JP3663410B2 - 車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 - Google Patents
車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3663410B2 JP3663410B2 JP2003360572A JP2003360572A JP3663410B2 JP 3663410 B2 JP3663410 B2 JP 3663410B2 JP 2003360572 A JP2003360572 A JP 2003360572A JP 2003360572 A JP2003360572 A JP 2003360572A JP 3663410 B2 JP3663410 B2 JP 3663410B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- card
- vehicle
- key
- return
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 227
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 204
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 131
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 74
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 56
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 56
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 44
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 32
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 29
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 22
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 13
- 230000035622 drinking Effects 0.000 claims description 6
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims description 5
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 98
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 28
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 22
- 230000008859 change Effects 0.000 description 17
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 15
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 12
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 7
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000009471 action Effects 0.000 description 5
- 230000001476 alcoholic effect Effects 0.000 description 4
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 3
- 230000035987 intoxication Effects 0.000 description 3
- 231100000566 intoxication Toxicity 0.000 description 3
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 3
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 2
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 2
- 238000012905 input function Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 235000013334 alcoholic beverage Nutrition 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000029305 taxis Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
また、上記特許文献2に記載の技術では、所定の貸し出し手続きにより無線を通じてレンタカーの鍵が解除され、貸出前と返却前のレンタカーの情報を比較することにより、レンタカーの状況に応じた貸出料金の精算を行う車両貸出装置が提案されている。
二に、レンタカーを予約する前に会員証の発行が必要であるため、予め既存営業所及び情報通信手段による会員証取得の手間がかかり即時利用の対応が出来ていない。
三に、会員証を紛失し、これが不正に使用された場合でも、これを防止することができない。
四に、予約番号を利用者に入力させること自体が、間違いが生じやすいシステムであり、聞き間違い、言い間違い等が生じて、誤った予約番号を入力した場合、無人化された夜間の貸出ができず、利用者が困窮する事態になる。
夜間営業のためには、昼間営業と比較してより一層の防犯体制を整えることが必要とされ、例えば、車両貸出装置のいたずらを防止等も配慮する必要がある。
また、特に夜間営業では、利用者の「いざという時のレンタカー利用」が大半であると予測され、急な利用を欲する利用者の利便性を図るために、車両貸出のための事前予約を不要とすることが必須となる。
ボックスの情報と、読取装置にて読み取った該ボックスに格納される鍵に付随するIDタグの情報とが、関連付けて制御手段の記憶部に格納され、鍵の排出指令を受けた制御手段は、記憶部を参照して当該鍵の格納されたボックスを確定し、当該ボックスを排出口に開口させるよう収納部を回転駆動するよう制御するものである。
前記制御手段は、カード読取手段と、会員証読取手段と、免許証読取手段とのすべてにおいて、挿入口に挿入されたカードが存在しないことを検出したときのみ、鍵貸出返却手段の鍵貸出機能を機能させるものである。
図1は本発明の実施例1に係る車両貸出返却システムの主要素を示すブロック図、図2は車両貸出返却システムの全体的な構成を示すブロック図、図3は車両貸出返却システムの情報の流れを示す機能ブロック図、図4は中央制御装置の構成を示す図である。
図5は無人営業所の一例を示す図、図6は本部と無人営業所の制御関係を示すブロック図、図7は車両貸出返却機の一例を示す斜視図である。
図8は鍵を示す図、図9は鍵貸出返却装置の構造を示す図である。
図10は会員証の構成を示す図、図11は会員証発行システムを示す図、図12は会員登録処理の全体的な流れを示す図、図13は会員登録処理の流れ図、図14はレンタル予約処理の全体的な流れを示す図、図15はレンタル予約処理の情報の流れを示す機能ブロック図である。
図16は貸出返却処理の全体的な流れを示す図、図17は受付処理過程の流れ図、図18は車両貸出返却機のディスプレイに示される受付処理及び貸出処理の映像の一例を示す図、図19は貸出処理過程の前部の流れ図、図20は車両貸出返却機の表示部に示される当日貸出予約処理の映像の一例を示す図、図21は貸出処理過程の後部の流れ図、図22は車両貸出返却機の表示部に示される貸出処理の映像の一例を示す図、図23は返却処理
過程の流れ図、図24は車両貸出返却機の表示部に示される返却処理の映像の一例を示す図、図25は鍵管理モジュールの流れ図である。
車両貸出返却機7は具備される制御装置15に制御されており、中央制御装置5と各制御装置15・15・・・とは情報通信手段50により接続されて、営業所8の車両貸出返却機7の制御装置15で処理された情報は、本部6の中央制御装置5において集中管理される構成としている。
これにより、車両の情報及び会員の情報を一元的に管理することが可能となり、レンタカーサービスを利用する会員の管理や、車両の管理が容易となるとともに、広域的なサービスの提供が可能となる。また、中央制御装置5において車両の全てを集中管理するため、予定返却営業所以外の営業所に車両が返却されたとしても、常に、車両の状況を把握することができるため、その場での追加費用の精算が可能である。
これにより、有人の営業所と同様に無人営業所においても、レンタカーサービスの利用者の、貸出予約時ではなく貸出時の状況を確認することができ、確実に利用者を把握することが可能となる。
サービスを利用することのできる対象は、個人及び法人であり、個人ではクレジットカードや即時決済型カード等の信用を付帯した決済可能カードを利用できることがシステム利用者の条件となる。また、個人及び法人に拘わらず、会員規約に従うことを了承することが利用者の条件となる。また、会員規約として、例えば、免許証の内容を登録すること、映像及び指紋の収録を許可すること、不足燃料使用料は決済可能カードによる使用後の
精算制とすること、事故等による破損があれば申告すること、免許失効や免許停止の状態でないこと、飲酒運転をしないこと、等が挙げられる。
これにより、レンタカーサービスの利用者である会員を、信用の付帯された決済可能カード保持者に限定するとともに、使用料の支払いはカード決済を原則とし、現金を使用しないことで無人の営業所の防犯性を高め、無人営業所の実現性が高められている。
特に、夜間の営業を行うためには夜間勤務に対する特別手当のために人件費が昼間の営業に比較して多くかかるが、そのための費用を削減することができる。また、24時間営業できることで、夜中や早朝の貸出及び返却が可能となり、気易いレンタカーの利用の促進が期待される。
例えば、駅前に位置する駐車場を利用し、該駐車場を車両の貸出・返却場として利用することができる。回送・清掃業者は、必要に応じてこの駐車場に配車すれば良いので、地価の高い駅前に広いスペースを必要とすることなくレンタカーサービス営業所のサテライト営業所を設けることができる。但し、常に数台の車両を駐車するためのスペースを駅前の駐車場に車両貸出返却機7を備えて24時間貸出返却可能な無人営業所とすることもできる。頻繁な利用が見込まれる駅前では、サイクルの早い利用が見込まれ、収益の増加に繋がることが期待される。
次に、本発明に係る車両貸出返却システム及び車両貸出返却機の構成について詳細に説明する。
そして、本部6の中央制御装置5と、警備会社9の制御処理端末9aと、カード決済会社10の制御処理端末10aと、監視センタ11の制御処理端末11aと、回送・清掃業者12制御処理端末12aと、修理業者13の制御処理端末13aとが、情報通信手段50を介して接続され、情報を双方向に送受信可能とされている。
する。
なお、図4に示す如く、本システムの中枢制御機能を果たす中央制御装置5の記憶部70には、データベースが構築されており、このデータベースに本システムの情報が集中して格納されている。
前記カード決済会社10は、サービス利用料決済と会員信用付帯を請け負う機関である。
車両貸出返却システムを利用する会員は、カード決済会社10の発行する決済可能なカード(決済可能カード)を所持している必要がある。
但し、携帯電話等の携帯情報端末にて決済機能が付加されているものであれば、携帯情報端末を決済可能カードとしての機能を果たすものとして利用することができる。
カード決済会社10の制御処理端末10aでは、中央制御装置5からの情報及び指令を受けて、車両貸出返却システムにおいて発生するサービス利用料(レンタカーの貸出料)の決済が行われる。また、カード決済会社10の発行する決済可能カードにより、会員の信用が認証され、すなわち、決済可能カードに付帯された信用が、中央制御装置5にて会員登録の可否を決定する判断材料とされている。
前記監視センタ11は無人営業所8の監視を請け負う機関である。但し、特別に監視センタ11を設けずとも、監視センタ11としての機能を警備会社9に委託することもできる。
監視センタ11では、各営業所8に備えられた車両貸出返却機7のカメラ装置22により捉えられた映像を監視しており、該カメラ装置22では動体が検知されれば撮像される構成としている。カメラ装置22の捉えた映像に異変があれば、その異常情報が直ちに本部6の中央制御装置5及び警備会社9の制御処理端末9aに伝達されるとともに、本部6及び警備会社9に在中するサービス員に報告され、警備会社9よりサービス員が異変のある営業所8に派遣される。警備会社9及び監視センタ11では24時間体制を備えており、監視センタ11からの報告に常時対応することができるようにしている。
また、監視センタ11では、各営業所8に備えられた非常用電話30に応答するサービス員としての監視員が配置されている。
前記警備会社9は無人営業所8の警備を請け負う機関である。
警備会社9では、各営業所8に備えられた360度監視カメラ14にて捉えられた映像を監視しており、該監視カメラ14では動体が検知されれば撮像される構成としている。従って、該監視カメラ14では、車両の出発時及び着時の映像や、営業所に出入りする人々が撮像されることとなる。これにより、出発時と帰着時の車両の状態から、貸出中に事故が発生した場合には事故の立証をすることができ、また、盗難等の予防及びその対処を
行うことができる。
警備会社9では24時間体制を備えており、映像に異変があれば、その異常情報が直ちに本部6の中央制御装置5に伝達されるとともに、本部6に在中するサービス員に報告され、警備会社9よりサービス員としての警備員が異変のある営業所8に派遣される。
前記回送・清掃業者12は、車両の回送を請け負う機関である。
回送・清掃業者12は、本部6の中央制御装置5からの指令を受けて、必要な車両を必要な営業所に配車する。また、本部6の中央制御装置5からの指令を受けて、該当する車両を営業所より回収する。さらに、車両は必要に応じて回送・清掃業者12によって修理業者13へ配送されることもある。
前記修理業者13は、車両の修理機能を請け負う機関である。
修理業者13は、本部6の中央制御装置5からの指令を受けて、修理業者13へ配車された車両を修理・修繕・点検する。修理業者13では車両の修理・修繕・点検が済めば、修理・点検の内容や料金等の修理情報を本部6の中央制御装置5へ伝達し、中央制御装置5ではこの修理情報が取得されて、車両情報と関連付けて記憶部70に格納される。
本部6は、車両貸出返却システムの統率を行い、また、制御を行うための機関であり、これらの機能を本部6に備えられた中央制御装置5が果たしている。
中央制御装置5では、車両の貸出を予約するための予約システム、会員の管理や登録を行う会員管理システム、未精算の料金を計算し不足分をカード決済会社10に報告する未精算請求システム、車両の管理を行う在庫管理システム、必要な営業所8に必要な台数の車両を配送し、また、不要な車両を回収するために回送・清掃業者12に回送を注文する回送指示システム、貸し出され返却された車両の清掃を行う清掃指示システム、損傷を受けた車両を修理するために修理業者13に修理・修繕を注文する修理・修繕システムが、構築されている。これらの各システムによって、車両貸出返却システムが構成されている。
営業所8は、車両貸出返却システムにおいて、車両の貸出及び返却を行う機関である。
図5乃至図7に示す如く、営業所8には、車両貸出返却機7を内部に配置したボックス16が配置されている。ボックス16は外部から内部を見ることができるように構築されている。無人の営業所8であるが、ボックス16には営業員待機用の制御室を設けることもできる。
また、営業所8には車両を待機させておくための駐車スペース17、ゲート18、360度監視カメラ14等が設けられている。さらに、貸出可能車両の有無等を表示するための手段となる電飾板19も備えられている。駐車スペース17は一台の車両が駐車できる空間があれば営業を行うことが可能である。
開閉装置20には、ゲート18と、該ゲート18を開閉駆動するための駆動手段と、会員証の認証手段と、ゲート18下方の地面に埋設されたIDタグ読取手段とが備えられている。ID読取手段は、車両のフロント部に取り付けられたIDタグを読み取るための手段である。
出入りにかかわらず、ゲート18を車両が通過しようとする際には、IDタグ読取手段によって車両に取り付けられたIDタグが読み取られる。IDタグの情報は開閉装置20から制御装置15へ伝達される。
車両が駐車スペース17より出ようとする際には、IDタグの情報と制御装置15の記憶部に格納された貸出管理データとが照合され、貸出処理の済んだ車両であれば、開閉装置20の駆動手段にてゲート18が開閉駆動されるとともに、IDタグの情報が制御装置15の記憶部に時間情報とともに格納される。また、車両が駐車スペース17に入ろうとする際には、開閉装置20の駆動手段にてゲート18が開閉駆動され、IDタグの情報が制御装置15の記憶部に時間情報とともに格納される。
なお、IDタグが取り付けられていない車両がゲート18を通過しようとする際には、会員承認証手段の会員証挿入口に会員証を挿入し、会員であると認証されれば、ゲート18が開閉駆動される。これにより、駐車スペース17に自家用車を停めて、車両を借りようとする利用者や、回送・清掃業者12に対応することができる。
監視カメラ14の映像は監視センタ11で見ることができ、監視センタ11では監視カメラ14の映像を基に、営業所8の異常が検知される。
電飾板19は、車両貸出返却機7の制御装置15に接続され、さらに、制御装置15から情報通信手段50を介して電飾板19が中央制御装置5により制御されている。電飾板19に表示されるテロップは、本部6の中央制御装置5により決定され、該電飾板19には予約無しに貸出可能な車両の情報を表示されるようにして、会員が営業所8に入場する前に貸出可能な車両の有無を確認することが可能とされている。
ここで、図6及び図7を用いて、前記車両貸出返却機7の構造について詳細に説明する。
すなわち、車両貸出返却機7には、入力機能、撮影機能、印字出力機能、決済カード確認機能、指紋読取機能、会員証読取機能、免許証読取機能、鍵車両貸出返却機能、酒気帯び検出機能、非常事態通報機能が備えられている。
該制御装置15には、ディスプレイ装置21・カメラ装置22・カード読取装置23・印字装置24・鍵貸出返却装置25・指紋認証機能付き会員証読取書込装置26・免許証読取装置27・酒気帯び検知装置32の、車両貸出返却機7に備えられた各装置や、ゲート18の開閉装置20が接続され制御されている。
前記入力部及び表示出力部としてのタッチスクリーン機能を備えたディスプレイ装置21は、車両貸出返却機7の正面の操作しやすい位置にその表示部(ディスプレイ)が配置されている。ディスプレイ装置21はタッチスクリーン機能を備えたタッチ式ディスプレイであり、利用者の煩雑な負担を避けることを目的として採用されている。
そして、ディスプレイ装置21の表示部の上方に、表示部を見ながら操作する利用者を撮影できるように、撮像手段としてのカメラ装置22が設けられている。カメラ装置22で撮影された映像の情報(利用者像情報)は、制御装置15より情報通信手段50を介して監視センタ11の制御処理端末11aに伝達され、記憶部としての利用者像記憶データベースに所定日間保管されるとともに、出力部としての表示部に表示されて監視センタ11配置されたサービス員によるチェックを受ける。
このように、車両貸出返却機7の利用者をカメラ装置22にて撮影することにより、カメラ装置22を利用者が意識することにより、犯罪を抑制力が作用し、車両貸出返却機7の破壊行為等の抑制が期待される。また、監視センタ11にて利用者像情報を所定日間保管することにより、貸出後に犯罪が発生した場合に、該利用者像情報を犯罪者を捕えるための有効な手がかりとすることができる。
車両貸出返却機7のディスプレイ装置21の表示部の右側方には、カード読取装置23、印字装置24が備えられている。
カード読取装置23は、サービス利用料金の精算時にクレジットカードや即時決済型カード等の信用を付加した決済可能カードの利用を義務付けるため、この決済可能カードの有効性を確認するための手段として備えられているものである。なお、決済可能カードの有効性を確認するための項目として、例えば、盗難等により入手された事故カードでないか、カードの期限が切れていないか、保証残高は十分であるか、等の一般的にクレジットカードでの取引において確認されている事項が挙げられる。
そして、有効であると確認された決済可能カードは順次受付され精算処理が行なわれる。例えば、決済可能カードがクレジットカードの場合、サービス利用料金が精算されてクレジット売上票が印字装置24により印字され、また、決済可能カードが即時決済型カードの場合はサービス利用料金が精算されて領収書が印字装置24により印字される。
レンタカーサービスを利用することのできる会員に付与される会員証60には、図10に示す如く、会員登録時に登録され暗号化された会員自身の指紋データ61と、会員の個人情報を具備する会員データ62が保持されている。前記会員データ62に具備される個人情報として、例えば、法人会員・個人会員の識別、会員名、会員登録データを引き出すための会員番号、免許証情報等が含まれている。なお、会員番号はレンタルシステムに固有であって各会員にユニークな番号とすることも、或いは、会員の免許証番号とすることもできる。
但し、会員証60の書換可能印字部63にポイントも印字することができる。利用者の利用金額に応じてポイントが付加され、蓄積されたポイントに応じた割引サービスや、クーポン発行サービス等により、利用金額が会員に還元されるシステムとすることもできる。この場合、車両の返却時に、事故等による破損があれば、蓄積されたポイントの減点等の処置を講ずることもできる。
このように、指紋情報等の個人情報を会員証60であるICカード上に保持してデータベース等に保存しないことで、万が一の事態においても個人情報の漏洩を防止することができ、会員の情報の秘匿性を確保することができる。
車両貸出返却機7のディスプレイ装置21の表示部の手前には、指紋認証機能付き会員証読取書込装置26が備えられている。
上述の会員証60の情報を読み取るための装置である、指紋認証機能付き会員証読取書込装置26は、車両貸出返却機7のインターフェイスにおいて、会員証60を挿入するための挿入口26aと指紋を採取するために指を載せる指紋採取部26bとが設けられている。会員証読取書込装置26には、挿入口26aに会員証60が挿入されれば、該会員証60は読取位置まで搬送され、会員証60に付随されている情報である会員データ62と
指紋データ61とが読み取られる。そして、指紋採取部26bに載せた指の指紋がスキャンされ、指紋データ61と読み取られた指紋との照合が行われ、合致すれば会員であると認証される。
会員認証が終了すれば、会員証60から読み取られた会員データ62のうち会員番号が、中央制御装置5に情報通信手段50を介して送信され、これを受信した中央制御装置5からは、貸出管理データが情報通信手段50を介して制御装置15に送信される。
貸出管理データには、貸し出しする車両の車種や登録番号等から成る予約車データと、貸出及び返却日時、会員番号等から成る予約データが具備されている。貸出管理データを受信した制御装置15は、会員証読取書込装置26に会員証60の書換可能印字部63にプレートナンバーを印字するように指令を出し、会員証読取書込装置26では会員証60の書換可能印字部63にプレートナンバーの印字が為される。なお、このとき会員証60に印字されたプレートナンバーは、返却時に消去される。
また、会員証60にプレートナンバーを印字することで、会員はプレートナンバーの認識を高めることができ、例えば、プレートナンバーにて呼び出しを受けたときに車両を見ずとも車両のプレートナンバーを確認することができるようにしている。
車両貸出返却機7のディスプレイ装置21の表示部の手前には、免許証読取装置27が備えられている。
上記会員証読取書込装置26において指紋認証チェックにより会員本人として認証されたとしても、免許証の不携帯者に車を貸し出すことはできない。そこで、免許証読取装置27は、免許証の有効性を確認することを目的として備えられている。
免許証読取装置27はOCR(光学式文字読取装置)とし、免許証に記載されている情報が読み取られ、制御装置15に備えられたプログラムにより判読されて、その情報がデジタル化される。なお、免許証読取装置27にて読み取られた免許証画像を、システムを利用した証拠として中央制御装置5に備えられた記憶部に構成される免許証画像データベース39に保管することもできる。
法人会員の場合は、免許証の不携帯と、免許有効期限及び許可されている車種のチェックを行うことを目的としている。
そして、車両貸出返却機7の制御装置15には、酒気帯び検知装置32が接続されている。酒気帯び検知装置32は、ボックス16内の空気を吸気し、その中に含まれるアルコール濃度を検出するものであり、酒気帯びを検出することによって非酒気帯びが確認された利用者に対して、車両貸出返却機7での貸出返却処理を進行させるようにしている。酒気帯び検知装置32は、飲酒者に車両が貸し出されてしまうことを避けるために備えられており、映像では捕えきれない利用者の状態を検知することを可能としている。
酒気帯び検知装置32の吸気口は車両貸出返却機7のインターフェイスに設けることも、或いは、ボックス16内の車両貸出返却機7を利用する人の呼気を良好に採取することのできる適宜位置に設けることもでき、車両貸出返却機7を閉じられた空間であるボックス16内に配置することによって、酒気帯びの検出が可能とされている。
酒気帯び検知装置32にて検出されたアルコール濃度が、制御装置15において所定値以上であると判断されれば、車両貸出返却機7のディスプレイ装置21の表示部にアルコールが検出されために貸出が不可能である旨が表示され、スピーカ29よりアラームが発されるとともに、監視センタ11の制御処理端末11aや警備会社9の制御処理端末9aへ、その旨が伝達される。
車両貸出返却機7のディスプレイ装置21の表示部の左側方には非常用電話30が備えられている。
非常用電話30は、車両貸出返却機7の使用方法がわからないときや、故障時、緊急事態発生時等に監視員と連絡を取るためのものである。非常用電話30の受話器を上げる若しくは受話器を上げて所定の操作を行うと、監視センタ11に直接接続され、監視センタ11に配置されたサービス員としての監視員により、その事態に応じて警備会社9に連絡する等の処置が採られる。
さらに、車両貸出返却機7には、非常時のための装備として、無停電装置28が備えられており、落雷等による瞬電や停電に備えた電源装置が装備されている。停電等によるシステムダウンを防止し、停電時でも車両貸出返却機7を利用できるようにして、非常時に備えている。
また、車両貸出返却機7には、非常時のための装備として、システムが故障した場合や、システムを更新する場合に、情報通信手段50により接続された中央制御装置5から車両貸出返却機7の制御装置15にアクセスしてプログラムの更新や修理を行うことができるようにしている。従って、システムの故障時にも、時間的ブランクなく復旧させて使用可能な状態とすることができる。
車両貸出返却機7の店舗ディスプレイ装置21の表示部の右側方には、鍵貸出返却装置25が備えられている。鍵貸出返却装置25は、車両の鍵33に付けた非接触型IDタグ47を自動認識させて、鍵33と車両の管理するための装置である。
次に、鍵貸出返却装置25の構造について詳細に説明する。
なお、IDタグ47としてRFID等のIDチップを採用し、鍵33そのものにIDタグ47を埋め込む構造とすることもできる。この場合、鍵33からキーホルダ51が取り外された結果、鍵33からIDタグ47が離れて認識不能となる事態や、キーホルダ51のみが返却され鍵33が盗難される事態の発生を防止することができる。
鍵33の貸出時には、貸出管理データに基づいて、鍵管理データベース31を参照して該当する鍵33が収納されているキーボックス34が確定され、当該キーボックス34が貸出排出口36に至るまで環状の鍵収納部35が回転駆動されることによって、貸出排出口36から鍵貸出口25aに鍵33がドロップアウトされる。このとき、ドロップアウトされた鍵33の情報が鍵貸出データとして情報通信手段50を介して中央制御装置5に送信され、中央制御装置5では、鍵貸出データが貸出管理データと関連付けて記憶部に構成された貸出返却管理データベース73に格納される。
また、返却予定にない営業所8に車両が返却された場合でも、鍵貸出返却装置25のスキャナ38により鍵33に付けられたIDタグ47の情報が読み取られ、制御装置15より中央制御装置5にその鍵返却情報が送信されることによって、常に車両の情報が中央制御装置5において集中管理されることとなる。
次に、車両貸出返却システムにおける会員登録処理について説明する。
会員登録は、会員登録をしようとする利用者が、会員登録を行うための有人の営業所8若しくは本部6を訪れて登録作業を行うことによって成立し、登録された会員に対して会員証60が発行される。但し、会員登録は、本部6や友人又は無人の営業所8で行うこともできるし、若しくは、会員登録用の業者を利用することもできる。
この場合、上記制御処理端末40としての機能を制御装置15が果たし、クレジットカード等の決済可能カードの情報を読み取るための上記カード読取装置52としての機能をカード読取装置23が果たし、免許証の画像を取り込むための上記免許証読取装置43としての機能を免許証読取装置27が果たし、会員登録をプリント出力するための上記印字出力装置41としての機能を、印字装置24が果たし、上記会員証登録・発行機42及び上記指紋データ登録装置44としての機能を会員証読取書込装置26が果たす。
会員登録処理は大概して、図12に示す如く、免許証の情報を取得する免許証取得過程(S230)と、クレジットカード等のサービス使用料を決済可能なカードの情報を取得するカード情報取得過程(S231)と、免許証の情報とカードの情報と会員登録を希望する未登録会員の個人情報から会員登録用のデータを作成する会員登録データ作成過程(S232)と、会員登録データの内容を認証し会員登録する会員登録過程(S233)と、会員証を発行する会員証発行過程(S234)とから成る。
まず、免許証取得過程(S230)では、個人会員登録される未登録会員の免許証が免許証読取装置43でスキャンされ(S211)、免許証の内容が解読用ソフトによって解読されてデジタル化され、免許証番号、生年月日、有効期限等の情報が制御処理端末40に取得される(S214)。制御処理端末40では、免許証読取装置43による免許証読み取りが正常に行われたかチェックされ(S212)、誤読等があれば修正作業が行なわれる(S213)。
そして、会員登録データの内容は印字出力装置41で出力され、被登録者は登録される内容を確認した後、内容を承認する(S217)。会員登録データの内容が承認されれば、該会員登録データは制御処理端末40より情報通信手段50を介して中央制御装置5に伝達され、中央制御装置5の記憶部に構成される会員管理データベース45に会員登録受付番号に関連付けられて蓄積される(S218)。
中央制御装置5では、カード決済会社10からの回答に基づいて、会員証60作成の可否が判断され(S219)、その結果、決済可能カードに信用が付帯されていなければ、会員登録されず、決済可能カードに信用が付帯されていれば、会員登録される。会員証60作成の可否は、制御処理端末40へ情報通信手段50を介して伝達される。
そして、決済可能カードに信用が付帯されていれば、会員証60作成の可否の情報とともに、会員管理データベース45に蓄積されている会員登録データを呼び出すための情報(本実施例においては、会員番号としている)が付与されて制御処理端末40に伝達され、会員登録データに基づいて会員証60が作成される(S221)。
さらに、指紋データ登録装置44にて登録会員の指紋がスキャンされて制御処理端末40に取得され、暗号化されたのち、指紋情報として会員証60に付加される(S223)。このように、登録会員の指紋情報は中央制御装置5やその他の営業所8に備えられた機器に保存・蓄積されること無く、会員証60に保存される。
そして、会員証発行過程(S234)において、会員証登録・発行機42にて会員証60が発行されることによって会員登録処理が終了する(S224)。
次に、レンタル予約処理を、図14に示す流れ図及び図15に示す機能ブロック図に基づいて、手順に沿って説明する。なお、図15では矢印で情報の流れを示している。
レンタル予約処理は、大概して、会員より車両の貸出を受け付け貸出希望車両の情報を取得し予約データを取得する予約データ取得過程(S240)と、予約データより車両の貸出の可否を決定する予約車決定過程(S241)と、予約データと予約車データ等から成る貸出管理データを作成する貸出管理データ作成過程(S242)と、中央制御装置5及び営業所8の制御装置15にて貸出管理データをデータベースに蓄積し待機状態とさせる貸出管理データ取得過程(S243)と、回送・清掃業者12に予約車の情報を伝達し回送を指示する回送指示過程(S244)とから成る。
レンタル予約処理において、まず、会員より車両の貸出を受け付け、貸出希望車両の情報を取得し、これに基づいて予約データ作成し、中央制御装置5にて予約データを取得する予約データ取得過程(S240)の処理が行われる。
予約データの入力は、インターネット上に公開されたレンタル会社のホームページ上で入力して行ったり(インターネット予約)、有人の営業所8への訪問やファクシミリや電話等で予約データの内容を承ったサービス員が中央制御装置5や制御装置15に入力して行ったり、無人営業所8の車両貸出返却機7に入力して行ったりすることができる。
上述の如く、中央制御装置5に予約データが伝達され取得されると、中央制御装置5にて記憶部70に構成される車両登録データベース71及び配車データベース72が参照され、予約希望された車両が配車可能であるかが判断される。
車両登録データベース71は中央制御装置5の記憶部70に構成されており、該車両登録データベース71には、車両の車種、プレートナンバー、鍵ID情報、登録番号等の車両を識別可能な車両情報が登録番号に基づいて参照可能であるように格納されている。
また、配車データベース72は中央制御装置5の記憶部70に構成されており、修理業者13や回送・清掃業者12の情報を受けて、回送・清掃業者12によって配送可能な車両の登録番号が日時に関連付けられて格納されている。
上記車両登録データベース71と、配車データベース72とが参照され、予約データの条件に合致する車両がなければ予約不成立と判断され、また、予約データの条件に合致する車両があれば予約成立と判断されて、該当する車両が予約車として決定される。
上述の如く決定された予約車の車両情報が車両登録データベース71より抽出されて予約車データとされ、該予約車データと、予約データと、会員番号とから成る貸出管理データが作成される。この貸出管理データにより、貸し出される車両と、その車両情報、貸出日時、返却日時、利用会員等を特定することができる。
貸出管理データが、会員の所有する情報処理端末、或いは制御装置15に伝達され、予約の成立と貸出管理データが表示部に表示されることによって、予約しようとする会員に予約の成立が伝達される。
中央制御装置5において、予約車データと予約データと会員番号とから成る貸出管理データが、合わせて貸出管理データとして記憶部70に構成される貸出返却管理データベース73に格納されるとともに、貸出管理データが車両が貸し出される営業所8の制御装置15に情報通信手段50を介して送信される。
貸出管理データを受信した営業所8の制御装置15では、制御装置15の記憶部に構成される貸出管理データベース53に貸出管理データが格納される。貸出管理データは、当該営業所8における貸出管理を行うために利用され、この貸出管理データに基づいて、車両貸出返却機7が制御されることとなる。
中央制御装置5において、貸出管理データのうち予約車データと予約データとが、回送・清掃業者12の制御処理端末12aに情報通信手段50を介して送信される。
予約車データと予約データとを受信した回送・清掃業者12の制御処理端末12aでは、これらの情報に基づいて配送・回送予定を作成し、所定の時間に所定の営業所へ予約車を配送する。また、所定の時間に所定の営業所より利用済み車両を回送する。
次に、本発明に係る車両貸出返却システムを利用した車両貸出返却方法の貸出返却処理について説明する。
まず、受付処理過程(S11)について、図17に示す流れ図に基づいて説明する。同時に、処理の流れに沿って、車両貸出返却機7のディスプレイ装置21の表示部に表示される案内映像の一例を示すが、案内画像の内容及びその構成は本実施例に限定されるものではない。
正規会員でなければ受付不可モジュールに移行され(S36)、処理が終了される。
続いて、貸出処理過程(S12)について、図19及び図21に示す流れ図に基づいて説明する。
利用者が会員証読取書込装置26の指紋採取部26bにタッチしたことが検出されれば、指紋読取処理が行われる(S43)。読み取られた指紋は、会員証読取書込装置26によって会員証60より読み出された指紋データ61と比較され、指紋の照合が行われ、指紋照合が終了すれば、利用者の会員認証が終了する。指紋読取処理に不具合が生じたり、指紋データ61と指紋が一致していると判断されなかったり等の指紋照合の不具合が規定回数を超えて発生すれば(S44)、受付不可モジュールに移行され(S45)、処理が終了される。
免許証の挿入行為に不具合が規定回数を超えて発生すれば(S48)、受付不可モジュールに移行され(S45)、プログラムが終了される。
なお、利用者が法人会員であれば、免許証の画像データ又はデジタル化されたデータが、制御装置15より中央制御装置5に送信されて、中央制御装置5の免許証画像データベース39に一時的に記憶される。
利用者が貸出予約を済ませていれば、予約内容を示す映像(D5)がディスプレイ装置21の表示部に表示され、利用者はその予約内容を確認し(S52)、返却予定時間や返却予定営業所に変更があれば(S53)、予約変更モジュールに移行される。(S54)
予約変更処理は、利用者がディスプレイ装置21の表示部に表示された映像による誘導に従って、入力操作することにより行われ、変更内容は貸出管理データに記録され、更新された貸出管理データは、制御装置15の貸出管理データベース53に格納されるとともに、制御装置15から中央制御装置5に送信され貸出返却管理データベース73に格納される。そして、中央制御装置5より更新された貸出管理データが、返却の予定されていた営業所に送信され該営業所の制御装置15の貸出管理データベース53から消去され、新規に返却予定営業所とされた営業所に送信され該営業所の制御装置15の貸出管理データベース53に格納される。これにより、予約内容の更新が行われ、予約変更処理が終了する。
なお、利用者が貸出予約を済ませていなければ、当日貸出モジュールに移行する(S51)。
当日貸出処理が開始されれば、図20に示す如く、ディスプレイ装置21の表示部に当該営業所8において現時点において貸出可能な車両のリストの映像(D11)が表示出力され、利用者がタッチパネルへの入力することにより、希望貸出車種が制御装置15に取得される。続いて、利用日数や返却予定営業所を入力要求するための映像(D12・D13)が表示出力され、利用者がタッチパネルへの入力することにより、当日貸出情報としての予約データが取得される。
貸し出す車両の車種・鍵情報・登録番号等から成る予約車データと、貸出営業所・貸出日時・返却予定日時・返却予定営業所等から成る予約データと、利用者の会員番号とからなる当日貸出管理データが作成される。この当日貸出管理データが、制御装置15から中央制御装置5へ送信され、貸出返却管理データベース73に格納されるとともに、返却予定営業所の制御装置15へ転送されることによって、当日貸出予約処理が終了する。
法人請求処理では、法人会員ごとに、一定期間毎の利用データが中央制御装置5の法人利用管理データベース46に蓄積され、利用データに基づいて一定期間毎に利用料が請求される。
決済可能カードの情報をもとに、決済可能カードのカード番号と、利用者の予定サービス利用料とから成る情報が、カード決済会社10の制御処理端末10aに送信される(S59)。決済可能カードが有効であり決済が行われれば、カード決済会社10の制御処理端末10aより、計算書や領収書等の決済データが中央制御装置5を介して制御装置15へ送信され、取得される(S60)。また、決済可能カードが無効であり決済が不可能であれば、その旨が制御処理端末10aより制御装置15へ送信され、受付不可モジュールに移行される(S61)。
そして、貸出管理データが印字装置24により印字出力され(S63)、会員証読取書込装置26によって会員証60に車両のプレートナンバーと利用ポイントとが書き込まれる(S64)。
ジュールが実行される(S70)。
次に、返却処理過程(S13)について、図23に示す流れ図を用いて説明する。
返却処理が開始されると、まず、図24に示す如く、返却処理を開始することを告げる映像(D16)がディスプレイ装置21の表示部に表示され、続いて、鍵の返却を促す映像(D17)がディスプレイ装置21の表示部に表示されて鍵管理モジュールが開始され、鍵返却処理が行われる(S80)。鍵返却処理の詳細な説明は後述する。
まず、燃料タンクが満たされている状態であるか否かを問う映像がディスプレイ装置21の表示部に表示出力され、利用者により入力された答えが制御装置15に取得され(S81)、燃料タンクが満たされている状態でなければ、不足燃料代金請求モジュールが実行される(S82)。
不足燃料代金請求モジュールでは、回送・清掃業者により車両が回送される際に燃料の確認が行われ、不足する燃料の請求金額が決定されるため、後日不足燃料を請求する旨がディスプレイ装置21の表示部に表示出力され、返却データに不足燃料請求可能である情報が付加される。
事故受付処理では、事故情報の登録や、受付を目的として利用者が有人の営業所へ来店させるために、営業所の場所や連絡先等がディスプレイ装置21の表示部に表示されるとともに印字出力され、さらに、返却データに事故請求可能である情報が付加される。また、会員証60に保存されているサービスポイントの減点処理等も行われる。
貸出条件通りの返却でなければ、貸出管理データと返却状況の差異に基づいて、貸出管理返却時間や返却営業所の変更に伴う費用の変更等の追加精算データが作成される(S87)。
ここで、利用者の法人・個人が判断され(S88)、利用者が法人会員であれば、追加精算データに基づいて法人請求処理が為される(S98)。
そして、決済可能カードがカード読取装置23の挿入口23aに正常に挿入されたことが検出されれば(S90)、決済可能カードの情報を読み取り、この情報に基づいて、追加精算料金とカード番号等から成る情報がカード決済会社10の制御処理端末10aに送信される(S91)。
そして、ディスプレイ装置21の表示部に返却処理が終了したことを告げる映像(D18)が表示され、返却処理過程が終了する。
次に、鍵管理モジュールについて、図25に示す流れ図に基づいて説明する。
そして、キーボックス34から排出された鍵33が鍵貸出口25aにドロップされると、鍵管理データベース31の情報が更新され(S115)、鍵貸出処理が終了され(S116)、鍵管理モジュールが終了する。
そして、IDタグ47の付随された鍵33を鍵貸出返却装置25の鍵返却口25bに投入することを要求する内容の出力表示が為される(S124)。鍵33が鍵返却口25bに投入されれば、鍵33は返却取入口37を通じて空のキーボックス34に格納される。鍵33がキーボックス34に格納されたことが検出されれば(S125)、スキャナ38にて鍵33に付随されたIDタグ47の読み取りが行われる(S126)。
図26は本発明の実施例2に係る車両貸出返却機の構造を示すブロック図、図27は車両貸出返却機の一例を示す図、図28は鍵貸出返却装置の構造を示す図、図29は鍵収納部の構造を示す図、図30は会員登録システムを示す図、図31は会員登録処理の全体的な流れを示す図、図32は会員登録処理の流れ図、図33は貸出返却処理の全体的な流れを示す図、図34は受付処理過程の流れ図、図35は貸出処理過程の流れ図、図36は返却処理過程の流れ図である。
なお、本実施例にかかるレンタカーサービスは、会員認証の手段として免許証を採用するため、その対象を個人会員に限定している。
ここで、図26及び図27を用いて、前記車両貸出返却機7の構造について詳細に説明する。
すなわち、車両貸出返却機7には、入力機能、撮影機能、印字出力機能、決済カード読取機能、免許証読取機能、鍵車両貸出返却機能、酒気帯び検出機能、非常事態通報機能が備えられている。
該制御装置15には、ディスプレイ装置21・カメラ装置22・カード読取装置23・印字装置24・鍵貸出返却装置25・免許証読取装置27・酒気帯び検知装置32の、車両貸出返却機7に備えられた各装置や、ゲート18の開閉装置20が接続され制御されている。
続いて、図27乃至図29を用いて実施例2に係る鍵貸出返却装置25について説明する。
前記車両貸出返却機7のインターフェイスには、鍵貸出返却装置25の、貸し出す鍵を排出する鍵貸出口25aと、返却する鍵を投入するための鍵返却口25bとが開口されている。
鍵貸出返却装置25には、貸し出すための鍵33を格納する鍵収納部35と、該鍵収納部35に格納されている鍵33に付随されたIDタグ47の情報を読み出すID読取部82と、鍵収納部35と鍵返却口25bとを連通させる連通路75と、鍵返却口25bに投入された鍵33に付随されたIDタグ47の情報を読み出すID読取部81と、鍵貸出口25aと鍵返却口25bとを連通させる排出路56と、鍵返却口25bと返却ボックス55とを連通させる搬送路57とが、設けられている。
さらに、鍵返却口25bの底部には、軸58に回動可能支承された振分板59が設けられ、振分板59は制御装置15の制御により、搬送路57側へ傾いて鍵33を返却ボックス55へ落下させたり、排出路56側へ傾いて鍵33を鍵貸出口25aへ落下させたりすることができるように構成されている。
なお、返却ボックス55に格納された鍵33は、車両貸出返却機7に設けられた開閉扉54を開いて車両貸出返却機7より取り出すことができる。回送・清掃業者12は回送・清掃業者12用のカードが付与され、車両貸出返却機7にてそのカードが認証され、且つ、開閉扉54に備えられた鍵穴に合致する鍵を持つものが、開閉扉54を開くことができるように構成されている。但し、強制的に開閉扉54を開こうとした場合、スピーカ29よりアラームが発されるとともに、監視センタ11の制御処理端末11aや警備会社9の制御処理端末9aへ、その旨が伝達される。
保持部材66は、円盤68の下面に固定された「く」字状のフック66aと、制御装置15の制御を受けて動作する係止片66bと、係止片66bを上下駆動する駆動手段66cとから成る。保持部材66に保持される鍵33は、鍵33に取り付けられたキーホルダ51がフック66aに引っ掛けられて係止片66bにより落下しないように係止されている。
各保持部材66には各保持部材66を識別可能な識別記号(本実施例では、保持部材番号)が付与されている。さらに、鍵33に取り付けられたキーホルダ51に付されたIDタグ47は、保持している情報を電磁的に読取可能とされている。
そして、フック66a又は係止片66bのうちいずれか一方が、読出アンテナとして機能するものとされ、電磁的にIDタグ47の情報を読み出すことのできるID読取部82において、フック66a又は係止片66bにIDタグ47が接触することによって、各保持部材66に保持されている鍵33に付されたIDタグ47の情報が電磁的に読み出される構成とされている。
制御装置15では、ID読取部82により読み出されたIDタグ47の情報が取得され、IDタグ47に付加された鍵33の情報(すなわち、車両情報)と、保持部材番号とが関連付けられて、鍵管理データベース31に格納される。従って、制御装置15にて鍵管理データベース31が参照されると、所望の車両の鍵33を保持する保持部材66を特定することができ、この結果、駆動手段66cにて特定の係止片66bを駆動し、鍵33の保持を解除することができる。
図30に示す如く、会員登録のために、制御処理端末40と、決済可能カードのカード情報を読み取るためのカード読取装置52、免許証の画像を取り込むための免許証読取装置43、会員登録をプリント出力するための印字出力装置41が用意される。制御処理端末40は、CPU等の演算処理部、メモリ等の記憶部、キーボードやポインティングデバイス等の入力部、モデム等の通信処理部等の各手段が備えられたコンピュータを具備しており、このコンピュータは一般的な構造のコンピュータを採用することができるため、詳細な説明は省略する。
会員登録処理は大概して、図31に示す如く、免許証の情報を取得する免許証取得過程(S430)と、クレジットカード等のサービス使用料を決済可能なカードの情報を取得するカード情報取得過程(S431)と、免許証の情報とカードの情報と会員登録を希望する未登録会員の個人情報から会員登録用のデータを作成する会員登録データ作成過程(S432)と、会員登録データの内容を認証し会員登録する会員登録過程(S433)とから成る。
まず、免許証取得過程(S430)では、個人会員登録される未登録会員の免許証が免許証読取装置43でスキャンされ(S251)、免許証の内容が解読用ソフトによって解読されてデジタル化され、免許証番号、生年月日、有効期限等の情報が制御処理端末40に取得される(S254)。制御処理端末40では、免許証読取装置43による免許証読み取りが正常に行われたかチェックされ(S252)、誤読等があれば修正作業が行なわれる(S253)。
会員登録データには免許証に表示されている情報や、サービス利用時の暗証番号、会員の氏名、生年月日、連絡先、カード会社、カード番号、会員登録受付番号等の情報が登録される。
そして、会員登録データの内容は印字出力装置41で出力され、被登録者は登録される内容を確認した後、内容を承認する(S258)。会員登録データの内容が承認されれば、該会員登録データは制御処理端末40より情報通信手段50を介して中央制御装置5に伝達され、中央制御装置5の記憶部に構成される会員管理データベース45に会員登録受付番号に関連付けられて蓄積される(S259)。
中央制御装置5では、カード決済会社10からの回答に基づいて、会員証60作成の可否が判断され(S260)、その結果、決済可能カードに信用が付帯されていなければ、会員登録されず(S262)、決済可能カードに信用が付帯されていれば、会員登録される(S261)。このとき、会員登録される会員番号は免許証番号である。会員登録の可否は、制御処理端末40へ情報通信手段50を介して伝達され、会員登録処理が終了する。
なお、レンタル予約処理や、その他の会員認証等において、会員番号として免許証番号を使用する。
次に、本実施例に係る車両貸出返却システムを利用した車両貸出返却方法の貸出返却処理について説明する。
まず、受付処理過程(S311)について、図34に示す流れ図に基づいて説明する。
利用者が、ディスプレイ装置21の表示部に触れたことがタッチセンサにより検出され、制御装置15により検知されると、受付処理が開始される(S330)。受付処理の開始とともに、酒気帯び検知装置32からの警告信号がないかを判断し(S331)、酒気帯びが検知されれば、受付不可モジュールに移行され(S336)、処理が終了される。 続いて、免許証読取装置27の挿入口27aへの免許証の挿入が促され(S332)、免許証読取装置27の挿入口27aに免許証が挿入されると、免許証が読取位置まで引き込まれ、免許証の情報が読み取られる。
合致するものがなければ、正規会員でないと判断されて、この旨が制御装置15へ送信され、受付不可モジュールに移行され(S336)、処理が終了される。
続いて、貸出処理過程(S312)について、図35に示す流れ図に基づいて説明する。
利用者が貸出を目的とした会員であって会員認証が行われたとき、条件分岐S350にて、受付処理過程において取得された貸出管理データより、予約の有無が判断される(S350)。
また、条件分岐S353にて、返却予定時間や返却予定営業所に変更があることが、利用者により入力されれば、予約変更モジュールに移行される(S354)。
決済可能カードの情報をもとに、決済可能カードのカード番号と、利用者の予定サービス利用料とから成る情報が、カード決済会社10の制御処理端末10aに送信される(S359)。決済可能カードが有効であり決済が行われれば、カード決済会社10の制御処理端末10aより、計算書や領収書等の決済データが中央制御装置5を介して制御装置15へ送信され、取得される(S360)。また、決済可能カードが無効であり決済が不可能であれば、その旨が制御処理端末10aより制御装置15へ送信され、受付不可モジュールに移行される(S361)。
次に、返却処理過程(S313)について、図36に示す流れ図を用いて説明する。
返却処理が開始されると、鍵返却モジュールが開始され、鍵返却処理が行われる(S380)。
まず、燃料タンクが満たされている状態であるか否かを問う映像がディスプレイ装置21の表示部に表示出力され、利用者により入力された答えが制御装置15に取得され(S381)、燃料タンクが満たされている状態でなければ、不足燃料代金請求モジュールが実行される(S382)。
不足燃料代金請求モジュールでは、回送・清掃業者により車両が回送される際に燃料の確認が行われ、不足する燃料の請求金額が決定されるため、後日不足燃料を請求する旨がディスプレイ装置21の表示部に表示出力され、返却データに不足燃料請求可能である情報が付加される。
事故受付処理では、事故情報の登録や、受付を目的として利用者が有人の営業所へ来店させるために、営業所の場所や連絡先等がディスプレイ装置21の表示部に表示されるとともに印字出力され、さらに、返却データに事故請求可能である情報が付加される。
貸出条件通りの返却でなければ、貸出管理データと返却状況の差異に基づいて、貸出管理返却時間や返却営業所の変更に伴う費用の変更等の追加精算データが作成される(S387)。そして、決済可能カードをカード読取装置23の挿入口23aに挿入する要求と、追加精算データに基づく追加精算費用とが出力表示される(S388)。
そして、決済可能カードがカード読取装置23の挿入口23aに正常に挿入されたことが検出されれば(S389)、決済可能カードの情報を読み取り、この情報に基づいて、追加精算料金とカード番号等から成る情報がカード決済会社10の制御処理端末10aに送信される(S390)。
6 本部
7 車両貸出返却機
8 営業所
9 警備会社
10 カード決済会社
11 監視センタ
12 回送・清掃業者
13 修理業者
14 監視カメラ
15 制御装置
16 ボックス
18 ゲート
20 開閉装置
21 ディスプレイ装置
22 カメラ装置
23 カード読取装置
24 印字装置
25 鍵貸出返却装置
26 会員証読取書込装置
27 免許証読取装置
32 酒気帯び検知装置
33 鍵
34 キーボックス
35 鍵収納部
47 IDタグ
Claims (10)
- 演算処理部と、記憶部と、出力部と、通信処理部とにより構成され、具備する各手段の制御処理機能と演算処理機能とを果たす制御手段と、
制御手段の演算処理結果を表示する機能を果たす出力手段と、
制御手段へ情報入力する機能を果たす入力手段と、
制御手段の演算処理結果を印字出力する機能を果たす印字出力手段と、
利用者像を撮像する機能を果たす撮像手段と、
利用者の酒気帯びを検出する機能を果たす酒気帯び検出手段と、
会員証に付帯された利用者固有の会員番号情報と会員の指紋情報とを取得する機能を果たす会員証読取手段と、
利用者の指紋情報を取得する機能を果たす指紋読取手段と、
免許証の情報を取得する機能を果たす免許証読取手段と、
決済可能なカードの情報を取得する機能を果たす決済カード読取手段と、
貸出車両の鍵を貸出返却する機能を果たす鍵貸出返却手段とを備え、
入力手段を操作する利用者の周囲の空気のアルコール濃度に基づいて利用者適格を判断し、
会員証に付帯された利用者固有の会員番号情報と記憶部に格納された情報とを比較演算処理して利用者を特定し、
利用者の指紋情報と会員証に付帯された会員の指紋情報とを比較演算処理して会員認証を行い、
免許証の情報と記憶部に格納された情報とを比較演算処理して免許証の有効性を判断し、
記憶部に格納された利用者の貸出情報を読み出し、
決済可能なカードの情報に基づいて通信処理部を介して有効性を確認し、
決済可能なカードの情報と貸出情報に基づいて車両貸出に係る費用を決済する、
ことを特徴とする車両貸出返却機。 - 前記車両貸出返却機に、
入力手段と、指紋読取手段と、免許証読取手段とから利用者の情報を取得して、
会員証を発行する会員証発行手段を備える、
請求項1に記載の車両貸出返却機。 - 前記会員証に、書換可能印字部を備えるとともに、
前記車両貸出返却機に印字手段を備えて、
車両貸出時に会員証に貸出予約情報を印字し、車両返却時に消去する、
請求項1又は請求項2に記載の車両貸出返却機。 - 前記鍵貸出返却手段は、
車両貸出返却機のインターフェイスに設けられた貸出口及び返却口と、
扇形のボックスが環状に連結され形成された収納部と、
収納部を回転駆動する駆動装置と、
貸出口と収納部のいずれか一つのボックスとを連通させる排出口と、
返却口と収納部のいずれか一つのボックスとを連通させる取入口と、
鍵に付随されたIDタグの情報を読み取るための読取装置とを備え、
ボックスの情報と、読取装置にて読み取った該ボックスに格納される鍵に付随するIDタグの情報とが、関連付けて制御手段の記憶部に格納され、
鍵の排出指令を受けた制御手段は、記憶部を参照して当該鍵の格納されたボックスを確定し、当該ボックスを排出口に開口させるよう収納部を回転駆動するよう制御する、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両貸出返却機。 - 前記カード読取手段と、会員証読取手段と、免許証読取手段とのそれぞれに、
カードの挿入口と、カードの情報を読み取る情報読取部と、カードを挿入口から情報読取部へ搬送する搬送部と、挿入口に挿入されたカードの有無を検出可能な挿入検出部とを備え、
前記制御手段は、カード読取手段と、会員証読取手段と、免許証読取手段とのすべてにおいて、挿入口に挿入されたカードが存在しないことを検出したときのみ、鍵貸出返却手段の鍵貸出機能を機能させる、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両貸出返却機。 - 決済可能なカードを保持し且つ会員登録され会員証を保持する利用者を貸出返却利用の対象とするレンタカーサービスにおいて、
本部に備えられた中央制御処理装置と、
営業所に備えられた請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両貸出返却機と、
カード決済会社に備えられた制御処理端末と、
回送・清掃業者に備えられた制御処理端末と、
警備会社に備えられた制御処理端末と、
監視センタに備えられた制御処理端末とを、
情報通信手段を介して双方向に情報の送受信を可能とし、
前記中央制御処理装置に取得された、貸出返却日時情報と貸出返却営業所情報とから成る予約データと、貸出車両の車両情報から成る予約車データとを、
貸出予定と返却予定との双方の営業所に備えられた車両貸出返却機と、回送・清掃業者に備えられた制御処理端末とに伝達する
ことを特徴とする車両貸出返却システム。 - 前記車両貸出返却機の制御装置の記憶部に、営業所に在留する貸出車両の情報を格納するデータベースを形成し、
制御装置は、
取得した予約データと、予約車データと、会員証の情報とに基づいて、利用者の車両貸出予約の有無を判断し、
車両貸出予約がなければ、データベースを参照して予約のない貸出車両の情報を抽出して出力表示し、
抽出した車両の中から選ばれた車両について貸出受付処理を行うとともに、中央制御処理装置を介して他営業所の返却予約受付処理を行う、
請求項6に記載の車両貸出返却システム。 - 前記車両貸出返却機の非常事態通報手段にて非常事態を検知すれば、車両貸出返却機の制御装置より、警備会社に備えられた制御処理端末及び監視センタに備えられた制御処理端末、又は、これらのうちいずれか片方に、非常事態を知らせる情報を送信する、
請求項6又は請求項7に記載の車両貸出返却システム。 - 決済可能なカードを保持し且つ会員登録され会員証を保持する利用者を貸出返却利用の対象とするレンタカーサービスにおいて、
演算処理部と、記憶部と、出力部と、通信処理部とにより構成され、具備する各手段の制御処理機能と演算処理機能とを果たす制御手段と、アルコール濃度検出手段と、会員証情報読取手段と、指紋読取手段と、免許証情報読取手段と、決済カード情報読取手段とを、備えた車両貸出返却機にて、
上記アルコール濃度検出手段にて呼気のアルコール濃度を検出し利用者の非酒気帯びを確認する過程と、
上記会員証情報読取手段にて会員証の情報を取得する過程と、
上記制御手段にて会員証の情報に基づいて利用者の会員情報を予め登録されたデータベースより抽出して取得する過程と、
上記指紋読取手段にて利用者の指紋情報を取得し、上記制御手段にて予め登録された指紋情報との整合を確認する過程と、
上記免許証情報読取手段にて免許証の情報を取得し、上記制御手段にて免許証の有効性を確認する過程と、
上記決済カード情報読取手段にて決済可能なカードの情報を取得し、上記制御手段にてカードの有効性を確認する過程とを、実行することによって、
車両を貸し出す利用者を認証することを特徴とする車両貸出返却方法。 - 決済可能なカードを保持し且つ会員登録された利用者を貸出返却利用の対象とするレンタカーサービスにおいて、
演算処理部と、記憶部と、出力部と、通信処理部とにより構成され、具備する各手段の制御処理機能と演算処理機能とを果たす制御手段と、制御手段へ情報入力する機能を果たす入力手段と、アルコール濃度検出手段と、指紋読取手段と、免許証情報読取手段と、決済カード情報読取手段とを、備えた車両貸出返却機にて、
上記アルコール濃度検出手段にて呼気のアルコール濃度を検出し、上記制御手段にて利用者の非酒気帯びを確認する過程と、
上記免許証情報読取手段にて免許証の情報を取得し、上記制御手段にて免許証の有効性を確認する過程と、
上記制御手段にて免許証の情報に基づいて、利用者の会員情報を予め登録されたデータベースより抽出して取得する過程と、
上記入力手段にて入力された暗証番号を、上記制御手段にて取得するとともに予め登録された暗証番号との整合を確認する過程とを、実行することによって、
車両を貸し出す利用者を認証することを特徴とする車両貸出返却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003360572A JP3663410B2 (ja) | 2002-10-25 | 2003-10-21 | 車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002311473 | 2002-10-25 | ||
JP2003360572A JP3663410B2 (ja) | 2002-10-25 | 2003-10-21 | 車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004374858A Division JP2005166064A (ja) | 2002-10-25 | 2004-12-24 | 車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004164626A JP2004164626A (ja) | 2004-06-10 |
JP3663410B2 true JP3663410B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=32828161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003360572A Expired - Lifetime JP3663410B2 (ja) | 2002-10-25 | 2003-10-21 | 車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3663410B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014130484A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Mujinrentacar Co Ltd | 車両貸出返却機 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010079877A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-04-08 | Great Information Kk | 年齢認証システム |
JP6001325B2 (ja) * | 2012-05-23 | 2016-10-05 | 有恵株式会社 | 共用車両管理システム |
JP6238971B2 (ja) * | 2012-05-24 | 2017-11-29 | ペイパル インコーポレイテッド | ウォレット入会のための方法及びシステム |
WO2014124529A1 (en) * | 2013-02-15 | 2014-08-21 | Keycafe Inc. | Methods and systems for management of key exchanges |
JP5699237B2 (ja) * | 2013-04-19 | 2015-04-08 | 株式会社日産カーレンタルソリューション | 車両貸出管理システム |
AU2018281220A1 (en) * | 2017-06-06 | 2020-01-02 | American Traffic Solutions, Inc. | Item return tracking systems and methods |
CN107742370B (zh) * | 2017-10-19 | 2020-08-07 | 合肥宝龙达信息技术有限公司 | 一种基于蓝牙与指纹识别的共享单车系统及方法 |
JP7214959B2 (ja) | 2017-10-26 | 2023-01-31 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 装置、管理システム及びプログラム |
JP7002371B2 (ja) * | 2018-03-13 | 2022-01-20 | 本田技研工業株式会社 | 車両貸出システムおよび車両貸出管理装置 |
CN108563522A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-09-21 | 辽宁工程技术大学 | 一种司机身份识别及定位系统、方法 |
JP6637105B2 (ja) * | 2018-05-02 | 2020-01-29 | 英紀 田川 | 車両貸出管理システム |
-
2003
- 2003-10-21 JP JP2003360572A patent/JP3663410B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014130484A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Mujinrentacar Co Ltd | 車両貸出返却機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004164626A (ja) | 2004-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005166064A (ja) | 車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 | |
US9194157B2 (en) | Method and system for real estate marketing | |
JP2009009231A (ja) | セキュリティ管理システムおよびセキュリティ管理方法 | |
US20020186144A1 (en) | System and method for automating a vehicle rental process | |
JP3663410B2 (ja) | 車両貸出返却機、車両貸出返却システム及び車両貸出返却方法 | |
US11429924B2 (en) | System for parcel transport and tracking operated responsive to data bearing records | |
JP3328143B2 (ja) | ロッカーシステム | |
JP6247037B2 (ja) | 車両配車システム | |
US11868946B2 (en) | System for parcel transport operated responsive to data bearing records | |
JP2023085441A (ja) | 個人間カーシェアリングシステム及び個人間カーシェアリングシステムの制御方法、プログラム、及び記録媒体 | |
WO2013028728A1 (en) | Parking facility monitoring systems, methods and components and real-time auditing of parking operations | |
JP4458975B2 (ja) | 駐車場管理システム | |
JP2003016487A (ja) | 車両通過規制装置制御方法、および、車両通過規制装置 | |
JP2019063164A (ja) | 遊技用装置及び遊技システム | |
JP7223566B2 (ja) | 駐車場管理システム | |
JP2003228744A (ja) | 駐車管理システム | |
JP2006031282A (ja) | 人物認証システム | |
US11521163B2 (en) | System for parcel transport and tracking operated responsive to data bearing records | |
US11521164B2 (en) | System for parcel transport and tracking operated responsive to data bearing records | |
CA3114527A1 (en) | System for parcel transport and tracking operated responsive to data bearing records | |
WO2017163136A1 (en) | A device, a system and a method for vehicle rental and/or fleet management | |
JP4035351B2 (ja) | 駐車場予約遂行システム、駐車場の予約方法およびコンピュータプログラム | |
JP2005157776A (ja) | 駐車場管理プログラム、駐車場管理方法、駐車場管理装置、盗難車両捜索プログラム、盗難車両捜索方法および盗難車両捜索装置 | |
CA3110989C (en) | System for parcel transport and tracking operated responsive to data bearing records | |
JP3730964B2 (ja) | 駐車場管理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040531 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20041222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3663410 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |