JP3908651B2 - 電子郵便ポスト及び電子郵便ポストシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子郵便ポスト及び電子郵便ポストシステム、特に、所望のタイミングで郵便物の集配を効率よく行うことのできる電子郵便ポスト及び電子郵便ポストシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、郵便業務の軽減やサービス向上が盛んに行われている。例えば、郵便物(例えば、はがきや封書、小型小包等)を差し出すのにあたり、利用者(差出人)から郵便物を受け取ったり、郵便料金の計算を行ったりするという一連の動作を人手を介さず、利用者が容易に操作できる装置を街角や郵便局に設置し、それまで郵便事業者の職員等により人手で行っていた作業を、ある程度利用者側で行ってもらうことにより郵便事業者側の負担を軽減しようとする電子化された郵便ポストがある(例えば、特許文献1)。また、さらに、利用者へのサービス向上を図った電子化された郵便ポストも各種提案されている(例えば、特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−132093号公報
【特許文献2】
特開平8−276988号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように郵便の受付けに関し電子化が進められているとはいえ、郵便物の配達を依頼する場合には、公共施設として所定位置に配置された郵便ポストに投函したり、郵便局に持ち込む等の必要があった。つまり、所定の場所まで利用者が出向く必要があった。特に郵便ポストや郵便局は、繁華街や商店の前等人が多く集まる場所に設置されている場合が多く、また、一定距離毎に設置されている場合が多い。従って、必ずしも利用者の自宅や会社から近い場所に郵便ポストや郵便局があるとは限らない。そのため、郵便ポストや郵便局の設置場所を探し、わざわざそこに出向かなければならず、煩わしいという問題があった。また、郵便ポストの場合、投函された郵便物の回収は、指定された時刻に行われる。例えば利用頻度の高い地域では、1日数回回収が行われるが、利用頻度の少ない地域では、1日1回であったりする。さらに、人口の少ない地域では、数日おきに1回という場合もあり、わざわざ郵便ポストまで投函しに行ってもすぐに配達処理が行われず、利用者は良好な郵便サービスを受けることができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、郵便利用者の投函に対する煩わしさを解消すると共に、郵便利用者に適切なタイミングで良好な郵便サービスを提供することのできる電子郵便ポスト及び電子郵便ポストシステムに関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明は、郵便サービスを提供する側に設けられた郵便サーバにネットワークを介して接続され、郵便サービスの利用者側に個別に設けられた電子郵便ポストであって、利用者により投函され且つ集配者により回収される郵便物のための送信用ポストと、前記集配者により投函され且つ前記利用者により回収される郵便物のための受信用ポストと、を含み、前記郵便物には、電波により書き込み及び読み出しが可能な差出人情報、宛先人情報及び郵便物内容情報が記録される記録媒体が添付され、前記送信用ポストは、前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第1検出手段と、前記第1検出手段の検出結果に基づき回収リクエストを含む郵便情報が前記集配者に送信されるようにする第1送信手段と、を含み、前記受信用ポストは、前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第2検出手段と、前記第2検出手段の検出結果に基づき、回収リクエストを含む郵便情報が前記利用者に送信されるようにする第2送信手段と、を含むことを特徴とする。
【0007】
ここで、ポスト本体とは、所有者が特定できるポストであり、例えば自宅や会社、店舗等に配置されるポストである。また、正規郵便物とは、郵便処理可能な所定の情報が記載された所定の形態の郵便物である。例えば、宛先が記入された所定形状のはがきや封書等であり、単なる書面や宣伝広告書類、郵便物ではない物体等でないものを意味する。また、郵便物回収者とは、郵便処理を行うために回収に来る郵便サービス提供者及びポスト本体の所有者であり、少なくともポスト本体に投函された正規郵便物の権利者または取り扱いが許可された者とする。また、郵便物回収リクエストは、郵便サービス提供者やポスト本体の所有者に無線及び有線等の手段によって提供される要求である。
【0008】
この構成によれば、ポスト本体の所有者(郵便の利用者)は、正規郵便物を送信用ポストに投函すると郵便物回収者例えば、郵便サービス提供者に、第1検出手段の検出結果に基づいて回収リクエストが送信され、最適なタイミングで投函した送信用ポストまで正規郵便物を回収しに来て、直ちに郵便の配達処理が実行され、利用者に良好な郵便サービスを提供することができる。また、郵便サービス提供者が正規郵便物を受信用ポストに配達投函した場合には、第2検出手段の検出手段に基づいて、受信用ポスト本体の所有者に投函された正規郵便物があり、取りに来るように回収リクエストが送信される。その結果、配達された郵便物が長時間放置されることが防止され、良好な郵便サービスを受けることができる。
【0010】
電波により書き込み及び読み出しが可能な記録媒体として、例えばRF−ID装置(Radio Frequency Identification System)を用いると、非接触でデータの読み出しと書き換え(Read&Write)が可能であり、電波、電磁波等で交信することができる。
【0011】
例えば、送信用ポスト及び受信用ポスト内にRF−ID装置のリーダ/ライト装置を配置し、正規郵便物にRF−ID装置を添付すれば送信用ポスト及び受信用ポスト内に正規郵便物が投函されたか否か、また、投函された正規郵便物が回収されたか否かを非接触で認識することが可能で、正規郵便物の適切な管理を行うことができる。また、RF−ID装置は、非接触で認識が可能であるため、汚れ、ほこり等の影響を受け難く、また複数の郵便物が送信用ポスト及び受信用ポスト内に存在するような場合でも、各正規郵便物の正確な認識を行うことができる。
【0012】
また、電波により書き込み及び読み出しが可能な記録媒体には、郵便物の差出人情報、宛先人情報、郵便物内容情報が記録される。
【0013】
送信用ポスト及び受信用ポストを用いると、投函された正規郵便物の存在認識と共に、郵便サービスに必要な情報を認識することが可能であり、適切なサービスを迅速に提供することができる。
【0014】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記送信用ポストは、前記利用者が郵便物を投函するための送信投函口と、前記送信投函口に投函された郵便物を取り出すための施錠可能な第1開閉扉と、前記集配者及び前記利用者を正規資格者として認証し、前記第1開閉扉の開錠を許可するための第1認証手段と、を有し、前記受信用ポストは、前記集配者が郵便物を投函するための受信投函口と、前記受信投函口に投函された郵便物を取り出すための施錠可能な第2開閉扉と、前記利用者を正規資格者として認証し、前記第2開閉扉の開錠を許可するための第2認証手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
ここで、第1開閉扉及び第2開閉扉の施錠は、例えば、電磁ロック等任意のロック手段が採用可能であり、第1認証手段及び第2認証手段には、例えば、ID認証等任意の手段が採用可能であるが、RF−ID装置を用いた認証が好適である。
【0016】
この構成によれば、施錠可能な第1開閉扉及び第2開閉扉により限定的に内部へのアクセスを許容するので、送信用ポスト及び受信用ポストに投函された郵便物の安全性を確保することができる。
【0017】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記送信用ポストは、前記第1検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、当該非正規郵便物を強制排出しあるいは前記送信投函口を遮蔽する拒否手段を有することを特徴とする。また、前記送信用ポストは、前記第1検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、前記利用者に注意を喚起する手段を有することを特徴とする。また、前記受信用ポストは、前記第2検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、当該非正規郵便物を強制排出しあるいは前記受信投函口を遮蔽する拒否手段を有することを特徴とする。また、前記受信用ポストは、前記第2検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、前記集配者にメッセージを提示する手段を有することを特徴とする。
【0018】
ここで、非正規郵便物とは、例えば、RF−ID装置の添付されていない郵便物や、受け取りを拒否したい特定の差出人からの郵便物、郵便物以外の異物等を含み、拒否手段とは、例えば、一度ポスト本体に投函された投函物を強制排出する手段や、ポスト本体の投函口を遮蔽する手段等を含む。
【0019】
これらの構成によれば、ポスト本体の所有者が受け取りを拒否するもの、例えば、宣伝広告のチラシやダイレクトメール、その他特定郵便物等の受け付けを容易に拒否することができる。また、例えば、ポスト本体の所有者が不備な郵便物、例えば、RF−ID装置を添付し忘れた郵便物やRF−ID装置に必要な情報が入力されていない郵便物を投函してしまった場合等にも受け取りを拒否し、必要事項の添付を促すことができる。このように、拒否手段が動作した場合には、投函者に対し、受け付けを拒否したことを通知することが望ましい。
【0022】
上記のような目的を達成するために、本発明は、郵便サーバにネットワークを介して接続され、郵便サービスの利用者側に個別に設けられた電子郵便ポストと、当該電子郵便ポストに投函された郵便物の集配管理を含む郵便処理を行う郵便管理センタに設けられた郵便サーバと、から構成される電子郵便ポストシステムであって、前記各電子郵便ポストは、前記各郵便物に、電波により書き込み及び読み出しが可能な差出人情報、宛先人情報及び郵便物内容情報が記録される記録媒体が添付され、利用者が投函し且つ集配者が回収する郵便物のための送信用ポストと、前記集配者が投函し且つ前記利用者が回収する郵便物のための受信用ポストと、を含み、前記送信用ポストは、郵便物に添付された前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第1検出手段と、前記第1検出手段の検出結果に基づき、回収リクエストを含む郵便情報が前記集配者に送信されるようにする第1送信手段と、を含み、前記受信用ポストは、郵便物に添付された前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第2検出手段と、前記第2検出手段の検出結果に基づき、回収リクエストを含む郵便情報が前記利用者に送信されるようにする第2送信手段と、を含み、前記郵便サーバは、前記電子郵便ポストら回収リクエストが送信された場合に、郵便処理のために回収を必要とする郵便物の郵便物回収ルートを変更するルート変更手段と、前記変更された郵便物回収ルートを前記集配者に通知する通知手段と、を含むことを特徴とする。
【0023】
この構成によれば、送信用ポストの所有者から正規郵便物の投函があった場合に、投函された正規郵便物を最も効率のよい回収ルートにより迅速に回収させることが可能となり、良好かつ迅速な郵便サービスを利用者に提供することができる。
【0025】
ここで、ルート変更手段は、投函された正規郵便物に添付された電波により書き込み及び読み出しが可能な記録媒体に記録された内容を郵便物回収ルートに反映させることができる。例えば、差出人情報に基づいて、現在最も早く回収に向かうことのできる郵便サービス提供者(回収者)を選択し、処理に当たらせることができる。また、例えば、投函された正規郵便物が速達や書留である場合には、最優先で回収できるようにルート変更を行い、普通郵便が投函された場合には、既に決められている郵便物回収ルートとのバランスをとり迅速な回収を考慮しつつ、効率的な回収作業を指示するようにすることもできる。
【0031】
また、投函された正規郵便物の状態に応じて、適切な郵便情報を郵便サービス提供者またはポスト本体の所有者に提供し、迅速な処理を行うことができる。
【0032】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記郵便サーバは、差出人が投函した正規郵便物が宛先人の前記受信用ポストに投函された場合、当該正規郵便物の郵送完了通知を前記差出人に通知する完了通知手段を含むことを特徴とする。
【0033】
この構成によれば、正規郵便物の差出人は自分の出した正規郵便物が宛先人の受信用ポストに配達されたか否かを容易に確認することが可能となり、正規郵便物の安全性や郵便サービスに対する信頼性を向上することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0035】
図1には、本実施形態の電子郵便ポスト10を含む電子郵便ポストシステム12の構成概念図が示されている。なお、図1においては、説明の簡略化のため、電子郵便ポスト10は、これから郵便の配達サービスを受けようとする郵便処理前の郵便物を投函するポスト本体である送信用ポスト14と第三者から自分宛に配達された、郵便処理後の郵便物が投函されるポスト本体である受信用ポスト16が別筐体として構成され、その投函口14a,16aや、投函された郵便物を取り出す開閉扉14b,16b等を別構成としている場合を示している。この場合、図1のように別構造の送信用ポスト14と受信用ポスト16とを一体ハウジング等により単一構造体として同じ場所に配置できるようにしてもよいし、個別構造体として、別々の場所に配置するようにしてもよい。また、送信用ポスト14と受信用ポスト16の基本構造はほぼ同じなので、共通部分を一体化した単一構造体としてもよい。なお、この場合、送信と受信の郵便物が混在することがあるので、後述するRF−ID装置等に有する情報(例えば処理履歴情報)により、送信と受信とを容易に分別することができるようにすることが好ましい。
【0036】
本実施形態の特徴的事項は、所定の条件を満たした正規郵便物18がポスト本体に投函された場合に、投函された正規郵便物18を迅速にポスト本体から回収し郵便サービス提供者または郵便受取人に渡せるように、郵便回収リクエストを送信する手段を有しているところである。
【0037】
本実施形態において、ポスト本体である送信用ポスト14または受信用ポスト16に投函された郵便物が正規郵便物18、例えば、郵便処理可能な所定の情報が記載され、所定の形態の郵便物であることを認識する必要がある。そのため、本実施形態においては、各種情報に書き込み及び読み出しが自在な記録媒体を郵便物に添付し、その記録媒体の有無または記録媒体が有する情報に基づき投函されたものの存在認識、及びそれが正規郵便物であると判断するものとする。本実施形態においては、前記記録媒体の一例として、RF−ID装置20を用いる例を示し、その中に必要な情報、例えば、差出人情報(具体的には、住所、氏名等)、宛先人情報(具体的には、住所、氏名等)、郵便物内容情報(具体的には、速達や書留の有無、大きさ、重さ、郵便料金等)等が記録されているものとする。なお、RF−ID装置20の場合、情報を書き込む場合、郵便サービス提供者からの許可を受けた記録装置等を用いて郵便料金の納入情報も可能である。つまり、RF−ID装置20を金銭的価値を有する電子切手として取り扱うことが可能となる。この場合、郵便料金は予納口座からの引き落としやカード決済で行うことができる。
【0038】
また、送信用ポスト14や受信用ポスト16には、前記RF−ID装置20から必要な情報を読み取ったり、必要な情報を書き込むことのできるリーダ/ライト装置22a,22bを備えている。このリーダ/ライト装置22a,22bは、所定の送信範囲(例えば、送信用ポスト14や受信用ポスト16の投函物収納領域全域をカバーする範囲)を有する質問電波を送信している。従って、RF−ID装置20側は投函されることにより前記送信範囲に入ると、リーダ/ライト装置22a,22bから送信されている質問電波を受け、それを電気エネルギに変換することができる。その電気エネルギを用いて、存在を示す返答信号や保持する情報の送信、情報の書き換え等を行うことができる。従って、リーダ/ライト装置22a,22bは、RF−ID装置20を認識することにより、正規郵便物18の投函の有無を判断することができる。つまり、正規郵便物18が投函された時のみ反応する投函検出手段として機能することが可能となる。また、RF−ID装置20を用いたシステムは、電波による認識であるため、質問電波の送信範囲であれば、RF−ID装置20が汚れていたり、直接見えない位置に存在しても良好に情報の送受を行うことができる。さらに、質問電波の送信範囲に複数のRF−ID装置20が存在する場合でも、個々のRF−ID装置20に個別アクセスが可能であり情報を一括で読み取ることができるので、複数の正規郵便物18が、例えばまとめられて投函された状態でも個別に良好な認識と情報送受を行うことができる。
【0039】
また、本実施形態において、正規郵便物18を含む投函されたものの安全性を確保するために、開閉扉14b,16bには、所定条件により開錠を行うロック機構(例えば電磁ロック部24a,24b)を備えている。この時の所定条件とは、送信用ポスト14や受信用ポスト16を開けることのできる正規資格者であるという条件である。例えば、送信用ポスト14であれば、当該送信用ポスト14の所有者(図1の場合、差出人26、宛先人28は同一人物とする)及び郵便サービス提供者の中で、当該送信用ポスト14から郵便物を回収するように指示された回収者30のみが正規資格者となる。なお、本実施形態においては、回収者30は差出人26からのリクエストに応じて迅速に正規郵便物18の回収に向かう必要があるので、通常、郵便物の配達を行っている配達者が兼務することが望ましい。従って、本実施形態において、回収者30は配達者が兼務するものとして説明し、特別な意味を有さない限り、回収者30を集配者30と表現する。
【0040】
また、受信用ポスト16の場合は、当該送信用ポスト14の所有者のみが正規資格者となる。この正規資格者であるか否かの判断を行う場合、暗証番号の入力や指紋の確認等様々な認証手段を用いることができるが、本実施形態では、周知の正規資格者の認証にもRF−ID装置(例えばIDカード化されたもの)20a,20b,20cにより行う例を説明する。従って、電子郵便ポスト10には、IDカード20a,20b,20cの有する情報の読み取りを行うリード装置(必要に応じて、ライト機能付きでもよい)32を含んでいる。なお、図1においては、1つの電子郵便ポスト10に対し、正規郵便物18を差し出す差出人26と第三者から送られた正規郵便物18を受け取る宛先人28は同一人物なのでIDカード20a,20bも同一のものとすることができる。
【0041】
従って、制御部42はリード装置32を介して、集配者30の有するIDカード20cを検出した場合には、送信用ポスト14の開閉扉14bの開放を許容するように電磁ロック部24aを開錠する。また、差出人26は、投函した正規郵便物18に不備があることに気が付いた時(非正規郵便物であることに気が付いた時)にそれを取り戻す必要があるので、送信用ポスト14の開閉扉14bを任意に開けられる権利を有する必要がある。そのため、制御部42は、差出人26のIDカード20aを検出した場合には、送信用ポスト14の開閉扉14bの開放を許容するように電磁ロック部24aを開錠する。また、宛先人(受取人)28のIDカード20bを検出した場合には、受信用ポスト16の開閉扉16bの開放を許容するように電磁ロック部24bを開錠する。このように、リード装置32と制御部42とで電子郵便ポスト10における認証手段を構成することとなる。
【0042】
前述したように、本実施形態においては、電子郵便ポスト10に投函された正規郵便物18を迅速に処理するために、投函の事実を差出人26、宛先人28、回収者(集配者)30を含む郵便サービス提供者に迅速に連絡する必要がある。そのため、図1においては、電子郵便ポスト10は通信部34(少なくとも情報の送信手段として機能するもの)を有している。この通信部34は既存のネットワーク36(例えば、インターネット等)を介して郵便サービス提供者側の郵便管理センタに含まれる郵便サーバ38と情報の交換が可能になっている。
【0043】
この他、電子郵便ポスト10には、投函された郵便物の履歴やそれに対する処理の記録、各種情報を保存すると共に、その情報を任意に読み出して提供することのできる記憶部40、及び当該記憶部40、前述したリーダ/ライト装置22a,22b、電磁ロック部24a,24b、リード装置32等、電子郵便ポスト10に含まれる各ユニットを制御管理する制御部42を含んでいる。
【0044】
次に、郵便管理センタに含まれる郵便サーバ38の構成について、図2のブロック図に基づいて説明する。
【0045】
郵便サーバ38は、例えばイベントドリブン形式で動作する制御部44を中心に制御され、前述した電子郵便ポスト10との間や差出人26、宛先人28、郵便サービス提供者側の集配者30との間で情報の交換をネットワーク36経由で行う通信部46、当該郵便サーバ38にアクセスするユーザの認証を行う認証部48、各種情報を格納管理しているデータベース(DB)部50、郵便サーバ38からの各種情報を該当者に通知する通知部52、郵便回収リクエストのある正規郵便物18の回収を効率よく行えるように回収ルートを適宜変更し決定するルート決定部54等を含んでいる。
【0046】
なお、前記DB部50が格納する情報としては、例えば、あるエリアの予定集配時刻情報(○○市××町の集配時刻は、am10:00〜10:30である等)、ある電子郵便ポスト10の属するエリア情報、ある電子郵便ポスト10の所有者(差出人26或いは宛先人28)の氏名や住所を含む属性情報、ある電子郵便ポスト10の端末ID(個々の電子郵便ポスト10の位置情報を含む)、ある回収者(郵便サービス提供者側)30の端末ID、ある回収者30の規定回収ルート情報、郵便回収リクエストがあった電子郵便ポスト10の端末ID(一時記憶)。郵便回収リクエストに基づき選択した回収者30のために再構成した回収ルート、各電子郵便ポスト10で発生している事象(イベント)の発生時刻に関する情報、ある宛先人28の不在時に配達された書留や速達に関する情報やそれに対する転送先や再配達時刻等の情報が格納されている。
【0047】
また、前記通知部52が通知する内容としては、例えば差出人26の有する差出人端末(例えば、携帯電話を含む電話や専用の通信機)56に対しては、投函した正規郵便物18の回収完了情報(例えば、回収完了メッセージや回収時刻等の回収記録等)である。また、集配者30の有する集配者端末58に対しては、正規郵便物18の回収指示やルート決定部54により作成された回収ルート、再配達の指示や転送配達要求があった場合の指示等である。さらに、宛先人28のの有する宛先人端末(例えば、携帯電話を含む電話や専用の通信機)60に対しては、正規郵便物18の配達完了情報(例えば、配達完了メッセージや配達時刻等の配達記録)等である。
【0048】
前記集配者30の有する集配者端末58の構成の詳細が図3に示されている。この集配者端末58は、回収した正規郵便物18に添付されたRF−ID装置20の有する情報を読み取り、また必要な情報を適宜書き込むリーダ/ライト装置62、集配者端末58全体の制御を行う制御部64、集配者30による任意の情報入力を許容するデータ入力部66、各種情報の表示を行うデータ表示部68、郵便サーバ38との間で各種情報通信を行ったり、自己の位置を検出するために例えばGPS衛生と交信を行う通信部70等を含んでいる。
【0049】
前記制御部64は、上述した各構成の相互制御を行うと共に、具体的な制御として、例えば、書留等本人手渡しの指定がある郵便物について、宛先人(受取人)28が不在に時に、不在時配達通知を郵便サーバ38に送信したり、郵便サーバ38から送信された回収ルートをデータ表示部68に表示させたり、現在の集配者端末58の位置を郵便サーバ38に送信する等の制御を行う。なお、集配者端末58の現在位置は、前述したように例えば、GPS等を用いて取得してもよいし、回収を完了した送信用ポスト14の位置に基づいて現在位置を認識してもよい。
【0050】
上述のように構成される電子郵便ポスト10を中心とした電子郵便ポストシステムに基づく郵便物の処理手順を図4以下に示すフローチャートにより説明する。
【0051】
図4のフローチャートには、電子郵便ポスト10(受信用ポスト16)に含まれる制御部42の動作が示されている。なお、制御部42は所定の事象が発生したときに動作するイベントドリブンタイプの制御部である。まず、電子郵便ポスト10の電源スイッチ(不図示)をオンすると(例えば、am7:00に自動投入または手動投入)、システムの初期化が行われると共に(S100)、電子郵便ポスト10の予定集配時刻データを通信部34及びネットワーク36を介し郵便サーバ38からダウンロードする(S101)。この予定集配時刻データとは、郵便サービス提供者側でルーチンワークとして行っている集配の時刻であり、電子郵便ポスト10の持ち主が属する地域に何時頃、担当の郵便サービス提供者が訪れるかを認識させるために予め取得するものである。この状態で電子郵便ポスト10は待機し、「イベント発生か否か」、具体的には、正規郵便物18の投函があったか否かの判断を開始する(S102)。そして、イベントが発生した場合には各種処理を開始する(S103)。なお、郵便サーバ38の制御部44は、予定集配時刻データのダウンロード要求があった場合、要求してきた電子郵便ポスト10の存在する地域及び、その地域の予定集配時刻データをDB部50から検索し、電子郵便ポスト10に送信する。もちろん、差出人26の差出人端末56にもその情報を送信してもよい。
【0052】
図5に示すフローチャートには、差出人26によって、送信用ポスト14にRF−ID装置20が添付された正規郵便物18が投函された時の制御部42の動作が示されている。前述したように、本実施形態において、送信用ポスト14のリーダ/ライト装置22aは、常時質問電波を送信しており、RF−ID装置20がその送信範囲に進入し、返答信号を返すことに基づいて正規郵便物18の投函を検出する(S110)。つまり、制御部42はイベントが発生したことを認識する。なお、この時点で、制御部42は、投函された正規郵便物18のRF−ID装置20が有する情報を取得し、正規郵便物18に宛先人情報が存在するか、差出人情報が存在するか、必要な郵便物内容情報、例えば、郵便料金納入済みの情報や郵便の種類(書留、速達、普通等)、重さ、大きさ等の情報が含まれているか確認する。この時、もし情報に不備があった場合、例えば、宛先人情報の不備や郵便料金の未納等があった場合には、制御部42は、正規郵便物18ではない、つまり非正規郵便物であると判断し、投函受付けを拒否する拒否手段を有していることが望ましい。例えば、送信用ポスト14に投函された非正規郵便物を強制排出したり、アラームや表示灯の点灯を行い差出人26に注意を喚起し、開閉扉14bから取り出させたりすることが望ましい。また、投函口14aを閉鎖するようにしてもよい。同様に、制御部42は、RF−ID装置20の添付を忘れていないか否か、壊れていないか否か等も確認することも可能であり、もし添付し忘れや故障があった場合には、上述と同様に受け付けを拒否するようにすることが望ましい。
【0053】
このように、送信用ポスト14に郵便物が投函された時に、それが正規郵便物18であるか否かを判断し、非正規郵便物であった場合に、その受け付けを拒否することにより、以下に説明する各処理が不必要に行われることを禁止することができるので、電子郵便ポスト10の効率的な動作を実現することができる。また、差出人26は郵便物の不備を容易に認識することができるので、良好な郵便サービスを受けることができる。
【0054】
なお、本実施形態では、送信用ポスト14の投函口14aと受信用ポスト16の投函口16aを別々にしているが、投函口を共有している場合、投函されたも正規郵便物18が郵便処理前の郵便物(差出人26が投函した正規郵便物18)か郵便処理後の郵便物(配達された正規郵便物18)であるかを制御部42は認識する必要があるが、RF−ID装置20には、郵便処理の履歴も記録されているので、RF−ID装置20の情報を参照することにより、前述した判断を容易に行うことができる。
【0055】
制御部42がリーダ/ライト装置22aを介して、正規郵便物18の投函を確認したら、現在時刻の確認、つまり、投函時刻を確認し(S111)、記憶部40に格納する(S112)。また、投函されたRF−ID装置20に投函時刻を書き込み、正規郵便物18の受け付けを完了する。続いて、制御部42は、郵便処理前の正規郵便物18の受け付けに基づいて、郵便管理センタ側の郵便サーバ38に集配要求(郵便物回収リクエスト:郵便情報)を送信する準備を行う(S113)。この時、集配要求の準備と同時に郵便サーバ38側にリクエストを発信し、迅速に集配者30が回収に訪れることが好ましいが、1通の郵便物の回収のためだけに、集配者30が常に送信用ポスト14まで出向くのは、現実的ではない。そこで、本実施形態では、予めダウンロードしてある予定集配時刻を参照し、正規郵便物18の回収パターンの選択を行う。まず、制御部42は、現在時刻がt1≦集配予定時刻帯t≦t2か否かの判断を行う(S114)。
【0056】
前述したように、集配予定時刻tは、郵便サービス提供者が所有する電子郵便ポスト10が存在する地域をいつ頃訪れるかを示す時間帯情報である。投函された正規郵便物18を回収してもらうためには、現在時刻がその通過時刻帯以前であるか、通過後でもあまりコストをかけずに回収に戻ることができるタイミングである必要がある。従って、例えば、集配予定時刻tがam10:00〜10:30の場合、t1=30分、t2=10分等に設定しておけば、集配予定時刻tの前であれば、最大60分以内の回収が予想され、集配予定時刻t後であれば、あまりコストをかけずに回収に戻ることができる。従って、制御部42は投函された時刻がt1≦集配予定時刻帯t≦t2の場合、集配要求(郵便物回収リクエスト)を通信部34を介して郵便サーバ38に発信し(S115)、正規郵便物18の回収の依頼を行う。なお、郵便物回収リクエスト送信後の郵便サーバ38側の処理については後述する。郵便物回収リクエストを送信したら、制御部42は、記憶部40に集配要求時刻を動作履歴として格納する(S116)。また、投函されたRF−ID装置20に集配要求時刻を動作履歴として書き込み、一連の動作を終了する。
【0057】
一方、ステップ(S114)において、t1≦集配予定時刻帯t≦t2でない場合、つまり、集配予定時刻tまでt1以上時間がある場合や集配予定時刻tからt2以上経過し、予定された集配者30では迅速な正規郵便物18の回収が行えないと判断した場合、制御部42は、差出人26に対して、迅速な回収を行うことができないこと及び次回の回収予定時刻を通知する(S117)。この通知は、例えば、差出人26が有する差出人端末56を介して行ったり、電子郵便ポスト10に表示部が設けられている場合には、その表示部を介して行ってもよい。さらに、制御部42は、正規郵便物18の回収が、次回の集配予定時刻帯における回収でもよいか否かの確認を差出人端末56や表示部(不図示)を介して行う(S118)。つまり、回収パターンを差出人26に判断させる。
【0058】
もし、差出人26が次回の集配予定時刻帯(例えば、午後の集配)における回収でもよいと制御部42に通知した場合には、次回の集配予定時刻帯における回収を予約する回収予約を発信し(S119)、ステップ(S116)に移行し、前述と同じ記録処理を行い一連の動作を終了する。
【0059】
また、ステップ(S118)で、差出人26が次回回収では好ましくない、例えば、速達等で一刻も早い郵便処理を依頼したい場合には、制御部42に対し、至急回収を要求する。その結果、制御部42は郵便サーバ38に対し至急回収要求を発信し、ステップ(S116)に移行し、前述と同じ記録処理を行い一連の動作を終了する。この場合後述するが、郵便サーバ38側は、最優先の回収処理を行うように集配者30に通知することになる。
【0060】
続いて、図2に示す郵便サーバ38の動作について説明する。郵便サーバ38の制御部44も所定の事象が発生したときに動作するイベントドリブンタイプの制御部である。つまり、通常は、通信部46が何らかの情報を取得した場合に動作を開始する。例えば、図6に示すように、任意の位置に配置されている電子郵便ポスト10からの集配要求(郵便物回収リクエストであり、図5に示す、通常の集配要求、回収予約、至急回収要求等)を受信した場合(S130)、集配要求を送信してきた電子郵便ポスト10(送信用ポスト14)の設置場所検索処理を開始する(S131)。集配要求には、電子郵便ポスト10(送信用ポスト14)が、それぞれ固有に有するIDが付されており、郵便サーバ38の制御部44は、添付されたIDとDB部50に格納している識別情報及び地図情報を参照することにより、送信用ポスト14の設置位置を迅速に検索し特定することができる。
【0061】
続いて、特定した送信用ポスト14を担当している郵便サービス提供者(集配者)、図1においては集配者30の現在位置の情報を取得する(S132)。前述したように集配者30は集配者端末58を有している。集配者端末58がGPS機能等を搭載している場合には、集配者30の現在位置を直接認識することができる。また、集配者端末58が所定に電波を常時発信している場合には、その電波を追跡することにより集配者30の現在位置を直接認識することができる。さらに、後述するが、集配者30が任意の送信用ポスト14から正規郵便物18を回収したり、受信用ポスト16に正規郵便物18を投函したりすると、その事実が、電子郵便ポスト10から郵便サーバ38に通知される。従って、この通知を任意することにより集配者30の現在位置を良好に推定することもできる。
【0062】
制御部44は、送信用ポスト14の設置位置及び担当集配者30の現在位置を取得できたら、ルート決定部54を用いて集配者30の現実のルートの変更決定処理を実行する(S133)。
【0063】
ルート決定部54によるルートの決定処理は、例えば、図5のステップ(S115)で発信された通常の集配要求の場合、集配者30がこれから向かおうとする予め指示された集配ルート(主に郵便物の配達のために決められたルート)に、集配要求を発信した送信用ポスト14の位置を組み込むようにルート変更を行う。この場合、例えば、周知のナビゲーションシステムで複数の経由地を経由しながら目的地に向かうルートを検索する場合と同様に、リンクコスト等の計算を行い、最も効率のよいルートを算出し、当初ルートからの変更を行う。この時、既に集配順序が確定している他の集配場所と要求のあった電子郵便ポスト10とを含めて、再度新たにルート決定を行うようにしてもよいし、他の集配場所と要求のあった電子郵便ポスト10の位置のみを単純に組み込むものでもよい。ステップ(S119)に示すように、次回の回収予定時刻に対して回収予約を受けた場合も同様である。また、既に送信用ポスト14の存在する位置から遠く離れている場合には、送信用ポスト14まで戻る新規ルートの追加等で対応してもよい。
【0064】
また、ステップ(S120)で示すように、至急回収要求を受けた場合、要求を行った送信用ポスト14に最も早く向かうことのできる集配者30を検索する。この場合、周辺地域で集配業務を行っている集配者30に対象となる送信用ポスト14に向かうようにルートを変更する処理を行ってもよいし、対象となる送信用ポスト14のみに回収に向かわせるように新たな集配者30に対しルート指示を行うようしてもよい。いずれの場合も最優先で投函された正規郵便物18を回収できるようにルート変更またはルート決定を行う。
【0065】
また、ルート決定部54は、差出人26から特に回収タイミングに関する要望が無い場合でも、差出人26の住所等差出人情報や書留や速達等の郵便物内容情報の少なくとも一方に基づいて、回収ルートの変更を任意に行ってもよい。
【0066】
そして、ルート変更決定が完了したら、制御部44は、通知部52を介して、対象となる送信用ポスト14に正規郵便物18を回収に向かう集配者30に変更されたルートを通知し(S134)、郵便サーバ38は、集配要求イベントに関する処理を終了する。
【0067】
このように、制御部44は、集配要求に応じて、回収ルートを適宜変更決定するので、最も効率よく正規郵便物18を回収できるルートを集配者30に提供することが可能になり、差出人26対し最適なサービスの提供を行うことができる。
【0068】
郵便サーバ38が作成したルート、すなわち、投函された正規郵便物18の回収を考慮したルートは、図1に示すようにネットワーク36を介して集配者30の携帯する集配者端末58に送信される。この集配者端末58は、図7(a)に示すように、電願がオンされると(S140)、システムの初期化、すなわちメモリーリセット等が行われ(S141)、イベントの発生に備えて待機する(S142)。ここで、イベントとは、例えば郵便サーバ38から現在位置の問い合わせ、つまり現在位置送信要求の受信、前述した集配ルート(正規郵便物18の回収を含まない配達のみのルートまたは回収を含むルート)の受信、また、集配者30が郵便サーバ38に対して、情報の通知、例えば、配達した郵便物を直接手渡しする必要がある場合等に、受取人(宛先人28)が不在で不在通知を郵便サーバ38に通知する必要がある場合の操作等がある。なお、郵便サーバ38が不在通知を受けた場合には、宛先人28の宛先人端末60に対し、不在通知及び再配達指定要求等を送信する。このように、集配者30の携帯する集配者端末58にイベントが発生した場合(S142)、以下に例示する各種イベント処理(イベントドリブン処理)を実行する(S143)。
【0069】
例えば、図7(b)に示すように、集配者端末58が郵便サーバ38から現在位置送信要求を受信した場合、つまり、任意の電子郵便ポスト10に正規郵便物18が投函され、図5のステップ(S115),(S119),(S120)等で集配要求が送信され、郵便サーバ38側が適切な集配者30を探すために現在位置送信要求を各集配者30に送信した場合、その現在位置送信要求を受信した場合、集配者端末58は前述したように、GPS機能等を用いて現在位置を取得し(S151)、郵便サーバ38に取得した現在位置を送信し(S152)、イベント処理を終了する。なお、前述したように、集配者端末58の位置、つまり集配者30の現在位置は、集配者30が集配作業を完了させた電子郵便ポスト10の位置情報に基づき認識し、送信してもよい。
【0070】
また、図7(c)に示すように、集配者端末58が郵便サーバ38が送信した集配ルートを取得した場合(S160)、集配者端末58は、GPS機能やその他の手法により現在位置を取得する(S161)。そして、その現在位置を受信した最新の集配ルート上に自己位置を更新し(S162)、集配者30が次に向かうべき目標地点の表示を地図上にに示したり、必要に応じて住所その他位置を特定できる情報を併せて表示する(S163)。
【0071】
上述のように、集配者30が正規郵便物18の回収指示を受けて、対象となる電子郵便ポスト10に到着した場合、電子郵便ポスト10(送信用ポスト14)の開閉扉14bを開ける必要がある。この場合、郵便サーバ38から指示を受けた集配者30のみが開錠できるようにする必要がある。
【0072】
図8には、回収指示を受けた集配者30が送信用ポスト14の配置位置に到着した後の電子郵便ポスト10の処理を説明するフローチャートが示されている。本実施形態においては、指示を受けた集配者30、つまり正規資格者の認証を受けたRF−ID装置(例えばIDカード化されたもの)20cを電子郵便ポスト10のリード装置(必要に応じて、ライト機能付きでもよい)32が読み取り、認証を受けた集配者30であるか否かの検出を行う(S170)。なお、この場合もリード装置32はRF−ID装置20cをのみを読みとれるように、例えば送信用ポスト14の開閉扉14bの周囲に送信範囲を有する質問電波を送信し、RF−ID装置20cの進入に備えて待機している。なお、この時の認証は周知の認証技術を用いてもよい。
【0073】
そして、電子郵便ポスト10の制御部42が認証を受けた集配者30の接近を確認したら、送信用ポスト14の開閉扉14bの電磁ロック部24aをアンロックし(S171)、集配者30に対し正規郵便物18の回収を許容する。制御部42は、開閉扉14bが開けられ、正規郵便物18が取り出され、さらにその後開閉扉14bが閉められたかの監視を行う(S172)。この時、正規郵便物18が取り出されたか否かは、リーダ/ライト装置22aが正規郵便物18に添付されたRF−ID装置20の検出を行うことができなくなったか否かにより判断することができる。もし、正規郵便物18の回収が行われなかったり、開閉扉14bの閉動作が所定時間内に行われなかった場合、集配者30に注意を喚起するために例えばアラーム処理等を行う(S173)。
【0074】
また、正規郵便物18の回収が行われ、開閉扉14bの閉動作が所定時間内に行われた場合、制御部42は、記憶部40に正規郵便物18の回収完了時刻を記録すると共に、開閉扉14bの電磁ロック部24aをロックする(S174)。また、制御部42は集配要求(郵便物回収リクエスト)をオフし(S175)、さらに、差出人26に対し回収完了を通知するための完了通知を送信する(S176)。なお、この完了通知は、直接差出人26の差出人端末56に送信されてもよいが、郵便サーバ38も回収完了の事実を認識する必要があるので、好ましくは郵便サーバ38経由で差出人端末56に送信されることが望ましい。
【0075】
このように、開閉扉14bのロック/アンロック制御を確実に行うことができるので、正規郵便物18の回収をその正規郵便物18の安全性を維持しながら良好に行うことができる。また、集配者30の作業ミスも確実に防止することができる。
【0076】
次に、集配者30が郵便処理後の正規郵便物18、つまり、ある差出人26が差し出した正規郵便物18を配達した時の電子郵便ポスト10の受信用ポスト16の動作を図9のフローチャートを用いて説明する。
【0077】
集配者30が正規郵便物18を受信用ポスト16に投函した場合も、差出人26が送信用ポスト14に正規郵便物18を投函したときと同様に、正規郵便物18に添付されているRF−ID装置20をリーダ/ライト装置22bが検出することにより、電子郵便ポスト10の制御部42は、イベントドリブン処理を開始する(S180)。制御部42は、郵便処理後の正規郵便物18が投函されたことを検出したら、現在時刻の確認を行い(S181)、記録部40に配達時刻の記録を行う(S182)。その後、宛先人28(受取人)に対し配達物があることを通知するための配達完了通知(郵便情報)を送信する(S183)。なお、この完了通知は、宛先人(受取人)28の宛先人端末60に送信されてもよいが、郵便サーバ38も配達完了の事実を認識する必要があるので、好ましくは郵便サーバ38経由で宛先人端末60に送信されることが望ましい。また、配達が完了したことを差出人26に対し通知することも好ましい。この場合、郵便サーバ38の制御部44は、差出人26の差出人端末56をDB部50から検索し、配達完了通知を差出人端末56に送信することになる。このような通知を行うことにより差出人26は、確実な郵便処理の完了を認識し郵便処理に対する信頼性向上にもつながる。
【0078】
上述のように、集配者30が投函した郵便物は、RF−ID装置20の存在によって正規郵便物18であるか否かを受信用ポスト16は認識することができる。従って、受信用ポスト16においても宛先人28(受取人)が受け取りを拒否したい郵便物、例えば、ダイレクトメールや宣伝広告書類、また特定の差出人からの郵便物等の受け取りを拒否する拒否手段を設けることができる。具体的な拒否手段は、送信用ポスト14に搭載可能な拒否手段と同様であり、拒否時の強制排出機構や投函口16aの閉鎖機構により構成することができる。また、この時、集配者30に受け取りを拒否する旨のメッセージを提示することが好ましい。このように、拒否手段を設けることにより本来必要とする郵便物のみを選択して受け取ることが可能になる。
【0079】
ところで、郵便物の中には、宛先人(受取人)28に直接手渡しを行い、必要であれば受領印等をもらう必要があるものがある。例えば書留等である。
【0080】
この場合、集配者30は、正規郵便物18を投函すること無く、宛先人(受取人)28と直接会うことになるが、会うことができない場合、集配者端末58を介して、郵便サーバ38に不在時配達通知を送信する。図10には、不在時配達通知が集配者30から送信された場合の郵便サーバ38の動作が示されている。まず、郵便サーバ38が不在時配達通知を受信すると(S190)、不在時配達通知に添付された情報から宛先人28を特定し、その宛先人28の宛先人端末60に不在時に配達があった旨の不在時配達通知を送信する(S191)。この時送信する通知内容は、配達があったことの他、例えば、配達物の内容(差出人26の情報)等を含んでもよい。またこの通知には、再配達を受け付ける旨のメッセージ等も添付されている。
【0081】
郵便サーバ38は、不在時配達通知の送信後、宛先人28からのアクセス、つまり、再配達の要望の受信を待つ(S192)。この時、所定時間アクセスが無い場合、例えば、翌日になってもアクセスがない場合、再度不在時配達通知の送信を行ってもよい。一方、宛先人28から再配達要求のアクセスがあった場合、例えば再配達の設定処理等のユーザ設定要求処理を行い(S193)、処理を終了する。この場合、再配達が至急の場合や数時間先、翌日、数日先、時間指定等をがあるので、ユーザ設定要求に応じて、再配達を行う集配者30の選択やルート指示を行うことになる。
【0082】
図11には、ユーザ(差出人26や宛先人28)によって行われる郵便サーバ38の設定処理の一例が示されている。ここでは、ユーザ登録等の初期設定と不在時の再配達や転送の設定を行う設定要求を例に取り説明する。
【0083】
この場合もユーザは差出人端末56や宛先人端末60等を使用しネットワーク36を介して郵便サーバ38にアクセスする。郵便サーバ38側がユーザからの設定要求を受信した場合(S200)、郵便サーバ38の制御部44は、設定要求の内容が初期設定であるか否かの判断を行う(S201)。もし、初期設定の要求である場合、まず、初期設定開始の認証処理を行う(S202)。具体的には、アクセスしてきた者が電子郵便ポスト10の有効な契約を行っているか否かの認証を契約番号や住所、氏名等に基づき行う。続いて、ユーザIDの設定(S203)、暗証番号の設定(S204)、各種情報の通知先端末の設定(S205)等を行う。
【0084】
一方、ステップ(S201)において、初期設定ではない場合、つまり、登録ユーザからの再配達や転送の要求であるか否か確認する(S206)。もし、再配達や転送の要求である場合、郵便サーバ38の制御部44は、ユーザ認証(ユーザIDや暗証番号の確認)を行い(S207)、正規郵便物18の再配達の日時や転送先の住所や日時の設定を受け付け(S208)、処理を終了する。制御部44は、受け付けた再配達や転送要求に従い、上述したように集配者30の集配ルートの変更処理等を行うことになる。
【0085】
なお、図11のフローチャートでは、初期設定と再配達や転送の設定のみを示しているが、この他、ユーザからの郵便物の処理状況の問い合わせ、例えば、いつ頃配達が完了するかや、いつ頃郵便物の回収に来るか等の確認要求も受け付けることができる。
【0086】
このように、本実施形態の電子郵便ポスト10を含む電子郵便ポストシステム12によれば、差出人26の正規郵便物18の投函に対する煩わしさを解消すると共に、差出人26に適切なタイミングで良好な郵便サービスを提供するができる。また、集配者30側に対しても最も効率的な作業により上述のような良好な郵便サービスの実施を実現させることが可能となる。
【0087】
本実施形態において、図面を用いて説明した電子郵便ポスト10及びそれを含む電子郵便システムは、一例であり、差出人26が正規郵便物18を投函することにより、郵便物回収リクエストを郵便サーバ38側に送信し、集配者30による迅速な回収を行い、郵便処理を実行可能な構成であれば、適宜変更可能であり、本実施形態と同様な効果を得ることができる。もちろん、差出人26や宛先人28等が所有する端末を携帯端末として説明したが、これも適宜変更可能可能であり、例えばパーソナルコンピュータや電子郵便ポスト10に搭載されるものでもよい。
【0088】
また、本実施形態では、電子郵便ポスト10を契約者の自宅に配置する例を説明したが、例えば、24時間営業の店舗等、管理者がいる場所に配置し、その管理者が差出人26及び宛先人28を代理してもよい。この場合、差出人26及び宛先人28は店舗まで出向く必要があるが、投函後の正規郵便物18の処理を迅速に行えるという利益や配達後の正規郵便物18を任意の時間に受け取ることができるという利益を受けることができる。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、ポスト本体の所有者(郵便の利用者)は、正規郵便物をポストに投函すると郵便物回収者例えば、郵便サービス提供者に郵便物回収リクエストが送信され、最適なタイミングで投函したポストまで正規郵便物を回収しに来て、直ちに郵便の配達処理が実行され、利用者に良好な郵便サービスを提供することができる。また、郵便サービス提供者が正規郵便物を配達投函した場合には、ポスト本体の所有者に投函された正規郵便物があり、取りに来るように郵便物回収リクエストが送信される。その結果、配達された郵便物が長時間放置されることが防止され、良好な郵便サービスを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストを含む電子郵便ポストシステムの構成概念図が示されている。
【図2】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムに含まれる郵便サーバの構成概念を示すブロック図が示されている。
【図3】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムを利用する集配者の有する集配者端末の構成を説明する説明図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムの電子郵便ポスト側のメインフローチャートである。
【図5】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムの電子郵便ポストにRF−ID装置が添付された正規郵便物が投函された時の動作を説明するフローチャートである。
【図6】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムの郵便サーバが集配要求(郵便物回収リクエスト)を受信した時の動作を説明するフローチャートである。
【図7】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムを利用する集配者の有する集配者端末の動作を説明するフローチャートである。
【図8】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムにおいて、正規郵便物の回収指示を受けた集配者が電子郵便ポストの配置位置に到着した後の電子郵便ポストの処理を説明するフローチャートである。
【図9】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムにおいて、集配者が郵便処理後の正規郵便物を配達した時の電子郵便ポストの動作を説明するフローチャートである。
【図10】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムにおいて、不在時配達通知が集配者から送信された場合の郵便サーバの動作を説明するフローチャートである。
【図11】 本発明の実施形態に係る電子郵便ポストシステムにおいて、ユーザ(差出人や宛先人)によって行われる郵便サーバの設定を行う場合の郵便サーバ側の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子郵便ポスト、12 電子郵便ポストシステム、14 送信用ポスト、14a,16a 投函口、14b,16b 開閉扉、16 受信用ポスト、18 正規郵便物、20 RF−ID装置、20a,20b,20c IDカード、22a,22b リーダ/ライト装置、24a,24b 電磁ロック部、26差出人、28 宛先人、30 集配者(回収者)、34,46,70 通信部、36 ネットワーク、38 郵便サーバ、40 記憶部、42,44,64 制御部、48 認証部、50 DB部、52 通知部、54 ルート決定部、56 差出人端末、58 集配者端末、60 宛先人端末、62 リーダ/ライト装置、66 データ入力部、68 データ表示部。

Claims (8)

  1. 郵便サービスを提供する側に設けられた郵便サーバにネットワークを介して接続され、郵便サービスの利用者側に個別に設けられた電子郵便ポストであって、
    利用者により投函され且つ集配者により回収される郵便物のための送信用ポストと、
    前記集配者により投函され且つ前記利用者により回収される郵便物のための受信用ポストと、
    を含み、
    前記郵便物には、電波により書き込み及び読み出しが可能な差出人情報、宛先人情報及び郵便物内容情報が記録される記録媒体が添付され、
    前記送信用ポストは、
    前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段の検出結果に基づき回収リクエストを含む郵便情報が前記集配者に送信されるようにする第1送信手段と、
    を含み、
    前記受信用ポストは、
    前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段の検出結果に基づき、回収リクエストを含む郵便情報が前記利用者に送信されるようにする第2送信手段と、
    を含むことを特徴とする電子郵便ポスト。
  2. 請求項記載の電子郵便ポストにおいて、
    前記送信用ポストは、
    前記利用者が郵便物を投函するための送信投函口と、
    前記送信投函口に投函された郵便物を取り出すための施錠可能な第1開閉扉と、
    前記集配者及び前記利用者を正規資格者として認証し、前記第1開閉扉の開錠を許可するための第1認証手段と、
    を有し、
    前記受信用ポストは、
    前記集配者が郵便物を投函するための受信投函口と、
    前記受信投函口に投函された郵便物を取り出すための施錠可能な第2開閉扉と、
    前記利用者を正規資格者として認証し、前記第2開閉扉の開錠を許可するための第2認証手段と、
    を有することを特徴とする電子郵便ポスト。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電子郵便ポストにおいて、
    前記送信用ポストは、前記第1検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、当該非正規郵便物を強制排出しあるいは前記送信投函口を遮蔽する拒否手段を有することを特徴とする電子郵便ポスト。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の電子郵便ポストにおいて、
    前記送信用ポストは、前記第1検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、前記利用者に注意を喚起する手段を有することを特徴とする電子郵便ポスト。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電子郵便ポストにおいて、
    前記受信用ポストは、前記第2検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、当該非正規郵便物を強制排出しあるいは前記受信投函口を遮蔽する拒否手段を有することを特徴とする電子郵便ポスト。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の電子郵便ポストにおいて、
    前記受信用ポストは、前記第2検出手段が非正規郵便物の投函を検出した場合に、前記集配者にメッセージを提示する手段を有することを特徴とする電子郵便ポスト。
  7. 郵便サーバにネットワークを介して接続され、郵便サービスの利用者 側に個別に設けられた電子郵便ポストと、当該電子郵便ポストに投函された郵便物の集配管理を含む郵便処理を行う郵便管理センタに設けられた郵便サーバと、から構成される電子郵便ポストシステムであって、
    前記各電子郵便ポストは、
    前記各郵便物に、電波により書き込み及び読み出しが可能な差出人情報、宛先人情報及び郵便物内容情報が記録される記録媒体が添付され、
    利用者が投函し且つ集配者が回収する郵便物のための送信用ポストと、
    前記集配者が投函し且つ前記利用者が回収する郵便物のための受信用ポストと、
    を含み、
    前記送信用ポストは、
    郵便物に添付された前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段の検出結果に基づき、回収リクエストを含む郵便情報が前記集配者に送信されるようにする第1送信手段と、
    を含み、
    前記受信用ポストは、
    郵便物に添付された前記記録媒体と通信し、正規郵便物が投函されたか否かを検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段の検出結果に基づき、回収リクエストを含む郵便情報が前記利用者に送信されるようにする第2送信手段と、
    を含み、
    前記郵便サーバは、
    前記電子郵便ポストら回収リクエストが送信された場合に、郵便処理のために回収を必要とする郵便物の郵便物回収ルートを変更するルート変更手段と、
    前記変更された郵便物回収ルートを前記集配者に通知する通知手段と、
    を含むことを特徴とする電子郵便ポストシステム。
  8. 請求項記載の電子郵便ポストシステムにおいて、
    前記郵便サーバは、
    差出人が投函した正規郵便物が宛先人の前記受信用ポストに投函された場合、当該正規郵便物の郵送完了通知を前記差出人に通知する完了通知手段を含むことを特徴とする電子郵便ポストシステム。
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