JP3912950B2 - 被取付部材の接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のグローブボックスの開閉動をコントロールする紐式エアダンパーの紐をグローブボックス側に接続するような場合に使用される接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のグローブボックスの開閉動をコントロールするために、その一例として、登録実用新案第2557064号公報に示すように、インストルメントパネル側に紐式エアダンパーのシリンダーを固定し、該シリンダー内を移動するピストンに基端部が接続された紐の先端部をグローブボックス側に設けられた連結部材又はグローブボックス自体に接続する構造のものが存在する。
【0003】
従って、斯かる構造の下では、グローブボックスを開方向へ移動させると、紐がシリンダー内から徐々に引き出されて、ピストンがシリンダー内で圧縮コイルばねのばね圧に抗して同方向へ移動するので、これにより、グローブボックスがゆっくりと開放状態に移動することが保障され、逆に、グローブボックスを閉方向へ移動させると、今度は、ピストンが紐を伴って圧縮コイルばねのばね圧でシリンダーの内部に強制的に押し戻されるので、ピストンがシリンダー内で速やかに移動して、グローブボックスの閉動作を助長することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この為、紐式エアダンパーの使用により、グローブボックスの開閉動作を円滑にコントロールすることが可能となる訳であるが、反面、紐式エアダンパーの紐の先端部をグローブボックス側に設けられている連結部材又はグローブボックス自体に接続する場合には、通常、当該連結部材又はグローブボックス自体に紐の通し孔を形成して、一旦、この通し孔に紐の先端部を通してから、紐の先端部を金具を用いてカシメることにより、紐の先端部を上記連結部材やグローブボックスに接続しているので、自ずと、紐の先端部の接続作業が大変となる嫌いがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斯かる従来の課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、ボス部と貫通孔を有する被取付部材とをクリップを介して接続する被取付部材の接続構造であって、クリップは、上記ボス部を内部に嵌入する筒状本体と、該筒状本体に折り曲げ容易な薄肉ヒンジ部を介して連設される可動片と、筒状本体の可動片とは逆側に連設される受け片とを備え、可動片と受け片のいずれか一方に係合部を設け、他方に該係合部と係止する係止部を設けて、該係止部に係止した係合部で上記被取付部材の貫通孔を保持する構成を採用した。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、可動片は、受け片とボス部側に設けられた段差部との間で挾持される構成を採用した。
【0007】
依って、請求項1記載の発明にあっては、貫通孔を有する被取付部材を予めクリップ側に保持して仮組み付けできるので、ボス部に対する被取付部材の接続作業が頗る容易となると共に、特に、クリップの筒状本体は内部にボス部を嵌入しているので、被取付部材の正規の接続後は、クリップがボス部に確実に取り付けられることとなって、被取付部材がボス部から外れることを有効に防止できる。
【0008】
請求項2記載の発明にあっては、これに加えて、被取付部材の正規の接続状態では、可動片が受け片とボス部の段差部で挾持されることとなるので、係合部と係止部との係止状態が解除されることがなくなり、被取付部材がクリップから外れることも有効に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する好適な実施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係る被取付部材の接続構造は、自動車のグローブボックスの開閉動をコントロールする紐式エアダンパーの紐の先端部を予め環状となして、当該紐の環状先端部をグローブボックス側に突設されたボス部にクリップを介して接続せんとするものである。
【0010】
そこで、まず、クリップ側から説明すると、当該クリップは、合成樹脂の一体成形品で、図1・図2に示す如く、上記グローブボックス側のボス部を内部に嵌入する略楕円状を呈する有底の筒状本体1と、該筒状本体1に薄肉ヒンジ部3を介して連設される可動片2と、筒状本体1の可動片2とは逆側に連設される受け片4とを備える構成となっている。
【0011】
そして、第一の筒状本体1は、可動片2と受け片4とが連設されていない対向する開口縁にロック孔5aを有する一対の壁部5を設ける一方、該一対の壁部5が存する両側面と筒状本体1の底部の夫々にビスを挿入する挿入孔6を穿設し、第二の可動片2は、薄肉ヒンジ部3寄りに上記グローブボックス側のボス部を貫通する孔部7を穿設し、薄肉ヒンジ部3の反対側に後述する受け片4の係止孔10に係止する係合部たる係合脚8を立設すると共に、孔部7の外側縁に上記各壁部5のロック孔5aに係止する一対のロック爪9を設け、第三の受け片4は、上記可動片2の係合脚8を係止する係止部たる係止孔10を穿設する構成となっている。
【0012】
又、グローブボックスBの側面に設けられる円柱状のボス部11は、図3に示す如く、上記クリップの筒状本体1に嵌入される先端部の対向する周面を平行するカット面12となして、該先端部の各カット面12と先端部の端面の夫々に上記3個の挿入孔6と対応する捩込孔13を形成する構成となっている。この為、ボス部11に対しては、図示する如く、その各カット面12の終端に一対の段差部14が形成されることとなる。
【0013】
依って、本実施の形態の下で、紐式エアダンパーの紐15の環状先端部15aをクリップを介してグローブボックスB側のボス部11に接続する場合には、図4に示す如く、まず、自動車のインストルメントパネル(図示せず)の空所内に固定されるハウジングHの裏面に紐式エアダンパーのシリンダー16を固定する状態を得て、該ハウジングHの側面に形成されているガイド溝17内にボス部11を遊嵌して、グローブボックスB自体をハウジングHに対して回動可能に支承した後、クリップの可動片2の係合脚8に紐15の環状先端部15aを引っ掛けながら、可動片2を薄肉ヒンジ部3を介して受け片4方向に折り曲げると、該可動片2の係合脚8が受け片4の係止孔10に係止すると同時に、一対の壁部5のロック孔5aに可動片2側のロック爪9が係止するので、これにより、図5に示す如く、可動片2と受け片4の間において、紐15の環状先端部15aが係合脚8に抜け外れることなく保持されて、紐15がクリップ側に仮組み付けされることとなる。
【0014】
そこで、後は、紐15を確実に仮組み付けしているクリップをボス部11に臨ましめて、該ボス部11を可動片2の孔部7を貫通させながら筒状本体1内に嵌入して、必要な挿入孔6を選択して、ビス18を該挿入孔6からボス部11に形成されている捩込孔13に捩じ込めば、図6に示す如く、従来のように、紐15の先端部を通し孔に通して後からカシメて環状にしなくとも、紐15の環状先端部15aがクリップを介して簡単にボス部11側に接続されることとなる。
【0015】
即ち、本実施の形態にあっては、紐15の環状先端部15aを予めクリップ側に仮組み付けできるので、ボス部11に対する紐15の接続作業が頗る容易となると共に、特に、クリップの筒状本体1は可動片2の孔部7を介してボス部11を嵌入してビス18止めされるので、紐15の正規の接続後は、クリップがボス部11側に確実に取り付けられることとなって、紐15の環状先端部15aがボス部11から外れることを有効に防止できる。
【0016】
又、この紐15のボス部11に対する接続状態にあっては、図示する如く、可動片2が受け片4とボス部11の段差部14とで挾持されることとなるので、可動片2の係合脚8と受け片4の係止孔10との係止状態が解除されることがなくなり、紐15の環状先端部15aがクリップから外れることも有効に防止できる。
【0017】
尚、クリップの筒状本体1のボス部11に対するビス18止めに際しては、図面上では、筒状本体1の底部に穿設された挿入孔6を選択して、当該挿入孔6と対応するボス部11側の捩込孔13にビス18を捩じ込んだものであるが、グローブボックスBの周辺環境等によっては、筒状本体1の側面に穿設された挿入孔6を選択して、この挿入孔6と対応する捩込孔13にビス18を捩じ込めば良いので、極めて合理的となる。
【0018】
又、本実施の形態にあっては、紐式エアダンパーの紐を被取付部材となしたものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、同様な原理で、端部に環状先端部15aに相当する貫通孔を有するロッドやパネル等をボス部に接続する場合にも、容易に実施応用できると共に、逆に、受け片4側に係合脚8を立設し、可動片2側に該係合脚8を係止する係止孔10を穿設することも可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、上記構成の採用により、請求項1の下では、貫通孔を有する被取付部材を予めクリップ側に保持して仮組み付けできるので、ボス部に対する被取付部材の接続作業が頗る容易となると共に、特に、クリップの筒状本体は内部にボス部を嵌入しているので、被取付部材の正規の接続後は、クリップがボス部に確実に取り付けられることとなって、被取付部材がボス部から外れることを有効に防止できる。
【0020】
請求項2の下では、これに加えて、被取付部材の正規の接続状態では、可動片が受け片とボス部の段差部で挾持されることとなるので、係合部と係止部との係止状態が解除されることがなくなり、被取付部材がクリップから外れることも有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る接続構造に供されるクリップを示す斜視図である。
【図2】(A)は図1のA−A線断面図、(B)は図1のB−B線断面図である。
【図3】グローブボックス側のボス部の形状を示す要部斜視図である。
【図4】グローブボックスとハウジングと紐式エアダンパーの関係を裏面側から示す斜視図である。
【図5】(A)はクリップに紐の環状先端部を仮組み付けした状態を示す斜視図、(B)は同平面図である。
【図6】(A)(B)はボス部に紐の環状先端部をクリップを介して接続した状態を異なる方向から示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 筒状本体
2 可動片
3 薄肉ヒンジ部
4 受け片
5 壁部
5a ロック孔
6 挿入孔
7 孔部
8 係合脚(係合部)
9 ロック爪
10 係止孔(係止部)
11 ボス部
12 カット面
13 捩込孔
14 段差部
15 紐(被取付部材)
15a 紐の環状先端部(貫通孔)
16 紐式エアダンパーのシリンダー
17 ガイド溝
18 ビス
B グローブボックス
H ハウジング

Claims (2)

  1. ボス部と貫通孔を有する被取付部材とをクリップを介して接続する被取付部材の接続構造であって、クリップは、上記ボス部を内部に嵌入する筒状本体と、該筒状本体に折り曲げ容易な薄肉ヒンジ部を介して連設される可動片と、筒状本体の可動片とは逆側に連設される受け片とを備え、可動片と受け片のいずれか一方に係合部を設け、他方に該係合部と係止する係止部を設けて、該係止部に係止した係合部で上記被取付部材の貫通孔を保持することを特徴とする被取付部材の接続構造。
  2. 可動片は、受け片とボス部側に設けられた段差部との間で挾持されることを特徴とする請求項1記載の被取付部材の接続構造。
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