JP3908166B2 - 流体ディスペンサ組立品 - Google Patents
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Description
本発明は、香水、化粧品、あるいは、医薬の分野において使用されるものとしての、流体ディスペンサ組立品に関する。
香水および化粧品の分野では、実際、消費者に製品を認知してもらうことを目的にして、販売促進用サンプルとして用いられるディスペンサまたはディスペンサ組立品が存在する。そのようなサンプルは、無料で配布されるのが一般的である。また、こうしたサンプルの中には、雑誌に入れられるものもあり、さらには、1冊の雑誌に3つ、4つ、あるいは5つのサンプルが入れられることも珍しくない。そのため、サンプルについては、雑誌が厚くなりすぎないように、相当薄いものとする必要がある。雑誌は縦に山積みする形で積むのに適した形でなければならず、さらに、雑誌に入れられたサンプルのせいで積み重ねた雑誌が不安定になる事態は避けなければならない。
雑誌にサンプルを挿入する場合に一般的に用いられる機械では、サンプルは先ず、供給ビンに垂直に置かれることになる。吸着パッドシステムが、ビンの中で一番下にあるサンプルをつかみ、次いで、クローシステムがこれを吸着パッドシステムから引き継いで、貼りつけステーションから加圧ステーションへとサンプルを渡し、雑誌のページにサンプルが貼りつけられる。このようにしてサンプルを雑誌に配置する操作を実施するためには、吸着パッドシステムによってこれらをつかむ必要がある。残念なことに、吸着パッドシステムは、吸着パッド技術に固有の理由によって、実質的に平面となった面に対してしか効果的に動作しない。吸着パッドは、全体的にむらのある面に対しては利用できない。さらに、サンプルの形状を標準的なもの(正方形または矩形とするのが好ましい)とする必要があり、これは、ビン内におけるサンプルの位置決めや移動、吸着パッドシステムや、それに続くクローシステムによるビンの保持、が妨げられないようにするためである。
このようにサンプルとして使用されるディスペンサ組立品は、一般的に、流体貯蔵器が形作られた流体ディスペンサを有する。残念ながら、貯蔵器については、特に平らであると同時に特に平面的でもある、という形状を実現するのが難しい。貯蔵器の壁を平面にするためには、成形断面シェル(熱形成によるのが効果的である)を用いることができる。残念ながら、それでも、貯蔵器の厚みはかなりなものになる。また、2枚の柔軟なシートを使って貯蔵器を作ることも可能である。これであれば、貯蔵器の厚みを相当に減ずることができるが、貯蔵器の表面を確実に平面にすることはできない。
さらに、どんな流体ディスペンサも投与開口部を備えており、ディスペンサがサンプルとして使用される場合は、取り外し可能な密封部材で投与開口部を密封している場合が多く、消費者は、当該密封部材を切り取ったり、取り外したり、折り曲げたりすることで、投与開口部の口を開けることができる。重要なのは、吸着キャップおよびクローシステムを備える機械によるサンプルのフィード処理が、密封部材によって妨げられないようにすることである。言い換えると、取り外し可能な密封部材については、アクセス可能な状態に保つ一方で、フィード機械がサンプルをつかんで雑誌に固定する作動が当該密封部材によって妨害されないようにする必要がある。
ただし、貯蔵器の表面の平面性に関する問題、そして、取り外し可能な密封部材に起因する妨害に関する問題は、雑誌への挿入用に作られるサンプルに特有であると考えるべきではない。また、見た目の理由や機能上の理由から、貯蔵器の表面を平面にすることには効果がある。そこに文字を載せられるからである。加えて、取り外し可能な密封部材がサンプルの外側にあっても保護され、それによって、取り外し可能な密封部材が、意図しない形で切り離されたり、取り外されたりという事態が生じない、とするのが効果的である。
以上の課題を解決するために、本発明が提供するのは、流体ディスペンサ組立品であって、特徴となるのは、投与開口部と、当該投与開口部を密封するのに適した取り外し可能な密封部材とを備える実質的に平らな本体、を形作る流体ディスペンサと、そして、ディスペンサを包み、開口部部分が形成された包装であって、当該開口部部分に内部には取り外し可能な密封部材が納められ、それをつかんで本体から取り除くことで投与開口部を開けることが可能である、という前記包装と、を有する点である、というディスペンサ組立品である。
これによって、流体貯蔵器が形作られたディスペンサの本体は、包装によって覆われた形となる。さらに、取り外し可能な密封部材は開口部部分の中で保護されているため、組立品を取り扱う際に、これが障害になったり邪魔になったりすることはほとんどありえない。加えて、取り外し可能な密封部材が、その開口部部分において、意図しない形で駆動される可能性も極めて低くなる。そして、包装の外壁が、実質的に平らであるが厳密には平面でない、という本体を覆っている。この包装によって、少なくとも1つ面が平面となると共に、取り外し可能な密封部材は保護されることになる。
そして、第1の実施の形態においては、開口部部分はリセスを備え、当該リセス内には、取り外し可能な密封部材が、外から見える様態で保持されていること、とする。この実施の形態では、包装には一種のカットアウトが形成されることになり、このカットアウト内部で、取り外し可能な密封部材は目に見え、直接につかむことのできる状態となる。
そして、第2の実施の形態においては、開口部部分は、少なくとも部分的に、取り外し可能な密封部材を包んでいること、とする。また、開口部部分は、少なくとも1本の抵抗最弱ラインによって規定されており、それによって、開口部部分は、取り外し可能な密封部材と共に、包装の残り部分から取り外すことが可能であること、とするのが効果的である。さらに、変形例として、あるいはこれに加えて、開口部部分は、少なくとも1つのスロットによって規定されること、とする。その場合、開口部部分が取り外し可能な密封部材を覆う形となり、密封部材は必ずしも全体が目に見える状態にはならない。これを取り外す場合には、開口部部分をつかんで、そのまま取り外し可能な密封部材と一緒に切り取るだけでよい。
そして、第2の実施の形態においては、開口部部分は、少なくとも部分的に、取り外し可能な密封部材を包んでいること、とする。また、開口部部分は、少なくとも1本の抵抗最弱ラインによって規定されており、それによって、開口部部分は、取り外し可能な密封部材と共に、包装の残り部分から取り外すことが可能であること、とするのが効果的である。さらに、変形例として、あるいはこれに加えて、開口部部分は、少なくとも1つのスロットによって規定されること、とする。その場合、開口部部分が取り外し可能な密封部材を覆う形となり、密封部材は必ずしも全体が目に見える状態にはならない。これを取り外す場合には、開口部部分をつかんで、そのまま取り外し可能な密封部材と一緒に切り取るだけでよい。
そして、実際的な実施の形態として、包装は支持シートとカバーシートとから成り、ディスペンサは支持シートに固定されており、カバーシートは支持シートに対し、前記両シートの周縁部にわたって固定されていること、とする。支持シートについては、ディスペンサの本体よりも堅くするのが効果的であり、そうすることで、内側の面に対して本体が固定されることに起因する変形をまったく受けない。そして、最終的に包装が組み立てられた段階では、支持シートおよびカバーシートは、それらの間に収められたディスペンサの本体が実質的に平らであるため、わずかに凸状となる。それでも、全体的には、シートは実質的に平らであり、吸着パッドシステムがつまみ上げるのに適した形状となっている。同様に、2枚のシートのうちの少なくとも1枚が平面であるという事実によって、その上に、商標、成分、流体の取扱説明などの表記を載せるのが容易になる。また、支持シートとカバーシートとは一体的に作られており、1つの辺に沿って折り畳まれていること、とするのが好ましい。また、効果的な構成として、開口部部分は、前記1つの辺に位置していること、とする。また、取り外し可能な密封部材は、開口部部分の内部に全体が存すること、とするのが好ましい。また、実際的な実施の形態として、取り外し可能な密封部材は、接続辺(connection side)と実質的に一直線上に延びる自由端を備えていること、とする。
また、効果的な構成として、投与開口部は、開口部部分のエッジの1つに位置していること、とする。例えば、リセスの底面部や抵抗最弱ラインの上である。
また、好適な実施の形態として、本体には、押下されることで投与開口部を通して流体を外へ送り出すことを可能とする駆動壁が形作られており、前記動作壁は包装の上から駆動することが可能であること、とする。
また、好適な実施の形態として、本体には、押下されることで投与開口部を通して流体を外へ送り出すことを可能とする駆動壁が形作られており、前記動作壁は包装の上から駆動することが可能であること、とする。
また、本発明の別の側面として、開口部部分は、支持シートおよびカバーシートのそれぞれが有する、効果的には同一の形の、カットアウトによって形成されており、前記カバーシートが支持シート上に配置された際には、前記カットアウトは重なりあうこと、とする。
以下、本発明に関して、非制限的な例としての本発明の実施の形態を示す図面を参照しながら、更に詳しく説明する。
ここで説明する2つの実施例において、本発明の流体ディスペンサ組立品は、2つの構成物要素(すなわち、流体ディスペンサ1と包装2と)から成る。
ディスペンサ1については、たとえば、本文書に参照の形で組み入れられる特許公報:FR 2 791 645号に記述されたディスペンサと同一のものとすることができる。つまり、その文書に記述されたディスペンサと図2に示すディスペンサとは同一としてよい。ディスペンサ1が有する本体10は、1枚または2枚のシート11、12(例えば、合成フィルム製のもの)が、その周縁部で接合された形でなる。そして、この構造により、本体10は少量の流体を格納できる貯蔵器16を形作っている。そして、支持部品13が2枚のシート11、12の間に固定されており、その固定手段は、熱シール処理とするのが効果的である。この部品13は、流体をしみ込ませることのできる多孔質素材片14を保持する働きをする。多孔質素材片14は、支持部品13から貯蔵器16の内部へと延びるが、支持部品13に固定された端部を介して投与開口部17に通じている。また、バネ要素15が貯蔵器16内に配置されている。ディスペンサ1は、本体10に加えてさらに、取り外し可能な密封部材18を有し、当該密封部材は、投与開口部17を密封するか、またはこれを覆う。このディスペンサに関して特に特徴となるのは、特許公報文書:FR 2 791 645号に記述されているように、バネ要素15が最大限にまで圧縮されることで、取り外し可能な密封部材18が本体10から取り外されるまでの間、貯蔵器の容積が最小限に保たれる、という点である。これによって、ディスペンサの本体10については、その厚みが2ミリメートルを超えない、実質的に平らな形状となることが保証される。取り外し可能な密封部材18が取り外されると直ちに、空気が、投与開口部17さらには多孔質素材片14を通過して、貯蔵器16内に入ってくる。その時点では、貯蔵器16の内部には、少量の流体と大量の気体とが入っており、それによって、多孔質素材の部材および投与開口部17を通しての2相の投与を実行することが可能となる。こうして、良好な噴霧品質が保証される。
ここで説明する2つの実施例において、本発明の流体ディスペンサ組立品は、2つの構成物要素(すなわち、流体ディスペンサ1と包装2と)から成る。
ディスペンサ1については、たとえば、本文書に参照の形で組み入れられる特許公報:FR 2 791 645号に記述されたディスペンサと同一のものとすることができる。つまり、その文書に記述されたディスペンサと図2に示すディスペンサとは同一としてよい。ディスペンサ1が有する本体10は、1枚または2枚のシート11、12(例えば、合成フィルム製のもの)が、その周縁部で接合された形でなる。そして、この構造により、本体10は少量の流体を格納できる貯蔵器16を形作っている。そして、支持部品13が2枚のシート11、12の間に固定されており、その固定手段は、熱シール処理とするのが効果的である。この部品13は、流体をしみ込ませることのできる多孔質素材片14を保持する働きをする。多孔質素材片14は、支持部品13から貯蔵器16の内部へと延びるが、支持部品13に固定された端部を介して投与開口部17に通じている。また、バネ要素15が貯蔵器16内に配置されている。ディスペンサ1は、本体10に加えてさらに、取り外し可能な密封部材18を有し、当該密封部材は、投与開口部17を密封するか、またはこれを覆う。このディスペンサに関して特に特徴となるのは、特許公報文書:FR 2 791 645号に記述されているように、バネ要素15が最大限にまで圧縮されることで、取り外し可能な密封部材18が本体10から取り外されるまでの間、貯蔵器の容積が最小限に保たれる、という点である。これによって、ディスペンサの本体10については、その厚みが2ミリメートルを超えない、実質的に平らな形状となることが保証される。取り外し可能な密封部材18が取り外されると直ちに、空気が、投与開口部17さらには多孔質素材片14を通過して、貯蔵器16内に入ってくる。その時点では、貯蔵器16の内部には、少量の流体と大量の気体とが入っており、それによって、多孔質素材の部材および投与開口部17を通しての2相の投与を実行することが可能となる。こうして、良好な噴霧品質が保証される。
以上は、流体ディスペンサに関する特定の実施の形態にすぎない。本発明の範囲から逸脱しない形で、ディスペンサに関する他の実施の形態を考えることは当然可能である。しかし、好ましいのは、特許公報文書FR 2 791 645号に記述されたもの、すなわち、本実施の形態におけるディスペンサである。
また、流体製品に関しては、粉末(より一般的な言い方では、粒状物質(pulverulent material))としてもよい。なお、その場合、多孔質素材は省略することができる。
また、流体製品に関しては、粉末(より一般的な言い方では、粒状物質(pulverulent material))としてもよい。なお、その場合、多孔質素材は省略することができる。
本発明では、ディスペンサ組立品はさらに包装2を有し、当該包装は、少なくとも部分的にディスペンサ1の本体10を包んでいる。包装2については、2枚のシート21、25から成り、その間にディスペンサ1の本体10が配置される、としてもよい。また、包装については、単一のシートが、まっすぐな接続サイド20を成す折り目に沿って半分に折り曲げられている、という形で成ることにしてもよい。当該シートは、プラスチック製、金属製、紙製、カード製、あるいは、金属とプラスチックとのラミネート合成フィルム製、とすることができる。
効果的な構成として、シートの寸法はディスペンサ1の本体10の寸法より大きく、それによって、ディスペンサの本体10をシートの間に配置しても、そこから突き出ることはない。また、2枚のシートの一方であるシート25は、ディスペンサの本体10が接着剤によって固定される支持シートとして用いるのが好ましい。ここでは、本体10の面11が、支持シート25に貼り付けられるものとする。そうして、もう一方のシート21は、支持シート25の上にかぶさる形で折り畳まれ、ディスペンサの本体10を覆う形となる。カバーシート21は支持シート25上に、それらの各周縁部22、26において貼り付けられるが、2枚のシートがつなぎ合わされている側面20は除く。このようにしてできた包装の輪郭は、完全に平らで、薄いものとなる。
ディスペンサの本体10は実質的に平らであるといえる(厚みがおよそ2mmである)ので、支持シート25およびカバーシート21も、比較的平らな状態を保つか、そうでない場合でも、わずかに湾曲している程度である。こうして、非常に平らで、表面が実質的に平面であるようなディスペンサ組立品が得られる。必須の条件は、ディスペンサ組立品の2つの表面のうちの少なくとも1つが実質的に平面となっている、ということである。しかし、実際のところ、上での述べたようなディスペンサの場合、ディスペンサ組立品の表面は、両方とも実質的に平面となる。
発明に関するもう一つの特性として、取り外し可能な密封部材は、包装2に形成された開口部部分24、28、240、280の内部に収容される形となる。
図1から3に示す、発明の第1の実施の形態では、取り外し可能な密封部材18はリセス内に収まっており、当該リセスは、2枚のシートが出会う接続部分(すなわち、側面20)にカットアウトの形で設けられたウインドウによって形成されている。そうして、リセスは、カバーシート21に形成されたウインドウ部24と、支持シート25に形成されたもう1つのウインドウ部28とから成る。2枚のシートが折り重ねられて、互いに固定された段階では、図3に見られるように、ウインドウは、側面20に切り抜かれたリセスに姿を変える。取り外し可能な密封部材18は、その全体がリセス24、28の内部に存する、とするのが効果的であり、さらに、その自由端182が、実質的に側面20と一直線上の位置となる、とするのが好ましい。本体10を支持する支持部品13に形成された投与開口部17については、リセス24、28の底の線に来るようにするのが効果的である。リセス内に取り外し可能な密封部材18を配置することによって、前記部材は充分に保護され、しかも、それが邪魔になったり、偶然に切り取られたりする、という危険も生じない。加えて、ディスペンサ組立品は、ほとんど完全な矩形または正方形の形状を有しており、取り外し可能な密封部材が包装2に形成されたリセスのほとんど全体を占めるようになっている。
図1から3に示す、発明の第1の実施の形態では、取り外し可能な密封部材18はリセス内に収まっており、当該リセスは、2枚のシートが出会う接続部分(すなわち、側面20)にカットアウトの形で設けられたウインドウによって形成されている。そうして、リセスは、カバーシート21に形成されたウインドウ部24と、支持シート25に形成されたもう1つのウインドウ部28とから成る。2枚のシートが折り重ねられて、互いに固定された段階では、図3に見られるように、ウインドウは、側面20に切り抜かれたリセスに姿を変える。取り外し可能な密封部材18は、その全体がリセス24、28の内部に存する、とするのが効果的であり、さらに、その自由端182が、実質的に側面20と一直線上の位置となる、とするのが好ましい。本体10を支持する支持部品13に形成された投与開口部17については、リセス24、28の底の線に来るようにするのが効果的である。リセス内に取り外し可能な密封部材18を配置することによって、前記部材は充分に保護され、しかも、それが邪魔になったり、偶然に切り取られたりする、という危険も生じない。加えて、ディスペンサ組立品は、ほとんど完全な矩形または正方形の形状を有しており、取り外し可能な密封部材が包装2に形成されたリセスのほとんど全体を占めるようになっている。
このようなディスペンサ組立品を使用する際、ユーザは単に、取り外し可能な密封部材18を取り外したうえで、本体10の一方または両方の表面に形成された駆動壁19を押し込むように、包装に圧力を加えるだけでよい。
図4から6に示される第2の実施の形態では、取り外し可能な密封部材18は、シート21、25によって形成される開口部部分に包まれている。より厳密に言えば、シート21と25は2枚のフラップ240、280を形作っており、カバーシート21が支持シート25に重なる形に折り畳まれた状態では、これらは重なり合う形となる。ここに示す例におけるフラップ240、280は、部分的には、抵抗最弱ライン241、281によって、さらに、スロット248によって形作られている。図5に示すように包装が閉じられた状態では、重なった2枚のフラップ240、280がタブを形成する。そして、当該タブは、取り外し可能な密封部材を包む形となり、半分に折られたスロット248と重なった切取り開始線241、281とによって規定される。図4から6に示す実施の形態では、開口部部分は側面20に位置しており、そのため、フラップ240、280は単一の部品を形成することになる。当然のことながら、開口部部を包装2の他のいずれかの側面に配置することも可能である。
図4から6に示される第2の実施の形態では、取り外し可能な密封部材18は、シート21、25によって形成される開口部部分に包まれている。より厳密に言えば、シート21と25は2枚のフラップ240、280を形作っており、カバーシート21が支持シート25に重なる形に折り畳まれた状態では、これらは重なり合う形となる。ここに示す例におけるフラップ240、280は、部分的には、抵抗最弱ライン241、281によって、さらに、スロット248によって形作られている。図5に示すように包装が閉じられた状態では、重なった2枚のフラップ240、280がタブを形成する。そして、当該タブは、取り外し可能な密封部材を包む形となり、半分に折られたスロット248と重なった切取り開始線241、281とによって規定される。図4から6に示す実施の形態では、開口部部分は側面20に位置しており、そのため、フラップ240、280は単一の部品を形成することになる。当然のことながら、開口部部を包装2の他のいずれかの側面に配置することも可能である。
このディスペンサ組立品を使用する際、ユーザは、開口部部分が形成されているタブをつかみ、それを切取り開始線に沿って切り取る。すると、それによって、タブに包まれている取り外し可能な密封部材も同時に切り取られることになる。
本発明のディスペンサ組立品の場合、供給ビン(組立品をつかんで雑誌内に挿入する吸着パッドシステムを備える機械に使われるもの)に格納するのが非常に容易となる。
本発明のディスペンサ組立品の場合、供給ビン(組立品をつかんで雑誌内に挿入する吸着パッドシステムを備える機械に使われるもの)に格納するのが非常に容易となる。
図面に示したディスペンサ組立品の形状は、矩形または正方形となっているが、これについては他の幾何学的形状を考えることも可能であり、例えば、多角形、円形、卵形、または楕円などが考えられる。本発明の原則の1つは、組立品が、実質的に平面となった表面を少なくとも1つ有する、および/または、内部に取り外し可能な密封部材が保持される開口部部分を有する、という事実に存する。
Claims (14)
- 流体ディスペンサ組立品であって、
投与開口部(17)と、当該投与開口部(17)を密封するのに適した取り外し可能な密封部材(18)とを備える実質的に平らな本体(10)、を形作る流体ディスペンサ(1)と、そして、
ディスペンサ(1)を包み、開口部部分(24、28;240、280)が形成された包装(2)であって、当該開口部部分に内部には取り外し可能な密封部材(18)が納められ、それをつかんで本体から取り除くことで投与開口部を開けることが可能である、という前記包装と、を有し、
前記包装は辺(side)を有し、
特徴となるのは、開口部部分が前記辺に存し、取り外し可能な密封部材が開口部部分の中に存する点である、
というディスペンサ組立品。 - 開口部部分はリセス(24、28)を備え、当該リセス内には、取り外し可能な密封部材(18)が、外から見える様態で保持されていること、
を特徴とする請求項1に記載のディスペンサ組立品。 - 開口部部分(240、280)は、少なくとも部分的に、取り外し可能な密封部材(18)を包んでいること、
を特徴とする請求項1に記載のディスペンサ組立品。 - 開口部部分(240、280)は、少なくとも1本の抵抗最弱ライン(241、281)によって規定されており、それによって、開口部部分は、取り外し可能な密封部材と共に、包装の残り部分から取り外すことが可能であること、
を特徴とする請求項3に記載のディスペンサ組立品。 - 開口部部分(240、280)は、少なくとも1つのスロット(248)によって規定されること、
を特徴とする請求項3または4に記載のディスペンサ組立品。 - 包装は支持シート(25)とカバーシート(21)とから成り、ディスペンサ(1)は支持シート(25)に固定されており、カバーシートは支持シートに対し、前記両シートの周縁部(22、26)にわたって固定されていること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - 支持シートとカバーシートとは一体的に作られており、1つの辺(20)に沿って折り畳まれていること、
を特徴とする請求項6に記載のディスペンサ組立品。 - 開口部部分(24、28;240、280)は、前記1つの辺(20)に位置していること、
を特徴とする請求項3に記載のディスペンサ組立品。 - 取り外し可能な密封部材(18)は、開口部部分(24、28;240、280)の内部に全体が存すること、
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - 取り外し可能な密封部材(18)は、前記1つの辺(20)と実質的に一直線上に延びる自由端(182)を備えていること、
を特徴とする請求項8または9に記載のディスペンサ組立品。 - シート(21、25)のうちの少なくとも1枚が実質的に平面であること、
を特徴とする請求項6に記載のディスペンサ組立品。 - 投与開口部(17)は、開口部部分のエッジの1つに位置していること、
を特徴とする請求項6に記載のディスペンサ組立品。 - 本体(10)には、押下されることで投与開口部を通して流体を外へ送り出すことを可能とする駆動壁(19)が形作られており、前記動作壁は包装の上から駆動することが可能であること、
を特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - 開口部部分(24、28;240、280)は、支持シートおよびカバーシートのそれぞれが有する、効果的には同一の形の、カットアウト(24、28;241、281、248)によって形成されており、
前記カバーシートが支持シート上に配置された際には、前記カットアウトは重なりあうこと、
を特徴とする請求項6に記載のディスペンサ組立品。
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