JP2003202474A - 信号変換装置 - Google Patents

信号変換装置

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JP2003202474A
JP2003202474A JP2002001847A JP2002001847A JP2003202474A JP 2003202474 A JP2003202474 A JP 2003202474A JP 2002001847 A JP2002001847 A JP 2002001847A JP 2002001847 A JP2002001847 A JP 2002001847A JP 2003202474 A JP2003202474 A JP 2003202474A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号変換装置を小型化した上で組立性を向上
し、2種類の光ファイバーケーブルの接続を可能にす
る。 【解決手段】 信号変換装置であるメディアコンバータ
10をメインユニット11及びロアケース12を積層結
合して構成し、設置面積を減少する。また、メインユニ
ット11は、メインケース13とアンダープレート15
で形成される空間内部に変換基板14を収納すると共
に、変換基板14のレセプタクル14bをメインケース
13の周囲に形成した凹部13aに配置する。ロアケー
ス12内で余長処理する光ファイバーケーブルは、凹部
13aを介してレセプタクル14bと接続し、余長処理
を行わない光ファイバーケーブルは、外部から凹部13
aを介してレセプタクル14bと接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の電気信号
への変換、及び/又は、電気信号の光信号への変換を行
うものであって、特に、寸法を小型化すると共に光信号
線の接続性等を向上させた信号変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光信号と電気信号との信号変換可
能にしている信号変換装置には種々のものが存在してい
る。この信号変換装置には、光信号線である光ファイバ
ーケーブル及び電気信号線であるLANケーブルが接続
され、光信号及び電気信号を入出力している。
【0003】図9は、従来の一般的な信号変換装置1で
あり、ロアケース3の内部3aに、光信号と電気信号と
の変換を行う矩形の変換基板4を収めると共に、その横
方には、テンションメンバTM付きの光ファイバーケー
ブルH1の心線H1aを巻回状態で収納する余長処理用
の収納部5を取り付け、上方からアッパーケース2を被
せるようにしている。変換基板4には心線H1aの端末
に融着したコネクタC1を接続するレセプタクル4aを
一角部付近に設けると共に、LANケーブルLを接続す
るLANポート4bを設けている。
【0004】収納部5は、光ファイバーケーブルH1が
上述した箇所のレセプタクル4aに接続された状態で屈
曲時の光信号の伝達性を維持できるように、心線H1a
の屈曲半径が20mm以上となるような寸法に設定され
ており、また、ロアケース3も、このような寸法の収納
部5を収めることができる大きさを確保している。
【0005】なお、光信号線には、図9のテンションメ
ンバTM付きの光ファイバーケーブルH1以外にも、テ
ンションメンバを有しない図10に示す同軸タイプの光
ファイバーケーブルH2も存在する。このような同軸タ
イプの光ファイバーケーブルH2を信号変換装置に接続
する場合、図9の信号変換装置1は外面にレセプタクル
を配置していないことに加え、光ファイバーケーブルH
2が余長処理する必要もないため、信号変換装置1を使
用するのは不適当である。よって、同軸タイプの光ファ
イバーケーブルH2には、図10に示すレセプタクル6
aを外面に配置し内部に収納部を設けていない型の信号
変換装置6を使用することが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】信号変換装置1は、上
述したように収納部5を所要の寸法以上に設定する必要
がある上に、光ファイバーケーブルH1の心線H1aと
レセプタクル4aとの接続性も確保せねばならず、装置
全体の寸法が大きくならざるを得ない問題がある。この
ように装置全体寸法が大きくなると、信号変換装置1を
取り付ける壁等の取付箇所に制限を受けることが多くな
り、また、ケーブル接続作業及び装置の取扱性も悪化す
る。
【0007】また、光ファイバーケーブルH1の信号変
換装置1への接続作業は、アッパーケース2を解放して
変換基板4を露出させた状態で行うため、心線H1aを
収納部5に巻回する際や、心線H1aの端末にコネクタ
C1を融着する際に、作業者が露出した変換基板4に接
触しやすくなり、また、実際に接触が起こった場合は、
接触を原因とする不具合が変換基板4に生じるおそれが
ある。
【0008】さらに、信号変換装置1は、図10に示す
同軸タイプの光ファイバーケーブルH2に対応していな
いため、接続対象の光信号線の種類が限定されると云う
問題もあり、同軸タイプの光ファイバーケーブルH2を
接続する場合は、図10のタイプの信号変換装置6が必
要となる。その結果、信号変換装置は計2種類準備する
必要があり、2種類の信号変換装置の製造に係るコスト
負担も大きくなる問題がある。
【0009】本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたも
のであり、変換基板と光ファイバーケーブルの収納部と
を積層配置にすると共に変換基板を包含するように覆う
ことで、装置寸法の小型化、及び、接触による不具合発
生を防止した信号変換装置を提供することを目的とす
る。また、光ファイバーケーブルの接続部の配置等を工
夫することで2種類の光信号線の接続に対応できる信号
変換装置を提供することを目的とする。さらに、装置自
体を小型化しても装置の組立性を確保すると共に、光信
号線の噛み込み等の不具合を防止した信号変換装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る信号変換
装置は、光信号の電気信号への変換、及び/又は、電気
信号の光信号への変換を行う変換手段と、前記光信号を
伝送する光信号線の接続部と、光信号線の収納部とを備
える信号変換装置において、前記変換手段を覆う第1筐
体と、該第1筐体に積層結合されており、前記収納部を
有する第2筐体とを備えることを特徴とする。
【0011】第1発明にあっては、変換手段を覆う第1
筐体と、収納部を有する第2筐体とを積層結合させて信
号変換装置を構成しているので、従来に比べて平面視方
向の面積を大幅に減少でき、装置の設置性、取扱性等を
大幅に向上できる。また、変換基板等の変換手段は、前
記第1筐体により覆われているため、光信号線の接続等
に係る一連の作業中でも露出することがなくなり、光信
号線の接続を行う作業者との接触を皆無にし、接触によ
る変換手段の不具合発生を確実に防止できる。
【0012】第2発明に係る信号変換装置は、前記第1
筐体が、周囲の一部に凹部を有し、前記接続部は、該凹
部に配置してあることを特徴とする。第2発明にあって
は、第1筐体に凹部を形成し、この凹部に光信号線の接
続部を位置させているため、装置内部に収容される光信
号線は、この凹部を介して接続部へ接続でき、一方、装
置内部に収容しない光信号線も、周囲にある凹部を介し
て接続部へ接続できるため、第2発明に係る信号変換装
置は2種類の光信号線の接続に対応できる。また、接続
されたコネクタは凹部に収まるため、コネクタが外方に
突出することもなく、装置の外観を整ったものにでき
る。なお、凹部は第1筐体の一つの角部から周辺に沿っ
て中程まで連続させると共に、この中程の位置に接続部
を配置すれば、光信号線の所要の屈曲半径を確保でき好
適である。
【0013】第3発明に係る信号変換装置は、前記凹部
に装着される前記接続部の保護カバーを更に備えること
を特徴とする。第3発明にあっては、保護カバーを装着
するので、接続部、及び、この接続部に接続されたコネ
クタ等を確実に保護できる。
【0014】第4発明に係る信号変換装置は、前記保護
カバーが、光信号線の挿通溝を備えることを特徴とす
る。第4発明にあっては、保護カバーに挿通溝を設けて
いるので、装置内部に収納しないタイプの光信号線を接
続する場合にも、前記挿通溝に光信号線を挿通すること
で、干渉することなく確実に保護カバーを装着できる。
【0015】第5発明に係る信号変換装置は、前記第1
筐体が、前記第2筐体との結合側に摺動孔を備え、前記
第2筐体は、前記摺動孔に挿入した状態で摺動するよう
に突設してある結合突起を備え、前記結合突起は、前記
摺動孔の端部と係合するように突出してある係合部を備
えることを特徴とする。第5発明にあっては、第1筐体
に摺動孔、第2筐体に係合突起を設けることで、工具等
を用いることなく容易に第1筐体及び第2筐体を結合で
き、光信号線の余長処理、接続、装置の組立等に係る各
種作業を短時間で効率的に行うことができる。
【0016】第6発明に係る信号変換装置は、前記摺動
孔が、屈曲部を備えることを特徴とする。第6発明にあ
っては、前記摺動孔が屈曲部を備えることで第1筐体を
第2筐体へ少なくとも2方向にスライドさせて結合する
ことができる。即ち、第1筐体と第2筐体とを積層結合
することで、第2筐体に収納された光信号線を第1筐体
の接続部に接続する際に、この光信号線が第1筐体と第
2筐体との間に噛み込まれるおそれが生じる。しかし、
前記のように少なくとも2方向にスライドさせることで
噛み込まれる状態を回避して結合できる。
【0017】また、少なくとも2方向にスライドさせて
結合させることで、第1筐体と第2筐体とを分離させる
場合も2方向にスライドすることとなり、第1筐体が不
意に第2筐体から離脱するという不具合も防止でき、結
合の確実性も向上できる。なお、摺動孔は、複数の屈曲
部を設けて2方向以上スライドさせて第1筐体と第2筐
体とを結合するようにしてもよく、この場合、一段と光
ファイバーケーブルの心線の噛み込みを防止できると共
に、結合状態からの離脱を確実に防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の
形態に係る信号変換装置であるメディアコンバータ10
の分解斜視図である。メディアコンバータ10は、第1
筐体を形成するメインケース13及びアンダープレート
15の内部に変換手段である変換基板14を収納したメ
インユニット11と、第2筐体に該当するロアケース1
2とを積層結合して構成されている。
【0019】メインケース13は、変換基板14を上方
から覆うことができる寸法を有し、平面視で略矩形状の
周囲の一角部を切り欠いた形状をしており、この一角部
に長手方向に沿って中央付近まで切り欠いた形状の凹部
13aを形成している。凹部13aは、角部方向を向い
た中央付近の一端面13bに、光信号線である光ファイ
バーケーブルの接続用の第1開口13cを設けている。
また、メインケース13は、一方の短辺側の一側面13
dに、LANケーブルLの接続用の第2開口13eと、
後述する変換基板14に設けられた設定スイッチ14d
の操作用の第3開口13fを設けている。
【0020】上述のメインケース13の凹部13aに
は、保護カバー20を装着するようにしている。保護カ
バー20は、メインケース13の凹部13aの対角位置
の角部と略同等の外形に形成されており、凹部13aに
装着されることで、メインケース13の全周が同等に連
続するようにしている。また、保護カバー20は、メイ
ンケース13の一側面13dと同じ側の一面20aの端
辺20bを切り欠いて、同軸タイプの光ファイバーケー
ブル用の挿通溝20cを形成している。
【0021】変換基板14は、メインケース13の平面
視と略同等の一部が凹んだ形状の回路基板部14a上に
各種電子及び電気部品を実装しており、本実施形態では
光信号及び電気信号を相互に変換可能にしている。変換
基板14は、メインケース13の第1開口13cに対応
する箇所に光ファイバーケーブルの接続部であるレセプ
タクル14bを設けており、また、第2開口13eに対
応する箇所にはLANポート14cを、第3開口13f
に対応する箇所には、設定スイッチ14dを夫々設けて
いる。
【0022】アンダープレート15は、平面視でメイン
ケース13と同形であり、周囲に周壁15aを立設して
メインケース13と嵌合されるようにしている。また、
底板部15bには、計2箇所の摺動孔16を設けてい
る。
【0023】摺動孔16は、図2に示すように、長辺方
向の一方向から他方向へ延在する太幅部16aの他方向
側の端部に短辺方向へ延在する連結部16bを連続さ
せ、この連結部16bの一端部に長辺方向の他方向へ延
在する細幅部16cを連結させて、全体では2回屈曲さ
せた形状にしている。また、図2中の摺動孔16の右辺
及び上辺側には摺動孔16に沿った形状の窪部17を底
板部15bに形成している。
【0024】なお、図3(b)に示すように、摺動孔1
6の窪部17を形成した箇所は底板部15bの下面15
cより突出している。また、底板部15bは、下面15
c側でメインケース13の凹部13aに対応する箇所の
短辺側付近に、後述するロアケース12に収納される光
ファイバーケーブルH1の挿通用の切欠部15dを形成
している。
【0025】図3(a)(b)に示すメインユニット1
1は、上述したアンダープレート15の底板部15bに
変換基板14を載置すると共にメインケース13で覆
い、これらメインケース13とアンダープレート15を
嵌合することで構成されている。このように変換基板1
4を内部に収めた状態では、レセプタクル14bがメイ
ンケース13の第1開口13cに配置され、LANポー
ト14cは第2開口13eに、設定スイッチ14dは第
3開口13fに夫々配置されており、変換基板14自体
は、メインケース13及びアンダープレート15で包み
覆われて外部へ露出していない。
【0026】一方、ロアケース12は、図1に示すよう
に平面視で矩形状であり、周囲に周壁12aを立設し、
内部12bに光ファイバーケーブルH1を収納するよう
にしている。また、周壁12aは、対向する短辺側の一
方の角部付近を切り欠いて光ファイバーケーブルH1の
引込部12cを夫々形成し、これら引込部12cに対応
する内部12b側には、ケーブル保持部材18−1及び
テンションメンバ保持部材18−2を取り付けている。
【0027】これらケーブル保持部材18−1及びテン
ションメンバ保持部材18−2の横方には、光ファイバ
ーケーブルH1を周回規制して余長処理を行う多数のガ
イド突起12dを突設している。さらに、ロアケース1
2は、メインユニット11と外周位置を合致させて積層
した状態で、アンダープレート15の計2箇所の摺動孔
16の細幅部16cの端部16dと対向する箇所に結合
突起19を底板12eから突設している。
【0028】結合突起19は、図4に示すように、全体
が逆L字状であり、垂直部19aの上端より水平方向に
係合部19bを突出させている。垂直部19aは幅W1
を、図2のアンダープレート15の摺動孔16の細幅部
16cの幅に対して所要のクリアランスを確保し挿入状
態で摺動できる寸法に設定している。一方、係合部19
bの幅W2は垂直部19aの幅W1より大きく、摺動孔
16の太幅部16aの幅に対して所要のクリアランスを
確保して、結合突起19が太幅部16aを通過して挿入
できる寸法にしている。なお、係合部19bは、上記の
ような幅寸法であるため、一方の端部19cを垂直部1
9aの端辺より突出させている。
【0029】次に、メディアコンバータ10へ光ファイ
バーケーブルを接続する手順について説明する。なお、
メディアコンバータ10は、テンションメンバTM付き
の光ファイバーケーブルH1と、テンションメンバTM
を有しない同軸タイプの光ファイバーケーブルH2との
接続を可能にしている。
【0030】先ず、テンションメンバTM付きの光ファ
イバーケーブルH1を接続する場合は、光ファイバーケ
ーブルH1の端末側の被覆樹脂を除去して、テンション
メンバTM及び心線H1aを露出している。また、メデ
ィアコンバータ10は、図5に示すように、メインユニ
ット11とロアケース12とを分離した状態にしてお
き、先にロアケース12のみをメディアコンバータ10
の取付箇所となる建物の壁等にネジNで取り付けてお
く。なお、この状態では、メインユニット11には、保
護カバー20は装着していない。
【0031】次に、光ファイバーケーブルH1を心線H
1aの露出側から、ロアケース12の一方の引込部12
cから内部12bへ引き込み、ケーブル保持部材18−
1で光ファイバーケーブルH1の被覆樹脂部分を保持す
ると共に、テンションメンバ保持部材18−2で所要長
さに切断したテンションメンバTMの端部を保持してい
る。また、心線H1aの端末に接続用のコネクタC1を
融着してから、多数のガイド突起12dに挿通して所要
回数周回させて心線H1aの余長を処理している。
【0032】上記のように余長処理を行った後、メイン
ユニット11をロアケース12の上方から被せて結合し
ている。このように被せることでロアケース12の周壁
12aの上端がメインユニット11のアンダープレート
15の下面15cと当接し、この当接状態では、図6
(a)に示すように、メインユニット11の摺動孔16
の太幅部16aをロアケース12の結合突起19に嵌め
合わせて、結合突起19を摺動孔16に挿入した位置関
係にしている。この状態からメインユニット11を図中
の矢印(1)で示すように、左方向且つ下方向へスライ
ドさせている。
【0033】前記スライドにより、結合突起19は摺動
孔16内を摺動し、図6(b)に示すように、係合部1
9bが摺動孔16の窪部17に係合した状態となり、メ
インユニット11は一時的にロアケース12に嵌合され
て安定した状態となっている。
【0034】上記状態で、心線H1aの端末のコネクタ
C1を左側の凹部13aへ移動させてレセプタクル14
bと接続させると共に、心線H1aがメインユニット1
1の切欠部15dを通過するように整線している。この
状態から図中の矢印(2)に示すように、メインユニッ
ト11を右方向から下方向へ連続的にスライドさせて、
結合突起19を摺動孔16の連結部16bから細幅部1
6cへ摺動させている。
【0035】前記スライドにより、メインユニット11
は、図6(c)及び図7に示すように、細幅部16cの
端部16dの窪部17に結合突起19の係合部19bが
係合し、ロアケース12へ積層結合されている。この積
層結合した状態は、細幅部16cは、結合突起19の垂
直部19aの幅に合致したクリアランスを有すると共
に、結合突起19の係合部19bが摺動孔16の窪部1
7と右辺側と上辺側の二方向で係合し、しかも、このよ
うな係合箇所が計2箇所存在するため、メインユニット
11及びロアケース12は確実に結合されている。
【0036】上記結合後、メインユニット11の凹部1
3aに保護カバー20を装着して、レセプタクル14b
及び接続されたコネクタC1を保護している。この後、
図1に示すように、電気信号の伝送を行うLANケーブ
ルLをLANポート14cへ接続し、接続作業を短時間
で効率的に完了している。
【0037】このように、接続作業中は、変換基板14
はメインユニット11内に位置して露出しないため、作
業者が変換基板14に接触するおそれを解消して、変換
基板14との接触による不具合発生を確実に防止してい
る。また、メインユニット11とロアケース12との結
合においても、メインユニット11を複数方向にスライ
ドさせているため、メインユニット11へ接続される光
ファイバーケーブルH1の心線H1aを、各スライドの
間で切欠部15dを通過するように整線できる機会を確
保できるため、心線H1aはメインユニット11とロア
ケース12との間に噛み込まれるのを防止している。
【0038】さらに、組み立てられたメディアコンバー
タ10は、メインユニット11とロアケース12が積層
された状態となっているため、従来のものに比べて大幅
に小型化されており、メディアコンバータ10の固定箇
所の選択の自由度及び取扱性等が向上している。
【0039】一方、メディアコンバータ10に接続する
光信号線がメインユニット11のロアケース12に収容
するタイプの光ファイバーケーブルH1ではなく、図8
に示す同軸タイプの光ファイバーケーブルH2を接続す
る場合、上述した場合と同様に、メディアコンバータ1
0をメインユニット11とロアケース12とに分離した
状態で、先に、ロアケース12のみを壁等に固定し、図
6(a)〜(c)に示した手順でメインユニット11を
ロアケース12に積層結合している。
【0040】この状態で、光ファイバーケーブルH2の
端末に取り付けたコネクタC2をメインユニット11の
レセプタクル14bに接続している。この接続後、保護
カバー20を凹部13aに装着しているが、この際、挿
通溝20cに光ファイバーケーブルH2を挿通させて干
渉することなく、確実に保護カバー20を装着できるよ
うにしている。この後は、前記と同様に、LANケーブ
ルLを接続して一連の接続作業を完了している。
【0041】なお、本発明に係るメディアコンバータ1
0は、上述した形態に限定されるものではなく、種々の
変形例を適用することが可能である。例えば、凹部13
aはメインケース13の他の箇所に形成するようにして
もよく、また、メインユニット11の摺動孔16及びロ
アケース12の係合突起19の組数も2組に限定される
ものではなく適宜増減させてもよい。また、摺動孔16
は必ずしも、2箇所の屈曲部を設ける必要はなく、所要
の結合要件に応じて全体を略L字状に形成して屈曲部を
1箇所のみ、又は、全体を直線形状に形成して屈曲部を
設けないようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上に詳述した如く、第1発明にあって
は、変換基板を内蔵するメインケースと光ファイバーケ
ーブルを収納するロアケースを積層結合しているので、
従来の信号変換装置に比べて取付面積を大幅に低減で
き、作業性及び取扱性等を向上できる。また、変換基板
は露出していないため、作業中の接触による変換基板の
不具合発生を確実に防止できる。
【0043】第2発明にあっては、メインケースに設け
た凹部にレセプタクルを配置しているので、レセプタク
ルに接続される光ファイバーケーブルのコネクタもメイ
ンメース内に収めることができ、接続されたコネクタが
信号変換装置より突出することもなく、コネクタの接続
状態でも小型化された装置寸法を維持でき、光ファイバ
ーケーブルの所要の曲率半径も確保できる。第3発明に
あっては、保護カバーを装着するので、レセプタクル及
び、レセプタクルに接続されたコネクタ等を確実に保護
できる。第4発明にあっては、保護カバーに挿通溝を設
けているので、内部に収容せずに接続される同軸ケーブ
ルタイプの光ファイバーケーブルと干渉することなく、
保護カバーを装着できる。
【0044】第5発明にあっては、メインユニットに摺
動孔、ロアケースには係合突起を設けることで、工具等
を用いることなく容易に各種作業を行え、作業効率を向
上できる。第6発明にあっては、摺動孔が屈曲部を有し
ているため、メインユニット及びロアケースの結合が脱
落するのを確実に防止できると共に、結合に係るスライ
ド方向が少なくとも2方向以上になるため、ロアケース
に収容した光ファイバーケーブルがメインユニットとロ
アケースとの間に噛み込まれる等の不具合も防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るメディアコンバータ
の分解斜視図である。
【図2】アンダープレートの平面図である。
【図3】メインユニットであり、(a)は上面側からの
斜視図、(b)は下面側からの斜視図である。
【図4】ロアケースの係合突起の斜視図である。
【図5】メインユニットをロアケースに結合する状態の
斜視図である。
【図6】(a)(b)(c)は、メインユニットをロア
ケースにスライドさせて結合する一連の状態を示す概略
平面図である。
【図7】図6(c)のA−A線における摺動孔付近の断
面図である。
【図8】同軸タイプの光ファイバーケーブルを接続する
状態のメディアコンバータの概略斜視図である。
【図9】従来の信号変換装置の分解斜視図である。
【図10】別の従来の信号変換装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 メディアコンバータ 11 メインユニット 12 ロアケース 12c 引込部 12d ガイド突起 13 メインケース 13a 凹部 14 変換基板 14b レセプタクル 15 アンダープレート 16 摺動孔 16a 太幅部 16b 連結部 16c 細幅部 17 窪部 18−1 ケーブル保持部材 18−2 テンションメンバ保持部材 19 結合突起 19b 係合部 20 保護カバー 20c 挿通溝 H1 光ファイバーケーブル(テンションメンバ付きタ
イプ) H2 光ファイバーケーブル(同軸タイプ)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 AA25 CA36 CA38 5G355 AA10 BA01 BA11 5G361 AA06 AC01 AC04 AC09 AD01 AE01 5G375 AA18 BA27 BB21 BB81 CA02 CA19 CC07 CC10 CD17 DA36 DB16 DB23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号の電気信号への変換、及び/又
    は、電気信号の光信号への変換を行う変換手段と、前記
    光信号を伝送する光信号線の接続部と、光信号線の収納
    部とを備える信号変換装置において、 前記変換手段を覆う第1筐体と、 該第1筐体に積層結合されており、前記収納部を有する
    第2筐体とを備えることを特徴とする信号変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1筐体は、周囲の一部に凹部を有
    し、 前記接続部は、該凹部に配置してある請求項1に記載の
    信号変換装置。
  3. 【請求項3】 前記凹部に装着される前記接続部の保護
    カバーを更に備える請求項2に記載の信号変換装置。
  4. 【請求項4】 前記保護カバーは、光信号線の挿通溝を
    備える請求項3に記載の信号変換装置。
  5. 【請求項5】 前記第1筐体は、前記第2筐体との結合
    側に摺動孔を備え、 前記第2筐体は、前記摺動孔に挿入した状態で摺動する
    ように突設してある結合突起を備え、 前記結合突起は、前記摺動孔の端部と係合するように突
    出してある係合部を備える請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の信号変換装置。
  6. 【請求項6】 前記摺動孔は、屈曲部を備える請求項5
    に記載の信号変換装置。
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