JP3914231B2 - サービス提供システム並びにトークン管理方法及びプログラム - Google Patents

サービス提供システム並びにトークン管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、トークンを利用したサービスを提供するシステム並びにトークン管理方法及びプログラムに関する。
近年において、既に多数の電子投票システムが考案されている。トークン(投票の権利情報を格納したICカード、ICタグ等)を利用した電子投票システムとしては、特許文献1は、電子投票システム上の機器の破損等の報告があった場合、報告した投票者の投票状況を迅速に把握するシステムを公開している。
ところで電子投票システムにおいては、システムにかかるコストを安価にする等の理由で、トークンを同一投票会場において再利用することが一般的である。しかしながら特許文献1のシステムは、トークンの再利用を考慮したシステムとなっていない問題がある。
他方、トークンの回収・再利用を考慮した発明が、特許文献2、3及び4で公開されている。しかしながら、特許文献2の発明は、投票人による虚偽の破損報告等があった場合、投票状況を確認することを何ら考慮していないため、投票前の破損か、投票後の破損か確認することができず、結果として二重投票を防止できない。また特許文献3の発明は、投票内容がトークン自体に格納されるため、投票者によるトークンの持ち帰りにより、トークンが紛失してしまうと、投票結果自体を確認できなくなるという問題がある。また特許文献4の発明は、投票行為と一対一に対応する、投票者を特定するための投票者IDを使用しているため、トークンの持ち帰りによる紛失票を確認可能だが、各投票者の投票内容が把握できることは、選挙システム上問題がある。
特開平7−57014号公報 特開2002−318880号公報 特開2002−259624号公報 特開2004−94341号公報
この発明は上記の点を鑑みてなされたもので、トークンを再利用し、投票後にトークンが紛失したことが判明した場合や、投票中に破損報告があった場合に、他の投票結果に影響を与えることなく該当するトークンを利用した投票の状況を把握することが可能な電子投票システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数のトークン(例えば、実施の形態における投票カード200)と、前記トークンを発行する発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機(例えば、実施の形態における投票機300)とから構成されたサービス提供システムであって、前記発行機は、一意な発行番号を生成してトークンに書き込む発行処理手段(例えば、実施の形態における発行処理部11)と、前記トークンに記録されたトークンID(例えば、実施の形態における投票カードのカードID211)を読み出す第1のトークンID確認手段(例えば、実施の形態における発行機100のカードID確認部14)と、前記トークンIDと前記発行番号を関連付けたトークン発行状態テーブルを記憶するトークン発行状態確認手段とを具備し、前記トークンは、前記トークンIDを記憶するトークンID記憶手段と、前記発行番号を記憶する発行番号記憶手段とを具備し、前記サービス提供機は、前記トークンに記録された前記トークンIDを読み出す第2のトークンID確認手段(例えば、実施の形態における投票機300のカードID確認部315)と、前記トークンに記録された前記発行番号を読み出し、前記読み出されたトークンIDと前記読み出された発行番号を関連付けたトークン利用状況テーブルを記憶するトークン利用状況処理手段とを具備することを特徴とするサービス提供システムである。
これにより、発行機のトークン発行状態テーブルとサービス投票機のトークン利用状況テーブルを比較することで、トークンの持ち帰りによる紛失票を用いて投票が行われたか否かを確認することができる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記トークンが、サービス利用の権利の有無を示すデータ(例えば、実施の形態における投票権有無フラグ213)を保持する利用権有無データ記憶手段を具備し、前記発行機の前記発行処理手段が、前記利用権有無データ記憶手段に利用権を有することを示すデータを書き込む利用権有無データ書き込み手段を具備し、前記サービス提供機が、前記利用権有無データ記憶手段よりデータを読み出し、該データが利用権を有することを示す場合サービス提供を許可する手段を更に具備する。
これにより、一つのトークンでサービスを利用できる回数が決まっている場合に、規定の利用回数以上のサービスの利用を防止することができる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記トークンの筐体に、前記トークンIDが印刷されている。
これにより、サービス利用所においてトークンが破損した場合、破損したトークンからはトークンIDを読み出せないが、トークンの筐体に印刷されているトークンIDを読み取れるため、発行機のトークン発行状態テーブルとサービス提供機のトークン利用状況テーブルを比較して、破損したトークンの利用状況を把握することができる。例えば、図1で示す本発明を適用した電子投票システムの概要図において、投票カードの表面に印刷されているカードIDから、カードIDが“2”であると視認し、投票カード発行状態テーブル21を検索し、現在の発行番号“7894065”が判別できる。この値が、複数の投票機がそれぞれ保持する投票カード利用状況テーブル324の、カードIDが“2”の発行番号として格納されているかを順次検索することで、破損したトークンが利用済みか否かを把握することができる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記発行機によって書き込まれる前記トークンIDと前記発行番号を記憶する手段を具備する管理カードを更に有し、前記トークン利用状況処理手段は、前記管理カードから前記トークンIDと前記発行番号を読み出して前記トークン利用状況テーブルと照合し、前記照合の結果を外部に通知することを要求する。
これにより、トークンIDを発行機に入力し、管理カードを発行機に接続後、サービス提供機に接続することで、自動的にサービス提供機にトークンの利用状況を通知させることができる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記発行機によって書き込まれる前記トークン発行状態テーブルを記憶する手段を具備する管理カードを更に有し、前記トークン利用状況処理手段は、前記管理カードから前記トークン発行状態テーブルを読み出して前記トークン利用状況テーブルと照合し、前記照合の結果に基づいたデータ(例えば、実施の形態におけるマスターカード400の投票カード発行状態テーブル414の投票済み確認フラグ)を前記管理カードに書き込む。
これにより、これにより、トークンIDを発行機に入力せずとも、管理カードを発行機に接続後、サービス提供機に接続することで、自動的に、全てのトークンの利用状況を管理カードに収集させることができる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記サービス提供機が、該サービス提供機のID(例えば、実施の形態における投票機ID323)を記憶するサービス提供機ID記憶手段を更に具備し、前記トークン利用状況処理手段は、前記サービス提供機のIDまたは前記サービス提供機のIDに一意なデータを前記管理カードに書き込む。
これにより、複数のサービス提供機を使用する場合に、どのサービス提供機からのトークン利用状況の抽出が完了したかの履歴を管理カードに格納できる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記トークンが、前記サービス提供機によって書き込まれる前記トークン利用状況テーブルと、前記サービス提供機のIDとを記憶する手段とを更に具備し、前記トークン発行状態確認手段は、前記トークンの前記トークン利用状況テーブルに基づいて前記トークン発行状態テーブルを更新する。
これにより、サービス受益者がサービスを利用しながら、同時にトークンの利用状況を示すデータを発行機に収集するため、サービスの提供を中断することなくトークンの利用状況を把握できる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記発行番号は、昇順または降順に連続した値である。
これにより、時刻等の情報を使用せずに、発行番号からトークンが利用された順番が判別できる。
好ましくは、本発明のサービス提供システムは、前記管理カードが、前記サービス提供機のIDを数字で記憶するサービス提供機IDカウンタを持ち、前記サービス提供機が、前記管理カードの前記サービス提供機IDカウンタに記憶された値を読み出して、該サービス提供機のIDとして前記サービス提供機ID記憶手段に書き込む手段と、前記サービス提供機IDカウンタに記憶された値を更新する手段とを具備する。
これにより、複数のサービス提供機を利用する場合に、それぞれのサービス提供機に一意の番号を割り当てることができる。例えば、図1で示す本発明を適用した電子投票システムの概要図において、各投票機に一意な番号を、投票機と管理カードを使用して自動的に割り当てることが可能である。
本発明は、識別情報が記憶され、サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数のトークンと、前記トークンに発行番号を書き込む発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機とから構成されたサービス提供システムであって、発行機が、一意な発行番号を生成してトークンに書き込み、前記トークンに記録されたトークンIDを読み出し、前記トークンIDと前記発行番号を関連付けたトークン発行状態テーブルを生成し、前記サービス提供機が、前記トークンに記録された前記トークンIDと前記発行番号を読み出し、前記トークンIDと前記読み出された発行番号を関連付けたトークン利用状況テーブルを生成することを特徴とするサービス提供方法である。
本発明は、IDが記憶され、サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数の前記トークンと、前記トークンを発行する発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機とから構成されたサービス提供システムであって、一意な発行番号を生成してトークンに書き込むステップと、前記トークンに記録されたトークンIDを読み出すステップと、前記トークンIDと前記発行番号を関連付けたトークン発行状態テーブルを記憶するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明は、IDが記憶され、サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数のトークンと、前記トークンに発行番号を書き込む発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機とから構成されたサービス提供システムであって、前記トークンに記録された前記トークンIDと前記発行番号を読み出すステップと、前記トークンIDと前記読み出された発行番号を関連付けたトークン利用状況テーブルを記憶するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、トークンを利用したサービス提供システムにおいて、投票時間中に破損報告がなされたトークンや、投票時間後に紛失が判明したトークンの、投票状況を把握することができる。
本発明でのトークンとは、サービスを利用する権限(利用権)が与えられていることを示す識別情報を書き込み可能な記録媒体を総称したものであり、例えば、記憶部、CPU、通信部を備えるICカード、記憶部のみで構成するメモリカード、ICタグ、磁気カードなどが挙げられる。また、本発明でのサービス提供システムとは、利用権が与えられたトークン1枚に対し、少なくとも1回のサービスを提供するシステムである。利用権が与えられたトークン1枚に対して1回のサービスを提供する例としては、電子投票システムや電子抽選等が挙げられる。ここでは、トークンとしてICカードを用いた電子投票システムに適用した場合の実施形態について説明する。
以下、図面を参照し本発明の第1の実施形態について説明する。なお、本実施形態による電子投票システムは、発行機、複数の投票機、投票カード、マスターカードの装置で構成される。
図2は本実施形態で用いられる、ICカードで実現された投票カード(トークン)を発行する発行機100のブロック図であり、PC等で実現される。10は発行機100の動作を統括して投票カードの発行処理を行う制御部であり、発行処理部11、投票カード発行状態確認部13、およびカードID確認部14を含む。20は記憶部であり、投票カード発行状態テーブル21、およびマスターカードID24を格納する。30は投票カードと通信を行うカードリーダライタである。40はCRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ等の表示部である。50は、キーボードやマウス等の入力部である。なお、詳細は後述する。
次に、本実施形態で用いられる、発行機100によって発行処理が施される投票カード200について、図3のブロック図を参照して説明する。ここで、投票カード200とは、電子投票システムにおいて、投票者が投票機を用いて投票する際に、必要となる装置である。210は記憶部である。230はアンテナ等を使用して、発行機100のカードリーダライタ30または図4に示す投票機300のカードリーダライタ340と通信を行う非接触通信部である。240は非接触通信部230を制御して発行機100または投票機300と通信を行い、記憶部210のデータの書き込みまたは読み出し処理を行う、制御部である。
なお、上述の記憶部210には、カードID211、発行番号212および投票権有無フラグ213のデータが格納される。カードID211は、ICカードごとに一意なデータであり、ICカード製造時に書き込まれる。発行番号212は、発行機100によって書き込まれる、発行処理ごとに一意な番号である。投票権有無フラグ213は、投票可能か否かを示すフラグである。
なお、図20に示すように、投票カード200の筐体には、カードの電子部品破損の際にもカードIDが特定できるように、カードIDが印刷されている(印字カードID220)。
次に、本実施形態で用いられる投票機300について、図4のブロック図を参照して説明する。投票機300は、投票者が投票カード200を用いて投票行為を行う際に使用する装置である。310は制御部であり、投票機ID登録部311、投票カード利用状況処理部312、投票処理部313、およびカードID確認部315を含む。この制御部310はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成される。320は投票機にインストールされるOS(Operating System)321、投票機が持つ前述の制御部310の機能を実現するためのプログラムであり、メモリにロードして実行されるアプリケーション322、投票機ID323、投票カード利用状況テーブル324、及びマスターカードID325が記憶される記憶部である。330は、投票された結果を蓄積・記憶する、取り外し可能なリムーバブル記録媒体であり、例えば半導体でできたフラッシュメモリや、磁気ディスク、或いは光ディスク等が挙げられる。340は、投票カード200と通信を行うカードリーダライタである。350はタッチパネルによる入力機能の付いた、タッチパネル表示部である。
次に、本実施形態で用いられるマスターカード400について、図5のブロック図を参照して説明する。マスターカード400は、本実施形態における電子投票システムの管理者が、投票状況を管理するために用いるICカードである。410は記憶部である。430はアンテナ等を使用して、発行機100のカードリーダライタ30または投票機300のカードリーダライタ340と通信を行う非接触通信部である。240は非接触通信部230を制御して発行機100または投票機300と通信を行い、マスターカード400の記憶部410のデータの書き込みまたは読み出し処理を行う、制御部である。
なお、上述の記憶部410には、カードID411、投票機IDカウンタ412、投票機照合状況テーブル413、および投票カード発行状態テーブル414が格納される。カードID411は、カードがマスターカードであることを示すデータであり、ICカード製造時に書き込まれる。その他のデータの詳細は後述する。
次に、上述における発行機100の制御部10、および投票機300の制御部310の説明をする。
発行機100のカードID確認部14は、前述の投票カード200のカードID211またはマスターカード400のカードID411を読み出し、記憶部20のマスターカードID24と比較することにより、どちらのカードIDが検出されたか判別し、それに基づいて処理を分岐させる。
発行機100の発行処理部11は、投票カード200に対し、発行処理ごとに一意な発行番号212を生成し、投票カード200の記憶部210に書き込み、また、投票権有無フラグ213を有効にする。
発行機100の投票カード発行状態確認部13は、前述の発行番号212とカードID211を対応付けた投票カード発行状態テーブル21を作成・更新し、また、これを利用した照合処理を行う。
投票機300のカードID確認部315は、前述の投票カード200のカードID211またはマスターカード400のカードID411を読み出し、記憶部320のマスターカードID325と比較することにより、どちらのカードIDが検出されたか判別し、それに基づいて処理を分岐させる。
投票機300の投票処理部313は、投票カード200の投票権有無フラグ213を読み出し、投票カード200の投票権が有効であることを確認し、タッチパネル表示部350に選挙候補者を表示させる。そして、投票者からの入力データを元にリムーバブル記録媒体330に、投票結果を蓄積する。この蓄積は、例えば、選挙候補者ごとの得票データを更新することにより行う。
投票機300の投票カード利用状況処理部312は、投票カード200のカードID211と発行番号212を対応付けた投票カード利用状況テーブル324を作成・更新し、また、これを利用した照合処理を行う。
投票機300の投票機ID登録部311は、起動直後、マスターカード400の投票機IDカウンタを読み出し、その値を投票機IDとして記憶した後、投票機IDカウンタの値を1加算して書き換える。
次に、上述した電子投票システムの動作について、図面を参照しながら説明する。以下では、投票機の設置時の動作について、図6のフローチャートのステップS6-1〜S6-3を参照して説明する。
まず、管理者は、投票機300に電源を投入する。その後、投票機300のアプリーケーション322が起動し、投票機ID登録部311が、カードリーダライタ340、およびカードリーダライタのドライバを使用して、ICカードの検出を待つポーリング処理を行う(ステップS6-1)。次いで、管理者は、マスターカード400を投票機300のカードリーダライタ340に近づける。その後、ICカードが検出されると、投票機ID登録部311は、検出されたICカードがマスターカード400であるものとして動作する。
次いで、投票機ID登録部311は、マスターカード400の投票機IDカウンタ412を読み出して値を、投票機IDとして投票機300の記憶部320に格納し、投票機IDカウンタ412に1加算して書き込む(ステップS6-2)。次いで、カードID確認部315は、カードリーダライタ340を使用して、ICカードの検出を待つポーリング処理を行う(ステップS6-3)。例えばマスターカード400の投票機IDカウンタ412の初期値が“1”の場合、このステップS6-1、S6-2の処理により、複数の投票機300のそれぞれに1から順番に投票機IDが与えられ、一意の投票機IDを設定できる。なお、ステップS6-2の処理において、投票機300はマスターカード400のカードID411を読み出し
マスターカード識別のために記憶部320に格納する。
次に、図7のフローチャートのステップS7-1〜S7-5を参照して、管理者が投票カードを発行機100で発行して投票者に配布する場合について説明する。まず管理者が発行機100を起動後、発行機100のカードID確認部14がカードリーダライタ30を使用してICカードの検出を待つ(ステップS7-1)。管理者が投票カード200をカードリーダライタ30に近づけ、その後、カードリーダライタ30が投票カード200を検出する。これを受けて、カードID確認部14は、投票カード200のカードID211を読み出して(ステップS7-2)、検出されたICカードが投票カードであることを判別する。
その後、発行処理部11は、発行処理ごとに一意な発行番号を生成し、投票カード200の記憶部210に書き込む(ステップS7-3)。次いで、投票カード発行状態確認部13は、前述にて読み出されたカードID211と、発行処理部11にて生成された発行番号212を関連つけて、図8に示すような投票カード発行状態テーブル21を記憶部20に作成し、発行番号を保存する(ステップS7-4)。例えば、今回処理対象のカードIDが“2”で、生成された発行番号が“5405466”の場合、図8のテーブルにおいて、カードID“2”に対し、発行番号を“5405466”にする処理を行う。次いで、発行処理部11が、投票カード200の投票権有無フラグ213に1を書き込み(ステップS7-5)、投票権を有効にする。その後、ステップS7-1に遷移する。
次に、投票者が前述した図7のステップS7-1〜S7-5において発行された投票カードを管理者から受け取り、投票機300で投票する場合について、図6のフローチャートのステップS6-4〜S6-10を参照して、投票機300の動作を説明する。投票者が投票カード200を投票機300のカードリーダライタ340に近づけ、その後、カードリーダライタ340によってICカードが検出されると(ステップS6-3)、カードID確認部315は、カードIDを読み出し、検出されたICカードの種別を判別する(ステップS6-4)。
ステップS6-4により“投票カード”と判別されると、投票処理部313は、投票カード200の投票権有無フラグ213を読み出す(ステップS6-5)。この時、投票権有無フラグ213が0であった場合、投票処理部313は、タッチパネル表示部350に投票権が無い警告メッセージの表示等を行わせ、ステップS6-3に遷移する。一方、投票権有無フラグ213が1であった場合、投票処理部313は、選挙候補者一覧をタッチパネル表示部350に表示させ、入力データを待つ(ステップS6-6)。投票者がタッチパネル表示部350から一人の候補者への投票を指示すると、投票処理部313は、入力データに基づいて、リムーバブル記録媒体330に格納された、該当候補者の得票データを1加算して書き換える(ステップS6-7)。次いで、投票カード利用状況処理部312は、投票カード200の発行番号212を読み出し(ステップS6-8)、一致するカードIDが、図9に示す投票カード利用状況テーブル324に無い場合は、読み出したカードID211および発行番号212を投票カード利用状況テーブル324に追加し、既にあった場合は読み出したカードID211に対応する発行番号を読み出した発行番号212に書き換える(ステップS6-9)。次いで、投票処理部313は、投票カード200の投票権有無フラグ213に0を書き込む(ステップS6-10)。その後、ステップS6-3に遷移する。
これにより、図1の概要図に示すように、発行機100により発行された発行番号が、投票カード200を利用した際に、利用した投票機300において格納されていく。
次に、上述した図7のステップS7-1〜S-7-5にて発行した投票カードが、破損していて投票できないと投票者から報告された場合の、管理者の確認方法について、図7のステップS7-1、S7-2、S7-a、およびS7-aの詳細を示す図10を参照して説明する。発行機100が、上述したようにICカードの検出待ちをしている(ステップS7-1)際に、管理者はマスターカード400を発行機100のカードリーダライタ30に近づける。その後、カードリーダライタ30によってICカードが検出されると、発行機100のカードID確認部14は、カードID411を読み出し(ステップS7-2)、記憶部20のマスターカードID24との比較により、検出されたICカードがマスターカード400であると判別する。その後、処理Aに遷移する(ステップS7-a)。以下では、初めに、投票カードの利用状況をチェックするための初期処理をする場合について、図10のフローチャートを参照して説明する。まず、発行機100の投票カード発行状態確認部13は、投票カードの利用状況チェックのための初期処理を行うか表示部40に表示させ、入力部50から入力データを待つ(ステップS10-1)。投票カード発行状態確認部13は、入力データが投票カードの利用状況チェックのための初期処理の要求であることを検出すると、発行機100の記憶部20に格納された投票カード発行状態テーブル21の、投票済み確認フラグと、マスターカード400の記憶部410に格納された投票機300の利用状況が済んだか否かを示す図11の投票機照合状況テーブル413の、照合済みフラグの全てに0を書き込む(ステップS10-2)。なお、投票機照合状況テーブル413の投票機IDは、マスターカード400の投票機IDカウンタ412の初期値を発行機100が記憶しておくことで、この初期値と現在の投票機IDカウンタ412の値を利用して自動生成できる。そして、特定の投票カードについてのみの利用状況をチェックするか否かの問い合わせを表示部40に表示させて入力部50からの入力データを待つ(ステップS10-3)。この時、入力データが特定の投票カード200のカードID211であれば、投票カード発行状態テーブル21の該当する投票カードに対するデータのみ(図13参照)を、マスターカード400の記憶部410へコピーする(ス
テップS10-4)。一方、全投票カードに対する発行状態のチェック要求であれば投票カード発行状態テーブル21全体を、マスターカード400の記憶部410へコピーする(ステップS10-5)。なお、図13は、特定の投票カード200のカードID211が“1”の場合を示す。この処理において、投票カード200は破損していることから、カードID211は投票カード200筐体に印刷された印字カードID220に基づき特定する。
その後、管理者は、前述において、投票カードの利用状況チェックのための初期処理が完了したマスターカード400を用いて、複数の投票機300から投票カードの利用状況を示すデータを読み出す。以下、図6のステップS6-3、S6-4、S6-b、およびS6-bを詳細に示す図12のフローチャートを参照して説明する。投票機300は、上述したようにICカードの検出待ちをしている(ステップS6-3)際に、管理者は、マスターカード400を投票機300のカードリーダライタ340に近づけ、その後、カードリーダライタ340によってICカードが検出されると、カードID確認部315は、カードID411を読み出し(ステップS6-4)、そのカードIDに基づき検出されたICカードがマスターカード400であることを判別する。その後、処理Bに遷移する(ステップS6-b)。
以下では、図12に示すフローチャートを参照して、投票機300の動作を説明する。なお、前述した図10のステップS10-4またはS10-5の結果、マスターカード400の記憶部410に投票カード発行状態テーブル21全体が、格納されたか否かによって、処理が分岐する。以下ではまず、図10のステップS10-5の結果、マスターカード400の記憶部410に投票カード発行状態テーブル21全体が格納された場合について、図12のステップS12-1〜S12-3を参照して説明する。
まず、投票機300の投票カード利用状況処理部312は、マスターカード400の投票カード発行状態テーブル414を読み出し、2つ以上の投票カードのデータが格納されているかどうか判別し(ステップS12-1)、2つ以上の投票カードのデータが格納されていると判別する。次いで、投票機ID323に対応する投票機照合状況テーブル413(図11参照)のフラグを0から1に書き換える(ステップS12-2)。次いで、投票機300の投票カード利用状況テーブル324(図9参照)と、マスターカード400の投票カード発行状態テーブル414(図8参照)を照合し、発行番号が一致した投票カード200に対応する投票済み確認フラグを図14のように0から1に書き換える(ステップS12-3)。以上の処理を複数の投票機それぞれに対して行う。
その後、管理者は、マスターカード400の記憶部410に前述のように格納された、投票機300の投票カードの利用状況と投票カード発行状態テーブル414との差分データを、発行機100で確認する。以下、図7のステップS7-1、S7-2、S7-a、および図10のステップS10-1、S10-6〜S10-8を参照して説明する。まず、上述のようにICカード検出待ちをしている(ステップS7-1)発行機100のカードリーダライタ30に、管理者がマスターカード400を近づける。その後、カードリーダライタ30がICカードを検出し、発行機100のカードID確認部14が、検出したICカードはマスターカード400であると判別する(ステップS7-2)。次に、投票カード発行状態確認部13は、前述のように、投票カードの利用状況チェックのための初期処理を行うか表示部40に表示させ、入力部50から入力データを待ち、その後検出した入力データから、投票カード利用状況チェックの処理要求であると判別する(ステップS10-1)。次いで、マスターカード400の投票カード発行状態テーブル414と、投票機照合状況テーブル413を読み出し(ステップS10-6、S10-7)、投票機照合状況テーブル413の照合済みフラグが全て“1”であれば投票カード発行状態テーブル414を表示部40に表示させ(ステップS10-9)、全て“1”でなければ、“1”でない投票機IDを表示部40に表示させる(ステップS10-10)。
なお、管理者は、前述において更新された発行機100の投票機照合状況テーブル22を参照し、全ての投票機300の照合済みフラグが1になるまで、前述と別の投票機にマスターカード400を検出させ、図6のステップS6-3、S6-4、S9-b、および図12のフローチャートに示す処理を繰り返すことで、投票カード発行状態テーブルの投票済み確認フラグを全て更新する。その後、管理者は、上述の投票者から破損報告された投票カードのカードID211を、印字カードID220で識別し、該当する投票カードが投票済みかどうか判断する。
一方、以下では前述の図10のステップS10-4の結果、マスターカード400に投票カード発行状態テーブル21の、ある特定の投票カードのカードIDに呈するデータのみが格納された場合について、図12のステップS12-1、S12-4、S12-5を参照して説明する。
まず、投票機300の投票カード利用状況処理部312は、マスターカード400の投票カード発行状態テーブル414を読み出し、2つ以上の投票カードのデータが格納されているかどうか判別し(ステップS12-1)、2つ以上の投票カードのデータが格納されていると判別する。次いで、マスターカード400の、特定の投票カードに対する投票カード発行状態テーブル414を読み出し、投票機300の投票カード利用状況テーブル324の該当データと照合し(ステップS12-4)、照合の結果をタッチパネル表示部350に表示させる(ステップS12-5)。これにより、管理者および投票者は、特定の投票カードに対する発行状態と利用状況の照合結果を投票機300にて確認できる。なお、複数ある投票機300の全てに対し、必要であればステップS12-1、S12-4、S12-5を行っても良い。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なる点は、発行番号が1ずつ増加する連続した番号(シリアル発行番号)である点と、投票カードに投票機300の投票カード利用状況テーブル324を格納し、投票カードを用いて投票カードの発行状態と利用状況を照合する点である。以下では、第1の実施形態との相違点のみ説明する。
図15は、本実施形態で用いられる投票カード500の構成を示すブロック図である。第1の実施形態で用いられる投票カード200とは、記憶部510が、投票機ID511と図9に示す投票カード利用状況テーブル512を格納する領域を持つ点で異なる。なお、初期状態における投票カード利用状況テーブル512は、読み取り発行番号が全て0で設定され、また、投票機ID511は0が書き込まれている。また図16は、本実施形態で用いられる発行機600の構成を示すブロック図である。第1の実施形態で用いられる発行機100とは、記憶部620が、チェック対象発行番号622を格納する領域を持つ点で異なる。ここで、図19を用いて、投票会場で虚偽の破損報告のあった場合の、各投票カードの状態の時間的な遷移を説明する。投票中に時刻t2に発行された投票カード2に対して、投票カード2を配布された投票者から時刻Tに破損報告があった場合、時刻t1に発行された投票カード1や、時刻t3に発行された投票カード3が投票機300から収集した投票カード利用状況テーブル324のデータは使用せず、投票カード2の破損報告時刻T以降である時刻t4に発行された投票カード4、またはそれ以降に発行された投票カードが投票機300から収集した投票カード利用状況テーブル324のデータを使用して、投票カード2の利用状況を確認する。従って、チェック対象発行番号は、破損報告の時刻以降に発行された投票カードの発行番号(図19における投票カード4の発行番号)である。なお、初期状態におけるチェック対象発行番号622は0が書き込まれている。
なお、図20に示すように、投票カード500の筐体には、カードIDが印刷されている(印字カードID220)。
始めに、投票機の設置時の動作について、図17のフローチャートのステップS17-1〜S17-3を参照して説明する。まず、管理者は、投票機300に電源を投入する。その後、投票機300のアプリーケーション322が起動する。その後、投票機300は、図6のフローチャートのステップS6-1〜S6-3と同様の処理を行う(ステップS17-1〜S17-3)。
次に、図18のフローチャートのステップS18-1、S18-3、S18-8〜S18-11を参照して、管理者が投票カードを発行機100で発行して投票者に配布する場合について説明する。
まず、図7のステップS7-1と同様に、発行機600のカードID確認部14が、カードリーダライタ30を使用してICカードの検出を待ち、また同時に、投票カードの利用状況チェックの要求を、入力部50から待つ(ステップS18-1)。
以下、利用状況チェックの要求が、発行機600の起動以来、まだ一度も入力部50から入力されていない場合について説明する。管理者は、投票カード500を発行機600のカードリーダライタ30に近づけ、カードリーダライタ30がICカードを検出した場合、発行機600のカードID確認部14は、検出したICカードは投票カード500であると判別する(ステップS17-3)。
次に、発行機600の投票カード発行状態確認部13は、チェック対象発行番号622を読み出し、発行機600の起動以来まだ一度も利用状況チェックの要求が無いため、0であることを判断する。その後、上述した図6のステップS6-3〜S6-6の発行処理を同様に行う(ステップS18-8〜S18-11)。その後、ステップS18-1に遷移する。
次に、投票者が前述した図18のステップS18-1、S18-3、S18-8〜S18-11において発行された投票カードを管理者から受け取り、投票機300で投票する場合について、図17のフローチャートのステップS17-4〜S17-12を参照して、投票機300の動作を説明する。投票者が投票カード500を投票機300のカードリーダライタ340に近づける。その後、投票機300は、図6のステップS6-4〜S6-10の処理を同様に行う(ステップS17-4〜S17-10)。
次いで、投票機300の投票カード利用状況処理部312は、投票機ID323と、投票カード利用状況テーブル324とを、投票カード500の記憶部510に書き込む(ステップS17-11、S17-12)。その後、ステップS17-3に遷移する。
以下では、投票カードの発行、および投票者から破損報告があった場合の、投票カード500を利用した管理者の確認方法について、図18のフローチャートを参照して説明する。
まず、発行機600のカードID確認部18が、上述のように、カードリーダライタ30を使用してICカードの検出を待ち、また同時に、投票カードの利用状況チェックの要求を、入力部50から待っている(ステップS18-1)際に、管理者は、投票カードの利用状況チェックの要求を、入力部50から入力する。
次いで、発行機600のカードID確認部が、入力部50から投票カードの利用状況チェックの要求を検出し、投票カード発行状態確認部13は、破損報告のあった投票カード500のカードID211の要求を表示部40に表示させ、入力部50からカードID211を受信する。そして、投票カード発行状況テーブル21から、入力されたカードIDに対応する現在の発行番号を検出する(ステップS18-2)。その後、ステップS18-1に遷移する。
次に、管理者は、上述の図17のステップS17-3〜S17-12に示す動作を経て、投票者によって投票が済み、回収された投票カード600を再利用するために、発行機600のカードリーダライタ30に近づける。その後、カードリーダライタ30がICカードを検出し、前述のステップS18-3と同様に、検出したICカードが投票カード500であると判別する。
次いで、発行機600の投票カード発行状態確認部13は、投票カード500の発行番号212を読み出し、前述のチェック対象発行番号622と比較する(ステップS18-4)。比較の結果、読み出した発行番号がチェック対象発行番号622より小さい、またはチェック対象発行番号622が0である場合は、ステップS18-8へ遷移する。一方、読み出した発行番号212の方がチェック対象発行番号622より大きく、且つ、チェック対象発行番号622が0(初期状態)でない場合、投票カード500の投票機ID511を読み出し、該当する投票機IDが既読かどうか、図11に示す投票機照合状況テーブル22を参照して判別する(ステップS18-5)。
発行機600の投票機照合状況テーブル22の照合済みフラグが1である場合は、前述したステップS18-8へ遷移する。一方、照合済みフラグが0である場合は、投票カード500の投票カード利用状況テーブル512を読み出し、投票カード発行状態テーブル21と比較して、発行番号が一致したカードIDを検出し、投票カード発行状態テーブル21においてそのカードIDの投票済み確認フラグを0から1に書き換える(ステップS18-6)。次いで、図13に示した投票機照合状況テーブル22において、前述にて読み出した投票機ID511に対応する、照合済みフラグを0から1に書き換える(ステップS18-7)。その後、上述のステップS18-8〜S18-11の処理を同様に行い、ステップS18-1へ遷移する。
これにより、投票者から投票カードの破損報告があった場合に、確実に正しい時刻における投票機300から収集した投票カード利用状況テーブル324のデータを使用して、破損報告された投票カードの利用状況を正確に確認できるため、破損報告の真偽をできるだけ迅速に検出することができる。
また、上述の実施形態における同様の処理で、紛失した投票カードの投票カード利用状況の確認方法について、以下に説明する。まず、投票時間の終了時点で、回収された投票カードの総枚数を数え、当初の枚数から不足がある場合は紛失した投票カードのカードIDを、印字カードID220で確認する。その後、第1の実施形態における、投票者からの破損報告があった場合の、管理者の確認方法を同様に行うことで、紛失した投票カードの投票が行われたか否かが判断可能となる。
なお、上述の第1、第2の実施形態においては、1台のみの発行機を用いたが、以下に示す処理を発行機が行うことで、複数の発行機を使用しても良い。
まず、投票カードに発行回数カウンタを格納し、この初期値に0を書き込んでおく。また各発行機は、発行機ごとに異なるように発行番号を生成する。例えば、発行機が3台ある場合は、発行機IDを“1”から“3”に割り当て、発行機IDの値から用意した発行機の台数分ずつ発行番号を増加させていき、発行機1は“1”、“4”、“7”・・・、発行機2は“2”、“5”、“8”・・・、発行機3は“3”、“6”、“9”・・・、と発行番号を生成する。そして、投票カードの発行回数カウンタを読み出し、この値に1を加算して書き換える。また、投票カード発行状態テーブルには、発行番号と共に、前述にて更新した投票カードの発行回数カウンタも格納する。
投票カードの破損の報告や紛失が発生し、投票カードが利用されたか否かを調べる際、発行機が、マスターカードに、各発行機の投票カード発行状態テーブルを書き込む。この時、各発行機は、マスターカード内の投票カード発行状態テーブルと発行機自身が持つ投票カード発行状態テーブルとを比較し、カードID毎に、どちらの発行回数カウンタの値が大きいかを判別する。そして判別の結果、自身の持つ発行回数カウンタの値が大きければ、該当するカードIDの発行番号と発行回数カウンタを書き換えることで、全ての発行機の発行番号を統括した、最新の投票カード発行状態テーブルを生成する。この最新の投票カード発行状態テーブルを、発行機がマスターカードから読み出し、上述の第1及び第2の実施形態の処理を同様に行うことで、管理者が投票カードの最新の利用状況を把握することが可能となる。なお、上述の処理は、複数の発行機を使用する場合について記述したが、1台の発行機を使用する場合に行っても良い。
なお、上述の実施形態において複数の投票機を使用したが、投票機が1台のみでの運用も可能である。
なお、上述の実施形態において、投票カードの表面には、カードIDそのものである番号を印刷したが、カードIDに一意なマークを印刷しても良い。
なお、上述の実施形態における図6のフローチャートのステップS6-9、S6-10は、ステップS6-5の動作の直後に行われても良い。また、同様に、図17のフローチャートのステップS18-10、S18-12は、ステップS18-5の動作の直後に行われても良い。
なお、国や自治体の選挙では、投票所のシステム設置は通常、一般の公務員が行い、また投票所は小学校や体育館等のネットワーク設備の整っていない場所であることが多い。これに対し、上述の実施形態の電子投票システムは、発行機、投票機の設置は電源さえ投入すれば、それぞれスタンドアローンで動作するため、LAN(Local Area Network)等のケーブルの配線が不要であり、ネットワークの知識を有しない者にもシステムの設置が容易である。
また、本実施の形態中で説明されている特徴の全ての組み合わせが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の第1の実施形態による、発行機により発行された発行番号が、投票機へ格納されることを示す概要図である。 同実施形態に用いられる、発行機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に用いられる、投票カードの構成を示すブロック図である。 同実施形態に用いられる、投票機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に用いられる、マスターカードの構成を示すブロック図である。 同実施形態による、投票機の起動時から投票時における動作を示すフローチャートである。 同実施形態による、発行機の発行処理の動作を示すフローチャートである。 同実施形態による、発行機の投票カード発行状態テーブルの構造を示す説明図である。 同実施形態による、投票機の投票カード利用状況テーブルの構造を示す説明図である。 同実施形態による、発行機の投票カード利用状況チェックの動作を示すフローチャートである。 同実施形態による、発行機の投票機照合状況テーブルの構造を示す説明図である。 同実施形態による、投票機の投票カード利用状況をマスターカードへ書き込む動作を示すフローチャートである。 同実施形態による、発行機の投票カード発行状態テーブルの、特定のカードIDに対応する部分の構造を示す説明図である。 同実施形態による、投票機によって投票カードの利用状況チェックが行われた後の、発行機の投票カード発行状態テーブルの構造を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に用いられる、投票カードの構成を示すブロック図である。 同実施形態による、発行機の構成を示すブロック図である。 同実施形態による、投票機の起動時から投票時における動作を示すフローチャートである。 同実施形態による、発行機の発行処理の動作を示すフローチャートである。 同実施形態による、投票カードの破損報告時に投票カード利用状況のデータを利用するべき投票カードを説明する説明図である。 第1、第2の実施形態による、投票カードの外観を示す図である。
符号の説明
10…制御部
11…発行処理部
13…投票カード発行状態確認部
14…カードID確認部
20…記憶部
21…投票カード発行状態テーブル
24…マスターカードID
30…カードリーダライタ
40…表示部
50…入力部
100…発行機
200…投票カード
210…記憶部
211…カードID
212発行番号
213…投票権有無フラグ
220…印字カードID
230…非接触通信部
240…制御部
300…投票機
310…制御部
311…投票機ID登録部
312…投票カード利用状況処理部
313…投票処理部
315…カードID確認部
320…記憶部
321…OS
322…アプリーケーション
323…投票機ID
324…投票カード利用状況テーブル
330…リムーバブル記録媒体
340…カードリーダライタ
350…タッチパネル表示部
400…マスターカード
410…記憶部
411…カードID
412…投票機IDカウンタ
413…投票機照合状況テーブル
414…投票カード発行状態テーブル
430…非接触通信部
440…制御部
500…投票カード
510…記憶部
511…投票機ID
512…投票カード利用状況テーブル
600…発行機
620…記憶部
622…チェック対象発行番号

Claims (12)

  1. サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数のトークンと、前記トークンを発行する発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機とから構成されたサービス提供システムであって、
    前記発行機は、
    一意な発行番号を生成してトークンに書き込む発行処理手段と、
    前記トークンに記録されたトークンIDを読み出す第1のトークンID確認手段と、
    前記トークンIDと前記発行番号を関連付けたトークン発行状態テーブルを生成するトークン発行状態確認手段とを具備し、
    前記トークンは、
    前記トークンIDを記憶するトークンID記憶手段と、
    前記発行番号を記憶する発行番号記憶手段とを具備し、
    前記サービス提供機は、
    前記トークンに記録された前記トークンIDを読み出す第2のトークンID確認手段と、
    前記トークンに記録された前記発行番号を読み出し、前記読み出されたトークンIDと前記読み出された発行番号を関連付けたトークン利用状況テーブルを生成するトークン利用状況処理手段と、
    を具備することを特徴とするサービス提供システム。
  2. 前記トークンは、
    サービス利用の権利の有無を示すデータを保持する利用権有無データ記憶手段を具備し、
    前記発行機の前記発行処理手段は、
    前記利用権有無データ記憶手段に利用権を有することを示すデータを書き込む利用権有無データ書き込み手段を具備し、
    前記サービス提供機は、
    前記利用権有無データ記憶手段よりデータを読み出し、該データが利用権を有することを示す場合サービス提供を許可する手段を更に具備することを特徴とする、請求項1に記載のサービス提供システム。
  3. 前記トークンは、前記トークンIDが筐体に印刷されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のサービス提供システム。
  4. 前記発行機によって書き込まれる前記トークン識別情報と、前記書き込まれた前記トークンIDに対応し、前記発行機によって書き込まれる前記発行番号を記憶する手段を具備する管理カードを更に有し、
    前記トークン利用状況処理手段は、前記管理カードから前記トークンIDと前記発行番号を読み出して前記トークン利用状況テーブルと照合し、前記照合の結果を外部に通知する要求を出すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの項に記載のサービス提供システム。
  5. 前記発行機によって書き込まれる前記トークン発行状態テーブルを記憶する手段を具備する管理カードを更に有し、
    前記トークン利用状況処理手段は、前記管理カードから前記トークン発行状態テーブルを読み出して前記トークン利用状況テーブルと照合し、前記照合の結果に基づいたデータを前記管理カードに書き込むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの項に記載のサービス提供システム。
  6. 前記サービス提供機は、該サービス提供機のIDを記憶するサービス提供機ID記憶手段を更に具備し、
    前記トークン利用状況処理手段は、前記サービス提供機のIDまたは前記サービス提供機のIDに一意なデータを前記管理カードに書き込むことを特徴とする、請求項5に記載のサービス提供システム。
  7. 前記トークンは、
    前記サービス提供機によって書き込まれる前記トークン利用状況テーブルと、前記サービス提供機のIDとを記憶する手段とを更に具備し、
    前記トークン発行状態確認手段は、
    前記トークンの前記トークン利用状況テーブルに基づいて前記トークン発行状態テーブルを更新することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの項に記載のサービス提供システム。
  8. 前記発行番号は、昇順または降順に連続した値であることを特徴とする、請求項1〜7に記載のサービス提供システム。
  9. 前記管理カードは、前記サービス提供機のIDを数字で記憶するサービス提供機IDカウンタを持ち、
    前記サービス提供機は、
    前記管理カードの前記サービス提供機IDカウンタに記憶された値を読み出して、該サービス提供機のIDとして前記サービス提供機ID記憶手段に書き込む手段と、
    前記サービス提供機IDカウンタに記憶された値を更新する手段と
    を具備することを特徴とする、請求項5〜8のいずれかの項に記載のサービス提供システム。
  10. 識別情報が記憶され、サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数のトークンと、前記トークンに発行番号を書き込む発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機とから構成されたサービス提供システムであって、
    発行機は、
    一意な発行番号を生成してトークンに書き込み、
    前記トークンに記録されたトークンIDを読み出し、
    前記トークンIDと前記発行番号を関連付けたトークン発行状態テーブルを生成し、
    前記サービス提供機は、
    前記トークンに記録された前記トークンIDと前記発行番号を読み出し、
    前記トークンIDと前記読み出された発行番号を関連付けたトークン利用状況テーブルを生成する
    ことを特徴とするサービス提供方法。
  11. IDが記憶され、サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数の前記トークンと、前記トークンを発行する発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機とから構成されたサービス提供システムであって、
    一意な発行番号を生成してトークンに書き込むステップと、
    前記トークンに記録されたトークンIDを読み出すステップと、
    前記トークンIDと前記発行番号を関連付けたトークン発行状態テーブルを記憶するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. IDが記憶され、サービス受益者がサービスを利用する際に使用する複数のトークンと、前記トークンに発行番号を書き込む発行機と、前記トークンを使用したサービスを提供するサービス提供機とから構成されたサービス提供システムであって、
    前記トークンに記録された前記トークンIDと前記発行番号を読み出すステップと、
    前記トークンIDと前記読み出された発行番号を関連付けたトークン利用状況テーブルを記憶するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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