JP3914770B2 - 信号変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号の電気信号への変換、及び/又は、電気信号の光信号への変換を行うものであって、特に、寸法を小型化すると共に光信号線の接続性等を向上させた信号変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光信号と電気信号との信号変換可能にしている信号変換装置には種々のものが存在している。この信号変換装置には、光信号線である光ファイバーケーブル及び電気信号線であるLANケーブルが接続され、光信号及び電気信号を入出力している。
【0003】
図9は、従来の一般的な信号変換装置1であり、ロアケース3の内部3aに、光信号と電気信号との変換を行う矩形の変換基板4を収めると共に、その横方には、テンションメンバTM付きの光ファイバーケーブルH1の心線H1aを巻回状態で収納する余長処理用の収納部5を取り付け、上方からアッパーケース2を被せるようにしている。変換基板4には心線H1aの端末に融着したコネクタC1を接続するレセプタクル4aを一角部付近に設けると共に、LANケーブルLを接続するLANポート4bを設けている。
【0004】
収納部5は、光ファイバーケーブルH1が上述した箇所のレセプタクル4aに接続された状態で屈曲時の光信号の伝達性を維持できるように、心線H1aの屈曲半径が20mm以上となるような寸法に設定されており、また、ロアケース3も、このような寸法の収納部5を収めることができる大きさを確保している。
【0005】
なお、光信号線には、図9のテンションメンバTM付きの光ファイバーケーブルH1以外にも、テンションメンバを有しない図10に示す同軸タイプの光ファイバーケーブルH2も存在する。このような同軸タイプの光ファイバーケーブルH2を信号変換装置に接続する場合、図9の信号変換装置1は外面にレセプタクルを配置していないことに加え、光ファイバーケーブルH2が余長処理する必要もないため、信号変換装置1を使用するのは不適当である。よって、同軸タイプの光ファイバーケーブルH2には、図10に示すレセプタクル6aを外面に配置し内部に収納部を設けていない型の信号変換装置6を使用することが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
信号変換装置1は、上述したように収納部5を所要の寸法以上に設定する必要がある上に、光ファイバーケーブルH1の心線H1aとレセプタクル4aとの接続性も確保せねばならず、装置全体の寸法が大きくならざるを得ない問題がある。このように装置全体寸法が大きくなると、信号変換装置1を取り付ける壁等の取付箇所に制限を受けることが多くなり、また、ケーブル接続作業及び装置の取扱性も悪化する。
【0007】
また、光ファイバーケーブルH1の信号変換装置1への接続作業は、アッパーケース2を解放して変換基板4を露出させた状態で行うため、心線H1aを収納部5に巻回する際や、心線H1aの端末にコネクタC1を融着する際に、作業者が露出した変換基板4に接触しやすくなり、また、実際に接触が起こった場合は、接触を原因とする不具合が変換基板4に生じるおそれがある。
【0008】
さらに、信号変換装置1は、図10に示す同軸タイプの光ファイバーケーブルH2に対応していないため、接続対象の光信号線の種類が限定されると云う問題もあり、同軸タイプの光ファイバーケーブルH2を接続する場合は、図10のタイプの信号変換装置6が必要となる。その結果、信号変換装置は計2種類準備する必要があり、2種類の信号変換装置の製造に係るコスト負担も大きくなる問題がある。
【0009】
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、変換基板と光ファイバーケーブルの収納部とを積層配置にすると共に変換基板を包含するように覆うことで、装置寸法の小型化、及び、接触による不具合発生を防止した信号変換装置を提供することを目的とする。
また、光ファイバーケーブルの接続部の配置等を工夫することで2種類の光信号線の接続に対応できる信号変換装置を提供することを目的とする。
さらに、装置自体を小型化しても装置の組立性を確保すると共に、光信号線の噛み込み等の不具合を防止した信号変換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る信号変換装置は、光信号の電気信号への変換、及び/又は、電気信号の光信号への変換を行う変換手段と、前記光信号を伝送する光信号線の接続部と、光信号線の収納部とを備える信号変換装置において、前記変換手段を覆う第1筐体と、該第1筐体に積層結合されており、前記収納部を有する第2筐体とを備え、前記第1筐体と第2筐体とは分離可能であり、前記第1筐体は、平面視で略矩形状であり、周囲の一角部を切り欠いた形状の凹部を形成しており、前記光信号線の接続部は、前記凹部に配置され、前記凹部に保護カバーが装着されたとき、前記第2筐体を底面として前記凹部及び保護カバーが形成する空間内に、前記光信号線の接続部に接続された光信号線が収納されるように構成してあることを特徴とする。
【0011】
発明にあっては、変換手段を覆う第1筐体と、収納部を有する第2筐体とを積層結合させて信号変換装置を構成しているので、従来に比べて平面視方向の面積を大幅に減少でき、装置の設置性、取扱性等を大幅に向上できる。また、変換基板等の変換手段は、前記第1筐体により覆われているため、光信号線の接続等に係る一連の作業中でも露出することがなくなり、光信号線の接続を行う作業者との接触を皆無にし、接触による変換手段の不具合発生を確実に防止できる。さらに、第1筐体に凹部を形成し、この凹部に光信号線の接続部を位置させているため、装置内部に収容される光信号線は、この凹部を介して接続部へ接続でき、一方、装置内部に収容しない光信号線も、周囲にある凹部を介して接続部へ接続できるため、本発明に係る信号変換装置は2種類の光信号線の接続に対応できる。また、接続されたコネクタは凹部に収まるため、コネクタが外方に突出することもなく、装置の外観を整ったものにできる。なお、凹部は第1筐体の一つの角部から周辺に沿って中程まで連続させると共に、この中程の位置に接続部を配置すれば、光信号線の所要の屈曲半径を確保でき好適である。
【0012】
発明に係る信号変換装置は、電気信号を伝送する電気信号線の接続部が、前記第1筐体の前記凹部を除いた外周側面に設けてあることを特徴とする。
また、本発明に係る信号変換装置は、前記第2筐体は、平面視で前記第1筐体に対して前記凹部を除いて同形状にしてあることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る信号変換装置は、前記凹部に装着される前記接続部の保護カバーを更に備え、該保護カバーは、光信号線の挿通溝を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、保護カバーを装着するので、接続部、及び、この接続部に接続されたコネクタ等を確実に保護できる。
【0014】
また、本発明にあっては、保護カバーに挿通溝を設けているので、装置内部に収納しないタイプの光信号線を接続する場合にも、前記挿通溝に光信号線を挿通することで、干渉することなく確実に保護カバーを装着できる。
【0015】
発明に係る信号変換装置は、前記第1筐体が、前記第2筐体との結合側に摺動孔を備え、前記第2筐体は、前記摺動孔に挿入した状態で摺動するように突設してある結合突起を備え、前記結合突起は、前記摺動孔の端部と係合するように突出してある係合部を備えることを特徴とする。
発明にあっては、第1筐体に摺動孔、第2筐体に係合突起を設けることで、工具等を用いることなく容易に第1筐体及び第2筐体を結合でき、光信号線の余長処理、接続、装置の組立等に係る各種作業を短時間で効率的に行うことができる。
【0016】
発明に係る信号変換装置は、前記摺動孔が、屈曲部を備えることを特徴とする。
発明にあっては、前記摺動孔が屈曲部を備えることで第1筐体を第2筐体へ少なくとも2方向にスライドさせて結合することができる。即ち、第1筐体と第2筐体とを積層結合することで、第2筐体に収納された光信号線を第1筐体の接続部に接続する際に、この光信号線が第1筐体と第2筐体との間に噛み込まれるおそれが生じる。しかし、前記のように少なくとも2方向にスライドさせることで噛み込まれる状態を回避して結合できる。
【0017】
また、少なくとも2方向にスライドさせて結合させることで、第1筐体と第2筐体とを分離させる場合も2方向にスライドすることとなり、第1筐体が不意に第2筐体から離脱するという不具合も防止でき、結合の確実性も向上できる。なお、摺動孔は、複数の屈曲部を設けて2方向以上スライドさせて第1筐体と第2筐体とを結合するようにしてもよく、この場合、一段と光ファイバーケーブルの心線の噛み込みを防止できると共に、結合状態からの離脱を確実に防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る信号変換装置であるメディアコンバータ10の分解斜視図である。メディアコンバータ10は、第1筐体を形成するメインケース13及びアンダープレート15の内部に変換手段である変換基板14を収納したメインユニット11と、第2筐体に該当するロアケース12とを積層結合して構成されている。
【0019】
メインケース13は、変換基板14を上方から覆うことができる寸法を有し、平面視で略矩形状の周囲の一角部を切り欠いた形状をしており、この一角部に長手方向に沿って中央付近まで切り欠いた形状の凹部13aを形成している。凹部13aは、角部方向を向いた中央付近の一端面13bに、光信号線である光ファイバーケーブルの接続用の第1開口13cを設けている。また、メインケース13は、一方の短辺側の一側面13dに、LANケーブルLの接続用の第2開口13eと、後述する変換基板14に設けられた設定スイッチ14dの操作用の第3開口13fを設けている。
【0020】
上述のメインケース13の凹部13aには、保護カバー20を装着するようにしている。保護カバー20は、メインケース13の凹部13aの対角位置の角部と略同等の外形に形成されており、凹部13aに装着されることで、メインケース13の全周が同等に連続するようにしている。また、保護カバー20は、メインケース13の一側面13dと同じ側の一面20aの端辺20bを切り欠いて、同軸タイプの光ファイバーケーブル用の挿通溝20cを形成している。
【0021】
変換基板14は、メインケース13の平面視と略同等の一部が凹んだ形状の回路基板部14a上に各種電子及び電気部品を実装しており、本実施形態では光信号及び電気信号を相互に変換可能にしている。変換基板14は、メインケース13の第1開口13cに対応する箇所に光ファイバーケーブルの接続部であるレセプタクル14bを設けており、また、第2開口13eに対応する箇所にはLANポート14cを、第3開口13fに対応する箇所には、設定スイッチ14dを夫々設けている。
【0022】
アンダープレート15は、平面視でメインケース13と同形であり、周囲に周壁15aを立設してメインケース13と嵌合されるようにしている。また、底板部15bには、計2箇所の摺動孔16を設けている。
【0023】
摺動孔16は、図2に示すように、長辺方向の一方向から他方向へ延在する太幅部16aの他方向側の端部に短辺方向へ延在する連結部16bを連続させ、この連結部16bの一端部に長辺方向の他方向へ延在する細幅部16cを連結させて、全体では2回屈曲させた形状にしている。また、図2中の摺動孔16の右辺及び上辺側には摺動孔16に沿った形状の窪部17を底板部15bに形成している。
【0024】
なお、図3(b)に示すように、摺動孔16の窪部17を形成した箇所は底板部15bの下面15cより突出している。また、底板部15bは、下面15c側でメインケース13の凹部13aに対応する箇所の短辺側付近に、後述するロアケース12に収納される光ファイバーケーブルH1の挿通用の切欠部15dを形成している。
【0025】
図3(a)(b)に示すメインユニット11は、上述したアンダープレート15の底板部15bに変換基板14を載置すると共にメインケース13で覆い、これらメインケース13とアンダープレート15を嵌合することで構成されている。このように変換基板14を内部に収めた状態では、レセプタクル14bがメインケース13の第1開口13cに配置され、LANポート14cは第2開口13eに、設定スイッチ14dは第3開口13fに夫々配置されており、変換基板14自体は、メインケース13及びアンダープレート15で包み覆われて外部へ露出していない。
【0026】
一方、ロアケース12は、図1に示すように平面視で矩形状であり、周囲に周壁12aを立設し、内部12bに光ファイバーケーブルH1を収納するようにしている。また、周壁12aは、対向する短辺側の一方の角部付近を切り欠いて光ファイバーケーブルH1の引込部12cを夫々形成し、これら引込部12cに対応する内部12b側には、ケーブル保持部材18−1及びテンションメンバ保持部材18−2を取り付けている。
【0027】
これらケーブル保持部材18−1及びテンションメンバ保持部材18−2の横方には、光ファイバーケーブルH1を周回規制して余長処理を行う多数のガイド突起12dを突設している。さらに、ロアケース12は、メインユニット11と外周位置を合致させて積層した状態で、アンダープレート15の計2箇所の摺動孔16の細幅部16cの端部16dと対向する箇所に結合突起19を底板12eから突設している。
【0028】
結合突起19は、図4に示すように、全体が逆L字状であり、垂直部19aの上端より水平方向に係合部19bを突出させている。垂直部19aは幅W1を、図2のアンダープレート15の摺動孔16の細幅部16cの幅に対して所要のクリアランスを確保し挿入状態で摺動できる寸法に設定している。一方、係合部19bの幅W2は垂直部19aの幅W1より大きく、摺動孔16の太幅部16aの幅に対して所要のクリアランスを確保して、結合突起19が太幅部16aを通過して挿入できる寸法にしている。なお、係合部19bは、上記のような幅寸法であるため、一方の端部19cを垂直部19aの端辺より突出させている。
【0029】
次に、メディアコンバータ10へ光ファイバーケーブルを接続する手順について説明する。なお、メディアコンバータ10は、テンションメンバTM付きの光ファイバーケーブルH1と、テンションメンバTMを有しない同軸タイプの光ファイバーケーブルH2との接続を可能にしている。
【0030】
先ず、テンションメンバTM付きの光ファイバーケーブルH1を接続する場合は、光ファイバーケーブルH1の端末側の被覆樹脂を除去して、テンションメンバTM及び心線H1aを露出している。また、メディアコンバータ10は、図5に示すように、メインユニット11とロアケース12とを分離した状態にしておき、先にロアケース12のみをメディアコンバータ10の取付箇所となる建物の壁等にネジNで取り付けておく。なお、この状態では、メインユニット11には、保護カバー20は装着していない。
【0031】
次に、光ファイバーケーブルH1を心線H1aの露出側から、ロアケース12の一方の引込部12cから内部12bへ引き込み、ケーブル保持部材18−1で光ファイバーケーブルH1の被覆樹脂部分を保持すると共に、テンションメンバ保持部材18−2で所要長さに切断したテンションメンバTMの端部を保持している。また、心線H1aの端末に接続用のコネクタC1を融着してから、多数のガイド突起12dに挿通して所要回数周回させて心線H1aの余長を処理している。
【0032】
上記のように余長処理を行った後、メインユニット11をロアケース12の上方から被せて結合している。このように被せることでロアケース12の周壁12aの上端がメインユニット11のアンダープレート15の下面15cと当接し、この当接状態では、図6(a)に示すように、メインユニット11の摺動孔16の太幅部16aをロアケース12の結合突起19に嵌め合わせて、結合突起19を摺動孔16に挿入した位置関係にしている。この状態からメインユニット11を図中の矢印(1)で示すように、左方向且つ下方向へスライドさせている。
【0033】
前記スライドにより、結合突起19は摺動孔16内を摺動し、図6(b)に示すように、係合部19bが摺動孔16の窪部17に係合した状態となり、メインユニット11は一時的にロアケース12に嵌合されて安定した状態となっている。
【0034】
上記状態で、心線H1aの端末のコネクタC1を左側の凹部13aへ移動させてレセプタクル14bと接続させると共に、心線H1aがメインユニット11の切欠部15dを通過するように整線している。この状態から図中の矢印(2)に示すように、メインユニット11を右方向から下方向へ連続的にスライドさせて、結合突起19を摺動孔16の連結部16bから細幅部16cへ摺動させている。
【0035】
前記スライドにより、メインユニット11は、図6(c)及び図7に示すように、細幅部16cの端部16dの窪部17に結合突起19の係合部19bが係合し、ロアケース12へ積層結合されている。この積層結合した状態は、細幅部16cは、結合突起19の垂直部19aの幅に合致したクリアランスを有すると共に、結合突起19の係合部19bが摺動孔16の窪部17と右辺側と上辺側の二方向で係合し、しかも、このような係合箇所が計2箇所存在するため、メインユニット11及びロアケース12は確実に結合されている。
【0036】
上記結合後、メインユニット11の凹部13aに保護カバー20を装着して、レセプタクル14b及び接続されたコネクタC1を保護している。この後、図1に示すように、電気信号の伝送を行うLANケーブルLをLANポート14cへ接続し、接続作業を短時間で効率的に完了している。
【0037】
このように、接続作業中は、変換基板14はメインユニット11内に位置して露出しないため、作業者が変換基板14に接触するおそれを解消して、変換基板14との接触による不具合発生を確実に防止している。また、メインユニット11とロアケース12との結合においても、メインユニット11を複数方向にスライドさせているため、メインユニット11へ接続される光ファイバーケーブルH1の心線H1aを、各スライドの間で切欠部15dを通過するように整線できる機会を確保できるため、心線H1aはメインユニット11とロアケース12との間に噛み込まれるのを防止している。
【0038】
さらに、組み立てられたメディアコンバータ10は、メインユニット11とロアケース12が積層された状態となっているため、従来のものに比べて大幅に小型化されており、メディアコンバータ10の固定箇所の選択の自由度及び取扱性等が向上している。
【0039】
一方、メディアコンバータ10に接続する光信号線がメインユニット11のロアケース12に収容するタイプの光ファイバーケーブルH1ではなく、図8に示す同軸タイプの光ファイバーケーブルH2を接続する場合、上述した場合と同様に、メディアコンバータ10をメインユニット11とロアケース12とに分離した状態で、先に、ロアケース12のみを壁等に固定し、図6(a)〜(c)に示した手順でメインユニット11をロアケース12に積層結合している。
【0040】
この状態で、光ファイバーケーブルH2の端末に取り付けたコネクタC2をメインユニット11のレセプタクル14bに接続している。この接続後、保護カバー20を凹部13aに装着しているが、この際、挿通溝20cに光ファイバーケーブルH2を挿通させて干渉することなく、確実に保護カバー20を装着できるようにしている。この後は、前記と同様に、LANケーブルLを接続して一連の接続作業を完了している。
【0041】
なお、本発明に係るメディアコンバータ10は、上述した形態に限定されるものではなく、種々の変形例を適用することが可能である。例えば、凹部13aはメインケース13の他の箇所に形成するようにしてもよく、また、メインユニット11の摺動孔16及びロアケース12の係合突起19の組数も2組に限定されるものではなく適宜増減させてもよい。また、摺動孔16は必ずしも、2箇所の屈曲部を設ける必要はなく、所要の結合要件に応じて全体を略L字状に形成して屈曲部を1箇所のみ、又は、全体を直線形状に形成して屈曲部を設けないようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、発明にあっては、変換基板を内蔵するメインケースと光ファイバーケーブルを収納するロアケースを積層結合しているので、従来の信号変換装置に比べて取付面積を大幅に低減でき、作業性及び取扱性等を向上できる。また、変換基板は露出していないため、作業中の接触による変換基板の不具合発生を確実に防止できる。
【0043】
発明にあっては、メインケースに設けた凹部にレセプタクルを配置しているので、レセプタクルに接続される光ファイバーケーブルのコネクタもメインメース内に収めることができ、接続されたコネクタが信号変換装置より突出することもなく、コネクタの接続状態でも小型化された装置寸法を維持でき、光ファイバーケーブルの所要の曲率半径も確保できる。
発明にあっては、保護カバーを装着するので、レセプタクル及び、レセプタクルに接続されたコネクタ等を確実に保護できる。
発明にあっては、保護カバーに挿通溝を設けているので、内部に収容せずに接続される同軸ケーブルタイプの光ファイバーケーブルと干渉することなく、保護カバーを装着できる。
【0044】
発明にあっては、メインユニットに摺動孔、ロアケースには係合突起を設けることで、工具等を用いることなく容易に各種作業を行え、作業効率を向上できる。
発明にあっては、摺動孔が屈曲部を有しているため、メインユニット及びロアケースの結合が脱落するのを確実に防止できると共に、結合に係るスライド方向が少なくとも2方向以上になるため、ロアケースに収容した光ファイバーケーブルがメインユニットとロアケースとの間に噛み込まれる等の不具合も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るメディアコンバータの分解斜視図である。
【図2】アンダープレートの平面図である。
【図3】メインユニットであり、(a)は上面側からの斜視図、(b)は下面側からの斜視図である。
【図4】ロアケースの係合突起の斜視図である。
【図5】メインユニットをロアケースに結合する状態の斜視図である。
【図6】(a)(b)(c)は、メインユニットをロアケースにスライドさせて結合する一連の状態を示す概略平面図である。
【図7】図6(c)のA−A線における摺動孔付近の断面図である。
【図8】同軸タイプの光ファイバーケーブルを接続する状態のメディアコンバータの概略斜視図である。
【図9】従来の信号変換装置の分解斜視図である。
【図10】別の従来の信号変換装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 メディアコンバータ
11 メインユニット
12 ロアケース
12c 引込部
12d ガイド突起
13 メインケース
13a 凹部
14 変換基板
14b レセプタクル
15 アンダープレート
16 摺動孔
16a 太幅部
16b 連結部
16c 細幅部
17 窪部
18−1 ケーブル保持部材
18−2 テンションメンバ保持部材
19 結合突起
19b 係合部
20 保護カバー
20c 挿通溝
H1 光ファイバーケーブル(テンションメンバ付きタイプ)
H2 光ファイバーケーブル(同軸タイプ)

Claims (6)

  1. 光信号の電気信号への変換、及び/又は、電気信号の光信号への変換を行う変換手段と、前記光信号を伝送する光信号線の接続部と、光信号線の収納部とを備える信号変換装置において、
    前記変換手段を覆う第1筐体と、
    該第1筐体に積層結合されており、前記収納部を有する第2筐体と
    を備え、
    前記第1筐体と第2筐体とは分離可能であり、
    前記第1筐体は、平面視で略矩形状であり、周囲の一角部を切り欠いた形状の凹部を形成しており、
    前記光信号線の接続部は、前記凹部に配置され、
    前記凹部に保護カバーが装着されたとき、前記第2筐体を底面として前記凹部及び保護カバーが形成する空間内に、前記光信号線の接続部に接続された光信号線が収納されるように構成してあることを特徴とする信号変換装置。
  2. 電気信号を伝送する電気信号線の接続部が、前記第1筐体の前記凹部を除いた外周側面に設けてある請求項1に記載の信号変換装置。
  3. 前記第2筐体は、平面視で前記第1筐体に対して前記凹部を除いて同形状にしてある請求項1又は請求項2に記載の信号変換装置。
  4. 前記凹部に装着される前記接続部の保護カバーを更に備え、該保護カバーは、光信号線の挿通溝を備える請求項1乃至3のいずれかに記載の信号変換装置。
  5. 前記第1筐体は、前記第2筐体との結合側に摺動孔を備え、前記第2筐体は、前記摺動孔に挿入した状態で摺動するように突設してある結合突起を備え、前記結合突起は、前記摺動孔の端部と係合するように突出してある係合部を備える請求項1乃至請求項のいずれかに記載の信号変換装置。
  6. 前記摺動孔は、屈曲部を備える請求項に記載の信号変換装置。
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