JP3906793B2 - ネットワークシステム、ネットワークシステムにおける接続構成情報生成方法、プログラム及び可搬記憶媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、ネットワークシステムにおける接続構成情報生成方法、プログラム及び可搬記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークによって各機器が接続された構成を持つシステムに関し、更に詳しくは多重化された通信ネットワークにおけるノードの接続関係を示す情報の生成に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の機器が通信ネットワークによって接続された構成のネットワークシステムにおいて、ネットワークの監視・制御等の目的で、ネットワーク全体の接続関係を調べて把握する必要が生じる。
【0003】
図9は、一般的なツリー型のネットワーク接続を持つシステムの構成例である。
同図のシステムは、複数のスイッチングハブ(SW-HUB)102がカスケード接続されて構築されたネットワークによって、複数の機器が接続される構成となっている。またネットワークはTCP/IPによって構築されているものとする。そしてこのネットワークシステムは、管理ノード(GM)101によって全体が管理されている。
【0004】
同図のような構成のシステムにおいて、管理ノード101から、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて、ネットワーク全体の接続状態を調べた場合、従来の場合には、ネットワーク接続されている機器毎にその機器に接続されている他の機器が示される情報が管理ノード101に集められることとなる。
【0005】
例えば、同図において管理ノード101から見ると、スイッチングハブ102−1にスイッチングハブ102−2、102−3及び端末ノード(ST)103−1〜103−4が、またスイッチングハブ102−2にはスイッチングハブ102−3及び端末ノード103−1、103−2が接続されていることが判るというように、ある1つの機器に着目してその機器に直接的、間接的に何がつながっているかという形で接続を調べることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−101125号公報
上記文献では、管理ノード101に各スイッチングハブ102−1〜102−3からポート単位の接続情報を収集して、この接続情報に基づいて各ノードの接続関係を示す接続構成情報を生成している。
【0007】
しかし、このような接続関係を示す接続構成情報が有効なのは、システム構成が多重化されていないシングル構成のネットワークを持つものに限られており、ネットワークに二重化された部分がある場合には、うまく物理的な構成を把握することが出来ない。尚ここでいう物理的構成とは、ネットワーク構成機器の接続ポートが他のどのネットワーク構成機器の接続ポートと接続されているかを意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のシステムでは、ノードの接続関係を示す接続構成情報は、スイッチングハブ等の各ネットワーク構成機器が持つ接続情報を基にして、個々の機器に対して接続されている機器を示すに限られていた。そしてシステムがシングル構成のネットワークを持つものであれば、各ネットワーク機器の持つ接続情報を基にして物理的構成を示す接続構成情報を生成することが出来た。
【0009】
しかし、ネットワークシステムが二重化されたネットワークを持つ場合は、一つの機器が冗長化された複数の機器に接続されているように判断されてしまうため、ネットワーク構成機器の実際の物理的な接続構成を認知するのが困難であった。
【0010】
また機器毎に接続されている相手機器を示した場合、システムがスイッチングハブ等のブリッジ機能(OSI参照モデル レイヤ2:データリンク層の中継機能)を有する複数の中継装置をカスケード接続した構成の場合では、同一機器が複数の中継装置に接続されているように示されてしまうという問題があった。
【0011】
上記問題点を鑑み、本発明は、システムが二重化ネットワークを含む構成であっても接続関係を把握することが出来るネットワークシステムや接続構成情報生成方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に基づくネットワークシステムは、複数の系統に多重化されたネットワークを持つネットワークシステムを前提とし、複数の中継装置及び管理ノードを備える。
【0013】
中継装置は、上記ネットワーク上のノード間でやり取りされるデータの中継を行う。この中継装置は、例えばスイッチングハブであり、中継装置の各ポートの先に接続されているノードを示す接続情報を内部に持っている。そしてこの接続情報は、例えばMIBに基づくものである。
【0014】
管理ノードは、上記中継装置から、上記接続情報を受け取り、該接続情報からネットワーク上の上記中継装置が多重化された上記ネットワークのどの系統に属するかを調べた後、上記ノードの物理的な接続関係を求める。
【0015】
また本発明は、複数の系統に多重化されたネットワークを持つシステム内のノードの物理的な接続関係を示す接続構成情報を求める接続構成情報生成方法も、その範囲として含む。
【0016】
この接続構成情報生成方法は、上記ネットワーク上にある全てのノードを探索し、該ノードの属性を求め、上記属性が中継装置であるノードから、該中継装置の各ポートに接続されているノードを示す接続情報を受け取り、上記接続情報から、上記中継装置であるノードが上記多重化されたネットワークのどの系統に属するかを調べ、上記系統毎に上記中継装置の接続関係を求めることを特徴とする。
【0017】
更に本発明は、複数の系統に多重化されたネットワークを持つシステム内の1つのノードである情報処理装置によって使用されるプログラムや上記情報処理装置が読み出し可能な可搬記憶媒体も範囲として含む。
【0018】
本発明によれば、ネットワークを構成する中継装置を系統毎に分け、該系統毎に接続関係を調べるので、ネットワーク内に多重化された部分を含んでいてもノードの物理的な接続関係を把握することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるシステムの構成例を示す図である。
【0020】
同図のシステムは、図9に示したネットワーク構成システムのネットワークをA系統とB系統の2つに二重化したもので、ネットワーク上のノードとなる管理ノード1及び端末ノード4−1〜4−4をルートスイッチ(RootSW)2及びスイッチングハブ(SW−HUB)3a−1、3a−2、3b−1、3b−2をカスケード接続したネットワークによって接続している。図1のシステムでは、A系統、B系統の一方において通信障害が発生しても、他方の系統を用いてノード間での通信を行うことができる。
【0021】
図2は、スイッチングハブ3の外観図である。
スイッチングハブ3は、ネットワーク内ではノード間でやり取りされるデータの中継装置として働く。スイッチングハブ3は、スイッチング機能を持つハブ(集線装置)で、接続ポート11として複数の入出力ポートを持つ。またスイッチングハブ3同士をカスケード結合することによってより大きなネットワークを構成することが出来る。スイッチングハブ3は、受信したパケットを一旦内部へ蓄積したあと、その宛先を調べ、宛先となるネットワーク機器が接続されている接続ポート11だけにパケットを送信する。そのため、スイッチングハブ3は、自己の接続ポートの先にどのような機器が接続されているかを示すMIB(Management Information Base )を内部に作成し、記憶している。
【0022】
尚図1中のP1〜P4は、ルートスイッチ(RootSW)2及びスイッチングハブ(SW−HUB)3の接続ポートを示している。また、ルートスイッチ2a、2bは、スイッチングハブ3と物理的には同じもので、後述するように、接続関係を示す接続構成情報を生成する際にA系統、B系統の中のスイッチングハブ3からそれぞれから1つずつ選出される。
【0023】
図1のシステムでは、管理ノード(GM)1及び端末ノード(ST)4−1〜4−4は、二重化ユニット5を介して各スイッチングユニット2−1と接続されており、A系統及びB系統の2系統のネットワークによって二重化接続されている。尚同図中管理ノード1及び端末ノード4−3、4−4は、内部に二重化ユニット5と同等の機能を保持し、この機能を用いてネットワークと二重化接続されているものとする。
【0024】
管理ノード1や端末ノード4は、他のノードと通信を行う際、このA、B両方の系統の通信ネットワークにデータを送出し、受信側はA系統とB系統の両方の通信ネットワークからデータを受信した場合には、最初に届いた方を採用するなどの予め定めておいた決まりに基いてデータを受け取る。
【0025】
図1に示したようなシステムにおいて、管理ノード1がシステムの接続関係を示す接続構成情報を生成する際の処理手順を以下に説明する。
1.情報収集、データベース作成
▲1▼全ノードのサーチ
まず管理ノード1は、システム上にある全ノードを認知するため、システム内のノードに割り振られている全ての論理アドレス(IPアドレス)に対して順番に、例えばTCP/IPのping(Packet InterNetwork Groper)コマンドを用いてアクセスしてゆく。そして応答のあった場合、その論理アドレスを持つノードがシステム内に存在するものと認識する。
▲2▼エントリーテーブルを作成する。
【0026】
▲1▼で存在が確認されたノードが登録されたエントリーテーブルを作成する。
図3は、このエントリーテーブルの構成例を示す図である。
エントリーテーブルは、ネットワーク上に存在するノードを管理するテーブルで、同図においてエントリーテーブルは、▲1▼の処理でシステム上に存在が確認された各ノードに対して、識別子、物理アドレス(MACアドレス)、論理アドレス(IPアドレス)、管理番号及び属性が対応付けて記録される。
【0027】
同図中、識別子はエントリーテーブルに登録された各ノードを識別する為の符号であり、エントリーテーブルにノードが登録される際に順次ID.1、ID.2、・・・と機械的に設定される。物理アドレスは、そのノードのネットワークにおける物理アドレスで、図3の例ではMACアドレスが記憶されている。論理アドレスは、そのノードのネットワーク上の論理アドレスで、本例ではIPアドレスが記憶されている。管理番号は、そのノードが端末ノード4の時のみ付せられる番号で、管理ノード1上で稼動するアプリケーションプログラムが用いる。尚エントリーテーブルの構成として、この管理番号を持たなくても良い。属性は、スイッチングハブ3、端末ノード4等そのノードの種類を示す情報である。またこの属性部分には、属性がスイッチングハブ3を示す時、後述するようにA系統に属するのかB系統に属するのかが記録される。
【0028】
▲1▼の処理により、管理ノード1は、ネットワーク上に存在するノードを認知すると、まずエントリーテーブルに、識別子と存在が認知されたノードのIPアドレスとを対応付けて記憶する。そしてこのエントリーテーブルの他の項目については以下の処理によって順次調べ、このエントリーテーブルを作成してゆく。
【0029】
まず管理ノード1は、エントリーテーブル上のIPアドレスを元に、ARP(Address Resolution Protocol )コマンドを用いて各ノードの物理アドレス(MACアドレス)を求め、これをエントリーテーブルの対応するIPアドレスと関連付けて記憶する。
▲3▼管理番号、属性等の冗長化情報を全ノードから収集して、エントリーテーブルを作成する。
【0030】
管理ノード1は、物理アドレス及び論理アドレスが判明したノードから各ノードが固有に持っている冗長化情報を読み出す。この冗長化情報の読み出し処理は、例えば各ノードをスイッチングハブ3であると見なして、スイッチングハブ3が持つ冗長化情報を各ノードに要求し、応答として冗長化情報が得られたノードの属性をスイッチングハブ3と判断してこの冗長化情報共にエントリーテーブルに登録する。次に管理ノード1は、各ノードを端末ノード4であると見なして端末ノード4が持つ冗長化情報を要求し・・・、という処理を繰り返してゆく。
【0031】
図4は、各ノードが持つ冗長化情報の例を示す図である。
同図において、管理ノード1は各ノードから収集する冗長化情報として、管理番号(ノード番号)、そのノードの種類を示す属性(PC(端末ノード)、プログラマブルコントローラ(PLC)、二重化ユニット、SW、管理ノード等)、A系統接続先アドレス、B系統接続先アドレス及びA系統及びB系統との接続状態(リンクアップ(接続されている状態)/リンクダウン(接続されていない状態))が示されている。
【0032】
尚この冗長化情報の項目はノードの種類によって異なり、図4はノードが端末ノード4の場合を例としている。例えばノードがスイッチングハブ3の場合には、図4の冗長化情報の項目中、A系統、B系統接続先アドレス及びA系統及びB系統との接続状態についての情報は持たず、代わりにMIBに基づいた、各ポートの先にどのような機器が接続されているかを示す接続情報をもつ。また属性についての情報は、ノード自身が情報として持つのではなく、上記した管理ノード1による判断の結果に基づくものである。
▲4▼エントリーテーブルの属性がスイッチングハブであるノードから、接続ポートに関する情報を収集する。
【0033】
ルートスイッチ2(この時点ではスイッチングハブ3とは区別なし)及びスイッチングハブ3は、自己の接続ポートそれぞれに対し、その先にどのような機器が接続されているかを示す接続情報を、IPアドレスと物理アドレス対応させたテーブル(コードテーブル)としてMIB内にプロトコル上持っている。管理ノード1は、エントリーテーブルに属性がスイッチングハブとして登録されたノードに対して、SNMPを使って順次このコードテーブルの送信を要求して、この接続情報を収集する。
▲5▼スイッチングハブ3の各接続ポートに接続されているノードを記録して、接続情報を記録したSWテーブルを作成する。
【0034】
▲4▼で収集した情報を元にシステム内の全てのスイッチングハブ3の各接続ポートにどのような機器が接続されているかを示す接続情報を記録したSWテーブルを作成する。
【0035】
図5は、SWテーブルの構成例を示す図である。
同図においてSWテーブルは、スイッチングハブ3が持つポート毎に構成されるリスト形式のデータで、そのポートに接続されている機器それぞれに対して、その機器の識別子(エントリ-テーブルでの識別子)とポート番号、及び次のデータへのリンク情報を1組のエントリー51として持つ。
【0036】
同図では、スイッチングハブSW1のポート1についてのポート情報として、そのポート及びその先に接続されている機器についての情報がエントリー51a−1、51a−2、・・・として、またスイッチングハブSW2のポート3についてのポート情報として、SW2のポート3及びその先に接続されている機器についての情報がエントリー51b−1、51b−2、・・・としてリスト構造を持つデータとして記憶されている。
【0037】
管理ノード1は、MIBを元にして図5に示したような全てのルートスイッチ2及びスイッチングハブ3が持つ全て接続ポートに対して、各接続ポートの先にどのような機器が接続されているかを示すSWテーブルを作成し、これを用いて次に示す2.接続構成情報作成に示す処理によって、接続構成情報を作成する。
2.接続構成情報作成
管理ノード1は、SWテーブルのポート接続情報から、以下に示す▲1▼〜▲8▼の処理により接続構成情報を作成する。
▲1▼二重化されたネットワークの2つの系統A、Bそれぞれから1つずつ、基になるルートスイッチ2を決め、これをルートスイッチ2とする。このルートスイッチ2の決定の仕方としては、予めA系統/B系統のどちらに属するか分かっているスイッチングハブ3の中から、例えば、論理アドレスが最も小さいもの、論理アドレスの小さいもの、大きいもの、もしくは特定のアドレスを指定等の方法により決定する。またルートスイッチ2を決定後、ルートスイッチ2を上流、末端を下流とする。
▲2▼A系統のルートスイッチ2及びB系統のルートスイッチ2の物理アドレスをエントリーテーブルから取得する。
▲3▼各SWテーブルを構成する接続ポート毎のリストデータに対し、▲2▼で求めたルートスイッチ2の物理アドレスを持つ機器のデータがあるかどうかをサーチする。
【0038】
まずエントリーテーブルをA系統とB系統のスイッチングハブ3の物理アドレスで検索し、それぞれの識別子(ID)を調べる。次にSWテーブルをそのIDでサーチし、A系統のスイッチングハブ3のIDを含むエントリーをいずれかのポートのポート接続情報として持つスイッチングハブ3をA系統、B系統のスイッチングハブ3のIDを含むエントリーをいずれかのポートのポート接続情報として持つスイッチングハブ3をB系統と分別する。
▲4▼▲3▼の処理結果に基いて、各スイッチングハブ3をA系統に属するか、B系統に属するかを分別し、エントリーテーブルの該当するIDの属性に、A系統に属するかB系統に属するかを書き込む。
▲5▼A系統、B系統それぞれに対し、SWテーブルを各スイッチングハブ3毎に一段ずつリンクを検索する。
▲6▼各接続ポートのスイッチングハブ3のエントリーの数が1つであれば、直結していると判定して、接続構成情報に記憶し、そのエントリーをリストデータから除外する。
▲7▼全ての接続ポートのエントリーの数が1つ若しくは無くなるまで、▲5▼、▲6▼を繰り返す。
▲8▼以上により、スイッチングハブ3間の接続関係が接続構成情報として記録され、この接続構成情報とエントリーテーブルの情報と合わせて、ネットワーク上の機器の物理的な接続が判る。
【0039】
図6は、上記した▲5▼〜▲8▼の処理の説明図である。
同図は、同図(a)のようなトポロジーを持つネットワークにおいて、各スイッチングハブ3の接続状態を示す接続構成情報を得る場合を例としている。
【0040】
同図(a)中、○はスイッチングハブ3によるノードを示し、□は管理ノードMを示す。また、ノードA、Fが▲1▼の処理によってルートスイッチ2に選ばれているものとし、▲4▼までの処理によって、各ノードがA系統に属するのかB系統に属するのかは判明しているものとする。
【0041】
同図(b)は、同図(a)に示す構成のシステムにおけるSWテーブル内のポート接続情報を、接続関係を中心にまとめたもので、各ノードのポート毎にそのポートの先にどのノードが接続されているかが示されている。例えば、ノードAのポート1の先にはノードM、ポート2の先にはノードB,C,D,Eが接続されているとことが分かる。
【0042】
同図(b)のようなSWテーブルの内容において、A系統に属するノードの部分を見ると、ノードAのポート1、ノードBのポート2及びノードCのポート2には1つのノードのみが接続されている。このことから、ノードAのポート1には管理ノードMが、ノードBのポート2にはノードDが、ノードCのポート2にはノードEが直結していることがわかるので、このことを接続構成情報に記録し、またSWテーブルから管理ノードM、ノードD、Eのエントリーデータを削除する。また管理ノードM、ノードD、Eは1つしかポートを用いておらず、そのポートの接続先が判明しているので、また管理ノードM、ノードD及びEのエントリーデータも削除する。
【0043】
図6(c)は、同図(b)から上記エントリーデータの削除処理を行った結果を示すもので、同図(c)の状態からノードBのポート1及びポート2には、ノードA及びノードCが直接接続されていることが分かるので、このことを接続構成情報に記録し、またSWテーブルからノードA、Cのエントリーデータを削除する。
【0044】
これにより、SWデータ内の全ての接続ポートのエントリーの数が1つ若しくは無くなったのでA系統に属するノードの全ての接続関係が接続構成情報に記録されると、次に同様の処理をB系統に属すると分別されたノードに対しても行う。この処理により、全ての接続関係が接続構成情報に記録され、この接続構成情報とエントリーテーブルの情報と合わせて、ネットワーク上の機器の物理的な接続が分かる。
【0045】
そして管理ノードは、この接続構成情報と、エントリーテーブル内の情報を用いて、システム内の各ノードの物理的な接続関係を把握し、これをオペレータに表示したり、システム内のエラー管理等に用いたりする。
【0046】
また接続構成情報やエントリーテーブルを記録・蓄積しておき、新たな情報と以前に取得した情報とを比較することによって、異常の発生を含めた状態の変化を把握することが出来る。
【0047】
図7は、管理ノード1の情報処理システム環境図である。
同図のシステムは、CPU31、各プログラムのワークエリアとなる主記憶装置32、各プログラムやデータベースが記録されるハードディスク等の補助記憶装置33、ディスプレイ、キーボード等の入出力装置(I/O)34、モデムやネットワーク接続装置35及びディスク、磁気テープなどの可搬記憶媒体から記憶内容を読み出す媒体読取り装置36を有し、これらが互いにバス38により接続される構成を備えている。
【0048】
これまで説明してきた管理ノード1で行われる各種機能をソフトウエアによって実現した場合、CPU31が主記憶装置32や補助記憶装置33上のプログラムに基いて、主記憶装置32をワークエリアとして、主記憶装置32若しくは補助記憶装置33上に記憶された各種閾値や条件値等のデータを読み出して実現する。
【0049】
図7の管理ノード1では、媒体読取り装置36により磁気テープ、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO等の記憶媒体37に記憶されているプログラム、データを読み出し、これを主記憶装置32または補助記憶装置33にダウンロードする。そして本実施形態による各処理は、CPU31がこのプログラムやデータを実行することにより、ソフトウエア的に実現させることが出来る。
【0050】
また、図7のコンピュータでは、フレキシブルディスク等の記憶媒体37を用いてアプリケーションソフトの交換が行われる場合がある。よって、本発明は、ネットワークシステムや接続構成情報生成方法に限らず、コンピュータにより使用されたときに、上述した本発明の実施形態の機能をコンピュータに行わせるためのプログラムやプログラムを記憶したコンピュータ読み出し可能な記憶媒体46として構成することもできる。
【0051】
この場合、「記憶媒体」には、例えば図8に示されるように、CD−ROM、フレキシブルディスク(あるいはMO、DVD、リムーバブルハードディスク等であってもよい)等の媒体駆動装置47に脱着可能な可搬記憶媒体46や、ネットワーク回線43経由で送信される外部の装置(サーバ等)内の記憶手段(データベース等)42、あるいはコンピュータ41の本体44内のメモリ(RAM又はハードディスク等)45等が含まれる。可搬記憶媒体46や記憶手段(データベース等)42に記憶されているプログラムは、本体44内のメモリ(RAM又はハードディスク等)45にロードされて、実行される。
【0052】
尚上記例では、ネットワーク内に二重化された部分を持つシステムを例として示しているが、本発明は三重化以上に多重化された部分を持つシステムにおいても適用することが出来る。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、システムが多重化された伝送路を有するネットワークを含む場合であっても、各ノードの物理的な接続状態を把握することが出来る。
【0054】
また接続状態を示す情報を、以前に取得した情報と比較することで、異常の発生を含めた状態の変化を把握することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるシステムの構成例を示す図である。
【図2】スイッチングハブの外観図である。
【図3】エントリーテーブルの構成例を示す図である。
【図4】冗長化情報の例を示す図である。
【図5】SWテーブルの構成例を示す図である。
【図6】接続構成情報作成処理の説明図である。
【図7】管理ノードのシステム環境図である。
【図8】媒体例を示す図である。
【図9】一般的なツリー型のネットワーク接続を持つシステムの構成例である。
【符号の説明】
1、101 管理ノード
2 ルートスイッチ
3、102 スイッチングハブ
4、103 端末ノード
11 接続ポート
31 CPU
32 主記憶装置
33 補助記憶装置
34 入出力装置
35 ネットワーク接続装置
36 媒体読取装置
37 記憶媒体
38 バス
41 情報処理装置
42 記憶手段
43 ネットワーク回線
44 本体
45 メモリ
46 可搬記憶媒体
47 媒体駆動装置

Claims (6)

  1. 複数の系統に多重化されたネットワークを持つネットワークシステムにおいて、
    前記ネットワーク上のノード間でやり取りされるデータの中継を行う複数の中継装置と、
    前記中継装置から、該中継装置の各ポートの先に接続されているノードを示す接続情報を受け取り、該接続情報からネットワーク上の前記中継装置が多重化された前記ネットワークのどの系統に属するかを調べた後、前記ノードの物理的な接続関係を求める管理ノードと、
    を備えることを特徴としたネットワークシステム。
  2. 前記中継装置はスイッチングハブであり、前記接続情報はMIBに基づくものであることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 複数の系統に多重化されたネットワークを持つシステム内のノードの物理的な接続関係を示す接続構成情報を求める接続構成情報生成方法であって、
    前記ネットワーク上にある全てのノードを探索し、
    該ノードの属性を求め、
    前記属性が中継装置であるノードから、該中継装置の各ポートに接続されているノードを示す接続情報を受け取り、
    前記接続情報から、前記中継装置であるノードが前記多重化されたネットワークのどの系統に属するかを調べ、
    前記系統毎に前記中継装置の接続関係を求める
    ことを特徴とする接続情報生成方法。
  4. 前記ノードのアドレスを求め、前記多重化されたネットワークの各系統それぞれから1つの属性が中継装置のノードを選択し、該選択したノードのアドレスを前記接続情報に用いて前記ノードを前記系統に分け、前記接続関係を求めることを特徴とする請求項3に記載の接続情報生成方法。
  5. 複数の系統に多重化されたネットワークを持つシステム内の1つのノードである情報処理装置によって使用されたとき、
    前記ネットワーク上にある全てのノードを探索し、
    該ノードの属性を求め、
    前記属性が中継装置であるノードから、該中継装置の各ポートに接続されているノードを示す接続情報を受け取り、
    前記接続情報から、前記中継装置であるノードが前記多重化されたネットワークのどの系統に属するかを調べ、
    前記系統毎に前記中継装置の接続関係を求める
    ことを前記コンピュータに実行させるプログラム。
  6. 複数の系統に多重化されたネットワークを持つシステム内の1つのノードである情報処理装置によって使用されたとき、
    前記ネットワーク上にある全てのノードを探索し、
    該ノードの属性を求め、
    前記属性が中継装置であるノードから、該中継装置の各ポートに接続されているノードを示す接続情報を受け取り、
    前記接続情報から、前記中継装置であるノードが前記多重化されたネットワークのどの系統に属するかを調べ、
    前記系統毎に前記中継装置の接続関係を求める
    ことを前記情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した前記情報処理装置が読み出し可能な可搬記憶媒体。
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