JP3912977B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置に関し、詳細には、RGB3ラインCCDイメージセンサで読み取った画像のアナログ信号をデジタル化して、良好な白黒画像に変換する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写装置等の画像読取装置においては、光源から原稿に光を照射して、原稿からの反射光をミラーやレンズ等の光学素子を介してCCD(Charge Coupled Device )に入射させ、CCDで電気的なアナログ画像信号に光電変換して、ゲイン調整アンプに出力する。ゲイン調整アンプは、光源やCCD等の特性のばらつきの影響を吸収するために、画像を読み取る毎に増幅器のゲイン調整を行い、当該ゲイン調整した増幅器でCCDから入力されるアナログの画像信号を増幅して、A/Dコンバータ及び地肌除去処理部に出力する。A/Dコンバータは、ゲイン調整アンプから入力されたアナログの画像信号をデジタル画像信号に変換するが、この際、地肌除去処理部がA/Dコンバータのリファレンス電圧を調整することで画像の地肌の除去処理を行う。A/Dコンバータは、デジタル変換したデジタル画像信号をデジタル信号処理部に出力し、デジタル信号処理部は、デジタルデータに変換された画像データに対して、シェーディング補正、フィルター処理等の画像処理を行う。
【0003】
そして、一般に、カラー画像読取装置においては、原稿画像の読み取りを行うのにカラーイメージセンサ、例えば、RGB3ラインCCDが用いられており、各CCDの出力ラインに、A/D変換器が個別に接続されて、これらのA/D変換器の参照電圧値を変化させることで、地肌の除去を行っている。
【0004】
また、ゲイン調整アンプは、一般に、差動増幅したアナログ出力をA/D変換器に出力し、A/D変換器は、このゲイン調整アンプの差動アナログ出力を上限値と下限値で設定される基準値に基づいてデジタル化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像読取装置にあっては、CCDイメージセンサの出力するアナログ信号をゲイン調整アンプで差動増幅して、ゲイン調整アンプの差動アナログ出力をA/D変換器で上限値と下限値に基づいてデジタル変換しているため、差動アナログ出力が不安定となり、適切な地肌除去処理を行うことが困難であり、画質を向上させる上で改良の必要があった。
【0006】
そこで、請求項1記載の発明は、RGB3ラインのCCDイメージセンサで原稿の画像を読み取ったアナログ信号を、信号処理回路の備えているゲインアンプで差動増幅し、当該ゲインアンプの差動アナログ出力を上限値と下限値の基準値に基づいてA/D変換器でデジタル化して白黒画像に信号処理するに際して、ゲインアンプの差動アナログ出力を信号処理回路から取り出して、単極性のアナログ信号に変換し、当該単極性のアナログ信号を所定のタイミングでクランプして、A/D変換器の基準値とし、原稿の地肌を除去する地肌除去回路を設けることにより、A/D変換器の基準値の直流成分を安定させるとともに、A/D変換器の基準値を変化させることで、画像の劣化を防止しつつ、地肌を適切に除去し、画像品質を向上させることのできる画像読取装置を提供することを目的としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、地肌除去回路が、ゲインアンプの差動アナログ出力を単極性に変換したアナログ信号を、光学的黒画素領域でゲインアンプの下限側出力レベルにクランプし、当該クランプした単極性のアナログ信号の電圧レベルをピックホールドして、所定量増幅し、A/D変換器の上限値としてA/D変換器に出力することにより、A/D変換器に入力される上限値を調整して、白黒原稿の地肌をより一層適切に除去し、例えば、新聞などの地肌は厳密には白ではないがこの原稿の地肌をピーク値として検出して、このピーク値を白として地肌を飛ばす信号処理を行って、原稿面の文字や画像情報を明確にし、画像品質をより一層向上させることのできる画像読取装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像読取装置は、原稿の画像を読み取ってアナログ信号を出力するRGB3ラインのCCDイメージセンサと、前記CCDイメージセンサの出力する前記アナログ信号をゲインアンプで差動増幅し、当該ゲインアンプの差動アナログ出力を上限値と下限値の基準値に基づいてA/D変換器でデジタル化して信号処理する信号処理回路と、を備えた画像読取装置であって、前記ゲインアンプの差動アナログ出力を前記信号処理回路から取り出して、前記差動アナログ出力を差信号に対応する単極性のアナログ信号に変換し、当該単極性のアナログ信号を所定のタイミングでクランプして、前記A/D変換器の前記基準値とし、前記原稿の地肌を除去する地肌除去回路を備えることにより、上記目的を達成している。
【0010】
上記構成によれば、RGB3ラインのCCDイメージセンサで原稿の画像を読み取ったアナログ信号を、信号処理回路の備えているゲインアンプで差動増幅し、当該ゲインアンプの差動アナログ出力を上限値と下限値の基準値に基づいてA/D変換器でデジタル化して白黒画像に信号処理するに際して、ゲインアンプの差動アナログ出力を信号処理回路から取り出して、単極性のアナログ信号に変換し、当該単極性のアナログ信号を所定のタイミングでクランプして、A/D変換器の基準値とし、原稿の地肌を除去する地肌除去回路を設けているので、A/D変換器の基準値の直流成分を安定させることができるとともに、A/D変換器の基準値を変化させることで、画像の劣化を防止しつつ、地肌を適切に除去することができ、画像品質を向上させることができる。
【0011】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記地肌除去回路は、前記ゲインアンプの差動アナログ出力を差信号に対応する単極性に変換したアナログ信号を、光学的黒画素領域で前記ゲインアンプの下限側出力レベルにクランプし、当該クランプした単極性のアナログ信号の電圧レベルをピークホールドして、所定量増幅し、前記A/D変換器の前記上限値とするものであってもよい。
【0012】
上記構成によれば、地肌除去回路が、ゲインアンプの差動アナログ出力を単極性に変換したアナログ信号を、光学的黒画素領域でゲインアンプの下限側出力レベルにクランプし、当該クランプした単極性のアナログ信号の電圧レベルをピックホールドして、所定量増幅し、A/D変換器の上限値としてA/D変換器に出力するので、A/D変換器に入力される上限値を調整して、白黒原稿の地肌をより一層適切に除去することができ、例えば、新聞などの地肌は厳密には白ではないがこの原稿の地肌をピーク値として検出して、このピーク値を白として地肌を飛ばす信号処理を行って、原稿面の文字や画像情報を明確にすることができ、画像品質をより一層向上させることができる。
【0014】
上記構成によれば、RGB3ラインのCCDイメージセンサのアナログ信号のうち、グリーンのアナログ信号を用いて上記信号処理を行うので、分光特性として取り扱いやすく、人間の目の視感度の最も優れているグリーン(G)を信号処理の対象とすることで、安価にかつ適切に信号処理を行うことができ、安価にかつより一層画像品質を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0016】
図1〜図3は、本発明の画像読取装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像読取装置の一実施の形態を適用したカラー画像読取装置1の要部概略構成正面断面図である。
【0017】
図1において、カラー画像読取装置1は、本体筐体2内に、主走査方向に延在して配設された第1走行体3、第2走行体4、レンズユニット5、RGB3ライン型のCCD(Charge Coupled Device )イメージセンサ6及び信号処理基板7等が収納されており、本体筐体2の上部にコンタクトガラス8及び白基準板9が配設されている。なお、カラー画像読取装置1は、コンタクトガラス8上に読取対象の原稿10がセットされ、この原稿10をコンタクトガラス8上面に押しつける圧板(図示略)が設けられている。
【0018】
第1走行体3は、光源としてのハロゲンランプ11と第1ミラー12を搭載しており、第2走行体4は、第2ミラー13と第3ミラー14を搭載している。第1走行体3に搭載されたハロゲンランプ11は、コンタクトガラス8上の原稿10及び白基準板9に光を照射し、原稿10または白基準板9で反射された光を第1ミラー12で、第2走行体4に搭載されている第2ミラー13方向に反射する。第2ミラー13は、入射光を第3ミラー14方向に反射し、第3ミラー14は、入射光をレンズユニット5方向に反射する。レンズユニット5は、入射光をCCDイメージセンサ8に集光照射し、CCDイメージセンサ8は、基板15に取り付けられている。CCDイメージセンサ8は、入射光を光電変換して、基板15と信号処理基板7を接続する接続ケーブル16を通して信号処理基板7に出力する。
【0019】
白基準板9は、光の照射される面が白色に施されており、読取光学系による各種のひずみを補正するためのものである。
【0020】
カラー画像読取装置1は、図示しない駆動機構を制御することにより、第1走行体3と第2走行体4を副走査方向に移動させつつ、主走査して、コンタクトガラス8上の原稿10の画像を読み取る。このとき、第1走行体3と第2走行体4は、第2走行体4が第1走行体3の1/2の速度で従動して、第1走行体3と第2走行体4の2対1の速度比による副走査系が構築されている。
【0021】
そして、カラー画像読取装置1は、その読取方式がカラーリニアセンサ方式であり、カラーリニアセンサ方式とは、リニアセンサであるCCDイメージセンサ6にカラーフィルタ(赤、緑、青)をオンチップで搭載して、CCDイメージセンサ6自体で色分解を行う方式である。カラー画像読取装置1は、上記信号処理基板7に、アナログ信号処理回路20と制御回路40が搭載されており、アナログ信号処理回路(信号処理回路)20は、1対のアナログクランプ部21、22、一対の相関二重サンプリング/サンプルホールド部23、24、一対のゲインアンプ25、26、一対の10ビットA/Dコンバータ27、28、一対の黒ラベルクランプ部29、30、一対のオフセットDAC31、32、マルチプレクサ33及び8ビットI/Oコントロール34等を備えている。
【0022】
制御回路40は、タイミングジェネレータを備えており、このタイミングジェネレータは、CCDイメージセンサ6に読出信号を出力するとともに、後述するように、タイミング信号及びクランプ信号を出力する。
【0023】
CCDイメージセンサ6は、制御回路40のタイミングジェネレータから入力される読出信号に同期して、アナログのセンサ出力信号を相関二重サンプリング/サンプルホールド部23、24に出力するが、このとき、主走査方向のセンサ出力信号のODD(奇数画素のセンサ出力信号)を相関二重サンプリング/サンプルホールド部23に、EVEN(偶数画素のセンサ出力信号)を相関二重サンプリング/サンプルホールド部24に出力する。
【0024】
相関二重サンプリング/サンプルホールド部23、24は、それぞれ入力されるセンサ出力信号を一旦アナログクランプ21、22に出力して、アナログクランプ21、22にクランプさせ、次のブロックで、相関二重サンプリング/サンプルホールド部23、24で、相関二重サンプリング(CDS)モードとサンプルホールドモードに選択する。CDSとは、Correlated Double Sampling(相関二重サンプリング)の略で、CCDイメージセンサ6の出力回路で発生するノイズを低減されるための回路方式をいい、CCDイメージセンサ6の出力のプリチャージ部とデータ部のノイズの相関を利用することにより、ノイズを抑圧する。そして、本実施の形態では、相関二重サンプリング/サンプルホールド部23、24は、そのサンプルホールドモードを使用している。
【0025】
相関二重サンプリング/サンプルホールド部23、24は、上記アナログクランプ21、22にクランプしたアナログのセンサ出力信号をサンプリングモードで取り込んで、ノイズを低減させた後、ゲインアンプ25、26に出力し、ゲインアンプ25、26は、入力されるアナログ信号を差動増幅して差動アナログ出力として、10ビットA/Dコンバータ27、28に出力する。
【0026】
10ビットA/Dコンバータ(A/D変換器)27、28は、ゲインアンプ25、26から入力されるアナログ信号を10ビットのデジタル信号に変換して、マルチプレクサ33及び黒レベルクランプ29、30に出力し、マルチプレクサ33は、10ビットA/Dコンバータ27と10ビットA/Dコンバータ28から入力されるデジタル信号を順次選択して、一連の主走査方向のデジタルの画像信号として、次段の回路に出力する。
【0027】
黒レベルクランプ29、30は、それぞれ10ビットA/Dコンバータ27、28の出力するデジタル信号をクランプしてオフセットDAC31、32に出力し、オフセットDAC31、32は、その黒レベル補正回路でCCD暗出力(光学的黒画素領域の出力)のレベルのばらつきを補正し、黒レベルを基準とした信号に変換する。
【0028】
オフセットDAC31、32は、黒レベルクランプ29、30のクランプしたデジタル信号に上記変換処理を施して、ゲインアンプ25、26に出力する。ゲインアンプ25、26は、このオフセットDAC31、32から入力されるクランプ信号と上記相関二重サンプリング/サンプルホールド部23、24からの入力信号を差動増幅して、10ビットA/Dコンバータ27、28に出力している。したがって、黒レベル補正された10ビットディジタル出力が得られ、また、白基準板9を読み込むことによって、ゲイン調整を行って白レベル補正することができる。
【0029】
また、アナログ信号処理回路20は、8ビットI/Oコントロール回路34を備えて、シリアル通信機能を実現しており、上記信号処理を1チップで実現している。
【0030】
また、カラー画像読取装置1は、図3に示すような地肌除去機能信号処理回路(地肌除去回路)50を備えており、地肌除去機能信号処理回路50は、差動アナログアンプ51、アナログスイッチ52、53、ピークホールド回路54及びゲインアンプ55等を備えている。
【0031】
すなわち、カラー画像読取装置1は、CCDイメージセンサ6で読み取る原稿の画像での光の反射率が大きい場合、CCDイメージセンサ6の出力する出力信号も大きくなるため、一般的には、画像の背景部分である地肌部分が読取時の信号レベルが最大となる。
【0032】
そこで、地肌除去機能信号処理回路50は、上記アナログ信号処理回路20のゲインアンプ25の出力する差動アナログ出力をAOUT+、AOUT−から取り出し、差動アナログアンプ51に入力させ、差動アナログアンプ51で差動増幅して、アナログスイッチ53に入力し、アナログスイッチ53で、制御回路40からのクランプ信号により光学的黒画素領域でVREFB (リファレンス電圧ボトム側)にクランプするとともに、アナログスイッチ52にピーク値を検出するタイミング信号(地肌検出の期間を設定する信号)によってその区間の、DC成分(直流成分)を保証する。
【0033】
アナログスイッチ52の出力信号のピーク値をピークホールド回路54で保持し、ゲインアンプ55に出力する。ゲインアンプ55は、ピークホールド回路54の保持したピーク値に所定のゲインを持たせて、アナログ信号処理回路20の10ビットA/Dコンバータ27、28にVREFT (リファレンス電圧トップ側)としてフィードバックする。
【0034】
なお、ゲインアンプ55は、何段階かに増幅器のゲインを調整可能となっている。また、VREFB 、VREFT は、アナログ信号処理回路20でアナログ信号を量子化する際の10ビットA/Dコンバータ27、28の基準電圧のことである。この10ビットA/Dコンバータ27、28の上限値と下限値の間をダイナミックレンジと定義すると、上述のように信号処理することで、10ビットA/Dコンバータ27、28のダイナミックレンジを縮小することができ、原稿上のピーク値である地肌部分が振りきれてしまい、白として認識することができる。
【0036】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像読取装置によれば、RGB3ラインのCCDイメージセンサで原稿の画像を読み取ったアナログ信号を、信号処理回路の備えているゲインアンプで差動増幅し、当該ゲインアンプの差動アナログ出力を上限値と下限値の基準値に基づいてA/D変換器でデジタル化して白黒画像に信号処理するに際して、ゲインアンプの差動アナログ出力を信号処理回路から取り出して、単極性のアナログ信号に変換し、当該単極性のアナログ信号を所定のタイミングでクランプして、A/D変換器の基準値とし、原稿の地肌を除去する地肌除去回路を設けているので、A/D変換器の基準値の直流成分を安定させることができるとともに、A/D変換器の基準値を変化させることで、画像の劣化を防止しつつ、地肌を適切に除去することができ、画像品質を向上させることができる。
【0038】
請求項2記載の発明の画像読取装置によれば、地肌除去回路が、ゲインアンプの差動アナログ出力を単極性に変換したアナログ信号を、光学的黒画素領域でゲインアンプの下限側出力レベルにクランプし、当該クランプした単極性のアナログ信号の電圧レベルをピックホールドして、所定量増幅し、A/D変換器の上限値としてA/D変換器に出力するので、A/D変換器に入力される上限値を調整して、白黒原稿の地肌をより一層適切に除去することができ、例えば、新聞などの地肌は厳密には白ではないがこの原稿の地肌をピーク値として検出して、このピーク値を白として地肌を飛ばす信号処理を行って、原稿面の文字や画像情報を明確にすることができ、画像品質をより一層向上させることができる。
【0039】
請求項3記載の発明の画像読取装置によれば、RGB3ラインのCCDイメージセンサのアナログ信号のうち、グリーンのアナログ信号を用いて上記信号処理を行うので、分光特性として取り扱いやすく、人間の目の視感度の最も優れているグリーン(G)を信号処理の対象とすることで、安価にかつ適切に信号処理を行うことができ、安価にかつより一層画像品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の一実施の形態を適用したカラー画像読取装置の要部概略構成正面断面図。
【図2】図1のカラー画像読取装置のアナログ信号処理回路の回路ブロック図。
【図3】図1のカラー画像読取装置の地肌除去機能信号処理回路の回路ブロック図。
【符号の説明】
1 カラー画像読取装置
2 本体筐体
3 第1走行体
4 第2走行体
5 レンズユニット
6 CCDイメージセンサ
7 信号処理基板
8 コンタクトガラス
9 白基準板
10 原稿
11 ハロゲンランプ
12 第1ミラー
13 第2ミラー
14 第3ミラー
15 基板
16 接続ケーブル
20 アナログ信号処理回路
21、22 アナログクランプ部
23、24 相関二重サンプリング/サンプルホールド部
25、26 ゲインアンプ
27、28 10ビットA/Dコンバータ
29、30 黒ラベルクランプ部
31、32 オフセットDAC
33 マルチプレクサ
34 8ビットI/Oコントロール
40 制御回路
50 地肌除去機能信号処理回路
51 差動アナログアンプ
52、53 アナログスイッチ
54 ピークホールド回路
55 ゲインアンプ
Claims (2)
- 原稿の画像を読み取ってアナログ信号を出力するRGB3ラインのCCDイメージセンサと、前記CCDイメージセンサの出力する前記アナログ信号をゲインアンプで差動増幅し、当該ゲインアンプの差動アナログ出力を上限値と下限値の基準値に基づいてA/D変換器でデジタル化して信号処理する信号処理回路と、を備えた画像読取装置であって、前記ゲインアンプの差動アナログ出力を前記信号処理回路から取り出して、前記差動アナログ出力を差信号に対応する単極性のアナログ信号に変換し、当該単極性のアナログ信号を所定のタイミングでクランプして、前記A/D変換器の前記基準値とし、前記原稿の地肌を除去する地肌除去回路を備えたことを特徴とする画像読取装置。
- 前記地肌除去回路は、前記ゲインアンプの差動アナログ出力を差信号に対応する単極性に変換したアナログ信号を、光学的黒画素領域で前記ゲインアンプの下限側出力レベルにクランプし、当該クランプした単極性のアナログ信号の電圧レベルをピークホールドして、所定量増幅し、前記A/D変換器の前記上限値とすることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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