JP3909101B2 - バンドの長さ調節構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時計バンド、衣料用バンド、バンド構成のブレスレッ及びネックレス等のバンドの長さ調節構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のバンドの長さ調節構造は、図13に示すように一端に形成した凹部60を挟んだアーム部61A、61Bにバンド短手方向に沿う凹部側連結貫通穴62A、62Bを有し且つ他端に形成した凸部64にバンド短手方向に沿う凸部側連結貫通穴65を有する一方及び他方の長さ調整駒63、66と、一方及び他方の長さ調整駒63、66を連結する連結ピン67とを有しており、この連結ピン67は、半甲丸状の断面を有する金属線68を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部69を形成して構成してあり、この突出部69は、その金属線68を二つ折りした折線部68A毎に、連結ピン67の軸線方向に対して外方に膨出する円弧形状の片側突出部69Aを互いに背向して略円形状にして形成してある。
【0003】
そして、一方及び他方の長さ調整駒63、66において、一方の長さ調整駒63の凹部60に、他方の長さ調整駒66の凸部64を挿入した状態で、凹部側連結貫通穴62Aから凸部側連結貫通穴65を介して凹部側連結貫通穴62Bに連結ピン67を挿入することにより、隣り合う一方及び他方の長さ調整駒63、66が互いに連結してある。
【0004】
この場合、連結ピン67の突出部69は、図14に示すように圧縮された状態で凹部側連結貫通穴62A内に位置していて、突出部69は、そのばね力(圧縮反力)で凹部側連結貫通穴62Aの周面部に食い付いて、連結ピン67が固定状態になっている。
【0005】
しかしながら、凹部側連結貫通穴62Aと連結ピン67のばね性を有する突出部69との嵌合で連結ピン67が固定状態になっているために、凹部側連結貫通穴62Aの径のバラツキで連結ピン67の固定力が変化し、すなわち、ばね性が弱い場合には、時計の携帯中に連結ピン67が抜けて脱落する危険性があるし、ばね性が強い場合には、隣り合う長さ調整駒63、66の連結作業がしづらくなり、販売店等で長さ調整する場合、連結ピン67が抜けづらく作業性が悪い。また、長期の使用により連結ピン67の突出部69が錆等の経時劣化を起こし連結ピン67が抜けづらくなったり、折れて脱落する危険性があるという問題点があった。
【0006】
このような問題点を解消するバンドの長さ調節構造として、図15、図16に示すように一方の長さ調整駒70の凹部側連結貫通穴71A、71Bと、他方の長さ調整駒72の凸部側連結貫通穴73とのそれぞれの対向する開口部双方に円錐状のさらい部74、75を形成し、また、突出部76を、その金属線77を二つ折りした折線部77A毎に外方に膨出する山形状の片側突出部76Aを互いに背向して菱形状にして形成した連結ピン79を用い、この連結ピン79を、凹部側連結貫通穴71Aから凸部側連結貫通穴73を介して凹部側連結貫通穴71Bに挿入し、前記突出部76を、互いに合わされたさらい部74、75に係合することにより、隣り合う一方及び他方の長さ調整駒70、72を互いに連結したものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のバンドの長さ調節構造では、一方の長さ調整駒70の凹部側連結貫通穴71Aと他方の長さ調整駒72の凸部側連結貫通穴73とのそれぞれの対向する開口部双方に円錐状のさらい部74、75を形成する必要があり、これらの円錐状のさらい部74、75は加工が難しく、また、さらい部74、75と前記突出部76が共に傾斜した状態で対向しているために、連結ピン79の脱落は皆無ではないという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができるバンドの長さ調節構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結貫通穴の一端に、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小に形成し、前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接せずに配設し、
前記段穴部に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
かかる構成により、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小にしてあるために、突出部が段穴部に挿入された状態では、連結ピンは、前記凹部と前記凸部の前記連結貫通穴、段穴部内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0011】
また、連結ピンを、凹部の連結貫通穴に、続けて凸部の連結貫通穴に挿入していくと、突出部が凹部の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が段穴部に挿入されると、突出部が段穴部の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が段穴部に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0012】
また、前記連結ピンの突出部の角部が段穴部の端部に干渉して、この段穴部がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0013】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で段穴部の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、凹部の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、凹部の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0014】
また、上記の目的を達成するために、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結貫通穴を、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通穴で構成し、前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小に形成し、前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、前記径大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに配設するようにし、
前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことを特徴とする。
【0015】
かかる構成により、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小にしてあるために、突出部が径大連結貫通穴に挿入された状態では、連結ピンは、凹部の連結貫通穴、径大連結貫通穴内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0016】
また、連結ピンを、凹部の連結貫通穴に、続けて径大連結貫通穴に挿入していくと、突出部が凹部の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が径大連結貫通穴に挿入されると、突出部が径大連結貫通穴の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が径大連結貫通穴に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0017】
また、前記連結ピンの突出部の角部が径大連結貫通穴の端部に干渉して、この径大連結貫通穴がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0018】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で径大連結貫通穴の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、凹部の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、凹部の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0019】
また、上記の目的を達成するために、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴の一端に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小に形成し、前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ調整中駒の前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接せずに配設するようにし、
前記段穴部に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことを特徴とする。
【0020】
かかる構成により、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小にしてあるために、突出部が段穴部に挿入された状態では、連結ピンは、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴、段穴部内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性 (スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0021】
また、連結ピンを、長さ調整外駒の連結貫通穴に、続けて長さ調整中駒の前記連結貫通穴に挿入していくと、突出部が長さ調整外駒の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が段穴部に挿入されると、突出部が段穴部の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が段穴部に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0022】
また、前記連結ピンの突出部の角部が段穴部の端部に干渉して、この段穴部がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0023】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で段穴部の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、前記長さ調整外駒の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、前記長さ調整外駒の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0024】
また、上記の目的を達成するために、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴を、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通穴で構成し、前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小に形成し、前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ調整中駒の前記径大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに配設するようにし、
前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことを特徴とする。
【0025】
かかる構成により、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小にしてあるために、突出部が径大連結貫通穴に挿入された状態では、連結ピンは、連結貫通穴、径大連結貫通穴内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0026】
また、連結ピンを、長さ調整外駒の連結貫通穴に、続けて径大連結貫通穴に挿入していくと、突出部が長さ調整外駒の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が径大連結貫通穴に挿入されると、突出部が径大連結貫通穴の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が径大連結貫通穴に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0027】
また、前記連結ピンの突出部の角部が径大連結貫通穴の端部に干渉して、この径大連結貫通穴がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0028】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で径大連結貫通穴の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、長さ調整外駒の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、長さ調整外駒の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0029】
また、上記の目的を達成するために、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、上述のバンドの長さ調節構造において、前記段穴部または前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されている。
【0030】
かかる構成により、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記連結ピンの突出部の角部が前記段穴部または径大連結貫通穴の端部に干渉して、前記段穴部または径大連結貫通穴がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0031】
また、上記の目的を達成するために、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、上述のバンドの長さ調節構造において、前記連結ピンが前記駒から圧迫を受けず、自由状態で組み込まれている。
【0032】
かかる構成により、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、圧接部分がまったくないために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、同じく連結ピンを繰り返し使用しても安定した作業を行うことができる。
【0033】
また、上記の目的を達成するために、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、上述の長さ調節構造において、前記長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴の外端又は前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴の外端から前記段穴部の底までの長さSと、前記連結ピンの二つ折りに折曲した端面から前記突出部の一端までの長さLとの関係が、
S<L
である。
【0034】
かかる構成により、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、連結ピンの先端部が案内の役目をして円滑に突出部を段穴部に装着することができる。
【0035】
また、上記の目的を達成するために発明に係わるバンドの長さ調節構造は、上述のバンドの長さ調節構造において、前記バンドは、時計バンド、衣料用バンド、ブレスレッ、ネックレスの中の一つである。
【0036】
かかる構成により、上記した請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記バンドを、時計バンド、衣料用バンド、ブレスレッ、ネックレスに使用することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0038】
(実施例1)
本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例1)を図1乃至図6に示す。
図1は本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例1)の分解状態の斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3の(1)は図2のB−B線に沿う断面図、図3の(2)は図2のC−C線に沿う断面図、図3の(3)は図2のD−D線に沿う断面図、図4は図2のE部の拡大図、図5は本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例1)の一部断面した平面図、図6の(1)は同バンドの長さ調節構造(実施例1)における連結ピンの側面図、図6の(2)は同連結ピンの片側突出部の拡大図、図6の(3)は図6の(1)のF−F線に沿う断面図、図6の(4)は図6の(1)のG−G線に沿う断面図、図6の(5)は図6の(1)のH−H線に沿う断面図である。
【0039】
バンドは、隣り合う長さ調整駒2をヘアーピン状の連結ピン3で連結して構成してある。これらの長さ調整駒2は、駒本体2Aを有しており、この駒本体2Aの一端部には、凹部5Aと、この凹部5Aの両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム部4A、4Bとが形成してあり、また、駒本体2Aの他端部には凸部5が形成してある。この凸部5の幅寸法は凹部5Aの幅寸法よりもやや小さ目にしてある。
【0040】
そして、アーム部4A、4Bにはバンド短手方向に沿う凹部側連結貫通穴(凹部の連結貫通穴)6A、6Bが形成してあり、凸部5にはバンド短手方向に沿う凸部側連結貫通穴(凸部の連結貫通穴)7が形成してあり、この凸部側連結貫通穴7の一端には、凹部側連結貫通穴6A、6Bより径大の段穴部7Aが形成してある。そして、隣り合う長さ調整駒2において、一方の長さ調整駒2の凹部5Aに、他方の長さ調整駒2の凸部5を挿入した状態では、凹部側連結貫通穴6A、6Bと凸部側連結貫通穴7とは一直線上に位置するものである。
【0041】
前記連結ピン3は、図6の(1)〜(5)に示すように半甲丸状の断面を有する金属線8を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部9を形成して構成してあり、この突出部9は、その金属線8を二つ折りした折線部8A毎に、連結ピン3の軸線方向に対してに略垂直(85度〜90度)に(段穴部7Aの径方向)立ち上がり、片側突出部9Aを互いに背向して矩形形状にして形成してあって、この突出部9は、片側突出部9Aの両端が成す4つの角部10a、10bを有している。そして、突出部9の高さhは,凹部側連結貫通穴6A、6B、凸部側連結貫通穴7のそれぞれの直径より大きくしてある。そして、連結ピン3は、突出部9を中にして一方及び他方のピン部3A、3Bを有しており、一方のピン部3Aの長さ寸法はLである。
【0042】
そして、隣り合う長さ調整駒2において、一方の長さ調整駒2の凹部5Aに、他方の長さ調整駒2の凸部5を挿入した状態で、一方の凹部側連結貫通穴6Aから凸部側連結貫通穴7を介して他方の凹部側連結貫通穴6Bに前記連結ピン3を挿入することにより、隣り合う長さ調整駒2が互いに連結してある。
【0043】
すなわち、前記連結ピン3を、その一方のピン部3A側から一方の凹部側連結貫通穴6Aに、続けて凸部側連結貫通穴7に挿入していくと、突出部9が凹部側連結貫通穴6Aにより中心側に圧縮を受けて撓み、突出部9が段穴部7Aに挿入されて突出部9の他方の角部10bが凹部側連結貫通穴6Aの端部を過ぎると、突出部9が段穴部7Aの径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受ける。これにより突出部9が段穴部7Aに入ったことが解る。
【0044】
この状態では、連結ピン3の一方のピン部3Aは凸部側連結貫通穴7から他方の凹部側連結貫通穴6B内に至り、また、連結ピン3の他方のピン部3Bは一方の凹部側連結貫通穴6A内に位置しており、隣り合う長さ調整駒2は連結ピン3により互いに連結される。
【0045】
この場合、長さ調整駒2の凹部側連結貫通穴6Aの外端から段穴部7Aの底までの長さSと、連結ピン3の一方のピン部3Aの長さ、すなわち、二つ折りに折曲した端面3aから突出部9(一方の角部10a)の一端までの長さLとの関係は、
S<L
である。
【0046】
この場合、連結ピン3の一方のピン部3Aが案内の役目をして円滑に前記突出部9を段穴部7Aを装着することができる。S≧Lの場合には、連結ピン3の突出部9が凹部側連結貫通穴6Aにわずかに挿入された時、連結ピン3の先端が段穴部7A内にあり、突出部9を凹部側連結貫通穴6Aに更に挿入すると、連結ピン3の先端が段穴部7A内で上方を向いたり、下方を向いたりして安定せず、更に挿入すると、連結ピン3の先端が段穴部7Aの底に突き当たりして、一方のピン部3Aが凹部側連結貫通穴6Bに案内されにくくなる。この結果、連結ピン3の連結貫通穴6A、6Bへの挿入作業性が著しく悪くなる。
【0047】
連結ピン3は、凹部側連結貫通穴6A、6B、段穴部7Aおよび凸部側連結貫通穴7内に自由な状態で組み込まれており(駒から圧迫を受けず)、圧接部分がまったくない。このために、連結ピン3自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、同じく連結ピン3を繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0048】
また、上記したように連結ピン3を押し込んでいくと、最後に「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピン3の突出部9が段穴部7Aに完全に入ったことが解る。つまり、連結ピン3の組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピン3の位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0049】
また、前記連結ピン3の突出部9の角部10a、10bが段穴部7Aの端部に干渉して、この段穴部7Aがストッパーの働きをするために、連結ピン3の位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン3自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0050】
しかも、長さ調整駒2の連結部分を設計する上で段穴部7Aの寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、凹部側連結貫通穴6A、6Bは連結ピン3の突出部9の径より小さいために、凹部側連結貫通穴6A、6Bの外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピン3を取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピン3の取り外す作業が安定する。
【0051】
なお、長さ調整駒2としては、その駒本体の一端部に複数の凹部と、これらの凹部により形成される複数のアーム部とを形成し、また、駒本体の他端部に複数の凸部を形成し、アーム部にバンド短手方向に沿う凹部側連結貫通穴を、凸部にはバンド短手方向に沿う凸部側連結貫通穴を形成して、これらの凸部側連結貫通穴の一端に、凹部側連結貫通穴より径大の段穴部を形成して、隣り合う長さ調整駒2において、一方の長さ調整駒2の凹部に、他方の長さ調整駒2の凸部を挿入した状態で、一方の凹部側連結貫通穴から凸部側連結貫通穴を介して他方の凹部側連結貫通穴に連結ピン3を挿入し、連結ピン3の突出部9を段穴部に挿入することにより、隣り合う長さ調整駒2が互いに連結するようにしてもよい。
【0052】
(実施例2)
本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例2)を図7乃至図8に示す。
図7は本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例2)の分解状態の斜視図、図8は図7のI−I線に沿う断面図である。
【0053】
実施例2に係わるバンドの長さ調節構造は、実施例1の長さ調節構造を備えたバンドより幅の狭い(バンドの幅が5mm〜6mm以下のものに使用)、女性用バンドに具備されるものであり、そのバンドの隣り合う長さ調整駒12は駒本体12Aを有しており、この駒本体12Aの一端部には、凹部15Aと、この凹部15Aの両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム部14A、14Bとが形成してあり、また、駒本体12Aの他端部には凸部15が形成してある。この凸部15の幅寸法は凹部15Aの幅寸法よりやや小さめにしてある。
【0054】
そして、アーム部14A、14Bにはバンド短手方向に沿う凹部側連結貫通穴16A、16Bが形成してあり、凸部15にはバンド短手方向に沿う凸部側径大連結貫通穴(径大連結貫通穴)17が形成してある。そして、隣り合う長さ調整駒12において、一方の長さ調整駒12の凹部15Aに、他方の長さ調整駒12の凸部15を挿入した状態では、凹部側連結貫通穴16A、16Bと凸部側径大連結貫通穴17とは一直線上に位置するものである。
【0055】
前記連結ピン13は、半甲丸状の断面を有する金属線18を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部19を形成して構成してあり、この突出部19は、その金属線18を二つ折りした折線部18A毎に、連結ピン13の軸線方向に対してに略垂直に(凸部側径大連結貫通穴17の径方向)立ち上がり、片側突出部19Aを互いに背向して矩形形状にして形成してあって、この突出部19は、片側突出部19Aの両端が成す4つの角部20a、20bを有している。
【0056】
そして、突出部19の高さhは、凹部側連結貫通穴16A、16Bの直径より大きくしてある。そして、連結ピン13は、突出部19を中にして、互いに長さ寸法が略等しい一方及び他方のピン部13A、13Bを有しており、突出部19の長さは凸部側径大連結貫通穴17の長さ寸法よりやや小さめにしてある。
【0057】
そして、隣り合う長さ調整駒12において、一方の長さ調整駒12の凹部15Aに、他方の長さ調整駒12の凸部15を挿入した状態で、凹部側連結貫通穴16Aから凸部側径大連結貫通穴17を介して凹部側連結貫通穴16Bに前記連結ピン13を挿入することにより、隣り合う長さ調整駒12が互いに連結してある。
【0058】
すなわち、前記連結ピン13を、その一方のピン部13A側から一方の凹部側連結貫通穴16Aに、続けて凸部側連結貫通穴17に挿入していくと、突出部19が凹部側連結貫通穴16Aにより中心側に圧縮を受けて撓み、突出部19が凸部側径大連結貫通穴17に挿入されて突出部19の他方の角部20bが凹部側連結貫通穴16Aの端部を過ぎると、突出部19が凸部側径大連結貫通穴17の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受ける。これにより突出部19が凸部側径大連結貫通穴17に入ったことが解る。
【0059】
この状態では、連結ピン13の一方のピン部13Aは凸部側径大連結貫通穴17から凹部側連結貫通穴16B内に至り、また、連結ピン13の他方のピン部13Bは凹部側連結貫通穴16A内に位置しており、隣り合う長さ調整駒12は連結ピン13により互いに連結される。
【0060】
この場合、連結ピン13は、凹部側連結貫通穴16A、16B、凸部側径大連結貫通穴17内に自由な状態で組み込まれており(駒から圧迫を受けず)、圧接部分がない。このために、連結ピン13自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、同じく連結ピン13を繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0061】
このように構成されたバンドの長さ調節構造は、上記した実施例1の場合と同様な利点を有する。
【0062】
(実施例3)
本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例3)を図9乃至図10に示す。図9は本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例3)の分解状態の斜視図、図10は図9のJ−J線に沿う断面図である。
【0063】
実施例3に係わるバンドの長さ調節構造は、長さ調整外駒22と、互いに隣り合う長さ調整外駒22を連結するための長さ調整中駒23とを有しており、長さ調整外駒22は駒本体22Aを有しており、この駒本体22Aの一端部には、凹部24と、この凹部24の両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム部25A、25Bとが形成してあり、また、駒本体22Aの他端部には、凹部26と、この凹部26の両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム部27A、27Bとが形成してある。そして、アーム部25A、25Bにはバンド短手方向に沿う外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)28A、28Bが、アーム部27A、27Bにはバンド短手方向に沿う外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)29A、29Bがそれぞれ形成してある。
【0064】
また、長さ調整中駒23は、隣り合う長さ調整外駒22の互いに対向する凹部24、26が成す矩形状の穴部分(穴状部)イに挿入されるべく、矩形ブロック状の駒本体23Aを有しており、この駒本体23Aには、バンド短手方向に沿う中駒側連結貫通穴(長さ調整中駒の連結貫通穴)30、31が形成してあり、これらの中駒側連結貫通穴30、31の一端には、外駒側連結貫通穴28A、29Aより径大の段穴部32、33が形成してある。そして、隣り合う長さ調整外駒22の互いに対向する凹部24、26が成す矩形状の穴部分イに、長さ調整中駒23を挿入した状態では、外駒側連結貫通穴29A、29Bと一方の中駒側連結貫通穴30とは一直線上に位置し、また、隣り合う長さ調整外駒22外駒側連結貫通穴28A、28Bと他方の中駒側連結貫通穴31とは一直線上に位置するものである。
【0065】
前記連結ピン33−1、33−2は、上記した実施例1の場合における、図6に示す連結ピン3と同じ形状をしているために、その符号を図6に示す連結ピン3と同様にして説明を省略する。
【0066】
そして、隣り合う一方及び他方の長さ調整外駒22において、互いに対向する凹部24、26が成す矩形状の穴部分イに、長さ調整中駒23を挿入した状態で、外駒側連結貫通穴29Aから一方の中駒側連結貫通穴30を介して外駒側連結貫通穴29Bに前記連結ピン33ー1を挿入し、また、隣り合う長さ調整外駒22の外駒側連結貫通穴28Aから他方の中駒側連結貫通穴31を介して外駒側連結貫通穴28Bに前記連結ピン33ー2を挿入することにより、隣り合う長さ調整外駒22が互いに連結してある。
【0067】
すなわち、前記連結ピン33−1を、その一方のピン部3A側から外駒側連結貫通穴29Aに、続けて一方の中駒側連結貫通穴30に挿入していくと、突出部9が外駒側連結貫通穴29Aにより中心側に圧縮を受けて撓み、突出部9が段穴部32に挿入されて突出部9の他方の角部10bが外駒側連結貫通穴29Aの端部を過ぎると、突出部9が段穴部32の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受ける。これにより突出部9が段穴部32に入ったことが解る。この状態では、連結ピン33ー1の一方のピン部3Aは一方の中駒側連結貫通穴30から外駒側連結貫通穴29B内に至り、また、連結ピン33ー1の他方のピン部3Bは外駒側連結貫通穴29A内に位置する。
【0068】
また、前記連結ピン33−2を、他方の外駒側連結貫通穴28Aから他方の中駒側連結貫通穴31に挿入した場合においても、上記したように連結ピン33−1の挿入と同様に突出部9が段穴部33の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受け、連結ピン33ー2の一方のピン部3Aは他方の中駒側連結貫通穴31から外駒側連結貫通穴28B内に至り、また、連結ピン33ー2のピン部3Bは外駒側連結貫通穴28A内に位置する。これにより、隣り合う長さ調整外駒22が長さ調整中駒23と連結ピン33ー1、33ー2により互いに連結される。
【0069】
この場合、連結ピン33−1、33−2は、外駒側連結貫通穴29A、29B、28A、28B、中駒側連結貫通穴30、31、段穴部32、33内に自由な状態で組み込まれており(駒から圧迫を受けず)、圧接部分がない。このために、連結ピン33−1、33−2自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、同じく連結ピン13を繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0070】
このように構成されたバンドの長さ調節構造は、上記した実施例1の場合と同様な利点を有する。
【0071】
なお、本発明のバンドの長さ調節構造は、長さ調整外駒と、互いに隣り合う長さ調整外駒を連結するための複数の長さ調整中駒を有する場合にも、適用できるものである。
【0072】
(実施例4)
本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例4)を図11及び12に示す。図11は本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例4)の分解状態の斜視図、図12は図11のK−K線に沿う断面図である。
【0073】
実施例4に係わるバンドの長さ調節構造は、実施例3の長さ調節構造を備えたバンドより幅の狭い(バンドの幅が5mm〜6mm以下のものに使用)、女性用バンドに具備されるものであり、長さ調整外駒42と、互いに隣り合う長さ調整外駒42を連結するための長さ調整中駒43とを有している。
【0074】
そして、長さ調整外駒42は駒本体42Aを有しており、この駒本体42Aの一端部には、凹部44と、この凹部44の両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム部45A、45Bとが形成してあり、また、駒本体42Aの他端部には、凹部46と、この凹部46の両側(バンド短手方向に両側)に位置するアーム部47A、47Bとが形成してある。そして、アーム部45A、45Bにはバンド短手方向に沿う外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)48A、48Bが、アーム部47A、47Bにはバンド短手方向に沿う外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)49A、49Bがそれぞれ形成してある。
【0075】
また、長さ調整中駒43は、隣り合う長さ調整外駒42の互いに対向する凹部44、46が成す矩形状の穴部分イに挿入されるべく、矩形ブロック状の駒本体43Aを有しており、この駒本体43Aには、バンド短手方向に沿う2つの中駒側径大連結貫通穴(長さ調整中駒の径大連結貫通穴)50、51が形成してある。そして、隣り合う長さ調整外駒42の互いに対向する凹部44、46が成す矩形状の穴部分(穴状部)イに、長さ調整中駒43を挿入した状態では、外駒側連結貫通穴49A、49Bと一方の中駒側径大連結貫通穴50とは一直線上に位置し、また、外駒側連結貫通穴48A、48Bと他方の中駒側径大連結貫通穴51とは一直線上に位置するものである。
【0076】
連結ピン53ー1、53ー2は、上記した実施例2の場合における連結ピン13と略同じ形状をしており、半甲丸状の断面を有する金属線18を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部19を形成して構成してあり、この突出部19は、その金属線18を二つ折りした折線部18A毎に、連結ピン13の軸線方向に対してに略垂直に立ち上がり、片側突出部19Aを互いに背向して矩形形状にして形成してあって、前記突出部19は、片側突出部19Aの両端が成す4つの角部20a、20bを有している。
【0077】
そして、突出部19の高さhは、凹部側連結貫通穴48A、48Bの直径より大きくしてある。そして、連結ピン53ー1、53ー2は、突出部19を中にして、互いに長さ寸法が略等しい一方及び他方のピン部13A、13Bを有しており、突出部19の長さは長さ調整中駒43の径大連結貫通穴50、51の長さ寸法よりやや小さめにしてある。
【0078】
そして、隣り合う長さ調整外駒42において、互いに対向する凹部44、46が成す矩形状の穴部分イに、長さ調整中駒43を挿入した状態で、外駒側連結貫通穴49Aから一方の中駒側径大連結貫通穴50を介して外駒側連結貫通穴49Bに前記連結ピン53ー1を挿入し、また、外駒側連結貫通穴48Aから他方の中駒側径大連結貫通穴51を介して外駒側連結貫通穴48Bに前記連結ピン53ー2を挿入することにより、隣り合う長さ調整外駒42が互いに連結してある。
【0079】
すなわち、前記連結ピン53−1を、その一方のピン部13A側から外駒側連結貫通穴49Aに、続けて一方の中駒側径大連結貫通穴50に挿入していくと、突出部19が外駒側連結貫通穴49Aにより中心側に圧縮を受けて撓み、突出部19が中駒側径大連結貫通穴50に挿入されて突出部19の他方の角部20bが外駒側連結貫通穴49Aの端部を過ぎると、突出部19が中駒側径大連結貫通穴50の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受ける。これにより突出部19が中駒側径大連結貫通穴50に入ったことが解る。この状態では、連結ピン53ー1の一方のピン部13Aは一方の中駒側連結貫通穴50から外駒側連結貫通穴49B内に至り、また、連結ピン53ー1の他方のピン部13Bは外駒側連結貫通穴49A内に位置する。
【0080】
また、前記連結ピン53−2を、外駒側連結貫通穴48Aから他方の中駒側径大連結貫通穴51に挿入した場合においても、上記したように連結ピン53−1の挿入と同様に突出部19が中駒側径大連結貫通穴51の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受け、連結ピン53ー2の一方のピン部13Aは他方の中駒側径大連結貫通穴51から外駒側連結貫通穴48B内に至り、また、連結ピン53ー2のピン部13Bは外駒側連結貫通穴48A内に位置する。これにより、隣り合う長さ調整外駒42が長さ調整中駒43と連結ピン53ー1、53ー2により互いに連結される。
【0081】
この場合、連結ピン53−1、53−2は、外駒側連結貫通穴49A、49B、48A、48B、中駒側径大連結貫通穴50、51内に自由な状態で組み込まれており(駒から圧迫を受けず)、圧接部分がない。このために、連結ピン53−1、53−2自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、同じく連結ピン53−1、53−2を繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0082】
このように構成されたバンドの長さ調節構造は、上記した実施例1の場合と同様な利点を有する。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、発明に係わるバンドの長さ調節構造によれば、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結貫通穴の一端に、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、
前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小に形成し、
前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接せずに配設するようにし、
前記段穴部に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことにより、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小にしてあるために、突出部が段穴部に挿入された状態では、連結ピンは、前記凹部と前記凸部の前記連結貫通穴、段穴部内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0084】
また、連結ピンを、凹部の連結貫通穴に、続けて凸部の連結貫通穴に挿入していくと、突出部が凹部の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が段穴部に挿入されると、突出部が段穴部の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が段穴部に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0085】
また、前記連結ピンの突出部の角部が段穴部の端部に干渉して、この段穴部がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0086】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で段穴部の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、凹部の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、凹部の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0087】
また、発明に係わるバンドの長さ調節構造によれば、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結貫通穴を、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通穴で構成し、
前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小に形成し、
前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、前記径大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに配設するようにし、
前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことにより、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小にしてあるために、突出部が径大連結貫通穴に挿入された状態では、連結ピンは、凹部の連結貫通穴、径大連結貫通穴内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0088】
また、連結ピンを、凹部の連結貫通穴に、続けて径大連結貫通穴に挿入していくと、突出部が凹部の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が径大連結貫通穴に挿入されると、突出部が径大連結貫通穴の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が径大連結貫通穴に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0089】
また、前記連結ピンの突出部の角部が径大連結貫通穴の端部に干渉して、この径大連結貫通穴がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0090】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で径大連結貫通穴の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、凹部の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、凹部の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0091】
また、発明に係わるバンドの長さ調節構造によれば、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中駒とを有し、
前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴の一端に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、
前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小に形成し、
前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ調整中駒の前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接せずに配設するようにし、
前記段穴部に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことにより、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小にしてあるために、突出部が段穴部に挿入された状態では、連結ピンは、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴、段穴部内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0092】
また、連結ピンを、長さ調整外駒の連結貫通穴に、続けて長さ調整中駒の前記連結貫通穴に挿入していくと、突出部が長さ調整外駒の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が段穴部に挿入されると、突出部が段穴部の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が段穴部に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0093】
また、前記連結ピンの突出部の角部が段穴部の端部に干渉して、この段穴部がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0094】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で段穴部の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、長さ調整外駒の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、長さ調整外駒の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0095】
また、発明に係わるバンドの長さ調節構造によれば、一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中駒とを有し、
前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴を、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通穴で構成し、
前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小に形成し、
前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ調整中駒の前記径大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに配設するようにし、
前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるようにしたことにより、前記連結ピンの突出部は、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成されており、また、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小にしてあるために、突出部が径大連結貫通穴に挿入された状態では、連結ピンは、連結貫通穴、径大連結貫通穴内に自由な状態で組み込まれており、圧接部分がない。このために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、連結ピンを繰り返し使用しても安定した着脱作業を行うことができる。
【0096】
また、連結ピンを、長さ調整外駒の連結貫通穴に、続けて径大連結貫通穴に挿入していくと、突出部が長さ調整外駒の連結貫通穴により中心側に圧縮を受けて撓み、突出部が径大連結貫通穴に挿入されると、突出部が径大連結貫通穴の径方向に変位して「カツン」という感触を指先に受けるために、連結ピンの突出部が径大連結貫通穴に完全に入ったことが解る。つまり、連結ピンの組み込みが確実に行われたことが感触として確認できるため、連結ピンの位置を微妙に調べながら押し込む必要がなく作業性が向上する。
【0097】
また、前記連結ピンの突出部の角部が径大連結貫通穴の端部に干渉して、この径大連結貫通穴がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0098】
しかも、長さ調整駒の連結部分を設計する上で径大連結貫通穴の寸法を確保することは容易であり、バンドのデザインを特別に制約することがなく、新モデル企画に対してデザインテストの大幅な変更を要求しない。また、長さ調整外駒の連結貫通穴は連結ピンの突出部の径より小さいために、長さ調整外駒の連結貫通穴の外から見える端部は径小なものであり、外観上見栄えがよくなる。また、前記連結ピンを取り外す場合には、力のかけ方が一定で済むために、連結ピンの取り外す作業が安定する。
【0099】
また、発明に係わるバンドの長さ調節構造によれば、上述のバンドの長さ調節構造において、前記段穴部または前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されていることにより、上記した請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、前記連結ピンの突出部の角部が前記段穴部または径大連結貫通穴の端部に干渉して、前記段穴部または径大連結貫通穴がストッパーの働きをするために、連結ピンの位置が安定し、腕時計の携帯にずれることがない。また、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続するために、バンドの長さ調節構造としての信頼性が高く評価される。
【0100】
また、発明に係わるバンドの長さ調節構造によれば、上述のバンドの長さ調節構造において、前記連結ピンが駒から圧迫を受けず、自由状態で組み込まれていることにより、上記した請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、圧接部分がまったくないために、連結ピン自体の材料特性(スプリング性等)が継続し、連結ピンの脱落が皆無になるし、また、同じく連結ピンを繰り返し使用しても安定した作業を行うことができる。
【0101】
また、発明に係わるバンドの長さ調節構造によれば、上述の長さ調節構造において、前記長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴の外端又は前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴の外端から前記段穴部の底までの長さSと、前記連結ピンの二つ折りに折曲した端面から前記突出部の一端までの長さLとの関係が、
S<L
であることにより、上記した請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、連結ピンの先端部が案内の役目をして円滑に突出部を段穴部に装着することができる。
【0102】
また、発明に係わるバンドの長さ調節構造は、上述のバンドの長さ調節構造において、前記バンドは、時計バンド、衣料用バンド、ブレスレッ、ネックレスの中の一つであることにより、上記した請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、前記バンドを、時計バンド、衣料用バンド、ブレスレッ、ネックレスに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例1)の分解状態の斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】(1)は図2のB−B線に沿う断面図である。
(2)は図2のC−C線に沿う断面図である。
(3)は図2のD−D線に沿う断面図である。
【図4】図2のE部の拡大図である。
【図5】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例1)の一部断面した平面図である。
【図6】(1)は同バンドの長さ調節構造(実施例1)における連結ピンの側面図である。
(2)は同連結ピンの片側突出部の拡大図である。
(3)は図6の(1)のF−F線に沿う断面図である。
(4)は図6の(1)のG−G線に沿う断面図である。
(5)は図6の(1)のH−H線に沿う断面図である。
【図7】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例2)分解状態の斜視図である。
【図8】図7のI−I線に沿う断面図である。
【図9】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例3)の分解状態の斜視図である。
【図10】図9のJ−J線に沿う断面図である。
【図11】本発明に係わるバンドの長さ調節構造(実施例4)の分解状態の斜視図である。
【図12】図11のK−K線に沿う断面図である。
【図13】従来のバンドの長さ調節構造の分解状態の斜視図である。
【図14】図13のN−N線に沿う断面図である。
【図15】従来の他のバンドの長さ調節構造における断面図である。
【図16】従来の他のバンドの長さ調節構造における、連結ピンを除いた状態の断面図である。
【符号の説明】
2 長さ調整駒
2A 駒本体
3 連結ピン(ヘアーピン)
4A 凹部
5 凸部
6A、6B 凹部側連結貫通穴(凹部の連結貫通穴)
7 凸部側連結貫通穴(凸部の連結貫通穴)
7A 段穴部
8 金属線
8A 折線部
9 突出部
9A 片側突出部
12 長さ調整駒
12A 駒本体
13 凹部
15 凸部
16A、16B 凹部側連結貫通穴(凹部の連結貫通穴)
17 凸部側径大連結貫通穴(径大連結貫通穴)
18 突出部
22 長さ調整外駒
23 長さ調整中駒
24、26 凹部
28A、28B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)
29A、29B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)
30、31 中駒側連結貫通穴(長さ調整中駒の連結貫通穴)
32、33 段穴部
42 長さ調整外駒
43 長さ調整中駒
44、46 凹部
48A、48B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)
49A、49B 外駒側連結貫通穴(長さ調整外駒の連結貫通穴)
50、51 中駒側径大連結貫通穴(径大連結貫通穴)

Claims (7)

  1. 一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
    前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結貫通穴の一端に、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、
    前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小に形成し、
    前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接せずに配設するようにし、
    前記段穴部に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるバンドの長さ調節構造。
  2. 一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方の長さ調整駒と、前記凹部に組み合わされる凸部を有し且つ前記凸部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する他方の長さ調整駒とを有し、前記一方及び他方の長さ調整駒の前記連結貫通穴に、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記一方及び他方の長さ調整駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
    前記他方の長さ調整駒の前記凸部に設けられた前記連結貫通穴を、前記一方の長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通穴で構成し、
    前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記凹部の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小に形成し、
    前記連結ピンを前記凹部の前記連結貫通穴より挿入し、前記径大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに配設するようにし、
    前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるバンドの長さ調節構造。
  3. 一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中駒とを有し、
    前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
    前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴の一端に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の段穴部を形成し、
    前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記段穴部より径小に形成し、
    前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ調整中駒の前記段穴部に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの前記突出部を前記段穴部に圧接せずに配設するようにし、
    前記段穴部に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるバンドの長さ調節構造。
  4. 一端に形成した凹部を挟んだアーム部にバンド短手方向に沿う連結貫通穴を有する一方及び他方の長さ調整外駒と、前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記凹部が成す孔状部に挿入されてバンド短手方向に沿う連結貫通穴をバンド長手方向に一対設けた長さ調整中駒とを有し、
    前記一方及び他方の長さ調整外駒の前記連結貫通穴と前記長さ調整中駒の前記連結貫通穴とに、半甲丸状の断面を有する金属線を二つ折りに折曲して、その一部に互いに背向して径方向に突出する突出部を形成した連結ピンを挿入することにより前記長さ調整中駒を介して前記一方及び他方の長さ調整外駒を着脱可能に連結してなるバンドの長さ調節構造において、
    前記長さ調整中駒に設けられた前記連結貫通穴を、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大の径大連結貫通穴で構成し、
    前記連結ピンの突出部を、その金属線を二つ折りした折線部毎に、前記連結ピンの軸線方向に対して略垂直に立ち上がる片側突出部を互いに背向して矩形形状に形成すると共に、前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より径大で且つ前記径大連結貫通穴より径小に形成し、
    前記連結ピンを前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴より挿入し、前記長さ調整中駒の前記径大連結貫通穴に前記突出部を落とし込み装着したとき、前記連結ピンの突出部を前記径大連結貫通穴に圧接せずに配設するようにし、
    前記径大連結貫通穴に落とし込んだ前記連結ピンが、その矩形をなす前記突出部の4つの角部でバンド短手方向の移動を規制されるバンドの長さ調節構造。
  5. 前記連結ピンが前記駒から圧迫を受けず、自由状態で組み込まれている請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載のバンドの長さ調節構造。
  6. 前記長さ調整駒の前記凹部の前記連結貫通穴の外端又は前記長さ調整外駒の前記連結貫通穴の外端から前記段穴部の底までの長さSと、前記連結ピンの二つ折りに折曲した端面から前記突出部の一端までの長さLとの関係が、
    S<L
    である請求項1又は請求項3記載のバンドの長さ調節構造。
  7. 前記バンドは、時計バンド、衣料用バンド、ブレスレッ、ネックレスの中の一つである請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載のバンドの長さ調節構造
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