JP3909932B2 - 連続式アンローダにおけるバケット充填量検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続式アンローダにおいて、掘削直後のバケット内の荷役量を推定するバケット充填量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、バケットエレベータの駆動トルクを監視することにより、バケット群全体の荷役量の変動を検出することは可能であるが、掘削直後のバケット内の荷役量を推定するのは、バケットエレベータ長が20〜40メートルと長いため、応答性の問題から不適当である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、掘削直後のバケット内の荷役量を定量的に制御するためには、掘削中の荷役量を時間遅れ無しに検知することが重要である。
本発明は、係る問題に鑑みて創案されたものであり、その目的とするところは、簡便な方法でありながら、掘削中の荷役量を時間遅れ無しに精度良く検知することができる連続式アンローダにおけるバケット充填量検出装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、バケットを略水平に移動させるバケットエレベータの掘削部と、該掘削部から略垂直に立ち上がる巻き上げ部と、該巻き上げ部から前記掘削部に戻るリターン部から成る連続式アンローダにおいて、前記巻き上げ部のバケットに対して斜め下向きに距離センサーを設置し、該距離センサーによって前記距離センサーから巻き上げ中のバケットに収容されている被搬送物までの距離を連続的に計測し、この計測値を演算装置に組み込まれている下記の座標変換式(1)及び(2)を用いて座標変換処理して前記バケットに収容されている被搬送物の断面形状を求め、この断面形状から前記バケットに収容されている被搬送物の容積を求めることを特徴とする連続式アンローダにおけるバケット充填量検出装置である。
x(t)=r(t)・sinθ ・・・・・ (1)
y(t)=−{r(t)・cosθ+v(t)・t} ・・・ (2)
但し、xはバケットの奥行き方向、yはバケットの巻き上げ方向、rは距離センサーの計測値、tは計測時間、θは距離センサーの取付け角度、vはバケットの巻き上げ速度。
【0005】
このような構成により、距離センサーをバケットの奥行き方向にスキャンさせたのと同様にバケット内に収容されている被搬送物の断面形状を演算できる。更に、この被搬送物の断面形状と、予め、分かっているバケットの左右両側壁間の距離からバケット内に収容されている被搬送物の容積を求めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、連続式アンローダ1は、バケット2をほぼ水平に移動させるバケットエレベータの掘削部3と、掘削部3からほぼ垂直に立ち上がる巻き上げ部4と、巻き上げ部4から掘削部3に戻るリターン部5とから構成され、巻き上げ部4からリターン部5に方向変換する箇所に駆動ホイール6が配設され、掘削部3の前後両端に従動ホイール7及び8が配設されている。そして、駆動ホイール6と二つの従動ホイール7,8に掛け渡されているエンドレスチェーン9に多数のバケット2が一定の間隔で取り付けられている。
【0007】
一方、巻き上げ部4の前方にレーザー式距離センサー10を設置する。この距離センサー10は、図2に示すように、レーザー光11が、測定当初、バケット2の開口部20の最後部21に当たるように斜め下方に向けて設置されている。すなわち、距離センサー10は、巻き上げ部4、換言すれば、垂直線12に対して一定の角度θを持つように設置されている。
【0008】
また、図1に示すように、アンローダ1は、距離センサー10にて検出した信号を受けるコントローラー13、該コントローラー13からの信号に基づいてバケット2内に収容されている原料22の容積を演算する演算装置14、および演算装置14で演算した原料の容積を表示するディスプレー15を備えている。
上記距離センサー10は、図3に示すように、バケット2に対して1個でもよいが、図4に示すように、複数個設けたり、あるいは、図5に示すように、スキャン式の距離センサー10aを用いれば、バケット2内に収容されている原料22の断面形状を複数個得られるので、より正確な原料の容積を測定できる。
【0009】
しかして、駆動ホイール6の運転中に距離センサー10によって距離センサー10からバケット2内までの距離を連続的に計測する。その信号は、コントローラー13を経て演算装置14に入力される。
この演算装置14には、予め、距離センサー10の計測値からバケット2内に収容されている原料22の断面形状を求める座標変換式が組み込まれており、距離センサー10をバケット2の奥行き方向にスキャンさせたのと同様にバケット内に収容されている原料の断面形状を演算できる。
【0010】
すなわち、
xをバケットの奥行き方向
yをバケットの巻き上げ方向
rを距離計の計測値
tを計測時間
θを距離計の取付け角度
vをバケットの巻き上げ速度
すると、
距離センサー10が計測した距離値rからバケット2内に収容されている原料22の断面形状を求める座標変換式は、次の(1)式及び(2)式で表される。
【0011】
すなわち、
x(t)=r(t)・sinθ ・・・・・・・・・・・・・ (1)
y(t)=−{r(t)・cosθ+v(t)・t} ・・・ (2)
このx及びyの値をグラフ化すると、図7のようになり、バケット2内に収容されている原料22の断面形状を目視することができる。
【0012】
バケット2の横巾は、予め、分かっているので、上記(1)式及び(2)式からバケット2内に収容されている原料22の断面積が分かれば、バケット2内に収容されている原料22の容積は、上記演算装置14によって簡単に求めることができる。演算装置14によって求められたバケット2内の原料22の容積は、ディスプレー15に表示される。
【0013】
そこで、オペレーターは、表示された荷役量の過不足に応じてアンローダ1の矢印a方向の送り速度を増減させ、払出し量が一定となるよう操作する。なお、検出した荷役量を送り速度にフィードバックすることにより自動運転による定量制御を行うこともできる。
【0014】
【発明の効果】
上記のように、本発明は、連続式アンローダにおいて、バケットエレベータの巻き上げ部に対して一定の角度を持たせて距離センサーを設置し、距離センサーから巻き上げ中のバケット内の被搬送物までの距離を連続的に計測すると共に、距離センサーにより計測した距離を座標変換処理してバケット内の被搬送物の断面形状を求め、該断面形状からバケット内の被搬送物の容積を求める演算装置を設けたので、簡便な方法でありながら、掘削中の荷役量を時間遅れ無しに精度良く検知することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバケット充填量検出装置の側面図である。
【図2】本発明に係るバケット充填量検出装置の要部拡大断面図である。
【図3】バケットに対し距離センサーを1個だけ配設させた場合を示す平面図である。
【図4】バケットに対し複数個の距離センサーを配設させた場合を示す平面図である。
【図5】スキャン式のレーザー距離センサーを用いる場合を示す平面図である。
【図6】座標変換式を導く時の説明図である。
【図7】レーザー式距離センサーによるバケット内断面形状を示す説明図である。
【図8】アンローダの全体側面図である。
【図9】アンローダの全体平面図である。
【符号の説明】
1 連続式アンローダ 2 バケット
4 バケットエレベータの巻き上げ部
10,10a 距離センサー 14 演算装置
22 被搬送物
r 距離センサーから巻き上げ中のバケット内の被搬送物までの距離
Claims (1)
- バケットを略水平に移動させるバケットエレベータの掘削部と、該掘削部から略垂直に立ち上がる巻き上げ部と、該巻き上げ部から前記掘削部に戻るリターン部から成る連続式アンローダにおいて、前記巻き上げ部のバケットに対して斜め下向きに距離センサーを設置し、該距離センサーによって前記距離センサーから巻き上げ中のバケットに収容されている被搬送物までの距離を連続的に計測し、この計測値を演算装置に組み込まれている下記の座標変換式(1)及び(2)を用いて座標変換処理して前記バケットに収容されている被搬送物の断面形状を求め、この断面形状から前記バケットに収容されている被搬送物の容積を求めることを特徴とする連続式アンローダにおけるバケット充填量検出装置。
x(t)=r(t)・sinθ ・・・・・ (1)
y(t)=−{r(t)・cosθ+v(t)・t} ・・・ (2)
但し、xはバケットの奥行き方向、yはバケットの巻き上げ方向、rは距離センサーの計測値、tは計測時間、θは距離センサーの取付け角度、vはバケットの巻き上げ速度
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29203097A JP3909932B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 連続式アンローダにおけるバケット充填量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29203097A JP3909932B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 連続式アンローダにおけるバケット充填量検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11130270A JPH11130270A (ja) | 1999-05-18 |
JP3909932B2 true JP3909932B2 (ja) | 2007-04-25 |
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ID=17776628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29203097A Expired - Fee Related JP3909932B2 (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 連続式アンローダにおけるバケット充填量検出装置 |
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JP (1) | JP3909932B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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PE20171437A1 (es) | 2015-02-13 | 2017-09-29 | Esco Corp | Monitoreo de productos de acondicionamiento del terreno para equipo de trabajo de movimiento de tierra |
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-
1997
- 1997-10-24 JP JP29203097A patent/JP3909932B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11130270A (ja) | 1999-05-18 |
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