JPH09321760A - 経路情報監視方法及びシステム - Google Patents

経路情報監視方法及びシステム

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JPH09321760A
JPH09321760A JP8138710A JP13871096A JPH09321760A JP H09321760 A JPH09321760 A JP H09321760A JP 8138710 A JP8138710 A JP 8138710A JP 13871096 A JP13871096 A JP 13871096A JP H09321760 A JPH09321760 A JP H09321760A
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JP8138710A
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English (en)
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Yuka Kamizuru
由香 上水流
Kenichiro Murakami
健一郎 村上
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広域網における経路情報の状態を監視する場
合において、経路情報の継続的な監視を可能とし、不安
定な状態の経路の発見が可能であり、かつ、他のASに
おける経路情報の伝播状況の把握が可能な経路情報の監
視方法及びシステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、経路監視装置が、経路情報の
変動を継続的に監視し、監視した変動履歴をデータベー
スに継続的に記録する。さらに、データベース上に継続
的に記録された変動履歴を、複数のAS内のルータから
収集し、収集した変動履歴間の関係を、統計的処理によ
り算出し、算出した結果を、2次元以上の画像的表現方
法に加工し、加工された結果を視覚的に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経路情報監視方法及び
システムに係り、特に、ネットワークの運用管理の単位
であるASを相互接続した、インターネットに代表され
る広域ネットワークの動的経路制御において、経路情報
の伝播に関する問題を発見するための経路情報監視方法
及びシステムに関する。
【0002】詳しくは、インターネットのバックボーン
において、ASがBGP(Border Gateway Protocol)に
よって、隣接するASから得た経路情報を自分の経路制
御のポリシーに沿って操作して、次のASに伝える。エ
ンドノードからのパケットは、この経路情報に基づいて
各ASで経路が決定されて中継される。このインターネ
ットにおける経路数は、膨大なもので、インターネット
の成長に伴う経路情報の増加、変動がある。
【0003】また、回線の障害、ルータの障害、ルータ
の設定誤り等により短期間に多くの経路情報が変動する
場合が考えられる。このような経路制御には、世界レベ
ルの多数のプロバイダが関与するため、経路制御の現状
を把握したり、障害原因を特定して回復作業を行う必要
がある。本発明は、このような経路制御における経路情
報を把握するための経路情報監視方法及びシステムに関
する。
【0004】
【従来の技術】インターネットは、ルータ間をポップ・
バイ・ホップのパケット転送を行うコネクションレス型
のネットワークである。異なるネットワークアドレスを
有する複数のネットワークに接続されている各ルータで
は、宛先アドレス毎に次の転送先のルータのアドレスを
書き込んだ経路情報のデータベースを有しており、受け
取ったパケットの次の転送先のルータは、経路情報デー
タベースに従って決定される。各ルータには、各ネット
ワークへの接続点がそれぞれに異なるネットワークのア
ドレスを含むアドレスが割り当てられており、データに
は、送り先のアドレスが書かれており、ルータは他のル
ータから受け取ったデータの「送り先アドレス」に応じ
てデータを次のルータに転送する。
【0005】また、ネットワーク構成が変化した場合に
は、ルータ間で経路情報を交換し、最新の経路情報のデ
ータベースが自動的に再構築される。しかし、何らかの
原因で、経路情報が正しく伝わらず誤った経路情報のデ
ータベースが構築されたり、経路情報が欠けることによ
って経路の状態が不安定になる可能性がある。このよう
な場合に、ルータの経路情報のデータベースの内容を検
証するための経路情報の監視が必要である。
【0006】従来、経路情報データベースの内容を参照
する場合には、ルータにおける経路表を表示するコマン
ドの実行結果が用いられている。経路表は、各ルータに
おける送り先アドレスに対応する次の(隣の)ルータの
アドレス表である。当該経路表は、隣のルータまでの経
路しか含まないため、全体としてどのような経路(ルー
タ)を辿るか未知である。つまり、経路情報データベー
スの参照が可能なものは、同一AS内の操作が可能なル
ータのみである。図18は、ルータの機能を説明するた
めの図であり、図19は、経路表の例である。例えば、
ルータ1は、他のルータとの経路情報の交換を行い、デ
ータの転送のための経路表(「自AS内部の経路情報」
+「他のASからの経路情報」)を生成し、当該経路表
に従ってデータを次のルータに転送する。図18、図1
9の例では、ルータ1は、宛先“Net A”のデータを受
信すると、経路表を参照してルータ2に送信する。ま
た、宛先“Net B”のデータを受信した場合も同様にル
ータ2に送信する。このように、ルータでは、データを
受信すると、経路表に従って次のルータにデータを送出
する。
【0007】また、従来は、経路制御上に問題が発生し
た場合には、当該問題(障害等)が発生したことによる
影響を受けた後に、管理者の手作業により経路情報の監
視を行うことにより、経路の状況を把握している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の経路情報の監視方法には、以下のような2つの課
題が存在する。 (1) 頻繁に経路が更新(経路のエントリの登録や削
除)されるような、不安定な状態の経路を発見すること
ができない。
【0009】不安定な経路を発見する場合には、各経路
のエントリの過去の一定期間の変動履歴が必要になる。
しかし、従来の監視方法では、ルータにおいてコマンド
を実行した時点における経路情報だけが参照可能であ
り、過去の経路や変動履歴が残されていないため、頻繁
に状態が変化している経路を発見することができないと
いう問題がある。
【0010】(2) 経路情報が管理者の意図した通り
に伝播されているか、検証することができない。管理者
は、自AS内部の操作可能なルータに関しては、ルータ
の持つ経路情報を確認することができる。しかし、管理
単位の異なる他のASのルータについては操作できない
ため、経路情報が正しく伝播されているか検証すること
ができない。
【0011】AS間の経路制御では、AS毎のネットワ
ークの利用指針等によって、AS単位で経路情報の伝播
を制限することで経路制御を行っている場合がある。こ
のような場合、経路情報の伝播の正当性についての検証
が必要になるが、他のASの経路情報を参照するための
機構が存在しないため、これまでは、他のASのルータ
における経路情報データベースを参照する場合には、各
ASの管理者間で電子メールや電話等を用いた手作業で
情報交換が行われている。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、経路情報の状態を監視する場合において、経路情報
の継続的な監視を可能とし、不安定な状態の経路の発見
が可能な経路情報監視方法及びシステムを提供すること
を目的とする。また、更なる本発明の目的は、複数のA
Sにおける経路の変動履歴を利用して、他のASへの経
路情報の伝播状況を把握することが可能な経路情報監視
方法及びシステムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、ルータを含むネッ
トワーク上において、統一された方針によって経路制御
が行われる単位であるAS(Autonomous System)が複数
接続された広網域のネットワークアドレス、ASパス及
び属性情報を含む経路情報を監視する経路情報監視方法
において、経路情報の変動を継続的に監視し(ステップ
1)、監視した変動履歴をデータベースに継続的に記録
し(ステップ2)、不安定な経路を発見する。
【0014】また、本発明は、データベース上に継続的
に記録された変動履歴を、複数のASから収集し(ステ
ップ3)、収集した変動履歴間の関係を、統計的処理に
より算出し(ステップ4)、算出した結果を、2次元以
上の画像的表現方法に加工し(ステップ5)、加工され
た結果を視覚的に表示し(ステップ6)、経路情報の伝
播誤りを発見する。
【0015】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、ルータを含むネットワーク上において、統一され
た方針によって経路制御を行われる単位であるAS(Au
tonomous System)が複数接続された広網域のネットワー
クアドレス、ASパス及び属性情報を含む経路情報を監
視する経路情報監視システムであって、経路情報の変動
を継続的に監視する監視手段120と、監視手段120
により取得した経路情報の変動履歴をデータベース13
0に継続的に記録する記録手段125と、記録手段12
5に記録されている変動履歴を解析する解析手段200
とを有する。
【0016】また、上記の監視手段120は、経路情報
の状況を経路エントリ毎に監視し、変動履歴を記録手段
125に転送する手段を含む。また、上記の記録手段1
25は、ルータから所定の周期、または、任意の時期に
経路情報の一覧を取得してデータベース130に書き込
む手段を含む。
【0017】また、上記の解析手段200は、記録手段
125により、データベース130上に継続的に記録さ
れた変動履歴を、複数のAS内のルータから収集する監
視情報収集手段と、収集した変動履歴間の関係を、統計
的処理により算出する統計処理手段と、統計処理手段に
より算出された結果を、2次元以上の画像的表現方法に
加工する加工手段と、加工手段により加工された結果を
視覚的に表示する表示手段とを含む。
【0018】また、上記の統計処理手段は、監視情報収
集手段によリ取得した変動履歴を統合して他のASへの
経路情報の伝播状況の解析を行う伝播状況解析手段を含
む。また、上記の統計処理手段は、各経路の変動履歴ま
たは、変動の頻度を解析する変動状況解析手段を含む。
【0019】また、上記の変動状況解析手段は、変動の
頻度に基づいて状態が頻繁に変動する経路について、複
数のASにおける経路の変動履歴を比較し、変動の発生
源となっているポイントを解析する発生源解析手段を含
む。また、上記の加工手段は、統計処理手段において、
取得した経路の変動情報をグラフまたは、図に加工する
手段を含む。
【0020】また、上記の加工手段は、経路エントリに
関連する情報を他のデータベースから検索して編集する
手段を含む。これにより、本発明では、経路の更新状況
を監視し、その履歴をデータベースに記録することによ
り、不安定な経路を発見することを可能とする。
【0021】また、複数のASの経路監視装置から経路
情報を収集し、解析する経路変動解析装置により、他の
ASにおける経路情報の伝播状況を把握することが可能
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のシステム構成を
示す。同図のシステムは、インターネットにおけるAS
間でBGP(Border Gateway Protocol )による経路情
報の交換が行われており、当該インターネットにおける
経路情報の監視処理を行うシステムである。BGPは、
AS間での経路情報の交換や経路選択を行うためのプロ
トコルであり、BGPで経路情報を交換するルータを
「BGPルータ」と呼ぶ。BGPにおいては、基本的
に、2つのルータが対になって経路情報を交換する。経
路情報としては、経路エントリ(ネットワークアドレ
ス)、ASパス(経路情報が通過してきたAS番号を列
挙するもの)、及びいくつかの属性情報を含む。BGP
では、基本的には、ASパスの短い経路エントリが優先
的に選択される。また、経路情報の初期設定終了後は、
変化のあった経路エントリの部分の経路情報のみをエン
トリの「追加」、「削除」の情報として伝播させる。
【0023】同図において、複数のAS100には、ル
ータ110、経路監視装置120及びデータベース13
0が具備されている。このうち、経路監視を行うAS1
00Dには、経路変動解析装置200が接続されてい
る。経路監視装置120は、他のAS100A,AS1
00Bのルータと経路情報を交換するAS100Dのル
ータにおける経路の情報の変動を監視し、その履歴をデ
ータベース130上に記録する。経路情報の変動や伝播
状況の監視を行う管理者300は、経路変動解析装置2
00を介して、複数のASの経路監視装置120から得
られる経路変動履歴データによって経路の監視を行う。
【0024】経路変動解析装置200は、経路監視装置
120に対して変動履歴データの要求を発行し、経路監
視装置120は、当該要求を取得して、応答として変動
履歴データを返却する。また、AS100D以外の、A
S100A,AS100Bは、隣接するASから得た経
路情報を自分の経路制御の指針に従って操作し、次のA
Sに伝える。なお、AS100Dは、AS100A及び
AS100BからBGPを介して最新の経路情報の更新
状況を取得する。経路監視装置120は、自AS内のB
GPを介して、AS100AやAS100Bから取得し
た最新の経路情報の最新情報を取得する。同図におい
て、aで示される線は、BGPによる経路情報交換を示
す。
【0025】図4は、本発明の経路監視装置を説明する
ための図である。経路監視装置120は、経路の変動状
況の監視と記録を行う。記録するデータは、以下に示す
ルータ110が受け取る経路の更新情報と、ルータ11
0が有する経路情報の一覧の2種類である。以下にその
詳細を説明する。
【0026】1.ルータ110が受け取る経路の更新情
報 経路監視装置120は、他のASのルータとBGPによ
って経路情報を交換するルータ110が受け取る経路情
報の更新状況を監視する。そのために、監視対象となる
ルータから、同一AS内部で用いるBGP(Internal
BGP)によって、ルータ110が受け取った経路の更
新情報を入力とする。BGPでは、変動があったエント
リの経路情報のみが交換されるため、経路監視装置12
0は、経路エントリ毎に、状態の変動履歴をデータベー
ス130に記録する。
【0027】2.ルータが有する経路情報の一覧 リモートホスト上のコマンドを実行するツールを用い
て、経路情報の一覧(経路表)を表示するルータのコマ
ンドを経路監視装置120から実行し、経路の状態の変
動を解析する場合の経路の初期状態の把握するために、
その結果をデータベース130に記録する。
【0028】これにより、データベース130には、経
路変動履歴データと経路表が記録される。図5は、本発
明の経路変動解析装置の構成を示す。経路変動解析装置
200は、少なくとも一つの複数の経路監視装置120
から経路変動履歴データを獲得して、解析を行い、グラ
フや図に加工し、管理者300に提示する。主な機能
は、以下の4つである。
【0029】1.データ獲得機能 ネットワーク経由で、複数の経路監視装置120が有す
る経路の変動履歴データを獲得する。 2.解析機能 変動履歴データの解析を行う。以下のような解析項目が
挙げられる。
【0030】・各経路の変動履歴や頻度の解析 ・複数の経路監視装置120から得られる変動履歴デー
タを用いた、他のASへの経路情報の伝播状況の解析 ・状態が頻繁に変動する経路について、複数のAS10
0における経路の変動履歴データを比較し、当該変動の
発生源となっているポイントを明らかにするための解析 3.視覚化機能 経路の状態の変動状況や経路情報の他のASへの伝播状
況等、解析結果をグラフや図等の形式に加工する。
【0031】4.他の関連データベースの検索 関連データベースを検索して経路情報のエントリに対応
するネットワークの名称、管理者の氏名、連絡先等の関
係情報を取得する。例えば、“whois ”のデータベース
や、経路情報の伝播の制限等が登録されているRADB
のようなデータベースを検索する。
【0032】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。 [第1の実施例]本発明の第1の実施例として、1つの
経路監視装置120による継続的な観測記録から不安定
な状態の経路を発見する例を説明する。
【0033】図6は、本発明の第1の実施例のAS間の
接続を示す。同図に示す例は、経路管理装置120がA
S−Dを監視する例である。同図中の、AS1,AS
2,…,AS8,AS−A,AS−B,…,AS−Dは
それぞれASである。
【0034】経路エントリx1は、AS1が有する経路
エントリのうちの一つであり、経路エントリy1は、A
S4が有する経路エントリのうちの一つであり、経路エ
ントリz1は、AS7が有する経路エントリの一つであ
る。AS−Dは、AS−A,AS−B,AS−Cのピア
であり、4つのルータ全てが互いにBGPによって自A
Sが有する経路情報を交換している。
【0035】また、AS1とAS4の間は、接続されて
おり、AS1とAS4は、ピアとなり、AS4からAS
1に向かって経路情報が送られる。ここで、AS1は、
AS4に経路情報を流すが、AS4は、AS2には経路
情報を流さない。言い換えると、経路エントリx1は、
常にAS2,AS3,AS4を通るため、AS1からA
S4に伝播されない。また、経路エントリy1は、AS
4からAS1にも伝播される。
【0036】AS−Dの経路監視装置120では、定常
状態において、図7のような経路表が得られる。同図の
表において、データ転送の際に使用されるのは、ベスト
パスであり、“○”が付与されているものである。安定
な経路制御を行うためには、あまり頻繁に経路エントリ
が変更されないという条件が必要となる。これは、頻繁
に経路エントリが消えたり現れたりしない、または、頻
繁にASパスが変動しないことを意味する。
【0037】また、経路情報の更新と、ルータの経路表
の関係は、経路情報の更新においては、経路エントリの
『追加』、『削除』の2種類のメッセージがピアから通
知される。また、ある経路エントリについてASパスの
異なる複数の経路情報を別々のピアから受け取った場合
は、両方のエントリを有するが、データの転送時に利用
される経路は、ASパスの短いものである。
【0038】(第1の例)ここでは、経路エントリx1
がアップされており、頻繁に経路が消える(経路がup
/downする)不安定経路x1を発見する例を説明す
る。まず、BGPルータであるAS−Dが受け取る経路
情報が図8に示すような情報である場合、経路監視装置
120が観測したデータとして、図9に示すデータを取
得したものとする。図9に示すデータは、定期的な経路
表一覧の取得により、図8に示す日の0:00:00時
点の経路表一覧である。同図において、x1が経路表に
含まれていれば、初期状態で経路エントリx1がupし
ていることを意味する。
【0039】ここで、経路監視装置120がAS−Dを
観測した経路エントリx1の変動履歴を以下に示す。 (1) 16:08:07 削除 (2) 16:09:37 追加 AS-D AS-A AS3 AS2
AS1 (3) 16:13:00 削除 (4) 16:15:40 追加 AS-D AS-A AS3 AS2
AS1 上記の変動履歴についてデータベース130に格納され
る経路エントリx1に関するデータは、以下のようにな
る。
【0040】
【表1】 上記の表において、No. 1〜No. 4は、経路エントリx
1の変動履歴を示す。つまり、No. 1では、16時8分
7秒に当該経路が消えていることを示し、No.2では、
16時9分37秒に当該経路が出現していることを示
す。
【0041】変動解析装置200は、経路エントリx1
の変動を解析すると、以下のような経路変動解析結果を
生成する。 ・変動頻度(up/downといった経路状態の変動頻
度) 1日単位であれば、4回/1日の頻度 1時間単位であれば、16時から17時については、4
回/1時間の頻度 ・連続ダウン時間の平均:短時間のダウンは異常であ
る。
【0042】1回目のダウン時間をx1,n回目のダウ
ン時間をxnとする。 1日におきたダウン時間の平均=(x1+x2+…+x
n)/n 例えば、表1における平均ダウン時間は、No1.〜No.2に
ついては、1分30秒;No3.〜No.4については、2分4
0秒;となり、連続ダウン時間の平均は、 {(0:1:30)+(0:2:40)}/2=0:
1:35 となる。
【0043】経路変動解析装置200は、上記で求めら
れた結果を視覚的に表示するために、変動状況をグラフ
で表す。その例を図10に示す。 (第2の例)次に、本実施例の第2の例として、経路
(経由するAS)が頻繁に変動する不安定経路y1を発
見する例を説明する。
【0044】まず、BGPルータであるAS−Dが受け
取る経路情報が図11に示す状態であったとする。図1
1に示す経路情報に該当する日付の0:00:00時点
の経路一覧として図12に示ように、定期的に経路表一
覧を取得し、経路エントリy1については、異なる2つ
の経路が存在している。このとき、同図中Aで示す経路
は、同図Bで示す経路より短いため、最適なパスであ
り、同図中Bで示す経路は選択されない。これにより、
AS−Dで観測された図12のAで選択された経路エン
トリy1の経路についての変動履歴が記憶される。図1
3に経路エントリy1の変動履歴の例を示す。
【0045】ここで、データベース上に残される経路エ
ントリy1に関するデータは、AS−Bを経由して受け
取る経路y1の経路が無くなる毎に、AS−Aを経由す
る経路に切り替わる。図14に経路の状態を示す。解析
装置200は、経路エントリy1についての変動解析を
行う。変動解析としては、変動頻度として、経由する経
路が何度切り替わったかを求め、経路の変動時間間隔と
して、選択される経路が変動する間隔を求める。
【0046】これにより、解析装置200は、経路の変
動状況をグラフに編集する。図15は、変動状況をグラ
フに表した例である。 [第2の実施例]次に、本発明の第2の実施例を説明す
る。
【0047】(第1の例)第2の実施例の第1の例とし
て、複数の経路監視装置による継続的な観測記録によ
り、経路の変動原因となったポイントを明らかにする例
を説明する。まず、全てのAS(AS−1,…,AS−
7)は、監視装置120をそれぞれ有しており、[AS
−1],[AS−2],…,の各監視装置120は、そ
れぞれのASの経路を監視している。解析装置200
は、ネットワーク経由で上記の全ての解析装置120に
アクセス可能であるものとする。図16は、本発明の第
2の実施例の接続関係を示す。
【0048】図16に示す接続関係を経路エントリzと
すると、当該経路エントリzは、AS−1から他の全て
のASに送られる場合、つまり、経路エントリzは、以
下のような順番で伝播される。 AS−1 → AS−2 → AS−3 → AS−4 AS−1 → AS−5 → AS−6 → AS−7 経路エントリzに割り当てたデータは経路の流れるAS
を逆向きに流れてくる。つまり、例えば、AS−4から
経路エントリzへ宛てたデータは以下のように流れる。
【0049】AS−4 → AS−3 → AS−2
→ AS−1 → z このような経路エントリz宛てのデータの流れにより、
変動ポイントを抽出する。解析装置200が各ASから
の経路エントリzの変動履歴データを取得し、前述の不
安定な状態の経路を発見する方法と同様の手順により経
路エントリの変動頻度を解析する。解析装置200の解
析結果は以下のようになる。 AS−2における変動: 1回/日 AS−3における変動: 1回/日 AS−4における変動: 1回/日 AS−5における変動: 1回/日 AS−6における変動: 100回/日 AS−7における変動: 100回/日 上記の結果から、AS−5からAS−6への経路情報の
受渡し部分、もしくは、AS−6のルータそのものに問
題があることが分かる。
【0050】このような解析がされると、解析装置20
0は、ASの相互の接続地図の各ASの箇所に以下のよ
うに色付けを行う。例えば、 1日の変動が50回以上 …… 赤 1日の変動が10〜50回: …… 黄 1日の変動が10回未満: …… 緑 (第2の例)次に、本発明の第2の実施例の第2の例と
して、複数の経路監視装置による継続的な観測記録によ
り、経路情報の伝播状況を把握する例を説明する。
【0051】前述の図16に示すような接続関係(アク
セス経路)により、経路エントリzが[AS−1]から
他のASに伝播され、経路エントリzの伝播情報を把握
する。解析装置200は、各ASから経路エントリzの
経路があるかを解析した結果が図17に示すような解析
結果により、時刻2〜時刻3にかけて、AS−4には経
路エントリzが届いていないことが分かる。これを図1
6のように、AS間の接続図の上に図示する。なお、図
17において、○は、経路エントリがあることを示し、
×は、経路エントリがないことを示す。
【0052】このように、上記の実施例によれば、これ
までのインターネットにおける経路制御において、経路
制御上の問題は、その影響を受けた後に、管理者が手作
業で経路情報の監視を開始しているため、過去の経路の
状態を把握することができないが、経路監視装置120
において、過去の経路情報や、インターネット上での経
路情報の伝播の把握が可能となり、問題の早期発見と解
決が可能となる。
【0053】さらに、上記のような経路情報の監視及び
解析処理を行い、監視結果及び解析結果をデータベース
等に蓄積しておき、管理者が随時当該データベースを検
索して必要なデータを取得することも可能となる。な
お、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特
許請求の範囲内で種々変更・応用が可能となる。
【0054】
【発明の効果】上述のように、本発明の経路情報の監視
方法及びシステムによれば、経路情報の継続的な監視を
行うことにより、不安定な状態の経路の発見が可能とな
る。また、複数のASにおける経路変動履歴データを利
用して、他のASへの経路情報の伝播状況が把握できる
ため、経路情報の伝播が正しく行われているかを検証す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のシステム構成図である。
【図4】本発明の経路監視装置を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の経路変動解析装置の構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例のASのBGPルータの
経路を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例の経路表を示す図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施例のAS−Dが受け取る経
路情報の例である。
【図9】本発明の第1の実施例の経路監視装置において
観測したデータの例である。
【図10】本発明の第1の実施例の経路変動の状況を示
すグラフの例である。
【図11】本発明の第1の実施例のAS−Dが受信する
経路情報の例である。
【図12】本発明の第1の実施例のある時点における経
路表一覧の例である。
【図13】本発明の第1の実施例の経路y1の変動履歴
の例を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施例のデータベース上の経
路履歴情報の例を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施例の変動状況をグラフに
した例である。
【図16】本発明の第2の実施例の接続関係を示す図で
ある。
【図17】本発明の第2の実施例の解析結果の例であ
る。
【図18】ルータの機能を説明するための図である。
【図19】ルータが有する経路表の例である。
【符号の説明】
100 ルータ(外部ルータ) 110 ルータ(内部ルータ) 120 経路監視装置、監視手段 125 記録手段 130 データベース 200 経路変動解析装置、解析装置 210 データ取得部 220 解析部 221 頻度解析部 222 伝播状況解析部 223 変動原因解析部 230 編集部 240 経路マスタ 250 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 13/00 351

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルータを含むネットワーク上において、
    統一された方針によって経路制御が行われる単位である
    AS(Autonomous System)が複数接続された広網域のネ
    ットワークアドレス、ASパス及び属性情報を含む経路
    情報を監視する経路情報監視方法において、 前記経路情報の変動を継続的に監視し、 監視した変動履歴をデータベースに継続的に記録し、不
    安定な経路を発見することを特徴とする経路情報監視方
    法。
  2. 【請求項2】 前記データベース上に継続的に記録され
    た前記変動履歴を、複数のASから収集し、 収集した前記変動履歴間の関係を、統計的処理により算
    出し、 算出した結果を、2次元以上の画像的表現方法に加工
    し、 加工された結果を視覚的に表示し、経路情報の伝播誤り
    を発見する請求項1記載の経路情報監視方法。
  3. 【請求項3】 ルータを含むネットワーク上において、
    統一された方針によって経路制御が行われる単位である
    AS(Autonomous System)が複数接続された広網域のネ
    ットワークアドレス、ASパス及び属性情報を含む経路
    情報を監視する経路情報監視システムであって、 ルータが有する経路情報の変動を継続的に監視する監視
    手段と、 前記監視手段により取得した経路情報の変動履歴をデー
    タベースに継続的に記録する記録手段と、 前記データベースに記録されている前記変動履歴を解析
    する解析手段とを有することを特徴とする経路情報監視
    システム。
  4. 【請求項4】 前記監視手段は、 前記経路情報の更新状況を経路エントリ毎に監視し、変
    動履歴を前記記録手段に転送する手段を含む請求項3記
    載の経路情報監視システム。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、 前記ルータから所定の周期、または、任意の時期に経路
    情報の一覧を取得して前記データベースに書き込む手段
    を含む請求項3記載の経路情報監視システム。
  6. 【請求項6】 前記解析手段は、 前記記録手段により、前記データベース上に継続的に記
    録された前記変動履歴を、複数のASから収集する監視
    情報収集手段と、 収集した前記変動履歴間の関係を、統計的処理により算
    出する統計処理手段と、 前記統計処理手段により算出された結果を、2次元以上
    の画像的表現方法に加工する加工手段と、 前記加工手段により加工された結果を視覚的に表示する
    表示手段とを含む請求項3記載の経路情報監視システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記統計処理手段は、 前記監視情報収集手段によリ取得した前記変動履歴を統
    合して他のASへの経路情報の伝播状況の解析を行う伝
    播状況解析手段を含む請求項6記載の経路情報監視シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記統計処理手段は、 各経路の変動履歴または、変動の頻度を解析する変動状
    況解析手段を含む請求項6記載の経路情報監視システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記変動状況解析手段は、 前記変動の頻度に基づいて状態が頻繁に変動する経路に
    ついて、複数のASにおける経路の変動履歴を比較し、
    変動の発生源となっているポイントを解析する発生源解
    析手段を含む請求項8記載の経路情報監視システム。
  10. 【請求項10】 前記加工手段は、 前記統計処理手段において、取得した経路の変動情報を
    グラフまたは、図に加工する手段を含む請求項6記載の
    経路情報監視システム。
  11. 【請求項11】 前記加工手段は、 経路エントリに関連する情報を他のデータベースから検
    索して編集する手段を含む請求項6記載の経路情報監視
    システム。
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