JP3906791B2 - 通行料金情報収集システムおよび車載案内装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路の最新通行料金情報を収集、蓄積し、要求に応じてこの最新の通行料金情報を外部に提供可能にする通行料金情報収集システムおよび車載案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車載案内装置が搭載する有料道路の通行料金情報は、各道路公団が公表する通行料金情報に、各装置メーカーやデータベース整備会社が行う独自の調査結果データを加味して構成されている。この各道路公団が公表する通行料金情報の公表時期は各々異なり、例えば日本道路公団の場合は毎年4月に新通行料金が公表されるが、他の道路公団(都市高速:首都高速、名古屋高速など)の場合は定期的に通行料金が公表されている訳ではなく、各装置メーカーやデータベース整備会社が調査して独自に通行料金情報を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、調査結果の締め切り後、または車載案内装置に上述した調査によって得た通行料金データを搭載し終わった後に、道路公団の一つが通行料金を改訂する事も有りうる事から、種々の有料道路の最新通行料金情報をタイムリーに得る事は難しいのが実状である。
【0004】
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、有料道路の最新の通行料金情報をタイムリーに得る事が可能な通行料金情報収集システムおよび車載案内装置を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、有料道路の通行料金情報を収集、蓄積するとともに、要求に応じてこの通行料金情報を外部に提供可能な料金情報蓄積施設と、料金支払所において、通行料金の自動支払いを行う自動支払い手段とを有し、前記通行料金の情報を表示する車載機とを備える通行料金情報収集システムであって、前記車載機は、有料道路の当初通行料金情報が記憶された記憶手段と、前記自動支払い手段が実際に支払った最新通行料金情報と、実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて、前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報とを比較する比較手段と、前記比較手段が前記最新通行料金情報と、前記当初通行料金情報とが異なると判定した場合に、少なくとも前記最新通行料金情報を前記料金情報蓄積施設まで送信する通信手段とを備える事を特徴とする。
【0006】
それにより、料金情報蓄積施設に対し、各種の有料道路において支払った最新の通行料金情報が送信されて収集、蓄積でき、この蓄積施設より外部に対し、最新の通行料金情報をタイムリーに提供可能になる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、前記車載機は、前記自動支払い手段が支払った最新通行料金が割引された通行料金であるか否かを判別する判別手段を備え、前記判別手段が、割引料金であると判別した場合、割引料金である事を示す判別情報を追加して前記料金情報蓄積施設まで送信する事を特徴とする。
【0008】
それにより、料金情報蓄積施設は受信した情報が割引料金に関する情報か否か、判別情報の存否から判別する事が出来る。
【0009】
請求項3に記載の発明では、前記料金情報蓄積施設は、受信した料金情報が割引料金の情報であった場合、正規の料金に換算し蓄積する事を特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明により、料金情報蓄積施設では、割引料金である最新通行料金情報から正規の通行料金情報に換算出来るため、割引料金でない最新の通行料金情報が未受信の時でも、換算した通行料金情報を利用出来、効率よく情報収集可能となる。
【0011】
請求項4に記載の発明では、前記料金情報蓄積施設は、受信した割引料金の情報を正規の料金に換算する際は、前記車両が走行した区間に関する情報に基づいた換算を行う事を特徴とする。
【0012】
それにより、料金蓄積施設は、受信した割引料金情報の割引率が一律でなく、車両の走行区間に応じて割り引かれたものであっても、正規の通行料金に換算する事が出来る。
【0013】
請求項5に記載の発明では、前記料金情報蓄積施設は、前記車両からの要求に応じ、内部に備える最近の通行料金情報を送信する事を特徴とする。
【0014】
それにより、記憶手段にはより最新の通行料金情報を更新記憶される事が出来、最新の通行料金情報が表示可能になる。
【0015】
請求項6に記載の発明では、料金支払所において通行料金の自動支払いを行う自動支払い手段と、有料道路の当初通行料金情報が記憶された記憶手段を有し、車両が前記料金支払所に接近した時、実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報を表示するナビゲーション手段とを備え、前記ナビゲーション手段は、有料道路の通行料金情報を収集、蓄積する料金情報蓄積施設から送信される通行料金情報を受信して、前記記憶手段に記憶される前記当初通行料金情報を更新するようにした車載案内装置であって、前記ナビゲーション手段は、前記自動支払い手段が実際に支払った最新通行料金情報と、前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報とを比較する比較手段と、前記比較手段が前記最新通行料金情報と、前記当初通行料金情報とが異なると判定した場合に、少なくとも前記最新通行料金情報を前記料金情報蓄積施設まで送信する通信手段とを備える事を特徴とする。
【0016】
それにより、料金支払所に接近した際、記憶手段から読み出す当初通行料金情報と常に最新の状態にする事が出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は通行料金情報収集システム400の概略構成を示す説明図であり、図2はシステム400における走行案内装置である車載機200を示す概略構成図である。
【0018】
図1において、車載機200はナビゲーション装置100とETC車載機110とで構成されている。
【0019】
ナビゲーション装置100は、自車位置を確認するロケーション機能と、目的地までの経路を案内するルートガイダンス機能とを有し、ETC車載機110と連携して動作するように設けられたもので、ETC車載機110から各種の情報が与えられるように接続される。与えられた各種の情報は料金情報蓄積施設をなす通行料金情報蓄積センタ300にナビゲーション装置100から送信されるとともに、このナビゲーション装置100側からの要求に応じて、当該センタ300からの最新の通行料金情報を受信し、道路地図データ部1内の内蔵メディア101(図2参照)に格納する。このナビゲーション装置100は請求項で示すナビゲーション手段に相当する。
【0020】
ETC車載機110は、DSRC方式の通信プロトコルでETC路上機500との間で通行料金の支払い処理を無線通信にて行うものである。具体的にはユーザーにより差し込まれた図示しないETCカードが保持するユーザーの個人情報および有料道路に入路した地点情報とを読み取り、ETCアンテナ110aからETC路上機500へ送信するとともに、ETC路上機500から実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて決定される通行料金情報を受信し、実際に支払った通行料金情報をETCカードに書き込むとともに、ナビゲーション装置100に伝達する。伝達されたナビゲーション装置100はこの情報を表示装置5にて表示する。このETC車載機110は請求項で示す自動料金支払手段に相当する。
【0021】
料金情報蓄積センタ300は、種々の車両に搭載された車載機200、もしくは車載器200a、200b内のナビゲーション装置100から送信された最新の支払料金情報を受信し収集、蓄積するとともに要求に応じて最新の通行料金情報を外部に提供するコンピューターである。種々の有料道路を走行した複数の車両から送信される情報を受信するとともに、車両からの要求信号を受信すると、最新の通行料金情報を要求車両に対し送信する通信部310と、正規の通行料金情報を格納する記憶部330と、車両から受信した最新の通行料金情報を記憶部330に記憶させるとともに、受信した情報に割引料金情報が含まれていれば、受信した最新の通行料金情報から正規の通行料金情報を換算する演算部320とからなる。
【0022】
図2は、上述したナビゲーション装置100の内部の概略構成図である。本実施形態のナビゲーション装置100は、道路地図データ部1と当該装置100へ各種指令を入力するための操作スイッチ群2と、その操作スイッチ群2と同様の各種指令を入力可能なリモートコントロール端末3a(以下リモコンと称す。)からの信号を入力するリモコンセンサ3と、外部インターフェイス4と、通行料金表示画面や地図表示画面やTV画面などの各種表示を行うための表示装置5と、スピーカ6と、通信部7と、車両の現在位置を検出する位置検出部10と、上述した道路地図データ部1、操作スイッチ群2、リモコンセンサ3、外部インターフェイス4、位置検出部10からの入力に応じて各種処理を実行し、表示装置5、スピーカ6、通信部7を制御するナビ制御回路20とを備えている。
【0023】
道路地図データ部1は、位置検出精度向上の為のいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データを内蔵メディア101から読み出す。またこの内蔵メディア101は、通信部7が受信した情報を書き込む為のハードディスクドライブ装置で構成しても良い。
【0024】
内蔵メディア101が格納する道路データは、交差点などの複数のノード間をリンクにより接続して地図情報を構成したものであって、それぞれのリンクに対し、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端とのx、y座標、リンクの道路幅、および道路種別(有料道路などの道路情報を示すもの)のデータからなるリンク情報を記憶している。
【0025】
上述した道路データ以外に内蔵メディア101が格納する各種のデータとしては、有料道路の通行料金情報、ETC路上機500が設置されている料金所の位置情報、ETC路上機500にまで誘導する誘導情報ならびに施設索引情報などがある。
【0026】
操作スイッチ群2は後述する表示装置5と一体に構成され、表示画面上に設定されるタッチスイッチ及び表示装置5の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチなどが用いられる。タッチスイッチは表示装置5の画面上に縦横無尽に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(x、y)として検出される。これによって、後述するように表示画面を直接タッチする事で、所定の指示を入力できるようにされている。
【0027】
リモコンセンサ3はリモコン3aからの信号を受信し、これを後述するナビ制御回路20に入力するフォトセンサである。運転席近傍に配置され、ナビ制御回路20とは電気的に接続されている。
【0028】
外部インターフェイス4は、ETC車載機110との間のデータの授受を行う為のものである。
【0029】
表示装置5は、本実施形態ではカラー表示装置であり、その画面には位置検出部10にて検出した車両の現在地を示すマークと、道路地図データ部1により入力された道路データと、更に地図上に表示する案内経路、名称、目印等の付加データとを重ねて表示する事が出来る。また案内、誘導用の報知や注意喚起用の報知の為の表示も出来る。
【0030】
スピーカ6は、ナビ制御回路20で処理された各種案内、誘導などの為の音声情報を利用者に報知する。
【0031】
通信部7は、上記通行料金情報蓄積センタ300と通信するための、例えば携帯電話等からなる通信回線用モデムである。これは周知のVICS(交通情報サービスシステム)とは異なる通信部であり、ナビ制御回路20を介して、道路地図データ部1が備える内蔵メディア101や後述する外部インターフェイス4と接続し、信号を伝達している。この通信部7は請求項で示す通信手段に相当する。
【0032】
位置検出部10は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置、方位、速度などを検出するGPS受信機11と、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ12と、距離センサや車輪センサ等からなり、車両の走行距離を検出する為の車速センサ13と、地磁気に基づいて絶対方位を検出するための地磁気センサ14とを備えている。そしてこれら各センサ11〜14は、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては上述したセンサ11〜14の中の一部のみを用いて構成しても良く、また、左右操舵輪の回転差などから得られる車両のステアリング角を累積して方向を求めるセンサ等を用いても良い。
【0033】
ナビ制御回路20は、CPU、RAM21、ROM22からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、位置検出部10からの各検出信号に基づいた車両の現在位置、及び道路地図データ部1を介して読み込んだ現在位置付近の地図等を表示画面上に表示する処理や、道路地図データ部1に格納された施設索引情報に基づき、操作スイッチ群2やリモコンの操作に従って目的地となる施設を選択する目的地選択処理、現在位置から目的地までの最適な経路を自動的に選択し、この選択された経路に従って案内を行う経路案内処理等のいわゆるナビゲーション処理を実行する。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法などの手法が知られている。そして、表示装置5上の道路地図に重ねて誘導経路を表示して、ドライバーに適切なルートを案内する。
【0034】
次に、上述した構成の通行料金情報収集システム400における通行料金情報の収集に関する制御フローを図3ならびに図4を用いて説明する。
【0035】
図3は、ナビゲーション装置100による料金支払所での処理および料金情報蓄積センタ300へ最新の通行料金情報を送信する制御フローを示したフローチャートである。
【0036】
ステップS1で、車両がETC路上機500を設置した有料道路の出入口に接近した事を示す情報を入手する。ETC路上機500が設置された有料道路の出入り口手前付近には、ETC路上機が設置されている事を車両に事前に伝達する予告情報を送信している領域があり、車両がその領域に進入するとETC車載機110はその予告情報を受信する。続くステップS2にて受信した予告情報から車両がETC路上機500に接近していると判定する。ステップS3にて、ナビゲーション装置100は、実際に走行した有料道路の走行区間情報に基づいて、内蔵メディア101から当初の通行料金情報を読み出し、ステップS4にて当初の通行料金情報を表示装置5で表示する。車両がETC路上機500に進入し、ETC車載機110とETC路上機500との間で、実際の通行料金の収受に関する通信が行われる。そしてステップS5にて、実際に支払った通行料金の金額情報がETC車載機110からナビゲーション装置100に伝達される。なお、上記走行区間情報の算出方法としては、ナビゲーション装置100単体で料金支払所の位置情報を検出するか、もしくはETC路上機500より位置情報を受信する事により、走行区間算出する方法がある。
【0037】
ステップS6にて、最新の通行料金情報が表示装置5にて表示される。
【0038】
ステップS7にて、ステップS4でナビゲーション装置100が表示した当初の通行料金情報と、ステップS6でETC車載機110から伝達された最新の通行料金情報とを比較し、同じ金額であるなら本フローを終了する。異なっていると判定されたならば、ステップS8に移行する。このステップS7の処理内容は請求項で示す比較手段に相当する。
【0039】
ステップS8にて、ステップS5でETC車載機110より受信した最新の通行料金情報は割引料金の情報(判別情報)であったか否か判定する。この判定は、ETC車載機110とETC路上機500との間で行われる支払いに関する通信中に、ETC車載機110が受信する割引率に関する情報を基に行われる。この割引率に関する情報が、受信した情報に含まれていない、または割引率が0(ゼロ)であったならば、ETC車載機110がETC路上機500に実際に支払った通行料金は割引料金ではない事を示している。したがって、実際に支払った最新の料金が割引料金であったならば、ステップS9に移行し、ETC車載機110が実際に支払った最新の通行料金料金情報に割引フラグを追加する処理を施し、ステップS10に移行する。ETC車載機110が実際に支払った最新の通行料金が割引料金でなかったならば、そのままステップS10に移行する。このステップS8の処理内容は請求項で示す判別手段に相当する。
【0040】
ステップS10にて、最新の通行料金情報に対し、ナビ制御回路20内のRAM21に格納されている、車両が有料道路の走行を開始した地点(入り口インター)からETC路上機500を通過した地点(出口インター)までの走行区間情報を追加し、ステップS11にて、通信部7から最新の通行料金情報を料金情報蓄積センタ300に送信し、本フローを終了する。
【0041】
次に図4は、上述したナビゲーション装置100から送信された最新の通行料金情報を料金情報蓄積センタ300が受信し、格納するまでの演算部320の制御フローを示したフローチャートである。
【0042】
ステップS21では、通信部310がナビゲーション装置100から最新の料金情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定されると、ステップS22に移行し受信した最新料金情報に割引フラグが含まれているか否かを判定する。割引フラグが含まれていると判定すると、ステップS23に移行し、受信した最新料金情報に含まれている割引率情報に基づいて、正規の通行料金を演算し、ステップS24にて記憶部330(データベース)に格納し、本フローを終了する。
【0043】
図5は、上述したナビゲーション装置100が料金情報蓄積センタ300に対し、最新の通行料金情報を要求する信号を送信した場合のナビゲーション装置100の制御フローを示したフローチャートである。
【0044】
ステップS31としてナビゲーション装置100が要求信号を送信する。ステップS32にて、料金情報蓄積センタ300から新規の通行料金情報を受信したか否か判定し、受信したと判定すると、ステップS33に移行し、内蔵メディア101に更新、記憶し本フローを終了する。
【0045】
上述のように内蔵メディア101は書き込みが行える媒体である事が望ましい。従ってCD―ROMを初めとする書き込み不可の媒体では受信した当該情報を書き込む事が出来ないのでDVD―RAM、ハードディスクなどの媒体にて構成する事が望ましい。
【0046】
上述した構成と作用とにより、有料道路において、常に最新の状態に更新された通行料金情報を得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動通行料金情報更新システム400の構成を示した説明図である。
【図2】 ナビゲーション装置100の内部の概略構成図である。
【図3】 ナビゲーション装置100の料金情報の送信に関するフローチャートである。
【図4】 料金情報蓄積センタ300が受信した最新の料金情報を格納する制御に関するフローチャートである。
【図5】 ナビゲーション装置100が受信した最新の料金情報を格納する制御に関するフローチャートである。
【符号の説明】
1 道路地図データ部(記憶手段)
4 外部インターフェイス
5 表示装置
7 通信部(通信手段)
10 位置検出部
100 ナビゲーション装置(ナビゲーション手段)
100a 通信アンテナ
101 内蔵メディア(記憶手段)
110 ETC車載機(自動料金支払手段)
110a ETCアンテナ
200 車載機
300 通行料金情報蓄積センタ
400 通行料金情報収集システム
500 ETC路上機
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路の最新通行料金情報を収集、蓄積し、要求に応じてこの最新の通行料金情報を外部に提供可能にする通行料金情報収集システムおよび車載案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車載案内装置が搭載する有料道路の通行料金情報は、各道路公団が公表する通行料金情報に、各装置メーカーやデータベース整備会社が行う独自の調査結果データを加味して構成されている。この各道路公団が公表する通行料金情報の公表時期は各々異なり、例えば日本道路公団の場合は毎年4月に新通行料金が公表されるが、他の道路公団(都市高速:首都高速、名古屋高速など)の場合は定期的に通行料金が公表されている訳ではなく、各装置メーカーやデータベース整備会社が調査して独自に通行料金情報を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、調査結果の締め切り後、または車載案内装置に上述した調査によって得た通行料金データを搭載し終わった後に、道路公団の一つが通行料金を改訂する事も有りうる事から、種々の有料道路の最新通行料金情報をタイムリーに得る事は難しいのが実状である。
【0004】
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、有料道路の最新の通行料金情報をタイムリーに得る事が可能な通行料金情報収集システムおよび車載案内装置を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、有料道路の通行料金情報を収集、蓄積するとともに、要求に応じてこの通行料金情報を外部に提供可能な料金情報蓄積施設と、料金支払所において、通行料金の自動支払いを行う自動支払い手段とを有し、前記通行料金の情報を表示する車載機とを備える通行料金情報収集システムであって、前記車載機は、有料道路の当初通行料金情報が記憶された記憶手段と、前記自動支払い手段が実際に支払った最新通行料金情報と、実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて、前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報とを比較する比較手段と、前記比較手段が前記最新通行料金情報と、前記当初通行料金情報とが異なると判定した場合に、少なくとも前記最新通行料金情報を前記料金情報蓄積施設まで送信する通信手段とを備える事を特徴とする。
【0006】
それにより、料金情報蓄積施設に対し、各種の有料道路において支払った最新の通行料金情報が送信されて収集、蓄積でき、この蓄積施設より外部に対し、最新の通行料金情報をタイムリーに提供可能になる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、前記車載機は、前記自動支払い手段が支払った最新通行料金が割引された通行料金であるか否かを判別する判別手段を備え、前記判別手段が、割引料金であると判別した場合、割引料金である事を示す判別情報を追加して前記料金情報蓄積施設まで送信する事を特徴とする。
【0008】
それにより、料金情報蓄積施設は受信した情報が割引料金に関する情報か否か、判別情報の存否から判別する事が出来る。
【0009】
請求項3に記載の発明では、前記料金情報蓄積施設は、受信した料金情報が割引料金の情報であった場合、正規の料金に換算し蓄積する事を特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明により、料金情報蓄積施設では、割引料金である最新通行料金情報から正規の通行料金情報に換算出来るため、割引料金でない最新の通行料金情報が未受信の時でも、換算した通行料金情報を利用出来、効率よく情報収集可能となる。
【0011】
請求項4に記載の発明では、前記料金情報蓄積施設は、受信した割引料金の情報を正規の料金に換算する際は、前記車両が走行した区間に関する情報に基づいた換算を行う事を特徴とする。
【0012】
それにより、料金蓄積施設は、受信した割引料金情報の割引率が一律でなく、車両の走行区間に応じて割り引かれたものであっても、正規の通行料金に換算する事が出来る。
【0013】
請求項5に記載の発明では、前記料金情報蓄積施設は、前記車両からの要求に応じ、内部に備える最近の通行料金情報を送信する事を特徴とする。
【0014】
それにより、記憶手段にはより最新の通行料金情報を更新記憶される事が出来、最新の通行料金情報が表示可能になる。
【0015】
請求項6に記載の発明では、料金支払所において通行料金の自動支払いを行う自動支払い手段と、有料道路の当初通行料金情報が記憶された記憶手段を有し、車両が前記料金支払所に接近した時、実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報を表示するナビゲーション手段とを備え、前記ナビゲーション手段は、有料道路の通行料金情報を収集、蓄積する料金情報蓄積施設から送信される通行料金情報を受信して、前記記憶手段に記憶される前記当初通行料金情報を更新するようにした車載案内装置であって、前記ナビゲーション手段は、前記自動支払い手段が実際に支払った最新通行料金情報と、前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報とを比較する比較手段と、前記比較手段が前記最新通行料金情報と、前記当初通行料金情報とが異なると判定した場合に、少なくとも前記最新通行料金情報を前記料金情報蓄積施設まで送信する通信手段とを備える事を特徴とする。
【0016】
それにより、料金支払所に接近した際、記憶手段から読み出す当初通行料金情報と常に最新の状態にする事が出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は通行料金情報収集システム400の概略構成を示す説明図であり、図2はシステム400における走行案内装置である車載機200を示す概略構成図である。
【0018】
図1において、車載機200はナビゲーション装置100とETC車載機110とで構成されている。
【0019】
ナビゲーション装置100は、自車位置を確認するロケーション機能と、目的地までの経路を案内するルートガイダンス機能とを有し、ETC車載機110と連携して動作するように設けられたもので、ETC車載機110から各種の情報が与えられるように接続される。与えられた各種の情報は料金情報蓄積施設をなす通行料金情報蓄積センタ300にナビゲーション装置100から送信されるとともに、このナビゲーション装置100側からの要求に応じて、当該センタ300からの最新の通行料金情報を受信し、道路地図データ部1内の内蔵メディア101(図2参照)に格納する。このナビゲーション装置100は請求項で示すナビゲーション手段に相当する。
【0020】
ETC車載機110は、DSRC方式の通信プロトコルでETC路上機500との間で通行料金の支払い処理を無線通信にて行うものである。具体的にはユーザーにより差し込まれた図示しないETCカードが保持するユーザーの個人情報および有料道路に入路した地点情報とを読み取り、ETCアンテナ110aからETC路上機500へ送信するとともに、ETC路上機500から実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて決定される通行料金情報を受信し、実際に支払った通行料金情報をETCカードに書き込むとともに、ナビゲーション装置100に伝達する。伝達されたナビゲーション装置100はこの情報を表示装置5にて表示する。このETC車載機110は請求項で示す自動料金支払手段に相当する。
【0021】
料金情報蓄積センタ300は、種々の車両に搭載された車載機200、もしくは車載器200a、200b内のナビゲーション装置100から送信された最新の支払料金情報を受信し収集、蓄積するとともに要求に応じて最新の通行料金情報を外部に提供するコンピューターである。種々の有料道路を走行した複数の車両から送信される情報を受信するとともに、車両からの要求信号を受信すると、最新の通行料金情報を要求車両に対し送信する通信部310と、正規の通行料金情報を格納する記憶部330と、車両から受信した最新の通行料金情報を記憶部330に記憶させるとともに、受信した情報に割引料金情報が含まれていれば、受信した最新の通行料金情報から正規の通行料金情報を換算する演算部320とからなる。
【0022】
図2は、上述したナビゲーション装置100の内部の概略構成図である。本実施形態のナビゲーション装置100は、道路地図データ部1と当該装置100へ各種指令を入力するための操作スイッチ群2と、その操作スイッチ群2と同様の各種指令を入力可能なリモートコントロール端末3a(以下リモコンと称す。)からの信号を入力するリモコンセンサ3と、外部インターフェイス4と、通行料金表示画面や地図表示画面やTV画面などの各種表示を行うための表示装置5と、スピーカ6と、通信部7と、車両の現在位置を検出する位置検出部10と、上述した道路地図データ部1、操作スイッチ群2、リモコンセンサ3、外部インターフェイス4、位置検出部10からの入力に応じて各種処理を実行し、表示装置5、スピーカ6、通信部7を制御するナビ制御回路20とを備えている。
【0023】
道路地図データ部1は、位置検出精度向上の為のいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データを内蔵メディア101から読み出す。またこの内蔵メディア101は、通信部7が受信した情報を書き込む為のハードディスクドライブ装置で構成しても良い。
【0024】
内蔵メディア101が格納する道路データは、交差点などの複数のノード間をリンクにより接続して地図情報を構成したものであって、それぞれのリンクに対し、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端とのx、y座標、リンクの道路幅、および道路種別(有料道路などの道路情報を示すもの)のデータからなるリンク情報を記憶している。
【0025】
上述した道路データ以外に内蔵メディア101が格納する各種のデータとしては、有料道路の通行料金情報、ETC路上機500が設置されている料金所の位置情報、ETC路上機500にまで誘導する誘導情報ならびに施設索引情報などがある。
【0026】
操作スイッチ群2は後述する表示装置5と一体に構成され、表示画面上に設定されるタッチスイッチ及び表示装置5の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチなどが用いられる。タッチスイッチは表示装置5の画面上に縦横無尽に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(x、y)として検出される。これによって、後述するように表示画面を直接タッチする事で、所定の指示を入力できるようにされている。
【0027】
リモコンセンサ3はリモコン3aからの信号を受信し、これを後述するナビ制御回路20に入力するフォトセンサである。運転席近傍に配置され、ナビ制御回路20とは電気的に接続されている。
【0028】
外部インターフェイス4は、ETC車載機110との間のデータの授受を行う為のものである。
【0029】
表示装置5は、本実施形態ではカラー表示装置であり、その画面には位置検出部10にて検出した車両の現在地を示すマークと、道路地図データ部1により入力された道路データと、更に地図上に表示する案内経路、名称、目印等の付加データとを重ねて表示する事が出来る。また案内、誘導用の報知や注意喚起用の報知の為の表示も出来る。
【0030】
スピーカ6は、ナビ制御回路20で処理された各種案内、誘導などの為の音声情報を利用者に報知する。
【0031】
通信部7は、上記通行料金情報蓄積センタ300と通信するための、例えば携帯電話等からなる通信回線用モデムである。これは周知のVICS(交通情報サービスシステム)とは異なる通信部であり、ナビ制御回路20を介して、道路地図データ部1が備える内蔵メディア101や後述する外部インターフェイス4と接続し、信号を伝達している。この通信部7は請求項で示す通信手段に相当する。
【0032】
位置検出部10は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置、方位、速度などを検出するGPS受信機11と、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ12と、距離センサや車輪センサ等からなり、車両の走行距離を検出する為の車速センサ13と、地磁気に基づいて絶対方位を検出するための地磁気センサ14とを備えている。そしてこれら各センサ11〜14は、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては上述したセンサ11〜14の中の一部のみを用いて構成しても良く、また、左右操舵輪の回転差などから得られる車両のステアリング角を累積して方向を求めるセンサ等を用いても良い。
【0033】
ナビ制御回路20は、CPU、RAM21、ROM22からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、位置検出部10からの各検出信号に基づいた車両の現在位置、及び道路地図データ部1を介して読み込んだ現在位置付近の地図等を表示画面上に表示する処理や、道路地図データ部1に格納された施設索引情報に基づき、操作スイッチ群2やリモコンの操作に従って目的地となる施設を選択する目的地選択処理、現在位置から目的地までの最適な経路を自動的に選択し、この選択された経路に従って案内を行う経路案内処理等のいわゆるナビゲーション処理を実行する。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法などの手法が知られている。そして、表示装置5上の道路地図に重ねて誘導経路を表示して、ドライバーに適切なルートを案内する。
【0034】
次に、上述した構成の通行料金情報収集システム400における通行料金情報の収集に関する制御フローを図3ならびに図4を用いて説明する。
【0035】
図3は、ナビゲーション装置100による料金支払所での処理および料金情報蓄積センタ300へ最新の通行料金情報を送信する制御フローを示したフローチャートである。
【0036】
ステップS1で、車両がETC路上機500を設置した有料道路の出入口に接近した事を示す情報を入手する。ETC路上機500が設置された有料道路の出入り口手前付近には、ETC路上機が設置されている事を車両に事前に伝達する予告情報を送信している領域があり、車両がその領域に進入するとETC車載機110はその予告情報を受信する。続くステップS2にて受信した予告情報から車両がETC路上機500に接近していると判定する。ステップS3にて、ナビゲーション装置100は、実際に走行した有料道路の走行区間情報に基づいて、内蔵メディア101から当初の通行料金情報を読み出し、ステップS4にて当初の通行料金情報を表示装置5で表示する。車両がETC路上機500に進入し、ETC車載機110とETC路上機500との間で、実際の通行料金の収受に関する通信が行われる。そしてステップS5にて、実際に支払った通行料金の金額情報がETC車載機110からナビゲーション装置100に伝達される。なお、上記走行区間情報の算出方法としては、ナビゲーション装置100単体で料金支払所の位置情報を検出するか、もしくはETC路上機500より位置情報を受信する事により、走行区間算出する方法がある。
【0037】
ステップS6にて、最新の通行料金情報が表示装置5にて表示される。
【0038】
ステップS7にて、ステップS4でナビゲーション装置100が表示した当初の通行料金情報と、ステップS6でETC車載機110から伝達された最新の通行料金情報とを比較し、同じ金額であるなら本フローを終了する。異なっていると判定されたならば、ステップS8に移行する。このステップS7の処理内容は請求項で示す比較手段に相当する。
【0039】
ステップS8にて、ステップS5でETC車載機110より受信した最新の通行料金情報は割引料金の情報(判別情報)であったか否か判定する。この判定は、ETC車載機110とETC路上機500との間で行われる支払いに関する通信中に、ETC車載機110が受信する割引率に関する情報を基に行われる。この割引率に関する情報が、受信した情報に含まれていない、または割引率が0(ゼロ)であったならば、ETC車載機110がETC路上機500に実際に支払った通行料金は割引料金ではない事を示している。したがって、実際に支払った最新の料金が割引料金であったならば、ステップS9に移行し、ETC車載機110が実際に支払った最新の通行料金料金情報に割引フラグを追加する処理を施し、ステップS10に移行する。ETC車載機110が実際に支払った最新の通行料金が割引料金でなかったならば、そのままステップS10に移行する。このステップS8の処理内容は請求項で示す判別手段に相当する。
【0040】
ステップS10にて、最新の通行料金情報に対し、ナビ制御回路20内のRAM21に格納されている、車両が有料道路の走行を開始した地点(入り口インター)からETC路上機500を通過した地点(出口インター)までの走行区間情報を追加し、ステップS11にて、通信部7から最新の通行料金情報を料金情報蓄積センタ300に送信し、本フローを終了する。
【0041】
次に図4は、上述したナビゲーション装置100から送信された最新の通行料金情報を料金情報蓄積センタ300が受信し、格納するまでの演算部320の制御フローを示したフローチャートである。
【0042】
ステップS21では、通信部310がナビゲーション装置100から最新の料金情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定されると、ステップS22に移行し受信した最新料金情報に割引フラグが含まれているか否かを判定する。割引フラグが含まれていると判定すると、ステップS23に移行し、受信した最新料金情報に含まれている割引率情報に基づいて、正規の通行料金を演算し、ステップS24にて記憶部330(データベース)に格納し、本フローを終了する。
【0043】
図5は、上述したナビゲーション装置100が料金情報蓄積センタ300に対し、最新の通行料金情報を要求する信号を送信した場合のナビゲーション装置100の制御フローを示したフローチャートである。
【0044】
ステップS31としてナビゲーション装置100が要求信号を送信する。ステップS32にて、料金情報蓄積センタ300から新規の通行料金情報を受信したか否か判定し、受信したと判定すると、ステップS33に移行し、内蔵メディア101に更新、記憶し本フローを終了する。
【0045】
上述のように内蔵メディア101は書き込みが行える媒体である事が望ましい。従ってCD―ROMを初めとする書き込み不可の媒体では受信した当該情報を書き込む事が出来ないのでDVD―RAM、ハードディスクなどの媒体にて構成する事が望ましい。
【0046】
上述した構成と作用とにより、有料道路において、常に最新の状態に更新された通行料金情報を得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動通行料金情報更新システム400の構成を示した説明図である。
【図2】 ナビゲーション装置100の内部の概略構成図である。
【図3】 ナビゲーション装置100の料金情報の送信に関するフローチャートである。
【図4】 料金情報蓄積センタ300が受信した最新の料金情報を格納する制御に関するフローチャートである。
【図5】 ナビゲーション装置100が受信した最新の料金情報を格納する制御に関するフローチャートである。
【符号の説明】
1 道路地図データ部(記憶手段)
4 外部インターフェイス
5 表示装置
7 通信部(通信手段)
10 位置検出部
100 ナビゲーション装置(ナビゲーション手段)
100a 通信アンテナ
101 内蔵メディア(記憶手段)
110 ETC車載機(自動料金支払手段)
110a ETCアンテナ
200 車載機
300 通行料金情報蓄積センタ
400 通行料金情報収集システム
500 ETC路上機
Claims (6)
- 有料道路の通行料金情報を収集、蓄積するとともに、要求に応じてこの通行料金情報を外部に提供可能な料金情報蓄積施設と、
料金支払所において、通行料金の自動支払いを行う自動支払い手段を有し、前記通行料金の情報を表示する車載機とを備える通行料金情報収集システムであって、
前記車載機は、有料道路の当初通行料金情報が記憶された記憶手段と、
前記自動支払い手段が実際に支払った最新通行料金情報と、実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段が前記最新通行料金情報と前記当初通行料金情報とが異なると判定した場合に、少なくとも前記最新通行料金情報を前記料金情報蓄積施設まで送信する通信手段とを備える事を特徴とする通行料金情報収集システム。 - 前記車載機は、前記自動支払い手段が支払った前記通行料金が割引された通行料金であるか否かを判別する判別手段を備え、
前記通信手段は、前記判別手段が割引料金であると判別した場合、前記最新通行料金情報に対し、割引料金である事を示す判別情報を追加して前記料金情報蓄積施設まで送信する事を特徴とする請求項1に記載の通行料金情報収集システム。 - 前記料金情報蓄積施設は、前記判別情報が追加された形で前記最新通行料金情報を受信した場合、この最新通行料金情報を正規の料金情報に換算し蓄積する事を特徴とする請求項2に記載の通行料金情報収集システム。
- 前記料金情報蓄積施設は、割引料金を示す前記最新通行料金情報を前記正規の料金情報に換算する際は、前記車載器より実際に走行した前記走行区間の情報を受信し、この情報に基づいて換算を行う事を特徴とする請求項3に記載の通行料金情報収集システム。
- 前記料金情報蓄積施設は、前記車載器からの要求に応じて、内部に収集蓄積する最新の通行料金情報を送信し、前記記憶手段に更新記憶させる事を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通行料金情報収集システム。
- 料金支払所において通行料金の自動支払いを行う自動支払い手段と、
有料道路の当初通行料金情報が記憶された記憶手段を有し、車両が前記料金支払所に接近した時、実際に走行した有料道路の走行区間に基づいて前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報を表示するナビゲーション手段とを備え、
前記ナビゲーション手段は、有料道路の通行料金情報を収集、蓄積する料金情報蓄積施設から送信される通行料金情報を受信して、前記記憶手段に記憶される前記当初通行料金情報を更新するようにした車載案内装置であって、
前記ナビゲーション手段は、前記自動支払い手段が実際に支払った最新通行料金情報と、前記記憶手段より読み出された前記当初通行料金情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段が前記最新通行料金情報と、前記当初通行料金情報とが異なると判定した場合に、少なくとも前記最新通行料金情報を前記料金情報蓄積施設まで送信する通信手段とを備える事を特徴とする車載案内装置。
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