JP3911846B2 - 制動力制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばエンジンとモータジェネレータとを併設した,所謂パラレルハイブリッド車両やモータジェネレータだけを原動機とする電動車両等にあって、例えば制動時にモータジェネレータを回生作動させるときに、マスタシリンダとは個別の作動流体圧を創成して、それを制御する制動力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような制動力制御装置としては、例えば特開平5−176408号公報に記載されるものがある。この制動力制御装置は、モータジェネレータだけを原動機とする電動車両であるが、その制動時には、本来電動機としてのモータジェネレータを発電機として使用する,つまり回生作動させて、その制動力の一部をモータジェネレータの回生トルクで得ると共に、当該モータジェネレータで回生された電力をバッテリに充電するために、作動流体圧の所謂協調制御が行われる。この回生協調制御とは、ブレーキペダルの踏込み量を例えばマスタシリンダ圧で検出し、このマスタシリンダ圧に相当する制動力から前記モータジェネレータの回生トルクによる制動力を減じた分が、各車輪の制動用シリンダで発揮されるように作動流体圧を制御するものである。このように作動流体圧を制御する場合には、マスタシリンダは各制動用シリンダから切り離されて、その作動流体圧,つまりマスタシリンダ圧はストロークシュミレータと呼ばれるアキュームレータで吸収される。つまり、このアキュームレータは、ブレーキペダルの踏込み感を調整するための流体量吸収装置である。ちなみに、制御する作動流体圧の元圧には、例えば倍力装置と呼ばれる作動流体圧ブースターからのものを使用し、これを圧力制御弁で所定圧に制御する。また、前記マスタシリンダを各車輪,特にモータジェネレータで駆動される駆動輪の制動用シリンダから切り離す場合には、ソレノイドバルブを用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の制動力制御装置では、マスタシリンダを各制動用シリンダから切り離すのにソレノイドバルブを用いているので、例えば異常時補償,所謂フェールセーフを考えると、この切換ソレノイドバルブは常時開でなければならず、そのようにするとブレーキペダルを踏込んでいる間は、当該切換ソレノイドバルブのソレノイドを常時励磁する必要が生じる。すると、例えば長い下り坂等でブレーキペダルを踏み続けるとソレノイドが長時間励磁され続けることになり、ソレノイドが発熱するという問題がある。また、これに対応するためにはソレノイドを大型化する必要があり、同時に高価になってしまう。また、フェールセーフ対応を含めて複雑な電気制御を必要としたり、複数のソレノイドバルブを組合せて動作制御したりするなど,システム上でも複雑で高価なものとなり易いという問題もある。
【0004】
本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発されたものであり、構成が簡潔で、発熱等の問題もなく、複雑な制御も必要なく、ブレーキペダルの踏込み時に確実にマスタシリンダと制動用シリンダとの切り離しを行うことができる制動力制御装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記諸問題を解決するために、本発明のうち請求項1に係る制動力制御装置は、マスタシリンダからの作動流体圧と、マスタシリンダとは異なる圧力源からの流体圧をブレーキペダルの踏込みによって機械的に昇圧した作動流体圧とを切り換えて、各車輪の制動用シリンダへの作動流体圧を制御する制動力制御装置であって、前記マスタシリンダとは異なる圧力源からの流体圧をブレーキペダルの踏込みによって機械的に昇圧した作動流体圧をパイロット圧とし且つ当該パイロット圧が所定値以上のときにマスタシリンダと各車輪の制動用シリンダとを遮断し且つマスタシリンダを流体量吸収装置に連通し且つパイロット圧が所定値以下のときにマスタシリンダと各車輪の制動用シリンダとを連通する切換バルブを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明のうち請求項2に係る制動力制御装置は、前記請求項1の発明において、前記個別の圧力源が、作動流体圧ブースト装置であることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明のうち請求項3に係る制動力制御装置は、前記請求項2の発明において、前記作動流体圧ブースト装置からなる個別の圧力源と切換バルブとの間にオリフィスを介装したことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明のうち請求項4に係る制動力制御装置は、前記請求項3の発明において、前記オリフィスに、前記作動流体圧ブースト装置からなる個別の圧力源からの作動流体圧だけを許容するチェックバルブをバイパス接続したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の効果】
而して、本発明のうち請求項1に係る制動力制御装置によれば、マスタシリンダとは異なる圧力源からの作動流体圧をパイロット圧とする切換バルブが、パイロット圧が高いときにマスタシリンダと各車輪の制動用シリンダとを遮断し且つマスタシリンダを流体両吸収装置に連通し且つパイロット圧が低いときにマスタシリンダと各車輪の制動用シリンダとを連通する構成としたために、ブレーキペダルの踏込みと共にパイロット圧が機械的に昇圧することから、ブレーキペダルの踏込み時には常時マスタシリンダが制動用シリンダから切り離され且つ流体量吸収装置に連通されるので、従来のソレノイドバルブのような電気的に複雑な制御を必要とせず、また構成が簡潔で、発熱等の問題もない。
【0010】
また、本発明のうち請求項2に係る制動力制御装置によれば、作動流体圧ブースト装置をマスタシリンダとは個別の圧力源として用いることにより、新たな作動流体圧力源を設ける必要がなく、構造を簡潔にすることができる。
【0011】
また、本発明のうち請求項3に係る制動力制御装置によれば、作動流体圧ブースター装置からなる個別の圧力源と切換バルブとの間にオリフィスを介装することにより、ブレーキペダルを踏込んでから少し戻しても、切換バルブに供給されているパイロット圧はさほど低くならないので、そのような状態で切換バルブが戻ってマスタシリンダと各車輪の制動用シリンダとが連通されてしまうのを抑制防止することができる。
【0012】
また、本発明のうち請求項4に係る制動力制御装置によれば、作動流体圧ブースト装置からなる個別の圧力源からの作動流体圧だけを許容するチェックバルブをオリフィスにバイパス接続したことにより、ブレーキペダルを踏込んだときには、作動流体圧ブースト装置からなる個別の圧力源からの作動流体圧がこのチェックバルブを通って切換バルブのパイロット圧として供給されるので、切換制御の応答性を確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
これ以下、本発明の制動力制御装置の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明の制動力制御装置を、所謂FFタイプのパラレルハイブリッド車両の制動力制御装置として展開した一例である。この制動力制御装置は、四輪全てへの作動流体圧をマスタシリンダから切り離して増減圧制御する四輪統括制御用アクチュエータユニット5,各車輪のロック傾向を回避して制動距離の確保と舵取効果とを両立するためのアンチロックブレーキ制御用アクチュエータユニット6,及び前輪への作動流体圧のみを主として減圧方向に制御する前輪制御用アクチュエータユニット7を備えて構成される。勿論、全てのアクチュエータユニットを一つの筐体に纏めてもよい。
【0015】
図中、1FL,1FRは夫々前左右輪の制動用シリンダとしてのホイールシリンダ、1RL,1RRは夫々後左右輪の制動用シリンダとしてのホイールシリンダであり、マスタシリンダ2はブレーキペダル3の踏込み量に応じた同等の作動流体圧を二系統に出力可能であって、基本的に前左輪のホイールシリンダ(以下、単に前左ホイールシリンダとも記す)1FLと後右輪のホイールシリンダ(後右ホイールシリンダ)1RRとはマスタシリンダ2の一方の系統に接続され、前右輪のホイールシリンダ(前右ホイールシリンダ)1FRと後左輪のホイールシリンダ(後左ホイールシリンダ)1RLとがマスタシリンダ2の他方の系統に接続されて、所謂X配管形式を構成している。なお、ブレーキペダル3とマスタシリンダ2との間にはブースター4が介装されているが、その構造などの詳細については後述する。
【0016】
ここでは、理解を容易にするためにアンチロックブレーキ制御用アクチュエータユニット6の構造から各ホイールシリンダ1FL〜1RR側の構成について説明する。このアンチロックブレーキ制御用アクチュエータユニット6内の圧力制御バルブ構造は、従来既存の還流タイプのものと同様であり、例えば前記マスタシリンダ2からの一方の系統を二つに分岐すると共に、他方の系統も二つに分岐し、夫々の分岐先にアンチロックブレーキ制御用増圧制御バルブ51FL〜51RRを介して各ホイールシリンダ1FL〜1RRを接続する。これらの増圧制御バルブ51FL〜51RRは、常時開の二位置切換ソレノイドバルブからなる。なお、各増圧制御バルブ51FL〜51RRには、各ホイールシリンダ1FL〜1RRからマスタシリンダ2側への作動流体の還流だけを許容するチェックバルブ52FL〜52RRをバイパス接続する。
【0017】
また、前記アンチロックブレーキ制御用増圧制御バルブ51FL〜51RRの下流側には、常時閉の二位置切換ソレノイドバルブからなるアンチロックブレーキ制御用減圧制御バルブ53FL〜53RRを接続し、その出力側を各系統毎に共通のリザーバ54P,54Sとポンプ55P,55Sとに分岐接続し、ダンパ56P,56Sを介して各ポンプ55P,55Sの吐出側を前記マスタシリンダ2の各系統に接続する。
【0018】
このアンチロックブレーキ制御用アクチュエータユニット6は、車輪速度センサからの車輪速度信号等に基づいて図示されないブレーキコントロールユニット内で実行されるアンチロックブレーキ制御演算処理に従って制御される。即ち、各車輪速度と車体速度との関係を監視し、例えばそのスリップ率が所定値以上となって各車輪がロックしそうになると、前記増圧制御バルブ51FL〜51RR及び前記減圧制御バルブ53FL〜53RRを動作させ、作動流体圧を減圧、保持、増圧に制御し、車輪のロックを防止する。
【0019】
また、本実施形態では、前記前左右輪アンチロックブレーキ制御用増圧制御バルブ51FL,51FRの各下流側と前左右ホイールシリンダ1FL,1FRとの間に前輪制御用アクチュエータユニット7を介装している。この前輪制御用アクチュエータユニット7は、前記前左右輪アンチロックブレーキ制御用増圧制御バルブ51FL,51FRの各下流側と前左右ホイールシリンダ1FL,1FRとの間に介装された常時開の二位置切換ソレノイドバルブからなる前左右輪減圧制御用切換バルブ41FL,41FRと、これにバイパス接続されて前左右ホイールシリンダ1FL,1FRからマスタシリンダ2側への還流のみを許容するチェックバルブ42FL,42FRと、更にこれにバイパス接続されて実質的に前左右ホイールシリンダ1FL,1FRへの作動流体圧を減圧可能なプロポーショニングバルブ43FL,43FRとからなる。ちなみに、前記プロポーショニングバルブ43FL,43FRの出力圧は、例えばマスタシリンダ2側の入力圧に対して、それが比較的低いときには、当該入力圧の増圧勾配よりも小さな増圧勾配で少しずつ増圧し、当該入力圧が所定値以上になると、当該入力圧の増圧勾配と同じ増圧勾配で増圧するようなものが適用される。
【0020】
この前輪制御用アクチュエータユニット7は、前述した図示されないブレーキコントロールユニット内で実行される前左右輪減圧制御演算処理に従って制御される。即ち、モータジェネレータを回生作動させるときには、前記前左右輪減圧制御用切換バルブ41FL,41FRを閉作動させて、プロポーショニングバルブ43FL,43FRによって前左右ホイールシリンダ1FL,1FRの作動流体圧をマスタシリンダ2側の供給圧よりも減圧制御する。つまり、本実施形態の車両はFFタイプであって、エンジンもモータジェネレータも前輪にしか接続されていない。従って、モータジェネレータによる回生トルクも前輪にのみ付与されるので、この回生トルクによる制動力分だけ前左右ホイールシリンダ1FL,1FRの作動流体圧を減圧する必要がある。逆に言えば、モータジェネレータによる回生トルクが前輪にのみ付与される場合に、四輪全てのホイールシリンダの作動流体圧を減圧するだけでは、前輪側の制動力が後輪側のそれより大きくなって、例えばアンチロックブレーキ制御が早期に開始されてしまうなどの問題が発生する。そこで、本実施形態では回生トルクによる制動力分だけプロポーショニングバルブ43FL,43FRによって前左右ホイールシリンダ1FL,1FRの作動流体圧を減圧するのである。
【0021】
次に、前記四輪統括制御用アクチュエータユニット5の前に、前記ブースター4及び当該ブースター4への作動流体圧力源について説明する。前述のように、本実施形態のようなハイブリッド車両では、エンジンが停止されることもあるので、ブースター4への作動流体圧力源として電動ポンプ11を用いる。この電動ポンプ11でメインリザーバ8内の作動流体を吸入し、チェックバルブ12を通過して吐出する。この電動ポンプ11の吐出側にアキュームレータ13を接続し、更にブースター4の入力側に接続する。前記アキュームレータ13の上流側と下流側とには夫々圧力スイッチ14,15を配設しておき、どちらが低くなっても電動ポンプ11が作動するようにすることで、アキュームレータ13内の作動流体圧,つまりブースター4への供給流体圧を所定値以上に維持することができる。
【0022】
前記ブースター4の基本的な構造は既存のものと同様である。即ち、図2に示す(図はブレーキペダル3を踏込んだ状態)ようにブレーキペダル3の踏込みがない状態では、インプットシャフト71が図示右方に後退しており、その結果、スチールボール72はスプリング74によってバルブシート73に押付けられるので、ピストン75の外周から取入れられている前記アキュームレータ13からの作動流体圧は、当該ピストン75内部のシリンダ室76内に流入できず、当該ピストン75を押圧する力は発生しない。なお、前記シリンダ室76は、ブースタボディ70の内側にも連通している。また、ピストン75にはマスタシリンダ2に連結されるロッド77が延設されている。また、図中の符号78,79は、ブレーキペダル3の踏込みがない状態で、ピストン75及びロッド77を図示右方に後退させるためのリターンスプリングである。
【0023】
この状態からブレーキペダル3が踏込まれると、バルブシート73との間に介装されているスプリング80の弾性力に抗してインプットシャフト71が図示左方に移動され、その先端部がスプリング74の弾性力に抗してホルダ82ごとスチールボール72を図示左方に移動し、もってスチールボール72がバルブシート73から離間する。すると、インプットシャフト71とバルブシート73との隙間から当該インプットシャフト71に穿設されたポート81を通って、前記アキュームレータ13からの作動流体圧がピストン75内のシリンダ室76内に流入し、これがバルブシート73ごとピストン75を図示左方に押圧するから、ロッド77はマスタシリンダ2側に移動されて当該マスタシリンダ2内の作動流体圧が増圧する。勿論、この後、インプットシャフト71によってもバルブシート73ごとピストン75は左方に押圧されることはあるが、必ず作動流体圧によるピストン押圧の方が先になされるので、ブレーキペダル3の踏力は小さくても大きな推進力を得ることができ、これによってマスタシリンダ2内の作動流体圧は倍増(ブースト)される。
【0024】
次いで、或る程度、ブレーキペダル3を踏込んだ状態で当該ブレーキペダル3の踏込みを停止すると、スプリング80の弾性力によってバルブシート73とインプットシャフト71とが離間し、状態としてはバルブシート73に対してインプットシャフト71が相対的に図示右方に後退され(但し、インプットシャフト71はスチールボール72に当接している)、これによって前記スチールボール72がスプリング74の弾性力によって再びバルブシート73に押付けられるので、両者の隙間が閉塞されて前記シリンダ室76内の作動流体圧が封入され、その封入圧によってピストン75及びロッド77をマスタシリンダ2側に移動した状態に維持する補助力が得られる。
【0025】
一方、こうした状態からブレーキペダル3から足を離すと、フリーになったインプットシャフト71が前記スプリング80によって更に図示右方に後退され、スチールボール72はバルブシート73に当接したまま、スチールボール72とインプットシャフト71とが離間する。すると、シリンダ室75内の作動流体圧は、インプットシャフト71とバルブシート73との隙間から、当該インプットシャフト71の先端部から穿設されている流路83,インプットシャフトガイド84に形成された流路85,86,ブースタボディ70に形成された流路87を通ってメインリザーバ8に還流する。
【0026】
このように本実施形態のブースター4では、ブレーキペダル3の踏込み開始から常時、前記アキュームレータ13からの作動流体圧がシリンダ室76内に流入して昇圧する。そこで、本実施形態では、このシリンダ室76内の作動流体圧を、ブレーキペダル3の踏込みと共に昇圧し且つマスタシリンダ2の作動流体圧とは異なる流体圧源からの作動流体圧として取出すための流路88をブースタボディ70に形成した。ここから取出された作動流体圧は、後述する四輪統括制御用アクチュエータユニット5に取込まれて、回生時の制動力制御に利用される。
【0027】
次に、前記四輪統括制御用アクチュエータユニット5の全体構成について説明する。まず、前記マスタシリンダ2からの二系統の作動流体圧の各系統に、前記ブースター4から取出した作動流体圧をパイロット圧とする二位置切換パイロットバルブからなる回生切換バルブ21P,21Sが介装されている。この二位置切換パイロットバルブからなる回生切換バルブ21P,21SのPポートはマスタシリンダ2の各系統の出力側に接続され、同じくそのAポートが前記アンチロックブレーキ制御用増圧制御バルブ51FL〜51RRに分岐され、そのBポートは一種のアキュームレータからなるストロークシミュレータ22P,22Sに接続されている。そして、この回生切換バルブ21P,21Sは、パイロット圧のないノーマル状態で、前記PポートとAポートとを連通すると共にチェックバルブ20P,20SによってBポートからPポート及びAポートへの還流のみを許容する。また、パイロット圧による切換状態では、Aポートを遮断し、PポートとBポートとを連通する。ちなみに、前記ストロークシミュレータ22P,22Sのリターンスプリングには、前記ブースター4やマスタシリンダ2で発生する作動流体圧反力と等価なバネ定数のものが使用されており、余剰の作動流体はメインリザーバ8に還元される。また、この回生切換バルブ21P,21Sの詳細は、前記ストロークシミュレータ22P,22S及び後述するオリフィス28及びチェックバルブ29と共に、後段に詳述する。また、各回生切換バルブ21P,21Sの上流側と下流側とには、夫々圧力センサ23P,23S及び圧力センサ24P,24Sが設けられている。
【0028】
一方、前記ブースター4の作動流体圧取出系統は、常時閉の電磁二位置切換バルブからなるフェールセーフバルブ25を介して前記回生切換バルブ21P,21Sのパイロット圧として分岐供給される。また、このフェールセーフバルブ25には、ブースター4側への還流のみを許容するチェックバルブ26と、常時閉の二位置切換パイロットバルブからなるバイパスバルブ27とを並列にバイパス接続し、当該バイパスバルブ27のパイロット圧は前記フェールセーフバルブ25の下流圧(又はバイパスバルブ27自身の下流圧)とする。これにより、原則的にフェールセーフバルブ25を開状態とすると、その下流圧,即ちバイパスバルブ27のパイロット圧が増圧するので当該バイパスバルブ27も開状態となり、ブースター4からの作動流体圧が低い状態でフェールセーフバルブ25を閉状態とすると、その下流圧,即ちバイパスバルブ27のパイロット圧が減圧するので当該バイパスバルブ27も閉状態となる。
【0029】
また、前記フェールセーフバルブ25と各回生切換バルブ21P,21Sとの間にはオリフィス28を介装し、このオリフィス28に、回生切換バルブ21P,21S(のパイロット圧)への流入だけを許容するチェックバルブ29をバイパス接続する。なお、これらのオリフィス28とチェックバルブ29とは、図面では分岐上流側に代表して一つずつ設けているが、分岐下流側に、夫々一つずつ,つまり各回生切換バルブ21P,21Sごとに介装するようにしてもよい。
【0030】
また、前記フェールセーフバルブ25の下流側又はバイパスバルブ27の下流側には、常時開の二位置切換ソレノイドバルブからなる四輪統括制御用増圧制御バルブ30と、常時閉の二位置切換ソレノイドバルブからなる四輪統括制御用減圧制御バルブ31と、四輪統括制御用リザーバ32とが直列に接続され、更に当該リザーバ32のリターン分をメインリザーバ8に還流する。そして、前記四輪統括制御用増圧制御バルブ30と四輪統括制御用減圧制御バルブ31との間を圧力制御シリンダ16の入力ポートに接続する。なお、前記四輪統括制御用増圧制御バルブ30には、前記圧力制御シリンダ16からの還流のみを許容するチェックバルブ33と、所定圧力以上で当該増圧制御バルブ30の上流側作動流体圧をリリーフするリリーフバルブ34とを並列にバイパス接続する。また、前記四輪統括制御用減圧制御バルブ31には、前記四輪統括制御用リザーバ32からの還流のみを許容するチェックバルブ35をバイパス接続する。また、必要に応じて圧力制御シリンダ16の入力作動流体圧を検出するための圧力センサ36を取付けてもよい。
【0031】
前記圧力制御用シリンダ16は、同じ形状,つまり少なくとも入力側の受圧面積も出力側の受圧面積も等しいピストン17P,17Sを内装するシリンダ部18P,18Sを、一つのシリンダボディ内に対向して配設したものであり、各シリンダ部18P,18Sの出力ポートは、前記回生切換バルブ21P,21Sより下流側で夫々前記マスタシリンダ2からの各系統に接続されている。勿論、各シリンダ部18P,18Sのリターンスプリング19P,19Sも、バネ定数を始めとする同等の仕様のものが用いられている。つまり、入力される作動流体圧に対して、二つのシリンダ部18P,18Sから同じ作動流体圧をマスタシリンダ2からの前記二つの各系統に出力することができる。また、前記各ピストン17P,17Sの入力側の受圧面積と出力側の受圧面積との所謂受圧面積比は、マスタシリンダ2の出力圧と前記ブースター4から取出した作動流体圧との比に一致又はほぼ一致してある。
【0032】
ここで、前記回生切換バルブ21P,21S及びストロークシミュレータ22P,22Sやオリフィス28,チェックバルブ29の詳細について図3を用いて説明する。図3には、代表して回生切換バルブ21Pを示す(回生切換バルブ21Sは括弧表示する)。この回生切換バルブ21P(21S)は、ピストン61でポペット62を駆動するタイプであり、前記ストロークシミュレータ22P(22S)やオリフィス28,チェックバルブ29を一つのバルブボディ63に収納した。同図3の上半図に示すように、前記ブースター4からのパイロットポート64への作動流体圧がないときには、リターンスプリング65によってピストン61が図示右動しており、それに伴ってポペット62もリターンスプリング66によって図示右動しているために、マスタシリンダ2に接続されるPポートとホイールシリンダ1FL〜1RRに接続されるAポートとが連通状態にある。
【0033】
一方、パイロットポート64にブースター4からの作動流体圧が加わると、それがパイロット圧となってピストン61を図示左動し、それによってポペット62も図示左動される。すると、ポペット62のテーパ部67がAポートを閉塞すると共に、ランド部68がPポートとAポートとの間に移動されるためにPポートとAポートとは遮断される。これに加えて、Pポートはシリンダとロッド部69との隙間を介してBポートに連通されるので、マスタシリンダ2からの作動流体はストロークシミュレータ22P(22S)のピストン90を押し下げながら当該ストロークシミュレータ22P(22S)内に流入する。このときのストロークシミュレータ22P(22S)のリターンスプリング91による弾性力は、前記マスタシリンダ2やブースター4等による反力に等しいので、ブレーキペダル3の踏込み感に違和感を懐かせず、単純に作動流体の変化量を吸収してくれる,流体量吸収装置として作用する。
【0034】
なお、前記ブースター4からの作動流体圧は原則的にチェックバルブ29から流入し、オリフィス28を通って還流される。また、ストロークシミュレータ22P(22S)内の作動流体はチェックバルブ20P(20S)を通ってマスタシリンダ2側に速やかに還流される。
【0035】
前記四輪統括制御用アクチュエータユニット5は、前述した図示されないブレーキコントロールユニット内で実行される四輪統括制御演算処理に従って制御される。即ち、制動力制御装置として何らの異常も検出されないときには、前記フェールセーフバルブ25を開いておき、アンチロックブレーキ制御が行われていない状態でブレーキペダル3が踏込まれると、ブースター4から取出している作動流体圧が増圧されるので、前記フェールセーフバルブ25の下流圧をパイロット圧とするバイパスバルブ27も切換えられて開かれる。また、このフェールセーフバルブ25の下流圧は、チェックバルブ29を通って前記回生切換バルブ21P,21Sにもパイロット圧として供給されるから、当該回生切換バルブ21P,21Sは切換状態となり、それより下流側,つまりホイールシリンダ1FL〜1RR側は遮断され、マスタシリンダ2の各系統は前記ストロークシミュレータ22P,22Sに接続され、前述のようにマスタシリンダ2の各系統の作動流体がストロークシミュレータ22P,22Sに吸収される。
【0036】
一方で、例えば車速や変速比等からモータジェネレータによる回生トルクを求めることができるから、それによる前左右輪の制動力を算出しておき、マスタシリンダ側の圧力センサ23P,23Sで検出した作動流体圧から、当該作動流体圧が各ホイールシリンダ1FL〜1RRに供給されたときの制動力を算出し、両者の差分値からなる制動力とホイールシリンダ側の圧力センサ24P,24Sで検出した作動流体圧に応じた制動力とが一致するように、前記圧力制御シリンダ16からの出力圧を制御する。ここで、前記圧力制御シリンダ16は、前記X配管された二つの系統に同等の作動流体圧を供給することができるから、それらを同じように増減圧制御するためには、当該圧力制御シリンダ16への入力圧を増減圧制御すればよい。このとき、圧力制御シリンダ16の出力圧と入力圧との比は、前記二つのシリンダ部18P,18Sのピストン17P,17Sの受圧面積比の逆比であるから、要求される作動流体圧,つまり出力圧の増減圧量に対する入力圧の増減圧量が設定される。そして、この入力圧の増減圧量に応じて、前記四輪統括制御用増圧制御バルブ30と四輪統括制御用減圧バルブ31とを開閉制御すればよい。なお、この圧力制御シリンダ16への入力圧の増減圧制御については、例えば従来既存のデューティ比によるPWM(Pulse Width Modulation)制御等が適用できるので、その詳細な説明については省略する。また、前記四輪統括制御用減圧バルブ31によって減圧された分の作動流体圧は前記四輪統括制御用リザーバ32に原則的に貯留される。
【0037】
また、例えば前記回生切換バルブがソレノイド駆動のものであるときには、ソレノイドを駆動するための電気的構造が必要になるし、前述のようなブレーキペダル3の踏込みによる回生作動時間が長くなると、例えばそのソレノイドの励磁時間が長くなって発熱量が大きくなったり、エネルギー損が大きくなったりするという問題が発生するが、本実施形態では、回生切換バルブ21P,21Sを駆動するために、ブレーキペダル3の踏込み中に常時発生するブースター4内の作動流体圧をパイロット圧として用いているので、構造が簡潔になると共に余分な発熱量やエネルギー損を抑制防止することができる。
【0038】
また、このような回生作動中のブレーキペダル3の踏込み時にあって、当該ブレーキペダル3を少しだけ戻してブースター4から取出している作動流体圧が減圧しようとしても、前記回生切換バルブ21P,21Sへのパイロット圧は前記オリフィス28を通ってゆっくりとしか減圧しないので、当該回生切換バルブ21P,21Sが誤ってノーマル位置に戻るのを抑制防止し、回生協調制御を継続することができる。一方、ブレーキペダル3の踏込み時には、ブースター4から取出した作動流体圧は、オリフィス28を通らずにチェックバルブ29側から回生切換バルブ21P,21のパイロット圧として流入するので、必要な応答性を確保することができる。
【0039】
また、この状態から、ブレーキペダル3から足を離すと、前述のようにブースター4から取出している作動流体圧も減圧するので、前記回生切換バルブ21P,21Sのパイロット圧も前記オリフィス28を通ってゆっくりと減圧し、当該回生切換バルブ21P,21Sはノーマル位置に戻ってマスタシリンダ2が再びホイールシリンダ1FL〜1RR側に接続される。また、前記四輪統括制御用リザーバ32内の作動流体は前記チェックバルブ35を通って、圧力制御シリンダ16内の作動流体と共にチェックバルブ33,チェックバルブ26を通ってブースター4に還流する。
【0040】
ちなみに、ブレーキペダル3の踏込み中にアンチロックブレーキ制御を開始すべき状況になると、回生作動が中止され、合わせて制動力の回生協調制御も中止される。
【0041】
また、ブレーキペダル3の踏込みのない状態で異常が検出されると、前記フェールセーフバルブ25を閉状態とすれば、次にブレーキペダル3が踏込まれてもバイパスバルブ27も閉状態に維持されるのでブースター4内の作動流体圧はそれより下流側に供給されず、回生切換バルブ21P,21Sはマスタシリンダ2とホイールシリンダ1FL〜1RRとを連通状態に維持してフェールセーフ機能が得られる。
【0042】
これに対して、ブレーキペダル3が踏込まれた状態で異常が検出されると、前記と同様にフェールセーフバルブ25が即座に閉状態とされる。しかしながら、このときにはフェールセーフバルブ25を閉状態としてもチェックバルブ26のブースター4側の作動流体圧が高いので、回生切換バルブ21P,21Sのパイロット圧が封入されて減圧せず、当該回生切換バルブ21P,21Sはマスタシリンダ2からの作動流体系統を遮断したままになる。しかしながら、このときには封入された回生切換バルブ21P,21Sのパイロット圧,即ちフェールセーフバルブ25の下流圧がバイパスバルブ27のパイロット圧として作用するので、当該バイパスバルブ27は開状態に維持される。従って、同様のフェールセーフ対策として、四輪統括用増圧制御バルブ30は開状態に,四輪統括用減圧制御バルブ31は閉状態に維持されるから、ブースター4から取出した作動流体圧は圧力制御シリンダ16を通って前記二つの系統に供給され続けるので、少なくともブレーキペダル3から足を離すまでは、当該作動流体圧による制動を維持することができる。そして、前記圧力制御シリンダ16の二つのシリンダ部18P,18Sのピストン17P,17Sの受圧面積比を、マスタシリンダ2の出力圧とブースター4から取出す作動流体圧の比に設定しているので、このときに得られる圧力制御シリンダ16からの作動流体圧はマスタシリンダ2からのそれと同等となり、制動力を安定させ、違和感が生じることもない。
【0043】
また、これ以外にも、前記圧力制御シリンダ16の二つのシリンダ部18P,18Sのピストン17P,17Sの受圧面積比を、マスタシリンダ2の出力圧とブースター4から取出す作動流体圧の比に設定することにより、圧力制御シリンダ16からの作動流体圧がマスタシリンダ2からのそれと同等となることから、アンチロックブレーキ制御用アクチュエータユニットより下流側の制御態様を、マスタシリンダ2からの作動流体圧に対するそれと共用化して制御を容易にすることができる。
【0044】
なお、上記実施例では、アンチロックブレーキ制御用アクチュエータユニットや前輪減圧制御用アクチュエータユニットを併設した場合について説明したが、これらは必要に応じて設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制動力制御装置の一実施形態を示す油圧回路図である。
【図2】図1のブースターの説明図である。
【図3】図1の回生切換バルブの説明図である。
【符号の説明】
1FL〜1RRはホイールシリンダ(制動用シリンダ)
2はマスタシリンダ
3はブレーキペダル
4はブースター
5は四輪統括制御用アクチュエータユニット
6はアンチロックブレーキ制御用アクチュエータユニット
7は前輪制御用アクチュエータユニット
8はメインリザーバ
11は電動ポンプ
12はチェックバルブ
13はアキュームレータ
14は圧力スイッチ
15は圧力スイッチ
16は圧力制御シリンダ
17P,17Sはピストン
18P,18Sはシリンダ部
19P,19Sはリターンスプリング
20P,20Sはチェックバルブ
21P,21Sは回生切換バルブ
22P,22Sはストロークシミュレータ
23P,23Sは圧力センサ
24P,24Sは圧力センサ
25はフェールセーフバルブ
26はチェックバルブ
27はバイパスバルブ
28はオリフィス
29はチェックバルブ
30は四輪統括制御用増圧制御バルブ
31は四輪統括制御用減圧制御バルブ
32は四輪統括制御用リザーバ
33はチェックバルブ
34はリリーフバルブ
35はチェックバルブ
41FL,41FRは前左右輪減圧制御用切換バルブ
42FL,42FRはチェックバルブ
43FL,43FRはプロポーショニングバルブ

Claims (4)

  1. マスタシリンダからの作動流体圧と、マスタシリンダとは異なる圧力源からの流体圧をブレーキペダルの踏込みによって機械的に昇圧した作動流体圧とを切り換えて、各車輪の制動用シリンダへの作動流体圧を制御する制動力制御装置であって、前記マスタシリンダとは異なる圧力源からの流体圧をブレーキペダルの踏込みによって機械的に昇圧した作動流体圧をパイロット圧とし且つ当該パイロット圧が所定値以上のときにマスタシリンダと各車輪の制動用シリンダとを遮断し且つマスタシリンダを流体量吸収装置に連通し且つパイロット圧が所定値以下のときにマスタシリンダと各車輪の制動用シリンダとを連通する切換バルブを備えたことを特徴とする制動力制御装置。
  2. 前記個別の圧力源が、作動流体圧ブースト装置であることを特徴とする請求項1に記載の制動力制御装置。
  3. 前記作動流体圧ブースト装置からなる個別の圧力源と切換バルブとの間にオリフィスを介装したことを特徴とする請求項2に記載の制動力制御装置。
  4. 前記オリフィスに、前記作動流体圧ブースト装置からなる個別の圧力源からの作動流体圧だけを許容するチェックバルブをバイパス接続したことを特徴とする請求項3に記載の制動力制御装置。
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