JP3907499B2 - 受信装置およびこれを用いた移動体端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上波デジタル放送等の放送サービス信号を受信する携帯機器等の受信装置およびこれを用いた移動体端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、地上波のアナログテレビ放送を受信できる移動を前提とした携帯端末が存在しているが、伝送方式がマルチパスの影響を受けやすい点やアンテナ等の受信性能の問題があり、屋外や移動中の環境下では、正常な放送受信ができないことも多かった。
前記の課題を解決するために、近年、地上波のテレビ放送において、従来からのアナログ方式に変わる、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式を採用した地上波デジタルテレビの実用化が進められている。OFDM方式は、高速なデータ信号を低速で狭帯域なデータ信号に変換し、周波数軸上で並列に伝送することにより、シンボル長を長くして全体に占める符号間干渉を小さくすことができるので、マルチパスによる影響を受けにくく、移動中に受信しても画面が途切れたりする不具合が少ない等の利点がある。
【0003】
地上波デジタルテレビ放送では、図6(a)に示すように、約6MHzの伝送帯域61を13個のセグメント62に分割して、13個のセグメント全てを1チャンネルのHDTV(高品位テレビジョン)あるいは複数チャンネルのSDTV(標準画質テレビジョン)固定受信用に使用する方法がある。さらに、図6(b)に示すように13個のセグメントを最大3階層に分割して、固定受信用の階層64,66のほかに、移動体受信用の階層65を設定することが可能である。
【0004】
変調方式は各階層で任意に決められるので、移動受信用の階層は電波の受信の容易性と移動受信装置のシステム負荷軽減のために、周波数帯の中心に位置する1セグメントが割り当てられ、変調方式も干渉や妨害に強いDQPSK変調方式等が使用される。
このように、地上波デジタル放送ではPDAや携帯電話等の携帯機器に、移動受信用の地上波デジタル放送サービスを受信させる試みが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、移動体向けの地上波デジタル放送は、視聴需要やメンテナンス等の関係で、早朝や深夜は放送サービスを行わない可能性があり、放送エリア内であっても、必ずしも常時放送サービスが受信可能と言うわけではない。
また、移動体端末の存在位置は固定されているわけではないので、移動体端末が放送サービスのエリア外に出てしまう可能性もある。
【0006】
このような状況では、放送サービスが時間的、空間的に受信可能かどうかチェックする必要がある。放送サービスの確認方法としては、移動受信用の階層65の伝送周波数帯に対してキャリアセンスを行う方法がある。キャリアセンスを備えた受信機の構成例として、図7に示すものが知られている。この受信装置は、アンテナ101、バンドパスフィルタ102、高周波増幅回路104、検出回路105、局部発振器107、復調回路108、制御回路109、記憶回路110から構成されている。復調回路108内には周波数変換器106と電力分配器103が配されている。
【0007】
図7の受信装置は、電力分配器103に接続される検出回路105で受信電力の検出を行うので、最低でも高周波増幅回路104と周波数変換器106に常時電源を供給する必要があり、携帯端末のように消費電力の抑制を意図した場合には問題がある。
電力分配器103と周波数変換器106はパッシブ素子を使用することが可能であり、それ自体に電源を与える必要がないので電力消費を抑制できるが、周波数変換器106にパッシブミキサを使用した場合には、受信信号を周波数変換する際に受信電力の損失が大きくなるという問題がある。この場合に、受信装置を正常に動作させるには受信電力の損失補償が必要であり、高周波増幅器104は高いゲインが必要となるので、電力を余計に消費してしまう。
【0008】
従って、本発明の目的は、上記の課題を鑑み、低消費電力化と移動体向け放送サービスの有無の判別が両立可能な受信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明に係る受信装置は、放送サービス信号を受信する受信装置において、受信信号のうち特定の放送周波数帯の信号を検出する検出回路と、受信信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路の増幅信号を復調する復調回路と、前記検出回路の検出した信号が前記復調回路で復調可能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給し、前記検出回路の検出した信号がないか、あるいは前記復調回路で復調不能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給しない制御回路と、を備え、前記検出回路は、前記特定の放送周波数帯に応じたローカル信号を出力する局部発振手段と、該ローカル信号に基づいて前記受信信号を前記特定の放送周波数に対応した中間周波数信号或いはベースバンド信号に変換するパッシブミキサと、該中間周波数信号或いは該ベースバンド信号の強度を検出する検出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る受信装置において、前記復調回路は、前記局部発振手段が出力するローカル信号に基づいて前記受信信号を前記特定の放送周波数に対応した中間周波数信号或いはベースバンド信号に変換する周波数変換手段を備え、該周波数変換手段は、アクティブミキサであることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る受信装置は、放送サービス信号を受信する受信装置において、受信信号のうち移動受信用の階層で構成された1つのセグメントの周波数帯のみを通過させるバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタを通過した信号を検出する検出回路と、前記バンドパスフィルタを通過した信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路の増幅信号を復調する復調回路と、前記検出回路の検出した信号が前記復調回路で復調可能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給し、前記検出回路の検出した信号がないか、あるいは前記復調回路で復調不能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給しない制御回路と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る受信装置において、前記バンドパスフィルタは、1つの放送チャンネルの移動受信用の階層で構成された1つのセグメントの周波数帯のみを通すフィルタが、受信する放送チャンネル数だけ設けられており、さらに、前記バンドパスフィルタを通過する信号のうち特定の放送チャンネルの周波数帯の信号を選択するスイッチを設けたことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る受信装置は、放送サービスの信号を受信する受信装置において、受信信号を増幅する機能および受信信号をバイパスする機能を切り換え可能な増幅回路と、バイパスされた受信信号のうち特定の放送周波数帯の信号を検出する検出回路と、前記増幅回路の増幅信号を復調する復調回路と、受信信号を前記増幅回路にバイパスさせて前記検出回路に検出させ、前記検出回路の検出信号が前記復調回路で復調可能なレベルの場合のみ、前記増幅回路に受信信号を増幅させる制御回路と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る移動多端末は、本発明に係る受信装置を備え、前記制御回路は、前記特定の放送周波数帯の信号の検出を複数回行い、該信号の検出ができない場合に、前記検出回路への電源供給を停止することを特徴とする。
【0016】
本発明においては、増幅回路が機能する前に、検出回路で検出した受信信号のレベルから復調可能であれば、増幅回路を機能させるようにしたので、低消費電力化と、移動体向け放送サービスの有無の判断が同時に可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】
<第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態に係わる受信装置の構成を示すブロック図であり、図2は第1の実施の形態に係わる放送の検出の方法を示した流れ図である。
図1の受信装置は、アンテナ1、バンドパスフィルタ2、電力分配器3、高周波増幅回路4、検出回路5、第1の周波数変換器6、ベースバンド復調回路8、制御回路9、記憶回路10で構成されている。検出回路5は局部発振器7で構成される局部発振手段と、検出回路内のその他の機能ブロック11で構成される検出手段を備えている。また局部発振器7は第1の周波数変換器6へのローカル信号の供給機能も備えている。
【0019】
次に、受信装置を構成する各ブロックの機能と放送の受信信号の処理について説明する。
移動体向け地上波デジタル放送を受信するアンテナ1は、全てのチャンネルの放送周波数帯を通過させる広い通過帯域特性のバンドパスフィルタ2に接続され、バンドパスフィルタ2は電力分配器3に接続されている。電力分配器3はローノイズアンプ(LNA)4aと第2の周波数変換器5aに接続され、放送の受信信号電力を第1の受信信号(SIG11)と第2の受信信号(SIG12)に分割する機能を有している。第1の受信信号はローノイズアンプ4aに入力され、ローノイズアンプ4aが有する一定の利得分だけ、第1の受信信号が増幅される。ローノイズアンプ4aは可変利得増幅器4bに接続され、可変利得増幅器4bは制御回路9が受信信号電力に応じて設定する利得分の電力増幅を行う。
【0020】
可変利得増幅器4bは第1の周波数変換器6に接続され、第1の周波数変換器6は、放送周波数帯に応じたローカル信号を局部発振器7から入力することにより、第1の受信信号を第1のベースバンド信号(SIG11B)にダウンコンバートする。第1の周波数変換器6はローパスフィルタ8aに接続され、ローパスフィルタ8aは第1のベースバンド信号から不要な周波数帯のノイズを除去する。
【0021】
ローパスフィルタ8aは、ベースバンド信号増幅器8bに接続され、ベースバンド信号増幅器8bは第1のベースバンド信号を自身の後段に接続される第2のA/D変換器8cの入力電圧範囲に適合するように第1のベースバンド信号のレベルを調整する。第1のA/D変換器8cは第1のベースバンド信号をアナログからデジタルに変換して、自身の後段に接続されるOFDM復調器8dにデジタル化したベースバンド信号を送る。OFDM復調器8dはデジタル化したベースバンド信号の復調を行い、テレビ受像器に復調した放送信号を送る。
【0022】
一方、電力分配器3から分配される第2の受信信号(SIG12)は、第2の周波数変換器5aに、放送周波数帯63に合わせたローカル信号を局部発振器7から入力することにより、第2のベースバンド信号(SIG12B)にダウンコンバートされる。第2の周波数変換器5aはローパスフィルタ5bに接続され、ローパスフィルタ5bは第2のベースバンド信号中に存在する同調したチャンネル以外の放送信号を含んだノイズ成分を除去し、純粋な放送信号のみを自身の後段に接続されるRSSI(受信信号強度表示)回路5cに送る。
【0023】
RSSI回路5cは、第2のベースバンド信号の電力レベルに応じたRSSI電流信号を出力し、自身の後段に接続される電流電圧変換器5dにより、RSSI出力電流信号をRSSI電圧信号に変換する。電流電圧変換器5dは第2のA/D変換器5eに接続しており、第2のA/D変換器5eは、RSSI電圧信号をアナログからデジタルに変換して、制御回路9にデジタル化したRSSI信号を送る。
【0024】
制御回路9は、前記RSSI信号を記憶回路10にあらかじめ記憶させておいた変換テーブルに基づいて、アンテナ1端での放送信号の電力レベルを検出する。さらに、制御回路9は検出したアンテナ端での電力レベルに応じて可変利得増幅器4bのゲイン制御や放送電波の有無の判断を行う他に、局部発振器7の周波数設定等の各機能ブロックに対する制御を行う。
【0025】
次に、移動体向け地上波デジタル放送の検出の方法について、主に図2を用いて説明する。
本発明の第1の実施の形態の受信装置を搭載した端末機器が、移動体向け地上波デジタル放送の受信を試みようとした場合に、最初のステップS11では、検出回路5、制御回路9、記憶回路10に電源供給を行い、高周波増幅回路4、ベースバンド復調回路8には電源供給を行わない。アンテナ1、バンドパスフィルタ2、電力分配器3については、パッシブ素子であり電源供給を必要としないので、前記放送の検出動作は正常に機能する。
【0026】
次のステップS12で、検出テスト回数Nを0に戻す初期設定を行い、ステップS13で、検出回路5、制御回路9、記憶回路10に電源を供給して、放送信号の検出を試みる。放送信号の検出の方法は、記憶回路10にあらかじめ備えられた電力変換テーブルに基づいて、検出回路5で検出したRSSI信号よりアンテナ1での受信電力を制御回路9が検出する。
【0027】
ステップS14では、検出テスト回数Nに1を加える操作を行って、検出回数をカウントアップする。ステップS15では、制御回路9はアンテナ端での受信電力が閾値以上(例えば−80dBm以上か)であるかどうかを判定し、前記受信電力が閾値以上であれば、放送信号が受信可能であると判断してステップS16に進む。前記受信電力が閾値未満であれば、ステップS18に進み、検出テスト回数Nが規定の検出テスト回数Aより小さい場合は、一定時間経過後にステップS13で再び放送の検出を試みる。
【0028】
もし、検出テスト回数Nが規定の検出テスト回数Aと等しくなった場合はステップS19で、放送を受信できる環境にないと判断して、検出回路5、制御回路9、記憶回路10への電源供給を停止して、放送の検出を終了する。放送の検出を受信装置が複数回行うのは、受信装置を搭載した移動体端末が、物陰や遮蔽物の影響でたまたま受信できない場合等に対処したものであり、複数回受信を試みれば、放送信号の検出精度が向上する。
ステップS16では、高周波増幅回路4、ベースバンド復調回路8に電源の供給を開始して、通常の放送信号受信動作に入る(ステップS17)。
【0029】
このように、検出回路の前段に高周波信号をベースバンド信号にダウンコンバートするパッシブミキサ(第2の周波数変換器5a)を設けたことにより、高周波増幅回路4より前段の回路のみの動作で受信信号の検出が可能になり、高周波増幅器4、復調回路8の第1の周波数変換器6(アクティブミキサ)等の消費電力が大きい回路の電源供給を完全に停止することができる。
【0030】
ここで、受信信号をダウンコンバートする第1の周波数変換器6は受信信号の損失を防ぐためにアクティブミキサの使用が望ましい。一方、検出回路5に含まれる第2の周波数変換器5aは、信号の有無が確認できれば良いのでパッシブミキサの損失量(7〜10dB程度)はほとんど問題にならないので、パッシブミキサを周波数変換手段に使用できる。また、検出回路5に含まれる局部発振器7は、第1の周波数変換器6に使用するものと共用できるので、別に局部発振手段を設ける必要性はない。ゆえに、低消費電力化と、移動体向け放送サービスの有無の判断が同時に可能になる。
【0031】
<第2の実施の形態>
図3は第2の実施の形態に係わる受信装置の構成を示すブロック図である。
図3の受信装置は、アンテナ1、バンドパスフィルタ群回路22、電力分配器3、高周波増幅回路4、検出回路25、第1の周波数変換器6、局部発振器7、ベースバンド復調回路8、制御回路29、記憶回路30で構成されている。
【0032】
次に、受信装置を構成する各ブロックの機能と放送の受信信号の処理について説明する。
移動体向け地上波デジタル放送を受信するアンテナ1は、第1の高周波スイッチ回路22aに接続されている。第1の高周波スイッチ回路22aは、制御回路29より発する制御信号に基づいて、受信する放送の周波数帯に応じて、受信信号の経路切り替え動作を行う。
【0033】
複数の放送チャンネルから1つの受信チャンネルのみを選択して、信号強度を検出するための機能は、(第1の実施の形態)では第2の周波数変換器5aに入力する局部発振器7の周波数を変えることにより実現しているが、(第2の実施の形態)ではバンドパスフィルタ群回路22中のバンドパスフィルタ(22c1から22cn)を切り換えることにより実現している。
【0034】
第1の高周波スイッチ回路22aには、バンドパスフィルタ(22c1)からバンドパスフィルタ(22cn)のn個のバンドパスフィルタが並列に接続されている。前記nは受信するチャンネル数である。前記n個のバンドパスフィルタのもう一方は、第1の高周波スイッチ回路22aと同様の動作を行う第2の高周波スイッチ回路22bに接続されている。
【0035】
ここで、前記バンドパスフィルタの前後に第1の高周波スイッチ回路22aおよび第2の高周波スイッチ回路22bを設けた理由は、前段のアンテナ1と後段の電力分配器3に対するインピーダンス整合を容易にし、かつ選択された信号経路以外の経路への信号の回り込みを抑制するためである。
【0036】
第2の高周波スイッチ回路22bのもう一方の端子は、放送の受信信号電力を第1の受信信号(SIG21)と第2の受信信号(SIG22)に分割する機能を備えた電力分配器3に接続されている。電力分配器3の出力端子の一方はローノイズアンプ4aに接続され第1の受信信号を送出し、もう一方の出力端子は第2の周波数変換器4aに接続され第2の受信信号を送出する。
【0037】
ローノイズアンプ4aは、自身が有する一定の利得分だけ第1の受信信号を増幅し、自身の後段に接続されている可変利得増幅器4bに第1の受信信号を送る。可変利得増幅器4bは、制御回路29が受信信号電力強度に応じて設定する制御信号に基づいて利得量を決定し、電力増幅を行う。
【0038】
可変利得増幅器4bは第1の周波数変換器6に接続され、第1の周波数変換器6は、放送周波数帯に合わせたローカル信号を局部発振器7から入力することにより、第1の受信信号を第1のベースバンド信号(SIG21B)にダウンコンバートする。第1の周波数変換器6はローパスフィルタ8aに接続され、ローパスフィルタ8aは第1のベースバンド信号から不要な周波数帯のノイズを除去する。
【0039】
ローパスフィルタ8aは、第1のベースバンド信号増幅器8bに接続され、ベースバンド信号増幅器8bは第1のベースバンド信号を自身の後段に接続される第1のA/D変換器8cの入力電圧範囲に適合するように信号レベルを調整する。第1のA/D変換器8cは第1のベースバンド信号をアナログからデジタルに変換して、自身の後段に接続されるOFDM復調器8dにデジタル化したベースバンド信号を送る。OFDM復調器8dはデジタル化したベースバンド信号の復調を行い、テレビ受像器に復調した放送信号を送る。
【0040】
一方、電力分配器3から分配される第2の受信信号(SIG22)は、RSSI回路25cに送られ、第2の受信信号の電力レベルに応じたRSSI電流信号を出力し、自身の後段に接続される電流電圧変換器25dにより、RSSI電流信号をRSSI電圧信号に変換する。電流電圧変換器25dは第2のA/D変換器25eに接続しており、第2のA/D変換器25eは、RSSI出力電圧信号をアナログからデジタルに変換して、制御回路29にデジタル変換後のRSSI信号を送る。
【0041】
制御回路29は、前記RSSI信号を記憶回路30にあらかじめ記憶させておいた変換テーブルに基づいて、アンテナ1端での放送信号の電力レベルを検出する。さらに、制御回路29は検出したアンテナ端での電力レベルに応じて可変利得増幅器4bのゲイン制御や放送電波の有無の判断を行う他に、局部発振器7の周波数設定等の各機能ブロックに対する制御を行う。
第2の実施の形態の移動体向け地上波デジタル放送の検出の方法は、図2に示す第1の実施の形態と同様の方法で可能である。
【0042】
このように、放送信号のうち、移動体受信用の階層で構成された1つのセグメントの周波数帯のみを通過させるバンドパスフィルタ群回路22をチャンネル数に応じて備えることにより、高周波増幅回路4以降の受信信号の復調に直接関係する回路の電源供給を完全に停止することができるので、低消費電力化と、移動体向け放送サービスの有無の判断が同時に可能となる。
【0043】
<第3の実施の形態>
図4は第3の実施の形態に係わる受信装置の構成を示すブロック図であり、図5は第3の実施の形態に係わる放送の検出の方法を示した流れ図である。
図4の受信装置は、アンテナ1、バンドパスフィルタ2、高周波増幅回路34、検出回路35、第1の周波数変換器6、局部発振器7、ベースバンド復調回路38、制御回路39、記憶回路40で構成されている。
【0044】
次に、受信装置を構成する各ブロックの機能と放送の受信信号の処理について説明する。
移動体向け地上波デジタル放送を受信するアンテナ1は、全てのチャンネルの放送周波数帯を通過させる広い通過帯域特性のバンドパスフィルタ2に接続され、バンドパスフィルタ2はローノイズアンプ34aに接続されている。ローノイズアンプ34aは、制御回路39より発する制御信号に基づいて、受信信号をバイパスするか、あるいは増幅するかが選択される。ローノイズアンプ34aは可変利得増幅器34bに接続され、可変利得増幅器34bは、制御回路39より発する制御信号に基づいて、受信信号をバイパスするか、あるいはどの程度増幅するかを選択する。
【0045】
ここで、ローノイズアンプ34aおよび可変利得増幅器34bは受信信号をバイパスする機能を有し、受信信号をバイパスしている間は、増幅動作を行わないので、C−MOSスイッチの状態を保持するだけの微少な電力消費で済む。
【0046】
可変利得増幅器34bは第1の周波数変換器6に接続され、第1の周波数変換器6は、放送周波数帯に合わせたローカル信号を局部発振器7から入力することにより、受信信号をベースバンド信号にダウンコンバートする。第1の周波数変換器6はローパスフィルタ8aに接続され、ローパスフィルタ8aはベースバンド信号から不要な周波数帯のノイズを除去する。
【0047】
ローパスフィルタ8aは電力分配器33に接続され、電力分配器33は前記ベースバンド信号を第1のベースバンド信号(SIG31B)と第2のベースバンド信号(SIG32B)に分配する。電力分配器33の一方の分配出力、即ち第1のベースバンド信号はベースバンド増幅器8bに入力され、もう一方の分配出力、即ち第2のベースバンド信号はRSSI回路35cに入力される。
【0048】
ベースバンド信号増幅器8bは第1のベースバンド信号を自身の後段に接続される第1のA/D変換器8cの入力電圧範囲に適合するように信号レベルを調整する。第1のA/D変換器8cは第1のベースバンド信号をアナログからデジタルに変換して、自身の後段に接続されるOFDM復調器8dにデジタル化したベースバンド信号を送る。OFDM復調器8dはデジタル化したベースバンド信号の復調を行い、テレビ受像器に復調した放送信号を送る。
【0049】
一方、第2のベースバンド信号は、RSSI(受信信号強度表示)回路35cに入力された後に、第2のベースバンド信号の電力レベルに応じたRSSI出力信号を出力し、自身の後段に接続される電流電圧変換器35dにより、RSSI電流信号をRSSI電圧信号に変換する。電流電圧変換器35dは第2のA/D変換器35eに接続しており、第2のA/D変換器35eは、RSSI出力電圧信号をアナログからデジタルに変換して、制御回路39にデジタル変換後のRSSI信号を送る。
【0050】
制御回路39は、前記RSSI信号を記憶回路40にあらかじめ記憶させておいた変換テーブルに基づいて、アンテナ1端での放送信号の電力レベルを検出する。さらに、制御回路39は検出したアンテナ端での電力レベルに応じて可変利得増幅器34bのゲイン制御や放送電波の有無の判断を行う他に、局部発振器7の周波数設定等の各機能ブロックに対する制御を行う。
【0051】
次に、移動体向け地上波デジタル放送の検出の方法について、主に図5を用いて説明する。
本発明の第3の実施の形態の受信装置を搭載した端末機器が、移動体向け地上波デジタル放送の受信を試みようとした場合に、最初のステップS31では高周波増幅回路34をバイパス状態にして、バンドパスフィルタ2を通過した受信信号は第1の周波数変換器6に直接入力され、ローパスフィルタ8aと電力分配器33を経由して、検出回路35に第2のベースバンド信号が入力される。このステップS31では、検出回路35、制御回路39、記憶回路40、第1の周波数変換器6、局部発振器7に電源供給を行い、高周波増幅回路34はスイッチ状態を保存するためだけに微少な電源を供給し、その他のベースバンド復調回路38には電源供給を行わない。アンテナ1、バンドパスフィルタ2、電力分配器33については、パッシブ素子であり電源供給を必要としないので、前記放送の検出動作は正常に機能する。
【0052】
次のステップS32で、検出テスト回数N=0の初期設定を行い、ステップS33で、検出回路35、制御回路39、記憶回路40を動作させて、放送信号の検出を試みる。放送信号の検出の方法は、記憶回路40にあらかじめ備えられた電力変換テーブルに基づいて、検出回路35で検出したRSSI信号よりアンテナ1端での受信電力を制御回路39が検出する。
【0053】
ステップS34では、検出テスト回数Nに1を加える操作を行って、検出テスト回数をカウントアップする。ステップS35では、制御回路39はアンテナ端での受信電力が閾値以上(例えば−80dBm以上か)であるかどうかを判定し、前記受信電力が閾値以上であれば、放送信号が受信可能であると判断してステップS36に進む。前記受信電力が閾値未満であれば、ステップS38に進み、検出テスト回数Nが規定の検出テスト回数Aより小さい場合は、一定時間経過後にステップS33で再び放送の検出を試みる。もし、検出テスト回数Nが規定の検出テスト回数Aと等しくなった場合はステップS39で、放送を受信できる環境にないと判断して、検出回路35、制御回路39、記憶回路40への電源供給を停止して、放送の検出を終了する。
【0054】
ステップS36では、高周波増幅回路34のバイパス機能を解除して通常の受信信号の増幅動作を行うようにするとともに、局部発振器7、ベースバンド復調回路38に電源の供給を開始して、通常の放送信号受信動作に入る(ステップS37)。
【0055】
このように、放送信号の検出動作時には、受信信号は高周波増幅回路34をバイパスするため、高周波信号の電源供給を停止あるいは微少な供給量にできるので、低消費電力化と、移動体向け放送サービスの有無の判断が同時に可能になる。放送信号の検出が確認された場合には、高周波増幅回路34に給電を行うことにより、正常に受信動作が開始される。
【0056】
以上、これまでに説明した実施の形態の受信装置は、高周波(RF)信号から直接ベースバンド信号に周波数帯をダウンコンバートするダイレクトコンバージョン方式を用いているが、高周波(RF)信号を一度中間周波数(IF)信号にダウンコンバートする方式を用いても課題の解決は可能である。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、検出回路の検出した信号が復調回路で復調可能なレベルであれば、増幅回路に電源を供給し、検出回路の検出した信号がないか、あるいは復調回路で復調不能なレベルであれば、増幅回路に電源を供給しない制御回路を備えたので、必要のないときは消費電力が大きい増幅回路の電源供給を完全に停止することができ、低消費電力化と移動体向け放送サービスの有無の判別が両立可能な受信装置が実現できる。
【0058】
特に、特定の狭い周波数帯の放送の有無を検出において、検出回路に高周波信号を中間周波数信号或いはベースバンド信号にダウンコンバートする周波数変換手段を設けたことにより、増幅回路を動作させる前に受信信号の検出が可能になり、前記増幅回路の電源供給を完全に停止することができる。
【0059】
また、本発明によれば、放送信号のうち、移動受信用の階層で構成された1つのセグメントの周波数帯のみを通過させるバンドパスフィルタをチャンネル数に応じて備えることにより、高周波増幅回路以降の受信信号の復調に直接関係する回路の電源供給を完全に停止することができるので、低消費電力化と、移動体向け放送サービスの有無の判断が同時に可能になる。
【0060】
また、本発明によれば、放送信号の検出動作時には、受信信号は増幅回路をバイパスするため、高周波信号の電源供給を停止あるいは微少な供給量にできるので、低消費電力化と、移動体向け放送サービスの有無の判断が同時に可能になる。放送信号の検出が確認された場合には、前記増幅回路に給電を行うことにより、正常に受信動作が開始される。このため、低消費電力化と、移動体向け放送サービスの有無の判断が同時に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係わる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係わる受信装置の動作を示す流れ図である。
【図3】第2の実施の形態に係わる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】第3の実施の形態に係わる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】第3の実施の形態に係わる受信装置の動作を示す流れ図である。
【図6】移動体端末向けの地上波デジタルテレビの放送電波を説明した図である。
【図7】従来の受信装置の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、
2 広帯域の高周波バンドパスフィルタ
3 高周波信号電力分配器
4 高周波増幅回路
4a ローノイズアンプ(LNA)
4b 高周波可変利得増幅器
5,25,35 検出回路
5a 第2の周波数変換器
5b,8a ベースバンド信号用ローパスフィルタ
5c,25c,35c RSSI回路
5d,25d,35d 電流電圧変換器
5e,25e,35e 第2のA/D変換器(信号検出用)
6 第1の周波数変換器
7 局部発振器
8 ベースバンド復調器
8b ベースバンド増幅器
8c 第1のA/D変換器(復調信号用)
8d OFDM信号復調器
9,29,39 制御回路
10,30,40 記憶回路
11 検出手段を構成する機能ブロック
22 バンドパスフィルタ群回路
22a,22b 高周波スイッチ回路
22c1〜22cn 狭帯域の高周波バンドパスフィルタ
33 ベースバンド信号電力分配器
34 高周波増幅回路(高周波信号バイパス機能付き)
34a ローノイズアンプ(LNA)(高周波信号バイパス機能付き)
34b 高周波可変利得増幅器(高周波信号バイパス機能付き)
Claims (6)
- 放送サービス信号を受信する受信装置において、
受信信号のうち特定の放送周波数帯の信号を検出する検出回路と、
受信信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路の増幅信号を復調する復調回路と、
前記検出回路の検出した信号が前記復調回路で復調可能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給し、前記検出回路の検出した信号がないか、あるいは前記復調回路で復調不能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給しない制御回路と、を備え、
前記検出回路は、前記特定の放送周波数帯に応じたローカル信号を出力する局部発振手段と、
該ローカル信号に基づいて前記受信信号を前記特定の放送周波数に対応した中間周波数信号或いはベースバンド信号に変換するパッシブミキサと、
該中間周波数信号或いは該ベースバンド信号の強度を検出する検出手段と、を備えたことを特徴とする受信装置。 - 前記復調回路は、前記局部発振手段が出力するローカル信号に基づいて前記受信信号を前記特定の放送周波数に対応した中間周波数信号或いはベースバンド信号に変換する周波数変換手段を備え、該周波数変換手段は、アクティブミキサであることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 放送サービス信号を受信する受信装置において、
受信信号のうち移動受信用の階層で構成された1つのセグメントの周波数帯のみを通過させるバンドパスフィルタと、
前記バンドパスフィルタを通過した信号を検出する検出回路と、
前記バンドパスフィルタを通過した信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路の増幅信号を復調する復調回路と、
前記検出回路の検出した信号が前記復調回路で復調可能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給し、前記検出回路の検出した信号がないか、あるいは前記復調回路で復調不能なレベルであれば、前記増幅回路に電源を供給しない制御回路と、を備えたことを特徴とする受信装置。 - 前記バンドパスフィルタは、1つの放送チャンネルの移動受信用の階層で構成された1つのセグメントの周波数帯のみを通すフィルタが、受信する放送チャンネル数だけ設けられており、さらに、前記バンドパスフィルタを通過する信号のうち特定の放送チャンネルの周波数帯の信号を選択するスイッチを設けたことを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
- 放送サービスの信号を受信する受信装置において、
受信信号を増幅する機能および受信信号をバイパスする機能を切り換え可能な増幅回路と、
バイパスされた受信信号のうち特定の放送周波数帯の信号を検出する検出回路と、
前記増幅回路の増幅信号を復調する復調回路と、
受信信号を前記増幅回路にバイパスさせて前記検出回路に検出させ、前記検出回路の検出信号が前記復調回路で復調可能なレベルの場合のみ、前記増幅回路に受信信号を増幅させる制御回路と、を備えたことを特徴とする受信装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の受信装置を備え、
前記制御回路は、前記特定の放送周波数帯の信号の検出を複数回行い、該信号の検出ができない場合に、前記検出回路への電源供給を停止することを特徴とする移動体端末。
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