JP2004338668A - ラジエータユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラジエータサポート(2)のサポートアッパー(4)の前部(6)にフードロック(7)を固定し、サポートロア(3)とサポートアッパー(4)との間にファンモータステー(8)を固定する。ファンモータ(22)はラジエータサポート(2)に保持させ、コンデンサー(15)とラジエータ(16)とを保持具(17,18)により一体とし、この一体物をラジエータサポート(2)に直接取り付ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジエータユニットに関し、特に詳述すれば、フードロックとファンモータステーとをラジエータサポートに設けたラジエータユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の冷却系のラジエータをラジエータサポートに取り付け、その前方にコンデンサー及びその後方にシュラウドを配することは、たとえば、実開昭63−156818号公報に開示される。この公知例では、ファン付きのシュラウドの後方にフードロック付きのフードロックステーを配している。
又、別の例ではフードロックステーをコンデンサーの前方に配することもなされている。
【0003】
ラジエータサポートは、サポートロアとサポートアッパーからなり、コンデンサーとラジエータをサポートロアに取り付けた後、サポートアッパーをサポートロアにボルト止めし、さらに、コンデンサーとラジエータとをサポートアッパーにボルト止めしている。
【0004】
【特許文献1】
実開昭63−156818号公報
【非特許文献1】
「自動車技術事例集」,発行番号92483,日本自動車工業会知的財産部会,1992年9月30日
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した如く、従来技術では、フードロックのためのステーをシュラウドの後方又はコンデンサーの前方に配設し、さらに、シュラウドにファン付きのモータを支持させていることから、コンデンサー、ラジエータ、ラジエータサポート、シュラウド、フードロックステーを車両の前後方向に並置したとき、そのスペースが大となっている。
【0006】
さらに、ファン付きのモータの重量に耐えるような合成樹脂製のシュラウドを製作するために、シュラウドはファイバー入りの強化樹脂を使用することになり、リサイクルが不可な部品となって、今日の社会要請にマッチしない。加えて、シュラウドの車両前後方向の寸法が大となる。
【0007】
フードロックステーをコンデンサー前方に配する構成では、ラジエータグリルによりフードロックの操作を可能となり、防犯上好ましくなく、又、軽度の衝突であってもフードロックステーを変形させ、フードの開閉を困難にする。
【0008】
加えて、ラジエータをラジエータサポートに取り付けるために、サポートロアをサポートアッパーより分離させ、先ずは、ラジエータをサポートロアに固定し、次いで、サポートアッパーをサポートロア及びラジエータにボルト止めする必要があり、組付工数を大としている。さらに、ボルト締結部の強度確保のため、ラジエータサポートの板厚が大となり、重量増加の原因となっている。
【0009】
それ故に、本発明は、前述した従来技術の不具合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題を解決するために、ラジエータサポートにフードロックとファンモータステーを取り付け、このラジエータサポートにコンデンサーとラジエータを支持させかつシュラウドを保持させ、ユニット化する手段を採用する。
この手段の採用は、フードロックステーを不用とし、シュラウドを軽量化させ、ラジエータユニットの車両前後方向の寸法を縮小させ得る。
【0011】
さらに、ラジエータサポートのサポートロアとサポートアッパーを予め一体とさせ、このラジエータサポートにエアコン用のコンデンサーとラジエータを組み付け可能とさせることにより、ユニット化の工数を大幅に減少させ得る。
【0012】
本発明によれば、車両のラジエータを保持するラジエータサポートがサポートアッパーとサポートロアとからなり、サポートアッパーがフードロックを有し、ファンモータを支持するステーの上部をサポートアッパーにかつステーの下部をサポートロアに固定したことを特徴とするラジエータユニットが提供される。
【0013】
さらに、本発明によれば、コンデンサー、ラジエータ、ラジエータサポート、及びシュラウドを順に配し、コンデンサー、ラジエータ及びシュラウドをラジエータサポートに組み付けてラジエータサポートと一体化し、フードロックとファンモータステーをラジエータサポートに固定したことを特徴とするラジエータユニットが提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としてのラジエータユニット1は、ラジエータサポート2を有す。
ラジエータサポート2は、スチール製のサポートロア3とスチール製のサポートアッパー4からなり、サポートロア3は正面視略U字形をなし、サポートアッパー4は平面視略U字形をなす。サポートロア3の対向側部5,5の頂部は、サポートアッパー4の前部6に溶接される。
【0015】
サポートアッパー4の前部6にフードロック7を溶接する。さらに、ファンモータステー8の下方の二刃の支持片9,9をサポートロア3の底部10にかつ上方の支持片11をサポートアッパー4の前部6に固定する。
サポートロア3とサポートアッパー4の断面形状は、特に限定されないが、チャンネル形、L形、或いは口の字形が好ましい。
【0016】
サポートロア3の底部10に対の穴付き取付具12,12を固定し、サポートアッパー4の前部6に対のブラケット13,13を固定する。ブラケット13,13はボルト14の挿通孔を有す。
ブラケット13,13のボルト挿通孔は、サポートアッパー4の前面壁より前方に位置する。このため、サポートロア3の底部10を前部6より前方に位置させ、ブラケット13,13のボルト挿通孔の中心と取付具12,12の穴中心とが同一線上にくるようにするとよい。図示例では、サポートロア3の側部5,5の下方部が前方へと曲げ成形されている。
【0017】
エアコン用のコンデンサー15とラジエータ16とは、上下の保持具17,18により予め一体に組み付けられる。下保持具17はピン19、上保持具18はナット20を有す。
保持具17,18により一体となったコンデンサー15とラジエータ16とは、ピン19を取付具12,12の穴に挿入しながら、ナット20をブラケット13,13の下方へ滑り込ませ、ナット20の中心とブラケット13,13のボルト挿通孔の中心とを一致させ、ボルト14をナット20にねじ込むことで、これをラジエータサポート2に固定させる。
【0018】
ファン21を回転させるモータ22は、ファンモータステー8の中央の孔23に保持される。ファン21の冷却風を後方へ導くシュラウド24は、合成樹脂材よりなり、その両側のブラケット25,25がサポートロア3の側部5,5にボルト止めされる。
シュラウド24はファン付きモータ22を保持しないので、車両前後方向の寸法を小さくかつモータ22を支えるための補強手段を必要としないコンパクトな形状となる。
【0019】
ラジエータサポート2は、スチール材より構成されているので、フードロック7に作用するフードの自重を支えかつファンモータステー8に作用するモータ22の自重を支え得る。
前述した如く、コンデンサー15とラジエータ16とは、ラジエータサポート2を分解することなく、その前方よりラジエータサポート2に簡単に組み付けることができるので、組付工数を大幅に減少することができる。
【0020】
フードロック7のサポートアッパー4への取り付けは、その前方にコンデンサー15とラジエータ16があり、ラジエータグリルからの接近は不可能で防犯効果も高い。
【0021】
本発明によれば、ラジエータサポートにフードロックとファンモータステーを取り付け、このラジエータサポートの前方にコンデンサーとラジエータを、かつ後方にシュラウドを組み付け一体化しているので、これらの部品をラジエータユニットとして車体に固定できる利点を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ラジエータユニット
2 ラジエータサポート
3 サポートロア
4 サポートアッパー
5 側部
6 前部
7 フードロック
8 ファンモータステー
10 底部
12 取付具
13 ブラケット
15 コンデンサー
16 ラジエータ
17,18 保持具
19 ピン
20 ナット
21 ファン
22 モータ
24 シュラウド
25 ブラケット
Claims (7)
- 車両のラジエータを保持するラジエータサポートがサポートアッパーとサポートロアとからなり、サポートアッパーがフードロックを有し、ファンモータを支持するステーの上部をサポートアッパーにかつステーの下部をサポートロアに固定したことを特徴とするラジエータユニット。
- コンデンサー、ラジエータ、ラジエータサポート、及びシュラウドを順に配し、コンデンサー、ラジエータ及びシュラウドをラジエータサポートに組み付けてラジエータサポートと一体化し、フードロックとファンモータステーをラジエータサポートに固定したことを特徴とするラジエータユニット。
- ラジエータサポートがスチール材で構成されている請求項1又は2に記載のラジエータユニット。
- コンデンサーとラジエータとの上下部を保持具で保持し、該保持具をサポートアッパーとサポートロアとに取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のラジエータユニット。
- シュラウドの両側部を略U字状のサポートロアの対向側部に固定した請求項1又は2に記載のラジエータユニット。
- 下部の保持具をサポートロアの取付具に挿入し、上部の保持具をサポートアッパーのブラケットにボルト止めしたことを特徴とする請求項4記載のラジエータユニット。
- ラジエータサポートのサポートロアがサポートアッパーに溶接されている請求項3記載のラジエータユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140412A JP2004338668A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | ラジエータユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003140412A JP2004338668A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | ラジエータユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004338668A true JP2004338668A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33529142
Family Applications (1)
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JP2003140412A Pending JP2004338668A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | ラジエータユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004338668A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1726470A1 (en) * | 2005-05-23 | 2006-11-29 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Vehicle body front part structure of automobile |
JP2007161042A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Calsonic Kansei Corp | ラジエータコアサポート |
JP2010188898A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Nissan Motor Co Ltd | 車体前部構造 |
JP2010235042A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | コンデンサユニット |
JP2015083419A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 豊田鉄工株式会社 | ラジエータコアサポート |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140412A patent/JP2004338668A/ja active Pending
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US9150094B2 (en) | 2013-10-25 | 2015-10-06 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Radiator core support |
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