JP3912957B2 - 車両用軸継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のプロペラシャフト部分等に用いられる軸継手に関し、とりわけ、軸方向の振動を弾性的に吸収する機能を備えた軸継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のプロペラシャフト部分に用いられる軸継手として、ゴム弾性体を用いたものが知られている(例えば、実開昭63-178632号公報参照)。
【0003】
この軸継手は、図9,図10に示すように、ゴム弾性体から成る略円環状の本体部1に周方向等間隔に複数のブッシュ2が設けられ、隣接するブッシュ2,2相互が剛性の高い補強線材8によって連結されている。第1軸3と第2軸4の各端部には、複数の分岐アーム(結合部)5a,6aを有するヨーク5,6が夫々取付けられ、この両ヨーク5,6の分岐アーム5a,6aが軸継手のブッシュ2に円周方向で交互にボルト12(締結手段)によって結合されている。そして、第1軸3の先端部は軸継手の本体部1を貫通して突出し、第2軸4にゴムブッシュ7を介してセンタリングされている。
【0004】
この軸継手の場合、隣接するブッシュ2が補強線材8によって結合されているため、両軸3,4間の軸方向の相対変位は弾性的に許容し、回転方向の動力は補強線材8の張力によって剛的に伝達することができる。
【0005】
しかし、この従来からある軸継手においては、部品点数が多いうえに装置全体が大型化し易い等の問題があり、近年、これに代わる軸継手として金属プレート等を用いたものも開発されている(例えば、実開昭60−189620号公報参照)。
【0006】
この軸継手は、図11に示すように、金属製の環状プレート9に円周方向に等間隔にボルト(締結手段)の挿通孔10…が設けられ、これらの挿通孔10…に、第1軸側の結合部と第2軸側の結合部(図示は省略してあるが、図9,図10の分岐アーム5a,6aに相当。)が円周方向で交互になるように結合されている。そして、環状プレート9は剛性の高い金属によって一定の肉厚で、かつ、一定の径方向幅A’の円環状に形成されている。尚、同図中11は、ボルト締結時に用いられるワッシャである。
【0007】
したがって、今、環状プレート9上の隣接する挿通孔10,10間の領域を連結アーム部9aと呼ぶとすると、各連結アーム部9aは、軸方向の振動入力に対し曲げ方向に弾性変形してその振動を吸収することができ、回動方向の入力に対しては変形を生じることなくトルクを剛的に伝達することができる。また、この軸継手の場合、第1軸と第2軸は剛性の高いの環状プレート9を介してセンタリングされるため、特別なセンタリング機構を設ける必要もない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の軸継手の場合、振動吸収性能を高めるためには前記各連結アーム部9aの軸方向剛性を低減する必要があるが、環状プレート9全体の肉厚を薄くするのには限界があり、また、アーム部9aの長さを長くしようとすると継手全体の大型化を招く。
【0009】
つまり、環状プレート9は、振動吸収のために軸方向に変位したとき、締結手段との相対変位や環状プレート同士の相対変位によって挿通孔10の周域部分に摩耗を生じるが、環状プレート全体の肉厚を薄くしていくと、板厚に対しての摩耗量が多くなることから耐久性の低下を来し易くなり、このことが原因して環状プレート9全体の厚みはある程度以上には薄くすることができない。そして、連結アーム部9aは、その長さを単純に長くしようとすると、環状プレート9の外径が大きくなり、それに伴って軸継手全体が大型化してしまう。
【0010】
そこで本発明は、耐久性の低下や装置の大型化を招くことなく、振動吸収性能を高めることのできる車両用軸継手を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、第1軸と第2軸の突合せ部に回動方向の剛性の大きい環状プレートを配置し、前記第1軸と第2軸の各端部に円周方向に間隔をおいて設けられた結合部を、第1軸側のものと第2軸側のものが円周方向で交互になるように、前記環状プレートに締結手段を介して結合し、前記環状プレート上の、締結手段の挿通孔間に位置される連結アーム部の弾性変形により、軸方向の振動を吸収するようにした車両用軸継手において、前記連結アーム部に肉抜き孔を形成し、該肉抜き孔を、隣接する前記挿通孔の中心を直線で結ぶ仮想線を通るように配置すると共に、前記隣接する前記挿通孔の孔縁の径方向外端縁を結ぶ仮想線よりも径方向の内側寄りに配置形成し、前記連結アーム部を、前記隣接する挿通孔の中心を直線で結ぶ仮想線よりも径方向外側に位置される第1アーム部と、同仮想線よりも径方向内側に位置される第2アーム部とに分割形成し、該第1アーム部と第2アーム部の長さをほぼ等しく設定したことを特徴としている。
【0012】
したがって、この発明の場合、連結アーム部に肉抜き孔を形成したために、環状プレートの厚さを薄くしたり、径を増大させることなく、連結アーム部の軸方向剛性を下げることができる。しかも、第1アーム部と第2アーム部は仮想線に対して径方向外側と内側に位置されるため、隣接する挿通孔間に作用する引張力や押付力が一方のアーム部にモーメントとして作用しても、そのアーム部の変形は他方のアーム部によって抑えられる。
しかも、第1アーム部と第2アーム部の長さを略等しく設定するようにしたため、隣接する挿通孔間に作用する引張力や押付力による応力が第1アーム部と第2アーム部に均等に分散される。
【0013】
請求項2に記載の発明は、肉抜き孔を、環状プレート上の各挿通孔の中心を通るピッチ円と同心の円弧状に形成し、環状プレートの内周面を前記ピッチ円と同心に形成するようにした。したがって、この発明の場合、第1アーム部と第2アーム部に幅の狭い部分が部分的にできにくくなるうえ、環状プレートの径方向内側に有効利用できる広い円形スペースが確保される。
【0014】
請求項3に記載の発明は、第1アーム部と第2アーム部の長さを略等しく設定するようにした。この発明の場合、隣接する挿通孔間に作用する引張力や押付力による応力が第1アーム部と第2アーム部に均等に分散される。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
【0018】
まず、図1,図2に示す第1の実施形態について説明する。
【0019】
図2は、本発明にかかる軸継手を適用した車両のプロペラシャフト部分の断面を示すものであり、20は、変速機側の出力軸、21は、プロペラシャフトのシャフト本体である。尚、この実施形態においては、この出力軸20とシャフト本体21が本発明における第1軸と第2軸を構成している。
【0020】
出力軸20側の端部には鍛造製のヨーク22が結合され、シャフト本体21側の端部にはプレス成形されたヨーク23が溶接固定されている。これらのヨーク22,23はいずれも三叉状に等間隔に分岐した分岐アーム22a,23aを有し、これらの各分岐アーム22a,23aの先端が結合部とされている。そして、両ヨーク22,23の間には重合した二枚の金属製の環状プレート24,24が配置され、両ヨーク22,23がこれらの環状プレート24,24を介して連結されている。本発明にかかる軸継手はヨーク22,23とこの環状プレート24,24を主だった部品として構成されている。
【0021】
各環状プレート24には6つの挿通孔25が同心円上に等間隔に形成されており、出力軸20側とシャフト本体21側の各分岐アーム22a,23aが、円周方向で交互になるように両環状プレート24,24の挿通孔25部分にボルト26及びナット27(締結手段)によって締結されている。この各締結にあたっては、両環状プレート24,24の外面側に夫々ワッシャ28,28が重合配置され、この一対のワッシャ28,28で両環状プレート24,24を直接挟み込むかたちとなっている。
【0022】
ここで、図1に示すように、両環状プレート24,24は、その外周面が円形状に形成される一方で、内周面が各挿通孔25の対応位置に頂部を有する六角形状に形成され、隣接する挿通孔25,25間の連結アーム部29には長孔状の肉抜き孔30が形成されている。この肉抜き孔30は、隣接する挿通孔25の中心を直線で結ぶ仮想線pを通るように形成され、連結アーム部29を、仮想線pよりも径方向外側に位置される第1アーム部29aと、同仮想線pよりも径方向内側に位置される第2アーム部29bとに分離するようになっている。
また、該第1アーム部29aと第2アーム部29bは、互いの長さがほぼ等しく設定されている。
さらに、肉抜き孔30の各端部には円弧状の丸みが設けられ、応力集中の緩和とそれによる耐久性の向上が図られている。
【0023】
したがって、第1アーム部29aと第2アーム部29bの各径方向幅を合わせた幅は挿通孔25周域の幅Aよりも狭くなっており、しかも、第1,第2アーム部29a,29bは、その各径方向幅の中心q1,q2が仮想線pの径方向外側と内側を通ることから、これらの各長さは仮想線pよりも長く設定されている。
【0024】
また、上記肉抜き孔30や内周面側の六角形状は、環状プレート24に挿通孔25等をプレス成形する際に同時に打ち抜かれて形成されている。したがって、この環状プレート24は、一度のプレス作業によって製造を完了することができ、特別な後加工が必要でないため、低コストでの製造が可能である。
【0025】
この軸継手は、以上で構成を述べたように、肉抜き孔30を設けることにより連結アーム部29全体の径方向幅を狭め、かつ、第1,第2連結アーム部29a,29bの各長さを長く設定してあるため、これらの相乗効果によって連結アーム部29の軸方向剛性を充分に低減し、振動吸収性能を確実に高めることができる。しかも、環状プレート24を必要以上に薄肉にしたり、径を大きくする必要がないため、挿通孔25周域の摩耗の増大による耐久性の低下や、軸継手全体の大型化を招くこともない。
【0026】
さらに、この軸継手は、環状プレート24の各連結アーム部29が、仮想線pの径方向外側を通る第1アーム部29aと内側を通る第2アーム部29bとに分離形成されているため、隣接する挿通孔25,25間に作用する引張力や押付力に起因したモーメントにより、連結アーム部29に座屈が生じる不具合も生じない。
【0027】
即ち、図7の比較例のように、連結アーム部129は、その径方向幅を挿通孔25周域の径方向幅よりも狭めて仮想線pの径方向外側若しくは内側に形成すれば、軸方向剛性を低く設定することができるが、このように連結アーム部129を仮想線pの径方向外側と内側のいずれかに偏寄させると、隣接する挿通孔25,25に作用する回転駆動力による引張力F1や押付力F2が各連結アーム部129にモーメントとして作用する。例えば、同図の例のようにの各連結アーム部129を仮想線pの径方向外側に形成した場合には、引張力F1は連結アーム部129の略中間位置を基点に挿通孔25,25相互を離反させるようにモーメントM1 生じさせ、押付力F2は逆に連結アーム部129の略中間位置を基点に挿通孔25,25相互を近接させるようにモーメントM2を生じさせる。そして、このときの引張力F1によるモーメントM1は、連結アーム部129の略中間位置の径方向外側部に図8に示すような口開きを起こすような座屈aを生じさせ、押付力F2によるモーメントM2は逆に径方向内側部に同様の座屈bを生じさせる。
【0028】
しかし、この実施形態においては、連結アーム部29が仮想線pよりも外側の第1アーム部29aと内側の第2アーム部29bとに分割形成されているため、一方のアーム部29a(29b)に比較例のようなモーメントが作用しても、そのモーメントによる一方のアーム部29a(29b)の変形を他方のアーム部29b(29a)で抑えることができ、このことから比較例のような座屈の発生は確実に阻止することができる。したがって、座屈部分が形状復帰する際に生じる反転音や、環状プレート24,24間での異物の噛み込み等は未然に防止することができる。
【0029】
尚、各連結アーム部29に肉抜き孔30を設けたことによる環状プレート24の回動方向の剛性低下は、環状プレート24の重合枚数を適宜増加することによって補うことができる。
【0030】
図3は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、この実施形態の軸継手は、環状プレート34の各連結アーム部39に形成する肉抜き孔40が各挿通孔25の中心を通るピッチ円sと同心の円弧状に形成され、かつ、環状プレート34の外周面と内周面が前記ピッチ円sと同心に形成されている。そして、肉抜き孔40は、第1の実施形態のものと同様に、仮想線pを挟んで径方向外側の第1アーム部39aと内側の第2アーム部39bとに分離形成するようになっている。
【0031】
したがって、この実施形態の軸継手においては、基本的には第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができるが、さらに、肉抜き孔40が環状プレート34の外周面及び内周面と同心の円弧状に形成されていることから、第1アーム部39aと第2アーム部39bに局部的に径方向幅の狭い部分ができることがなく、環状プレート34の内径を大きくしても強度的な問題が生じないという利点がある。
【0032】
よって、この軸継手を採用した場合には、内周側に他部材と干渉することのない大きな円形スペースを確保することができるため、継手内周側の有効利用を図ることができる。
【0033】
また、図4は、本発明の第3の実施形態を示すものである。この実施形態の軸継手は、連結アーム部49に肉抜き孔50を形成することにより、第1アーム部49aと第2アーム部49bを分離形成する点は、図1に示す第1の実施形態のものと同様であるが、図1のものが第2アーム部29bを仮想線pにほぼ平行な直線状に形成しているのに対し、第2アーム部49bを、仮想線pを挟んで第1アーム部49aとほぼ対象な緩やかな曲線状に形成している点で異なる。
【0034】
この軸継手は、第1アーム部49aと第2アーム部49bが略等しい長さに形成されているため、環状プレート44上の隣り合う挿通孔25,25間に作用する引張力や押付力による応力を両アーム部49a,49bに均等に分散させることができる。したがって、一方のアーム部の太さを太くする等の必要がないため、軸継手全体を軽量化することができる。さらに、この軸継手は、第1アーム部49aと第2アーム部49bを仮想線pと対称形で、かつ、円弧形状に形成してあるため、挿通孔25,25間のアーム部49a,49bの長さをより長くして軸方向剛性をより小さくすることができる。また、第2アーム部49bが径方向内側に膨出させて形成されているため、回転体としてのイナーシャは低減される。
【0035】
図5は、本発明の第4の実施形態を示すものであり、この実施形態の軸継手は、図4に示した第3の実施形態と同様に、第1アーム部59aと第2アーム部59bが略等しい長さに形成されているが、この両アーム部59a,59bがさらに仮想線pに対して略平行になるように形成されている。
【0036】
したがって、この実施形態の軸継手は、第3の実施形態と同様の効果を得ることができることに加え、径方向内側と外側の膨らみを無くして、さらなる軽量化を図ることができるという利点がある。
【0037】
また、図6は、本発明の第5の実施形態を示すものである。この実施形態で用いる環状プレート64は、図5に示したものを基本形状とし、図5に示したものの六つの連結アーム部59のうちの、円周方向に沿って一つおきに位置されるものの第2アーム部59bを無くしたものである。第2アーム部59bは、主方向のトルク伝達時(例えば、前方加速時)に隣接する挿通孔間25,25に引張力が作用する部分のもののみを残し、他の部分のものは廃止している。
【0038】
これは軸継手が主に引張力でトルクを伝達することに着目したもので、主方向のトルク伝達時に引張力の作用する連結アーム部59にだけ第2アーム部59bを設け、押付力の作用する連結アーム部59の第2アーム59b部を廃止することにより、主な運転状況下での環状プレート64の座屈を防止できるようにしたものである。
【0039】
したがって、この軸継手においては、座屈の発生防止と軽量化の両立を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明は、環状プレートの厚みを薄くしたり、径を増大させることなく、連結アーム部の軸方向剛性を下げることができるため、耐久性の低下や装置の大型化等の不具合を招くことなく、振動吸収性能を確実に高めることができる。
しかも、この発明においては、隣接する通孔間に作用する引張力や押付力が第1アーム部と第2アーム部のうちの一方にモーメントとして作用しても、そのアーム部の変形を他方のアーム部によって抑えることができるため、モーメントの作用によるアーム部中央付近の座屈の発生を無くすことができ、この座屈に起因する反転音の発生や、環状プレートを複数枚重ねて用いたときの異物の噛み込み等を確実に防止することができる。
さらに、この発明では、第1アーム部と第2アーム部の長さをほぼ等しくなるように設定したため、隣接する挿通孔間に作用する引張力や押付力による応力が第1アーム部と第2アーム部に均等に分散させることができるため、強度向上のために一方のアーム部の幅を増大させる必要がなく、その分、軸継手全体の軽量化を図ることができる。
【0041】
請求項2に記載の発明は、第1アーム部と第2アーム部に極端に幅の狭い部分を作ることなく、環状プレートの径方向内側に広い円形スペースを確保することができるため、他部材との干渉を招くことなく径方向内側スペースを有効利用できる、というさらなる効果を奏する。
【0043】
請求項に記載の発明は、環状プレートの径方向外側方向の必要外の膨らみがなくなるため、その分、軸継手全体を小型・軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す環状プレートの平面図。
【図2】同実施形態を示す軸継手の断面図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す環状プレートの平面図。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す環状プレートの平面図。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す環状プレートの平面図。
【図6】本発明の第5の実施形態を示す環状プレートの平面図。
【図7】本発明の比較例を示す環状プレートの平面図。
【図8】同比較例を示す図7のa,b部分の側面図。
【図9】従来の技術を示す断面図。
【図10】同技術を示すC矢視図。
【図11】別の従来の技術を示す環状プレートの平面図。
【符号の説明】
20…出力軸(第1軸)
21…シャフト本体(第2軸)
22a,23a…分岐アーム(結合部)
24,34,44,54,64…環状プレート
25…挿通孔
26…ボルト(締結手段)
27…ナット(締結手段)
29,39,49,59…連結アーム部
29a,39a,49a,59a…第1アーム部
29b,39b,49b,59b…第2アーム部
30…肉抜き孔
p…仮想線
s…ピッチ円

Claims (3)

  1. 第1軸と第2軸の突合せ部に回動方向の剛性の大きい環状プレートを配置し、前記第1軸と第2軸の各端部に円周方向に間隔をおいて設けられた結合部を、第1軸側のものと第2軸側のものが円周方向で交互になるように、前記環状プレートに締結手段を介して結合し、前記環状プレート上の、締結手段の挿通孔間に位置される連結アーム部の弾性変形により、軸方向の振動を吸収するようにした車両用軸継手において、
    前記連結アーム部に肉抜き孔を形成し、
    該肉抜き孔を、隣接する前記挿通孔の中心を直線で結ぶ仮想線を通るように配置すると共に、前記隣接する前記挿通孔の孔縁の径方向外端縁を結ぶ仮想線よりも径方向の内側寄りに配置形成し、
    前記連結アーム部を、前記隣接する挿通孔の中心を直線で結ぶ仮想線よりも径方向外側に位置される第1アーム部と、同仮想線よりも径方向内側に位置される第2アーム部とに分割形成し、
    該第1アーム部と第2アーム部の長さをほぼ等しく設定したことを特徴とする車両用軸継手。
  2. 前記肉抜き孔を、環状プレート上の各挿通孔の中心を通るピッチ円と同心の円弧状に形成し、前記環状プレートの内周面を前記ピッチ円と同心に形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用軸継手。
  3. 前記第1アーム部と第2アーム部を前記仮想線に対して平行に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用軸継手。
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