JP2001193344A - 被取付部材の接続構造 - Google Patents
被取付部材の接続構造Info
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- JP2001193344A JP2001193344A JP2000001453A JP2000001453A JP2001193344A JP 2001193344 A JP2001193344 A JP 2001193344A JP 2000001453 A JP2000001453 A JP 2000001453A JP 2000001453 A JP2000001453 A JP 2000001453A JP 2001193344 A JP2001193344 A JP 2001193344A
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Abstract
続構造の提供。 【解決手段】 ボス部と貫通孔を有する被取付部材とを
クリップを介して接続する被取付部材の接続構造であっ
て、クリップは、上記ボス部を内部に嵌入する筒状本体
1と、該筒状本体1にヒンジ部3を介して連設される可
動片2と、筒状本体1の可動片2とは逆側に連設される
受け片4とを備え、可動片2と受け片4のいずれか一方
に係合部8を設け、他方に該係合部8と係止する係止部
10を設けて、該係止部10に係止した係合部8で上記
被取付部材の貫通孔を保持することにより、貫通孔を有
する被取付部材を予めクリップ側に保持して仮組み付け
できるので、ボス部に対する被取付部材の接続作業が頗
る容易となる。
Description
グローブボックスの開閉動をコントロールする紐式エア
ダンパーの紐をグローブボックス側に接続するような場
合に使用される接続構造に関するものである。
ントロールするために、その一例として、登録実用新案
第2557064号公報に示すように、インストルメン
トパネル側に紐式エアダンパーのシリンダーを固定し、
該シリンダー内を移動するピストンに基端部が接続され
た紐の先端部をグローブボックス側に設けられた連結部
材又はグローブボックス自体に接続する構造のものが存
在する。
ックスを開方向へ移動させると、紐がシリンダー内から
徐々に引き出されて、ピストンがシリンダー内で圧縮コ
イルばねのばね圧に抗して同方向へ移動するので、これ
により、グローブボックスがゆっくりと開放状態に移動
することが保障され、逆に、グローブボックスを閉方向
へ移動させると、今度は、ピストンが紐を伴って圧縮コ
イルばねのばね圧でシリンダーの内部に強制的に押し戻
されるので、ピストンがシリンダー内で速やかに移動し
て、グローブボックスの閉動作を助長することとなる。
パーの使用により、グローブボックスの開閉動作を円滑
にコントロールすることが可能となる訳であるが、反
面、紐式エアダンパーの紐の先端部をグローブボックス
側に設けられている連結部材又はグローブボックス自体
に接続する場合には、通常、当該連結部材又はグローブ
ボックス自体に紐の通し孔を形成して、一旦、この通し
孔に紐の先端部を通してから、紐の先端部を金具を用い
てカシメることにより、紐の先端部を上記連結部材やグ
ローブボックスに接続しているので、自ずと、紐の先端
部の接続作業が大変となる嫌いがあった。
課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項
1記載の発明は、ボス部と貫通孔を有する被取付部材と
をクリップを介して接続する被取付部材の接続構造であ
って、クリップは、上記ボス部を内部に嵌入する筒状本
体と、該筒状本体にヒンジ部を介して連設される可動片
と、筒状本体の可動片とは逆側に連設される受け片とを
備え、可動片と受け片のいずれか一方に係合部を設け、
他方に該係合部と係止する係止部を設けて、該係止部に
係止した係合部で上記被取付部材の貫通孔を保持する構
成を採用した。
して、可動片は、受け片とボス部側に設けられた段差部
との間で挾持される構成を採用した。
貫通孔を有する被取付部材を予めクリップ側に保持して
仮組み付けできるので、ボス部に対する被取付部材の接
続作業が頗る容易となると共に、特に、クリップの筒状
本体は内部にボス部を嵌入しているので、被取付部材の
正規の接続後は、クリップがボス部に確実に取り付けら
れることとなって、被取付部材がボス部から外れること
を有効に防止できる。
えて、被取付部材の正規の接続状態では、可動片が受け
片とボス部の段差部で挾持されることとなるので、係合
部と係止部との係止状態が解除されることがなくなり、
被取付部材がクリップから外れることも有効に防止でき
る。
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係る被
取付部材の接続構造は、自動車のグローブボックスの開
閉動をコントロールする紐式エアダンパーの紐の先端部
を予め環状となして、当該紐の環状先端部をグローブボ
ックス側に突設されたボス部にクリップを介して接続せ
んとするものである。
と、当該クリップは、合成樹脂の一体成形品で、図1・
図2に示す如く、上記グローブボックス側のボス部を内
部に嵌入する略楕円状を呈する有底の筒状本体1と、該
筒状本体1に薄肉ヒンジ部3を介して連設される可動片
2と、筒状本体1の可動片2とは逆側に連設される受け
片4とを備える構成となっている。
受け片4とが連設されていない対向する開口縁にロック
孔5aを有する一対の壁部5を設ける一方、該一対の壁
部5が存する両側面と筒状本体1の底部の夫々にビスを
挿入する挿入孔6を穿設し、第二の可動片2は、薄肉ヒ
ンジ部3寄りに上記グローブボックス側のボス部を貫通
する孔部7を穿設し、薄肉ヒンジ部3の反対側に後述す
る受け片4の係止孔10に係止する係合部たる係合脚8
を立設すると共に、孔部7の外側縁に上記各壁部5のロ
ック孔5aに係止する一対のロック爪9を設け、第三の
受け片4は、上記可動片2の係合脚8を係止する係止部
たる係止孔10を穿設する構成となっている。
る円柱状のボス部11は、図3に示す如く、上記クリッ
プの筒状本体1に嵌入される先端部の対向する周面を平
行するカット面12となして、該先端部の各カット面1
2と先端部の端面の夫々に上記3個の挿入孔6と対応す
る捩込孔13を形成する構成となっている。この為、ボ
ス部11に対しては、図示する如く、その各カット面1
2の終端に一対の段差部14が形成されることとなる。
ンパーの紐15の環状先端部15aをクリップを介して
グローブボックスB側のボス部11に接続する場合に
は、図4に示す如く、まず、自動車のインストルメント
パネル(図示せず)の空所内に固定されるハウジングH
の裏面に紐式エアダンパーのシリンダー16を固定する
状態を得て、該ハウジングHの側面に形成されているガ
イド溝17内にボス部11を遊嵌して、グローブボック
スB自体をハウジングHに対して回動可能に支承した
後、クリップの可動片2の係合脚8に紐15の環状先端
部15aを引っ掛けながら、可動片2を薄肉ヒンジ部3
を介して受け片4方向に折り曲げると、該可動片2の係
合脚8が受け片4の係止孔10に係止すると同時に、一
対の壁部5のロック孔5aに可動片2側のロック爪9が
係止するので、これにより、図5に示す如く、可動片2
と受け片4の間において、紐15の環状先端部15aが
係合脚8に抜け外れることなく保持されて、紐15がク
リップ側に仮組み付けされることとなる。
しているクリップをボス部11に臨ましめて、該ボス部
11を可動片2の孔部7を貫通させながら筒状本体1内
に嵌入して、必要な挿入孔6を選択して、ビス18を該
挿入孔6からボス部11に形成されている捩込孔13に
捩じ込めば、図6に示す如く、従来のように、紐15の
先端部を通し孔に通して後からカシメて環状にしなくと
も、紐15の環状先端部15aがクリップを介して簡単
にボス部11側に接続されることとなる。
環状先端部15aを予めクリップ側に仮組み付けできる
ので、ボス部11に対する紐15の接続作業が頗る容易
となると共に、特に、クリップの筒状本体1は可動片2
の孔部7を介してボス部11を嵌入してビス18止めさ
れるので、紐15の正規の接続後は、クリップがボス部
11側に確実に取り付けられることとなって、紐15の
環状先端部15aがボス部11から外れることを有効に
防止できる。
状態にあっては、図示する如く、可動片2が受け片4と
ボス部11の段差部14とで挾持されることとなるの
で、可動片2の係合脚8と受け片4の係止孔10との係
止状態が解除されることがなくなり、紐15の環状先端
部15aがクリップから外れることも有効に防止でき
る。
対するビス18止めに際しては、図面上では、筒状本体
1の底部に穿設された挿入孔6を選択して、当該挿入孔
6と対応するボス部11側の捩込孔13にビス18を捩
じ込んだものであるが、グローブボックスBの周辺環境
等によっては、筒状本体1の側面に穿設された挿入孔6
を選択して、この挿入孔6と対応する捩込孔13にビス
18を捩じ込めば良いので、極めて合理的となる。
ンパーの紐を被取付部材となしたものであるが、本発明
は、これに限定されるものではなく、同様な原理で、端
部に環状先端部15aに相当する貫通孔を有するロッド
やパネル等をボス部に接続する場合にも、容易に実施応
用できると共に、逆に、受け片4側に係合脚8を立設
し、可動片2側に該係合脚8を係止する係止孔10を穿
設することも可能である。
により、請求項1の下では、貫通孔を有する被取付部材
を予めクリップ側に保持して仮組み付けできるので、ボ
ス部に対する被取付部材の接続作業が頗る容易となると
共に、特に、クリップの筒状本体は内部にボス部を嵌入
しているので、被取付部材の正規の接続後は、クリップ
がボス部に確実に取り付けられることとなって、被取付
部材がボス部から外れることを有効に防止できる。
部材の正規の接続状態では、可動片が受け片とボス部の
段差部で挾持されることとなるので、係合部と係止部と
の係止状態が解除されることがなくなり、被取付部材が
クリップから外れることも有効に防止できる。
クリップを示す斜視図である。
のB−B線断面図である。
斜視図である。
パーの関係を裏面側から示す斜視図である。
けした状態を示す斜視図、(B)は同平面図である。
ップを介して接続した状態を異なる方向から示す要部断
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ボス部と貫通孔を有する被取付部材とを
クリップを介して接続する被取付部材の接続構造であっ
て、クリップは、上記ボス部を内部に嵌入する筒状本体
と、該筒状本体にヒンジ部を介して連設される可動片
と、筒状本体の可動片とは逆側に連設される受け片とを
備え、可動片と受け片のいずれか一方に係合部を設け、
他方に該係合部と係止する係止部を設けて、該係止部に
係止した係合部で上記被取付部材の貫通孔を保持するこ
とを特徴とする被取付部材の接続構造。 - 【請求項2】 可動片は、受け片とボス部側に設けられ
た段差部との間で挾持されることを特徴とする請求項1
記載の被取付部材の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001453A JP3912950B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 被取付部材の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000001453A JP3912950B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 被取付部材の接続構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001193344A true JP2001193344A (ja) | 2001-07-17 |
JP3912950B2 JP3912950B2 (ja) | 2007-05-09 |
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JP2000001453A Expired - Fee Related JP3912950B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 被取付部材の接続構造 |
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JP (1) | JP3912950B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20130123678A (ko) * | 2012-05-03 | 2013-11-13 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 글로브 박스 |
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2000
- 2000-01-07 JP JP2000001453A patent/JP3912950B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20130123678A (ko) * | 2012-05-03 | 2013-11-13 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 글로브 박스 |
KR101929552B1 (ko) * | 2012-05-03 | 2018-12-17 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 글로브 박스 |
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JP3912950B2 (ja) | 2007-05-09 |
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