JPH057296A - フイルム読み取り装置 - Google Patents
フイルム読み取り装置Info
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- JPH057296A JPH057296A JP3154619A JP15461991A JPH057296A JP H057296 A JPH057296 A JP H057296A JP 3154619 A JP3154619 A JP 3154619A JP 15461991 A JP15461991 A JP 15461991A JP H057296 A JPH057296 A JP H057296A
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- black
- negative film
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 CCDラインセンサ5で光−電変換の際に生
ずる黒シェーディング補正用のデータをネガフィルム1
の非画像部1aから取得する。 【効果】 黒シェーディング補正用特殊フィルムを用い
ることなく黒シェーディング補正用のデータを取得する
ことができる。
ずる黒シェーディング補正用のデータをネガフィルム1
の非画像部1aから取得する。 【効果】 黒シェーディング補正用特殊フィルムを用い
ることなく黒シェーディング補正用のデータを取得する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガフィルムを例えば
CCDラインセンサ等で読み取って画像信号を出力する
ようなフィルム読み取り装置に関する。
CCDラインセンサ等で読み取って画像信号を出力する
ようなフィルム読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルム読み取り装置は、例えば
図3に示すように、帯状部材からなり長手方向に画像部
50aと非画像部50bとが交互に配列されたネガフィ
ルム50を固定するフィルムホルダ51,該固定された
ネガフィルム50の裏側から撮像時に赤色,青色,緑色
の照射光を照射する光源52及び撮像光学系55からな
っている。上記撮像光学系55は、対物レンズ53及び
CCDラインセンサ54からなっている。上記フィルム
ホルダ51は、ネガフィルム50の画像部50aより多
少大きめであり略々矩形状の開口部51aが設けられて
いる。
図3に示すように、帯状部材からなり長手方向に画像部
50aと非画像部50bとが交互に配列されたネガフィ
ルム50を固定するフィルムホルダ51,該固定された
ネガフィルム50の裏側から撮像時に赤色,青色,緑色
の照射光を照射する光源52及び撮像光学系55からな
っている。上記撮像光学系55は、対物レンズ53及び
CCDラインセンサ54からなっている。上記フィルム
ホルダ51は、ネガフィルム50の画像部50aより多
少大きめであり略々矩形状の開口部51aが設けられて
いる。
【0003】撮像時となると、ユーザは上記ネガフィル
ム50の画像部50aの中心と、上記フィルムホルダ5
1の開口部51aの中心とが一致するように該ネガフィ
ルム50を該フィルムホルダ51に固定する。そして、
図示しない撮像開始スイッチをオン制御すると、上記光
源52が、例えば赤色,青色,緑色の順に各色の照射光
を該ネガフィルム50の裏側から照射する。一方、上記
撮像光学系55は、上記各色の照射光が照射される毎に
上記ネガフィルム50の画像部50aを撮像すべく、図
3に示すa地点からb地点を移動する。これにより、上
記ネガフィルム50の裏側から照射された各色の照射光
は、それぞれ該ネガフィルム50を透過して対物レンズ
53により集光されCCDラインセンサ54に照射され
る。上記CCDラインセンサ54は、ライン毎に上記照
射される各色の照射光を受光し光−電変換し、これを画
像信号として出力する。この画像信号は、A/D変換器
56によりデジタル化され画像データとしてシェーディ
ング補正回路59に供給される。
ム50の画像部50aの中心と、上記フィルムホルダ5
1の開口部51aの中心とが一致するように該ネガフィ
ルム50を該フィルムホルダ51に固定する。そして、
図示しない撮像開始スイッチをオン制御すると、上記光
源52が、例えば赤色,青色,緑色の順に各色の照射光
を該ネガフィルム50の裏側から照射する。一方、上記
撮像光学系55は、上記各色の照射光が照射される毎に
上記ネガフィルム50の画像部50aを撮像すべく、図
3に示すa地点からb地点を移動する。これにより、上
記ネガフィルム50の裏側から照射された各色の照射光
は、それぞれ該ネガフィルム50を透過して対物レンズ
53により集光されCCDラインセンサ54に照射され
る。上記CCDラインセンサ54は、ライン毎に上記照
射される各色の照射光を受光し光−電変換し、これを画
像信号として出力する。この画像信号は、A/D変換器
56によりデジタル化され画像データとしてシェーディ
ング補正回路59に供給される。
【0004】ここで、上記CCDラインセンサ54の各
画素は、該各画素毎にダイナミックレンジが異なってい
る。これは、例えば図4に示すように同じ黒色を撮像し
たが黒色の画像信号70のレベルが異なるとか、同じ白
色を撮像したが白色の画像信号71のレベルが異なる等
のごとくである。これは、上記光源52の輝度ムラ又は
照度ムラ,上記CCDラインセンサ54に設けられてい
る各画素の感度ムラ,該CCDラインセンサ54の暗電
流,該CCDラインセンサ54の上記各色の照射光毎の
感度差等が原因である。このように、各画素毎にダイナ
ミックレンジが異なっているのに何の補正もしないで画
像信号を出力すると、該画像信号に応じた表示を行った
際に色ムラ等を生じてしまう。このため、全ての色信号
の基準となる黒信号基準レベルである黒基準データ及び
白信号基準レベルである白基準データを記憶しておき、
この記憶した黒基準データ及び白基準データに基づいて
以下の式1に示すような演算を行い、上記CCDライン
センサ54から出力される画像信号を補正する。このよ
うな補正は、シェーディング補正と呼ばれる。 補正出力信号=(純信号分/ダイナミックレンジ)×255 =(V−BK/W−BK)×255 ・・・・・・(1) なお、上記式1に示す“V”は入力レベル,“W”は白
基準データ,“BK”は黒基準データである。
画素は、該各画素毎にダイナミックレンジが異なってい
る。これは、例えば図4に示すように同じ黒色を撮像し
たが黒色の画像信号70のレベルが異なるとか、同じ白
色を撮像したが白色の画像信号71のレベルが異なる等
のごとくである。これは、上記光源52の輝度ムラ又は
照度ムラ,上記CCDラインセンサ54に設けられてい
る各画素の感度ムラ,該CCDラインセンサ54の暗電
流,該CCDラインセンサ54の上記各色の照射光毎の
感度差等が原因である。このように、各画素毎にダイナ
ミックレンジが異なっているのに何の補正もしないで画
像信号を出力すると、該画像信号に応じた表示を行った
際に色ムラ等を生じてしまう。このため、全ての色信号
の基準となる黒信号基準レベルである黒基準データ及び
白信号基準レベルである白基準データを記憶しておき、
この記憶した黒基準データ及び白基準データに基づいて
以下の式1に示すような演算を行い、上記CCDライン
センサ54から出力される画像信号を補正する。このよ
うな補正は、シェーディング補正と呼ばれる。 補正出力信号=(純信号分/ダイナミックレンジ)×255 =(V−BK/W−BK)×255 ・・・・・・(1) なお、上記式1に示す“V”は入力レベル,“W”は白
基準データ,“BK”は黒基準データである。
【0005】上記白基準データ及び黒基準データの記憶
は、上記ネガフィルム50の画像部50aの撮像に先立
って行われる。すなわち、ユーザは上記ネガフィルム5
0の画像部50aの撮像に先立ち、上記CCDラインセ
ンサ54に光が入射しないように例えば遮光板等を用い
て入射光を遮光する。そして、図示しない白基準データ
記憶スイッチをオン制御する。これにより、上記CCD
ラインセンサ54は、入射光の無い状態で撮像を行う。
この撮像信号は、A/D(アナログ−デジタル)変換器
56に供給されデジタル化され、白基準データとして白
補正データメモリ57に供給され記憶される。次にユー
ザは、図5に示すように上記ネガフィルム50の画像部
50aに相当する部分が透明の黒シェーディング補正用
特殊フィルム70を、上記図3に示すフィルムホルダ5
1にセットし、図示しない黒基準データ記憶スイッチを
オン制御する。これにより、上記CCDラインセンサ5
4は、上記黒シェーディング補正用特殊フィルム70の
上記画像部50aに相当する部分の撮像を行う。この撮
像信号は、A/D(アナログ/デジタル)変換器56に
供給されデジタル化され、黒基準データとして黒補正デ
ータメモリ58に供給され記憶される。
は、上記ネガフィルム50の画像部50aの撮像に先立
って行われる。すなわち、ユーザは上記ネガフィルム5
0の画像部50aの撮像に先立ち、上記CCDラインセ
ンサ54に光が入射しないように例えば遮光板等を用い
て入射光を遮光する。そして、図示しない白基準データ
記憶スイッチをオン制御する。これにより、上記CCD
ラインセンサ54は、入射光の無い状態で撮像を行う。
この撮像信号は、A/D(アナログ−デジタル)変換器
56に供給されデジタル化され、白基準データとして白
補正データメモリ57に供給され記憶される。次にユー
ザは、図5に示すように上記ネガフィルム50の画像部
50aに相当する部分が透明の黒シェーディング補正用
特殊フィルム70を、上記図3に示すフィルムホルダ5
1にセットし、図示しない黒基準データ記憶スイッチを
オン制御する。これにより、上記CCDラインセンサ5
4は、上記黒シェーディング補正用特殊フィルム70の
上記画像部50aに相当する部分の撮像を行う。この撮
像信号は、A/D(アナログ/デジタル)変換器56に
供給されデジタル化され、黒基準データとして黒補正デ
ータメモリ58に供給され記憶される。
【0006】このようにして、上記白補正データメモリ
57に記憶された白基準データ及び黒補正データメモリ
58に記憶された黒基準データは、上記ネガフィルム5
0の画像部50aの撮像時に読み出され、シェーディン
グ補正回路59に供給される。上記シェーディング補正
回路59は、上記CCDラインセンサ54からA/D変
換器56を介して供給される画像データを、上記白基準
データ及び黒基準データに基づいて上記式1に示す演算
を行って補正し出力端子60を介して出力する。これに
より、例えばモニタ装置等に色ムラのない画像を表示す
ることができる。
57に記憶された白基準データ及び黒補正データメモリ
58に記憶された黒基準データは、上記ネガフィルム5
0の画像部50aの撮像時に読み出され、シェーディン
グ補正回路59に供給される。上記シェーディング補正
回路59は、上記CCDラインセンサ54からA/D変
換器56を介して供給される画像データを、上記白基準
データ及び黒基準データに基づいて上記式1に示す演算
を行って補正し出力端子60を介して出力する。これに
より、例えばモニタ装置等に色ムラのない画像を表示す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
フィルム読み取り装置は、上記ネガフィルム50の画像
部50aの撮像に先立ち、上記図5に示したような黒シ
ェーディング補正用特殊フィルム70を上記フィルムホ
ルダ51にセットして撮像を行い黒基準データを得なけ
ればならず大変面倒であった。
フィルム読み取り装置は、上記ネガフィルム50の画像
部50aの撮像に先立ち、上記図5に示したような黒シ
ェーディング補正用特殊フィルム70を上記フィルムホ
ルダ51にセットして撮像を行い黒基準データを得なけ
ればならず大変面倒であった。
【0008】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、黒シェーディング補正データ取得用のネガフィ
ルムを用いることなく黒シェーディング補正データを得
ることができるようなフィルム読み取り装置の提供を目
的とする。
であり、黒シェーディング補正データ取得用のネガフィ
ルムを用いることなく黒シェーディング補正データを得
ることができるようなフィルム読み取り装置の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源と受光手
段との間に、帯状部材からなり長手方向に画像部と非画
像部が交互に配列されたネガフィルムを配置し、上記光
源から照射光を照射し、上記ネガフィルムの画像部を透
過した照射光を上記受光手段で受光し光−電変換して画
像信号を得るようなフィルム読み取り装置において、上
記受光手段で光−電変換する際に生じる黒シェーディン
グの補正用データを、上記ネガフィルムの非画像部から
取得する補正用データ取得手段と、上記補正用データに
基づいて上記画像信号の黒シェーディングを補正する補
正手段とを備えたことを特徴として上述の課題を解決す
る。
段との間に、帯状部材からなり長手方向に画像部と非画
像部が交互に配列されたネガフィルムを配置し、上記光
源から照射光を照射し、上記ネガフィルムの画像部を透
過した照射光を上記受光手段で受光し光−電変換して画
像信号を得るようなフィルム読み取り装置において、上
記受光手段で光−電変換する際に生じる黒シェーディン
グの補正用データを、上記ネガフィルムの非画像部から
取得する補正用データ取得手段と、上記補正用データに
基づいて上記画像信号の黒シェーディングを補正する補
正手段とを備えたことを特徴として上述の課題を解決す
る。
【0010】
【作用】本発明に係るフィルム読み取り装置は、補正用
データ取得手段により上記受光手段で光−電変換する際
に生じる黒シェーディングの補正用データをネガフィル
ムの非画像部から取得する。
データ取得手段により上記受光手段で光−電変換する際
に生じる黒シェーディングの補正用データをネガフィル
ムの非画像部から取得する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るフィルム読み取り装置の
実施例について図面を参照しながら説明する。本発明に
係るフィルム読み取り装置は、例えば図1に示すように
ネガフィルム1の背後から照射光を照射する白色蛍光灯
である光源2と、例えば赤色,青色,緑色の3つの色フ
ィルタを有する色分解フィルタ3と、ネガフィルム1を
透過した照射光を受光し光−電変換し画像信号を生成す
る受光手段であるCCDラインセンサ5と、黒シェーデ
ィング補正のための黒シェーディング補正用のデータで
ある黒基準データを記憶する黒補正データ記憶手段であ
る黒補正データメモリ16と、白シェーディング補正の
ための白基準データを記憶する白補正データ記憶手段で
ある白補正データメモリ17と、撮像状態に応じて上記
CCDラインセンサ5からの画像信号を切り換えて出力
する切り換えスイッチ8と、上記黒基準データ及び白基
準データに基づいて上記CCDラインセンサ5から供給
される画像信号のシェーディング補正を行う補正手段で
あるシェーディング補正回路9と、当該フィルム読み取
り装置全体の制御を行う制御手段であるマイクロプロセ
ッサ(MPU)18と、上記シェーディング補正回路9
から供給される画像データをフレーム毎に記憶するフレ
ームメモリ10と、上記フレームメモリ10から読み出
されアナログ化された画像信号から青色,赤色,緑色の
色信号等を生成するエンコーダ12等とで構成されてい
る。
実施例について図面を参照しながら説明する。本発明に
係るフィルム読み取り装置は、例えば図1に示すように
ネガフィルム1の背後から照射光を照射する白色蛍光灯
である光源2と、例えば赤色,青色,緑色の3つの色フ
ィルタを有する色分解フィルタ3と、ネガフィルム1を
透過した照射光を受光し光−電変換し画像信号を生成す
る受光手段であるCCDラインセンサ5と、黒シェーデ
ィング補正のための黒シェーディング補正用のデータで
ある黒基準データを記憶する黒補正データ記憶手段であ
る黒補正データメモリ16と、白シェーディング補正の
ための白基準データを記憶する白補正データ記憶手段で
ある白補正データメモリ17と、撮像状態に応じて上記
CCDラインセンサ5からの画像信号を切り換えて出力
する切り換えスイッチ8と、上記黒基準データ及び白基
準データに基づいて上記CCDラインセンサ5から供給
される画像信号のシェーディング補正を行う補正手段で
あるシェーディング補正回路9と、当該フィルム読み取
り装置全体の制御を行う制御手段であるマイクロプロセ
ッサ(MPU)18と、上記シェーディング補正回路9
から供給される画像データをフレーム毎に記憶するフレ
ームメモリ10と、上記フレームメモリ10から読み出
されアナログ化された画像信号から青色,赤色,緑色の
色信号等を生成するエンコーダ12等とで構成されてい
る。
【0012】上記ネガフィルム1は、例えば図2に示す
ように帯状部材からなり長手方向に画像部1bと非画像
部1aとが交互に配列されており、該画像部1bには例
えばユーザが過去に撮像した被写体のカラー画像が描か
れており、該非画像部1aは透明となっている。このよ
うなネガフィルム1は、フィルムホルダ26により固定
される。上記フィルムホルダ26には、上記ネガフィル
ム1の画像部1bよりやや大きめの開口部26aが設け
られており、該フィルムホルダ26の中心と該画像部1
bの中心とを一致させるように該ネガフィルム1をセッ
トした場合、該ネガフィルム1の非画像部1aが該開口
部26aの右端及び左端に若干表れるようになってい
る。
ように帯状部材からなり長手方向に画像部1bと非画像
部1aとが交互に配列されており、該画像部1bには例
えばユーザが過去に撮像した被写体のカラー画像が描か
れており、該非画像部1aは透明となっている。このよ
うなネガフィルム1は、フィルムホルダ26により固定
される。上記フィルムホルダ26には、上記ネガフィル
ム1の画像部1bよりやや大きめの開口部26aが設け
られており、該フィルムホルダ26の中心と該画像部1
bの中心とを一致させるように該ネガフィルム1をセッ
トした場合、該ネガフィルム1の非画像部1aが該開口
部26aの右端及び左端に若干表れるようになってい
る。
【0013】上記CCDラインセンサ5は、上記マイク
ロプロセッサ18からの制御信号に応じて回転駆動され
るステッピングモータ21により、図2中矢印A方向又
は矢印B方向に移動されるようになっている。また、上
記CCDラインセンサ5には、該CCDラインセンサ5
の位置を検出するための位置決め棒25が設けられてい
る。この位置決め棒25は、フォトインタラプタ17に
より検出される。これにより、上記CCDラインセンサ
5の位置が分かるようになっている。
ロプロセッサ18からの制御信号に応じて回転駆動され
るステッピングモータ21により、図2中矢印A方向又
は矢印B方向に移動されるようになっている。また、上
記CCDラインセンサ5には、該CCDラインセンサ5
の位置を検出するための位置決め棒25が設けられてい
る。この位置決め棒25は、フォトインタラプタ17に
より検出される。これにより、上記CCDラインセンサ
5の位置が分かるようになっている。
【0014】次に動作説明をする。まずユーザは、撮像
に先立って図2に示すフィルムホルダ26に、該フィル
ムホルダ26の中心と上記ネガフィルム1の画像部1b
の中心とが一致するように該ネガフィルム1をセットす
る。このようにネガフィルム1をセットすると、上述の
ように、該ネガフィルム1の非画像部1aが上記フィル
ムホルダ26の開口部26aの右端及び左端に若干表れ
るようになる。
に先立って図2に示すフィルムホルダ26に、該フィル
ムホルダ26の中心と上記ネガフィルム1の画像部1b
の中心とが一致するように該ネガフィルム1をセットす
る。このようにネガフィルム1をセットすると、上述の
ように、該ネガフィルム1の非画像部1aが上記フィル
ムホルダ26の開口部26aの右端及び左端に若干表れ
るようになる。
【0015】上記ネガフィルム1のセットが終了する
と、次にユーザは図示しない撮像開始スイッチをオン操
作する。この撮像開始スイッチがオン操作されると、当
該フィルム読み取り装置はすぐに上記ネガフィルム1の
画像部1bの撮像は開始せず、まず、シェーディング補
正用の白補正データを生成する。すなわち、上記マイク
ロプロセッサ18は、上記撮像開始スイッチがオンされ
ると、図2に示す端子22を介してモータドライバ19
に上記CCDラインセンサ5を矢印A方向に移動させる
ような制御パルスを供給するとともに、上記切り換えス
イッチ8の選択端子8aが被選択端子8dを選択するよ
うに、該切り換えスイッチ8を制御する。上記モータド
ライバ19は、上記マイクロプロセッサ18から制御パ
ルスが供給されると、該供給された制御パルスに応じた
モータ駆動パルスを生成し、これをステッピングモータ
21に供給する。これにより、上記ステッピングモータ
21が回転駆動され、上記CCDラインセンサ5が上記
矢印A方向に移動される。上述のように、上記CCDラ
インセンサ5には上記位置決め棒25が設けられてい
る。このため、上記CCDラインセンサ5が上記矢印A
方向に移動されることにより該位置決め棒25が上記フ
ォトインタラプタ17を通過すると、これを該フォトイ
ンタラプタ17が検出する。上記フォトインタラプタ1
7は、上記位置決め棒25の通過を検出すると、この検
出データを端子24を介して上記図1に示すマイクロプ
ロセッサ18に供給する。上記マイクロプロセッサ18
は、上記フォトインタラプタ17からの検出データが供
給されると上記モータドライバ19への制御データの供
給を停止する。これにより、上記CCDラインセンサ5
は、図2に示す位置aに移動して停止することとなる。
と、次にユーザは図示しない撮像開始スイッチをオン操
作する。この撮像開始スイッチがオン操作されると、当
該フィルム読み取り装置はすぐに上記ネガフィルム1の
画像部1bの撮像は開始せず、まず、シェーディング補
正用の白補正データを生成する。すなわち、上記マイク
ロプロセッサ18は、上記撮像開始スイッチがオンされ
ると、図2に示す端子22を介してモータドライバ19
に上記CCDラインセンサ5を矢印A方向に移動させる
ような制御パルスを供給するとともに、上記切り換えス
イッチ8の選択端子8aが被選択端子8dを選択するよ
うに、該切り換えスイッチ8を制御する。上記モータド
ライバ19は、上記マイクロプロセッサ18から制御パ
ルスが供給されると、該供給された制御パルスに応じた
モータ駆動パルスを生成し、これをステッピングモータ
21に供給する。これにより、上記ステッピングモータ
21が回転駆動され、上記CCDラインセンサ5が上記
矢印A方向に移動される。上述のように、上記CCDラ
インセンサ5には上記位置決め棒25が設けられてい
る。このため、上記CCDラインセンサ5が上記矢印A
方向に移動されることにより該位置決め棒25が上記フ
ォトインタラプタ17を通過すると、これを該フォトイ
ンタラプタ17が検出する。上記フォトインタラプタ1
7は、上記位置決め棒25の通過を検出すると、この検
出データを端子24を介して上記図1に示すマイクロプ
ロセッサ18に供給する。上記マイクロプロセッサ18
は、上記フォトインタラプタ17からの検出データが供
給されると上記モータドライバ19への制御データの供
給を停止する。これにより、上記CCDラインセンサ5
は、図2に示す位置aに移動して停止することとなる。
【0016】上記図2に示す位置aには、図示しない遮
光板が設けられており、上記CCDラインセンサ5の受
光部を覆うようになっている。上記マイクロプロセッサ
18は、上記CCDラインセンサ5が上記位置aとなる
と所定時間の撮像を行うように該CCDラインセンサ5
を制御する。このため、上記CCDラインセンサ5は、
上記位置aでは光が入射しない状態で撮像を行うことと
なる。上記CCDラインセンサ5が上記光が入射しない
状態で撮像を行うことにより得られた撮像信号は、白基
準信号としてアンプ6を介してA/D(アナログ/デジ
タル)変換器7に供給される。上記A/D変換器7は、
上記CCDラインセンサ5からアンプ6を介して供給さ
れる白基準信号をデジタル化し、これを白基準データと
して切り換えスイッチ8に供給する。上述のように、上
記切り換えスイッチ8は上記マイクロプロセッサ18に
より選択端子8aで被選択端子8dを選択するように制
御されているため、上記白基準データは、当該切り換え
スイッチ8を介して上記白補正データメモリ17に供給
され記憶される。
光板が設けられており、上記CCDラインセンサ5の受
光部を覆うようになっている。上記マイクロプロセッサ
18は、上記CCDラインセンサ5が上記位置aとなる
と所定時間の撮像を行うように該CCDラインセンサ5
を制御する。このため、上記CCDラインセンサ5は、
上記位置aでは光が入射しない状態で撮像を行うことと
なる。上記CCDラインセンサ5が上記光が入射しない
状態で撮像を行うことにより得られた撮像信号は、白基
準信号としてアンプ6を介してA/D(アナログ/デジ
タル)変換器7に供給される。上記A/D変換器7は、
上記CCDラインセンサ5からアンプ6を介して供給さ
れる白基準信号をデジタル化し、これを白基準データと
して切り換えスイッチ8に供給する。上述のように、上
記切り換えスイッチ8は上記マイクロプロセッサ18に
より選択端子8aで被選択端子8dを選択するように制
御されているため、上記白基準データは、当該切り換え
スイッチ8を介して上記白補正データメモリ17に供給
され記憶される。
【0017】このように上記白基準データが上記白補正
データメモリ17に記憶されると、次に上記マイクロプ
ロセッサ18は、図1に示す切り換えスイッチ8を、選
択端子8aが被選択端子8cを選択するように制御し、
上記CCDラインセンサ5が図2中矢印B方向に移動す
るような制御パルスを上記モータドライバ19に供給
し、上記色分解フィルタ3を例えば赤色に制御するとと
もに、上記光源2を点灯するように制御する。これによ
り、赤色の照射光が上記ネガフィルム1の非画像部1a
及び画像部1bに照射される。このような状態におい
て、上記マイクロプロセッサ18は、上記モータドライ
バ19に供給する制御パルスのパルス数をカウントする
ことにより上記CCDラインセンサ5の位置を認識す
る。そして、上記CCDラインセンサ5が、上記フィル
ムホルダ26の開口部26から若干表れているネガフィ
ルム1の非画像部1aの略々中間の位置である位置bに
移動したところで、1ライン分の撮像を行うように該C
CDラインセンサ5を制御する。上述のように、上記非
画像部1aは透明のため、上記赤色の照射光は該非画像
部1aを透過して上記CCDラインセンサ5に照射され
ることとなる。上記CCDラインセンサ5は、上記非画
像部1aを透過して照射される赤色の照射光を光−電変
換し、これを赤色の照射光に対する黒基準信号として出
力する。この赤色の照射光に対する黒基準信号は、上記
アンプ6を介してA/D変換器7に供給される。上記A
/D変換器7は、上記赤色の照射光に対する黒基準信号
をデジタル化し、これを赤色の照射光に対する黒基準デ
ータとして上記切り換えスイッチ8に供給する。上述の
ように、上記切り換えスイッチ8は上記マイクロプロセ
ッサ18により選択端子8aで被選択端子8bを選択す
るように制御されているため、上記赤色の照射光に対す
る黒基準データは、当該切り換えスイッチ8を介して上
記黒補正データメモリ17に供給され記憶される。
データメモリ17に記憶されると、次に上記マイクロプ
ロセッサ18は、図1に示す切り換えスイッチ8を、選
択端子8aが被選択端子8cを選択するように制御し、
上記CCDラインセンサ5が図2中矢印B方向に移動す
るような制御パルスを上記モータドライバ19に供給
し、上記色分解フィルタ3を例えば赤色に制御するとと
もに、上記光源2を点灯するように制御する。これによ
り、赤色の照射光が上記ネガフィルム1の非画像部1a
及び画像部1bに照射される。このような状態におい
て、上記マイクロプロセッサ18は、上記モータドライ
バ19に供給する制御パルスのパルス数をカウントする
ことにより上記CCDラインセンサ5の位置を認識す
る。そして、上記CCDラインセンサ5が、上記フィル
ムホルダ26の開口部26から若干表れているネガフィ
ルム1の非画像部1aの略々中間の位置である位置bに
移動したところで、1ライン分の撮像を行うように該C
CDラインセンサ5を制御する。上述のように、上記非
画像部1aは透明のため、上記赤色の照射光は該非画像
部1aを透過して上記CCDラインセンサ5に照射され
ることとなる。上記CCDラインセンサ5は、上記非画
像部1aを透過して照射される赤色の照射光を光−電変
換し、これを赤色の照射光に対する黒基準信号として出
力する。この赤色の照射光に対する黒基準信号は、上記
アンプ6を介してA/D変換器7に供給される。上記A
/D変換器7は、上記赤色の照射光に対する黒基準信号
をデジタル化し、これを赤色の照射光に対する黒基準デ
ータとして上記切り換えスイッチ8に供給する。上述の
ように、上記切り換えスイッチ8は上記マイクロプロセ
ッサ18により選択端子8aで被選択端子8bを選択す
るように制御されているため、上記赤色の照射光に対す
る黒基準データは、当該切り換えスイッチ8を介して上
記黒補正データメモリ17に供給され記憶される。
【0018】このように、上記赤色の照射光に対する黒
基準データが上記黒補正データメモリ17に記憶される
と、上記マイクロプロセッサ18は、上記切り換えスイ
ッチ8の選択端子8aが被選択端子8bを選択するよう
に該切り換えスイッチ8を制御する。また、上記マイク
ロプロセッサ18は、上記CCDラインセンサ5が図2
に示すネガフィルム1の画像部1bの右端である位置c
から該画像部1bの左端である位置cまで移動するまで
の間、撮像を行うように該CCDラインセンサ5を制御
する。これにより、上記ネガフィルム1の画像部1bを
透過した上記赤色の照射光が、上記CCDラインセンサ
5により受光されることとなる。上記CCDラインセン
サ5は、上記受光した画像部1bを介した照射光を光−
電変換し、これを赤色の照射光に対する画像信号として
端子23を介して出力する。この赤色の照射光に対する
画像信号は、上記アンプ6を介して上記A/D変換器7
に供給されデジタル化され、赤色の照射光に対する画像
データとしてスイッチ8に供給される。上述のように、
上記スイッチ8は、選択端子8aで被選択端子8bを選
択するように制御されているため、上記赤色の照射光に
対する画像データは当該スイッチ8を介してシェーディ
ング補正回路9に供給される。
基準データが上記黒補正データメモリ17に記憶される
と、上記マイクロプロセッサ18は、上記切り換えスイ
ッチ8の選択端子8aが被選択端子8bを選択するよう
に該切り換えスイッチ8を制御する。また、上記マイク
ロプロセッサ18は、上記CCDラインセンサ5が図2
に示すネガフィルム1の画像部1bの右端である位置c
から該画像部1bの左端である位置cまで移動するまで
の間、撮像を行うように該CCDラインセンサ5を制御
する。これにより、上記ネガフィルム1の画像部1bを
透過した上記赤色の照射光が、上記CCDラインセンサ
5により受光されることとなる。上記CCDラインセン
サ5は、上記受光した画像部1bを介した照射光を光−
電変換し、これを赤色の照射光に対する画像信号として
端子23を介して出力する。この赤色の照射光に対する
画像信号は、上記アンプ6を介して上記A/D変換器7
に供給されデジタル化され、赤色の照射光に対する画像
データとしてスイッチ8に供給される。上述のように、
上記スイッチ8は、選択端子8aで被選択端子8bを選
択するように制御されているため、上記赤色の照射光に
対する画像データは当該スイッチ8を介してシェーディ
ング補正回路9に供給される。
【0019】一方、上記マイクロプロセッサ18は、上
記赤色の照射光に対する画像データがシェーディング補
正回路9に供給されるときに、上記黒補正メモリ16か
ら先に記憶した上記赤色の照射光に対する黒基準データ
の読み出しを、また、上記白補正メモリ17から白基準
データの読み出しを行う。この黒補正メモリ16から読
み出された上記赤色の照射光に対する黒基準データ及び
上記白補正メモリ17から読み出された白基準データ
は、それぞれ上記シェーディング補正回路9に供給され
る。
記赤色の照射光に対する画像データがシェーディング補
正回路9に供給されるときに、上記黒補正メモリ16か
ら先に記憶した上記赤色の照射光に対する黒基準データ
の読み出しを、また、上記白補正メモリ17から白基準
データの読み出しを行う。この黒補正メモリ16から読
み出された上記赤色の照射光に対する黒基準データ及び
上記白補正メモリ17から読み出された白基準データ
は、それぞれ上記シェーディング補正回路9に供給され
る。
【0020】上記シェーディング補正回路9は、上記黒
補正データメモリ16から供給される上記赤色の照射光
に対する黒基準データ,上記白補正データメモリ17か
ら供給される白基準データ及び上記CCDラインセンサ
5からアンプ6,A/D変換器7,スイッチ8を介して
供給される上記赤色の照射光に対する画像部1bの画像
データに基づいて以下の式2に示すような演算を行うこ
とにより、該赤色の照射光に対する画像部1bの画像デ
ータのシェーディング補正を行う。 補正出力信号=(純信号分/ダイナミックレンジ)×255 =(V−BK/W−BK)×255 ・・・・・・(2) なお、上記式2に示す“V”は入力レベル,“W”は白
基準データ,“BK”は黒基準データである。このシェ
ーディング補正により、色ムラのない安定した画像デー
タを出力することができる。上記シェーディング補正回
路9によりシェーディング補正された上記赤色の照射光
に対する画像部1bの画像データは、フレームメモリ1
0に供給され一旦記憶される。
補正データメモリ16から供給される上記赤色の照射光
に対する黒基準データ,上記白補正データメモリ17か
ら供給される白基準データ及び上記CCDラインセンサ
5からアンプ6,A/D変換器7,スイッチ8を介して
供給される上記赤色の照射光に対する画像部1bの画像
データに基づいて以下の式2に示すような演算を行うこ
とにより、該赤色の照射光に対する画像部1bの画像デ
ータのシェーディング補正を行う。 補正出力信号=(純信号分/ダイナミックレンジ)×255 =(V−BK/W−BK)×255 ・・・・・・(2) なお、上記式2に示す“V”は入力レベル,“W”は白
基準データ,“BK”は黒基準データである。このシェ
ーディング補正により、色ムラのない安定した画像デー
タを出力することができる。上記シェーディング補正回
路9によりシェーディング補正された上記赤色の照射光
に対する画像部1bの画像データは、フレームメモリ1
0に供給され一旦記憶される。
【0021】以上の説明は、上記色分解フィルタ3を赤
色に制御した場合の動作であったが、次に該色分解フィ
ルタ3が例えば青色,緑色の順に制御され、該各色の照
射光に対する黒基準データ及び該各色の照射光に対する
画像データに基づいてそれぞれ上述のシェーディング補
正が行われ、該シェーディング補正がされた各色の照射
光に対する画像データがそれぞれ上記フレームメモリ1
0に供給され記憶される。
色に制御した場合の動作であったが、次に該色分解フィ
ルタ3が例えば青色,緑色の順に制御され、該各色の照
射光に対する黒基準データ及び該各色の照射光に対する
画像データに基づいてそれぞれ上述のシェーディング補
正が行われ、該シェーディング補正がされた各色の照射
光に対する画像データがそれぞれ上記フレームメモリ1
0に供給され記憶される。
【0022】このように、上記フレームメモリ10に上
記赤色,青色,緑色の各照射光に対する画像データが記
憶されると、上記マイクロプロセッサ18は、該フレー
ムメモリ10に記憶された該各照射光に対する画像デー
タの読み出しを行う。上記フレームメモリ10から読み
出された上記各照射光に対する画像データは、D/A変
換器11に供給され、それぞれアナログ化され各色の画
像信号としてエンコーダ12に供給される。上記エンコ
ーダ12は、上記D/A変換器11から供給される各色
の画像信号を符号化してそれぞれ出力端子13を介して
出力するとともに、該各色の画像信号から輝度(Y)信
号及びクロマ(C)信号を生成しこれを符号化して出力
端子14を介して出力し、また、該各色の画像信号から
ビデオ信号を生成しこれを符号化して出力端子15を介
して出力する。上記出力端子13,14,15から出力
された上記各色の画像信号,輝度信号及びクロマ信号,
ビデオ信号は、例えばモニタ装置等に供給される。これ
により、上記撮像したネガフィルム1の画像部1bに描
かれている画像を上記モニタ装置等に表示することがで
きる。
記赤色,青色,緑色の各照射光に対する画像データが記
憶されると、上記マイクロプロセッサ18は、該フレー
ムメモリ10に記憶された該各照射光に対する画像デー
タの読み出しを行う。上記フレームメモリ10から読み
出された上記各照射光に対する画像データは、D/A変
換器11に供給され、それぞれアナログ化され各色の画
像信号としてエンコーダ12に供給される。上記エンコ
ーダ12は、上記D/A変換器11から供給される各色
の画像信号を符号化してそれぞれ出力端子13を介して
出力するとともに、該各色の画像信号から輝度(Y)信
号及びクロマ(C)信号を生成しこれを符号化して出力
端子14を介して出力し、また、該各色の画像信号から
ビデオ信号を生成しこれを符号化して出力端子15を介
して出力する。上記出力端子13,14,15から出力
された上記各色の画像信号,輝度信号及びクロマ信号,
ビデオ信号は、例えばモニタ装置等に供給される。これ
により、上記撮像したネガフィルム1の画像部1bに描
かれている画像を上記モニタ装置等に表示することがで
きる。
【0023】以上の説明から明らかなように、本実施例
に係るフィルム読み取り装置は、撮像開始前に、先ず上
記CCDラインセンサ5を遮光板を設けてある所定の位
置に移動して撮像を行い白基準データを得てこれを白補
正データメモリ17に記憶し、次に、例えば赤色の照射
光を上記ネガフィルム1に照射して該CCDラインセン
サ5を上記B方向に移動するとともに、該ネガフィルム
1の非画像部1aを撮像することにより赤色の照射光に
対する黒基準データを得てこれを黒補正データメモリ1
6に記憶し、該白基準データ及び該赤色の照射光に対す
る黒基準データに基づいて上記ネガフィルム1の画像部
1bを撮像することにより得られる赤色の照射光に対す
る画像データのシェーディング補正を行い、このシェー
ディング補正を行った赤色の照射光に対する画像データ
を一旦上記フレームメモリ10に記憶する。次に、例え
ば青色の照射光を上記ネガフィルム1に照射し上記赤色
の照射光をネガフィルム1に照射した場合と同様にして
得られた青色の照射光に対する黒基準データ及び白基準
データに基づいて、該青色の照射光に対する画像部1b
の画像データのシェーディング補正を行い、このシェー
ディング補正を行った青色の照射光に対する画像データ
を一旦上記フレームメモリ10に記憶する。次に、例え
ば緑色の照射光を上記ネガフィルム1に照射し上記赤色
の照射光をネガフィルム1に照射した場合と同様にして
得られた緑色の照射光に対する黒基準データ及び白基準
データに基づいて、該緑色の照射光に対する画像部1b
の画像データのシェーディング補正を行い、このシェー
ディング補正を行った緑色の照射光に対する画像データ
を一旦上記フレームメモリ10に記憶する。そして、上
記シェーディング補正を行った各色の照射光に対する画
像データがそれぞれ上記フレームメモリ10に記憶され
た後に、該フレームメモリ10から各色の照射光に対す
る画像データの読み出しを行いエンコードして出力する
ような構成とすることにより、シェーディングデータ
(黒基準データ及び白基準データ)の取得から上記画像
部1bを撮像するまでの一連の動作を、該撮像しようと
するネガフィルム1を上記フィルムホルダ26にセット
するだけで自動的に行うことができる。このため、上記
ネガフィルム1の撮像に先立って、上記CCDラインセ
ンサ5を遮光板で覆って撮像を行い白基準データを得
て、次に該ネガフィルムの代わりに黒シェーディング補
正用特殊フィルムをフィルムホルダ26にセットして撮
像を行い黒基準データを得る等の面倒な手間を省くこと
ができる。
に係るフィルム読み取り装置は、撮像開始前に、先ず上
記CCDラインセンサ5を遮光板を設けてある所定の位
置に移動して撮像を行い白基準データを得てこれを白補
正データメモリ17に記憶し、次に、例えば赤色の照射
光を上記ネガフィルム1に照射して該CCDラインセン
サ5を上記B方向に移動するとともに、該ネガフィルム
1の非画像部1aを撮像することにより赤色の照射光に
対する黒基準データを得てこれを黒補正データメモリ1
6に記憶し、該白基準データ及び該赤色の照射光に対す
る黒基準データに基づいて上記ネガフィルム1の画像部
1bを撮像することにより得られる赤色の照射光に対す
る画像データのシェーディング補正を行い、このシェー
ディング補正を行った赤色の照射光に対する画像データ
を一旦上記フレームメモリ10に記憶する。次に、例え
ば青色の照射光を上記ネガフィルム1に照射し上記赤色
の照射光をネガフィルム1に照射した場合と同様にして
得られた青色の照射光に対する黒基準データ及び白基準
データに基づいて、該青色の照射光に対する画像部1b
の画像データのシェーディング補正を行い、このシェー
ディング補正を行った青色の照射光に対する画像データ
を一旦上記フレームメモリ10に記憶する。次に、例え
ば緑色の照射光を上記ネガフィルム1に照射し上記赤色
の照射光をネガフィルム1に照射した場合と同様にして
得られた緑色の照射光に対する黒基準データ及び白基準
データに基づいて、該緑色の照射光に対する画像部1b
の画像データのシェーディング補正を行い、このシェー
ディング補正を行った緑色の照射光に対する画像データ
を一旦上記フレームメモリ10に記憶する。そして、上
記シェーディング補正を行った各色の照射光に対する画
像データがそれぞれ上記フレームメモリ10に記憶され
た後に、該フレームメモリ10から各色の照射光に対す
る画像データの読み出しを行いエンコードして出力する
ような構成とすることにより、シェーディングデータ
(黒基準データ及び白基準データ)の取得から上記画像
部1bを撮像するまでの一連の動作を、該撮像しようと
するネガフィルム1を上記フィルムホルダ26にセット
するだけで自動的に行うことができる。このため、上記
ネガフィルム1の撮像に先立って、上記CCDラインセ
ンサ5を遮光板で覆って撮像を行い白基準データを得
て、次に該ネガフィルムの代わりに黒シェーディング補
正用特殊フィルムをフィルムホルダ26にセットして撮
像を行い黒基準データを得る等の面倒な手間を省くこと
ができる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るフィルム読み取り装置は、
補正用データ取得手段により、受光手段で光−電変換す
る際に生じる黒シェーディングの補正用データを、上記
ネガフィルムの非画像部から取得することにより、黒シ
ェーディング補正用特殊フィルムを用いることなく該黒
シェーディングの補正用データを得ることができる。こ
のため、読み取りを行うネガフィルム毎に、該読み取り
を行うネガフィルムと黒シェーディング補正用特殊フィ
ルムとを交換して黒シェーディングの補正用データを取
得するという面倒な手間が省くことができる。また、実
施例効果として撮像開始前に、先ず受光手段を遮光板が
設けてある所定の位置に移動して撮像を行い白基準デー
タを得て、次に、該受光手段をネガフィルムの非画像部
を撮像する位置に移動して撮像を行い黒基準データを得
て、このようにして得た白基準データ及び黒基準データ
で、ネガフィルムの画像部の撮像を行うことにより得ら
れた画像データをシェーディング補正する構成をとるこ
とにより、シェーディングデータの取得からネガフィル
ムの画像部の撮像までの一連の動作を自動的に行うこと
ができる。
補正用データ取得手段により、受光手段で光−電変換す
る際に生じる黒シェーディングの補正用データを、上記
ネガフィルムの非画像部から取得することにより、黒シ
ェーディング補正用特殊フィルムを用いることなく該黒
シェーディングの補正用データを得ることができる。こ
のため、読み取りを行うネガフィルム毎に、該読み取り
を行うネガフィルムと黒シェーディング補正用特殊フィ
ルムとを交換して黒シェーディングの補正用データを取
得するという面倒な手間が省くことができる。また、実
施例効果として撮像開始前に、先ず受光手段を遮光板が
設けてある所定の位置に移動して撮像を行い白基準デー
タを得て、次に、該受光手段をネガフィルムの非画像部
を撮像する位置に移動して撮像を行い黒基準データを得
て、このようにして得た白基準データ及び黒基準データ
で、ネガフィルムの画像部の撮像を行うことにより得ら
れた画像データをシェーディング補正する構成をとるこ
とにより、シェーディングデータの取得からネガフィル
ムの画像部の撮像までの一連の動作を自動的に行うこと
ができる。
【図 1】本発明に係るフィルム読み取り装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図 2】本発明に係るフィルム読み取り装置の要部を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図 3】従来のフィルム読み取り装置のブロック図で
ある。
ある。
【図 4】シェーディング補正の必要性を説明するため
の白画像信号及び黒画像信号の波形図である。
の白画像信号及び黒画像信号の波形図である。
【図 5】黒シェーディング補正用特殊フィルムの概略
図である。
図である。
1・・・・・・・・・・・・・ネガフィルム 1a・・・・・・・・・・・・非画像部 1b・・・・・・・・・・・・画像部 2・・・・・・・・・・・・・光源 3・・・・・・・・・・・・・色分解フィルタ 4・・・・・・・・・・・・・対物レンズ 5・・・・・・・・・・・・・CCDラインセンサ 6・・・・・・・・・・・・・アンプ 7・・・・・・・・・・・・・A/D変換器 8・・・・・・・・・・・・・切り換えスイッチ 8a・・・・・・・・・・・・選択端子 8b,8c,8d・・・・・・被選択端子 9・・・・・・・・・・・・・シェーディング補正回路 10・・・・・・・・・・・・フレームメモリ 11・・・・・・・・・・・・D/A変換器 12・・・・・・・・・・・・エンコーダ 16・・・・・・・・・・・・黒補正データメモリ 17・・・・・・・・・・・・白補正データメモリ 18・・・・・・・・・・・・マイクロプロセッサ 19・・・・・・・・・・・・モータドライバ 20・・・・・・・・・・・・フォトインタラプタ 21・・・・・・・・・・・・ステッピングモータ 25・・・・・・・・・・・・位置決め棒 26・・・・・・・・・・・・フィルムホルダ 27・・・・・・・・・・・・開口部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光源と受光手段との間に、帯状部材から
なり長手方向に画像部と非画像部が交互に配列されたネ
ガフィルムを配置し、上記光源から照射光を照射し、上
記ネガフィルムの画像部を透過した照射光を上記受光手
段で受光し光−電変換して画像信号を得るようなフィル
ム読み取り装置において、上記受光手段で光−電変換す
る際に生じる黒シェーディングの補正用データを、上記
ネガフィルムの非画像部から取得する補正用データ取得
手段と、上記補正用データに基づいて上記画像信号の黒
シェーディングを補正する補正手段とを備えたことを特
徴とするフィルム読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3154619A JPH057296A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | フイルム読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3154619A JPH057296A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | フイルム読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057296A true JPH057296A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15588141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3154619A Withdrawn JPH057296A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | フイルム読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057296A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999048278A1 (de) * | 1998-03-17 | 1999-09-23 | Keba Ag | Leseeinheit für ein dokument |
US6603583B1 (en) | 1998-06-18 | 2003-08-05 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image reading method and apparatus |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP3154619A patent/JPH057296A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999048278A1 (de) * | 1998-03-17 | 1999-09-23 | Keba Ag | Leseeinheit für ein dokument |
US7142334B1 (en) | 1998-03-17 | 2006-11-28 | Keba Ag | Reading unit for a document |
US6603583B1 (en) | 1998-06-18 | 2003-08-05 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image reading method and apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |