JP3903106B2 - 発光アレイユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料のサイドプリント等に用いられる発光アレイユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
感光材料の製造工程では、感光材料の側縁部に製造メーカー名、ISO感度等の各種情報を示す文字、記号、バーコードを潜像としてプリントするサイドプリント工程がある。この潜像は、感光材料の現像処理を行うことによって現れ、焼付処理を行う際に目視観察あるいは自動読み取り装置で読み取って利用することができる。
【0003】
サイドプリントを行うには、例えば特開平2−100043号公報に記載されたサイドプリント用ヘッド装置が公知である。このサイドプリント用ヘッド装置は、異なる波長の発光ダイオード(以下、LEDという)を配列した光源が、大径の光ファイバーの光入射面と対向して設けられている。光ファイバーの光出射面には、ファイバーカップリングによって複数の小径の光ファイバーバンドルが連結され、光源からの光が光ファイバーバンドルの光出射面から出射されるようになっている。
【0004】
光ファイバー内では光源である各LEDが発光した光を均一に混色し、光ファイバーバンドルで各画素の成形を行う。この光ファイバーバンドルの光出射面を感光材料の搬送方向と直交する方向に複数配置し、感光材料の搬送に同期させて順次各LEDを選択的に発光させ、縮小光学系を構成するレンズを介して感光材料の側縁部に文字、記号、バーコードの潜像をプリントする。
【0005】
また、特開昭58−219543号公報に記載されたサイドプリント用ヘッド装置では、感光材料と対向する位置に感光材料の搬送方向に対して直交する方向に複数のLEDを配列したLEDアレイが設けられている。LEDアレイを構成する各LEDは、潜像の1画素にそれぞれ対応している。各LEDはそれぞれLEDドライバに接続され、その配列位置に応じて選択的に駆動されて点灯する。その点灯パターンは、縮小光学系を構成するレンズを介して感光材料の側縁部で結像する。そして、感光材料の搬送に同期させて、順次各LEDを選択的に駆動することにより感光材料の側縁部に文字、記号、バーコードの潜像をプリントする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように光ファイバーを用いたサイドプリント用ヘッド装置では、光ファイバーバンドルで光量が大きく減衰する、装置の構造が複雑で設置スペースが大きく高価である等の問題があった。
【0007】
一方、LEDアレイを設けたものでは、隣接するLEDが発光した光が混合して各画素の光量ムラやパターン乱れ等が発生するという問題の他、LEDが密集して配されるため、LEDが設けられたプリント基板上の配線パターンの作成が難しくなるといった問題があった。逆にこのような問題の発生を防止するために各LEDの配列間隔を広げると、潜像の各画素間隔も広がりプリント品質が低下してしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためのものであり、プリント品質を低下させることなくプリント基板上の配線パターンの作成を容易にし、しかも発光制御が簡単な発光アレイユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、複数の発光素子が所定の間隔で1列に並べられた第1の発光素子アレイと、この第1の発光素子アレイの発光素子が並ぶ方向に複数の発光素子が所定の間隔で1列に並べられ、各発光素子が第1の発光素子アレイの隣接する発光素子の間に対面するように各発光素子の並ぶ方向にずらすように配された、または第1の発光素子アレイの隣接する発光素子の間に各発光素子の並ぶ方向と直交する方向にずらすように配された第2の発光素子アレイと、発光素子毎に設けられ、対応する発光素子に対面するように斜面が配され、入射した光を内部で反射して出力面に向かって折り曲げるとともに、各出力面が発光素子の並ぶ方向に1列に並べられた複数のプリズムと、各プリズムのそれぞれの間に設けられ、対応する発光素子からの光が他のプリズムに入射することを阻止する遮光手段とを備えたものである。
【0010】
請求項2記載の発明では、遮光手段を、プリズムの側面上に形成した遮光膜としたものであり、請求項3記載の発明では、遮光手段を、各プリズムの間に配した板状の遮光板としたものである。
【0011】
請求項記載の発明では、互いに一方の面を対面させた第1及び第2のアレイ基板を備え、第1の発光素子アレイを、各発光素子の発光面を第2のアレイ基板に向けて前記第1のアレイ基板に設け、第2の発光素子アレイを、各発光素子の発光面を第1のアレイ基板に向けて前記第2のアレイ基板に設けたものである。また、請求項5記載の発明では、各プリズムを、第1及び第2のアレイ基板によって挟持して保持したものである。
【0012】
請求項記載の発明では、第1,第2の発光素子アレイを、同じ基板上に設け、互い発光素子アレイが伸びる方向と直交する方向にずらして配したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、サイドプリント装置の要部を示す概略図の一例である。サイドプリント装置10は、サイドプリント用ヘッド11,コントローラ12,サクションドラム13,ロータリーエンコーダ14等から構成される。フイルム15に対向して配置されるサイドプリント用ヘッド11は、縮小光学系を構成するレンズ16と、前面に出力面17が1列に並べられたLEDアレイユニット18(図2参照)とからなる。
【0014】
発光アレイユニットとしてのLEDアレイユニット18は、任意の文字、記号、バーコード等のプリント情報をフイルム15の側縁部に潜像15aとして形成するための光を各出力面17から出力する。LEDアレイユニット18からの光は、レンズ16を介してフイルム15の側縁部に露光を与える。出力面17の1つ1つがフイルム15上に形成される潜像15aの1画素に対応し、LEDアレイユニット18からのライン状に整列された光で潜像15aを1ラインを記録する。
【0015】
フイルム15は、サクションドラム13に把持されて搬送される。フイルム15の搬送状態は、サクションドラム13に連結されたロータリーエンコーダ14により検出され、フイルム15が一定の長さだけ移動される毎にロータリーエンコーダ14から1つの回転パルスが出力される。回転パルスは、コントローラ12に送られ、このコントローラ12によってフイルム15の搬送に同期させてLEDアレイユニット18が駆動される。これにより、フイルム15に潜像15aを1ラインずつ記録する。
【0016】
図3に分解した状態で示すように、LEDアレイユニット18は、第1,第2アレイ基板21,22,シート部材23,24,プリズム25,26,遮光板27等から構成されている。第1アレイ基板21には、第1発光素子アレイ31が、第2アレイ基板22には、第2発光素子アレイ32が設けられている。
【0017】
図4に示すように、第1アレイ基板21上に設けられた第1発光素子アレイ31は、フイルム15の送り方向と直交するフイルム幅方向に沿って1列に並べられた複数のLEDチップ33からなる。各LEDチップ33は、その発光面33aから光を出力する。第1発光素子アレイ31の各LEDチップ33は、LEDチップ33の幅と同じ長さだけ互いに離されて配されている。端子部21aには、コントローラ12と接続するための複数の端子が形成されている。この端子部21aを介して各LEDチップ33とコントローラ12とが電気的に接続される。
【0018】
第2アレイ基板22の第2発光素子アレイ32は、第1発光素子アレイ31と同様に複数のLEDチップ33からなり、第2アレイ基板22には、各LEDチップ33とコントローラ12とを電気的に接続するための端子部22aが設けられている。この第2アレイ基板22は、第1アレイ基板21と同じものであり、LEDアレイユニット18を作成するためには1種類のアレイ基板を2枚作成すればよい。
【0019】
各アレイ基板21,22は、互いにLEDチップ側の面を対向させた状態でスペーサ35を挟んでネジ止めすることにより所定の間隔をあけて組み付けられる。このような状態で組み付けられたときに、一方のアレイ基板上のLEDチップ33が他方のアレイ基板上のLEDチップ33が並んだライン上でLEDチップ33が配置されていない部分に対面するように、LEDチップ33の配置が決められている。
【0020】
すなわち、各アレイ基板21,22を組み付けたときに、第1発光素子アレイ31のLEDチップ33と、第2発光素子アレイ32のLEDチップ33とは、互いにLEDチップ33の幅分だけLEDチップ33が並んだ方向にずらして配置される。また、一方のアレイ基板上のLEDチップ33が対面する他方のアレイ基板の部分には、動作確認用の検出窓36が設けられている。
【0021】
この例では、アレイ基板上のLEDチップ33の配置を工夫することにより、第1アレイ基板21と第2アレイ基板22とをLEDチップ33が並んだ方向にずらすことなく組み付けたときに、上記のように各発光素子アレイ間のLEDチップ33が互いにLEDチップ33の幅分だけすれるようにされているが、二枚のアレイ基板21,22をLEDチップ33が並んだ方向にずらして組み付けて、各発光素子アレイ間のLEDチップ33が互いにLEDチップ33の幅分だけすれるようにしてもよい。
【0022】
この例における各LEDチップ33としては、同色のものが使用され、例えば映画用カラーポジティブフイルムであればサウンドトラックに赤色を使用するため緑色又は青色のLEDチップ33が用いられ、映画用カラーネガティブフイルム及び写真用フイルムであれば橙色又は黄色のLEDチップ33が用いられ、レントゲン用フイルムであれば緑色又は青色のLEDチップ33が用いられる。
【0023】
図5に模式的に示すように、プリズム25,26としては、その入射面25a,26aに入射した光の光路を90度折り曲げて出力面17から射出する直角プリズムが用いられている。プリズム25とプリズム26は、配される姿勢が異なるだけで同じものである。
【0024】
プリズム25は、第1発光素子アレイ31の各LEDチップ33に対応して複数個設けられており、その入射面25aが第1発光素子アレイ31のLEDチップ33の発光面33aに対面し、出力面17がLEDアレイユニット18の前面側に向く姿勢で配される。一方のプリズム26は、第2発光素子アレイ32の各LEDチップ33に対応して複数個設けられており、その入射面26aが第2発光素子アレイ32のLEDチップ33の発光面33aに対面し、出力面17がLEDアレイユニット18の前面側に向く姿勢で配される。
【0025】
このようにプリズム25,26を配することによって、対向して配された第1発光素子アレイ31,第2発光素子アレイ32の各LEDチップ33からの出力される光は、それぞれ対応するプリズム25またはプリズム26の斜面25b,26bの内面側で光路が90度を折り曲げられて出力面17から射出される。各プリズム25,26の出力面17は、1列に整列されているので、各LEDチップ33からの光は、LEDアレイユニット18の前面から1列に整列されて出力される。
【0026】
各プリズム25,26の出力面17は、スリガラスのように表面が粗くされており、出力される光を拡散する。これにより、各LEDチップ33を光源として出力面17から出力される光を拡散させて各画素内の光量が均一になるようにする。
【0027】
各プリズム25,26の斜面25b,26bにはハーフミラー37がアルミ蒸着等によって形成されている。プリズム25,26には、LEDチップ33からの光が入射面25a,26aから入射して斜面25b,26bの内側で反射されるが、LEDチップ33が入射面25a,26aに接近して配されているため、斜面25b,26bに対するLEDチップ33からの光の入射角には幅がある。このため、入射した全ての光が斜面25b,26bの内側で全反射せずに一部が斜面25b,26bより外部に射出される。
【0028】
上記のように斜面25b,26bより射出される光量を減らして光量損失を小さく抑えるために斜面25b,26bに反射膜を設けるが、この反射膜をハーフミラー37とすることで、一部の光を透過させてその光をLEDチップ33の発光確認に用いている。
【0029】
遮光板27は、プリズム25とプリズム26との間に配される。この遮光板27は、隣り合うプリズムの一方に入射したLEDチップ33からの光が他方のプリズムに入射することを阻止し、各画素の光量ムラやドットパターン乱れ等の不具合が発生することを防止する。なお、図3では遮光板27の厚みを強調して描いてあるが、実際には厚みが2μm程度のものが用いられている。また、遮光板27を設ける代わりに、プリズム25,26の側面にアルミ蒸着等で遮光膜を形成してもよい。
【0030】
第1アレイ基板21の表面とプリズム25との間、及びアレイ基板22の表面とプリズム26との間には、適度な弾性を有したシート部材23,24が配されている。シート部材23は、第1アレイ基板21とLEDチップ33との段差分を補うアレイ基板21とプリズム25との間のスペーサとして、またシート部材24は、第2アレイ基板22とLEDチップ33との段差分を補うアレイ基板22とプリズム26との間のスペーサとして機能する。
【0031】
また、各シート部材23,24は、各アレイ基板21,22を組み付けた際に、アレイ基板とプリズムとの間で押圧されて弾性変形することにより、アレイ基板とプリズムとのそれぞれに密着しアレイ基板に対してプリズムが位置ずれしないように保持する保持機能をも持つ。なお、この例では、弾性を有した各シート部材23,24を用いることで、その両方に保持機能を持たせているが、一方のシート部材をスペーサのみの機能としてもよい。
【0032】
図5に示されるように、各プリズム25,26の斜面25b,26bは、各アレイ基板21,22に設けられた検出窓36を臨む位置に配される。各アレイ基板21,22の外側の面には、図2に示されるように、検出用基板40が装着される。検出用基板40には、フォトダイオードやフォトトランジスタ等からなる複数の受光センサ41が設けられている。各受光センサ41は、検出用基板40がアレイ基板21,22に装着されることにより、検出窓36を介して各プリズム25,26の斜面25b,26bを臨む位置に配される。
【0033】
受光センサ41は、光が入射すると光電信号を出力する。各受光センサ41からの光電信号はコントローラ12に送られる。コントローラ12は、各光電信号を監視することにより、LEDチップ33が正常に点灯しているかを調べる。なお、光電信号の大きさに基づいて、LEDチップ33が所定の光量を出力しているか否かを調べたり、LEDチップ33の出力が所定の光量となるようにフィードバック制御してもよい。
【0034】
コントローラ12は、フイルム15に露光するプリント情報が不図示の入力装置によって入力され、そのプリント情報をフイルム15に潜像15aとして形成するため、そのプリント情報に基づいて各LEDチップ33を選択的に駆動して発光させる。なお、各LEDチップ33の駆動電流及び発光時間は、フイルム15の感度とその搬送速度とに基づいて適宜決定される。
【0035】
次に、上記構成の作用について説明する。フイルム15の側縁部に潜像15aとして記録する文字、記号、バーコード等のプリント情報がコントローラ12に入力され、このコントローラ12によって入力されたプリント情報に基づいた各LEDチップ33の駆動パターンが作成される。
【0036】
この後に、サイドプリント装置10のプリント開始操作がなされ、フイルム15の搬送が開始されると、エンコーダ14からの回転パルスがコントローラ12に送られる。すると、コントローラ12は、回転パルスに基づいて検出されるフイルム15の搬送に同期させ、各LEDチップ33を先に作成した駆動パターンで選択的に駆動し発光させる。
【0037】
第1アレイ基板21上の各LEDチップ33から出力された光は、プリズム25の入射面25aから入射し、斜面25aで反射されて出力面17より出力される。一方、第2アレイ基板22上の各LEDチップ33から出力された光は、プリズム26の入射面26aから入射し、斜面26bで反射されて出力面17より出力される。
【0038】
結果として、各アレイ基板21、22上の各LEDチップ33からの光は、LEDアレイユニット18の前面に一列に並べられた各出力面17から射出され、レンズ16を透過してフイルム15の側縁部に1ラインを露光する。そして、フイルム15の搬送に同期して各LEDチップ33が選択的に駆動されるから、フイルム15の側縁部には1ラインずつプリント情報に応じた潜像15aが記録される。
【0039】
このときに各出力面17は、その表面がスリガラス状にされているから、各出力面17からの光は拡散され、また各プリズム25,26との間には遮光板27が配されているから、各画素の光量ムラやドットパターン乱れ等は発生しない。
【0040】
また、上記のように1ラインずつ潜像15aを記録している間には、各LEDチップ33から出力された光の一部がハーフミラー37を透過して、受光センサ41に受光される。これにより、LEDチップ33が正常に発光しているときには、それに対応する受光センサ41からは適当なレベルの光電信号が出力されるが、LEDチップ33が故障等で発光しないときには、駆動時おいても光電信号が出力されない。
【0041】
コントローラ12は、このような光電信号の変化を駆動タイミングに合わせて調べることにより、LEDチップ33が正常に発光しているか否かを監視し、発光に異常が検出された場合には、潜像15aを記録するためのシーケンスを中止し、外部インタフェースへ異常検出信号を送出する。この時外部インタフェースでの信号処理によりサクションドラム13の駆動が停止され、フイルム15の搬送が停止されるので、万一異常が検出されても不良製品を作り続けることがなく、フイルム15から異常部位を摘出することも容易である。
【0042】
上記のように対向した面に設けられた各LEDチップ33からの光をそれぞれプリズム25,26で90度折り曲げてライン状に出力するようにしているため、LEDアレイユニット18を小型なものとすることができる。また、各アレイ基板21,22上には、LEDチップ33が適当な間隔をあけて配されるので、LEDチップ33を駆動するための配線パターンの形成が容易である。
【0043】
さらに、このLEDアレイユニット18では、各LEDチップ33からの光路をプリズム25,26で一列に並べて射出するから、1ラインを露光するときに各LEDチップ33の発光タイミングをずらす必要がない。したがって、各LEDチップ33の発光制御が簡単である。
【0044】
図6に示す例は、赤色光を出力する赤色サイドプリント用ヘッド51、緑色光を出力する緑色サイドプリント用ヘッド52、青色光を出力する青色サイドプリント用ヘッド53をそれぞれフイルム15と対向して設けたものである。各サイドプリント用ヘッド51〜53は、レンズ16と、上記実施形態と同様なLEDアレイユニットとからなる。各サイドプリント用ヘッド51〜53から、それぞれ対応する色の光を出力するには、各種の手法を採用することができ、例えば赤色,緑色、青色を出力するLEDチップを用いたり、白色光を出力するLEDチップを用いて色フィルタにより白色光を対応する色光に変換する手法を用いてもよい。
【0045】
これによれば、各サイドプリント用ヘッド51〜53から照射された各色光は、フイルム15上で混色される。そして、各サイドプリント用ヘッド51〜53からの各色光の比率を変化させることで各種の色で潜像15aを形成することができる。
【0046】
上記図6に示される実施形態では、複数のサイドプリント用ヘッドからそれぞれ異なる色の光を照射してフイルム上で混色しているが、図7に示すように、サイドプリント用ヘッド55内で混色してもよい。この場合のサイドプリント用ヘッド55は、赤色光を出力するLEDアレイユニット56,緑色光を出力するLEDアレイユニット57,青色光を出力するLEDアレイユニット58と、赤色光を透過し緑色光を反射するダイクロイックミラー59,赤色光と緑色光を透過し青色光を反射するダイクロイックミラー60と、レンズ61とから構成される。
【0047】
緑色及び青色用のLEDアレイユニット57,58は、その光軸が赤色用のLEDアレイユニット56の光軸と直交する位置に設けられる。ダイクロイックミラー59,60は、緑色及び青色用のLEDアレイユニット57,58の光軸と赤色用のLEDアレイユニット56の光軸との交点にそれぞれ配置されている。これによれば、各色のLEDアレイユニット56〜58から光が出力されると、赤、緑、青の各色がサイドプリント用ヘッド55内で混色されレンズ61を介してフイルム15に照射される。
【0048】
なお、この例においては、ダイクロイックミラー59,60にピンホールを設けたり、ダイクロイックミラー59,60として各LEDアレイ装置57,58からの光の一部波長域を透過させるものを用いる等して、LEDアレイユニット57,58からの光の一部を透過させ、この光を受光センサで受光するようにしてもよい。また、赤色用のLEDアレイユニット56からの光をダイクロイックミラー等で光路を折り曲げる構成とすれば、赤色用のLEDアレイユニット56についても同様な手法で各LEDチップの発光を監視することもできる。もちろん、赤色光の光路を折り曲げる場合には、ダイクロイックミラーである必要はなく、例えばハーフミラーやピンホールを設けたミラーであってもよい。
【0049】
図8は、各LEDチップ62に赤色,緑色,青色の発光面62a〜62cを設けた例を示すものである。なお、LEDチップが異なる他は、最初の実施形態と同様であり、同じ部材には同一の符号を付してある。これよれば、各発光面62a〜62cから出力された光は、プリズム25,26で混色されて出力される。結果的に、各種の色で潜像15aを形成することができる。
【0050】
図9は、アレイ基板の一方の面に各LEDチップを千鳥状に配したLEDアレイユニットの例を示すものである。なお、以下に説明する他は、最初の実施形態と同様であり、実質的に同じ部材には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0051】
このLEDアレイユニットでは、アレイ基板70の一方の面に複数のLEDチップ33が2列に並べられて第1発光素子アレイ71,第2発光素子アレイ72が形成されている。第1発光素子アレイ71のLEDチップ33は、第2発光素子アレイ72のLEDチップ33に対して、LEDチップ33が並べられた方向にLEDチップ1個分だけずらして配されている。
【0052】
プリズム74は、その入射面74aが第1発光素子アレイ71のLEDチップ33に対向して配され、そのLEDチップ33からの光を折り曲げて出力面17から出力する。プリズム75は、その斜面から出力面17までの長さがプリズム74よりも短いものが用いられており、その入射面75aを第2発光素子アレイ72のLEDチップ33に対向して配され、出力面17がプリズム74のものと揃うようなっている。第2発光素子アレイ72のLEDチップ33からの光はプリズム75で折り曲げられて出力面17から出力される。
【0053】
このように構成することによって、アレイ基板70に千鳥状に配された各LEDチップ33からの光は、プリズム74,75によって光路が90度折り曲げられて1列に並んだ状態に変換されて出力される。プリズム74,75内の光路長の違いは無視できるものであるから、第1発光素子アレイ71のLEDチップ33と第2発光素子アレイ72のLEDチップ33との発光タイミングをずらす必要はない。なお、この例では、LEDチップ33を2列に配したが、3列以上に配してもよい。
【0054】
上記各実施形態では、発光素子としてLEDチップを用いているが、この他の発光素子を用いてもよい。また、プリズムを反射手段として用いているが、プリズムの他にミラー,ハーフミラ等を用いてもよい。さらに、発光アレイユニットをフイルムにサイドプリントする場合について説明したが、ライン状の光を利用して感光ドラムに1ラインずつ露光を行う光プリンタ等にも利用できる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、各発光素子を所定の方向に沿って所定のピッチで互いにずらして配置するように、発光素子が1列に並べられた発光素子アレイを複数列設け、また各発光素子アレイからの光を反射手段で折り曲げて1列に整列させて同一の方向に射出するようにしたから、露光する各画素間隔を十分に小さくしてプリント品質を高く維持したまま、発光素子の間隔を十分に確保してプリント基板上の配線パターンの作成を容易にでき、しかもLEDアレイユニット自体を小型化することができる。また、各発光素子の発光制御が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドプリント装置の要部を示す概略図である。
【図2】本発明を実施したLEDアレイユニットを示す斜視図である。
【図3】LEDアレイユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図4】アレイ基板を示す斜視図である。
【図5】LEDチップ,プリズム,受光センサの配置を模式的に示す説明図である。
【図6】3個のサイドプリント用ヘッドを用いて多色に露光する例を示すものである。
【図7】サイドプリント用ヘッド内に3色分のLEDアレイユニットを設けた例を示すものである。
【図8】1個のLEDチップに3色の発光面を設けた例を示すものである。
【図9】1枚のアレイ基板上にLEDチップを千鳥状に配した例を示すのである。
【符号の説明】
17 出力面0
18,56〜57 LEDアレイユニット
21,22,70 アレイ基板
25,26,74,75 プリズム
31,32,71,72 発光素子アレイ
33,62 LEDチップ
33 発光面

Claims (6)

  1. 複数の光をライン状に並べて出力する発光アレイユニットにおいて、
    複数の発光素子が所定の間隔で1列に並べられた第1の発光素子アレイと、この第1の発光素子アレイの発光素子が並ぶ方向に複数の発光素子が所定の間隔で1列に並べられ、各発光素子が第1の発光素子アレイの隣接する発光素子の間に対面するように各発光素子の並ぶ方向にずらすように配された、または第1の発光素子アレイの隣接する発光素子の間に各発光素子の並ぶ方向と直交する方向にずらすように配された第2の発光素子アレイと、発光素子毎に設けられ、対応する発光素子に対面するように斜面が配され、入射した光を内部で反射して出力面に向かって折り曲げるとともに、各出力面が発光素子の並ぶ方向に1列に並べられた複数のプリズムと、各プリズムのそれぞれの間に設けられ、対応する発光素子からの光が他のプリズムに入射することを阻止する遮光手段とを備えたことを特徴とする発光アレイユニット。
  2. 前記遮光手段は、プリズムの側面上に形成された遮光膜であることを特徴とする請求項1記載の発光アレイユニット。
  3. 前記遮光手段は、各プリズムの間に配された板状の遮光板であることを特徴とする請求項1記載の発光アレイユニット。
  4. 互いに一方の面を対面させた第1及び第2のアレイ基板を備え、前記第1の発光素子アレイは、各発光素子の発光面を第2のアレイ基板に向けて前記第1のアレイ基板に設けられ、第2の発光素子アレイは、各発光素子の発光面を第1のアレイ基板に向けて前記第2のアレイ基板に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発光アレイユニット。
  5. 前記各プリズムは、前記第1及び第2のアレイ基板によって挟持されて保持されていることを特徴とする請求項記載の発光アレイユニット。
  6. 前記第1,第2の発光素子アレイは、同じ基板上に設けられ、互い発光素子アレイが伸びる方向と直交する方向にずらして配されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の発光アレイユニット。
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