JP3907480B2 - パターン形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上にパターンを形成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板上に微細なパターンを形成する際には、従来より、フォトリソグラフィが利用されている。例えば、プラズマ表示装置に用いられるパネルを製造する際の隔壁形成では隔壁材料を基板の全面に塗布した後、レジスト塗布、乾燥、露光、現像、剥離、エッチング等の工程を経て不要部分の除去が行われる。基板上に厚いパターンを形成する際には、フォトリソグラフィが一般的に利用されるが、多数の装置を用いた複雑な工程が必要となるため、製造コストが高くなるという問題を有している。さらに、パターンの種類を変更する際には、関連するマスクを交換したり、各装置の設定を全て変更しなければならない。
【0003】
一方、スクリーン印刷を用いて基板上に厚いパターンを形成する場合、複数回の印刷が必要になるとともに複数回の印刷に使用されるスクリーンのメッシュの細かさやパターン(開口の大きさ)を僅かに変更する必要があり、メッシュ交換に伴うスループットの低下およびコストアップが生じてしまう。
【0004】
そこで、近年ではノズルから材料を吐出することにより基板上にパターンを形成する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、1つの吐出口を有するノズルのみを用いて基板上にパターンを形成すると1枚の基板の処理に膨大な時間を要することから、多数の吐出口からパターン形成用の材料の吐出が同時に行われることが好ましい。1つのノズルに多数の吐出口を設ける場合、各吐出口の位置関係は固定されるため、原則として線状のパターンのピッチを変更することが困難となる。
【0006】
しかしながら、例えば、平面表示装置用のパネルには様々なサイズがあり、さらに、様々なピッチにてパターンの形成が行われることから、材料の吐出によるパターン形成は何らかの改善を行わない限り多品種のパネル製造には向いていないといえる。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数の吐出口から材料を吐出しつつ様々なピッチにて、あるいは、様々な大きさの基板上に容易にパターンを形成することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板上にパターンを形成するパターン形成装置であって、パターンを形成するための所定の材料を基板に向けて吐出する吐出部と、基板に対して前記吐出部を相対的に移動させる移動機構とを備え、前記吐出部が、所定の配列方向に配列された複数の吐出口を有する第1ノズル部と、前記第1ノズル部と同じピッチにて配列された複数の吐出口を有する第2ノズル部と、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部を支持する支持部とを有し、前記第1ノズル部が第1基準部位を有し、前記支持部が第2基準部位を有し、前記第1ノズル部が前記支持部に取り付けられる際に前記第1基準部位と前記第2基準部位とが当接することにより、前記配列方向に関して前記第1ノズル部の位置決めが行われ、前記第2ノズル部が前記第1ノズル部と同様に前記支持部に対して取り付けられ、前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との間における吐出間隙が前記配列方向に関して前記ピッチと等しくされ、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部により前記配列方向に関して一定のピッチにて材料の吐出が行われ、吐出口のピッチが変更される場合に、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部を吐出口のピッチが異なる他の第1ノズル部および他の第2ノズル部に交換することにより、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部の前記配列方向に関する相対的位置が変更される。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパターン形成装置であって、前記支持部が、前記第2基準部位の位置を調整するとともにロックする手段を有する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のパターン形成装置であって、前記第2ノズル部からの前記所定の材料の吐出および停止が前記第1ノズル部の吐出動作から独立して行われる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のパターン形成装置であって、前記吐出部とともに移動し、前記吐出部から基板上に吐出された前記所定の材料を硬化させる硬化部をさらに備える。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパターン形成装置であって、前記所定の材料が平面表示装置のパネルに形成されるパターンの材料である。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のパターン形成装置であって、前記支持部が、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部を含む複数のノズル部を前記配列方向に配列するようにして着脱自在に支持し、前記配列方向の一方側のノズル部に、吐出のON/OFFを制御する制御バルブが取り付けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一の実施の形態に係るパターン形成装置1の概略構成を示す図である。パターン形成装置1は、プラズマ表示装置のガラス基板(以下、「基板」という。)9上に隔壁91のパターンを形成する装置であり、隔壁91が形成された基板9は他の工程を介してプラズマ表示装置の組立部品であるパネル(通常、リアパネル)となる。
【0015】
パターン形成装置1では、基台11上にステージ移動機構2が設けられ、ステージ移動機構2により基板9を保持するステージ3が図1中に示すX方向に移動可能とされる。基台11にはステージ3を跨ぐようにしてフレーム12が固定され、フレーム12にはヘッド部5が取り付けられる。
【0016】
ステージ移動機構2は、モータ21にボールねじ22が接続され、さらに、ステージ3に固定されたナット23がボールねじ22に取り付けられた構造となっている。ボールねじ22の上方にはガイドレール24が固定され、モータ21が回転すると、ナット23とともにステージ3がガイドレール24に沿ってX方向に滑らかに移動する。
【0017】
ヘッド部5は、ベース51の下面に基板9上に隔壁材料を吐出する吐出部52、および、基板9に向けて紫外線を照射する光照射部53を有し、吐出部52には逆止弁521を有する供給管522が取り付けられる。供給管522は分岐しており、一方がポンプ523に接続され、他方が制御弁524を介して隔壁材料を貯留するタンク525に接続される。光照射部53は光ファイバ531を介して紫外線を発生する光源ユニット532に接続される。
【0018】
ステージ移動機構2のモータ21、吐出部52、ポンプ523、制御弁524および光源ユニット532は制御部6に接続され、これらの構成が制御部6により制御されることにより、パターン形成装置1による基板9上への隔壁パターンの形成が行われる。
【0019】
図2は吐出部52の底面図である。吐出部52の本体である支持部520はY方向に配列するようにして複数のノズル部71を着脱自在に支持する。各ノズル部71には複数の吐出口711が所定ピッチにてY方向に形成されている。また、複数のノズル部71は(+X)方向および(−X)方向に交互にずれながら配置され、ノズル部71間における隔壁材料の吐出間隙がY方向に関して吐出口711のピッチと等しくされる。すなわち、複数のノズル部71によりY方向に関して広い範囲で一定のピッチにて隔壁材料の吐出が行われる。
【0020】
図3は1つのノズル部71を(−X)側から(+X)方向を向いて見たときの様子を示す図であり、図4は(−Z)側から(+Z)方向を向いて見たときの様子を示す図である。全てのノズル部71は同様の手法にて取り付けられる。各ノズル部71はブロック状となっており、支持部520の溝状の凹部520aに挿入される。
【0021】
図3に示すように、凹部520a内部には(−Z)方向に突出する突起611が2つ形成されており、突起611とノズル部71の(+Z)側の面612とが当接することによりノズル部71のZ方向に関する位置決めが行われる。また、ノズル部71の(+Y)側の面には突起622が形成されており、突起622が凹部520aの(+Y)側の面621に当接することによりノズル部71のY方向の位置決めが行われる。
【0022】
さらに、図3および図4に示すように、凹部520aの(+X)側の面にも3つの突起631が形成されており、突起631がノズル部71の(+X)側の面632(図4参照)に当接することによりノズル部71のX方向に関する位置および姿勢が決定される。すなわち、ノズル部71側の基準となる複数の部位と支持部520側の基準となる複数の部位とが当接することによりノズル部71の支持部520に対する位置が決定される。
【0023】
ノズル部71の(−X)側の面は支持部520を貫通する固定ねじ73により付勢され、ノズル部71の交換および位置決めは固定ねじ73をゆるめてノズル部71を取り出し、新たなノズル部71を凹部520aの内部に当接させて固定ねじ73を締めるだけで簡単に行うことができる。
【0024】
なお、図3に示すようにノズル部71の(+Z)側にはシール用の2つのOリング721が取り付けられた導入管72が設けられており、ノズル部71が支持部520に取り付けられると、支持部520内の流路520bと導入管72とがパッキン520cを介して接続され、流路520bから導入管72へと隔壁材料が供給可能とされる。
【0025】
図5は基板9上に隔壁材料が吐出される様子を(+Y)側から(−Y)方向を向いて見たときの様子を示す図であり、図6は隔壁材料の吐出途上の基板9上の様子を示す平面図である。以下、パターン形成装置1による隔壁形成の基本動作について説明する。
【0026】
吐出部52からの隔壁材料の吐出は、図1に示す逆止弁521、ポンプ523および制御弁524により行われる。まず、制御部6の制御により制御弁524が開放された状態でポンプ523が吸引動作を行う。このとき、逆止弁521により隔壁材料の逆流が阻止されるため、タンク525からポンプ523へと隔壁材料が引き込まれる。次に、制御部6の制御により制御弁524が閉じられ、ポンプ523が押出動作を行う。これにより、吐出部52から連続的に隔壁材料が吐出される。
【0027】
隔壁材料の吐出が行われる際には、制御部6がステージ移動機構2のモータ21を駆動制御し、吐出部52の下方にて基板9の表面が(−X)方向(図1中の矢印31の方向)に移動するように制御を行う。これにより、図5に示すようにノズル部71からの隔壁材料のパターン(すなわち、隔壁91)が基板9上に(+X)方向へと順次形成される。既述のように複数のノズル部71の吐出口711はY方向に関して一定のピッチにて配列されるため、図6に示すように基板9上には多数の隔壁91が一定のピッチにて同時に形成される。
【0028】
図5および図6に示すように吐出部52の進行方向(基板9に対する相対的な進行方向)の後方には光照射部53が配置され、光照射部53が吐出部52とともに基板9に対して相対的に移動しつつ光照射部53から紫外線が出射される。その結果、基板9上の隔壁91に順次紫外線が照射される。隔壁材料はガラスやセラミックスの粉末に紫外線硬化樹脂を含む樹脂を混入したものであり、紫外線が照射されることにより隔壁91の硬化が行われ、隔壁91の形状が時間とともに崩れて(ダレて)広がってしまうことが防止される。
【0029】
隔壁91の硬化により、隔壁91の基板9に接する部分の長さ(W)に対する高さ(H)の比(H/W)を大きくすることが可能となる。例えば、幅50μm、高さ400μmの隔壁であっても適切に形成することが実現される。なお、パターン形成装置1により形成された隔壁は別途焼成され、有機物が除去される。
【0030】
図7はノズル部71を吐出口711のピッチが異なる他のノズル部71へと交換することにより、隔壁91のY方向に関するピッチが変更された様子を示す平面図である。吐出口711のピッチが変更される場合、複数のノズル部71のY方向に関する相対的位置を変更する必要が生じる。図3に示すようにノズル部71のY方向の位置は突起622により決定されることから、突起622の高さは吐出口711のピッチに合わせて予め設定されている。したがって、吐出口711のピッチが変更される場合であっても、ノズル部71の単純な交換作業により複数のノズル部71が適切な相対的位置関係とされる。
【0031】
図8は吐出部52を(−X)側から(+X)方向を向いて見たときの様子を示す図である。吐出部52の支持部520上には、(+Y)側の幾つかのノズル部71に対応して制御バルブ74が取り付けられる。各制御バルブ74は空気圧等で対応するノズル部71からの吐出のON/OFFを制御する。
【0032】
図9および図10は、対応する制御バルブ74を有するノズル部71からの吐出および停止が、対応する制御バルブ74が存在しないノズル部71の吐出動作から独立して行われる様子を示す平面図である。なお、これらの図では光照射部53の図示を省略している。図9では全てのノズル部71から隔壁材料が吐出されることにより基板9上の平行斜線を付す領域91aに隔壁91が形成される様子を示している。ここで、図10に示すようにY方向の幅が狭い基板9に隔壁91の形成を行う場合、(+Y)側の2つのノズル部71からの吐出が制御バルブ74により停止される。これにより、基板9上の領域91bのみに隔壁91の形成が行われる。
【0033】
このように、制御バルブ74が制御部6(図1参照)により制御されることにより、Y方向の幅の異なる複数種類の基板9に対しても吐出部52全体を交換することなく適切に隔壁91の形成が可能とされる。
【0034】
図11はノズル部71の他の例を示す図である。図11では支持部520に下方に突出する凸部520dが設けられ、凸部520dの下面から支持部520内部に向かってノズル部71が挿入される凹部520aが形成される。凸部520dの一部には切欠部520eが形成されており、切欠部520eにおいて導入管75がノズル部71に接続される。
【0035】
図12は導入管75の接続端81とノズル部71の接続端82とを示す断面図である。接続端81および接続端82には互いに嵌り合うねじが形成されており、さらに、接続端81が接続端82に接続されると、接続端81内部のチューブ811が接続端82内部のテーパを有する穴821と当接し、接続端81から接続端82内部へと隔壁材料の導入が可能とされる。
【0036】
また、図3の場合と同様に、凹部520a内部にはノズル部71の(+Z)側の面612と当接することによりノズル部71のZ方向の位置決めを行う2つの突起611が形成されており、ノズル部71の(+X)側の面と当接することによりノズル部71のX方向の位置および姿勢を決定する3つの突起631が形成されている。そして、凸部520dを貫通する固定ねじ73によりノズル部71が支持部520に対して固定される。
【0037】
ノズル部71の(+Y)側には凸部520dを貫通する調整部材651を有する調整機構65が設けられる。調整機構65では調整部材651のノズル部71側の端面の位置を調整するとともにロックすることが可能とされている。すなわち、調整部材651の端面は、位置の変更が可能な支持部520側の基準部位となっている。調整機構65としては、例えば、ロック可能なマイクロメータ(マイクロメータの先端が調整部材651とされる。)や雄ねじである調整部材651を凸部520dに形成された雌ねじに挿入し、ナットで調整部材651を固定する機構が利用される。そして、調整部材651の先端((−Y)側の先端)とノズル部71の(+Y)側の面652とが当接することによりノズル部71のY方向に関する位置決めが行われる。
【0038】
調整機構65によるノズル部71のY方向に関する位置の調整は、ノズル部71の吐出口711のピッチに合わせて予め行われ、複数のノズル部71から基板9の表面に向かって所定のピッチにて隔壁材料の吐出が行われる。調整機構65を支持部520に設けることにより、ノズル部71の形状は支持部520の取付場所に依存することなく共通の形状とすることが可能となる。
【0039】
以上に説明してきたように、パターン形成装置1はノズル部71の交換を容易に行うことができることから、メンテナンスや品種切り替えの時間を削減することができ、スループットを向上することができる。また、複数のノズル部71を支持部520に取り付けることにより、メンテナンスや不良ノズルの交換がさらに容易とされる。隔壁のピッチのみならず、幅、高さも容易に変更することができる。
【0040】
一方、基板の大きさのみが変更される場合には制御バルブ74の制御によりノズル部71の交換等が不要とされ、非常に短時間に基板の大きさの変更が可能となる。したがって、パターン形成装置1では効率よく多品種生産を行うことができる。
【0041】
なお、1枚の大型基板から複数枚の基板を分割して製造する場合であっても、分割数の変更に柔軟に対応することができる。
【0042】
また、複数の隔壁を同時に形成するパターン形成装置1は、平面表示装置のパネルにおける隔壁形成を効率よく低コストにて行うことができ、平面表示装置用のパネル製造の分野に特に適している。さらに、隔壁材料の吐出により、従来のフォトリソグラフィやスクリーン印刷を用いた手法よりも低コストにて隔壁のパターンを形成することができる。
【0043】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変更が可能である。
【0044】
例えば、基板やパターン形成用の材料は上記実施の形態に示したものに限定されず、ガラス基板にプラズマ表示装置用の蛍光体材料、有機EL表示装置用の隔壁材料や有機材料の吐出が行われてもよい。さらに、液晶表示装置、有機EL表示装置等の平面表示装置用のガラス基板に配線を形成するための導電性ペーストの吐出が行われてもよい。
【0045】
なお、パターン形成装置1は複数の直線状のパターンが形成される平面表示装置用のパネル製造に特に適しているが、半導体基板や通常の配線基板に導電性ペーストを用いて配線を形成する技術にも適用することができ、パターン形成装置1は様々なパターン形成技術に応用することができる。
【0046】
隔壁材料(配線材料等の他の材料であってもよい。)の硬化も他の手法により行われてよい。例えば、紫外線以外の光により硬化が行われてもよく、熱、酸素ガス、多湿ガス等を隔壁91に付与することにより硬化が行われてもよい。
【0047】
パターン形成装置1では、ヘッド部5に対してステージ3が移動するが、ステージ3に対してヘッド部5が移動してもよい。ヘッド部5のステージ3に対する移動は相対的なものでよい。
【0048】
ノズル部71の形状およびノズル部71の位置決め手法も適宜変更されてよい。例えば、ノズル部71が位置決めピンにより支持部520に対して位置決めされてもよい。ノズル部71の基準となる部位と支持部520の基準となる部位とを当接させてノズル部71の位置決めを行うことにより、ノズル部71の交換を容易に行うことが実現される。
【0049】
調整機構65についてもノズル部71の位置の調整を行うことができるのであれば、他の機構が採用されてよい。
【0050】
全てのノズル部71が互いに独立して吐出制御されてもよい。この場合、隔壁91の端部を基板9上の所定位置に合わせることが可能となる。
【0052】
ノズル部71と支持部520との流路の接続は特別な構造により行われる必要はなく、市販のワンタッチのジョイント等が用いられてよい。
【0053】
支持部520からノズル部71へと隔壁材料等が流入する流路は1つに限定されず、複数のノズル部71から均等に材料を吐出するために複数の流路が設けられてよい。
【0054】
【発明の効果】
請求項1ないし6の発明では、ノズル部の交換を容易に行うことができる。
【0055】
また、請求項2の発明では、ノズル部の位置の調整を行うことができる。
【0057】
また、請求項3の発明では、基板の大きさの変更を容易に行うことができる。
【0058】
また、請求項4の発明では、厚いパターンを形成することができる。
【0059】
また、請求項5の発明では、平面表示装置のパネルにおけるパターンを容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パターン形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】吐出部の底面図である。
【図3】ノズル部を示す図である。
【図4】ノズル部を示す図である。
【図5】基板上に隔壁材料が吐出される様子を示す図である。
【図6】隔壁材料の吐出途上の基板の様子を示す平面図である。
【図7】隔壁のピッチが変更された様子を示す平面図である。
【図8】吐出部を示す図である。
【図9】吐出部からの吐出の様子を示す図である。
【図10】吐出部からの吐出の様子を示す図である。
【図11】ノズル部の他の例を示す図である。
【図12】導入管の接続端とノズル部の接続端とを示す断面図である。
【符号の説明】
1 パターン形成装置
2 ステージ移動機構
9 基板
52 吐出部
53 光照射部
65 調整機構
71 ノズル部
73 制御バルブ
91 隔壁
520 支持部
611,631 突起
612,632 面
621 面
622 突起
711 吐出口
Claims (6)
- 基板上にパターンを形成するパターン形成装置であって、
パターンを形成するための所定の材料を基板に向けて吐出する吐出部と、
基板に対して前記吐出部を相対的に移動させる移動機構と、
を備え、
前記吐出部が、
所定の配列方向に配列された複数の吐出口を有する第1ノズル部と、
前記第1ノズル部と同じピッチにて配列された複数の吐出口を有する第2ノズル部と、
前記第1ノズル部および前記第2ノズル部を支持する支持部と、
を有し、
前記第1ノズル部が第1基準部位を有し、前記支持部が第2基準部位を有し、前記第1ノズル部が前記支持部に取り付けられる際に前記第1基準部位と前記第2基準部位とが当接することにより、前記配列方向に関して前記第1ノズル部の位置決めが行われ、
前記第2ノズル部が前記第1ノズル部と同様に前記支持部に対して取り付けられ、
前記第1ノズル部と前記第2ノズル部との間における吐出間隙が前記配列方向に関して前記ピッチと等しくされ、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部により前記配列方向に関して一定のピッチにて材料の吐出が行われ、
吐出口のピッチが変更される場合に、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部を吐出口のピッチが異なる他の第1ノズル部および他の第2ノズル部に交換することにより、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部の前記配列方向に関する相対的位置が変更されることを特徴とするパターン形成装置。 - 請求項1に記載のパターン形成装置であって、
前記支持部が、前記第2基準部位の位置を調整するとともにロックする手段を有することを特徴とするパターン形成装置。 - 請求項1または2に記載のパターン形成装置であって、
前記第2ノズル部からの前記所定の材料の吐出および停止が前記第1ノズル部の吐出動作から独立して行われることを特徴とするパターン形成装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のパターン形成装置であって、
前記吐出部とともに移動し、前記吐出部から基板上に吐出された前記所定の材料を硬化させる硬化部をさらに備えることを特徴とするパターン形成装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のパターン形成装置であって、
前記所定の材料が平面表示装置のパネルに形成されるパターンの材料であることを特徴とするパターン形成装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載のパターン形成装置であって、
前記支持部が、前記第1ノズル部および前記第2ノズル部を含む複数のノズル部を前記配列方向に配列するようにして着脱自在に支持し、
前記配列方向の一方側のノズル部に、吐出のON/OFFを制御する制御バルブが取り付けられることを特徴とするパターン検査装置。
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