JP3912902B2 - 半導体試験装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、温度監視装置を備える半導体試験装置に関する。特に、架台内の強制冷却装置を備える半導体試験装置内の温度監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術について、図4の架台における温度制御系のシステム概念図と、図5の恒温装置の内部構成例と、図6の温度制御装置の内部構成図、及び温度異常監視部の回路例と、図7の温度異常検出の不具合を説明するタイムチャートとを参照して以下に説明する。尚、半導体試験装置は公知であり技術的に良く知られている為、システム全体の構成説明を省略する。
【0003】
先ず、図4、図5について説明する。
半導体試験装置内には、主たる構成要素として恒温装置101と、ユニット80、82、その他があり、架台外には冷却装置60がある。
【0004】
前記複数のユニットは、所定のタイミングを発生し、試験パターンを発生して被試験デバイスのダイナミック・ファンクショナル試験やDCパラメトリック・試験をする為のユニットである。これらユニットが消費する消費電力は機種にもよるが数キロワットにも及ぶ。この為、冷却をしながら一定温度状態に制御する方式となっている。
【0005】
恒温装置101は、装置内を一定温度に制御する温度制御手段であり、冷却装置60からの循環する10℃前後の冷却水を受けて架台内部を強制空冷により所望温度に冷却し、かつ一定温度状態、例えば20℃に制御するものである。この為に架台本体は、ほぼ気密状態となる構造を備えている。
【0006】
恒温装置101の要部構成は、図5に示すように、温度センサ51と、温度制御装置50と、制御バルブ62と、ラジエーター64と、ファン66とで成る。
【0007】
ファン66は架台内の空気を強制的に循環させる。ラジエーター64は、前記ファン66により熱交換して循環空気を冷却し、吹き出し口から送風出力する。
【0008】
温度センサ51は、ラジエーター64の吹き出し風の温度を検出するものであり、熱電対、白金温度センサ、サーミスタ等が使用される。この吹き出し温度を一定にすることにより、架台内は一定温度にされる。この温度センサ51により検出された温度検出信号52は温度制御装置50へ供給される。
【0009】
次に、図6について説明する。
温度制御装置50は、図6(a)の内部構成例に示すように、温度制御部55と、温度異常監視部40とで成る。
【0010】
温度制御部55は、上記温度検出信号52を受けて、ラジエーター64の吹き出し風の出口温度が一定となるように制御するものであり、冷却水流を調節可能な制御バルブ62へ上記出口温度を一定に制御する為の駆動信号57を供給する。
【0011】
温度異常監視部40は、半導体試験装置内の温度監視装置であって、所定の温度範囲であるかを検出してシステムに警報信号49を通知するものである。これは、冷却装置60、冷却水の循環不具合、ラジエーター64等の熱交換不具合等に伴って比較的急激な吹き出し口の温度変化、あるいは一時的な大きな温度変動を生じる場合がある。これらを検出して警報信号49を通知するものである。システム側は前記警報信号49を受けて、ネットワーク等を介して集中管理しているオペレータへ警報通知したり、当該試験装置のデバイス試験を中断したり、電源を遮断したりする。尚、温度異常監視用の温度検出手段として、図5に示すように温度センサ51を共用する場合と、独立した専用の温度センサを所望位置へ備えて用いる場合とがある。
【0012】
第1例として、温度異常監視部40の原理ブロック図を図6(b)に示す。この場合は1つの警報温度設定値D1aにより、電源投入直後から規定温度以上となったかを検出し、異常検出したときに警報信号49を出力する例である。このときの警報温度設定値D1aの設定値は図7(a)の温度設定レベルである。ここで、図7の例は室温T0が定常運転温度T5より高い場合と仮定している。
【0013】
このブロック図を説明する。温度センサ51からのアナログの温度検出信号52はAD変換器(ADC)42で温度データD42に変換して、比較器46の一方の入力端に供給し、設定レジスタ44からの警報温度設定値D1aは他方の入力端に供給し、両者を比較し、温度データD42が高い場合に警報信号49を出力する。
尚、通常温度低下となる場合は希であるが、上記と同様の比較器46と設定レジスタ44の回路構成による下限側の検出手段を備え、規定温度以下となったときにも警報信号49を出力する構成を備えるものもある。
【0014】
上記動作について、図7のタイムチャートを示して説明する。図7(a)は、定常運転温度が室温T0よりも低い場合の一例である。試験装置の電源が投入されて運転開始直後から数十分程度の過渡期間T1を経て定常温度状態の定常期間T2へ推移する推移曲線(図7A参照)とする。尚、定常期間T2における温度推移は例えば±0.5℃程度の制御揺らぎである定常運転温度範囲(図7G参照)を有している。
このような推移に対して警報温度設定値D1aは、電源投入時に警報信号49が検出されないように、室温T0より少し高い温度値に設定されている。
【0015】
上記設定条件の結果、電源投入時直後からの過渡期間T1において、もし冷却不具合に伴う温度異常上昇があれば検出される。しかしながら、定常期間T2においては、警報温度設定値D1aが高い温度設定であるが為に、試験装置が実用運用する定常運転温度範囲(図7G参照)から大きく外れた設定となってしまう。この為に、図7Gに示す定常運転温度範囲を超えたか否かは検出できない難点がある。つまり、通常の正常な運転において、定常期間T2では図7Eに示す推移曲線であるが、何かの不具合発生に伴い図7Dに示す推移曲線の挙動となった場合検出されない。このことはデバイス試験の測定信頼性が悪化してしまうにも拘わらず、この温度異常を検出できず、そのままデバイス試験が続行されてしまう。このように、検出不能領域(図7C参照)が広過ぎると、デバイス試験品質上の難点となるので好ましくない。
【0016】
第2例として、温度異常監視部40の原理ブロック図を図6(c)に示す。この場合はタイマー74により、電源投入直後から過渡期間は検出を止める無検出期間を設け、定常期間T2以降に対しては1つの警報温度設定値D1bにより規定温度以上となったかを検出して警報信号49を出力する例である。このときの警報温度設定値D1bの設定値は図7(b)の温度設定レベルである。尚、この警報温度設定値D1bは、図7Gに示す定常運転温度範囲から裕度を持たせる為に所定のオフセット値、例えば2℃を加えた設定値である。
【0017】
このブロック図を説明する。上述同様に温度センサ51からのアナログの温度検出信号52はADC42でAD変換されて、比較器46の一方の入力端に供給される。設定レジスタ44からの警報温度設定値D1aは比較器46の他方の入力端に供給される。比較器46は前記両者を比較して検出した異常信号46sはゲート手段48へ供給される。一方、タイマー74は電源ON信号72でタイマー計数開始し、過渡期間T1に相当する時間経過後にイネーブル信号74sをゲート手段48へ供給する。従って、タイマー計数中の期間は警報信号49の出力が阻止される無検出期間となる。従って、もし数十分程度のタイマー計数期間内において、図7Hに示す推移曲線の挙動となる冷却不良が発生したとしても、この異常状態を検出通知できないこととなり、この点において実用上の難点がある。尚、通常、温度低下となる場合は希であるが、上述第1例と同様に下限側の検出手段も備えるものがある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述説明したように従来技術の温度監視装置おいては、実用上の難点がある。即ち、第1例の場合には検出不能領域(図7C参照)が広い為に定常運転温度範囲を超える挙動があっても検出されない為にデバイス試験の測定信頼性が悪化したり、試験されるデバイス間の相関性が劣化する場合があり、第2例の場合にはタイマー計数期間は不慮の温度異常を検出しない場合がある。これらの観点から、従来の半導体試験装置内の温度監視装置においては実用上の難点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、電源投入から定常運転に至る全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
第1に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する架台内温度制御手段(例えば恒温装置)を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、電源投入直後から架台内温度が上記架台内温度制御手段により所定の定常温度に至るまでの過渡期間において第1の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段を具備し、上記所定の定常温度以降の定常期間において第2の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段を具備することを特徴とする半導体試験装置の温度監視装置である。
上記発明によれば、電源投入から定常運転に至る全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置が実現できる。
【0020】
第1図は、本発明に係る解決手段を示している。
第2に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する恒温装置を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、電源投入直後から上記恒温装置により架台内温度が所定の定常温度に至るまでの過渡期間の時間を計るタイマー手段(例えばタイマー74)を具備し、第1に、上記タイマー手段による計数完了以前の期間、即ち上記過渡期間のときは第1の警報温度設定値と、架台内の温度を検出する温度センサ51からの温度検出信号52とを比較し、前記温度検出信号52の温度の方が高い場合に警報信号を出力する手段を具備し、第2に、上記タイマー手段による計数完了以降の定常期間のときは第2の警報温度設定値と、架台内の温度を検出する温度センサ51からの温度検出信号52とを比較し、前記温度検出信号52の温度の方が高い場合に警報信号を出力する手段を温度異常監視部に具備することを特徴とする半導体試験装置がある。
【0021】
第8図は、本発明に係る解決手段を示している。
また、タイマー手段による計数完了以降の定常期間のときに、定常運転温度範囲の上限設定値である第2の警報温度設定値と、定常運転温度範囲の下限設定値である第3の警報温度設定値とによる上限及び下限の両方で比較して、前記温度検出信号52の温度が上限設定値と下限設定値の範囲を外れた場合に警報信号を出力する手段を備えることを特徴とする上述半導体試験装置の温度監視装置がある。
【0022】
第3図は、本発明に係る解決手段を示している。
第3に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する恒温装置を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、電源投入直後から架台内温度が上記恒温装置により所定の定常温度に至るまでの過渡期間の温度推移曲線を予め求めて記憶媒体に保存格納する手段を具備し、電源投入直後から架台内温度が上記恒温装置により所定の定常温度に至るまでの過渡期間において上記温度推移曲線に所定のオフセットを付与した第1の警報温度設定曲線により、上記過渡期間における異常な温度を検出する手段を具備し、所定の定常温度以降の定常期間において第2の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段を具備することを特徴とする半導体試験装置がある。
【0023】
また、架台内の温度を検出する温度センサ51からの温度検出信号52を量子化手段(例えばADC42)で温度データD42に変換し、これを一定間隔でCPUが読み取り、以後の比較判定はCPUによりソフト的に逐次比較して判定して警報出力するソフト処理構成であることを特徴とする上述半導体試験装置の温度監視装置がある。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を実施例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
本発明について、図1の温度異常監視部の一構成例と、図2の温度異常監視部の動作を説明するタイムチャートを参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付す。
【0026】
本発明の図6(a)に示す温度異常監視部40の内部構成は、図1に示すように、ADC42と、比較器46と、設定レジスタ44a、44bと、マルチプレクサ(MUX)45と、タイマー74とで成る。これは、従来構成要素に対して設定レジスタ44bと、MUX45とを追加した構成で成る。尚、温度検出信号52が既にコードデータ形態の場合には、当然ながらADC42は不要である。
【0027】
タイマー74は、電源ON信号72(図2C参照)を受けて、電源投入直後から恒温装置101により架台内温度が所定の定常温度に至るまでの過渡期間T1の時間を計る。この時間経過後にイネーブル信号74s(図2D参照)を出力し、MUX45の選択制御入力端に供給する。
【0028】
設定レジスタ44a、44bは、外部から設定可能なレジスタであり、警報温度設定値D1a、D1bが設定される。一方の設定レジスタ44aは過渡期間T1専用であり、他方の設定レジスタ44bは定常期間T2専用である。
【0029】
MUX45は、上記警報温度設定値D1a、D1bの何れかを比較器46の入力端に供給する。即ち、第1に、図2に示す過渡期間T1のときは警報温度設定値D1a側で比較する(図2E参照)。ここで、警報温度設定値D1aの値は、例えば室温T0が定常運転温度T5より高い場合は室温+所定オフセット値にし、逆に室温T0が定常運転温度T5より低い場合は定常運転温度+所定オフセット値にする。このオフセット値は裕度(マージン)であり例えば2℃程度の値である。第2に、タイマー後の定常期間T2のときは警報温度設定値D1b側で比較する。
【0030】
比較器46では、温度センサ51からの温度検出信号52をADC42で量子化変換された温度データD42を一方の入力端に受け、上記警報温度設定値D1a、D1bの何れかを受けて比較する。上記比較において、温度検出信号52の温度の方が他方より高い場合には温度異常として警報信号49を出力する。
【0031】
上述発明構成によれば、過渡期間T1と定常期間T2に対応して警報温度設定値D1a、D1bを切替えて比較する手段を具備する構成としたことにより、電源投入から定常運転に至る全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置が実現できる。
【0032】
尚、本発明の構成は、上述実施の形態に限るものではない。
例えば図3に示すように、電源投入直後から定常温度に至るまでの過渡期間T1の温度推移曲線C1(図3A参照)を予め求めておき、この曲線若しくはこの曲線に近似するデータ列を記憶媒体に保存格納しておく。
その後の電源投入において、図6(b)に示す構成の設定レジスタ44へ、予め記憶媒体へ格納しておいた上記温度推移曲線C1、若しくはこの曲線に近似するデータ列を読み出し、この温度推移曲線C1に所望の裕度を持たせるオフセット量(図2C参照)例えば2℃を付与した警報温度設定曲線D1d(図2D参照)の比較値を求め、この比較値を、設定レジスタ44へ時々刻々設定更新制御する。これにより、1つの設定レジスタ44でも連続的に比較条件を変えることで比較実施できる。この場合にも、一層良好な温度異常の監視が可能となり、かつ過渡期間T1における異常な挙動となった場合でも的確に検出可能となる。
【0033】
また、図8のタイムチャートに示すように、定常期間T2において、定常運転温度範囲の上限設定値である警報温度設定値D1bと、定常運転温度範囲の下限設定値である警報温度設定値D1cとによる上限及び下限の両方で比較するように構成しても良い。この場合は、過剰なる冷却異常の検出も可能となる。
【0034】
尚、上述では図1のように、回路構成で実現する具体例で説明していたが、所望により、温度検出信号52をADC42でコードデータに変換した温度データD42を一定間隔でCPUが読み取り、以後はCPUによりソフト的に逐次比較判定して警報出力するソフト処理構成で実現しても良い。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、上述の説明内容から、下記に記載される効果を奏する。
上述説明したように本発明によれば、過渡期間T1と定常期間T2に対応して警報温度設定値D1a、D1bを切替えて比較する手段を具備する構成としたことにより、電源投入直後の過渡期間T1から定常運転に至る定常期間T2の全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置が実現できる利点が得られる。これから、定常期間T2における異常な温度の挙動を容易に検出可能となり、デバイス試験の測定信頼性の維持も計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、温度異常監視部の一構成例。
【図2】図1回路構成の動作を説明するタイムチャート。
【図3】過去の推移カーブを基に、所定オフセットを付与させて異常検出する他の方法。
【図4】架台における温度制御系のシステム概念図。
【図5】図4に示す恒温装置の内部構成例。
【図6】図5に示す温度制御装置の内部構成図と、温度異常監視部の回路構成例。
【図7】温度異常検出の不具合を説明するタイムチャート。
【図8】本発明の、定常運転温度範囲の上限と下限の両方で温度異常の検出動作を説明するタイムチャート。
【符号の説明】
40 温度異常監視部
42 AD変換器(ADC)
44,44a,44b 設定レジスタ
45 マルチプレクサ(MUX)
46 比較器
48 ゲート手段
50 温度制御装置
51 温度センサ
55 温度制御部
60 冷却装置
62 制御バルブ
64 ラジエーター
66 ファン
74 タイマー
80,82 ユニット
101 恒温装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、温度監視装置を備える半導体試験装置に関する。特に、架台内の強制冷却装置を備える半導体試験装置内の温度監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術について、図4の架台における温度制御系のシステム概念図と、図5の恒温装置の内部構成例と、図6の温度制御装置の内部構成図、及び温度異常監視部の回路例と、図7の温度異常検出の不具合を説明するタイムチャートとを参照して以下に説明する。尚、半導体試験装置は公知であり技術的に良く知られている為、システム全体の構成説明を省略する。
【0003】
先ず、図4、図5について説明する。
半導体試験装置内には、主たる構成要素として恒温装置101と、ユニット80、82、その他があり、架台外には冷却装置60がある。
【0004】
前記複数のユニットは、所定のタイミングを発生し、試験パターンを発生して被試験デバイスのダイナミック・ファンクショナル試験やDCパラメトリック・試験をする為のユニットである。これらユニットが消費する消費電力は機種にもよるが数キロワットにも及ぶ。この為、冷却をしながら一定温度状態に制御する方式となっている。
【0005】
恒温装置101は、装置内を一定温度に制御する温度制御手段であり、冷却装置60からの循環する10℃前後の冷却水を受けて架台内部を強制空冷により所望温度に冷却し、かつ一定温度状態、例えば20℃に制御するものである。この為に架台本体は、ほぼ気密状態となる構造を備えている。
【0006】
恒温装置101の要部構成は、図5に示すように、温度センサ51と、温度制御装置50と、制御バルブ62と、ラジエーター64と、ファン66とで成る。
【0007】
ファン66は架台内の空気を強制的に循環させる。ラジエーター64は、前記ファン66により熱交換して循環空気を冷却し、吹き出し口から送風出力する。
【0008】
温度センサ51は、ラジエーター64の吹き出し風の温度を検出するものであり、熱電対、白金温度センサ、サーミスタ等が使用される。この吹き出し温度を一定にすることにより、架台内は一定温度にされる。この温度センサ51により検出された温度検出信号52は温度制御装置50へ供給される。
【0009】
次に、図6について説明する。
温度制御装置50は、図6(a)の内部構成例に示すように、温度制御部55と、温度異常監視部40とで成る。
【0010】
温度制御部55は、上記温度検出信号52を受けて、ラジエーター64の吹き出し風の出口温度が一定となるように制御するものであり、冷却水流を調節可能な制御バルブ62へ上記出口温度を一定に制御する為の駆動信号57を供給する。
【0011】
温度異常監視部40は、半導体試験装置内の温度監視装置であって、所定の温度範囲であるかを検出してシステムに警報信号49を通知するものである。これは、冷却装置60、冷却水の循環不具合、ラジエーター64等の熱交換不具合等に伴って比較的急激な吹き出し口の温度変化、あるいは一時的な大きな温度変動を生じる場合がある。これらを検出して警報信号49を通知するものである。システム側は前記警報信号49を受けて、ネットワーク等を介して集中管理しているオペレータへ警報通知したり、当該試験装置のデバイス試験を中断したり、電源を遮断したりする。尚、温度異常監視用の温度検出手段として、図5に示すように温度センサ51を共用する場合と、独立した専用の温度センサを所望位置へ備えて用いる場合とがある。
【0012】
第1例として、温度異常監視部40の原理ブロック図を図6(b)に示す。この場合は1つの警報温度設定値D1aにより、電源投入直後から規定温度以上となったかを検出し、異常検出したときに警報信号49を出力する例である。このときの警報温度設定値D1aの設定値は図7(a)の温度設定レベルである。ここで、図7の例は室温T0が定常運転温度T5より高い場合と仮定している。
【0013】
このブロック図を説明する。温度センサ51からのアナログの温度検出信号52はAD変換器(ADC)42で温度データD42に変換して、比較器46の一方の入力端に供給し、設定レジスタ44からの警報温度設定値D1aは他方の入力端に供給し、両者を比較し、温度データD42が高い場合に警報信号49を出力する。
尚、通常温度低下となる場合は希であるが、上記と同様の比較器46と設定レジスタ44の回路構成による下限側の検出手段を備え、規定温度以下となったときにも警報信号49を出力する構成を備えるものもある。
【0014】
上記動作について、図7のタイムチャートを示して説明する。図7(a)は、定常運転温度が室温T0よりも低い場合の一例である。試験装置の電源が投入されて運転開始直後から数十分程度の過渡期間T1を経て定常温度状態の定常期間T2へ推移する推移曲線(図7A参照)とする。尚、定常期間T2における温度推移は例えば±0.5℃程度の制御揺らぎである定常運転温度範囲(図7G参照)を有している。
このような推移に対して警報温度設定値D1aは、電源投入時に警報信号49が検出されないように、室温T0より少し高い温度値に設定されている。
【0015】
上記設定条件の結果、電源投入時直後からの過渡期間T1において、もし冷却不具合に伴う温度異常上昇があれば検出される。しかしながら、定常期間T2においては、警報温度設定値D1aが高い温度設定であるが為に、試験装置が実用運用する定常運転温度範囲(図7G参照)から大きく外れた設定となってしまう。この為に、図7Gに示す定常運転温度範囲を超えたか否かは検出できない難点がある。つまり、通常の正常な運転において、定常期間T2では図7Eに示す推移曲線であるが、何かの不具合発生に伴い図7Dに示す推移曲線の挙動となった場合検出されない。このことはデバイス試験の測定信頼性が悪化してしまうにも拘わらず、この温度異常を検出できず、そのままデバイス試験が続行されてしまう。このように、検出不能領域(図7C参照)が広過ぎると、デバイス試験品質上の難点となるので好ましくない。
【0016】
第2例として、温度異常監視部40の原理ブロック図を図6(c)に示す。この場合はタイマー74により、電源投入直後から過渡期間は検出を止める無検出期間を設け、定常期間T2以降に対しては1つの警報温度設定値D1bにより規定温度以上となったかを検出して警報信号49を出力する例である。このときの警報温度設定値D1bの設定値は図7(b)の温度設定レベルである。尚、この警報温度設定値D1bは、図7Gに示す定常運転温度範囲から裕度を持たせる為に所定のオフセット値、例えば2℃を加えた設定値である。
【0017】
このブロック図を説明する。上述同様に温度センサ51からのアナログの温度検出信号52はADC42でAD変換されて、比較器46の一方の入力端に供給される。設定レジスタ44からの警報温度設定値D1aは比較器46の他方の入力端に供給される。比較器46は前記両者を比較して検出した異常信号46sはゲート手段48へ供給される。一方、タイマー74は電源ON信号72でタイマー計数開始し、過渡期間T1に相当する時間経過後にイネーブル信号74sをゲート手段48へ供給する。従って、タイマー計数中の期間は警報信号49の出力が阻止される無検出期間となる。従って、もし数十分程度のタイマー計数期間内において、図7Hに示す推移曲線の挙動となる冷却不良が発生したとしても、この異常状態を検出通知できないこととなり、この点において実用上の難点がある。尚、通常、温度低下となる場合は希であるが、上述第1例と同様に下限側の検出手段も備えるものがある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上述説明したように従来技術の温度監視装置おいては、実用上の難点がある。即ち、第1例の場合には検出不能領域(図7C参照)が広い為に定常運転温度範囲を超える挙動があっても検出されない為にデバイス試験の測定信頼性が悪化したり、試験されるデバイス間の相関性が劣化する場合があり、第2例の場合にはタイマー計数期間は不慮の温度異常を検出しない場合がある。これらの観点から、従来の半導体試験装置内の温度監視装置においては実用上の難点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、電源投入から定常運転に至る全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
第1に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する架台内温度制御手段(例えば恒温装置)を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、電源投入直後から架台内温度が上記架台内温度制御手段により所定の定常温度に至るまでの過渡期間において第1の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段を具備し、上記所定の定常温度以降の定常期間において第2の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段を具備することを特徴とする半導体試験装置の温度監視装置である。
上記発明によれば、電源投入から定常運転に至る全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置が実現できる。
【0020】
第1図は、本発明に係る解決手段を示している。
第2に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する恒温装置を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、電源投入直後から上記恒温装置により架台内温度が所定の定常温度に至るまでの過渡期間の時間を計るタイマー手段(例えばタイマー74)を具備し、第1に、上記タイマー手段による計数完了以前の期間、即ち上記過渡期間のときは第1の警報温度設定値と、架台内の温度を検出する温度センサ51からの温度検出信号52とを比較し、前記温度検出信号52の温度の方が高い場合に警報信号を出力する手段を具備し、第2に、上記タイマー手段による計数完了以降の定常期間のときは第2の警報温度設定値と、架台内の温度を検出する温度センサ51からの温度検出信号52とを比較し、前記温度検出信号52の温度の方が高い場合に警報信号を出力する手段を温度異常監視部に具備することを特徴とする半導体試験装置がある。
【0021】
第8図は、本発明に係る解決手段を示している。
また、タイマー手段による計数完了以降の定常期間のときに、定常運転温度範囲の上限設定値である第2の警報温度設定値と、定常運転温度範囲の下限設定値である第3の警報温度設定値とによる上限及び下限の両方で比較して、前記温度検出信号52の温度が上限設定値と下限設定値の範囲を外れた場合に警報信号を出力する手段を備えることを特徴とする上述半導体試験装置の温度監視装置がある。
【0022】
第3図は、本発明に係る解決手段を示している。
第3に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する恒温装置を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、電源投入直後から架台内温度が上記恒温装置により所定の定常温度に至るまでの過渡期間の温度推移曲線を予め求めて記憶媒体に保存格納する手段を具備し、電源投入直後から架台内温度が上記恒温装置により所定の定常温度に至るまでの過渡期間において上記温度推移曲線に所定のオフセットを付与した第1の警報温度設定曲線により、上記過渡期間における異常な温度を検出する手段を具備し、所定の定常温度以降の定常期間において第2の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段を具備することを特徴とする半導体試験装置がある。
【0023】
また、架台内の温度を検出する温度センサ51からの温度検出信号52を量子化手段(例えばADC42)で温度データD42に変換し、これを一定間隔でCPUが読み取り、以後の比較判定はCPUによりソフト的に逐次比較して判定して警報出力するソフト処理構成であることを特徴とする上述半導体試験装置の温度監視装置がある。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を実施例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
本発明について、図1の温度異常監視部の一構成例と、図2の温度異常監視部の動作を説明するタイムチャートを参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付す。
【0026】
本発明の図6(a)に示す温度異常監視部40の内部構成は、図1に示すように、ADC42と、比較器46と、設定レジスタ44a、44bと、マルチプレクサ(MUX)45と、タイマー74とで成る。これは、従来構成要素に対して設定レジスタ44bと、MUX45とを追加した構成で成る。尚、温度検出信号52が既にコードデータ形態の場合には、当然ながらADC42は不要である。
【0027】
タイマー74は、電源ON信号72(図2C参照)を受けて、電源投入直後から恒温装置101により架台内温度が所定の定常温度に至るまでの過渡期間T1の時間を計る。この時間経過後にイネーブル信号74s(図2D参照)を出力し、MUX45の選択制御入力端に供給する。
【0028】
設定レジスタ44a、44bは、外部から設定可能なレジスタであり、警報温度設定値D1a、D1bが設定される。一方の設定レジスタ44aは過渡期間T1専用であり、他方の設定レジスタ44bは定常期間T2専用である。
【0029】
MUX45は、上記警報温度設定値D1a、D1bの何れかを比較器46の入力端に供給する。即ち、第1に、図2に示す過渡期間T1のときは警報温度設定値D1a側で比較する(図2E参照)。ここで、警報温度設定値D1aの値は、例えば室温T0が定常運転温度T5より高い場合は室温+所定オフセット値にし、逆に室温T0が定常運転温度T5より低い場合は定常運転温度+所定オフセット値にする。このオフセット値は裕度(マージン)であり例えば2℃程度の値である。第2に、タイマー後の定常期間T2のときは警報温度設定値D1b側で比較する。
【0030】
比較器46では、温度センサ51からの温度検出信号52をADC42で量子化変換された温度データD42を一方の入力端に受け、上記警報温度設定値D1a、D1bの何れかを受けて比較する。上記比較において、温度検出信号52の温度の方が他方より高い場合には温度異常として警報信号49を出力する。
【0031】
上述発明構成によれば、過渡期間T1と定常期間T2に対応して警報温度設定値D1a、D1bを切替えて比較する手段を具備する構成としたことにより、電源投入から定常運転に至る全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置が実現できる。
【0032】
尚、本発明の構成は、上述実施の形態に限るものではない。
例えば図3に示すように、電源投入直後から定常温度に至るまでの過渡期間T1の温度推移曲線C1(図3A参照)を予め求めておき、この曲線若しくはこの曲線に近似するデータ列を記憶媒体に保存格納しておく。
その後の電源投入において、図6(b)に示す構成の設定レジスタ44へ、予め記憶媒体へ格納しておいた上記温度推移曲線C1、若しくはこの曲線に近似するデータ列を読み出し、この温度推移曲線C1に所望の裕度を持たせるオフセット量(図2C参照)例えば2℃を付与した警報温度設定曲線D1d(図2D参照)の比較値を求め、この比較値を、設定レジスタ44へ時々刻々設定更新制御する。これにより、1つの設定レジスタ44でも連続的に比較条件を変えることで比較実施できる。この場合にも、一層良好な温度異常の監視が可能となり、かつ過渡期間T1における異常な挙動となった場合でも的確に検出可能となる。
【0033】
また、図8のタイムチャートに示すように、定常期間T2において、定常運転温度範囲の上限設定値である警報温度設定値D1bと、定常運転温度範囲の下限設定値である警報温度設定値D1cとによる上限及び下限の両方で比較するように構成しても良い。この場合は、過剰なる冷却異常の検出も可能となる。
【0034】
尚、上述では図1のように、回路構成で実現する具体例で説明していたが、所望により、温度検出信号52をADC42でコードデータに変換した温度データD42を一定間隔でCPUが読み取り、以後はCPUによりソフト的に逐次比較判定して警報出力するソフト処理構成で実現しても良い。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、上述の説明内容から、下記に記載される効果を奏する。
上述説明したように本発明によれば、過渡期間T1と定常期間T2に対応して警報温度設定値D1a、D1bを切替えて比較する手段を具備する構成としたことにより、電源投入直後の過渡期間T1から定常運転に至る定常期間T2の全期間において良好な温度異常の監視が可能な半導体試験装置の温度監視装置が実現できる利点が得られる。これから、定常期間T2における異常な温度の挙動を容易に検出可能となり、デバイス試験の測定信頼性の維持も計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、温度異常監視部の一構成例。
【図2】図1回路構成の動作を説明するタイムチャート。
【図3】過去の推移カーブを基に、所定オフセットを付与させて異常検出する他の方法。
【図4】架台における温度制御系のシステム概念図。
【図5】図4に示す恒温装置の内部構成例。
【図6】図5に示す温度制御装置の内部構成図と、温度異常監視部の回路構成例。
【図7】温度異常検出の不具合を説明するタイムチャート。
【図8】本発明の、定常運転温度範囲の上限と下限の両方で温度異常の検出動作を説明するタイムチャート。
【符号の説明】
40 温度異常監視部
42 AD変換器(ADC)
44,44a,44b 設定レジスタ
45 マルチプレクサ(MUX)
46 比較器
48 ゲート手段
50 温度制御装置
51 温度センサ
55 温度制御部
60 冷却装置
62 制御バルブ
64 ラジエーター
66 ファン
74 タイマー
80,82 ユニット
101 恒温装置
Claims (4)
- 半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する架台内温度制御手段を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、
電源投入直後から架台内温度が該架台内温度制御手段により所定の定常温度に至るまでの過渡期間において第1の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段と、
該所定の定常温度以降の定常期間において第2の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段と、
を具備していることを特徴とする半導体試験装置。 - 半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する恒温装置を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、
電源投入直後から該恒温装置により架台内温度が所定の定常温度に至るまでの過渡期間の時間を計るタイマー手段と、
第1に、該タイマー手段による計数完了以前の期間、即ち該過渡期間のときは第1の警報温度設定値と、架台内の温度検出信号とを比較する手段と、
第2に、該タイマー手段による計数完了以降の定常期間のときは第2の警報温度設定値と、架台内の温度検出信号とを比較する手段と、
を温度異常監視部に具備することを特徴とする半導体試験装置。 - タイマー手段による計数完了以降の定常期間のときに、定常運転温度範囲の上限設定値である第2の警報温度設定値と、定常運転温度範囲の下限設定値である第3の警報温度設定値とによる上限及び下限の両方で比較して警報信号を出力する手段を備えることを特徴とする請求項2記載の半導体試験装置。
- 半導体試験装置内を強制空冷により架台内温度を一定に制御する恒温装置を備える半導体試験装置の架台内の温度監視装置において、
電源投入直後から架台内温度が該恒温装置により所定の定常温度に至るまでの過渡期間の温度推移曲線を予め求めて記憶媒体に保存格納する手段と、
電源投入直後から架台内温度が該恒温装置により所定の定常温度に至るまでの過渡期間において該温度推移曲線に所定のオフセットを付与した第1の警報温度設定曲線により、該過渡期間における異常な温度を検出する手段と、
所定の定常温度以降の定常期間において第2の警報温度設定値により異常な温度を検出する手段と、
を具備していることを特徴とする半導体試験装置。
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