JP3911600B2 - 作業車のフロントグリル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設用、農耕用等の屋外作業車に係り、詳しくは、該作業車に車載するエンジンおよびラジエタの前部を覆う、樹脂製のフロントグリル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂製のフロントグリルを機体に着脱する際、フロントグリル側に取付金具を装着し、ピン,ボルト,ナットまたは蝶ボルト等を使用して、フロントグリルを機体に着脱するものは、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
既に知られている、樹脂製のフロントグリルを機体に着脱する際、フロントグリル側に取付金具を装着し、ピン,ボルト,ナットまたは蝶ボルト等を使用して、フロントグリルを機体に着脱するものは、部品点数が増え、材料コストが高く、組立工数も必要になって、全体的にコスト高になるばかりでなく、装着作業時に前記ピン,ボルト,ナットまたは蝶ボルト等を紛失するおそれもあった。
【0004】
そこで、本発明は、樹脂製のフロントグリルを機体に着脱する際、フロントグリル側には一切取付用部品を装着せず、フロントグリルのコストを安くすると共に、着脱作業を簡単にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、車載エンジン(5)及びラジエータ(8)を、樹脂製のフロントグリル(13)で覆ってなる作業車(1)において、
前記フロントグリル(13)の上部及び下部における左右2箇所にそれぞれ係止部(13a,13b)を備え、これら係止部を前記フロントグリル(13)と一体に成形してなり、
前記下部係止部(13a)は、前記フロントグリルの下面側に突出した、下方に開口した逆U字型の左右2個の係止部材で構成され、かつこれら逆U字の前後片が左右にずらせて一体成形されてなり、
前記上部係止部(13b)は、前記フロントグリルの上面側に突出しかつ前部に切込部(14b)を有する突出部(14)からなり、
前記機体(10)側に、係止レバー(24b)及びバネ(25)を有する引張り式係止金具(24)を設け、
前記下部係止部(13a)を機体側に上方から係止した状態で、前記引張り式金具(24)を前記突出部(14)の切込部(14b)に掛けて前記係止レバー(24b)を後方に倒すことにより、前記バネ(25)に基づき前記突出部(14)の背面(14a)を前記機体側に密着して係止する、
ことを特徴とする。
【0006】
(作用)
樹脂製のフロントグリル(13)を機体(1)に装着する際は、前記フロントグリル(13)の下部係止部(13a)を、機体(18)前方下部に設けられた支持棒(20)に係合し、フロントグリル(13)の上面側に突出した上部係止部(13b)に、機体(1)側の弾性体の引張り式係止金具(24)で係止する。
【0007】
フロントグリル(13)を機体(1)から離脱する際は、上記と逆に、フロントグリル(13)の上部を係止している弾性体の引張り式係止金具(24)を、フロントグリル(13)の上部係止部(13b)から外し、次にフロントグリル(13)を上方に持ち上げて、フロントグリル(13)の下部係止部(13a)と前記支持棒(20)との係合を解除する。
【0008】
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態例について説明する。
【0010】
図1において、農業用トラクタ1は操向ハンドル2により、操向自在の前輪3と、農業用トラクタ1の前部に配設されたエンジン5の動力により、農業用トラクタ1を前後進させる後輪6を備えている。
【0011】
前記エンジン5の前方には、エンジン5の冷却水を熱交換するラジエタ8及びエンジン5起動用のバッテリ9が、フレーム10上に装着されている。
【0012】
これらエンジン5,ラジエタ8及びバッテリ9の機能部材の保護と、人体への危険防止のために、上部ボンネット11,左右カバー12及び前部からフロントグリル13が、エンジン5,ラジエタ8及びバッテリ9を覆っている。
【0013】
前記フロントグリル13は、外観上種々のデザインが施された樹脂製で形成されるが、図2〜図5に示すように、下面側に、下方に開口した逆U字状の左右2個の係止部材13aを有し、上面には上部係止部13bを上面に突出させて、本体と一体に成形されている。
【0014】
前記係止部材13aは、図3及び図4に示すように、前後片を左右ににずらせ、正面視で重複しないように配設されて、一体樹脂成形の際の型抜きを容易にしている。
【0015】
また、前記係止部材13bは、図3及び図4に示すように、フロントグリル13上面の左右2箇所に、上面に突出部14を設けて、フロントグリル13本体と一体成形されているが、後述の引張り式係止金具24に直接当接して係止するため、突出部14の左右を肉盛りして剛性を高くしている。
【0016】
一方、農業用トラクタ1の前方下部には、図2に示すように、左右の主フレーム18の内側に装着された取付金具19を介して、支持棒20が主フレーム18の内側全幅にわたって装着されている。
【0017】
前記係止部材13aの開口部を上方からこの支持棒20に挿嵌することによって、フロントグリル13の下部と主フレーム18が係合する。
【0018】
また、前記主フレーム18の上面には、図2及び図6に示すように、左右の主フレーム18をフロントグリル13の上面位置で連結するアーチ状の副フレーム21が固着され、副フレーム21の上面には、前記フロントグリル13の突出部14に対応する位置に、バネ引張り式の係止金具24の本体が固着されている。
【0019】
前記フロントグリル13の突出部14の背面14aと、係止金具24の背面24aとを当接させ、係止金具24のバネ25を突出部14の切込部14bに掛け、係止レバー24bを後方に倒すことにより、突出部14の背面14aと係止金具24の背面24aとが隙間なく密着し、フロントグリル13の上部と副フレーム21が確実に係合する。
【0020】
次に本実施の形態例の作用について説明する。
【0021】
上記構造に基づき、フロントグリル13を農業用トラクタ1の機体に装着する際は、前記フロントグリル13の下部係止部材13aを、上方から支持棒20に挿嵌し、フロントグリル13の上面の突出部14の背面14aと、係止金具24の背面24aとを当接させ、係止金具24のバネ25を突出部14の切込部14bに掛け、係止レバー24bを後方に倒すことにより、突出部14の背面14aと係止金具24の背面24aとが隙間なく密着し、フロントグリル13が確実に農業用トラクタ1の機体に装着される。
【0022】
フロントグリル13を農業用トラクタ1の機体から離脱する際は、上記と逆に、フロントグリル13の上部を係止している係止金具24の係止レバー24bを前方に倒し、バネ25を突出部14の切込部14bから外し、上部の係止状態を解除した後、フロントグリル13本体を上方に持ち上げて、下部係止部材13aを、支持棒20から外して下部の係止状態を解除する。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、車載エンジン及びラジエータを、樹脂製のフロントグリルで覆ってなる作業車において、前記フロントグリルを機体に取付ける上下の係止部を備え、該係止部を前記フロントグリルと一体に成形したので、構造が簡単で着脱が容易になり、コストが安くなった。
【0024】
また、前記フロントグリルの下部係止部を、前記フロントグリルの下面側に、下方に開口した逆U字型の左右2個の係止部材で構成し、更に逆U字の前後片を左右にずらせて一体成形したので、安定して支持出来ると共に、着脱が容易になり、成形時の型抜きも容易になり、コストダウンになった。
【0025】
更に、前記フロントグリルの上部係止部を、前記フロントグリルの左右2箇所において上面側に突出させて、機体側に固定した弾性体の引張り式係止金具で係止したので、操作が簡単で確実に着脱できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】農業用トラクタの外観側面図である。
【図2】フロントグリル部の側面図である。
【図3】フロントグリルの正面図である。
【図4】フロントグリルの外観側面図である。
【図5】フロントグリル上面の突出部の側面図である。
【図6】フロントグリル部の平面図である。
【符号の説明】
1 農業用トラクタ
5 エンジン
8 ラジエータ
13 フロントグリル
18 主フレーム
20 支持棒
21 副フレーム
24 係止金具
Claims (1)
- 車載エンジン及びラジエータを、樹脂製のフロントグリルで覆ってなる作業車において、
前記フロントグリルの上部及び下部における左右2箇所にそれぞれ係止部を備え、これら係止部を前記フロントグリルと一体に成形してなり、
前記下部係止部は、前記フロントグリルの下面側に突出した、下方に開口した逆U字型の左右2個の係止部材で構成され、かつこれら逆U字の前後片が左右にずらせて一体成形されてなり、
前記上部係止部は、前記フロントグリルの上面側に突出しかつ前部に切込部を有する突出部からなり、
前記機体側に、係止レバー及びバネを有する引張り式係止金具を設け、
前記下部係止部を機体側に上方から係止した状態で、前記引張り式金具を前記突出部の切込部に掛けて前記係止レバーを後方に倒すことにより、前記バネに基づき前記突出部の背面を前記機体側に密着して係止する、
ことを特徴とする作業車のフロントグリル装置。
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JP25155398A JP3911600B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 作業車のフロントグリル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3911600B2 true JP3911600B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
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Family Applications (1)
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JP25155398A Expired - Fee Related JP3911600B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 作業車のフロントグリル装置 |
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1998
- 1998-09-04 JP JP25155398A patent/JP3911600B2/ja not_active Expired - Fee Related
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