JP2924746B2 - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JP2924746B2
JP2924746B2 JP7308748A JP30874895A JP2924746B2 JP 2924746 B2 JP2924746 B2 JP 2924746B2 JP 7308748 A JP7308748 A JP 7308748A JP 30874895 A JP30874895 A JP 30874895A JP 2924746 B2 JP2924746 B2 JP 2924746B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取り装置に係
り、特に文字や画像を読取りディジタルデータに変換す
る画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取り装置のなかで1次元イメージ
センサを用いたイメージスキャナとして一般に広く知ら
れているものは、その形態から箱型の装置に原稿面を
裏返して置き、その下をイメージセンサが走査して原稿
を読み込むフラットベッド型、使用者が装置を原稿面
上に動かすことにより副走査を行って取り込むハンディ
型、さらに原稿面と1次元イメージセンサを備えた読
込みユニットとが離れているカメラ型に大別できる。
【0003】このうち、カメラ型の画像読取り装置は、
凹凸がある本や垂直に据え付けられたボード等の原稿を
読み込むことができ、他の画像読取り装置に比較して、
大きさや向き、平面度など被写体(読取り原稿)に対す
る制約が少ないという特徴がある。
【0004】かかるカメラ型の画像読取り装置は、画像
−電気信号変換素子として主として1次元イメージセン
サを用い、これに1次元イメージセンサの長手方向と直
交する方向への副走査の動作を組み合わせて2次元画像
を読み込む。また、原稿面は、1次元イメージセンサの
感度と蓄積時間に対応した所定の明るさを確保すること
が必要である。使用者が書類を作成したりワードプロセ
ッサを使用する作業、あるいは数人の打ち合わせで電子
黒板を利用するといった、一般の天井灯による照明で、
読込みを実現させているカメラ型画像読取り装置の例と
しては、チノン株式会社から発売されているイメージス
キャナ(型番DS−3000)、カシオ計算機株式会社
から発売されているイメージスキャナ(商品名「大判即
写」)などがある。
【0005】図13は上記の従来のカメラ型画像読取り
装置の基本的な構成図を示す。同図に示すように、画像
読取りに関係する主要な機構としては、読取原稿7の画
像を電気信号に変換する1次元イメージセンサ3、読取
り画像の像をイメージセンサ3の受光面上に結像させる
ためのレンズ5、読取原稿7上の読込みライン8の画像
を順次入力させるための副走査機構4とからなる。カメ
ラ型の場合には副走査機構4と読取原稿7の原稿面とが
他の型のイメージスキャナに比較して離れているのが特
徴である。
【0006】副走査機構4としては、2つの方法が一般
にとられている。一つはレンズでイメージセンサの受光
面上に読み込みたい画像を結像させ、この結像面内を1
次元イメージセンサが平行に移動して副走査を行うも
の、もう一つは読取原稿からレンズを経て1次元イメー
ジセンサに至るまでの間に反射鏡を備え、反射鏡を回転
させて反射角度を変化させることにより、副走査を行う
ものである。ここでは、副走査機構4は後者の反射鏡6
の回転を利用して1次元イメージセンサ3に結像する画
像を反射角の変化を利用して副走査する機構を示してい
る。
【0007】さて、原稿面を読み込む時間は短い程、利
用者にとっても便利であり早く読み込めた分だけ色補正
や文字認識などの別の画像処理に振り向けることができ
るので便利である。読込み時間を短くするための一つの
要因としては、1次元イメージセンサで読込む1ライン
あたりの読み込み時間を短くすることがある。
【0008】イメージセンサは一般に1画素毎に対応し
ているフォトトランジスタあるいはフォトダイオードと
いった光半導体に光を照射させて電荷として蓄積させ、
溜まった電荷をレジスタに移した後、順次隣のレジスタ
に移送して転送する。読み込み時間を短くした場合には
光半導体に電荷を蓄積する蓄積時間が不足することが生
じる。このため、光半導体の感度を向上させたり、照射
する光の強さを増大させたりして対応する。特定の1次
元イメージセンサを使用して読み込み時間を向上させる
方法としては、原稿面に照射する光を強くし、蓄積時間
をなるべく短くすることにより、1ラインあたりの読み
込み時間を短くすることで対応できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ある特
定の時間以上に読込み時間を早くすると、外光としての
天井灯の影響が読込んだ画像データでは主走査方向の縞
線となって現れ、悪影響を与える。すなわち、一般に室
内においては、図13に示す従来の画像読取り装置に対
して天井灯23によって照明がなされており、読取原稿
7の原稿面にも天井灯23から照射された光を受けてい
るが、この天井灯23は電力会社から供給されている商
用電源周波数(東日本では50Hz、西日本では60H
z)で駆動されており、蛍光灯の場合ではこの商用電源
周波数に対応した周波数(東日本ならば100Hz)で
明るさが変化している。
【0010】しかるに、1次元イメージセンサ3による
読み込み時間に対応している蓄積時間が、使用地域にお
ける商用電源周波数に対応した周期にほぼ等しい場合
(東日本では約10ms)には悪影響は少ないのである
が、この周期よりも短くなるにしたがって悪影響が出は
じめる。
【0011】一例として、1次元イメージセンサ3によ
る1ライン当たりの読込み時間が1.4msで、蓄積時
間も同じ1.4msである画像読取り装置を東日本の地
域で使用したとする。上記のように東日本では、天井灯
23によって10ms単位で原稿面の明るさが明暗を繰
り返しているので、この10msの間にイメージセンサ
3は約7ライン読み込むことになる。従って、天井灯2
3の明るさ変化による明暗が約7ライン単位で電気信号
に変換され、画像としては約7ライン周期で濃淡の縞線
として現れることになり、読込み画質に悪影響を与え問
題である。
【0012】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
原稿面上の時間的な明るさ変化に起因する画質劣化を低
減し得る、1次元イメージセンサを用いたカメラ型の画
像読取り装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、副走査機構を用いて読取原稿から1次元イ
メージセンサへの入射光を副走査方向に走査することに
より、1次元イメージセンサから2次元の画像信号を出
力する画像読取り装置において、外光により原稿面が照
射されている読取原稿の原稿面からの反射光の明るさの
変化を直接又は間接的に検出して電気信号に変換する光
センサと、光センサの出力信号と1次元イメージセンサ
からの画像信号とを入力信号として受け、画像信号から
外光の明暗の変化成分を相殺除去して出力する演算手段
とを備えた構成としたものである。
【0014】ここで、上記の演算手段は、1次元イメー
ジセンサの1ライン分の蓄積時間に対応して、光センサ
の出力信号の周期的な信号成分を遅延させる遅延回路
と、1次元イメージセンサからの画像信号と遅延回路の
出力信号とを演算して画像信号から外光の明暗の変化成
分を相殺除去して出力する演算回路とを有するか、光セ
ンサの出力信号をサンプルした後、1次元イメージセン
サで蓄積された画像信号が順次転送されている期間はホ
ールドするタイミングで制御される第1のサンプルホー
ルド手段と、1次元イメージセンサからの画像信号と第
1のサンプルホールド手段の出力信号とを演算して画像
信号から外光の明暗の変化成分を相殺除去して出力する
演算回路とを有する。
【0015】また、本発明において、光センサから第1
のサンプルホールド手段に至るまでの信号経路の途中
に、1次元イメージセンサが入射光を光電変換し電荷を
蓄積するある1ライン期間中に光センサからの信号をサ
ンプルしておき、該当ラインの蓄積結果がレジスタ転送
され画像信号として出力が開始されるまではホールドす
るタイミングにより制御される第2のサンプルホールド
手段を有することで前記遅延回路による遅延と相当する
遅延を行うようにしてもよい。ここで、第2のサンプル
ホールド手段は、1次元イメージセンサで蓄積する時間
に光量に応じて電荷としてためられた蓄積量に対応し
て、光センサの出力信号をコンデンサに蓄積する蓄積回
路を備えていてもよい。
【0016】また、本発明は演算手段が、光センサから
第1のサンプルホールド手段に至るまでの信号経路の途
中に、主走査方向での原稿面上で受けている外光から影
響の強弱に対応させて第1のサンプルホールド手段によ
りサンプルホールド処理された光センサからの出力信号
に傾きを持たせる主走査方向補正回路を有することが、
原稿面に照射されている外光の影響が、主走査方向での
読取る位置に応じて偏りがあっても除去できる点で望ま
しい。
【0017】また、本発明は、読取原稿の原稿面に光を
照射する光源と、読取原稿の原稿面に照射されている光
の明るさの変化を直接又は間接的に検出して電気信号に
変換する光センサと、光センサが原稿面から受ける光の
明るさが一定となるように、光センサの出力信号に応じ
て光源から照射される光の明るさを制御する調光回路と
を備えることを特徴とする。
【0018】なお、本発明で用いる光センサは、副走査
機構を構成する反射鏡から1次元イメージセンサとの間
に設けられ、反射鏡の回転によって1次元イメージセン
サ上に結像させる画像の変化に対応して、受光する原稿
面上の部分が変化する構成でもよい。また、光センサの
受光面に緑色フィルタを設けることが、1次元イメージ
センサと光センサとで分光感度の波長を合わせられる点
で望ましい。
【0019】本発明では、原稿面に照射されている、時
間の経過と共に明るさが変化する外光により1次元イメ
ージセンサにより受光される光が影響を受け、1次元イ
メージセンサの出力画像信号に外光による信号成分が重
畳しても、原稿面から反射された外光を光センサにより
受光して電気信号に変換し、この電気信号に基づいて演
算手段により上記画像信号との演算を行うことにより、
画像信号中の外光による信号成分を大幅に低減又は除去
できる。
【0020】また、本発明では、光センサの出力信号に
応じて、光源から原稿面上に光源から照射される光の明
るさが一定になるように、光源の明るさを調光するよう
にしたため、画像信号中の外光による信号成分を大幅に
低減又は除去できる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明になる画像読取り装置の第1
の実施の形態の機構に関する構成図を示す。図1に示す
ように、この実施の形態の画像読取り装置の機構は、原
稿の画像を電気信号に変換する1次元イメージセンサ
3、所望方向の部分画像を順次入力させるための副走査
機構4、読取原稿7上の読取り画像の像を1次元イメー
ジセンサ3の受光面上に結像させるためのレンズ5、本
発明の特徴である光センサ1とから構成され、更に光セ
ンサ1からの信号を処理する信号処理回路2を有する。
【0022】この画像読取り装置の構成要素の一つであ
る副走査機構4としては、いくつか手法がある。すなわ
ち、図1に示したように読み取り画像の部分画像を所望
方向に反射させるための反射鏡6と、この反射鏡6を回
転させる回転機構8とを備え、反射鏡6を回転させて所
望の部分画像を1次元イメージセンサ3に投影すること
によって副走査を行う手法がある。また、反射鏡6を回
転させるのではなくて平行移動させることによって所望
方向の部分画像を順次投影することにより副走査を行う
手法、あるいは反射鏡6は無く、代わりにレンズによっ
て像が結ばれている1次元イメージセンサを結像面上移
動することにより部分画像を順次取り込むことで副走査
を行う手法がある。
【0023】光センサ1は読取原稿7の原稿面からの反
射光を受光できるように配置されており、上記のいずれ
の副走査の方法に対しても原稿面に照射されている外光
の明るさの変化を直接検出できるようにされている。更
に、後述する信号処理回路2及び演算回路(図示せず)
による信号処理を行うことによって、本発明の目的を果
たすことが可能である。
【0024】すなわち、この光センサ1は、1次元イメ
ージセンサ3とは別に受光素子として用意され、原稿面
からの明るさの変化を直接検出している。この光センサ
1で受光された信号は複数の画素の明るさが混合された
ものであり、読取原稿7の細かい模様や文字の影響を受
けることなく、読取原稿7の原稿面から反射されてくる
明るさの時間経過に対応した変化を検出するものであ
り、その検出信号は後述の信号処理回路2に入力されて
信号処理される。
【0025】図2は本発明になる画像読取り装置の第2
の実施の形態の機構に関する構成図を示す。同図中、図
1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。この第2の実施の形態では、光センサ9を1次元
イメージセンサ3と副走査のための反射鏡6との間に取
付け、特にレンズ5の横に取り付けた構成に特徴があ
る。光センサ9からは副走査用の反射鏡6を通して読取
原稿7の原稿面の光を受光できるようになっている。
【0026】これにより、副走査機構4の動作に伴い反
射鏡6が回転し、1次元イメージセンサ3で読込む原稿
面上の読込みライン8部分が次々と副走査方向に変化す
ると、この変化と同じく光センサ9は1次元イメージセ
ンサ3で読込む読込みライン8を中心とする範囲10の
複数画素の光を受光し、読取原稿7の原稿面から反射さ
れてくる明るさの時間経過に対応した変化を間接的に検
出する。すなわち、この実施の形態では、1次元イメー
ジセンサ3で読込んでいる読込みライン8の移動と共に
光センサ9で受光する原稿面上の範囲10も副走査方向
に変化し、これにより副走査方向の天井灯が及ぼす影響
の強弱に対応することができる。
【0027】次に、本発明になる画像読取り装置におけ
る画像処理部について説明する。この画像処理部は、1
次元イメージセンサ3で得られた画像信号をディジタル
変換するまでの処理回路で、前記図1や図2の機構部と
共に本発明の画像読取り装置を構成している。図3はこ
の画像処理部の基本構成を示すブロック図である。ここ
では、図1や図2の機構部の主要部である1次元イメー
ジセンサ3と光センサ1(又は9)は作図上シンボル的
に表している。
【0028】図3に示すように、1次元イメージセンサ
3からの画像信号を処理する画像処理部は、1次元イメ
ージセンサ3からの信号を受けてオフセット電圧とゲイ
ンを調整する前処理回路13と、さらに光センサ1
(9)から処理された信号を演算する機能を担う演算回
路14と、演算回路14からの出力をディジタル信号に
変換するA/Dコンバータ15とからなる。
【0029】この画像処理部において、光センサ1
(9)により検出された読取原稿照射光検出信号は信号
処理回路2によって増幅され、かつ、オフセット電圧が
調整され、天井灯照射による原稿面上の時間的な明るさ
変動分に相当する電気信号とされて演算回路14に供給
される。演算回路14では信号処理回路2の出力電気信
号を用いて、1次元イメージセンサ3からの画像信号の
うち天井灯による明るさの変動分を除去するように差動
演算の処理がなされる。このようにして、演算回路14
から天井灯による明るさの変動分が大幅に抑圧された画
像信号が取り出され、A/Dコンバータ15によりディ
ジタル信号に変換されて後段回路へ出力される。
【0030】図4は本発明になる画像読取り装置におけ
る画像処理部の第1の実施の形態の回路系統図を示す。
同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。図4において、前処理回路13は演算増幅器13
1、可変抵抗器VR1、固定抵抗などからなる利得可変
の反転増幅回路である。演算回路14は演算増幅器14
1を用いた加算回路である。前処理回路16は信号処理
回路2a(前記信号処理回路2の第1の実施の形態)を
構成しており、演算増幅器161、可変抵抗器VR2、
固定抵抗などからなる利得可変の同相増幅回路である。
【0031】この画像処理部では、1次元イメージセン
サ3から取り出された画像信号は、前処理回路13に供
給され、演算増幅器121を用いたオフセット電圧の調
整と反転増幅が行われる。一方、光センサ1又は9から
の検出信号は、時間経過ともに変化する原稿面の明るさ
に対応した信号であり、前処理回路16(信号処理回路
2a)に供給されてオフセット電圧の調整と同相増幅さ
れる。演算回路14は上記の前処理回路13からの画像
信号は逆相で、かつ、前処理回路16(信号処理回路2
a)からの時間経過ともに変化する原稿面の明るさに対
応した信号は同相で、演算増幅器141で加算して出力
する。
【0032】ここで、前処理回路13から取り出される
1次元イメージセンサ3からの画像信号は原稿面の画像
に対応した信号に、時間経過ともに変化する原稿面の明
るさに対応した信号成分が重畳されており、このうち時
間経過ともに変化する原稿面の明るさに対応した信号成
分が演算回路14により前処理回路16(信号処理回路
2a)からの信号と相殺除去されると共に、原稿面の画
像に対応した信号のみが除去されることなく取り出さ
れ、D/Aコンバータ15に送られディジタルの画像信
号に変換されて出力される。
【0033】ところで、1次元イメージセンサ3ではラ
イン状に配置された画素に対応するフォトトランジスタ
あるいはフォトダイオードといった光半導体に光を照射
させて光電変換を行いながら電荷としてある所定の期間
中(長さを蓄積時間とよぶ)蓄積させる。この後、ライ
ン当たりの読込み時間を一定間隔で与えられるトリガ信
号により溜まった電荷を各画素に対応したレジスタに移
し、転送クロック信号に同期して順次隣のレジスタに移
送して各画素に蓄積されていた電荷が次々と転送され
て、時間の経過とともに画素の並びに対応した信号が出
力されるため、各画素で蓄積時間中同時に受光したそれ
ぞれの明るさに応じて変化する信号が画像信号として得
られる。従って、1次元イメージセンサ3から出力され
ている画像信号は、一つ前のラインに対応した蓄積期間
中に受光した明るさであり、画像信号が出力されている
その時刻の明るさではない。
【0034】図5はこの一つ前のラインに対応した蓄積
期間中に受光した明るさに対応した信号処理を行う、画
像処理部の第2の実施の形態の回路系統図を示す。同図
中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図5に示す実施の形態は、図4の信号処理
回路2aに代えて前処理回路17と遅延回路(位相回
路)18からなる信号処理回路2bを設けた点に特徴が
ある。
【0035】前処理回路17は演算増幅器171、可変
抵抗器VR3、固定抵抗などからなる利得可変の反転増
幅回路である。遅延回路18は演算増幅器181、コン
デンサ182、固定抵抗を用いた構成で、演算増幅器1
81の反転入力端子には入力信号をそのまま入力し、非
反転入力端子には入力信号を抵抗とコンデンサ182に
よる積分回路で遅延してから入力する構成である。従っ
て、遅延回路18は反転機能も有しているが、必ずしも
反転である必要はなく、1次元イメージセンサ3からの
信号と光センサ1からの信号とが逆位相になるように設
計されればよい。
【0036】これにより、光センサ1又は9からの時間
経過ともに変化する原稿面の明るさに対応した検出信号
は、前処理回路17に供給されてオフセット電圧の調整
と反転増幅された後、遅延回路18に供給されて周期的
な信号の位相を遅らせられてから演算回路14に入力さ
れる。
【0037】本実施の形態では、光センサ1又は9から
入力された周期的な信号が遅延回路18を通過すること
による遅延を、1次元イメージセンサ3での蓄積時間の
遅延にあわせることにより、後段に接続されている演算
回路14で信号の差動をとったときに画像に悪影響を与
えている周期的な信号をより効果的に打ち消すことがで
きる。
【0038】図6は本発明になる画像読取り装置におけ
る画像処理部の第3の実施の形態のブロック図を示す。
同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。図6に示す回路では光センサ1又は9
からの出力信号を処理する信号処理回路2を、図5の遅
延回路18に代えてサンプルホールドタイミング発生回
路19とこのサンプルホールドタイミング発生回路19
の出力信号によりサンプル及びホールド動作を行うサン
プルホールド回路20を設けた信号処理回路2cとした
点に特徴がある。このサンプルホールドタイミング発生
回路19にはイメージセンサ3を駆動するイメージセン
サ駆動信号発生回路21の出力駆動信号が入力される。
【0039】この実施の形態では、演算回路14で1次
元イメージセンサ3からの画像信号と光センサ1又は9
からの信号との差動をとった場合に画像信号に悪影響が
でないようにしている。すなわち、光センサ1又は9か
らの信号はその光センサが受光する明るさが変化すれば
その変化に対応して出力検出信号レベルも絶えず変化し
てしまう。しかしながら、1次元イメージセンサ3から
の出力信号はライン単位で蓄積期間中に取り込んだ明る
さの蓄積結果が、各画素の並びに従って順次出力された
ものであり、信号レベルが時間と共に変化していてもそ
れは画素の位置に対応した明るさの違いによるものであ
る。
【0040】従って、1次元イメージセンサ3からの1
ライン分の各画素に対応した信号の出力時間中に、変化
している光センサの出力信号を差動合成することは、本
来原稿にはない明るさ変化を加えることになり画像の信
号に悪影響を与える可能性がある。
【0041】このため、信号処理回路2cでは、サンプ
ルホールド回路20を挿入して1次元イメージセンサ3
から画像信号が出力されている期間中は光センサ1又は
9からの信号は一定にする。すなわち、サンプルホール
ドタイミング発生回路19で制御するタイミングは、ホ
ールド期間は1次元イメージセンサ3からの画像出力信
号が出ているとき、サンプル期間は画像信号に関係ない
信号が出ている期間に設定する。
【0042】ところで、図7においては、1次元イメー
ジセンサ3と副走査機構4とレンズ5及び光センサ1を
一つの筐体に内蔵させた読取りユニット22と、天井灯
23(本実施の形態では蛍光灯)との関係を示してお
り、読取りユニット22の手前側24の反対の上方に天
井灯23がある場合である。この場合には天井灯23か
ら照射される光の影響が読取原稿7の範囲Aと範囲Bと
では異なっており、範囲Aの方が範囲Bの方に比較して
天井灯23の影響を多くうけている。すなわち、主走査
方向25において天井灯23の影響に強弱が現れること
になる。
【0043】そこで、図7の主走査方向25での原稿面
上で受けている天井灯23からの影響の強弱を除去する
ようにしたのが図8に示す信号処理部である。図8は画
像処理部の第4の実施の形態の回路系統図を示す。同図
中、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図8に示す実施の形態は、図6の信号処理
回路2cのサンプルホールド回路20の出力側に演算増
幅器261及びコンデンサ262からなる主走査方向補
正回路26を設けた構成の信号処理回路2dとした点に
特徴がある。
【0044】この実施の形態では、光センサ1又は9か
ら出力された信号処理の経路に主走査方向補正回路26
(本実施の形態ではハイパスフィルタ)を設けて、サン
プルホールド回路20で処理された光センサ1又は9か
らの出力信号に傾きをもたせる。光センサ1又は9から
の影響は主走査方向補正回路26によって図7の構成に
あわせてホールド期間中に信号出力が小さくなるように
設定している。
【0045】すなわち、1次元イメージセンサ3からの
出力信号が図7に示した範囲Aの方から範囲Bの方に向
かって主走査の信号が順次出力されてくるとすると、1
ライン分の画像信号の出力期間中では、天井灯23の影
響が強く受けた範囲Aの信号が時間的に前の方に、影響
が少ない範囲Bの信号が時間的に後の方に出力される。
主走査方向補正回路26によって、1次元イメージセン
サ3から範囲Aの出力がなされている時には光センサ1
又は9からの信号は大きく、範囲Bの出力がなされてい
るときには小さくなるように信号を処理する。
【0046】これにより、演算回路14によって主走査
方向補正回路26からの信号と1次元イメージセンサ3
から処理された信号との差動をとることによって原稿面
に照射されている天井灯23の影響が、読取る位置に応
じて偏りがあっても除去することができる。
【0047】図9は画像処理部の第5の実施の形態の回
路系統図を示す。同図中、図6と同一構成部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。図9に示す実施の形
態は、図6の信号処理回路2cのサンプルホールド回路
20を2つのサンプルホールド回路20a及び20bに
分けて縦続接続し、それぞれに対応してサンプルホール
ドタイミング回路も19a及び19bに示すように2つ
設けた構成の信号処理回路2eとした点に特徴がある。
【0048】ここで、一方のサンプルホールド回路20
aは前述した1次元イメージセンサ3の蓄積時間による
遅延を担い、もうひとつのサンプルホールド回路20b
は前述したように、1次元イメージセンサ3の画像信号
出力期間中に光センサ1又は9の信号を一定に保つ機能
をもたしている。
【0049】次に、この実施の形態の動作について図1
0のタイミングチャートと共に説明する。図9の1段目
のサンプルホールド回路20aによるサンプル期間36
aは、図10(C)に示すように、同図(A)に示す1
次元イメージセンサライントリガ信号のローレベル期間
である1次元イメージセンサの蓄積期間33内に行い、
1段目のサンプルホールド回路20aによるホールド期
間37aを図10(D)に示す2段目のサンプルホール
ド回路20bによるサンプル期間36bになるように、
サンプルホールドタイミング発生回路19aからサンプ
ルホールド回路20aに入力されるサンプルホールド制
御信号cを設定する。
【0050】一方、2段目のサンプルホールド回路20
bによるサンプル期間36bは図10(D)に示すよう
に、1次元イメージセンサの画像信号の出力される転送
期間34と重ならないように、同図(B)に示す1次元
イメージセンサ3の出力信号の転送休止期間35に設定
し、2段目のサンプルホールド回路20bによるホール
ド期間37bはイメージセンサの画像信号が出力されて
いる転送期間34をカバーできるように、サンプルホー
ルドタイミング発生回路19bからサンプルホールド回
路20bに入力されるサンプルホールド制御信号dを設
定する。
【0051】図11は本発明になる画像読取り装置にお
ける画像処理部の第6の実施の形態の回路系統図を示
す。同図中、図9と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。図11に示す回路では光センサ1
又は9からの出力信号を処理する信号処理回路2を、図
9のサンプルホールド回路20a及びサンプルホールド
タイミング発生回路19aに代えて、サンプルホールド
回路20c及びサンプルホールドタイミング発生回路1
9cを用いた構成とした信号処理回路2fである点に特
徴がある。
【0052】この図11の実施の形態の信号処理回路2
fは、光センサ1又は9からの出力信号をサンプルする
場合に、1次元イメージセンサ3で行われている蓄積動
作の考えを取り入れた光センサ信号の信号処理回路であ
る。サンプルホールド回路20cは演算増幅器271の
出力端子と演算増幅器272の非反転入力端子の間に、
サンプルホールドタイミング発生回路19cの出力制御
信号でスイッチング制御されるスイッチSWを設け、演
算増幅器272の出力を演算増幅器271の反転入力端
子に抵抗R1を介してフィードバックすると共に、演算
増幅器272の非反転入力端子と接地間にコンデンサC
1と抵抗R2の直列回路を接続し、また演算増幅器27
1の出力端子と反転入力端子の間にダイオードD1及び
D2を並列に接続した構成である。
【0053】図11において、光センサ1又は9の出力
信号は図9と同じく2段設けられたサンプルホールド回
路20b及び20cで処理されるが、一段目のサンプル
ホールド回路20cでサンプルホールドを行う際に、1
次元イメージセンサ3で光の明るさを蓄積することと同
等のことを、コンデンサC1で電気的に蓄積するように
サンプルを行う。このためにコンデンサC1の容量は1
次元イメージセンサ3の蓄積時間内には飽和しないこと
が必要であり、図11の実施の形態では2μF以上のコ
ンデンサを用いている。
【0054】このようにすることにより、1ライン分の
蓄積期間中に天井灯から受ける光の変化分の蓄積を1次
元イメージセンサ3と光センサ1又は9とで合わせるこ
とができ、演算回路14で天井灯の影響を画像信号から
より良く除去できる。
【0055】ところで、読取り原稿7の原稿面に照射さ
れている光の時間的な明るさの変動は1次元イメージセ
ンサ3からの出力信号に影響し取り込んだ画像に悪影響
を及ぼすことは前述した通りであるが、この悪影響を除
去する方法として以上の実施の形態のように1次元イメ
ージセンサからの信号に補正をかけて除去するのではな
く、原稿面を照射する光源に補正をかけるようにしても
よい。
【0056】図12はこの場合の本発明になる画像読取
り装置の他の実施の形態の構成図を示す。同図中、図1
と同一構成部分には同一符号を付してある。図12に示
すように、この実施の形態は、読取原稿7の原稿面上の
複数画素に相当する範囲の時間的な明るさの変化を検出
する光センサ1と、照度制御回路41から照明駆動回路
42を介して入力される駆動信号により原稿面を照射す
る明るさを変えることができる照明装置43が設けられ
ている。
【0057】 そして、光センサ1からの明るさの変化
を示す信号を信号処理回路2gでオフセットとゲインを
調整する処理を行う。信号処理回路2gからの信号を照
度制御回路41に入力し、照明駆動回路42を介して照
明装置43の明るさを制御して原稿面の明るさの時間的
な変化を除去する。照明装置43の明るさの制御は、光
センサ1からの信号が暗いことを示す信号であれば明る
くし、反対に明るいことを示す信号であれば暗くする。
つまり、光センサ1が原稿面から受ける光の明るさが一
定となるように、光センサ1の出力信号に応じて照明装
置43から照射される光の明るさを制御する。
【0058】従って、照明装置43としては、原稿面の
明るさの変動周期(商用電源周波数の2倍、東日本なら
ば100Hz)かそれよりも早い周期で点滅している蛍
光灯あるいは電球か、あるいは直流で駆動されて連続的
に点灯する電球が好ましい。特に、点灯する光源の場合
には原稿面の明るさの変動周期の10倍以上で点滅を繰
り返しているインバータ駆動の蛍光灯を使用する方法
が、明るさの制御が比較的容易である。この場合には、
インバータ駆動回路により励振された高周波(通常は4
0kHz以上)の駆動信号に光センサ1から信号処理回
路2gで調整された制御信号を入力とし、蛍光灯駆動信
号の振幅を振幅変調することにより蛍光灯(照明装置4
3)の明るさを変化させることができる。
【0059】照明装置43の制御手法として、所定の明
るさを示すリファレンス回路を設けて、この回路からの
リファレンス信号と光センサ1からの信号との差分をと
り、この差分に相当する分だけ光源の明るさを制御する
フィードバック制御を行うことによって、原稿面の明る
さを安定したものに制御できる。これにより、画像信号
に悪影響を与えている明るさの時間的な変動を除去する
ことができる。
【0060】この実施の形態では、1次元イメージセン
サ3からの画像信号はイメージセンサ駆動回路45によ
って生成されるタイミングに従って出力され、信号処理
回路44でディジタル信号に処理されるため、光センサ
1からの信号とは関係せずに処理される。
【0061】以上、本発明による実施の形態では、時間
の経過とともに変化する原稿面の明るさを光センサ1又
は9を用いて検出しているが、光センサ1又は9として
は一般にフォトダイオードあるいはフォトトランジスタ
を使用できる。フォトトランジスタおよびイメージセン
サは分光感度といって波長によって感度が異なるのが一
般的であり、例えば白黒の1次元イメージセンサでは緑
の波長に、フォトトランジスタは赤よりの波長に分光感
度のピークがあるものが多い。
【0062】本発明では分光感度の波長をイメージセン
サ3と光センサ1又は9とで合わせることにより、より
一層の効果をあげることが可能である。このために、本
発明では光センサ1又は9であるフォトトランジスタの
前面に緑色を比較的良く透過するフィルタを設けてい
る。このフィルタを設けたことによって、光センサ1又
は9の出力が若干低下するが、増幅器のゲインを上げる
ことで出力低下を防いでいる。また、1次元イメージセ
ンサ3が白黒用のものでない場合(例えばカラー用の場
合)には、赤色、緑色、青色に対する透過率がよく、赤
外や紫外の波長の光はカットするフィルタによって、光
センサ1又は9からの出力特性をカラーイメージセンサ
がカバーしている分光感度特性にあわせることにより、
本発明の効果を高めることができる。
【0063】
【実施例】次に、本発明のうち、主要構成部品の具体的
な仕様を挙げて説明する。1次元イメージセンサ3とし
ては、2088ビットのCCDアレイ素子をもつ日本電
気株式会社製μPD3733を用いている。また1次元
イメージセンサ3上に像をむすぶために設けられるレン
ズ5としては、焦点距離は40mm、直経16mmのガ
ラスレンズを用いている。副走査機構4としては、直流
モータと減速機構を組み合わせた機構や、特開平6−1
33079号公報の反射面回転手段等を適用することが
できる。
【0064】1次元イメージセンサによる一枚分の読取
りは、反射鏡6で反射されレンズ5によって1次元イメ
ージセンサ3に結像された画像をライン単位で読込み電
気信号に変換する。副走査機構4は反射鏡6を回転させ
て次のラインをイメージセンサ3に結像させる。この動
作を次々と繰返し行って(例えば1次元イメージセンサ
3のアレイ数2000×2800ラインならば2800
回ほど繰返す。)、1画面分のデータを読み込む。光セ
ンサ1の受光面は原稿面に向けられており、原稿面から
の反射光をライン単位としてではなく主走査方向に複数
ドットをまた副走査方向には複数のラインの明るさを混
合したものとして受光し電気信号に変換する。
【0065】本発明の特徴の一つである光センサ1又は
9としては、フォトトランジスタとしてレンズ付きのも
のとして日本電気株式会社製PT8Lを用いている。フ
ォトトランジスタおよびイメージセンサの分光感度は、
1次元イメージセンサであるμPD3733は緑の波長
に、光センサであるPT8Lは赤よりの波長に分光感度
のピークがある。そのため、本発明の実施例では光セン
サであるフォトトランジスタPT8Lの前面に緑色を比
較的良く透過するフィルタを設けている。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿面から反射された外光を光センサにより受光して電
気信号に変換し、この電気信号に基づいて演算手段によ
り上記画像信号との演算を行うことにより、又は光セン
サの出力信号に応じて、光源から原稿面上に光源から照
射される光の明るさが一定になるように、光源の明るさ
を調光することにより、画像信号中の外光による信号成
分を大幅に低減又は除去できるようにしたため、原稿面
に照射している光が画像信号に与える影響のうち電灯線
に対応した周波数の明暗変化が原因で画像信号に与えて
いる悪影響を低減又は除去することができる。
【0067】すなわち、本発明によれば、1次元イメー
ジセンサを用いたカメラ型の画像読取り装置において、
1次元イメージセシサの1ラインあたりの蓄積時間を電
灯線に対応した周期よりも短くしても電灯線の周期に対
応して変化する明るさの影響が小さく押さえることでき
るため、高速に読込みを行う際の画質劣化を低減でき
る。従って、本発明によれば、カメラ型画像読取り装置
の簡便さを失わずに画像読取りの高速化と画質向上に効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機構構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態の機構構成図であ
る。
【図3】本発明装置における画像処理部の基本構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明における画像処理部の第1の実施の形態
の回路系統図である。
【図5】本発明における画像処理部の第2の実施の形態
の回路系統図である。
【図6】本発明における画像処理部の第3の実施の形態
のブロック図である。
【図7】天井灯の影響を説明する本発明の構成図であ
る。
【図8】本発明における画像処理部の第4の実施の形態
の回路系統図である。
【図9】本発明における画像処理部の第5の実施の形態
のブロック図である。
【図10】図9のサンプルホールドタイミングを説明す
るタイミングチャートである。
【図11】本発明における画像処理部の第6の実施の形
態の回路系統図である。
【図12】本発明の他の実施の形態の構成図である。
【図13】従来の画像読取り装置の一例の構成図であ
る。
【符号の説明】
1、9 光センサ 2、2a〜2g 信号処理回路 3 1次元イメージセンサ 4 副走査機構 5 レンズ 6 反射鏡 7 読取原稿 8 回転機構 10 範囲 13、16、17 前処理回路 14 演算回路 15 A/Dコンバータ 18 遅延回路 19、19a、19b、19c サンプルホールドタイ
ミング発生回路 20、20a、20b、20c サンプルホールド回路 21 イメージセンサ駆動信号発生回路 22 読取りユニット 23 天井灯 25 主走査方向 26 主走査方向補正回路 33 1次元イメージセンサ蓄積期間 34 転送期間 35 転送休止期間 36a、36b サンプル期間 37a、36b ホールド期間 41 照度制御回路 42 照明駆動回路 43 照明装置 45 イメージセンサ駆動回路 48 読込みライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−137968(JP,A) 特開 昭59−147566(JP,A) 特開 昭61−16672(JP,A) 特開 昭62−196972(JP,A) 特開 平3−220859(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査機構を用いて読取原稿から1次元
    イメージセンサへの入射光を副走査方向に走査すること
    により、該1次元イメージセンサから2次元の画像信号
    を出力する画像読取り装置において、外光により原稿面が照射されている読取原稿の該原稿面
    からの反射光の 明るさの変化を直接又は間接的に検出し
    て電気信号に変換する光センサと、 前記光センサの出力信号と前記1次元イメージセンサか
    らの画像信号とを入力信号として受け、該画像信号から
    前記外光の明暗の変化成分を相殺除去して出力する演算
    手段とを備えることを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記1次元イメージセ
    ンサの1ライン分の蓄積時間に対応して、前記光センサ
    の出力信号の周期的な信号成分を遅延させる遅延回路
    と、前記1次元イメージセンサからの画像信号と該遅延
    回路の出力信号とを演算して前記画像信号から前記外光
    の明暗の変化成分を相殺除去して出力する演算回路とを
    有することを特徴とする請求項1記載の画像読取り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、前記光センサの出力信
    号をサンプルした後、前記1次元イメージセンサで蓄積
    された画像信号が順次転送されている期間はホールドす
    るタイミングで制御される第1のサンプルホールド手段
    と、前記1次元イメージセンサからの画像信号と該第1
    のサンプルホールド手段の出力信号とを演算して前記画
    像信号から前記外光の明暗の変化成分を相殺除去して出
    力する演算回路とを有することを特徴とする請求項1記
    載の画像読取り装置。
  4. 【請求項4】 前記光センサから前記第1のサンプルホ
    ールド手段に至るまでの信号経路の途中に、前記1次元
    イメージセンサが入射光を光電変換し電荷を蓄積するあ
    る1ライン期間中に前記光センサからの信号をサンプル
    しておき、前記該当ラインの蓄積結果がレジスタ転送さ
    れ画像信号として出力が開始されるまではホールドする
    タイミングにより制御される第2のサンプルホールド手
    段を有することを特徴とする請求項3記載の画像読取り
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のサンプルホールド手段は、前
    記1次元イメージセンサで蓄積する時間に光量に応じて
    電荷としてためられた蓄積量に対応して、前記光センサ
    の出力信号をコンデンサに蓄積する蓄積回路を備えるこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像読取り装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記光センサから前記
    第1のサンプルホールド手段に至るまでの信号経路の途
    中に、主走査方向での原稿面上で受けている外光から影
    響の強弱に対応させて前記第1のサンプルホールド手段
    によりサンプルホールド処理された前記光センサからの
    出力信号に傾きを持たせる主走査方向補正回路を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像読取り装置。
  7. 【請求項7】 前記光センサは、前記副走査機構を構成
    する反射鏡から前記1次元イメージセンサとの間に設け
    られ、該反射鏡の回転によって該1次元イメージセンサ
    上に結像させる画像の変化に対応して、受光する原稿面
    上の部分が変化することを特徴とする請求項1記載の画
    像読取り装置。
  8. 【請求項8】 副走査機構を用いて読取原稿から1次元
    イメージセンサへの入射光を副走査方向に走査すること
    により、該1次元イメージセンサから2次元の画像信号
    を出力する画像読取り装置において、 前記読取原稿の原稿面に光を照射する光源と、 前記読取原稿の原稿面からの反射光の明るさの変化を直
    接又は間接的に検出して電気信号に変換する光センサ
    と、 前記光センサが前記原稿面から受ける光の明るさが一定
    となるように、該光センサの出力信号に応じて前記光源
    から照射される光の明るさを制御する調光回路とを備え
    ることを特徴とする画像読取り装置。
  9. 【請求項9】 前記光センサは、受光面に緑色フィルタ
    が設けられていることを特徴とする請求項1又は8記載
    の画像読取り装置。
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