JP3911770B2 - 燃料噴射ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はディーゼルエンジンの燃料噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
直接噴射式ディーゼルエンジンにおいては、図12のようにピストン20の頂面に窪状の燃焼室25(ピストンキャビティ)を設け、燃料噴射ノズル10から燃焼室25の凹部22に燃料を噴射するようにしたものがある(特開昭63ー162925号公報)。燃焼室25の入口に絞り部21が形成され、内側の凹部22に強い乱流を発生させる。これにより、燃料と空気との混合が促進され、スモークの発生量が低減するようになる。30は燃料の噴霧を表す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スモークとNOxをともに低減するため、高率のEGR(排気還流)を行う運転域において、噴射時期を極端に遅延させるようにしたものがある(特開平7ー4287号公報)。図13に燃料噴射角度を▲1▼,▲2▼のように広角と狭角に変えた場合における、高EGR条件下の排気性能と全負荷時の出力性能の実験結果を表す。
【0004】
▲1▼のように噴孔角度が大きい広角ノズル10aにより、燃焼室25の絞り部21に噴霧を衝突させる場合、高EGR条件下においては、燃料の噴射時期がピストン上死点以降へ遅延すると、それまで増加傾向を示したパテキュレートが減少傾向へ転じるようになる。これは、噴射時期の遅延によって着火遅れ期間が長くなり、その間に噴霧30がピストン20の下降に伴う逆スキシュ流によって燃焼室全体へと広がり、予混合燃焼する効果と思われる。その反面、着火遅れ期間の短い高速高負荷域においては、噴射期間が相対的に長くなり、着火以降に流動の弱い燃焼室25外に噴射される噴霧が増加するため、スモークが発生しやすく、全負荷性能は低下する。
【0005】
▲2▼のように噴孔角度が小さい狭角ノズル10bにより、図12の従来例と同様に燃焼室25の絞り部21の下側に噴霧を衝突させる場合、高速高負荷域においては、燃焼室25の絞り部21によって強い乱流が凹部22に発生し、噴霧30と空気との混合を促進するため、スモークの発生量が抑制され、全負荷性能は向上する。その反面、高EGR条件下においては、噴霧30が燃焼室25の凹部22に保持され、燃焼室25の外側への広がりを抑えられるため、予混合化が十分に行われず、噴射時期をピストン上死点以降へ遅延しても、パテキュレートの減少傾向は見られない。
【0006】
この発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、1つの噴射ノズルに広角噴孔と狭角噴孔を併用することにより、広い運転範囲で予混合燃焼による排気性能を改善しつつ、高速域での出力性能の向上を実現しようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
第1の発明では、ピストン頂面の燃焼室へ向けて燃料を噴射するディーゼルエンジンにおいて、燃料の噴射量を制御する針弁と、針弁のリフト量を運転条件に応じて制御するリフト量制御手段と、針弁のリフトに伴って燃料を燃焼室に広角をもって噴射する小径の噴孔と、針弁のリフトに伴って燃料を燃焼室に狭角をもって噴射する大径の噴孔と、リフト量が小さい場合には前記小径の噴孔からの噴射量が大径の噴孔からの噴射量よりも同等以上となるように噴射し、リフト量が大きい場合には大径の噴孔からの噴射量が前記小径の噴孔からの噴射量よりも多くなるように噴射する噴射量調整手段と、を設ける。
【0008】
第2の発明では、第1の発明における前記大径噴孔は、そのノズル内部への開口部に流量係数を高める手段を備える。
【0009】
第3の発明では、第1の発明又は第2の発明における前記リフト量制御手段は、針弁のリフト量を低速域で小さく、高速域で大きく制御する。
【0010】
第4の発明では、第1の発明から第3の発明における噴射量調整手段は、燃料噴射時の前記針弁とその針弁が着座するシート部との隙間面積を、リフト量が小さい場合には前記小径の噴孔と前記大径の噴孔との総開口面積よりも小さくなるように設定し、リフト量が大きい場合には前記小径の噴孔と前記大径の噴孔との総開口面積よりも大きくなるように設定する。
第5の発明では、第4の発明において、前記小径噴孔の位置を大径噴孔の位置に対し、燃料の供給上流側に配設する。
【0011】
第6の発明では、第4の発明又は第5の発明における前記針弁には、針弁低リフト時の小径噴孔と相対する位置に凹部を形成する。
【0012】
第7の発明では、第1の発明から第6の発明における、前記ピストン頂面の燃焼室がその開口部に絞り部を備え、広角の小径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、ピストン上死点位置における燃焼室の絞り部の壁面、狭角の大径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、ピストン上死点位置における燃焼室の絞り部内側の壁面になるようにそれぞれ設定する。
【0013】
第8の発明では、第1の発明から第6の発明における、前記ピストン頂面の燃焼室がその最大幅と同幅の開口部を備え、広角の小径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、ピストン上死点位置における燃焼室の上端から内側下方へ所定距離を境にその上側の壁面、狭角の大径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、同じく所定距離の位置を境にその下側の壁面になるようにそれぞれ設定する。
【0014】
第9の発明では、第1の発明から第8の発明における前記リフト量制御手段は、高EGR率の運転域で噴射時期をピストン上死点以降へ遅延させる場合に針弁のリフト量を小さく制御する。
【0015】
【発明の効果】
第1の発明において、各噴孔から針弁のリフトに伴って燃料が噴射する。リフト量が小さい場合には小径の噴孔からの噴射量が大径の噴孔からの噴射量よりも同等以上となるように噴射し、リフト量が大きい場合には大径の噴孔からの噴射量が小径の噴孔からの噴射量よりも多くなるように噴射する。
【0016】
針弁の低リフト時において、スモークの増加を抑えつつ、NOxを低減するため、高率のEGRにより燃焼温度を低下させ、同時に噴射時期をピストン上死点以降へ遅延させると、広角噴射による予混合燃焼の効果により、噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果も確保できる。高速高負荷域では、針弁が高リフト状態になり、流動の弱い燃焼室外への広角噴射量の割合よりも、流動の強い燃焼室への狭角噴射量の割合が大きくなるため、スモーク性能や出力性能の向上をもたらす。
【0017】
第2の発明では、流量係数を高める手段により、針弁の高リフト時における、狭角噴射量の割合がさらに大きくなる。つまり、狭角ノズル単独の場合にスモーク性能や出力性能を近づけられる。
【0018】
第3の発明では、低速域は針弁が低リフト状態になり、高率のEGRにより燃焼温度を低下させ、同時に噴射時期をピストン上死点以降へ遅延させると、広角噴射による予混合燃焼の効果により、噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果も確保できる。高速域は針弁の高リフト状態になり、流動の強い燃焼室内への狭角噴射量の割合が広角噴射量の割合よりも大きくなるため、スモーク性能や出力性能の向上をもたらす。
【0019】
第4の発明では、針弁の低リフト時は、針弁とそのシート部との隙間面積が小さく、各噴孔の噴射量は噴孔径の違いにあまり影響されない。針弁の高リフト時は、針弁とそのシート部との隙間面積が総噴孔面積よりも上回るため、各噴孔の噴射量は噴孔径に比例するようになる。つまり、広角噴射と狭角噴射の噴射量割合は、低リフト時にほぼ同等になる一方、高リフト時は大径側の狭角噴孔の噴射量割合が大きくなる。
第5の発明では、針弁のリフト時とくにその低リフト時における、燃料の供給上流側に位置する広角噴孔への流量割合(噴射量割合)が増加し、また第6の発明では、針弁の低リフト時において、凹部に相対する広角噴孔への流量割合(噴射量割合)はさらに大きくなる。これらにより、広角噴射による予混合燃焼の影響が強まるため、噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果を促進できる。
【0020】
第7の発明では、針弁の低リフト時において、スモークの増加を抑えつつ、NOxを低減するため、高率のEGRにより燃焼温度を低下させ、同時に噴射時期をピストン上死点以降へ遅延させると、広角噴射による予混合燃焼の効果により、噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果を確保できる。高速高負荷域においては、針弁が高リフト状態になり、燃焼室の奥部への狭角の噴射量割合が増えるのと、燃焼室にその絞り部で強い乱流が発生するのとにより、スモーク性能や出力性能の向上をもたらす。
【0021】
第8の発明では、絞り部がないため、燃焼室に強い乱流は生じないが、第6の発明と同様の排気性能と出力性能が得られる。
【0022】
第9の発明では、高率のEGRを行う運転域において、噴射時期をピストン上死点以降へ遅延させるにより、スモークの増加を抑えつつ、NOxを低減できる。また、この運転域では、針弁が低リフト状態になるため、広角噴射による予混合燃焼の効果により、噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果も確保できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は燃料噴射ノズルの構成を示すものであり、ノズルホルダ1の下部にノズル10cが取り付けられ、ノズル10cの内部に燃料噴射を制御する針弁11が収装される。針弁11のリフト量を運転条件に応じて制御するため、第1スプリング2および第2スプリング3が針弁11の上部に設けられる。
【0024】
これらスプリング2,3により、針弁11はシート部(図2の14)に着座するように付勢され、エンジン回転に同期して駆動される燃料噴射ポンプから燃料が供給されると、針弁11はその圧力に応じてリフトする。
【0025】
燃料圧力が低いときは、第1スプリング2がロッド4およびスペーサ5を介して圧縮され、第1スプリング2の撓み量が隙間x1(初段リフト量)になると、第2スプリング3の下端にスペーサ5が突き当たる。
【0026】
燃料圧力が高いときは、針弁11のリフトにより、第1スプリングに加えて第2スプリング3もスペーサ5を介して圧縮される。第1スプリング2および第2スプリング3の撓み量が全体として隙間x2になると、針弁11の大径段部11aがピース7(第2スプリング3とノズル10cとの間に介装される)に突き当たり、針弁11のそれ以上のリフトは規制される。したがって、隙間x2がフルリフト量に相当する。
【0027】
図2はノズル10cの先端部における、噴孔の配設状態を表すものであり、燃料を広角αに噴射する小径の噴孔12a〜12cと、燃料を狭角βに噴射する大径の噴孔13a〜13cと、がそれぞれ円周方向へ交互に配設される。噴孔13a〜13cの流量係数を高めるため、これら内側の開口(噴孔への流入口)をなめらかな円弧状に広げる面取り部18が設けられる。
【0028】
これらの噴孔12a〜12cおよび13a〜13cは、針弁11がリフトすると、シート部14との隙間を通して供給される燃料を噴射する。燃料噴射時の針弁11とそのシート部14との隙間面積については、低リフト時は噴孔12a〜12cと13a〜13cの総開口面積を下回り、図3のフルリフト時は噴孔12a〜12cと13a〜13cの総開口面積を大幅に上回るように設定される。
【0029】
図示しないが、ディーゼルエンジンの制御装置として、エンジンの運転条件に応じてEGR率を制御する手段と、針弁が低リフトの高EGR条件下において、噴射時期を上死点以降へ遅延させる手段を備える。
【0030】
このような構成に基づく作用を説明する。図4に各代表点での広角噴射1と狭角噴射2の噴射量割合の比較を表す。
【0031】
針弁11の低リフト時は、シート部14との隙間面積が小さく、この隙間に各噴孔12a〜12cと13a〜13bへの流量は支配されるため、広角噴射量の割合と狭角噴射量の割合が略同等となるのに対し、針弁11のフルリフト時は、大径噴孔13a〜13bの噴射量割合が小径噴孔12a〜12cの噴射量割合に較べて大きくなる。
【0032】
高EGR条件下においては、高率のEGRにより燃焼温度を低下させ、同時に噴射時期を上死点以降へ遅延させると、スモークの増加を抑えつつ、NOxを低減できる。この運転域では、針弁11が初段リフト(低リフト)に止どまるため、着火遅れの間に広角噴射1の噴霧31がピストン20の下降に伴う逆スキシュにより燃焼室25から外側全体へ広がり、予混合燃焼の割合が増えるため、図5のように噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果も得られる。
【0033】
高速域においては、針弁11がフルリフト状態になり、円弧状の面取り部18の効果も手伝って、広角噴射1の噴射量割合よりも、流動の弱い燃焼室25への狭角噴射2(その噴霧は32で表す)の噴射量割合が大きくなる。燃焼室25は絞り部21を備えるので、その内部に強い乱流が発生するため、燃料と空気との混合がいっそう促進され、図5のように全負荷時の出力性能を確保できる。
【0034】
図6は別の実施形態を表すものであり、小径噴孔12a〜12cは大径噴孔13a〜13cよりも針弁11のシート部14へ近づけて形成される。つまり、小径噴孔12a〜12cの位置は大径噴孔13a〜13cの位置に対し、燃料の供給上流側に配設される。これにより、針弁11の低リフト時において、大径噴孔13a〜13cよりも小径噴孔12a〜12cへの流量割合が増えるため、広角噴射1による予混合燃焼の影響を強めることができる。つまり、高EGR条件下において、噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果を促進できる。
【0035】
図7の実施形態では、針弁11の低リフト時に小径噴孔1a〜12cと相対する環状凹部16が針弁11の外周に形成される。図9において、針弁11の低リフト時は、上流側の小径噴孔12a〜12cへの流量割合(広角噴射1の噴射量割合)がさらに増えるため、噴射時期の遅延に伴うパティキュレートの低減効果は、図10のように広角ノズル単独の性能に近づくようになる。
【0036】
針弁11のフルリフト時は、図8のように環状凹部16が上方へ退き、針弁11とシート部14との隙間が大きくなり、小径噴孔12a〜12cが環状凹部16と相対しなくなるため、円弧状の面取り部18を持つ大径噴孔13a〜13cからの噴射量(狭角噴射2の噴射量)の割合は大きく確保され、高速域の良好な出力性能をもたらす(図9,図10参照)。
【0037】
ピストン20頂面の燃焼室25がその最大幅と同幅の開口部を備える場合、絞り部を持たないため、燃焼室25に強い乱流は発生しないが、この燃料噴射ノズルを適用することにより、これまでの説明と同様の排気性能と出力性能を得ることが可能になる。その場合、図11において、広角噴射1による噴霧31の衝突位置は、ピストン上死点位置における燃焼室25の上端から内側へ垂直に所定距離x(例えば、7mm)だけ下がる位置を境にその上側の壁面、また狭角噴射2による噴霧32の衝突位置は、同じく燃焼室25の上端から所定距離xだけ下がる位置を境にその下側の壁面になるようにそれぞれ設定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表す燃料噴射ノズルの構成説明図である。
【図2】同じく噴孔の配設状態を表す説明図である。
【図3】同じく針弁のフルリフト時を表す説明図である。
【図4】同じく噴射量割合の説明図である。
【図5】同じく効果を説明する特性図である。
【図6】別の実施形態として噴孔の配設状態を表す説明図である。
【図7】別の実施形態として噴孔の配設状態を表す説明図である。
【図8】同じく針弁のフルリフト時を表す説明図である。
【図9】同じく噴射量割合を表す説明図である。
【図10】同じく効果を説明する特性図である。
【図11】別の実施形態を表す噴射状態の説明図である。
【図12】従来例の説明図である。
【図13】同じく問題点の説明図である。
【符号の説明】
2 第1スプリング
3 第2スプリング
10c ノズル
11 針弁
12a〜12c 広角の小径噴孔
13a〜13c 狭角の大径噴孔
14 針弁のシート部
16 環状凹部
18 面取り部
20 ピストン
21 絞り部
25 燃焼室
31,32 噴霧

Claims (9)

  1. ピストン頂面の燃焼室へ向けて燃料を噴射するディーゼルエンジンにおいて、
    燃料の噴射量を制御する針弁と、
    前記針弁のリフト量を運転条件に応じて制御するリフト量制御手段と、
    針弁のリフトに伴って燃料を燃焼室に広角をもって噴射する小径の噴孔と、
    針弁のリフトに伴って燃料を燃焼室に狭角をもって噴射する大径の噴孔と、
    前記リフト量が小さい場合には前記小径の噴孔からの噴射量が前記大径の噴孔からの噴射量よりも同等以上となるように噴射し、リフト量が大きい場合には前記大径の噴孔からの噴射量が前記小径の噴孔からの噴射量よりも多くなるように噴射する噴射量調整手段と、
    を設けたことを特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 前記大径噴孔は、
    そのノズル内部への開口部に流量係数を高める手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ノズル。
  3. 前記リフト量制御手段は、
    針弁のリフト量を低速域で小さく、高速域で大きく制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射ノズル。
  4. 前記噴射量調整手段は、
    燃料噴射時の前記針弁とその針弁が着座するシート部との隙間面積を、リフト量が小さい場合には前記小径の噴孔と前記大径の噴孔との総開口面積よりも小さくなるように設定し、リフト量が大きい場合には前記小径の噴孔と前記大径の噴孔との総開口面積よりも大きくなるように設定した、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の燃料噴射ノズル。
  5. 前記小径噴孔の位置を大径噴孔の位置に対し、燃料の供給上流側に配設したことを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射ノズル。
  6. 前記針弁には針弁低リフト時の小径噴孔と相対する位置に凹部を形成したことを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料噴射ノズル。
  7. 前記ピストン頂面の燃焼室がその開口部に絞り部を備え、
    広角の小径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、ピストン上死点位置における燃焼室の絞り部の壁面、狭角の大径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、ピストン上死点位置における燃焼室の絞り部内側の壁面になるようにそれぞれ設定したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の燃料噴射ノズル。
  8. 前記ピストン頂面の燃焼室がその最大幅と同幅の開口部を備え、
    広角の小径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、ピストン上死点位置における燃焼室の上端から内側下方へ所定距離を境にその上側の壁面、狭角の大径噴孔から噴射される噴霧の衝突位置が、同じく所定距離の位置を境にその下側の壁面になるようにそれぞれ設定したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の燃料噴射ノズル。
  9. 前記リフト量制御手段は、
    高EGR率の運転域で噴射時期をピストン上死点以降へ遅延させる場合に針弁のリフト量を小さく制御することを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の燃料噴射ノズル。
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