JP3908461B2 - 自走形大砲 - Google Patents
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- F41A23/34—Gun mountings, e.g. on vehicles; Disposition of guns on vehicles on wheeled or endless-track vehicles
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自走形あるいは自動推進式大砲(self-propelled gun)に関する。
【0002】
【従来の技術】
モビリティすなわち可動性あるいは移動性は近代兵器での重要な要因(キーファクタ)であり、戦場で価値ある役割を果すための火砲のいずれの部品にとっても、速かに戦場の場面に到達できなければならず、言い換えれば速かに戦術的な展開ができなければならない。広範囲の戦場用兵器が存在し、例えばタンク、自走形榴弾(りゅうだん)砲や大砲、及び自走形の臼砲(きゅうほう)などがあるが、その各々は速かな展開、配備と言うシナリオ(計画大綱)ではそれ自体の弱点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えばタンクは50〜60トンといった重いものであり、十分な装備をしたトラッドビークル(無限起動の車輌)であって、タレット式マウントの中口径銃(105〜140mm)を備え、一般に視野範囲短距離戦闘で使用される。1台のタンクは一番重い積載力のある航空機によって輸送できるが、このような航空機は適切な着陸地点の利用可能性によって制限を受け、したがってタンクは空輸により戦略的に展開されるだけのことであり、船舶、鉄道、もしくはそれ自体がもつ動力によって戦場まで輸送されねばならず、これは着陸地点から数千キロメートルになることになる。さらに、戦場ですぐに移動可能となっても、十分な量の弾薬を運ぶ能力はない。
【0004】
自走形榴弾砲は30〜60トンと重く、比較的軽い装備をしたトラックドビークルで中口径砲(一般に155mm)でしばしばターレットマウントされたものを備えている。一般にこの武装は前線のかなり後方で間接的砲火器として配備、展開され、バレル(砲身)仰角は−5゜ないし70゜であって、最大40kmのレンジを有している。この種の装備を空輸することはタンクの場合のように実用的でなく、戦闘での展開は船舶、列車もしくは自己の可動性(モビリティ)に依存している。
【0005】
自走形大砲は中位の重量で複数車輪の、もしくはトラックド(無限軌道の)ビークルであり、ビークルの後方にマウントされた中口径砲を有している。発泡時に若干のエネルギーを吸収するのを助けるために、この分野で知られていることは、いくつかの展開可能なスペード(駐鋤(ちゅうじょ))を有することで、これが発砲前に大地と係合するところまで下げられるようにする。
【0006】
戦場用のハウエッツァ(榴弾砲)とガン(大砲)とは最大10トンの重さがあり、非装甲の間接的砲火兵器であり、口径は最大155mm、到達距離は最大30kmである。これらの兵器はまた直接的砲火モードでも採用できる。ある種の設計では補助パワーユニット(APU)をもつことができて、非常に限定された可動性を戦場で与えるようにしているが、こういった兵器は通常は戦場に向ったり、その周辺ではローリィ(トラック)によって牽引される。固定翼の航空機もしくはヘリコプタによって空輸可能とされていても、こういった兵器はローリィ(貨物自動車)に依存しているのであって、ローリィもまた弾薬と一緒に供給をするために戦場まで輸送されなければならない。
【0007】
自走形臼砲は比較的重い(25〜30トン)、軽装備のトラックドビークルであり、大口径(240mm)臼砲(mortar)を備えている。一般にこれらは間接的な砲火武器であり、高い仰角(45゜〜80゜)で使用され、到達距離は10kmとか18.0kmをロケットの支援でもっている。他の形式の砲火器で記述してきたものと対象的に、バレル(砲身)は滑らかなボア(砲腔)すなわちライフル(波形)となっていない状態で、トラニオン(砲耳)マウントされていない。タンクとが自走形榴弾砲の場合のように、この形式の砲火器は空輸による展開は実用的でない。
【0008】
発明者は、そこで空輸可能で、高移動性をもつ、中口径の自走形兵器が存在する必要性を認識した。この発明はこのような兵器を作り出す努力の中で生じたもので、少くとも部分的には既知の大砲(ガン)の限界を克服している兵器である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明によると、1次動力源と、大砲アッセンブリイとを有するビークルとを備えた自走形大砲であって;
該大砲アッセンブリイはベースと、該ベースに軸動可能にマウントされたクレードルと、該クレードルに摺動可能にマウントされて、第1と第2の位置間を発射の反動の結果として変位できるようにされているバレルとを備えていて、
該大砲アッセンブリイはビークルに移動可能にマウントされていて、それにより第1の“モビリティ”モードでは大砲アッセンブリイが大地と何ら直接接触をされなくてよい状態であり、また該バレルは第1の方向を向いていて、前記ビークルが駆動されるようにし、かつ第2の“ファイヤリング”モードの動作では、大砲アッセンブリイが発射位置に展開されて、この位置ではベースが大地に向いそこと係合するように移動して、前記バレルが少くとも90度だけは前記第1の方向から違っている仰角にわたって展開可能となっていることを特徴とする自走形大砲が提供される。
【0010】
この発明の自走形大砲の特定の利点は、ベースが発砲時に大地と接触しているので、クレードルとバレルとがその周りにマウントされているピボット(支軸)の実効的な高さ、すなわち地上高が最小となり、オーバーターンさせる力の効果を減らして大砲を動作時により安定なものとしている。既知の自走形大砲とは対象的に、この発明のビークルは発砲時(発射時)に全部の衝撃荷重を担うことはなく、これが比較的軽重量のビークルで標準的サスペンション構成をもつものが使用できるようにしている。
【0011】
好都合なのは、第1の方向が実質的に水平前方方向であって、それにより、大砲アッセンブリイが“ファイヤリング(発射、発砲)”モードに展開(配備)されたときには、バレルが垂直であるか、ビークルから実質的に離れるようになる。これが次のような追加の利点をもたらす:
(i)ビークルが仮想の(実質的な)尾脚(トレールレッグ)として動作して、大砲アッセンブリイの質量慣性を増大させ、反動力のオーバーターンモーメントに反作用を与えることを助け、とくにバレル仰角が低い場合の発射のときにそれが言えて、それにより展開(配備)可能なスペード(駐鋤)もしくは尾脚の必要性を排除する。また、
(ii)バレルがビークルから離れる方向にあるので、バレルの上り方を抑制した小さな角度から大きな仰角までの大きな範囲で操作可能とし、その間にビークルが大砲アッセンブリイを妨害することがない。
【0012】
好ましいのは、第1の方向がさらに実質的にビークルの軸と一致していて、バレルが展開(配備)時に垂直上方に振れることである。これがビークルデッキの側部を砲弾と弾薬(シェルアンドチャージ)を相当数貯蔵したり、乗組員の施設としたり、補助装置にあてたりするのに使用できるようにし、それによって自走形大砲が自律形ユニットとして動作できるようにする。
【0013】
好ましいのは、大砲アッセンブリイがビークルにベースによってマウントされることであり、ベースはピボット構成によりビークルに軸動可能に取付けられている。とくに好ましい構成では、ピボット構成は、大地と係合するようにするベースの展開(配備)がビークルの一部をピボット構成と接近して大地から離れてもち上げるようになっていることである。このことは特に好都合とされ、その理由は、ビークルの重量の一部がこのピボット構成を介してベースにかかるようになり、大砲が位置について発射されるときに、大地にしっかりと大砲アッセンブリイを保持するのを助けることになることによる。
【0014】
バレルは正常状態とすることができるし、伸延された長さ(長距離用)とすることもできる。好都合なのは、バレルが第2の位置に保持されて、すなわち“モビリティ(可動性)”モードの際には完全に反動を受けた(リコイルド、後座する)位置にあって、自走形大砲の全体長を減らすようにし、またビークルを越えたバレルのオーバーハング(突出)を減らすようにする。これは次の点でとくに好都合である。すなわち運転者の視界を妨げないようにするのを助け、さらに大砲が、空間が貴重とされる空輸されるときには、追加の利点となる。したがって、実用的には、最終ラウンドが発射された後に、バレルは完全に後座位置に保たれる。好ましいのは、大砲アッセンブリイは“モビリティ”から“ファイヤリング(発射)”モードへあるいはその逆へ展開(配備)されるときには、バレルが第2の位置に保たれていることである。このことには別な利点があり、バレルの重心がトラニオン(砲耳)ベアリングに向ってシフトされて、それにより展開(配備)及び/又は貯蔵の際に大砲アッセンブリイのアウトオブバランス(バランスくずれ)を減らし、これが大砲アッセンブリイの展開(配備)のための手段にかかるデュティ(責務)を減らすことになる。大砲アッセンブリイをビークル上に展開(配備)するときと傾いた面上に横方向に置くときとにはとくにこのことが言える。
【0015】
とくに好ましいとされる実施例ではクレードル(架台)がベアリングの周辺に軸動可能にマウントされ、このベアリングはバレルの後座の最大点を越えて置かれていて、それによりベアリングの高さを最小としながら、依然としてバレルが高い仰角にまで上昇されることができるようにしている。
【0016】
好都合なのは、ベースがいくつかのスペードを組込んでいて、これがいくつかの後方向へ角度のついたブレード(刃)を本体(ボディ)の下側に備えていて、この刃は反動で後座する際に大地の中に喰い入るようになっていて、それにより反動力が大地に伝わり易くしている。
【0017】
この発明をもっとはっきりと理解するために、この発明による自走形大砲を、例としての目的でのみ、添付の図面を参照して記述して行く。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1ないし6を参照すると自走形(self-propelled、以下SPとする)大砲もしくは榴弾砲(ガン)2であってこの発明によるものが示され“モビリティ”モードでは(図1)、発砲地点との間の移動用モードである。SPガン2は複数車輪のビークル4を備え、そこには一次動力源6と大砲(ガン)アッセンブリイ8とがあり、アッセンブリイはビークル4の後部に移動可能にマウントされている。ビークル4は10×10のような、全輪駆動ビークルで構成されるのがよい。しかしながら、他のシャーシ構成とか無限軌道の(トラックド)ビークルもまた使用できることは理解できよう。
【0019】
大砲アッセンブリイ8はベース10と、サドル(もしくはトラニオン(砲耳)支持構造)12と、クレードル14、とバレル16とを備えている。バレル16は52口径155mmライフルド砲腔バレルを備えているのがよく、それがクレードル14に摺動可能にマウントされていて、それにより第1のランアウトすなわち発射(ファイヤリング)位置から第2の後座位置(反動を受けた位置)まで発射によるバレル16の反動の結果として変位できるようになっている。水力学的−空気力学的反動バッファ(緩衝器)と復座器系(図示せず)が用意されていて、発射の際にバレル16が反動するときの若干のエネルギーを吸収する。他のエネルギー吸収系も利用でき、例えば流体利用とか、機械式スプリングとか、電磁ブレーキとか、電気粘弾性デバイスとかが利用できることは理解できよう。
【0020】
とくに好ましいとされる実施では、クレードル14が中空部材から作られて、それが4つの軽い管14a〜14d(図2に示してある)の形体をしているのがよく、この管内部の体積が利用されて水力学的−空気力学的復座器(リキュペレータ)/緩衝器(これについては我々の連合王国特許GB2313180に記載があり、その内容をここで参考として組入れることとする)用の圧縮ガスを貯蔵するために利用される。中空のクレードル部材を圧縮ガスを貯蔵するために利用する特定の利点は、これが別のガス貯蔵アキュムレータを使用する必要性を排除して、大砲アッセンブリイ8の重量を減らすことである。
【0021】
クレードル14は一対のジャーナルを有し、これが反対側から同軸に突出していて、これがサドル12内の各トラニオンベアリング18内に軸動可能にマウントされていて、それによりバレル16が例えば−5゜の抑制された低角度から高い仰角例えば+70゜まで上昇できるようにしている。バレル16はクレードル14内部に摺動可能にマウントされているのがよく、それによって、トラニオンベアリングの軸が実質的にバレル16の後座の最大点まで、あるいはそれを越えるところに置かれるようになる。このことは我々の連合王国特許GB2313178に記載されており、その内容はここで参考として組入れることとする。すなわち、バレル16はクレードル14内部の前方位置にマウントされていて、バレル16のブリーチ(砲尾)16Aが大砲アッセンブリイ8の発射で後座する結果として、トラニオンペアリングの軸を通って進まないようにする。これが一番よく示されているのが図4であり、ここではバレルが完全に後座した位置にとめられている。このことが特に好都合とされるのは、トラニオンベアリング18の高さが最小とされ、しかもなおバレル16が高い仰角まで持ち上げられて、それにより発射時のサドル12上のオーバーターンモーメントを減らしていることがあるからである。バレルはトラニオンベアリングの軸を通って反動で後座することはないから、クレードルは、別の実施形態におけるトラニオンマウントではなく、しっかりした駆動軸(ソリッドアクスル)によってサドル12に軸動可能にマウントできる。
【0022】
一対の液圧式上昇用(エレベーテング、下降用も含んでいる)サーボアクチュエータ20がクレードル14の反対側に用意されてバレルを所望の高さまで上昇させる。各液圧式上昇用アクチュエータ20はピストン20Aとシリンダ20Bとを備え、そこでは、ピストン20Aがクレードル14に軸動可能に取付けられ、またシリンダ20Bはサドル12の各部分22に軸動可能に取付けられている。上昇用アクチュエータ20を動作するための液圧用動力はビークルの一次動力源6から与えられ、これが緩衝器/復座器系からの排出されたエネルギーを用いて補充されるようにできる。液圧式上昇用アクチュエータ20を作動させることが、その長さを延ばしたり、あるいは引込めたりさせ、それによってバレル16の高さが変えられる。液圧式の上昇用サーボアクチュエータを使用するのが望ましいが、他の形式のアクチュエータを使うこともでき、電気式ロータリィもしくは線形サーボモータを挙げることができる。
【0023】
サドル12はベース10上に軸動可能にマウントされ、それには照準用(トレーニング)ベアリング(図示せず)が使用され、約±30゜の弧にわたって大砲アッセンブリイ8の照準合せができるようにする。ベース10から延びかつしっかりと固定(fast)されているのが1対の接続用部材で、大砲アッセンブリイ8をベアリング26の周りのビークル4の後部に駆動可能に取付けている。ベアリング26はビークルのトランスミッションの高さ近くに位置している。大砲アッセンブリイ8はこのベアリング26の周りに液圧式アクチュエータ28でピストン28Aとシリンダ28B構成を備えたものによって移動可能とされている。ピストン28Aは各レバー部材30で部材24にしっかりと固定されているものに軸動可能に取付けられ、またシリンダ28Bはビークル4に軸動可能に取付けられている。レバー部材30と接続用部材24とは、アクチュエータ28の長さが延び縮みすると、それがベース10をベアリング26の周りで軸動するようにさせる構成となっている。
【0024】
一次動力はビークル4を駆動するためのパック6から与えられ、大砲アッセンブリイ8を展開(配備)したり動作したりするのと同様である。ビークル4にはキャブ32,34が乗組員用にあり、これは各シェル(砲弾)36とチャージ(弾薬)38マガジンから隔離されていて、このマガジンはビークルデッキの側部に沿って位置している。マガジン36,38は能動的(自動装填)36A,36Bと受動固定コンテナ36B,38Bとに分けられている。各能動マガジン36A,36Bはそれぞれが典型的な45シェルアンドチャージを保持することができ、また2つの受動マガジンはさらに15ラウンドを各々が保持できる。弾薬(シェルとチャージ)の全体量と能動受動比とは所与の応用に合わせて調整することができる。例示したように、マガジン36,38はビークルのシャーシ壁内部にビークルの長さに沿って置かれ、中央のアクセス用廊下(コリダー)50によって分離されている。チャージマガジン38の側壁はシェルとチャージの物理的な離隔を与えている。自動弾薬処理システム(図示せず)があって、自動的にチャージとセルとのローデング(装填)を1分間に8ラウンドの一般的な最小速度で行なうようにしている。弾薬処理システムは各能動マガジンに対してウォーキングビーム構成(Walking-beam arrangement)を備えているのがよく、これがシェルとチャージをマガジン内部でビークル4の後部に移動するようにし、またいくつかの機械的なアーム(腕)をそなえているのがよく、これがマガジンを自動ラミング(火薬詰め)のためのローデングトレイ上に移送する。この発明の自走形大砲(SPガン)2はこのようにして全体が自律形ユニットとなっている。
【0025】
図3はSPガン2が“ファイヤリング(発射、発砲)”モードにあるのを示し、このモードでは大砲アッセンブリイ8が展開(配備)されて、ベース10が大地と係合している。スペード44は取り外し可能にベース10の下側に固定されていて、大地42の中まで掘っていることが示されている。スペード44はいくつかの後方向に角度のあるシェブロンブレード(山形をした刃)の形をとるのがよく、これが大地42の中に掘り込むように設計されて、発射の際に力を伝えるようにしている。“ファイヤリング”モードでは、ビークル4の一部で大砲アッセンブリイ8の近くにある部分が持ち上げられて、ビークル4の重量の一部がベアリング26を通ってベース10にまで伝わり、大砲アッセンブリイ8が大地42としっかりと接触して保持するのを助けるようにしている。図3に示した上昇の角度で、高い仰角、すなわち+30゜ないし+70゜では、主たる反動力は垂直に向い、ベース10を経て大地42の中に伝達される。低い仰角で抑制された角度すなわち+30゜ないし−5゜では、主たる反動力はスペードの周りにオーバーターンモーメントを誘起して、これが全部もしくは一部分をビークル4の質量によって吸収されるので、したがって仮想的な尾脚として作用する。トラニオンベアリング18の位置で最大後座の限界を越えるものは大砲アッセンブリイ8にポジティブ(積極的)なアウトオブバランスとなる大きな角度を与えることになり、これが上昇の低角度では一番大きな利点となっていて、この場合にはアウトオブバランス(バランス外れ)の回転モーメントがスペードを大地中に動かすように作用することになる。この結果は次のようになる。すなわち、発射時に、角度のついた刃が静止したプラオ(鋤)として作用して反動力の実質的な部分を吸収して、ごく僅かだけがビークル4に転送される。
【0026】
図4,5,6は大砲アッセンブリイ8の“モビリティ”モードと“ファイヤリング”モードとの間の展開の原理を示す。図4を見ると、これが大砲アッセンブリイ8が“モビリティ”モードにある状態を示し、このモードでは大砲アッセンブリイ8は大地42との直接の接触は何もしていないフリーな状態にあり、またバレル16は、実質的に水平前方を指す方向に収納されている。“モビリティ”モードではベース10が実質的に垂直な配向にまで軸動されている。ドア46がシェルとチャージのマガジン36,38間の廊下50の端に用意されている。
【0027】
大砲アッセンブリイ8を展開するためには、液圧式アクチュエータ24が作動されて、ベース10がベアリング26の周りを実質的に垂直な配向から実質的に水平な配向まで軸動するようにし、水平な配向点では図5に示すようにベースが大地と係合するようにする。大地より上のベアリング26と接続用部材24との位置は、大砲アッセンブリイ8の展開がスペード44を大地42内に動かすようにし、かつビークル4の後部を大地42から遠ざけるように持ち上げるように構成されている。液圧式アクチュエータ20はそこで作動されてバレル16を展開配備して、図6に示すように所望の発射用の上昇となるようにする。
【0028】
“ファイヤリング”モードでは、バレル16は実質的に垂直となるかビークル4から遠ざかるかのいずれかを向く。大砲アッセンブリイ8の展開(配備)の間には、バレル16が少くとも90゜の角度は移動して、それによりビークル4から離れる方向に向く。これが大砲アッセンブリイ8にとってバレル16の上昇の抑制された角度での動作を可能としそのときにビークルが大砲アッセンブリイ8を妨害することがないようにしている。“ファイヤリング”モードでは、SPガン2が実効的に3点支持(すなわちベース10とビークル4の前部近くの車輪の組とで成るもの)を有していることが理解されよう。
【0029】
大砲アッセンブリイ8を“ファイヤリング”モードから“モビリティ”モードへ展開するためには上記のプロセスと逆が使われる。すなわち、バレル16は実質的に垂直の上昇までアクチュエータ20の作動によって上昇されて、全体の大砲アッセンブリイ8が軸動で持ち上げられて大地42を離れて、アクチュエータ24を作動させることによりビークル4内の収納位置とされる。アクチュエータ20,24により必要とされる回転モーメントを減らすために、大砲アッセンブリイ8はバレル16と一緒に完全に後座した位置で収納されるのがよく、それによってバレル16の重心はトラニオンベアリング18に向って移動される。このようにしてバレル16を収納することは、また好都合であり、その理由はSPガン2の全体の長さとビークルを越えたバレルのオーバーハング(はみ出し)とが減ることになるからであり、これが運転者に対して視野を邪魔されないようにすることを助け、またこの大砲が空輸されるときの利点ともなっている。好ましいのは、バレル16が“モビリティ”モードにある位置でクランプ(固定)されることである。
【0030】
記述した順序で液圧式アクチュエータ20,24を動作するのが好ましいのではあるが、これは本質的なことではない。代りのやり方では、アクチュエータ20,24は同時に作動できて、これが大砲アッセンブリイ8の“モビリティ”モードと“ファイヤリング”モードとの間の展開配備にかかる時間を減らしている。しかしながら、大砲アッセンブリイ8を2段階で展開配備することは次のような利点をもたらす。先ず大砲アッセンブリイ8を図3に示したようなその右側ではなく、垂直位置(図5)に動かすことによって、上昇する質量の重心が実効的にトラニオンベアリング18の近くで動くことになる。これは液圧式アクチュエータ24によって生成されることを要する回転モーメントを大幅に減らしている。第2に、2〜3回の(フューラウンドの)発射後に、スペード44は大地42内に埋め込まれて、泥だらけの状態となり、刃46とベース10の下側10Aとが吸引力によって保持されることになる。より大きな回転モーメントがそこで、ベース10/スペード44と大地42との間の吸引に制動をかけるためには、アクチュエータ24により生成される必要がある。大砲アッセンブリイ8の重さと比較して吸引力が著しい大きさとなり得ることは全く可能なことである。したがって、バレル16は垂直位置(図5)に移動してから液圧式アクチュエータ24を動作するのが好い。アクチュエータ24の揚力作用を支援するために、ビークル4は僅かに前進及び/又は後進して、吸引に制動をかけるのを助けることができる。
【0031】
アクチュエータ24はかなりの責務をもつように設計されていなければならず、その中には戦場で発生することがある緊急事態に対応することができる必要とされるとっておきの余裕があり、例えばアクチュエータ24の緊急動作があり、これはアクチュエータ20がその動きを完全に終らせる前の動作であり、クレードル14とバレル16とを垂直に持ってきて速かな避難をするためである。
【0032】
この発明のSPガン2は空輸可能となるように設計されていて、それにより重量を最小とすることは主たる考慮事項である。155mm砲の反動は激烈なプロセスであるから、この力を消散させるためにはあらゆる手段を利用することが好都合とされる。特別に好ましいとされる実施では、圧力レリーフバルブが液圧式上昇用アクチュエータ20内に組込まれていて、発砲の際にベアリング26の周りのベース10についての限定された回転モーメントを許すようにしている。便利なのは、このバルブが液圧式スイッチの形態をしていて、これが発砲時に経験されるような大きな力のインパルスに対応して開くようにし、また正常の動作状態では閉じるようにする。動きについてのこの限定した自由度はスペード44がより深く掘ることができるようにして、アクチュエータ20とマウント用部材を損傷から保護する。液圧式アクチュエータ20はこのようにして反動力の最悪なものにクッション作用をするための選択的ダンピングの要素を与えている。反動とリバウンドの効果が終ると、自動液圧系はアクチュエータ20を再度励起して発射体勢を確立し、すなわちベース10をしっかりと大地と係合するように付勢して、ビークル4の後部をもち上げる。
【0033】
図1と3とに示したように、シェルとチャージのマガジン36,38はビークル4の後部近くに置かれていて、それらの重量がベースを下側に向けてさらに付勢して大地42と係合するようにし、それによって大砲アッセンブリイ8が発射時に安定となるのを助けている。さらに、シェルとチャージ36,38とは1ラウンドの発射の都度自動的にビークル4の後部に向って移動されるので、これが大砲アッセンブリイ8を安定化させるために最大可能な量の重量が作用することを確かなものとしている。述べてきたことは、この発明のSPガンが搭載している弾薬がない場合でも安定な動作をするように設計されていること、また弾薬の効果もそこではさらに大砲アッセンブリイの安定化を支援していることであると理解されよう。
【0034】
図1と2で示したように“モビリティ”モードでは、バレル16が廊下50の屋根の上で静止している。
【0035】
SPガン2の動作では、標的の位置が与えられ、発射位置の座標が搭載されている砲術計算機に入力され、そこで到達距離と標的の方位を計算する。搭載されている航法システムを用いてビークル4が運転されて発射位置に進み、標的から離れて直接向っている方向に配向される。大砲アッセンブリイ8は“ファイヤリング”モードに展開配備されて、それが標的に向うようにされて、ラウンド数が速い継続で異なる軌跡で発射されて、ラウンドが標的に実質的に同じ時間に到達するようにする。大砲アッセンブリイ8は直ちに“モビリティ”モードに戻されて、ビークルは別の位置に移動されて、報復の可能性を低減する。
【0036】
動力をもった展開(配備)システムで記述してきたものは、大砲アッセンブリイ8がビークル4が停止したその瞬間に自動的に展開されるように開始をする。またビークル4はバレル16が廊下50の屋根の上に降されると直ちに立ち去るように駆動できるようにする。これがこの発明のSPガン2に対してタンクとが自走形榴弾法のものと同じような可能性(モビリティ)のレベルを与えている。しかしながら、その重量は一般に20トンよりは、全装備のときに、小さく、実質的にはタンクよりも小さくて、空輸による戦場での配備を可能とし、空輸は例えば短滑走離着陸航空機であるHercules(ヘルクレス)C−130のようなもので図7に示すように可能とされている。さらにその大きな可能性が原因して、重い保護用の装甲を必要とせず軽量のApplique装甲をビークルの側部に沿ってもつだけでよい。これが別な重量軽減の源となっている。
【0037】
バレル16が“モビリティ”モードでのビークルの軸に沿って置かれているので、“ファイヤリング”モードで配備されるときには、これがビークルの側部を弾薬を運ぶために使用できるようにする。
【0038】
当業者にとってはこの発明が記述した特殊な実施例に限定されないこと、また変更修正がこの発明の範囲内で行なえることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による自走式大砲が“モビリティ(可動性)”モードにあるときの模式的側面図。
【図2】 図1の自走式大砲の正面図。
【図3】 図式の自走式大砲が“ファイヤリング(発射)”モードにあるときの側面図。
【図4】 大砲のアッセンブリイとビークル(車輌)との間の接続を“モビリティ”モードにあるときに示す模式図。
【図5】 “モビリティ”と“ファイヤリング”とのモード間での図4の接続を示す模式図。
【図6】 “ファイヤリング”モードにあるときの図4の接続を示す模式図。
【図7】 航空機内に保存されたこの発明の自走式大砲を示す模式図。
Claims (8)
- 1次動力源を有するビークル(4)と、前記ビークル(4)にマウントされた大砲アッセンブリイ(8)とを備えた自走形大砲(2)であって、前記大砲アッセンブリイ(8)は、
ベース(10)と、
前記ベース(10)に軸動可能にマウントされたクレードル(14)と、
前記クレードル(14)に摺動可能にマウントされて、発射の反動の結果として第1の位置から第2の位置へ変位できるようにされているバレル(16)とを備えていて、
前記大砲アッセンブリイ(8)は前記ビークル(4)に移動可能にマウントされていて、オペレーションの第1の「モビリティ」モードでは、前記大砲アッセンブリイ(8)が大地(42)と何らの直接的接触もすることがなく、前記バレル(16)は第1の方向を向いていて前記ビークル(4)を駆動することが可能であり、そして、オペレーションの第2の「ファイヤリング」モードでは、前記大砲アッセンブリイ(8)が発射位置に展開されて、この位置では前記ベース(10)が前方に移動して大地と接触する、
前記バレル(16)が、前記第1の方向とは少なくとも90度は差のある仰角の範囲に亘って展開可能である点、および、前記クレードル(14)の前記ベース(10)に関する軸動構造体は、前記バレル(16)の最大の反動を越える部位に配置されるベアリング(18)を備えている点を特徴とする自走形大砲。 - 前記ベースはいくつかのスペード(44)を組入れている請求項1記載の自走形大砲。
- 第1の方向は、実質的に水平な前方方向である請求項1または2記載の自走形大砲。
- 第1の方向は、ビークルの軸と実質的に一致する請求項1〜3のいずれか1記載の自走形大砲。
- 前記大砲アッセンブリイ(8)は軸動構成部体(24,26)によって前記ビークル(4)に軸動可能に取付けられているベース(10)により前記ビークルに移動可能にマウントされている請求項1〜4のいずれか1記載の自走形大砲。
- 軸動構成体(24,26)は、ベース(10)が大地(42)と係合する展開によって、軸動構成体(26)の近くでビークルの一部を大地から離して持ち上げるように構成されている請求項5記載の自走形大砲。
- 前記バレル(16)は前記“モビリティ”モードの際に、第2の位置に保持されている請求項1〜6のいずれか1記載の自走形大砲。
- 前記バレル(16)は前記“モビリティ”から“ファイヤリング”モードへ及びその逆方向に大砲アッセンブリイ(8)を展開する際には第2の位置に保持されている請求項1〜7のいずれか1記載の自走形大砲。
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