JP4823593B2 - 配送システムおよび配送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ICタグを用いて配送物の配送先への配送開始または配送中止を判定する、配送システムおよび配送方法に関する。
商品個体などに付帯され、RFIDの技術によりIDやその他の情報を発信する無線ICタグ(1ミリ以下のICチップを搭載したタグ。以下ICタグと呼ぶ)は、専用の読取り/書き込み装置(リーダ/ライタ)からの要求信号の受信に応じて、内蔵メモリからのデータ読み出しや、また内蔵メモリへのデータ書き込みを可能としている。この内蔵メモリ(製品によりメモリ容量は異なる)は、現在の使用用途としてはICタグを区別するためのタグIDを書き込むことにより、対応する商品個体を区別するものとして使用されている。これによりICタグはバーコードで課題となっていたデータ容量、通信距離、不正複製、経年変化や汚れに対する耐性、一括読取り等の識別方法を解決した。
ICタグの主な利用例として、スーパーマーケットで商品の1つ1つにバーコードの代わりとしてICタグが付いており、顧客が野菜を手に取り、カートに入れると、カートのディスプレイに野菜の生産地や出荷者、出荷日、お勧めのレシピが表示される技術が公開されている(非特許文献1参照)。
"NTTコムウェアの「RFIDミドルウェア」が三越、阪急百貨店で採用"、「online」、「平成17年06月13日検索」、インターネット<URL:http://www.nttcom.co.jp./news/pr05042601.html>
ところで、現在の郵便事業は差出人の要望する受取人へ無条件に郵便物が配送されてしまい、受取人における承認行為が含まれないため、多量の流通となっている。これに対して昨今の電子メールでは受取人側で承認条件を予め登録しておくことにより、受取人側で配送を許諾された電子メールのみを受信することが可能であり、無駄なリソースを使用しない手順が活用されている。さらに葉書による郵便物の郵送の場合、受取人へ手渡されるまでに本文がむき出し状態のため、流通過程におけるプライバシ保護を図る必要がある。例えば、実際の受取人以外に誤配送された場合、葉書に記入されている情報が漏れてしまうこともあり、セキュリティも確保されていない。
そこでこの発明は、上述のRFIDの技術を用いたICタグを利用して、実際の配送物の取引量の制限および配送物の内容のプライバシ保護を図ることができる配送システムおよび配送方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、配送物に付帯されたICタグ記憶の前記配送物の識別情報を読み取る配送業者の識別情報読取装置と、その配送物の配送または配送中止を判定する配送管理装置と、を有する配送システムであって、前記識別情報読取装置が、配送依頼を受けた前記配送物に付帯の前記ICタグより、当該配送物の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記読み取った配送物の識別情報を少なくとも含む配送判定要求の情報を前記配送管理装置へ送信する配送判定要求手段と、前記読み取った配送物の識別情報と、予め識別情報読取装置の記憶部に記憶している識別情報読取装置の識別情報とを少なくとも含む配送先出力要求の情報を前記配送管理装置へ送信する配送先出力要求手段と、を備え、前記配送管理装置が、前記配送物の識別情報に対応付けて当該配送物の問合せ先情報を予め記憶する問合せ先情報記憶手段と、前記配送物の識別情報と、少なくとも前記配送物の宛先および内容の情報とを受信して、それら受信した情報をデータベースに対応付けて記録する配送物情報登録手段と、前記配送判定要求に含まれる配送物の識別情報を読み取り、当該識別情報に対応付けられて前記問合せ先情報記憶手段に記録されている問合せ先情報を読み取る問合せ先読取手段と、前記問合せ先情報へ、少なくとも前記配送物の宛先を含む配送諾否通知要求の情報を送信する配送諾否通知手段と、前記配送諾否通知要求の返信として配送許諾を示す情報を受信した場合にのみ、前記配送諾否通知要求で送信した配送物の宛先に対応付けて、前記配送物情報登録手段に配送開始を示す情報を記録する配送開始記録手段と、前記識別情報読取装置より前記配送先出力要求の情報を受信して、当該配送先出力要求に含まれる識別情報読取装置の識別情報と前記配送物の識別情報との組合せに対応付けられて前記データベースに記録されている前記配送物の配送先のみを所定の端末へ送信する配送先出力手段と、を備えることを特徴とする配送システムである。
また本発明は、前記配送管理装置が、前記配送物の識別情報と、配送許諾または配送中止、入荷時刻、出荷時刻を少なくとも含む配送状況情報の登録を受付け、前記データベースに対応付けて記録する配送状況記録手段と、前記配送物の識別情報を少なくとも含む配送状況通知要求を受信することにより、当該配送状況通知要求に含まれる配送物の識別情報に対応して前記データベースに記録されている配送状況情報を出力することを特徴とする。
また本発明は、配送物に付帯されたICタグ記憶の前記配送物の識別情報を読み取る配送業者の識別情報読取装置と、その配送物の配送または配送中止を判定する配送管理装置と、を有する配送システムの配送方法であって、前記識別情報読取装置の識別情報読取手段が、配送依頼を受けた前記配送物に付帯の前記ICタグより、当該配送物の識別情報を読み取り、前記識別情報読取装置の配送判定要求手段が、前記読み取った配送物の識別情報を少なくとも含む配送判定要求の情報を前記配送管理装置へ送信し、前記識別情報読取装置の配送先出力要求手段が、前記読み取った配送物の識別情報と、予め識別情報読取装置の記憶部に記憶している識別情報読取装置の識別情報とを少なくとも含む配送先出力要求の情報を前記配送管理装置へ送信し、前記配送管理装置の問合せ先情報記憶手段が、前記配送物の識別情報に対応付けて当該配送物の問合せ先情報を予め記憶し、前記配送管理装置の配送物情報登録手段が、前記配送物の識別情報と、少なくとも前記配送物の宛先および内容の情報とを受信して、それら受信した情報をデータベースに対応付けて記録し、前記配送管理装置の問合せ先読取手段が、前記配送判定要求に含まれる配送物の識別情報を読み取り、当該識別情報に対応付けられて前記問合せ先情報記憶手段に記録されている問合せ先情報を読み取り、前記配送管理装置の配送諾否通知手段が、前記問合せ先情報へ、少なくとも前記配送物の宛先を含む配送諾否通知要求の情報を送信し、前記配送管理装置の配送開始記録手段が、前記配送諾否通知要求の返信として配送許諾を示す情報を受信した場合にのみ、前記配送諾否通知要求で送信した配送物の宛先に対応付けて、前記配送物情報登録手段に配送開始を示す情報を記録し、前記配送管理装置の配送先出力手段が、前記識別情報読取装置より前記配送先出力要求の情報を受信して、当該配送先出力要求に含まれる識別情報読取装置の識別情報と前記配送物の識別情報との組合せに対応付けられて前記データベースに記録されている前記配送物の配送先のみを所定の端末へ送信することを特徴とする配送方法である。
本発明によれば、葉書などの配送物においてむき出し状態であったプライバシ情報(例えば、宛先住所や葉書内容)をRFID技術の利用により完全にブラックボックス化でき、更に流通経路に関係ない人の内容参照を防止可能なため、プライバシ保護とセキュリティ向上を図ることができる。また配送物への受取人による受領承認による配送開始に伴い、無駄な配送物の取引量の制限を行うことができると共に、ICタグの活用促進が可能となる。
以下、本発明の一実施形態による配送システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態による配送システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は差出人端末であり、例えば配送物の差出人の家に設置されているものとする。また2配送業者端末であり、配送業者(例えば郵便局など)が保持している端末である。また3は受取人端末であり、例えば、配送物の受取人の家に設置されているものとする。
また1−1、2−1、3−1はICタグの情報の読取や書き込みを行うリーダ/ライタであり、それぞれ差出人端末1、配送業者端末2、受取人端末3に有線または無線により接続されている。ここで、ICタグは、RFIDタグとも呼ばれており、メモリなどの記憶部に記録されている情報を無線信号により発信するものである。具体的には、リーダ/ライタ1−1,2−1,3−1から発信された電波をICタグ内のアンテナが受信して、その共振作用により起電力を発生させ、メモリに格納されている情報を無線信号により発信する処理を行う。また同様の処理により電波により搬送された情報をメモリへ書き込む処理を行う。また4は配送管理装置であり、配送業者の支店や本店、また差出人端末1や受取人端末3と通信ネットワークを介して接続されている。
図2は配送業者端末と配送管理装置の機能ブロックを示す図である。
この図が示すように、配送業者端末2において符号21は、配送管理装置4と情報の送受信を行う通信処理部である。また22は配送業者端末2の各処理部を制御する制御部である。また23はウェブサーバにより配信されたウェブページのモニタへの表示処理や、そのウェブページに入力された情報を送信する処理を行う配送サービス提供処理部である。また24は配送業者端末2に接続されているリーダ/ライタ2−1へ情報の読み書きの指示を行う読み書き処理部である。また25は各種情報を記憶する記憶部である。なお、配送サービス提供処理部23の機能は、専用のアプリケーションプログラムをインストールすることにより配送業者端末2に備わる処理部である。差出人端末1や受取人端末3については、配送業者端末2と同様の機能を保持している。
また配送管理装置4において、符号41は各端末と情報の送受信を行う通信処理部である。また42は配送管理装置4の各処理部を制御する制御部である。また43はウェブサーバ処理部である。また44は配送物の受取人宛てのメールを送信するメール送信部である。また45は各端末からの登録情報を受付けてデータベースなどに登録する処理を行う情報登録部である。また46は配送物の配送の諾否を受取人に問い合わせる処理や、配送物の配送開始や配送中止の決定の処理を行う配送管理部である。また47は各種情報を記憶するデータベースである。
そして、本実施形態においては、差出人が配送物として葉書を送付する際の配送システムの処理について説明する。
次に、配送管理装置4のデータベース47で記憶しているデータテーブルについて説明する。
図3は配送管理装置のデータベースが保持するデータテーブルを示す図である。
この図が示すように、配送管理装置4のデータベース47は配送物管理テーブルを保持しており、このテーブルには、タグIDに関連づけて、受取人メールアドレス、差出人住所、差出人名、受取人郵便番号、受取人住所、受取人名、葉書内容(葉書の文面の情報や画像の情報など)、パスワード、配送開始フラグ、配送中止フラグ、配送物の入荷時刻、出荷時刻などが記録されている。配送開始フラグや配送中止フラグについては「0」または「1」により示されており、配送開始フラグが「1」の場合には配送物の配送開始を示し、また配送中止フラグが「1」の場合には配送物の配送中止を示している。
次に、本実施形態による配送システムの処理フローについて説明する。
図4は配送物の差出時の処理フローを示す図である。
まず、差出人は葉書を購入する。この葉書には予めICタグが付帯されている。ICタグを特定する為のタグIDは予めICタグに記録されていてもよいし、また葉書販売の際に通知を受けることによって、差出人端末1およびリーダ/ライタ1−1を利用して、ユーザがICタグに通知を受けたタグIDを書き込むようにしてもよい。
ユーザは購入した葉書を購入すると、まず、リーダ/ライタ1−1を用いて、当該葉書に付帯されたICタグからタグIDを読み取る(ステップS101)。リーダ/ライタ1−1は読み取ったタグIDを差出人端末1へ送信する。差出人端末1においては、読み書き処理部においてタグIDを受信する。すると読み書き処理部はタグ読み取り完了を配送サービス提供処理部へ通知する。配送サービス提供処理部は、タグIDと共に、配送物情報の入力欄を示す画面をモニタに表示し、ユーザに配送物情報の入力を促す。配送物情報とは、受取人メールアドレス、差出人住所、差出人名、受取人郵便番号、受取人住所、受取人名、葉書内容、パスワード、などの情報である。ユーザは差出人端末1のマウスやキーボードを用いて、画面に配送物情報を入力すると(ステップS102)、例えば画面上のボタンなどをマウスで押下することにより、配送物情報登録指示を入力する(ステップS103)。これにより配送サービス提供処理部はタグIDと配送物情報とを含む配送物情報登録要求を配送管理装置4へ送信する。なお、配送サービス提供処理部23は予め配送管理装置4のIPアドレスやURLを記憶しており、これらの情報に基づいて配送物登録要求を配送管理装置4へ送信する。
次に、配送管理装置4においては、通信処理部41が配送物登録要求を受信し、その情報をウェブサーバ部43に転送する。ウェブサーバ部43は受付けた配送物登録要求からタグIDと配送物情報とを読み取り、情報登録部45に通知する。そして情報登録部45が、それらの情報を対応付けてデータベース47に書き込む(ステップS104)。これにより、差出人が出す葉書の情報が配送管理装置4に登録される。ユーザは葉書の情報の登録を完了すると、ポストなどに葉書を投函する。これにより、葉書は配送業者に配送される。
図5は配送諾否の判定処理を示すフローである。
図5より、次に、配送業者においては、到達した葉書のICタグからタグIDを読み取る。これは、リーダ/ライタ2−1を用いて行われる。リーダ/ライタ2−1が読み取ったICタグのタグIDは、読み書き処理部24が受信し(ステップS201)、配送サービス提供処理部23に通知する。すると配送サービス提供処理部23は、タグIDを少なくとも含む配送判定要求の情報を配送管理装置4へ送信する(ステップS202)。配送判定要求は、配送物を受取人に配送してよいか否かを確認する為の情報であり、この結果配送の許諾の情報が得られた場合にのみ、配送業者は配送を開始する。
次に、配送管理装置4のウェブサーバ部43が通信処理部41を介して配送判定要求の情報を受信する。そしてウェブサーバ部43は配送判定要求の情報からタグIDを読み取り、配送管理部46へ通知する。配送管理部46では、タグIDに対応付けられてデータベース47の配送物管理テーブルに記録されている受取人メールアドレスを読み取る。そして、受取人メールアドレス宛てに、タグIDと差出人の情報(差出人名や差出人住所など)と諾否通知を行う為のURLとを少なくとも記載した配送諾否通知要求のメールを送信する(ステップS203)。この時、配送管理部46は諾否通知のリミットを計測するため現在時刻を配送物管理テーブルに記録する。そして諾否通知のリミットを計測する為の時刻からの経過時間と、予め記憶する所定のリミット時間とを比較することにより、諾否通知の返信のリミットか否かを測定する(ステップS204)。また配送管理部46は配送業者に葉書が到達した事を示す入荷時刻として、その配送判定要求を受信した時刻をタグIDに対応付けて配送物管理テーブルに記録する。
次に受取人端末3が配送管理装置4から送信された配送諾否通知要求のメールを受信する。受取人は、受信したメールに記載されているURLをマウスなどを用いてクリックすると、受取人端末3のウェブブラウザが配送管理装置4のウェブサーバ部43に諾否通知用のウェブページ配信要求を送信する。するとウェブサーバ部43は、受取人端末3へ諾否通知用のウェブページを配信する。このウェブページは、差出人の住所や氏名などと共に、配送許諾または配送拒否のボタンが表示される。受取人端末3において受取人は、差出人を確認し、配送許諾または配送拒否のボタンを押下する。すると、受取人端末3におけるウェブブラウザの処理部が、タグIDを少なくとも含む、配送許諾または配送拒否の情報を配送管理装置4へ送信する(ステップS205)。
配送許諾または配送拒否を受信すると配送管理装置4のウェブサーバ部43は、その情報を配送管理部46に転送する。配送管理部46は、受取人端末3から配送許諾の情報を受けた場合には、その情報に含まれるタグIDに関連する配送開始フラグを0から1に書き換える(ステップS206)。また配送管理部46は、受取人端末3から配送拒否の情報を受けた場合には、その情報に含まれるタグIDに関連する配送中止フラグを0から1に書き換える(ステップS207)。
また、配送管理部46は配送諾否通知要求のメールを送信した後、配送物管理テーブルに記録した時刻から所定の時間経過するか否かを常時判定し、所定の時間経過した場合には、諾否通知のリミットと決定し、自動的に配送中止フラグを0から1に書き換える。以上の処理により、受取人による配送物の配送許諾、または中止が決定される。そして、配送管理装置4の配送管理部46は、配送開始フラグが1または配送中止フラグが1となった配送物のタグIDを配送業者端末2へ送信することにより、当該タグIDの配送物の配送開始または配送中止を通知する(ステップS208)。
次に、配送業者の担当者は、配送業者端末2に通知された配送開始または配送中止の配送物のタグIDを配送業者端末2に入力することにより、配送サービス提供処理部23が、当該タグIDと配送業者IDとを含む配送先通知要求を送信する(ステップS209)。配送業者IDは、例えば記憶部25に記録されているものとする。この配送通知要求を受けた配送管理装置4では、配送管理部46が、配送先通知要求に含まれる配送業者IDを読み取ることにより、差出人または受取人の住所のみを返信すると検出する。これは、葉書内容を配送業者に確認されないようにする為の処理であり、配送業者IDを受付けた場合には、配送業者にのみ通知が許可されている情報(つまり、差出人または受取人の住所など)のみを返信する。
そして配送管理部46は、配送先通知要求に含まれているタグIDに基づいて、配送物管理テーブルに記録されている配送開始フラグまたは配送中止フラグを読み取る。配送開始フラグが1の配送開始を示している場合には、配送管理部46は受取人住所を読み取って配送業者端末2へ返信し、配送中止フラグが1の配送開始を示している場合には、配送管理部46は差出人住所を読み取って配送業者端末2へ返信する(ステップS210)。また配送管理部46は配送業者に葉書が配達した事を示す出荷時刻として、その配送先通知要求を受信した時刻をタグIDに対応付けて配送物管理テーブルに記録する。そして、配送業者の担当者は返信された受取人住所または差出人住所宛てに、葉書を配達する。これにより、配送開始フラグが配送開始を示している場合には、受取人に配送を行い、または配送中止フラグが配送中止を示している場合には差出人に配送物を返送する。したがって、受取人の判断により配送物の受け取りの許諾または拒否を行うことができるので、実際の配送物の取引量の制限を行うことができる。つまり、受取人にとって必要の無いダイレクトメールなどの配達を拒否することができる。
配送業者の担当者は、リーダ/ライタ2−1で葉書に付帯されているICタグのタグIDを読み取ることにより、自発的に、差出人、または受取人の住所が確認できるようにしてもよい。この場合、配送サービス提供処理部23が、タグIDとともにリーダIDを含む配送物情報確認要求を送信する。すると、配送管理装置4の配送管理部46は配送物情報確認要求に含まれるリーダIDから、配送業者端末2への情報の返信であることを検出し、これにより配送物情報のうち、特定の情報のみ(例えば、差出人、受取人の住所のみ)を配送業者端末2へ返信する。
図6は配送物の受取時の処理フローを示す図である。
図6より、次に、葉書が受取人に配送されると、受取人はリーダ/ライタ3により葉書に付帯されているICタグからタグIDを読み取る(ステップS301)。すると受取人端末3の読み書き処理部がタグIDを受信し、配送サービス提供処理部に転送する。そして受取人端末3の配送サービス提供処理部は、タグIDを少なくとも含む内容通知依頼を配送管理装置4へ送信する(ステップS302)。配送管理装置4では、内容通知依頼を受信すると、ウェブサーバ部43がパスワードの入力を促す画面を受取人端末3へ送信し、パスワード要求を行う(ステップS303)。受取人端末3では、パスワード入力画面が表示され、当該画面において、予め差出人などから通知を受けたパスワードを受取人が入力することにより、受取人端末3は当該パスワードを配送管理装置4へ送信する(ステップS304)。ウェブサーバ部43は、内容通知依頼により受付けたタグIDと、画面に入力されたパスワードとを配送管理部46へ通知する。すると配送管理部46は、タグIDとパスワードに関連づけられてデータベース47の配送物管理テーブルに記録されている、差出人住所、差出人名、受取人郵便番号、受取人住所、受取人郵便番号、受取人名、葉書内容などの配送物情報を読み取り、ウェブサーバ部43へ通知する。そして、ウェブサーバ部43がそれら配送物情報を表示する配送物内容画面を受取人端末3へ送信する(ステップS305)。受取人端末3ではモニタにその配送物内容画面が表示され、これにより、受取人は葉書内容を確認する。これにより、葉書内容については、配送管理装置4に登録され、葉書が受取人に到達してから、受取人が端末を用いて配送管理装置4にアクセスすることにより受信してモニタなどに表示するので、例えば葉書が誤配送された場合でも、葉書内容を誤配送先の受取人に読まれてしまうといった事態を防ぐことができる。また配達途中の配送担当者にも当該配送物の内容のプライバシ保護を図ることができる。
また、差出人や受取人は配送物の配送状況を確認することができる。例えば上述の処理のように、配送管理装置4にアクセスして、ウェブサーバ部43の配信する配送状況確認画面を端末に表示させ、タグIDとパスワードとを入力する。すると、配送管理部46が、データベースの配送物管理テーブルから入荷時刻、出荷時刻を読み取り、それら情報を表示する配送状況確認画面をウェブサーバ部43に送信するよう指示する。そして当該配送状況確認画面が送信され端末のモニタなどに表示される。
以上本発明による一実施形態について説明したが、従来の葉書の配送事業において、むき出し状態であったプライバシ情報(例えば、宛先住所や葉書内容)をRFID技術の利用により完全にブラックボックス化でき、更に流通経路に関係ない人の内容参照を防止可能なため、プライバシ保護とセキュリティ向上が図られる。
また配送物への受取人による受領承認による配送開始に伴い、無駄な流通が発生せず、ICタグの活用促進が可能となる。
また本発明内容が郵便に特化した記述内容となっているが、基本は「玉手箱」であり、タグの読取りにより、伝えたい何か(伝言)を流通させるという意味で、他サービスへの適用も可能だと考える(例;宝くじ等で当選時間に当選したICタグのシリアル番号を当選登録し、当該ICタグを有する当選者がICタグをリーダで読取ることにより、当選が判明する。当選しなかった人も当選でないことがリーダで読取ることにより判明する)。
また、上記処理フローにおいて、例えば配送料金については以下のように徴収してもよい。例えば、葉書を販売する際にICタグの登録料を徴収し、実際の郵便配送には流通料金を徴収する。この情報はICタグに紐付けて配送物管理テーブルに登録しておく。また配送物の出荷時刻が登録されることにより、課金処理や請求書作成の処理を行うようにしてもよい。
なお上述の配送管理装置や各端末は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
配送システムの構成を示すブロック図である。 配送業者端末と配送管理装置の機能ブロックを示す図である。 配送管理装置のデータベースが保持するデータテーブルを示す図である。 配送物の差出時の処理フローを示す図である。 配送諾否の判定処理を示すフローである。 配送物の受取時の処理フローを示す図である。
符号の説明
1・・・差出人端末
2・・・配送業者端末
3・・・受取人端末
4・・・配送管理装置
1−1,2−1,3−1・・・リーダ/ライタ

Claims (3)

  1. 配送物に付帯されたICタグ記憶の前記配送物の識別情報を読み取る配送業者の識別情報読取装置と、その配送物の配送または配送中止を判定する配送管理装置と、を有する配送システムであって、
    前記識別情報読取装置が、
    配送依頼を受けた前記配送物に付帯の前記ICタグより、当該配送物の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
    前記読み取った配送物の識別情報を少なくとも含む配送判定要求の情報を前記配送管理装置へ送信する配送判定要求手段と、
    前記読み取った配送物の識別情報と、予め識別情報読取装置の記憶部に記憶している識別情報読取装置の識別情報とを少なくとも含む配送先出力要求の情報を前記配送管理装置へ送信する配送先出力要求手段と、を備え、
    前記配送管理装置が、
    前記配送物の識別情報に対応付けて当該配送物の問合せ先情報を予め記憶する問合せ先情報記憶手段と、
    前記配送物の識別情報と、少なくとも前記配送物の宛先および内容の情報とを受信して、それら受信した情報をデータベースに対応付けて記録する配送物情報登録手段と、
    前記配送判定要求に含まれる配送物の識別情報を読み取り、当該識別情報に対応付けられて前記問合せ先情報記憶手段に記録されている問合せ先情報を読み取る問合せ先読取手段と、
    前記問合せ先情報へ、少なくとも前記配送物の宛先を含む配送諾否通知要求の情報を送信する配送諾否通知手段と、
    前記配送諾否通知要求の返信として配送許諾を示す情報を受信した場合にのみ、前記配送諾否通知要求で送信した配送物の宛先に対応付けて、前記配送物情報登録手段に配送開始を示す情報を記録する配送開始記録手段と、
    前記識別情報読取装置より前記配送先出力要求の情報を受信して、当該配送先出力要求に含まれる識別情報読取装置の識別情報と前記配送物の識別情報との組合せに対応付けられて前記データベースに記録されている前記配送物の配送先のみを所定の端末へ送信する配送先出力手段と、を備える
    ことを特徴とする配送システム。
  2. 前記配送管理装置が、
    前記配送物の識別情報と、配送許諾または配送中止、入荷時刻、出荷時刻を少なくとも含む配送状況情報の登録を受付け、前記データベースに対応付けて記録する配送状況記録手段と、
    前記配送物の識別情報を少なくとも含む配送状況通知要求を受信することにより、当該配送状況通知要求に含まれる配送物の識別情報に対応して前記データベースに記録されている配送状況情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配送システム。
  3. 配送物に付帯されたICタグ記憶の前記配送物の識別情報を読み取る配送業者の識別情報読取装置と、その配送物の配送または配送中止を判定する配送管理装置と、を有する配送システムの配送方法であって、
    前記識別情報読取装置の識別情報読取手段が、配送依頼を受けた前記配送物に付帯の前記ICタグより、当該配送物の識別情報を読み取り、
    前記識別情報読取装置の配送判定要求手段が、前記読み取った配送物の識別情報を少なくとも含む配送判定要求の情報を前記配送管理装置へ送信し、
    前記識別情報読取装置の配送先出力要求手段が、前記読み取った配送物の識別情報と、予め識別情報読取装置の記憶部に記憶している識別情報読取装置の識別情報とを少なくとも含む配送先出力要求の情報を前記配送管理装置へ送信し、
    前記配送管理装置の問合せ先情報記憶手段が、前記配送物の識別情報に対応付けて当該配送物の問合せ先情報を予め記憶し、
    前記配送管理装置の配送物情報登録手段が、前記配送物の識別情報と、少なくとも前記配送物の宛先および内容の情報とを受信して、それら受信した情報をデータベースに対応付けて記録し、
    前記配送管理装置の問合せ先読取手段が、前記配送判定要求に含まれる配送物の識別情報を読み取り、当該識別情報に対応付けられて前記問合せ先情報記憶手段に記録されている問合せ先情報を読み取り、
    前記配送管理装置の配送諾否通知手段が、前記問合せ先情報へ、少なくとも前記配送物の宛先を含む配送諾否通知要求の情報を送信し、
    前記配送管理装置の配送開始記録手段が、前記配送諾否通知要求の返信として配送許諾を示す情報を受信した場合にのみ、前記配送諾否通知要求で送信した配送物の宛先に対応付けて、前記配送物情報登録手段に配送開始を示す情報を記録し、
    前記配送管理装置の配送先出力手段が、前記識別情報読取装置より前記配送先出力要求の情報を受信して、当該配送先出力要求に含まれる識別情報読取装置の識別情報と前記配送物の識別情報との組合せに対応付けられて前記データベースに記録されている前記配送物の配送先のみを所定の端末へ送信する
    ことを特徴とする配送方法。
JP2005204249A 2005-07-13 2005-07-13 配送システムおよび配送方法 Active JP4823593B2 (ja)

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