JP2007143875A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大口径の低音用スピーカを配置して遊技演出用音声を低音や重低音で楽しむことのできる遊技機を提供する。
【解決手段】盤面、球を、枠体に搭載される液晶画像表示器に表示して遊技を仮想的に可能にする制御回路基板35〜37を備えた映像式遊技機構成を採用した。枠体を箱形枠体4とし、その上部側空間32内に制御回路基板35〜37を配置し、箱形枠体4内の下方側空間をスピーカ収納空間33とした。箱形枠体4内の上部側空間32の正面側寸法は液晶画像表示器の縦横寸法と同程度あり、これと同寸法の上部側空間32背面の全領域に制御回路基板35〜37を配置可能とした。映像式遊技機構成では、実際の球を使用せず、遊技機下部の球受皿背面側にアウト球排出部等の構造物は存せず、上部側空間32背面に制御回路基板35〜37を配置すれば、箱形枠体4内の残余の空間33は、全てをスピーカ収納空間33に使用可能で、大口径低音用スピーカ34を配置可能とし得た。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技演出用等の音声を出力するスピーカを内蔵する遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機は、遊技に面白さを加えるために種々の工夫が凝らされているが、スピーカを内蔵させ、そのスピーカから遊技演出用の音声(効果音等)を出力することもその1つである。また、遊技演出用以外の、例えば遊技方法を説明し、あるいは遊技の場面に応じたメッセージを遊技者に伝えるための音声もスピーカを用いて出力可能であり、遊技機にスピーカを内蔵させることの意義は大きい。
ところで、従来の遊技機においては、遊技盤の背面側には主制御装置、画像表示制御装置、音声制御装置、賞球払出制御機構等、遊技機の各種制御装置・機構が配置されている。また、遊技機下部の球受皿の背面側には、遊技機島のアウト球排出機構に位置合わせされたアウト球排出部が位置する。
このため、遊技機の外枠内方には上記スピーカを配置するスペースはなく、同スピーカは、外枠の前面側、具体的には額縁状に形成された前枠(前面枠)あるいはこの前枠に取り付けられるガラス扉の枠部上に取り付けられていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−126386公報
上記のように従来技術では、スピーカを前枠やガラス扉の枠部上に取り付けていた。このため、配置できるスピーカの大きさに制約が生じた。例えば、上記枠部の幅寸法(一例として70mm程度)を超える口径のスピーカは配置できず、大口径のスピーカを配置して遊技演出用音声を楽しむこと、特に低音用スピーカを配置して、低音あるいは重低音による遊技演出用音声を楽しむことはできなかった。
本発明は、上記のような実情に鑑みなされたもので、配置できるスピーカの口径の自由度が高く、特に、大口径の低音用スピーカを配置して遊技演出用音声を低音や重低音で楽しむことのできる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、入賞口及びアウト口を含む種々の盤面構成部材が配置された遊技盤面上に、発射操作部の操作により遊技球を打ち込んで移動させ、この遊技球が前記入賞口又はアウト口のいずれに入球するかの遊技をスピーカから音声を出力させつつ行う遊技機において、前記遊技盤面及び遊技球を、枠体に搭載される、外形状がほぼ平板状に形成された画像表示器に表示して前記遊技を仮想的に可能にする種々の制御回路基板を備え、前記枠体は、正面、背面及び上下、左右各面が板状体で仕切られた箱形枠体とされ、この箱形枠体の正面を仕切る板状体の上部側板状体部として前記画像表示器が用いられ、この画像表示器及び前記箱形枠体の背面を仕切る板状体相互間の空間を含む前記箱形枠体内の上部側空間内には、前記種々の制御回路基板が配置され、この上部側空間を除く箱形枠体内の下方側の空間がスピーカ収納空間とされ、この空間内に前記スピーカが配置されることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記種々の制御回路基板は、前記画像表示器に表示された遊技盤面画像における遊技状態を制御する主制御回路基板と、この主制御回路基板の制御に基づき前記遊技盤面画像における表示制御を行う画像表示制御回路基板と、前記主制御回路基板の制御に基づき前記スピーカを用いた音声による遊技演出の制御を行う音声制御回路基板と、前記入賞口への遊技球の入球に伴う賞球の払出制御を行う払出制御回路基板とを備えた映像式遊技機をなす制御回路基板群であることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記スピーカに低音用スピーカを用いることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記箱形枠体内の上部側空間と下方側の空間とを仕切る仕切板が前記スピーカ収納空間の天井板として設けられ、前記箱形枠体の正面を仕切る板状体の下部側板状体部として前記低音用スピーカのバッフル板が用いられて密閉型エンクロージャが形成され、この密閉型エンクロージャ内に前記低音用スピーカが配置されることを特徴とする。
特許請求の範囲の請求項1に記載の遊技機では、遊技盤面及び遊技球を、枠体に搭載される画像表示器に表示して遊技を仮想的に可能にする制御回路基板を備えた映像式遊技機構成を採用した。そして、上記枠体を箱形枠体としてこの箱形枠体内の上部側空間内に上記制御回路基板を配置し、箱形枠体内の下方側の空間をスピーカ収納空間とした。
上記箱形枠体内の上部側空間の正面側寸法は、少なくとも画像表示器の縦横寸法と同程度有し、これと同寸法の上部側空間の背面仕切板部分の全領域が所望の構成部材の配置スペースに利用でき、本発明遊技機における上記制御回路基板の配置が可能である。
一方、映像式遊技機構成においては、遊技球は画像で表示され、鋼球等からなる実際の遊技球(実球)を使用しないので、遊技機下部の球受皿の背面側にアウト球排出部等の構造物は存しない。また、球受皿に隣接して配置される発射操作部は、遊技機背面側にその占有空間を持たない。したがって、箱形枠体内の上部側空間内に上記制御回路基板を配置すれば、箱形枠体内の残余の空間(下部側空間)は、その全てをスピーカ収納空間に充てることができる。
すなわち、従来の遊技機である、実球を用いた機械式の遊技機(実遊技機)構成の場合に比べて大きなスピーカ収納空間を形成することができる。具体的には、正面側寸法、特にその縦方向寸法の大きな、つまり、大口径のスピーカを配置可能なスピーカ収納空間を形成することができる。
したがって、この請求項1に記載の遊技機によれば、スピーカの口径の自由度を高くすることができる。特に、大口径となることが不可避の低音用スピーカ(大口径低音用スピーカ)を配置することができ、遊技演出用等の音声を低音や重低音で楽しむことが可能となる。
また、請求項1に記載の遊技機によれば、画像表示器を箱形枠体の正面を仕切る板状体の一部(上部側板状体部)に兼用させたので、箱形枠体内の上部側空間の構成部材のコストを低減できる。
更に、請求項1に記載の遊技機によれば、上述したように映像式遊技機構成を採用したので、映像式遊技機特有の利点、例えば、遊技の実行プログラム(ROM部分)を除く構成部分である、装置、回路、部材等の殆どが再利用可能となり、また、盤面構成の変更(モデルチェンジ)等も容易かつ低コストで実現できる等の利点も得られる。
なお、特許請求の範囲の請求項2に記載の遊技機によれば、上述した請求項1の効果に加え、同請求項1の遊技機を具体的に実現できるという効果がある。
特許請求の範囲の請求項3に記載の遊技機によれば、スピーカに低音用スピーカを用いるので、遊技演出用等の音声を低音や重低音で楽しむことができ、中高音用スピーカを従前通り配置して、低音から高音までの広い音声(効果音等)を楽しめる。なお、請求項3に記載の遊技機においても、上述した請求項1の効果を有することは勿論である。
特許請求の範囲の請求項4に記載の遊技機によれば、密閉型エンクロージャ内に低音用スピーカを配置したので、より音響特性のよい低音、重低音が楽しめる。
また、請求項4に記載の遊技機によれば、箱形枠体内の空間を仕切る板状体が密閉型エンクロージャ(スピーカ収納空間)の天井板及びバッフル板に兼用されているので、密閉型エンクロージャを低コストで実現できる。なお、請求項4に記載の遊技機においても、上述した請求項1の効果を有することは勿論である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
始めに、本実施形態のパチンコ機について概述する。
本実施形態のパチンコ機は、入賞口、アウト口及び遊技釘を含む種々の盤面構成部材が配置された遊技盤面上に、発射操作部の操作により遊技球を打ち込んで移動させ、この遊技球が最終的に上記入賞口又はアウト口のいずれに入球(入賞)するかの遊技をスピーカから音声を出力させつつ行うパチンコ機において、次のような特徴を有するパチンコ機である。
すなわち、上記遊技盤面及び遊技球を、枠体に搭載される画像表示器に表示して上記遊技を仮想的に可能に種々の制御回路基板を備え、つまり映像式パチンコ機構成とし、上記枠体を、正面、背面及び上下、左右各面が板状体で仕切られた箱形枠体とし、この箱形枠体の正面を仕切る板状体の上部側板状体部として上記画像表示器を用いてなる。
そして、この画像表示器及び上記箱形枠体の背面を仕切る板状体相互間の空間を含む上記箱形枠体内の上部側空間内に、上記種々の制御回路基板を配置し、この上部側空間を除く箱形枠体内の下方側の全空間をスピーカ収納空間とし、この空間内に上記スピーカを配置するものである。
次に、上記映像式パチンコ機の構成について概述する。
映像式パチンコ機は、旧来からの機械式のパチンコ機(実パチンコ機)と同様の発射操作部を備え、入賞口、アウト口、遊技釘等の盤面構成部材が実パチンコ機の遊技盤面形態を模して配置された遊技盤面と、この遊技盤面上の遊技領域に打ち込まれ流下、移動する遊技球とを画像表示器に表示し、仮想的に遊技を行うパチンコ機である。
このような映像式パチンコ機において、遊技者は、遊技球貸出し可能金額を記憶させた持運び可能の記録媒体、ここではカード状記録媒体(カード)をカードリーダ・ライタに読み込ませ、スコアに変換して遊技を行う。遊技終了時には、獲得したスコアを上記カードリーダ・ライタによりカードに記憶させ、そのスコアを媒介に景品と交換するものである。後述するコントロールパネルセットは、このような映像式パチンコ機における遊技の開始時及び終了時に、遊技者が上記カードを用いて操作する装置部である。
図1は、本発明が適用されたパチンコ機(映像式パチンコ機)の一実施形態を正面側から示す斜視図である。図2は、同パチンコ機の正面図〔(b)図〕、左側面図〔(a)図〕、右側面図〔(c)図〕である。
図1、図2において、中枠1は額縁状に形成され、この中枠1の背面側には、中枠1の外形状とほぼ同じ大きさの長方形に形成された外枠2が配置され、この外枠2の背面全面を背面板3(図3参照)が覆っている
上記中枠1の前面には、中枠1と同様に額縁状に形成された前面枠(前枠)5が、外枠2の左側上下に設けられたヒンジ6によってその右側を開閉自在に取り付けられる。この前面枠5は、常時は施錠装置(図示せず)によって閉じた状態で固定される。上記中枠1は、前面枠5の左側に枢着され、その右側が、前面枠5が開いた状態において開閉自在である。
上記前面枠5には、ランプ51や中高音用スピーカ52等が組込み配置され、またこの前面枠5の裏面には、後述する液晶画像表示器を画面全域に亘って保護する前面ガラス(図示せず)が取付け固定されている。
また前面枠5の下方左右側には、吸気口11(11a,11b)が開けられている。更に前面枠5の下方には、遊技の開始時及び終了時等に、遊技者が操作するコントロールパネルセット(以下、パネルセットと略記する。)12が取付け固定されている。なお、このパネルセット12を、メンテナンスの便宜のために、例えばその左側を軸支して右側を開閉自在に取り付けてもよい。
パネルセット12上面には、遊技に使用する遊技媒体、ここでは遊技球の使用可能量(遊技球貸出し可能金額)を表示するカード残高表示部13、獲得スコア表示部14、遊技者が操作する貸出し球ボタン15、カード返却ボタン16及び獲得スコア精算ボタン17が設けられている。また、パネルセット12の中央下部にはカード挿入口18が設けられている。
パネルセット12の左側下方にはドリンクホルダ21が取り付けられ、パネルセット12の右側には、遊技球(画像)を、その発射強度を調整しながら発射するためのハンドルセット(発射操作部)22が取り付けられている。
図3は同上パチンコ機の正面側から示す分解斜視図である。
この図3から分かるように、映像式パチンコ機の画像表示器、例えば液晶画像表示器、ELディスプレイ等、ここでは液晶画像表示器31は、パチンコ機正面全領域の大部分を占める程、大型(大画面)であり、また、外形状がほぼ平板状に形成されている。この液晶画像表示器31は、中枠1の裏面に、その画面を正面に向けて中枠1の開口窓1aに合わせた状態で固定装置(図示せず)によって固定されている。前面枠5の開口窓5aは、中枠1の開口窓1aとほぼ同位置、同寸法に形成され、前面枠5の開口窓5aからは液晶画像表示器31の画面のほぼ全域を見通せる。
ここで、外枠2と、背面板3と、液晶画像表示器31及び後述するバッフル板は、箱形枠体4を形成している。この場合、外枠2は箱形枠体4の上下、左右各面を仕切る板状体を、液晶画像表示器31及びバッフル板は同枠体4の正面を仕切る板状体を、背面板3は同枠体4の背面を仕切る板状体を、形成する。
この場合、液晶画像表示器31は、箱形枠体4の正面を仕切る板状体の上部側板状体部を形成し、この液晶画像表示器31及び背面板3相互間に形成される箱形枠体4内の上部側空間32内には、詳細を後述するが、映像式パチンコ機を構成する種々の制御回路基板が配置される。
この上部側空間32を除く箱形枠体4内の下方側の全空間(以下、下部側空間と記す。)33はスピーカ収納空間とされ、この空間33内には大口径のスピーカ、ここでは低音用スピーカ34が配置される。
本実施形態では、箱形枠体4内の上部側空間32と下部側空間(スピーカ収納空間)33とを仕切る仕切板33aが設けられ、この仕切板33aがスピーカ収納空間33の天井板として用いられ、また、箱形枠体4の正面を仕切る板状体の下部側板状体部として低音用スピーカ34のバッフル板(スピーカ収納空間33の正面を仕切る平面板)33bが用いられて密閉型エンクロージャを形成している。そして、この密閉型エンクロージャ内に低音用スピーカ34が配置されている。
なお、上部側空間32及び下部側空間(スピーカ収納空間)33は、共に箱形枠体4内に形成された空間であり、したがって、空間32,33の上下、左右及び背面を各々仕切る仕切板には、上記仕切板33a部分を除き、外枠2及び背面板3の該当部分が兼用されている。
箱形枠体4内の上部側空間32内に配置される、映像式パチンコ機を構成する種々の制御回路基板(制御回路基板群)としては、本実施形態では主制御回路基板35と、画像表示制御回路基板36a及び音声制御回路基板36bを搭載した副制御回路基板36と、払出制御回路基板37とが挙げられる。本実施形態では、制御回路基板35〜37及び液晶画像表示器31等に電源を供給する電源回路ユニット38も上部側空間32内に配置される。
ここで、主制御回路基板35に備わる主制御回路は、パチンコ機全般の制御を司る、特に液晶画像表示器31に表示される遊技盤面画像における遊技状態を制御する回路である。
また、画像表示制御回路36aに備わる画像表示制御回路は、上記主制御回路の制御に基づき上記遊技盤面画像における表示制御やランプ51の点消灯制御を行う回路であり、音声制御回路基板36bに備わる音声制御回路は、上記主制御回路の制御に基づき中高音用スピーカ52や低音用スピーカ34を用いた音声による演出等の制御を行う回路である。
払出制御回路基板37に備わる払出制御回路は、上記入賞口への入賞(入賞口位置における遊技球画像の消滅)に伴う賞球の払出制御や遊技終了時における精算処理等を行う回路である。
電源回路ユニット38に備わる電源回路は、上記各制御回路基板35〜37、液晶画像表示器31、ランプ51及び後述する強制空冷用のファン等、パチンコ機各部に電源を供給する回路である。
図4は、中枠1、前面枠5及び液晶画像表示器31を取り除いた状態、つまり箱形枠体4内への制御回路基板35〜37等の配置状態及び低音用スピーカ34の配置状態を正面側から示す図、図5は、図4中のA−A線に沿って切断したときの右側断面図である。
この図4、図5に示すように、各制御回路基板35〜37は、上部側空間32の背面を仕切る背面板3の上部側部分3a内面に配置固定され、電源回路ユニット38は、スピーカ収納室33の天井板33aの上面左側に配置固定されている。
制御回路基板35〜37及び電源回路ユニット38は、外部からの機械的、電気的障害から保護されるようにケースを備えている。
図6は箱形枠体4の背面図(パチンコ機背面図)である。
図示するように、上部側空間32の背面板3の上部側部分3aの上下各側には、排気口41(41a,41b)が開けられている。
排気口41a,41bは、上部側空間32をパチンコ機外部に連通させる開口であり、各排気口41a,41bには、図4に示すようにファン42(42a,42b)が各々フィルタ43(43a,43b)を介して取り付けられている。
各ファン42は、吸気口11側から排気口41側に向かって強制冷却空気流を発生させる強制空冷用のファンである。
なお、図3に示すように中枠1には、前面枠5に開けられた吸気口11(11a,11b)の対向位置に通気口19(19a,19b)が形成され、吸気口11及び箱形空間32相互間が通気可能に形成されている。また、吸気口11から通気口19を通り、バッフル板33bの前面側を経て箱形空間32に至る通気路が形成されている。
図7は、図4に示す上部側空間32への制御回路基板35〜37等の配置状態を正面側から示す斜視図で、上部側空間32への各制御回路基板35〜37及び電源回路ユニット38の配置状態をより分かりやすく示している。
なお、図2に示すパチンコ機の正面図〔図2(b)〕において、図4中のA−A線とほぼ同位置の線に沿って切断したときの右側断面拡大図を示せば図8の通りである。この図において、図1〜図7と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
また、図3〜図5、図7及び図8において、各制御回路基板35〜37、電源回路ユニット38、ファン42、ランプ51、中高音用スピーカ52及び低音用スピーカ34等の配線は図示が省略されている。
上記低音用スピーカ34からの音声(音波)は、以下のようにして機外へ放出される。
図3に示すように、バッフル板33bには低音用スピーカ34の振動面が臨む円形の開口(貫通孔)33cが穿設され、この開口33cに対向する中枠1の下部にも同様の開口1bが穿設されている。そして、両開口33c,1bに対向する、上記パネルセット12の正面部には、上記開口33c,1bを通って同パネルセット12の内部空間に至った低音用スピーカ34からの音声を外部に放出させるための音孔(透孔)12aが多数穿設されている。
すなわち、低音用スピーカ34の振動面から出力された音声は、開口33c→開口1b→音孔12aを通って機外に放出される。これにより遊技者は、中高音用スピーカ52からの中高音と共に、低音用スピーカ34からの低音や、重低音を聞くことができ、演出に合った最適な音響効果をもって遊技を楽しむことができる。
本実施形態では、低音用スピーカ34の収納空間33は密閉型エンクロージャを形成しているので、より音響特性、特に再生能力、音質等に優れた迫力のある低音、重低音が楽しめる。
以上述べた本実施形態によれば、遊技盤面及び遊技球を、枠体に搭載される液晶画像表示器31に表示して遊技を仮想的に可能に制御回路基板35〜37を備えた映像式パチンコ機構成を採用した。そして、上記枠体を箱形枠体4としてこの箱形枠体4内の上部側空間32内に制御回路基板35〜37を配置し、箱形枠体4内の下方側の空間をスピーカ収納空間33とした。
箱形枠体4内の上部側空間32の正面側寸法は、少なくとも液晶画像表示器(大型液晶画像表示器)31の縦横寸法と同程度有し、これと同寸法の上部側空間32の背面仕切板部分の全領域が所望の構成部材の配置スペースに利用でき、本実施形態における制御回路基板35〜37の配置が可能である。
一方、映像式パチンコ機構成においては、遊技球は画像で表示され、実球(鋼球等からなる実際の遊技球)を使用しないので、パチンコ機下部の球受皿の背面側にアウト球排出部等の構造物は存しない。また、球受皿の右側に配置される発射操作部(ハンドルセット22に相当する。)は、パチンコ機背面側にその占有空間を持たない。したがって、箱形枠体4内の上部側空間32内に制御回路基板35〜37を配置すれば、箱形枠体4内の残余の空間である下部側空間33は、その全てをスピーカ収納空間に充てることができる。
すなわち、従来のパチンコ機である、実パチンコ機(実球を用いた機械式のパチンコ機)構成の場合に比べて大きなスピーカ収納空間33を形成することができる。具体的には、正面側寸法、特にその縦方向寸法の大きな、つまり、大口径のスピーカを配置可能なスピーカ収納空間33を形成することができる。
したがって、スピーカの口径の自由度を高くすることができる。特に、本実施形態ではそのスピーカに大口径の低音用スピーカ34を用いたので、遊技演出用等の音声を低音や重低音で楽しむことができ、中高音用スピーカ52を従前通り配置して、低音から高音までの広い音声(効果音等)を楽しめる。
しかも本実施形態では、その低音用スピーカ34を密閉型エンクロージャ内にを配置したので、より音響特性のよい低音、重低音が楽しめる。またこの場合、箱形枠体4内の空間を仕切る板状体を、密閉型エンクロージャ(スピーカ収納空間33)の天井板33a及びバッフル板33bに兼用させたので、密閉型エンクロージャを低コストで実現できる。
また本実施形態において、液晶画像表示器31は、箱形枠体4の正面を仕切る板状体の一部(上部側板状体部)に兼用させたので、箱形枠体4内の上部側空間32の構成部材のコストを低減できる。
更に、上述したように映像式パチンコ機構成を採用したので、映像式パチンコ機特有の利点、例えば、遊技の実行プログラムを除く構成部分である、装置、回路、部材等の殆どが再利用可能となり、また、盤面構成の変更(モデルチェンジ)等も容易かつ低コストで実現できる等の利点も得られる。
本発明が適用されたパチンコ機の一実施形態を正面側から示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機の正面図及び左右側面図である。 同上パチンコ機の正面側から示す分解斜視図である。 同上パチンコ機の中枠、前面枠及び液晶画像表示器を取り除いた状態を正面側から示す図である。 同上パチンコ機につき、図4中のA−A線に沿って切断したときの右側断面図である。 同上パチンコ機の背面図である。 図4に示す状態における斜視図である。 図2に示すパチンコ機の正面図において、図4中のA−A線とほぼ同位置の線に沿って切断したときの右側断面拡大図である。
符号の説明
2:外枠、3:背面板、3a:背面板の上部側部分、4:箱形枠体(枠体)、22:ハンドルセット(発射操作部)、31:液晶画像表示器(画像表示器)、32:上部側空間、33:下部側空間(スピーカ収納空間)、33a:スピーカ収納室の天井板、33b:バッフル板、34:低音用スピーカ、35:主制御回路基板、36:副制御回路基板、36a:画像表示制御回路基板、36b:音声制御回路基板、37:払出制御回路基板。

Claims (4)

  1. 入賞口及びアウト口を含む種々の盤面構成部材が配置された遊技盤面上に、発射操作部の操作により遊技球を打ち込んで移動させ、この遊技球が前記入賞口又はアウト口のいずれに入球するかの遊技をスピーカから音声を出力させつつ行う遊技機において、
    前記遊技盤面及び遊技球を、枠体に搭載される、外形状がほぼ平板状に形成された画像表示器に表示して前記遊技を仮想的に可能にする種々の制御回路基板を備え、
    前記枠体は、正面、背面及び上下、左右各面が板状体で仕切られた箱形枠体とされ、
    この箱形枠体の正面を仕切る板状体の上部側板状体部として前記画像表示器が用いられ、
    この画像表示器及び前記箱形枠体の背面を仕切る板状体相互間の空間を含む前記箱形枠体内の上部側空間内には、前記種々の制御回路基板が配置され、
    この上部側空間を除く箱形枠体内の下方側の空間がスピーカ収納空間とされ、この空間内に前記スピーカが配置されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記種々の制御回路基板は、
    前記画像表示器に表示された遊技盤面画像における遊技状態を制御する主制御回路基板と、この主制御回路基板の制御に基づき前記遊技盤面画像における表示制御を行う画像表示制御回路基板と、前記主制御回路基板の制御に基づき前記スピーカを用いた音声による遊技演出の制御を行う音声制御回路基板と、前記入賞口への遊技球の入球に伴う賞球の払出制御を行う払出制御回路基板とを備えた映像式遊技機をなす制御回路基板群であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記スピーカに低音用スピーカを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記箱形枠体内の上部側空間と下方側の空間とを仕切る仕切板が前記スピーカ収納空間の天井板として設けられ、前記箱形枠体の正面を仕切る板状体の下部側板状体部として前記低音用スピーカのバッフル板が用いられて密閉型エンクロージャが形成され、この密閉型エンクロージャ内に前記低音用スピーカが配置されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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