面に沿
って屈曲した筒状をなすバスレフダクト27が左右それ
ぞれ設けられている。そして、図示はしないが、前記遮
蔽板18における各バスレフダクト27と対応する位置
にはバスレフポートとして機能する第3音放出口21が
各々形成されている。また、エンクロージャEの容量は
低音再生のための適正容量となるように設計されてい
る。そして、このように構成されたスピーカ装置Sから
の音響出力を測定してみると、図8に示すような再生音
圧周波数特性fのグラフとなり、低域再生帯域は170
Hz程度まで及んでいる。
【0049】従って、本実施形態においても前記第1実
施形態における(1)〜(6)及び(10)の各効果と
同様の効果を奏する。なお、上記各実施形態は以下のよ
うな別例に変更して具体化してもよい。
【0050】・ 前記各実施形態では、各スピーカユニ
ット23,25の前面部を保護カバー24,26により
覆っていたが、このようなカバー24,26は必ずしも
なくてよい。
【0051】・ 前記各実施形態では、遮蔽板18に形
成される第1,第2音放出口19,20を多数の小孔に
て構成したが、第1,第2スピーカユニット23,25
の前面部を直接大気に接触できるならば、各音放出口1
9,20の形成態様は小孔に限らない。また、バスレフ
ポートとして機能する第3音放出口21の形成態様につ
いても同様である。
【0052】・ 前記各実施形態では、スピーカ収容部
が各エンクロージャE,E1,E2により構成されてい
たが、スピーカ収容部は必ずしもエンクロージャ構造を
していなくてもよい。
【0053】・ 前記各実施形態では、遊技機10の外
枠11内に中枠12を組み付け整合し、その中枠設置部
位よりも下方にスピーカ収容部を配設していたが、中枠
12を有しない遊技機10の場合には、遊技機10にお
ける外枠11内の下方位置にスピーカ収容部を配設する
ようにしてもよい。
【0054】・ 前記第1実施形態では、第2エンクロ
ージャE2内に形成されるバスレフダクト27を延長屈
折した迷路状のダクト構造をなすように形成したが、そ
のダクト構造を図9に示すように形成し、所謂バックロ
ードホーン型のバスレフダクト27に構成してもよい。
即ち、当該バスレフダクト27の幅員がバスレフポート
たる第3音放出口21(図9では図示略)に近づくほど
増加するホーン状のダクト構造にしてもよい。このよう
にバスレフダクト27を構成すれば、低音域の能率を良
くし、所謂歯切れの良い音を再生出力することができ
る。
【0055】・ 前記各実施形態では、第1スピーカユ
ニット23と第2スピーカユニット25が共に外枠11
内の中枠設置部位よりも下方位置に設けられていたが、
当該下方位置には図10に示すように第2スピーカユニ
ット25のみを配設するようにしてもよい。即ち、中高
音用の第1スピーカユニット23に関しては、機体にお
ける他の部位、例えば従来と同様に中枠12の前面側下
部等に配設するようにしてもよい。そのスピーカ収容部
を設けてもよい。例えば、図11に示すように、5両エ
ンクロージャE1,E2に音域の異なる別々のスピーカ
を配設するようにしてもよい。例えば、図10及び図1
1に示すように、密閉型エンクロージャ構造の第1エン
クロージャE1内に高音用スピーカユニットの第1スピ
ーカ23を配設すると共に、バスレフ型エンクロージャ
構造の第2エンクロージャE2に中音用スピーカユニッ
トの第2スピーカ25を配設するようにしてもよい。そ
の場合には、第1エンクロージャE1が高音専用のエン
クロージャとされ、第2エンクロージャE2が中音専用
のエンクロージャとされる。このようにすると、高音及
び中音のそれぞれの再生音を高品質に保つことができ
る。
【0056】・ 前記第1,第2実施形態では、スピー
カ収容部を2つのエンクロージャE1,E2により構成
していたが、図11に示すように、3つのエンクロージ
ャE1〜E3にてスピーカ収容部を構成してもよい。即
ち、各エンクロージャE1〜E3毎に高音用・中音用・
低音用の各スピーカユニット31〜33を個別に配設し
て各スピーカ装置S1〜S3を構成してもよい。この場
合には、各エンクロージャE1〜E3が各音域専用のエ
ンクロージャとされ、夫々の音域における再生音を高品
質に保つことができる。なお、図11において各スピー
カ31〜33の前面部は保護カバー34〜36で覆われ
ているが、必ずしも各カバー34〜36はなくてもよ
い。また、1つのエンクロージャ内に配設されるスピー
カユニットの数は1つに限定されない。
【0057】・ 前記第1,第2実施形態では第1エン
クロージャE1内に中高音用の第1スピーカユニット2
3を配設していたが、当該第1エンクロージャE1内に
低音用のスピーカユニットを更に加えて配設するように
してもよい。
【0058】・ 前記第3実施形態では、中高音用の第
1スピーカ23と中低音用の第2スピーカ25との組み
合わせでマルチウェイタイプのスピーカシステムを構成
したが、図12に示すように、低音用のスピーカ31と
中音用のスピーカ32及び高音用のスピーカ33をエン
クロージャE内に配設することでマルチウェイタイプの
スピーカシステムを構成してもよい。なお、図12にお
いて各スピーカ31〜33の前面部は保護カバー34〜
36で覆われているが、必ずしも各カバー34〜36は
なくてもよい。
【0059】・ 前記第3実施形態では、中高音用の第
1スピーカ23と中低音用の第2スピーカ25との組み
合わせで、また、図11及び図12の各別例では、低音
用のスピーカ31と中音用のスピーカ32及び高音用の
スピーカ33の組み合わせで、マルチウェイタイプのス
ピーカシステムをそれぞれ構成している。そして、各ス
ピーカ23,25,31,32,33をそれぞれエンク
ロージャE,E1,E2,E3内に収容していた。しか
し、マルチウェイタイプのスピーカシステムを構成する
ことで全音域に亘る高音質の再生出力をするためなら
ば、特に、各スピーカ23,25,31,32,33を
エンクロージャE,E1,E2,E3内に収容する必要
はない。
【0060】・ 前記各実施形態では、各スピーカユニ
ット23,25,31,32,33がコーン形スピーカ
ユニットにより構成されていたが、コーン形スピーカユ
ニットに限定されず、例えば平面形スピーカユニット等
も適用可能である。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
遊技機における機裏側のメンテナンス作業に支障を与え
ることなく、当該遊技機が備えるスピーカ装置の高音質
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピーカシステムが搭載されるパチンコ遊技機
の正面図。
【図2】図1の2−2線で切断矢視した状態を示す第1
実施形態のスピーカシステムの概略平面図。
【図3】そのスピーカシステムの再生音圧周波数特性を
表したグラフ。
【図4】従来技術に相当する比較例の再生音圧周波数特
性を表したグラフ。
【図5】第2実施形態のスピーカシステムの概略平面
図。
【図6】そのスピーカシステムの再生音圧周波数特性を
表したグラフ。
【図7】第3実施形態のスピーカシステムの概略平面
図。
【図8】そのスピーカシステムの再生音圧周波数特性を
表したグラフ。
【図9】第1実施形態の別例のスピーカシステムの概略
平面図。
【図10】第1実施形態の他の別例のスピーカシステム
の概略平面図。
【図11】第1実施形態の更に別例のスピーカシステム
の概略平面図。
【図12】第3実施形態の別例のスピーカシステムの概
略平面図。
【符号の説明】
10…遊技機、11…外枠、12…中枠、18…遮蔽
板、19…第1音放出口、20…第2音放出口、21…
第3音放出口、22…区画壁、23…第1スピーカユニ
ット、24…保護カバー、25…第2スピーカユニッ
ト、26…保護カバー、27…バスレフダクト、E,E
1,E2,E3…エンクロージャ、S,S1,S2,S
3…スピーカ装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機における機体の所定部位に設けら
    れたスピーカ収容部内に低音用スピーカユニットと中高
    音スピーカユニットとを配設するようにした遊技機用ス
    ピーカシステムであって、前記各スピーカユニットのう
    ち少なくとも低音用スピーカユニットについては、前記
    機体の外郭をなす外枠内の下方位置において、当該ユニ
    ットの前面部が機表側を指向するようにして配設した遊
    技機用スピーカシステム。
  2. 【請求項2】 前記スピーカ収容部は、前記外枠内の中
    枠設置部位よりも下方に設定され、当該スピーカ収容部
    内には前記低音用スピーカユニットと中高音スピーカユ
    ニットとが配設されている請求項1に記載の遊技機用ス
    ピーカシステム。
  3. 【請求項3】 前記低音用スピーカユニットとして、横
    長型低音用スピーカユニットが用いられている請求項1
    又は請求項2に記載の遊技機用スピーカシステム。
  4. 【請求項4】 前記外枠内の中枠設置部位よりも下方に
    設定されたスピーカ収容部の前面側は遮蔽板により覆わ
    れており、当該遮蔽板には前記低音用スピーカユニット
    及び中高音用スピーカユニットの各前面部と夫々対応す
    る位置に音放出口が形成されている請求項2又は請求項
    3に記載の遊技機用スピーカシステム。
  5. 【請求項5】 前記中高音用スピーカユニットは、中音
    専用スピーカユニットと高音専用スピーカユニットとを
    含んで構成されている請求項1〜請求項4のうち何れか
    一項に記載の遊技機用スピーカシステム。
  6. 【請求項6】 前記低音用スピーカユニット及び中高音
    用スピーカユニットの各前面部は、当該各スピーカユニ
    ットから発せられる音声の通過を許容する素材構成であ
    って且つ当該各スピーカユニットの前面部を被覆可能な
    保護カバーにより覆われている請求項1〜請求項5のう
    ち何れか一項に記載の遊技機用スピーカシステム。
JP2001277836A 2001-09-13 2001-09-13 遊技機用スピーカシステム Expired - Fee Related JP4226815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277836A JP4226815B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 遊技機用スピーカシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277836A JP4226815B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 遊技機用スピーカシステム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003079834A true JP2003079834A (ja) 2003-03-18
JP2003079834A5 JP2003079834A5 (ja) 2004-11-18
JP4226815B2 JP4226815B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=19102299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001277836A Expired - Fee Related JP4226815B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 遊技機用スピーカシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4226815B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143875A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Heiwa Corp 遊技機
JP2020124622A (ja) * 2020-05-26 2020-08-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2020124623A (ja) * 2020-05-26 2020-08-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143875A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Heiwa Corp 遊技機
JP2020124622A (ja) * 2020-05-26 2020-08-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2020124623A (ja) * 2020-05-26 2020-08-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4226815B2 (ja) 2009-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1146083A (en) Loud speaker
JP4691287B2 (ja) 遊技機
US3356179A (en) High fidelity speaker enclosure
US5335283A (en) Loudspeaker apparatus for electronic keyboard musical instrument
JP4599368B2 (ja) スピーカシステム
JP2001078288A (ja) スピーカボックス
US11647323B2 (en) Loudspeaker
JP2000308744A (ja) 遊技機用コーン型スピーカユニットの取付け構造
JP2004229183A (ja) 遊技機の低音スピーカシステム
JP3769248B2 (ja) スピーカ装置
JP4226815B2 (ja) 遊技機用スピーカシステム
JP4128761B2 (ja) 遊技機用スピーカシステム
JP2003135681A (ja) 遊技機及び遊技機用構成部材
JP4936616B2 (ja) 遊技機用スピーカシステム
JP4691288B2 (ja) 遊技機
JP4936617B2 (ja) 遊技機用スピーカシステム
JP4128760B2 (ja) 遊技機用スピーカシステム
JP2003079833A (ja) 遊技機用スピーカシステム
JPH11219180A (ja) 電子鍵盤楽器のスピーカ装置
JP2001145186A (ja) テレビジョン受像機
JPH03267899A (ja) 位相反転型スピーカ
JPH0322796A (ja) スピーカのキャビネット構造
JP2000338975A (ja) 電子鍵盤楽器
JPS61234195A (ja) スピ−カシステム
JP2003093606A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4226815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141205

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees